長沼層の員化石についてnh.kanagawa-museum.jp/.../pdf/nhr/09/nhr9_083_094jimbo.pdf神奈川自然誌資料...

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神奈川自然誌資料 ( 9): 83 94, Mar. 1988 長沼層の員化石について 神保幸則 MoluscanFossilsofthe Naganuma Formation, YokohamaCity Yukinori JIMBO はじ めに マニシキ ,カズウネイタヤガイ , トウキョウホタテガ 横浜市南部の戸塚区,栄区から鎌倉市及び膝沢市に イ,マガキなど 56 種である(表 1 )。その中でパイ , かけて分布する 中期更新世の長沼層は,貝類を 中心と ハイガイ ,マガキ等は下位の際岩層に密集して産出し した化石を多産す ること有名である。本地域は近年の た。これらの種類をみると ,ハイガイ ,マガキなど内 宅地造成が著しく,これまでに知られていた化石産地 湾の干潟に生息する極 と,セコボラ ,アズマニシキ, のほとんどが,失われてしまった。 カズウネイタヤガイなど浅海砂際底に生息する種が円 筆者は, これらの露頭が失われる以前に長沼屑を調 際と混り合って見られる。生息域を異にする貝類が混 査し ,多くの 地質 ・化石 資 料 を 収集すること ができ 合遺骸群集となっているこ とを示す。このような産状 た。そこで,これらの資料 を整理し公表することが貴 を示す中で,スダレモシオは下位か ら上位の層準まで 重であると考え ,本誌 8 号に長沼腐の地質について報 告した(神保,1987 )。今回は, 長沼層の貝類化石に ついて報告する。 なお,本論の写真図版に掲載した貝化石の第 1 標本 は神奈川県立博物館,第 2 標本は国立科学博物館,第 3 標本は筆者がそ れぞれ保管している。 長沼層の貝 化石の採集地点 と産出状態及び古環境 長沼層の貝化石採集地点は,図 l に示すように柏尾 川を挟んで長沼層の分布地域の東部から 5 ケ所( F1 F5 ),西日f l から 5 ケ所( F6 F 10 )の計10 ケ所で ある。各地点における 貝化石の産出層準は,図 2 の地 質柱状図に示す。そして10 地点から採集した貝化石と その産出頗度を表 1 にまとめた 。なお ,長沼周の岩相 については ,本誌 8 号(神保, 1987 )で詳しく述べたの で ,今回は簡単な記述にとどめる 。 東部地域 Fl:横浜市栄区長沼町久保〔図 2 の柱状図 7) J R 東海道線踏切脇に位置する西向きの高さ 2.5 m IOm の露頭である。 貝化石は下位の磯岩j 留から上位 の泥岩層へ数多く点在する。この地点で採集した貝化 石の主なものは,セコボラ, パイ, ハイガイ, アズ 1 長沼周貝化石の採集地点の位置図 × Fl FlO:貝化石の採集地点 83

Transcript of 長沼層の員化石についてnh.kanagawa-museum.jp/.../pdf/nhr/09/nhr9_083_094jimbo.pdf神奈川自然誌資料...

神奈川自然誌資料 ( 9) : 83~94, Mar. 1988

長 沼 層 の 員 化 石について

神保幸則

Molluscan Fossils of the Naganuma Formation, Yokohama City

Yukinori JIMBO

はじめに マニシキ,カズウネイタヤガイ , トウキョウホタテガ

横浜市南部の戸塚区,栄区から鎌倉市及び膝沢市に イ,マガキなど 56種である(表 1)。その中でパイ ,

かけて分布する中期更新世の長沼層は,貝類を中心と ハイガイ ,マガキ等は下位の際岩層に密集して産出し

した化石を多産すること有名である。本地域は近年の た。これらの種類をみると,ハイガイ ,マガキなど内

宅地造成が著しく,これまでに知られていた化石産地 湾の干潟に生息する極と,セコボラ,アズマニシキ,

のほとんどが,失われてしまった。 カズウネイタヤガイなど浅海砂際底に生息する種が円

筆者は, これらの露頭が失われる以前に長沼屑を調 際と混り合って見られる。生息域を異にする貝類が混

査し,多くの 地質 ・化石資料を収集することができ 合遺骸群集となっているこ とを示す。このような産状

た。そこで,これらの資料を整理し公表することが貴 を示す中で,スダレモシオは下位から上位の層準まで

重であると考え,本誌8号に長沼腐の地質について報

告した(神保,1987)。今回は,長沼層の貝類化石に

ついて報告する。

なお,本論の写真図版に掲載した貝化石の第 1標本

は神奈川県立博物館,第 2標本は国立科学博物館,第

3標本は筆者がそれぞれ保管している。

長沼層の貝化石の採集地点と産出状態及び古環境

長沼層の貝化石採集地点は,図 lに示すように柏尾

川を挟んで長沼層の分布地域の東部から 5ケ所(F 1

~F 5),西日flから 5ケ所(F6~F 10)の計10ケ所で

ある。各地点における貝化石の産出層準は,図 2の地

質柱状図に示す。そして10地点から採集した貝化石と

その産出頗度を表 1にまとめた。なお,長沼周の岩相

については,本誌8号(神保, 1987)で詳しく述べたの

で,今回は簡単な記述にとどめる。

東部地域

Fl:横浜市栄区長沼町久保 〔図 2の柱状図 7)

