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はじめに

ちょっと下品なタイトルで始まるこの本ですが、内容の半分は僕の著書である「テトラポッドに札束を」の原稿を流用しています。

「テトラポッドに札束を」の第2章・第3章の部分を掲載しているので、もし続きが気になる場合は、Amazonで「テトラポッドに札束を」をご購入ください。

もちろん、ただ単に僕の著書をコピペしただけではなく、2017年1月現在の僕の考えや状況も書き加えていますので、「テトラポッドに札束を」を読んだことがある人もご安心ください。

僕は2005年からインターネットビジネスの世界に入り、それから12年間ずっと第一線で活躍し続けてきました。

この本のタイトルもあるように、「1億円」と

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いう数字を17歳の時から1度も下回ったことはなく、逆に毎年右肩上がりに増やし続けているので、今では「1」どころではなくなっています。

普通に考えて「17歳で1億円」も「12年連続」も中々現実にはありえない事実だと思います。

では具体的にどうやって僕はお金を稼いできたのか?そして今現在はどうやってお金を稼いでいて、これから何をしていこうと考えているのか?

これについて今から具体的に書いていこうと思います。

「これまでやってきたこと」に関しては、「テトラポッドに札束を」引用で、「これからやること」に関してはこの本のために書き下ろしました。。

では、じっくりと読み進めてください。 Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �3

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「テトラポッドに札束を」第二章16歳で起こった転機。はじめてのビジネス

ここで少し、僕の過去の話しをしたいと思います。

僕は16歳で「インターネットビジネス」というものを知り、17歳の頃には年商1億円を超えるビジネスを構築することに成功していました。

しかし16歳でネットビジネスに出会うまでは、僕の人生は暗闇に覆われていたので す・・・

さらに話しは遡りますが、僕は高知県の片田舎で釣り道具の製造業を営む家庭に生まれました。

1988年2月24日。丁度、昭和最後の年です。

そして12歳の頃までは、自分でいうのも恥ず

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かしいですが、悪ガキとして地元では名を馳せていました。

男4人兄弟の末っ子だったこともあり、他の兄弟に色々と教えられて、ませていたという理由もあります。

運動神経は良い方だったので、中学に入学してすぐにバスケットボール部に入部し、1年生では唯一、練習試合などに出してもらっていました。

勉強はとにかく嫌いだったので、成績は下から数えた方が早いぐらいでした。

そんな当時の僕にとっては何でもない充実した日常も、12歳の夏、ガラリと一変することになったのです。

2000年8月17日、この日は親戚が集まり近所の海岸でバーベキューをしていました。

この日はかなり暑かったですが、バーベキュー Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �5

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が終わったら友達のところに遊びに行く約束をしていたので、海で泳ぐつもりはありませんでした。

しかし、あまりの暑さに結局他の親戚たちと一緒に泳ぐことにしたのです。

いま思えば、この些細な決断が僕の人生のターニングポイントです。

高知県は太平洋に面しているので、高波を打ち消すために海にはテトラポッドが設置されています。

海岸から30メートルほど泳いで行けばテトラポッドに辿り着き、よくそこで遊んでいました。

その日もいつものようにテトラポッドで遊ぶことにしたのですが、運悪く、その日は台風の数日後で、海はひどく濁っていました。

しかし、いつもの遊び場ですから、濁った海なんて気にせずに調子に乗ってテトラポッドによ

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じ登り、そこから海に飛び込んで遊んでいました。

そのうち普通に飛び込むのには飽きてきて、段々と過激な遊びを始めます。

前転をしたり、頭から飛び込んだり、濁っている海に平気で飛び込んでいました。

何度目飛び込みかは覚えていませんが、僕が頭から海に飛び込んだとき、その瞬間は訪れます。

僕が飛び込んだ海面の少し下にはテトラポッドの一部が飛び出していたのです。

もちろん、海は濁っていて全く見えなかったので、僕は気付かずに思いっきり飛び込みました。

その結果、テトラポッドに頭から垂直に衝突して、首の骨を圧迫骨折するという大怪我を負いました。

僕の記憶は飛び込んだ瞬間からほとんどないの Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �7

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ですが、助けてくれた親戚がいうには、しばらく浮かんでこずに海中を漂っていたそうです。

