工学部 地球環境課程 2011. 04 · 03. 04 化学・生命系学科1/3. ... 化学応用ep...

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2010 教育人間科学部 地球環境課程 化学分野 2010 工学部 物質工学科 2011. 04 理工学部 化学・生命系学科

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2010教育人間科学部地球環境課程化学分野

2010工学部

物質工学科 2011. 04理工学部

化学・生命系学科

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理工学部 化学・生命系学科

自然の真理追究・ものづくり・エネルギー・環境・安全・生命に関心を抱き、自然科学を真摯に学ぼうとする熱意とそれに相応しい素養を持ち、豊かな21 世紀における人間社会の構築を目指したいと考えている人を求めます。向学心に燃え、また発想が豊かで柔軟性のある応用力を発揮できる人を求めます。

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平成23年4月、横浜国立大学工学部物質工学科と教育人間科学部地球環境課程の化学分野が協力して、理工学部 化学・生命系学科をスタートさせます。

工学部物質工学科

教育人間科学部地球環境課程

化学コース

物質のシステムとデザインコース

バイオコース

化学分野

環境生態学・地球科学分野

理工学部化学・生命系学科

化学教育プログラム

化学応用教育プログラム

バイオ教育プログラム 建築都市・環境系学科

地球生態学教育プログラム

※このパンフレットでは、教育プログラムをEPと呼びます。

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• 化学EP・化学応用EP:一括して入試を行います。募集人員147名 平成23年度入試の変更点(旧物質工学科化学コース・物質のシステムとデザインコースと比較)

募集人員が増えます(135名→147名)

– 一般入試前期日程 40名→55名、後期日程 61名→70名、推薦入試 21名→22名– AO入試(13名)が廃止されます。

センター試験の理科の選択肢が増えます(化学Ⅰ+(物理Ⅰまたは生物Ⅰ)→物理Ⅰ・化学Ⅰ・生物Ⅰから2科目)。

それ以外の入試科目の変更はありません。

2年次の始めに、本人の志望と1年次の成績によりどちらかのEPに配属されます。

• バイオEP:単独で入試を行います。募集人員28名 平成23年度入試の変更点(旧物質工学科バイオコースと比較)

募集人員が増えます(25名→28名)

– 一般入試前期日程 0名→0名、後期日程 19名→22名、推薦入試 4名→6名– AO入試(2名)が廃止されます。

センター試験の理科の選択肢が増えます(生物Ⅰ+(物理Ⅰまたは化学Ⅰ)→物理Ⅰ・化学Ⅰ・生物Ⅰから2科目)。

それ以外の入試科目の変更はありません。

• 化学EPとバイオEP、化学応用EPとバイオEPの間では、2年次の開始時に、ある定められた人数に限り所属EPを変更することができます(転EP制度)。

• 化学EPでは、教育内容を選ぶことにより工学または理学の学位を選択できます。

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化学・生命系学科 1/3

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教養教育科目基盤的理工科目語学 など

1年次 2~3年次 4年次

卒業研究

卒業研究

化学EP専門科目(講義・演習・実験)

化学応用EP専門科目(講義・演習・実験)

●理学的・工学的な基礎学力を習得することで技術者としての素養を身につけ、 最先端の科学技術を学びます。●1年次は両EP共通の基盤的理工教育を行い、2年次より専門的な教育を開始します。(2年次にどちらかのEPに所属します)

化学EP 及び 化学応用EP

バイオEP●少人数のきめ細やかな授業で、生物学、化学、情報科学の融合を図ります。

●生物学の広範な領域を学ぶことで、実践的な知識と実験技術及び情報科学的解析能力を養います。(教養教育科目、基盤的理工科目、語学等に加え、1年次から専門的な教育を開始します)

化学・生命系学科 3EP 学びのシステム

化学・生命系学科 2/3

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化学EP

バイオEP

化学・生命系学科 3EP 教員組織と担当科目

化学・生命系学科 3/3

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化学応用EP

教授: 浅見真年(有機合成デザイン) 跡部真人(高分子化学Ⅱ) 上田一義(化学熱力学) 窪田好浩(触媒化学基礎論)小林憲正(分析化学Ⅲ) 榊原和久(物理有機化学) 鈴木和也(固体物性化学) 内藤 晶(構造生命化学) 八木幹雄(量子化学)横山 泰(有機化学Ⅰ) 渡邉正義(物質科学) 准教授: 大山俊幸(高分子化学Ⅰ) 佐藤浩太(構造化学) 關 金一(反応速度論B)多々見純一(無機材料化学) 獨古 薫(電気化学B) 本田 清(有機合成化学) 松本真哉(結晶学) 湊 盟(有機金属化学)山口佳隆(錯体化学) 横山幸男(分析化学ⅡB) 講師: 迫村 勝(界面化学B) 助教: 生方 俊(機能有機化学)脇原 徹(無機化学Ⅱ) 特別研究教員: 金子竹男(化学・生命基礎実験Ⅰ) 菊地あづさ(化学・生命基礎実験Ⅱ)小久保尚(化学・生命基礎実験Ⅱ) 星野雄二郎(化学・生命基礎実験Ⅱ) 細田尚也(化学・生命基礎実験Ⅱ)禅 知明(化学・生命基礎実験Ⅱ) 綿貫竜太(化学・生命基礎実験Ⅱ) 研究教員: 大林 由美子(化学・生命基礎実験Ⅰ)川村 出(化学・生命基礎実験Ⅱ)

