商工会活動報告(青年部編2) - maebashi-cci.or.jp€¦ ·...
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富士見商工会からのお知らせ
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前橋市富士見町小暮104ー
1
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富士見商工会
今月は、3月号に引き続き、富士見商工会青年部の活動について報告をしたいと思います。
商工会活動報告(青年部編 2)
去る 6 月 15 日(木)前橋テルサにて「第48 回商工会青年女性経営者の主張大会」が行われました。今回は中部ブロック(富士見商工会・前橋東部商工会・群馬伊勢崎商工会・玉村町商工会で構成)を代表して富士見商工会青年部の武藤大輔副部長が発表しました。青年部活動に参加して成長した体験談を約 10 分間にわたり、熱く語りました。常に堂々と語りながらも、時には笑いを誘ったりして緩急をつけながら雄弁に語り、来場者を引きつけました。結果は、群馬県商工会連合会長賞を受賞でしたが、ありのままの実体験を熱く語る姿はかっこよかったです。
■第 48 回商工会青年女性経営者の主張大会にて 群馬県商工会連合会長賞を受賞
7 月 2 日(日)に玉村町総合運動公園にて平成 29年度中部ブロック商工会青年部野球大会が開催されました。
この大会は、中部ブロック内の各商工会青年部4 チーム(富士見商工会・前橋東部商工会・群馬伊勢崎商工会・玉村町商工会)がトーナメント形式で試合を行い、優勝した青年部が県大会に出場する地区大会です。(群馬伊勢崎商工会は前回県大会で準優勝を修めたため、シード権により本県大会の出場権取得済)
1 回戦は前橋東部商工会青年部に 9 対 2 で勝利しました。群馬伊勢崎商工会青年部と玉村町商工会青年部の試合は群馬伊勢崎商工会が勝利したので、その時点で富士見商工会青年部の県大会出場が決定しました。消化試合となりましたが、決勝戦の富士見商工会と群馬伊勢崎商工会の試合は、会場の時間の都合により 1 回裏の終了時点まで行い、0 対 0 でした。今度は 8 月 23 日(水)の県大会に出場します。会場は前橋市の桃ノ木川グランド(旧産業人スポーツセンター)です。
大活躍の富士見商工会青年部ですが、今後益々頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします。以上活動報告でした。
■平成 29 年度中部ブロック商工会青年部野球大会
県大会に出場する富士見商工会青年部員たち
青年部について熱く語る武藤副部長
前橋東部商工会からのお知らせ
21 Vol.9
前橋市鼻毛石町1426ー
1
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八雲ののんのさま ―前橋市粕川町室沢―
粕川町室沢は江戸時代に日光への道、「日光裏街
道」の宿場として賑わいました。
日光裏街道は、例れい
幣へ い し
使街かいどう
道の五料宿から分かれ、
駒形、大胡、室沢を経て板橋から神梅に抜け、ここ
で銅あかがね
山街道に合流し足尾へ、峠を越えて日光に入る
道です。日光への脇街道の一つでした。
室沢地内の道筋は、大胡宿から旧宮城村を通って
粕川の協和橋を渡り室沢宿に入りました。橋を渡っ
てすぐ左折し、集落を北進し、さらに右折し東進す
ると南北に走る道に当ります。そこを左折して北上
すると正面に全徳寺があります。この間が宿場の中
心です。寺の門前で道は分岐します。右の道を寺に
沿って進むと八雲神社があります。神社の脇を進み、
東進すると板橋に至ります。
全徳寺の門前に達磨形の石の庚申塔があります。
その台石に「右、日光。左、三夜沢、湯沢」と道標
が刻まれています。右は日光道。左は三夜沢赤城神
社と湯之沢温泉道です。
室沢宿の面影は、道に沿って両側に並ぶ家並と立
派な石垣に僅かに残っています。また、本家、桐屋、
叶屋、熊野屋、煙草屋、中だななどの屋号の家が
旅は た ご
籠や茶屋や商あきない
売を営んでいたという伝承が宿場の
ようすを語ってくれます。
「八雲ののんのさま
気があらい
室沢の若衆にゃ手
を出すな 雨情」
この短い詩は室沢地
区の鎮守八雲神社の
神様を詠んだもので
す。雨うじょう
情は有名な詩
人です。大正末から
昭和の初めに「船頭
小唄」「波は ぶ
浮の港」「か
れすすき」などの民
謡や、「十五夜お月
さん」「七つの子」「雨
降りお月さん」など
の童謡があります。
今でも愛唱されています。
このような著名な詩人野口雨情が室沢の八雲神社
の神様の詩を大正十四年 (1925) 八月に作っていま
す。
雨情はこの年粕川町月田の東寿寺の住職の青柳興こう
敬けい
和尚に招かれて東寿寺に来ました。青柳和尚は
「花か め い
明」という号で沢山の童謡を残した童謡詩人で
す。雨情とは詩を通して深い交友がありました。
雨情は花明和尚の案内で月田、室沢の地をめぐり、
各所で即興で詩を詠んでいます。
「八雲ののんのさま」もその折の詩で、雨情直筆の
短冊が東寿寺に収蔵されています。
雨情に「気のあらい」といわれた八雲神社の祭神
は素すさのおのみこと
盞嗚命という神様です。この神様は古事記や日
本書紀という古い歴史書の神話の中に登場する神様
です。伊勢神宮のご祭神天あまてらすおおみかみ
照大御神さまの弟神です
が、若い時は、父神の言うことは聞かない、お姉さ
まの天照大御神さまには仕事の邪魔や困らせるなど
の乱暴するなど気の荒い乱暴な方だったので、神様
の国高たかまのはら
天原から追放されました。
追放された命は出雲の国へ降りてきます。出雲の
国では村人たちを困らせる「八や ま た
俣の大お ろ ち
蛇」を退治す
るなど出雲地方の人々を守る元気で勇気のある神様
として信仰されます。
素盞嗚命は京都の八坂神社の主祭神です。祇園祭
はこの神社の祭です。室沢の八雲神社は八坂神社の
神様を勧請したのではないかと思います。
雨情は、神話の乱暴で気性の荒い神のイメージを
八雲神社の神さまに重ねているのではないかと思い
ます。
八雲神社の祭日は昔は七月と十月でした。今は四
月十九日と十月十九日の春秋です。秋祭は子供が祭
の主役となるので、参加しやすいように十九日の直
前の日曜日になりました。今年は十月十五日の日曜
日です。祭は午前中に村の諸役の方が参加して神事
を。午後に子供御み こ し
輿が元気に地域を巡行し、境内の
土俵で子供相撲が奉納され、村中の人々が声援を送
ります。以前は大人相撲があり賑やかな祭でした。
村の若衆も元気だったのでしょう。
宿の景観
社殿
神社と旧道
元粕川中学校長
堀口英三