目が覚めるとそこは病院のベットの上でした。

呼吸機が付けられ、声も出せず、体も動かない状態でしたが、不思議とその時は落ち着いていました。

理由は、その事故の1年半前にも、3メートル程度の高さから落ちて、頭を強打して、死の淵を彷徨うという体験をしていたからです(しかも、元旦に、です)。

正直「ああ、またか」と(笑)

1年半前は約1ヶ月で退院出来たので、今回もどうせ寝てれば治るだろうと考えていました。

むしろ学校を堂々と休めるのでラッキーだと思っていたぐらいです。

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しかし、数日が経過し様子がおかしいことに気が付きます。

全身麻酔の後遺症で動かないと思っていた体が、一向に動かないのです。

足も、指先さえも動かすことが出来ず、唯一動くのは首から上だけでした。

僕が負った障害は「頸椎損傷」というものでした。

人間の首の骨は7つあるのですが、その4番と5番の間を圧迫骨折してしまい、神経の束をすり潰している状態でした。

首の骨の損傷は上に行けば行くほど、生命維持に関わる重要な臓器などの麻痺を引き起こします。

1番を骨折すればほぼ死亡、2番、3番の場合は、横隔膜すらも自分で動かすことが出来ず、呼

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吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。

僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から下の感覚が麻痺する症状が出ます。

頸椎損傷はその損傷部位や、損傷の仕方によって、様々な症状に分かれるのですが、面白いもので、損傷部位の1ミリ、2ミリのズレで、僕の場合は上腕二等筋は動きますが、三角筋は麻痺していたり(腕を曲げられるけど、伸ばせない)と、神経というものが如何に精密に人体を動かしているのかがよくわかります。

障害を負ってから2年間、リハビリのために入院し、なんとか介助者がいれば車椅子で生活出来るようになりましたが、思春期真っ盛りの僕にとっては嬉しい反面で恥ずかしい思いでした。

結局、中学は3年の冬だけ復学して、高校には推薦入学が決まっていましたが、もう1年間リハビリをするために休学して、神戸のリハビリ施設に行くことに決めました。

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15歳でリハビリ施設で1人暮らしです。

この辺のエピソードは話すと長いので割愛しますが、高知県の田舎で悪ガキとして育ってきた僕にとっては、頸椎損傷という障害はあまりにも重いものでした。

15歳にもなると、何となく高校を卒業した後のことを考えるものです。

同じ施設にいる人達は全員僕よりも年上で、交通事故や病気など様々な原因で体に障害を抱えていました。

既に就職していた後に、事故などで障害を負った場合は、法律上、障害だけが理由で解雇することは出来ないので、リハビリが終われば職場復帰することも可能です(障害が業務に支障をきたすようであれば復帰は無理です)。

しかし、僕のようにこれから就職先を探す人間

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にとっては、就職先を探すこと自体が至難の業です。

障害者雇用政策などで、一応、障害者の雇用先はありますが、それは所詮、片足切断などの僕よりも軽度な障害に限ったことです。

片足がないだけで、移動が自由に出来て、職務に支障がなければ他の健常者と同じです。

例えば、営業マンにはなれないかもしれませんが、社内業務であれば片足がなくても問題はありません。

僕らのような頸椎損傷の場合は、まず移動が不自由ですし、僕の障害レベルだと、街中を車椅子で自走することは不可能です。

つまり、通勤すら出来ないのです。

となれば、真っ先に思い浮かぶことは自宅で出来る仕事に就くことです。

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例えば、WEBデザイナーなどになれば、自宅で働くことも出来ます。