教授: 伊藤公紀(物理化学Ⅱ) 大谷英雄(物理化学Ⅰ) 大矢 勝(界面化学A) 奥山邦人(熱流体工学) 上ノ山周(物理化学Ⅲ)羽深 等(無機化学Ⅰ) 藤江幸一(環境管理学) 三宅淳巳(安全・環境化学) 准教授: 雨宮 隆(非線形化学) 荒牧賢治(物質科学)岡 泰資(化学安全工学) 岡崎慎司(計測) 笠井尚哉(工業力学) 亀屋隆志(環境工学Ⅱ) 熊崎美枝子(エネルギー安全工学)澁谷忠弘(材料力学B) 高橋宏治(材料力学A) 中村一穂(基礎化学工学) 仁志和彦(化学工学Ⅰ) 松宮正彦(応用電気化学)光島重徳(電気化学A) 森 昌司(応用熱力学) 吉武英昭(化学熱力学A) 講師: 相原雅彦(反応工学)横山 隆(化学応用EP演習Ⅰ) 助教: 金井俊光(化学応用EP演習Ⅲ) 松澤幸一(化学エネルギー論)特別研究教員: 伊藤大輔(化学応用EP実験Ⅰ) 新田見匡(化学応用EP実験Ⅰ) 三角隆太(化学応用EP実験Ⅱ)研究教員: 中島啓光(化学応用EP実験Ⅱ) 助手: 田中美香子(化学応用EP実験Ⅱ)

教授: 栗原靖之(分子生物学) 小泉淳一(生物工学Ⅱ) 平塚和之(植物分子生理学) 渡邉昌俊(医工学)准教授: 尾形信一(遺伝子工学) 武田 穣(生物工学Ⅰ) 助教: 鈴木 敦(発生生物学)特別研究教員: 鈴木市郎(生命科学研究方法論)

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豊かな人間社会を構築・発展させていくために必要な「化学」を基本として、現代社会を支える高付加価値・高機能性の有機化合物、無機化合物、高分子化合物、生体関連分子、超分子などの設計・合成・解析、また、それらの新しい物性評価法、理論的解析法、化学分析法などの開発・応用など、多岐の分野における先端的な研究教育を行います。

化学EP

豊かな人間社会の構築と発展のために

化 学からのアプローチ

有機化合物 高分子化合物

生体関連分子 超分子

物性評価 理論的解析

無機化合物 化学分析

量子化学

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プラスチックの微細加工(450倍拡大図)タンパク質の

構造と働きの関係の解明

色素が働く太陽電池光応答性自動変色色素

コンピューターケミストリー

有機分子を認識して取り込む無機材料

化学EPの研究内容紹介 (1)

不斉炭素が薬と毒を仕分ける

溶液

結晶化の方法で色が異なる機能色素

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化学EP 3/3

宇宙における生物起源の探索分子を取り込んだ分子の構造解析と応用

オゾン層破壊メカニズムの解明

医薬品や香料の新規合成法の開発新たな金属触媒の創製

光の化学的有効利用法の開発

直径1μmの空孔をもつチューブ状無機結晶 材料

カーボンナノチューブを含む高強度セラミックス

化学EPの研究内容紹介 (2)

励起状態

励起状態

光化学反応 蛍光

光化学反応 光吸収 りん光

基底状態

光化学の基礎過程

CO NH3 H2O

複雑な有機物 L-アミノ酸

(宇宙線) (中性子星) (海洋)

陽子線照射

円偏光照射

加水分解

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化学応用EP化学の基本知識を応用し、物理を活用して、

高度な化学反応プロセスや先端材料、新エネルギー材料の開発、実践的な安全管理や環境創出といった未来社会への課題解決に貢献できる

技術者研究者を目指す人材の育成を行います。

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化学応用EP 2/3

高温体

含水多孔質

水蒸気

熱による物体の浮上現象

CTスキャンによる化学反応装置内の計測

高温型燃料電池固体高分子形燃料電池

化学応用EP では

多彩かつ学際的な研究を展開します。

火災の進行過程の研究材料安全性評価のためのコンピュータシミュレーション

ミクロからメソレベルにおける機能性物質のデザイン

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化学応用EP 3/3

化学反応による材料欠陥の自己治癒

マイクロエマルション(機能性界面活性剤の研究)低温で形成したSiC薄膜の表面

(次世代半導体の研究)

ClF3中に噴出したSiH4の発火(爆発性ガスの安全の研究)

最適ルートの算出最適ルートの算出最適ルートの算出

危険性化学物質の輸送に関するリスクアセスメント

高温型温度センサーの開発環境調和型溶媒(イオン液体)からの

レアメタル回収

Pr Nd Sm

開放系の化学振動現象

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化学・生命系学科 バイオEPは,基礎生物学とゲノムサイエンスを

はじめとする現代生物学の成果に基づいて,

健康的で安全な社会の実現を目指す

ライフサイエンス関連諸産業の技術者や

バイオサイエンス関連の研究者として

羽ばたく人材の育成を目指しています。

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バイオEP 2/3

バイオEPの研究活動

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バイオEPでは,

ヒト・動物,植物,微生物を対象に,

分子・細胞から個体,生態系のレベルまで

生物の幅広いスケールを網羅して,

医療・物質生産・デバイス・素材・環境など

さまざまなバイオサイエンス分野における

研究を行います。

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最後まで見て頂き、ありがとうございました。新たな「理工学部 化学・生命系学科」の特徴がおわかり頂けましたでしょうか。

工学部物質工学科に、教育人間科学部の地球環境課程の化学系の教員が加わって、平成23年度から理学と工学を融合した化学・生命系の教育・研究を行います。

理学と工学が融合する現代。理学的センスをもった工学技術者、工学的センスをもった理系研究者、これからはそのような、様々な局面に対応できるEngineerとScientistが必要とされます。

横浜国立大学理工学部 化学・生命系学科で、新時代の理工系の化学・生命系の学問の真髄を究めてみませんか?

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参考:工学部物質工学科のHP http://www.bsk.ynu.ac.jp