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Microsoft Office 業務に役立つ！活用術PowerPoint 2013　見栄えの良い発表・説明資料の作成

（医療）

Microsoft Office 業務に役立つ！活用術

M

目次患者さまへの説明資料を見栄えよく作成する.............................................................1

Lesson1．スライドデザインを設定する................................................................1 テーマの設定とバリエーションの変更..........................................................1 スライドの背景の変更................................................................................3

Lesson2．段落書式を活用する.............................................................................5 段落番号の設定..........................................................................................5 行間隔の設定.............................................................................................5

Lesson3．SmartArt を活用する...........................................................................6 インデントの設定......................................................................................6 SmartArt に変換.......................................................................................7 SmartArt のスタイルの変更.......................................................................7

Lesson4．スクリーンショットや Excel グラフを活用する......................................9 スクリーンショットの取り込み...................................................................9 Excel で作成したグラフの活用..................................................................10

Lesson5．写真や図形を活用する........................................................................12 画像（写真）の挿入と編集........................................................................12 図形の作成と編集.....................................................................................13

Office Web Apps を利用する................................................................................18Lesson6．PowerPoint Web App を利用する.......................................................18

Microsoft Office 業務に役立つ！活用術M

患者さまへの説明資料を見栄えよく作成する

院内の会議や学会での発表に使用するプレゼン資料の作成には、PowerPoint を活用しま

す。PowerPoint 2013 には、洗練されたデザインや、図や図形の編集機能が数多く用意

されています。

＜完成例＞

Lesson1．スライドデザインを設定する

Office 2007 から採用された「テーマ」は、「色」、「フォント」、「図形の効果」を

セットにして名前を付けたもので、PowerPoint だけでなく、Word や Excel でも同じ

テーマを設定することができます。複数のアプリケーションで同じテーマを設定したド

キュメントを作成すると、素早く統一感のあるデザインにすることができます。

また、PowerPoint 2013 には、各テーマに配色の組み合わせを変更した「バリエーショ

ン」が用意されています。