J R東海道線踏切脇に位置する西向きの高さ 2.5m

幅IOmの露頭である。 貝化石は下位の磯岩j留から上位

の泥岩層へ数多く点在する。この地点で採集した貝化

石の主なものは, セコボラ, パイ, ハイガイ, アズ

図1 長沼周貝化石の採集地点の位置図

×Fl~FlO:貝化石の採集地点

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産出し,しかも左右両殻の合さった個体が多い。本種

は浅海砂質底に生息する貝であり,その産状から見て

現地性lJH貨をしたものと考えられる。このような状況

から本地点の環境を大担に推定すると,はじめは干潟

に生息する員類の殻が礁と一緒に運び込まれる沿岸の

環境となっていたが,その後水深が大きい浅海の環境

へ変化していったと考えられる。ミナミヤト

F2:横浜市栄区飯島町南谷 〈図 2の柱状図 9)

飯島町から田谷町へ至る市道にかかる JR根岸線ガ

ードから北へsomの地点でふある。本地点の露頭は鉄道

工事に伴い出現した。貝化石は青灰色の泥岩居中に豊

富に点在していた。しかし工事のため十分に採集でき

ず16種を採取したにとどまった。主なものは, セコ

ボラ,パイ,カズウネイタヤガイ,ヒメカガミ, トリ

ガイ等である。これらの種は浅海の泥底に広く生息す

ることても知られ, 岩相から推定される貝類の極構成と

産出した貝化石の極構成がほぼ一致する。ナミヤト

F3:横浜市栄区飯島町南谷西方 (図 2の柱状図9〕

木地点はJR東海道飯島跨線橋の北東 250mの地点

にあった北向きの大きな露頭をさす。 貝化石は青灰色

無層lffiの泥岩居中に豊富に点在していた。化石は長沼

層の中部の泥岩居中に介在するスコリアの薄庖から約

5m下位の層準より採集されたものである。保存の良

女子なセコポラ,カズウネイタヤガイ,スダレモシオ,

ウチムラサキなど 41種を採取した。本地点の貝化石

も,F2地点のものと同様に浅海砂泥底に生息する種

が多く,良く似た環境にあったことを示唆する。

F4:横浜市栄区飯島町員殻坂南方 (図2の柱状図8〕

県道戸塚 大船線と飯島から本郷台への道路との三

叉路の南西50mにあった露頭である。現在はコソレフ練

習場とな っている。貝化石は泥岩層に挟まれるスコリ

アの薄層の下位約 5mの層準から採取し,青灰色泥岩

層中に豊富に点在していたρ 貝化石の保存は極めて良

女子で\ハナムシロ,ヨコヤマミミエガイ,カズウネイ

タヤガイ ,マノレシオガマ,ハナガイ,ズングリアゲマ

キなどである。44程が採取できた。 ズングリアゲマ

キ, ヨコヤマミミエガイは両殺の合さった個体が多く

見られた。稀にカズウネイタヤガイも両殻が合さった

個体が見られた。木地点の貝化石群も前述の F2,F3

地点と良く似た極梢成を示し,同様な環境となってい

たのであろう。

F5:横浜市栄区長沼町豊田小学校前 (図 2の柱状図

5〕

木地点で観察できた長沼層は,下位より青灰色砂質

泥岩庖,砂磯岩層であった。これは長沼層の中で最上

部のJ¥!i準になる。貝化石はその泥岩居中に保存良好な

ものがi,"!:富に産出したが,砂i深岩層中には含まれてい

なかった。 明らかになった種はキサゴ,エゾタマガ

イ,コロモガイ ,モミジボラ,マメウラシマ, トリガ

イなど72種である。その中では小型の巻貝が多い。ま

た, F2~F 4地点で明らかになった貝化石鮮とその

内容においてやや異なり ,キサゴ,エゾタマガイなど

沿岸の砂底に生息する種で特徴づけられる。本地点の

環境がこれまでの地点に比べてやや浅い沿岸域の状況

となっていったことを示唆する。

西部地域

F6:横浜市栄区田谷町 (図 2の柱状図16〕

田谷H汀にある田谷洞窟の南西約 300mの閣に面した

大きな露頭である。採取した貝化石は泥岩層に挟まれ

るスコリア層下位約 3mの層準のものである。貝化石

はやや灰色の泥岩層中にまんべんなく豊富に産出する

が,他の採取地点よりやや水平に層を成す傾向が見ら

れた。ここではオオキララガイ,ズングリアゲマキ,

ヨコヤマミミ エガイなど両殻の合さった個体が多く見

られた。これらの種を含め25種が採取できた。本地点

はスコリア層の鎚屑からみて F2, F 3地点とほぼ同

じ層準に対比される。産出した貝化石の極構成はオオ

キララガイの多いことを除けば良く似たものとなって

いる。オオキララガイの生息環境を重要視して環境を

推定すると,木地点がF2, F 3地点より やや水深の

大きいところであったらしい。

F7:藤沢市峰の下 (図2の柱状図28〕

本地点の長沼層は下位より粗粒砂岩層,#lU~理の泥

岩層となっていた。採取した貝化石は下位の粗粒砂岩

層からである。 しかし,他の採取地点と比べると員化

石の保存状態は悪く,また産出量も少なかった。主な

ものはオキシジミ ,ヒ メシラ トリなど 9種類しか採取

できなかった。これらの種は内湾の湾奥部の干潟に普

通に見られる種であり ,本士山点を特徴づけている よう

に見える。 F1~F Gまでの地点で見られた浅海ない

し沿岸砂泥底に生息する種が少ないか,ほとんど見ら

れないことに注目される。本士山点はこれまでの各地点、

と臭って,より内湾環境ーの場所に位置していたといえ

る。

FS:藤沢市高谷 (図 2の柱状図28)

