Kyoto Bar

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Handouts for Kyoto Bar Association's Symposium for Establishing a Court-Branch for Southern Kyoto AreaFormat: PDFLanguage: JAPANESE

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Page 1: Kyoto Bar

樫村志郎/ 2009.9.26/京都弁護士会シンポジウム‘/けいはんなホール

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全国 釜石市% %

都道府県や市区町村の法律相談 8.5 18.8都道府県や市区町村の担当部署(法律相談をのぞく) 11.5 4.7労働基準監督署・税務署・保健所など 5.6 6.3警察 35.3 34.4民生委員・人権擁護委員・保護司 2.1 4.7消費生活センター 12.6 20.3関連する業界団体や業者 7.4 7.8保険会社 15.5 6.3政党・政治家 0.4 1.6労働組合 1 1.6農業委員会・農業協同組合 1.2 0.0社会福祉協議会 0.8 3.1宗教団体 0.0 0.0NPO(民間非営利組織)・NGO(非政府組織)・ボランティア団体 1.6 1.6弁護士会や法律扶助協会の法律相談 3.3 0.0弁護士・弁護士事務所 13.8 10.9司法書士 2.3 1.6行政書士・税理士・社会保険労務士 1.6 0.0各種の仲裁機関(日本商事仲裁協会、建設工事紛争審査会など) 0.6 0.0裁判所での相談 3.1 3.1その他の相談機関や専門家 1.7 3.1学校 (* 集計時に追加したカテゴリー) 1.2 0.0住民組織 (* 集計時に追加したカテゴリー) 1.6 0.0医師・病院 (* 集計時に追加したカテゴリー) 1.6 1.6介護専門家 (* 集計時に追加したカテゴリー) 0.6 0.0その他の司法機関 (* 集計時に追加したカテゴリー) 0.4 0.0合計 100.0 100.0

%重大な問題ではなかった 29 .7時間がとられる 12 .4なんとなく気が進まなかった 12相手との関係を損ないたくなかった 8.5できることが何も思いつかなかった 7.4自分の側に、法律上の根拠がないと思った 6.7お金がかかる 2 .8世間体が悪いと思った 2.8相手が正しいと思った 1.4家族や知人から反対された 0その他の理由 38 .9合計 100

表2:トラブル経験者が「何もしなかった」理由(全国)

表1:トラブル経験者の相談先ー全国と司法過疎地(釜石市)の比較

調査時期と方法:全国(2006年3~5月),釜石市(2006年8~10月),いずれも訪問面接法/有効回答者数:全国=515名、釜石=67名(調査時点までの5年間に一定の潜在的に法的なトラブルを経験した人数)/樫村志郎編『法使用行動調査基本集計書』(2008年),(佐藤岩夫「地域の法律問題と相談者ネットワーク」社会科学研究59巻3・4号(2008年)より作成)

東京・大阪

その他の政令指定市

市(20万人以上)

市(20万人未満)

町村0

2

4

6

8

10

12

警察

弁護士

自治体法律相談

消費生活センター

司法書士

% グラフ1:居住地別相談先

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樫村志郎/ 2009.9.26/京都弁護士会シンポジウム‘/けいはんなホール

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グラフ3:地域における相談機関の利用の組み合わせ

ケーススタディ(市(20万人未満)/遺産をめぐる争い/管轄の簡裁・地家裁支部所在都市まで電車で50分/市内に弁護士なし/電車で40分の隣の管轄区の都市(弁護士5名)で依頼)

(回答者1=相続人)高校の同級生の司法書士に何か弁護士ば紹介してくれって言うたんですよ。・・でも私が頼むと決まってから、弁護士に頼む前に、私はもうしたくないって、頼みたくなくなったんですよね。というのが、長女とどうも何か昔からの確執みたいなもんがあるわけです。あるような感じがしたから、こんな恨みに巻き込まれてたまるもんかと思ってから、私はせんとかなんとか言うたけど、最終的にあんたが引いたらますますその(次女=相手方)夫婦がのさばるとかなんとか言うもんがおるし、そういうこともあって、うん、やっぱりしようかなと思った。私はそんなトラブルよりももらわん方がいいって思うちょったから、貧乏やけど。しようことなしに○○さん(弁護士)に最終的に頼んだんですよ。おかげでうまくいきました。ただ弁護士費用がかかったから、それだけ配分は、もくろんだ費用分、配分は、弁護士費用は取られましたけど、まあよかったと思います。・・(回答者2=妻)確執がいろいろ、お姉さん2人同士がね。そういう中になったから、弁護士さんにもそんなのは一応言うには言うたけども、さらっとは言うても、何かやっぱり部分的なことしか聞こえないけんね。だからそれをさらっと受けられたという感じ。でもそれはいたし方ないこと・・・なんですよね。だって全部知ってらっしゃるわけじゃないし、数字に出せるわけでもないから。だから今みたいなこういう話の会話の中で、すうっとスムーズにいってた感じよね。でもこっちに、いや、もうちょっと何か弁護士さんやったら私たちの味方にっていうか、考えをあれされてもいいんじゃないかなと思ったけど、やっぱり仕事上でしょうね、余分なこと言われんですよね。私たちは何も知らんから、質問事項も何だかわからん。ただふだん、普通に考えての疑問だけですよね。何であんまり説明さっさらんだろうかとか、1時間行っても何か聞き役で、そうまで私たちの質問わからない、何ていうの、私たちなりの質問でも、ああそうですねって、うんうんとか、そういう感じじゃなかったもんね。

グラフ2:居住地/仕事場から相談機関・専門家までの所要時間(全国)

第1回目の相談機関

第2回目の相談機関

最後の相談機関

0

10

20

30

40

50

60

30分未満30分~1時間未満1時間~2時間未満2時間以上

%