僕の場合は怪我をしてすぐに、病院での暇つぶしにノートパソコンを買ってもらえたので、パソコンは得意でした。

15歳の頃の僕は漠然と、将来はパソコンを使った仕事に就くのだろうと考えていました。

しかし、問題は山積みです。

高校は公立なので、僕のサポートを積極的にしてくれましたが、WEBデザインの専門学校になると私立なので、サポートは無くなります。

誰かに介助してもらうにも、家族は全員仕事がありますし、人を雇うにもお金がかかる。

この頃は丁度、実家の工場の経営が傾きはじめていた頃なので、何となくそんな空気を察してい

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た僕には、とてもこれ以上の負担を家族に強いることは出来ませんでした。

そんなこんなで、結局答えは見つからないまま、1年間のリハビリ期間を終えて、高校に復学することになりました。

1年休学していたせいで、同級生は1歳年下、しかも、勉強にはついて行けない。

ただ漠然と、希望もない、暗闇に覆われた未来に向かって時間が進んで行くのがたまらなく不快でした。

僕は根が楽観的なので、そこまで悲観的にはなりませんでしたが、モヤモヤとした気持ちはずっと残っていました。

そんな時、インターネットを検索していて出会ったのが「ネットビジネス」です。

最初は文字起こしの仕事をしてみようと思い、 Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �14

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探していたのですが、タイピングが遅い僕がやっても月3万円程度しか稼げないことが解りました。

この頃は、必至で自分の存在出来る場所を探していたように思います。

このまま一生親に養ってもらうことは出来ないし、障害者年金も月7~8万円程度です。

とても年金だけで自立出来る状態ではありません。

そして何より、自分の無力さに苛立っていました。

文字起こし以外の、資格などが必要ない、在宅で出来る仕事を色々と調べた結果、最初に辿り着いたのは「ヤフーオークション」でした。

ヤフオクに関しては、母親が不要品を出品していたので、何となく親しみがありました。

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とはいえ、当時16歳の僕には売るものなんてありません。

不要品を売っても、本当に不要なものは売れないので、すぐに在庫が無くなります。

結局、ヤフオクが稼げそうだと思いつつも、1ヶ月ぐらいは足踏みをしていました。

そんな時、偶然にも僕にも売れそうな商品が見つかります。

当時はやることもなく、ひたすらゲームをしていたということもあり、ゲームに関してマニアックな欲求を持つようになっていました。

普通にゲームをすることに飽きて、「セーブデータを改造出来ないか?」ということを思いつきます。

例えば、ドラクエのアイテムを全部最初から持っ

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ているデータや、レベルが最初からMAXのデータを作れないか、ということです。

ネットで調べると、割と簡単にセーブデータの改造が出来ることが解りました。

専用の機器を購入して、「改造コード」というものを入力してデータをいじるのです。

しかし、これがまた意外とタフな作業でした。

改造コード自体を調べる必要があるし、アイテムを1つ追加するだけで1コード必要ですから、大量のコードを入力する必要があります。

「これはしんどいなぁ...」と思っていた時、偶然にもヤフオクで「改造セーブデータ入りメモリーカード」というものが販売されているのを見つけたのです。

要は、セーブデータを改造して、そのコピーをメモリーカードに入れて送るのです。

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1つのメモリーカードが安く買えば1500円程度で、改造データが1つ800~1000円ほどで売っていました。

つまり、改造したセーブデータを入れて売るだけで、1500円で仕入れた商品が2300~2500円で売れるのです。

改造データが2種類、3種類と注文されれば、1つの商品単価と利益率はどんどん上がります。

改造データ自体は、1度改造してしまえばコピー可能ですから、次に売るときはデータをコピーする作業だけで済みます。

原価はタダです。

この時僕は、ビジネスの原則を1つ知りました。

それは、

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「人が出来ないことや、人がやらないことを代わりにやればお金になる」