F 7地点と同一造成地内でF7地点より北に位置し

た露頭であった。スコリアの薄層より約sm上方の層

準にあたる。岩層は青灰色泥岩層で貝化石が豊富に点

~9

在していた。エゾタマガイ ,セコポラ,タマキガイ ,

カズウネイタヤガイ ,スダレモシオ,フ ミガイなど27

極が採取できた。このよう な木地点の種構成は,東部

地域のF3, F 4,西部地域のF6と良く似たものと

してとらえることができる。浅海の砂質底の環境が広

く,長期にわたって存在していたことを示す。

F9:藤沢市渡内 (図 2の柱状図2同

県道藤沢一大船線の渡内切通しの南側山腹ても東に向

いた露頭である。 上位に重なる界風ケ浦層との坑界線

直下の泥岩層〔茶色のやや砂質の泥岩層〉には化石は

産出せず,それより約 3m下位の青灰色泥岩層に貝化

石は豊富に産出した。本地点では,コロモガイ ,ムカ

ドツノガイ,ヤカ ドツノ ガイ,ヒメカガミなと14種が

採取できた。その種構成を見ると西部地域のFlO地点

を除けば,東部地域と同じよ うな浅海砂泥底の環境に

あっても詳しくみると各地点により 若干の違いがあ

り,それによって生息する貝類も異っていたと考えら

れる。

FlO: i篠沢市柄沢 (天岳院下〕(図 2の柱状図27〕

本地点の~頭も宅地造成工事に伴い出現した。界風

ケ浦層との境界面直下の砂岩層には化石は乏しく ,そ

の下位の青灰色の砂質泥岩層に貝化石が虫;富に合まれ

ていた。主なものは,エゾタマガイ,セコポラ,キタ

ノツノガイ,タマキガイ ,カズウネイタヤガイ ,スダ

レモシオ,フミガイなど55種が採取できた。その穣構

成はF3, F 4地点と良く似ていて浅海砂質底に生息

する種が多L、。本地点を含めて広い範囲にわたって,

比較的安定した浅海の環境であったことを物語ってい

る。

以上10地点における貝化石の産状と採集された貝化

石から,推定される各地点ごとの古環境の一端が明ら

混っている混合群集, i泥岩層は浅海性種でト占められる

ことが判った。

長沼層の貝化石が示す特徴

表 1に示すように F1~FlO地点から巻貝68種,角

只2程,二枚貝64種, 合計 134種類の貝化石が採取で

きた。 長沼層から採取した 134種の貝類はトウキョウ

ホタテガイ,カズワネイタヤガイなど数種類の絶滅種

を除けば, すべて現生種から成る。その中で,ヤツシ

ロガイ ,ハナムシ ロ,コロモガイ ,ハイガイ ,ハナガ

イ,ズングリアゲマキなどの暖流系種は40積を越え,

寒流系種はニパヒメシャジク,ミ ヤタクチナワマンジ

のわずか 2種にすぎない。従って, 長沼層の貝化石は

圧倒的に暖流系種で占められる。長沼腐は[愛流の洗う

浅海で形成されたことを示す。

次に,マメウラシマ,マガキ,ハイガイ,トリガイ,

オキ シジミ ,ヒメシラト リなど内湾に生息する種は,

東部地域に多く ,西部地域では少なL、0 !f!f'にFl地点

で多産するハイガイは磯岩部分に密集して産出した。

殻の保存状態と共産程からみて,礁と共に流されてき

てi1Jf1{したものであり ,近くに干潟の発達する入江が

あったことを予想することができる。

東部地域ではヨコヤマミミ エガイ,カズウネイタヤ

ガイ,スダレガイ,ズングリアゲマキなど浅海の潮間

帯から水深20~30mまでに生息する種が多いが,西部

地域では, セコボラ, スグウネトクサ, クダタマガ

イ,キタノフネガイ ,クロダユキパネガイ ,フミガイ

など前者よりやや深い海に生息、できる極が加わってい

る。長沼層の11£積当時の海は東部から西方へ向うに従

い,水深の大き くなる浅海であったと言えよう。

かになった。 まとめにかえて

次に各地点の長沼層における層準的な位置を確かめ 1. 長沼層から巻貝68種,角員 2種,二枚貝64種の

てみる。 Fl~FlOの10地点は図 2で明らかなように, 合計 134種の貝化石を採取した。代表的な種は,セコ