テーマの設定とバリエーションの変更

・テーマの「視差」を設定します

・バリエーションを変更します

① ［デザイン］タブの［テーマ］から「視

差」をクリックします。

※ 各テーマをポイントすると、スライドペイ

ンのスライドにプレビューされ、設定前に

確認することができます。

［デザイン］タブの［テーマ］グループと［バリエーション］グループ

1


② 「視差」の［バリエーション］にある右か

ら 2 つ目のバリエーションをクリックしま

す。

※ テーマと同様に、各バリエーションをポイ

ントすると、スライドペインのスライドに

プレビューされます。

設定したデザインによっては、フォントサイズやプレースホルダーの配置などが自動調

整されるので、各スライドを確認して適宜調整することが大切です。

Skill UP：配色をカスタマイズするテーマに設定されている色の組み合わせを変更したり、プレゼン資料の内容に沿っ

た独自の組み合わせの配色を設定することができます。

設定されている配色の[テキスト/背景：淡色 2]をテーマの色の「アクア、アクセン

ト 5、白＋基本色 80%」に変更し、「かかりつけ医用」と名前を付けます。

① ［デザイン］タブの［バリエーション］の

［その他］　　をクリックします。

② ［配色］をポイントし、［色のカスタマイ

ズ］をクリックします。

③ ［新しい配色パターンの作成］ダイアログ

ボックスの［テキスト/背景：淡色 2］の▼

をクリックし、テーマの色の「アクア、ア

クセント 5、白＋基本色 80%」をクリック

します。

④ ［名前］ボックスに「かかりつけ医用」と

入力し、［保存］をクリックします。

⑤ [テキスト/背景：淡色 2]が適用されている

2


色が変更されたことを確認します。

作成した「かかりつけ医用」の配色は、［デザ

イン］タブの［バリエーション］の［その他］

をクリックし、［配色］をポイントすると表示

されます。

作成したユーザー定義の配色は、 Word や

Excel でも活用できます。

Skill UP：スライドのサイズを変更する最近のスクリーンには、ワイド画面が増えています。PowerPoint 2013 では、新規

作成する際のスライドの縦横比（アスペクト比）は、既定で 16：9（ワイド画面）

に設定されています。

既存のプレゼン資料（既定は 4:3）も、スライドのサイズを簡単に変更することがで

きます。また、ワイド画面のプレゼン資料に従来のサイズのスライドを挿入すると、

自動的にサイズが変更されます。

作成中のスライドのサイズをワイド画面用に変更しましょう。

① ［デザイン］タブの［スライドのサイズ］

を

クリックします。

② ［ワイド画面］をクリックします。

③ スライドのサイズが変更されたことを確認

します。

スライドの背景の変更

・タイトルスライドの背景にテクスチャと透明度を設定します

① スライド 1 を選択します。

② ［デザイン］タブの［背景の書式設定］を


③ ［背景の書式設定］作業ウィンドウが表示

されます。

［○○の書式設定］作業ウィンドウは 2013 か

らの機能です

④ ［塗りつぶし］の［塗りつぶし（図または

テクスチャ）］をクリックします。

3


⑤ ［図の挿入元］の［テクスチャ］のボタン

　　　をクリックします。

⑥ 一覧から任意のテクスチャを選択します。

⑦ スライド 1 の背景に選択したテクスチャが

設定されたことを確認します。

※ すべてのスライドに反映させるときは、

［背景の書式設定］作業ウィンドウの左下

にある［すべてに適用］をクリックしま

す。

※ 設定されている背景を解除したい場合は、

［背景の書式設定］作業ウィンドウの左下

にある［背景のリセット］をクリックしま

す。

⑧ [透明度]を調整します。

⑨ ［背景の書式設定］作業ウィンドウの

［閉じる］ボタン　　をクリックし、

作業ウィンドウを閉じます。

4


Lesson2．段落書式を活用する

Word の段落書式と同様に、効果的に設定すると、プレースホルダーに入力されている文

章を読みやすくすることができます。

段落番号の設定

・スライド 4 の箇条書きを段落番号に変更します。


② 箇条書きが設定されている行を範囲選択

します。

③ ［ホーム］タブの［段落番号］の▼ をク

リックし、任意の段落番号をクリックしま

す。

④ 選択した箇条書きを段落番号に変更するこ

とができました。

行間隔の設定

・スライド２と 4 の行間隔を変更します。

① スライド 4 の段落番号が設定されている行

を選択します。

② ［ホーム］タブの［行間］をクリックし、

任意の行間をクリックします。

③ 行間隔を調整することができました。

④ スライド 2 も同様に行います。

Lesson3．SmartArt を活用する

Office 2007 から搭載された SmartArt は、簡単な操作で情報を図式化できる機能です。

5


「リスト」、「手順」、「循環」などのさまざまな図表が用意されています。

PowerPoint では、プレースホルダーに入力されている箇条書きを SmartArt に変換する