ということです。

結局、この改造データの販売は、後から違法である可能性が高いということと、同業者が増えたことによって早々に撤退しましたが、無知だった僕が初めて自分で考えたビジネスでお金を稼ぐことが出来た瞬間でした。

現在でも例えば、ヤフオクを見渡してみれば「高度な技術で組み立てられたプラモデルの完成品」や「海外でしか手に入らない限定品」や「ガチャガチャのフィギュアをコンプリートしたセット品」など、人が出来ない技術を付加価値にしたり、人が忙しくて出来ないことを付加価値にしたり、人が面倒でやらないことを付加価値にした商品が高額で取引されています。

個人的に心を惹かれたのはサザビーのガンプラで

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したが、原価1万円程度のものが60万円で落札されていました。

僕はこの経験から「なるほど、別に誰かに仕事を与えてもらえなくても、自分でビジネスを考えることはいくらでも出来るんだ」と、思えるようになったのです。

これは同時に、雇用先のない僕にとっては大きな希望でした。

そして、2004年の冬、ヤフオクの「情報」というカテゴリを偶然発見して、そこで情報が売られている事に気が付きます。

まあ、中身は死ぬほど怪しい「パチスロ必勝法」や「不労所得を得る方法」のようなものでしたが、1つのアイディアとして衝撃的だったことを覚えています。

その後、情報商材と呼ばれるものをお年玉を使っていくつか購入してみましたが、どれも内容は詐

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欺のようなもので、「家電製品をタダで仕入れる方法」は、友達や親戚の家電を代わりに買いに行って、家電量販店のポイントを貰うというものでした(苦笑)

この時いくつか買った情報の中で「アフィリエイト」というものが紹介されていました。

アフィリエイトとは、簡単にいえば代理店ビジネスです。

例えばAmazonや楽天などで売られている商品をブログやメルマガ、いまならFacebookやTwitterなどで紹介して、そこから商品が売れたら成果報酬が受け取れるという仕組みです。

2004年当時はまだ認知度は低く、SEO対策なども本格的に取り組んでいる人は少数でした(SEO対策=検索エンジンの検索結果の上位に自分のWEBサイトを表示させるテクニック)。

この頃はブログが一般人にも急速に浸透しはじ Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �21

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めた頃で、僕もそれに便乗してブログを使ったアフィリエイトに取り組むことにしました。

色々なブログを作ってテストしましたが、結局、自分が興味のない商品を紹介するブログを作っても、何の中身もない、ただの宣伝ブログになってしまっていました。

数ヶ月間、数万円稼いでは情報を買い、また稼いでは情報を買うということを繰り返しました。

いま思えば、完全にノウハウコレクターです。

総額で30万円ぐらいは使っていたと思います。

高校生だった僕の30万円ですから、相当な金額です。

それでも、新しい手法に手を出してはやめての繰り返しで、一向にまともな収入になることはありませんでした。

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この頃にはもう、高校なんてそっちのけで、ネットビジネスで稼いで生きて行くことしか考えていなかったので、全財産と全時間をネットビジネスに捧げていました。

2005年4月頃までは、結局まともな収入を得ることが出来ずに、最高でも10万円程度しか稼ぐことが出来ませんでした。

高校生のお小遣いとしては10万円は大金ですが、今後、ネットビジネスで生活をして行くことを考えると、まだまだ足りません。

しかも、稼いだお金は全部情報を買うことに使っていたので、手元に残っているお金はほとんどありませんでした。

そして、「これからどうしよう・・・」と、悩んでいる時に、突然ブレイクスルーはやって来たのです。

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第三章・月収10万円が月収1000万円に変わった理由

月収10万円がたった9ヶ月で月収1000万円にまで増えたと言ったら信じてもらえるでしょうか?

100万円ではなく、1000万円です。

2005年5月~2006年1月までの9ヶ月間の間に一体何が起こったのか?

