マーケティング論 広告論 · 01;マーケティングとは何か(要素と戦略、広告との関係) 02;製品とターゲット戦略(消費者インサイト分析と絞込み)
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日本航空業界のマーケティング戦略
4230 ゆりか
2017/09/23
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目次企業概要 (ANA, JAL)
ANAのマーケティング戦略
JALのマーケティング戦略
独自の視点による比較
格安航空会社(LCC)について
主な格安航空会社(LCC)
まとめ
参考文献2
企業概要 (1)(2)
全日本空輸株式会社
代表取締役社長 平子裕志
設立 1952年 12月27日
資本金 250億円
ANAホールディングス株式会社の子会社で、国内線乗客数において日本最大。世界最大の航空アライアンスであるスターアライアンスに加盟。
日本航空株式会社
代表取締役社長 植木義晴
設立 1953年10月1日 (創業1951年8月1日)
資本金 1,813億52百万円
日本航空株式会社法が1953年に施行されてから1987年に廃止されるまで日本のフラッグ・キャリアであった。世界を代表するエアラインが結集したワンワールドに加盟。
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ANAのマーケティング戦略 (2)(10)
目標はグローバルマーケットで
評価される航空会社!
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• エアラインスターランキングで最高評価の5スターを4年連続で獲得。
• あらゆる需要層をターゲットとし、FSC, LCCの両ブランドの訴求力を高め、エアライン事業領域の拡大を通じて安定した収益基盤の確立を目指す。
• 業務提携や中距離LCCマーケットへの進出等により、アジア市場での新たな成長領域を開拓する。
ex)実際に今まで直行便のなかった東南アジアや、メキシコ(カンクン)に新規路線の拡大をしている。http://www.ana.co.jp/group/about-us/strategy/
JALのマーケティング戦略 (2)
目標は世界一の顧客満足!
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• お客さまに世界一の「安全性」「定時性」「快適性」「利便性」を提供することで、世界一の顧客満足を目指し、再利用意向と他者推奨意向を高め、収益を上げて社会に貢献していくという戦略をとっている。
• 価格だけでなく、品質に価値を感じてもらえるサービスを提供することが売り上げにつながり、LCCとの差別化にも。
• 国際線の777型機すべてに「ひとクラス上の最高品質」をテーマとするSKY
SUITE仕様の座席を展開。http://www.hitachisystems.com/report/suggestion/ux/ima
ge/ux_chikara04_zu02.png
独自の視点による比較 (1) (2) (10)
マイレージ
*ANAカードの利用で提携カード会社のポイントが貯まり、そのまま随時ANAマイルに移行することが可能。また、入会時とカード更新時に無条件でボーナスマイルが入る。
*JALカードの利用でJALマイルが直接貯まる。また、毎年初回搭乗マイルとなっており、獲得にはフライト搭乗が必要条件となっている。
ネットワーク
*ANAは国内131路線、毎日1054便を運航。国際線もアジア方面を中心に、世界42都市を結んでいる。成田・羽田のデュアルハブの強化を推進しており65路線、週1142便にのぼる。
*JALは国内127路線と、国内線の利用客はANAに次いで2位。国際線も自社便だけで、海外40都市に就航し、アライアンス加盟会社とも幅広くコードシェアを行う。
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LCCについて (3) (6) (9)
・LCCとは、ローコストキャリア(Low-Cost Carrier)の略称であり、
格安航空会社のことを示す。
・効率化の向上によって低い運航費用を実現し、低価格かつサービスが
簡素化された航空輸送サービスを提供する航空会社である。
・Point to Point (2地点間運航)に限定した中短距離・多頻度運航が多いのが特徴。
◎LCCのメリット
運賃がとにかく安い (⇒大手航空会社と比較すると2-5割安いと言われている。)
時限的なセールがある
片道でも安価な料金で購入できる
◎LCCのデメリット
機内食、飲み物、毛布、エンターテイメントなど機内サービスが有料
欠航時の保証がない、遅延が多い、フライトキャンセルが多い
シートピッチが狭い 7
主な格安航空会社(LCC) (4)(5)
ピーチ・アビエーション
ANAホールディングスを筆頭株主に持ち、関西国際空港を拠点とする。桃色と紫色の中間色のフーシア色を基調にしたデザインが特徴的。
バニラ・エア
2011年にエアアジア・ジャパン株式会社として設立。2012年に就航し、2013年10月26日をもってすべての便の運航を一時休止。同年11月1日に商号をバニラ・エア株式会社に変更したのち、12月20日から運航を再開。
ジェットスター・ジャパン
日本を拠点とするジェットスター・ジャパンは、豪カンタスグループ、日本航空株式会社、三菱商事株式会社などが出資。グループ全体で、アジア太平洋地域の60都市以上に週4,000便以上を運航。
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まとめ (7) (8) (9)
LCCが日本市場に出回ったことによって、
顧客獲得競争は今まで以上に激化することとなった。
一方で、今まであまり空路を利用してこなかった人たちが用途に応じて飛行機を利用するようになり、顧客拡大を見込めるようにもなった。
2020年には東京オリンピックを控えており、今後も訪日外国人が増えてくることが予想される。それに伴い、利用者が目的に合わせて航空会社を選択できるよう、機内サービスや、ネットワーク拡充など、二大航空会社、LCC共にそれぞれ特徴のある戦略に今後も期待したい。
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参考文献
1. http://www.ana.co.jp/group/ 参照日 2017/09/21
2. https://www.jal.com/ja/ 参照日 2017/09/21
3. https://ja.wikipedia.org/ 参照日 2017/09/21
4. http://www.flypeach.com/pc/jp 参照日 2017/06/21
5. https://www.vanilla-air.com/jp/ 参照日 2017/06/21
6. http://www.ena.travel/ena/support/lcc_notice.html/ 参照日 2017/09/21
7. http://www.soratabi.com/travel-column/111/ 参照日 2017/09/21
8. JAL, ANAは格安航空会社に勝てるのか 中央公論 杉浦一郎 2011.03
9. 間違いだらけのLCC選び 草思社 杉浦一機 2014.05.22
10. 航空産業入門 東洋経済新報社 ANA総合研究所 2017.5
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