ことができるので、入院手続きの手順や、治療方法の説明などわかりやすく図解すると

きなどに使用すると効果的です。

SmartArt の種類によっては、箇条書きのレベルを上手に活用することも可能です。

インデントの設定

・スライド 3 の以下の箇条書きのレベルを 1 レベル下げるために、インデントを増

やします


② 「患者さま…」から「ちょっとした…」の

箇条書きを範囲選択します。

③ ［Ctrl］キーを押さえながら「入院や…」

と「比較的、…」から「病気以外…」の箇

条書きを範囲選択します。

④ ［ホーム］タブの［インデントを増やす］

を


⑤ 選択した箇条書きのレベルが下がりまし

た。

6


SmartArt に変換

・スライド 3 の箇条書きを「縦方向箇条書きリスト」の SmartArt に変換します

① スライド 3 の箇条書きのプレースホルダー

内にカーソルを移動します。

② ［ホーム］タブの［SmartArt に変換］を

クリックし、［縦方向箇条書きリスト］を


※一覧に目的のものがない場合は、[その

他の SmartArt グラフィック]をクリックし

ます。

③ 箇条書きが SmartArt に変換されました。

SmartArt のスタイルの変更

・SmartArt のスタイルを変更します

① スライド 3 の SmartArt の枠上をクリック

します。

② ［デザイン］タブの［SmartArt のスタイ

ル］の［その他］　　をクリックし、任意

のスタイルを選択します。

※ ［色の変更］　　　をクリックし、色を変

更することもできます。

7


Skill UP：SmartArt をテキストに変換するPowerPoint 2010 から作成済みの SmartArt を箇条書きに変換することができるよう

になりました。

スライド 7 の SmartArt を箇条書きに変換しましょう。

① スライド 7 を選択し、SmartArt の枠上を


② ［デザイン］タブの［変換］をクリックし

ます。

③ ［テキストに変換］をクリックします。

④ SmartArt が箇条書きに変換されました。

テキストに変換は 2010 からの新機能です。

8


Lesson4．スクリーンショットや Excel グラフを活用する

作成済みのファイルの画面やブラウザーに表示された画面、Excel で作成済みのグラフな

ど、過去に作成した情報を活用することで、間違いのない資料を効率的に作成すること

ができます。

スクリーンショットの取り込み

・スライド 8 に「かかりつけ医一覧.xlsx」の「中央区」シートの表をスクリーン

ショットで取り込みます。

① 「かかりつけ医一覧.xlsx」を開き、「中

央区」シートを表示します。

※ フォルダーを開いているときは閉じます。

② タスクバーで「かかりつけ医のすす

め.pptx」に切り替え、スライド 8 を選択

します。

③ ［挿入］タブの［スクリーンショット］を

クリックし、［画面の領域］をクリックし

ます。

④ 画面が「かかりつけ医一覧.xlsx」に切り

替わり、画面が白くなってマウスポインタ

が＋に変わります。

⑤ 表の部分をドラッグして選択します。

⑥ 選択した表（画面の領域）がスライド 8 に

貼り付きました。

スクリーンショットは、2010 からの新機能で

す。

⑦ タイトルと重ならないように表を移動し、

ドラッグ

9


右下のハンドルにマウスポインタを移動

し、ドラッグしてサイズを調整します。

※画像（表）をドラッグするとスマートガイド

が表示され、適切な位置を示してくれます。

スマートガイドは 2013 からの新機能です。

⑧ 「かかりつけ医一覧.xlsx」を閉じます。

Excel で作成したグラフの活用

・スライド 6 に「診療待ち時間.xlsx」のグラフをコピーして貼り付けます。

① 「診療待ち時間.xlsx」を開きます。

② グラフ内のグラフエリアをクリックして選

択し、［ホーム］タブの［コピー］をク

リックします。

③ タスクバーで「かかりつけ医のすす

め.pptx」に切り替え、スライド 6 を選択

します。

④ ［ホーム］タブの［貼り付け］をクリック

します。

⑤ Excel で作成したグラフがスライド 6 に貼

り付きました。

⑥ タイトルと重ならないようにグラフを移動

し、右下のハンドルにマウスポインタを移

動し、ドラッグして任意のサイズに拡大し

ます。

⑦ 「診療待ち時間.xlsx」を閉じます。

ドラッグ

10


貼り付けたグラフは、既定では［貼り付け先のテーマを使用しデータをリンク］にな

ります。貼り付け方法を変更するときは、貼り付け直後に表示される［貼り付けのオ

プション］

　　　　　をクリックして表示されるボタン（下図）を使って変更できます。

ドラッグ

11


Lesson5．写真や図形を活用する

デジカメで撮影した建築物の写真をスライドに挿入して、イメージしやすいスライドに

することができます。

また、図形描画によってスライドの内容をよりわかりやすく図解することができます。

画像（写真）の挿入と編集

・スライド 1 に「病院.jpg」の写真を挿入し、配置を変更します。