いま思えば、この驚異的なブレイクスルーのキッカケは単純なことでした。

ある5つの原則に気が付いたのです。

1つ1つの原則は、どのビジネス書でも語られているようなことでした。

恐らく、あなたも既に知っていると思います。

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重要なことは、物事を1つの側面から見るのではなく、立体的に捉えることです。

結果は常に、いくつもの要因が有機的に関係して起こっています。

ただのノウハウコレクターだった僕が、驚異的なスピードでブレイクスルーを起こした理由は、点でしかなかった知識が実体験を積むことによって線になり、やがて立体的に捉えられるようになったからです。

「知っている」と「理解している」は大きく違います。

「理解している」と「実行出来る」はさらに大きく違います。

まずこれだけはしっかりと理解して欲しいのですが、僕がたった9ヶ月間で月収を100倍に

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したことは、僕に特別な才能があったから出来たことではありません。

僕はただ、自分に出来ることを考えて、少しずつ実験を繰り返しただけです。

ノウハウやテクニックなどの「方法論」に答えを求めていた時期もありましたが、ヤフオクで気が付いた「仕事とその価値は自分で作ることが出来る」ということを信じて、自分のやり方を模索した結果が、月収1000万円という結果だったのです。

本題に戻りますが、僕が1番最初に気が付いた原則は、先ほどの「仕事とその価値は自分で作ることが出来る」ということでした。

これ以外に気が付いた原則が5つあります。

まず1つ目は、

「売っているものは商品だけではない」 Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �26

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ということです。

月収10万円だった頃は、「何が売れるんだろう?」ということばかりを考え、常に売れる商品を探していました。

ビジネスで成功するには、商品自体に高い価値があるものを販売するしかないと思い込んでいたのです。

例えば、「世界一美味しいオムレツ」が作れたとしたら、それを看板メニューとしたレストランは大繁盛するでしょう。

しかし、現実には世界一美味しいオムレツを作ることは不可能です。

日本一だとしても難しいでしょう。

商品自体に価値があって、ビジネスとはその価値を売ることだとしたら、「普通のオムレツ」ではビジネスにならないことになります。

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しかし、実際には街のレストランは成り立っていますし、繁盛しているからと言って、料理が特別に美味しいわけではないこともよくあります。

では、何が商品の売れ行きに影響するのでしょうか?

アフィリエイターとして、最高の商品を常に探し求めていた僕は、ある時自分のやっていることに疑問を感じたのです。

そもそも「商品価値」なんて、段々と似たようなものになります。

家電製品を考えればよく解りますが、どれも似たような機能が付いていて、似たような価格で販売していて、デザインも似たようなものだったりします。

「商品を選んだり、買ったりする基準は、本当に商品価値だけなんだろうか?」

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この疑問が、1つ目のブレイクスルーを起こすことになります。

僕らは実は、商品価値だけで判断して、お金を使っているわけではないのです。

いくら優れていた商品だとしても、デザインが気に入らなければ買わないし、店員の態度が悪ければ買う気も萎えてしまいます。

僕は「商品を買う」という、一見単純なプロセスでさえ、実は複数の要因が関係していることに気が付いたのです。

例えば、「信用」というものが僕らの行動には大きく影響します。

知らない人から何かをお勧めされても警戒してしまいますが、親友から何かをお勧めされたら嬉しかったりしますよね?

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例えば、親友に「ここのラーメンはマジで美味いから!」と言われたらすぐに食べたくなりますが、客引きの店員に呼び止められても躊躇してしまいます。

「信用出来るかどうか」という、目に見えない判断基準が、僕らの頭の中には存在しているのです。

他にも、「好きか、嫌いか」や「共感出来るか、出来ないか」や「憧れられるか、憧れられないか」など様々な感情が目に見えない判断基準として存在しています。

つまり、「売っているものは商品だけではない」ということです。

このことに気が付いた瞬間から、僕はそれまで考えていた「価値のある商品を見つける」ということを忘れて、「どうすれば信用してもらえるだろう?どうすれば好きになってもらえるだろう?