長沼層の中では基底際岩層とその上に重なる泥岩層の ボラ, ハナムシロ, コロモガイ, カズウネイタヤガ

2層準に合まれ,最上部の砂磯岩層には全く入ってい イ, トウキョウホタテガイ,スダレガイ, ズングリア

なかった。すなわち,基底磯岩居中からのものはF1 ゲマキなどである。

とF7の2地点であり ,他の8地点はすべて泥岩層中 2. 134磁の中で,ヤツシロガイ,ハナムシロ,コ

のものである。その泥岩層の中でも,中部層準に挟在 ロモガイ ,ハイガイ ,ズングリ アゲマキなど暖流系種

するスコ リアj習の鍵層から数m下位の層準のもの(F が約40種と圧倒的に多く ,寒流系種はニパヒメシヤジ

3, F4, F6〕と泥岩層の最上部の層準のもの〔F5, ク, ミヤタクチナワマンジ の2種にすき。ない。従っ

F9, FlO)が著しく,長沼層の土佐積環境を知る上で て,長沼層のijt積した海は暖流の影響下にあったもの

重要となった。各層準にみられる貝化石の特徴は基底 と考えられる。

機岩層からは内湾の干潟に生息する種と浅海性極とが 3. ;長沼層は東部地域てもIj: "7'ガキ,ハイガイ,ハマ

~6

グリ,ヒメ シラ トリなど内湾の潮間帯に生息する種と 館j鉱山家徳先生,さらに平素から種々お教えいただい

セコ ボラ,ハナムシロ,コロモガイ ,ト ウキョウホタ ている斎藤報恩会自然史博物館尾崎 問先生,元埼玉

テガイ などの浅海に生息する種が混って産出した。東 大学新井重三先生に,厚く御礼申し上げます。

部から西部に向うに従い, セコボラ, スグウネトク

サ,クダタマガイ ,クロダユキパネガイ ,フミガイな 文 献

ど,やや深い海にも生息できる種が加わる。これらか 神保幸則,1987.長沼層の地質について.神奈川自然

ら長沼層の堆積した海は,東部では内湾的な環境がー 誌資料,(8): 13-21.

部にあ り, 西部に向うにつれて, 徐々に水深が大きく O u MA, K, 1973. Revision of Matajiro YOKOYAMA’s

なっていった浅海であった考えられる。 Type mollusca from the Tertiary and Qu-

a ternary of the Kanta area. Palaeo, Soc.。f謝辞: ;本論を まとめるにあたり,種々ご教示いただ

いた神奈川県立|専物館松島義章専門学芸員,平田大二

学芸員,また,終始ご助言をいただいた国立科学博物

Jap. Special papers, (17).

(東京都江戸川区東篠崎2-31-318)

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表 l 長沼層産貝化石リストと産出頻度

産出頒度: M 多産,C 普通, R 稀;}[

写真資料:論文末90~94頁の写真図版長沼屈の貝化石〔1〕~(5〕lこj和、た標本の採集地点を示す。

表 lの種名番号は写真図版に対応する。

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28. ムギガイ ilitcella bidoda (GOULD)

ii. burchacdi 〔DUNKER)

Siphooalia. •odifical.a. (REEVE) Baby!ooia japooic a〔REEVE)NassadU> ceelalus〔ADAMS(A.〕〕Fusinus pecplexLI> (ADA盟S(A.))。Ii'e! la japonica (STEARNS) PILSBRY

29. コウダカマツムゾ

30. セコボラ

31. J、イ

32. ハナム二ノロ

33.ナガニゾ

34. ホタルブfイ

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