・挿入した写真の色を明るくし、スタイルとアート効果を適用します。


② ［挿入］タブの［画像］をクリックしま

す。

③ 「病院.jpg」を選択し、［挿入］をクリッ

クします。

④ 挿入した画像（写真）をドラッグし、スラ

イドの右下に配置します。

⑤ 画像（写真）を選択し、［図］ツールの

［書式］タブの［図のスタイル］から任意

のスタイルをクリックします。

図のスタイルは 2007 からの新機能です。

⑥ ［書式］タブの［修整］をクリックし、任

意の明るさ/コントラストをクリックしま

す。

ドラッグ

12


修整は 2010 からの新機能です。

⑦ ［書式］タブの［アート効果］をクリック

し、任意のアート効果をクリックします。

アート効果は 2010 からの新機能です。

⑧ 画像（写真）にスタイルとアート効果が設

定されました。

図形の作成と編集

・スライド 5 に以下の完成例を参考に図形を描画し、配置を整えます。


② ［挿入］タブの［図形］をクリックし、

13


［円/楕円］をクリックします。

③ スライドの左側に左上から右下に[Shift]キーを押しながらドラッグして図形を描画

します。

※ [Shift]キーを押しながら描画すると、真円

になります。

④ 左図を参考に［二等辺三角形］を描画しま

す。

⑤ 描画した[二等辺三角形]を[真円]にドラッ

グして重ねます。

※ 複数の図形や画像がある場合、図形をド

ラッグするとスマートガイドが表示され、

適切な位置や間隔を示してくれます。

スマートガイドは 2013 からの新機能です。

⑥ 2 つの図形を選択します。2 つ目の図形を

[Shift] キーを押しながらクリックしま

す。

⑦ [書式]タブの[図形の結合]をクリックし、

[接合]をクリックします。

⑧ 2 つの図形を結合させることができます。

ドラッグ

14


図形の結合は２０１３からの新機能です。

⑨ 左図を参考に[右矢印]と[角丸四角形]を描画します。

⑩ [角丸四角形]をガイドを使用してスライド

中央にドラッグします。

⑪ [右矢印]の間隔をガイドを使用して調整

します。

⑫ [右矢印]を[Ctrl]キーを押しながらドラッ

グしてコピーします。

⑬ [角丸四角形]も同様に調整します。

⑭ 図形に文字を入力します。右側の図形をク

15


リックし、「患者さん」と入力します。

⑮ [ホーム]タブの[文字列の方向]をクリック

し、[縦書き]をクリックします。

⑯ 縦書きになります。

⑰ 左図を参考にほかの図形にも文字を入力し

ます。

16


Skill UP：スポイトの活用病院のロゴに使用されている色を設定したいときなどは、スポイト機能を使用する

と便利です。

ロゴの色を作成した図形に適用しましょう。

① スライド 5 の「かかりつけ医」の図形を選

択し、［書式］タブの［図形の塗りつぶ

し］をクリックし、［スポイト］をク

リックします。

② マウスポインタがスポイトの形になったこ

と確認し、ロゴの赤色の位置でクリックし

ます。

※ 画像の色の上にスポイトを移動すると、色

のプレビューを RGB値が表示されます。

スポイトは 2013 からの機能です。

③ ロゴの色が図形に適用されます。

17


Office Web Apps を利用する

SharePoint と合わせてご利用される場合は、SharePoint Online のチームサイトや、ク

ラウドストレージ OneDrive for Business※ に保存されたドキュメントを Web ブラウ

ザーで作成、表示、編集できる、Office Web Apps を利用することができます。Office Web Apps には、Word、Excel、PowerPoint、OneNote があります。

Office Web Apps を利用するには、Office 365 にサインインし、ファイルをオンライン

に保存します。

※OneDrive for Business は、法人・団体向けに、管理者による一元管理が可能なクラウドス

トレージサービスを提供します。

Lesson6．PowerPoint Web App を利用する

① Office 365 にサインインします。

② Office 365 のポータル画面が表示されます。

③ 画面右上のメニューから OneDrive を選択します。

18


④ 保存されている PowerPoint ファイルを選択します。

⑤ Word Web App が表示されます。

⑥ ［プレゼンテーションの編集］タブより［PowerPoint Web App で編集］を選択しま

す。

19


⑦ Microsoft PowerPoint Web App が表示されます。

⑧ 文字の入力、リボンのコマンドなどを利用して編集します。

Skill UP：PowerPoint Web App のリボンPowerPoint Web App で利用できる機能は以下のとおりです。

［ホーム］タブ

［挿入］タブ

［デザイン］タブ

20


［アニメーション］タブ

［画面切り替え］タブ

［表示］タブ

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