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どうすれば尊敬してもらえるだろう?」ということを考えるようになりました。

「良いものを作れば黙っていても売れる」という、古いタイプの職人のような、独りよがりな考えから、初めてお客さんのことを真剣に考えたのです。

そして、「売っているものは商品だけではない」ということに気が付き、お客さんのことを考えはじめると、すぐに2つ目の原則に気が付きました。

2つ目の原則は、

「理想のキャラクターを演じる」

ということでした。

例えば、「どうすれば信用してもらえるだろう?」ということを考えた時、基準になることは、「自

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分自身がどんな人を、どんな時に、どんなキッカケで信用しているのか?」ということです。

つまり、自分の思い描く「信用される人」のイメージを固めて行くのです。

信用される人=○○だ

という風に、どんどん自分が信用している人や他人が信用している人が持っている要素を書き出して行きます。

しかし、ただ書き出しただけでは意味がありません。

重要なのはここからで、自分自身がその書き出したような人間になる必要があるのです。

とはいえ、いきなり変身するわけではありません。

「モテる男になれ」と言われても、すぐには変 Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �32

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わることは出来ません。

だから、まずは演じることから始めるのです。

自分が理想とするキャラクターのイメージを膨らませて、そのキャラクターを演じて、そのキャラクターがやるであろうこと、逆に、絶対にやらないことを意識して振る舞うのです。

例えば、あなたが理想とするキャラクターが、「お客さんからの問い合わせには迅速に、丁寧に対応する」としたら、多少面倒だとしても、気合いを入れて問い合わせに対応するのです。

心の中では「めんどくさいなぁ...」と、思っていても大丈夫です。

重要なのは、お客さんにどう見られるかです。

人間の脳は不思議なもので、「他人に見られているように思考が変化する」という特性を持っています。

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子供の教育などの現場では誰もが知っていることですが、役割を与えられた子供は、その役割に適応します。

親や教師から「ダメな子供だ」と見られている子供は、どんどんダメな子供という意識が強くなり、セルフイメージが下がって行きます。

逆に、褒められれば褒められるほど、調子に乗るものです。

この特性は大人になっても変わることはありません。

「他人からどう見られているか?」が、僕らの思考や行動に大きく影響しているのです。

あなたがいま持っているセルフイメージをそのままにして、ビジネスに取り組んだとしても、恐らく結果を出すことは出来ないでしょう。

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Page 35: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

あなたの持つセルフイメージでは、現在のあなたの人生が限界です。

より良いものにしたいなら、セルフイメージを変えなければなりません。

その、最も簡単で、いますぐに出来ることが「演じる」ということなのです。

演じれば演じるほど、他人からは「そういう人間だ」と思われるようになり、段々とそれが当たり前になって行きます。

「自分には出来ない、自分には価値は生めない」と、思っている限りは、永遠に何も出来ません。

かといって、「俺には出来る!俺はやれる!」と、毎朝呪文のように唱えたところで、もっと気持ちの悪い人間になるのがオチです(苦笑)

根拠のない自信だけで、実力も、行動も伴わない痛い奴になってしまいます(苦笑)

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Page 36: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

だから、「理想のキャラクター」を分析してそれを演じるのです。

自信が無かろうが、実力が無かろうが、行動が伴えば両方とも自然と身に付いてくるものです。

しかも、僕らは日常的にお金を払って商品を買っていますし、無数にある選択肢の中から商品を選んでいます。

つまり、消費者として、お客さんの気持ちが解るはずなのです。

どんな人を信用して、どんな人に憧れて、どんな人を好きになって、何を基準に商品を買うのか?

理想のキャラクターをイメージすることが出来るはずです。

「5股をかけられた男の気持ちになれ」と言われても、経験がないので難しいですが、商品の購買は日常です。

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想像力を働かせて、イメージを膨らませれば、誰でも一流のセールスマンになることが出来るのです。

ビジネスで失敗する人は、セルフイメージを変えようとせず、外部の要因に頼ろうとします。

ノウハウやテクニック、商品やビジネスモデルといった、自分意外の場所に答えを見出そうとするのです。

しかし、そんなことをしても永遠に答えが見つかることはありません。

「その他大勢」と同じように、時代や社会に流されて、これから来る困難な時代に適応出来ずに、不自由な思いをすることになるでしょう。

僕が提唱している「70億分の1の生き方」とは、自分だけの価値を生み、自分だけの役割を持ち、自分だけのストーリーを生きていくということです。

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Page 38: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

70億の中にたった1人しかいない自分になること。

これ以外に、本当の意味で自由に生きていく方法はないのです。

ノウハウ、テクニック、ビジネスモデル、商品に依存してビジネスが成功したところで、変化のスピードが益々加速しているこの時代では、いつ全てを失ってもおかしくありません。

外部の要因に依存してしまうことは、この時代では極めて危険なことなのです。

「売っているものは商品だけではない」ということと、「理想のキャラクターを演じる」ということに気が付いてから、僕自身もビジネスも劇的に変化しました。

まず、どんなに儲かりそうでも、自分が経験したことのない市場でビジネスをすることは止めました。

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Page 39: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

お客さんの気持ちがわからなければ、理想のキャラクターをイメージすることも出来ません。

自分が好きな市場で、本音で活動出来る市場を選んで、自分の思うように色々な実験を繰り返しました。

何をやったのかというと、僕はそれまでに大量の情報を購入していたノウハウコレクターだったので、その経験を生かして、情報商材のレビューブログを始めたのです。

いまでこそ、レビューブログは乱立していますが、当時はまだまだ数が少なく、しかも、ほとんどのブログが商品の宣伝ばかりで「レビュー」という役割を果たせていませんでした。

僕はここに怒りを感じていたのです。

詐欺のような情報を売っている奴らも、それを報酬目当てに褒めているアフィリエイターも、両方が大嫌いでした。

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Page 40: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

「レビューってもっと本音で書くものだろ!」と、消費者だった頃から感じていたのです。

過去数ヶ月間のノウハウコレクターとしての経験、手当り次第に色々なビジネスを試してきた経験、そして、自分が情報を買う時にレビューを参考にしていた経験から、僕が演じるべき理想のキャラクターは明確にイメージすることが出きました。

理想は「ピーコのファッションチェック」です。

つまり、良いものは良い、悪いものは悪い、と、辛口でユーモアを交えながら、ハッキリとした口調で評価することが、僕が理想とするレビューブログの姿でした。

「大した実績のない自分が偉そうなことを書いてもいいのか?」という不安はありましたが、しかし、その情報を購入した人間として、感じたことを本音で語るだけですから、偉そうかどうかは関係ないのです。

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Page 41: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

このレビューブログを始めたことで、3つ目の原則に気が付きます。

3つの目原則は、

「上から目線ではなく、俺様目線で発言すること」

です。

インターネットは個人の力を最大化するものです。

その「力」とは、腕力や知力ではなく、「影響力」です。

インターネットによって、個人の影響力が最大化されるのです。

とはいえ、インターネットを使う人間そのものに影響力が無ければ、最大化されたところで大した結果には繋がりません。

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元々の能力が0なら、何をかけ算しても答えは0です。

では、「影響力」とは何のことでしょうか?

これも様々な要素が複雑に関係するものなので、一言で説明することは出来ません。

しかし、インターネットにおいて、最も影響力があるものが何かは解ります。

それは、「言葉」です。

インターネットは情報の集合体です。

そして、その情報のほとんどは「文字」なのです。

写真や映像や音楽などの情報もありますが、最も頻繁に使われているものは「文字」です。

つまり、言葉の力がインターネットでは影響力となるのです。

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では、言葉の力を強くするにはどうすればいいでしょうか?

コピーライティングを学んだり、ストーリーテリングを学んだり、シナリオを学んだり、はたまた、言語学を学んだり、色々な方法がありますが、これらは全て、かけ算の要素でしかありません。

元々が0なら、かけ算の答えは0になります。

言葉の力とは、その言葉に込められた「念」によって決まるのです。

少し怪しい話しに感じるかもしれませんが、心の底から出てきた言葉には最初から力が宿っているのです。

ここにコピーライティングの知識やストーリーの知識を応用して行けば、言葉の力はどんどん強くなって行きます。

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心の底から語ることこそが、インターネットで個人の影響力を最大化させるために最も重要なことです。

だからこそ、「俺様目線で発言すること」が重要なのです。

これは別に、偉そうに発言しろ、というわけではありません。

自分の意見を心の底からハッキリと発言しろ、ということです。

誰の言葉かも解らないような一般論を語ってみたり、受け売りを語るのではなく、自分の言葉を語らなければならないのです。

コピペや猿マネなんて、もう最悪です。

70億人の誰でも出来ることをやって、ビジネスが成功したり、人生が豊かになると本気で信じているなら勝手にすればいいと思いますが、

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まさか本気で信じている人はいませんよね?

僕が語れること、僕にしか語れないことは、僕の言葉だけです。

俺様目線でしか、何か意味のある発言することは出来ないのです。

アフィリエイトで商品を紹介するときも、「新発売されたから」とか、「評判がいいから」とか、「有名な人が売っているから」とか、そんな理由だけで紹介するのではなく、紹介したいものやレビューしたいものだけを、自分の独断と偏見で選んで、紹介しなければそこに言葉の力は宿らないのです。

ここまでの3つの原則に気が付いてからは、驚くほど順調に収入が増えて行きました。

20万円、30万円、40万円と、アフィリエイトの報酬が毎月のように増えて行ったのです。

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この時、インターネットの可能性に身震いした ことを覚えています。

そして、ここからさらに快進撃は続きます。

翌月にはいきなり月収が100万円を超えたのです。

2005年8月頃の出来事でした。

一体何が起こったのか?

それは・・・

アフィリエイターという立場から、初めて「販売者」として、自分の培ってきた経験をまとめた「コンテンツ(商品)」を作って販売したのです。

当時販売したコンテンツは、「アフィリエイトで効率的に収入を得るためのテクニック」をまとめたものでした。

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まず5,000円で先行販売を行い、9,800円で一般販売をしたわけですが(この業界ではよく先行販売を行い、最初は安く売って売れ行きをチェックします)、アフィリエイターとして商品を紹介して報酬を得ることと、自分でコンテンツを作り販売することとの大きな違いは、「自分の商品をアフィリエイターに紹介してもらうことが出来る」ということでした。

それまでは誰かの作ったコンテンツや商品を紹介するだけでしたが、今度は自分が作ったコンテンツを他のアフィリエイターに報酬を払って紹介してもらえるのです。

例えば自分1人でブログを運営してアフィリエイトをしても、月に40~50万円ほどの売上で精一杯だとしても、「アフィリエイターに紹介してもらえる」という立場になった瞬間から、その限界は無くなります。

毎月1つだけ販売してくれるアフィリエイターが 100人いれば、9,800円の商品が毎月1

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00個売れて、売上は約100万円になります。

もちろん、ここから紹介してくれたアフィリエイターに成果報酬が発生するので、仮にアフィリエイト報酬が商品価格の50%だとすれば、利益は約50万円になります(アフィリエイト報酬=仲介手数料)。

しかもアフィリエイターの中には、毎月数十万円、数百万円の売上を上げてくれる強者もいます。

うまくアフィリエイトという仕組みを利用して、販売力の強いアフィリエイターの協力を得ることが出来れば、毎月数百万円の売上が、何もしなくても入ってくる状態になるのです。

僕の月収が100万円を超えたときも、アフィリエイターが数多く協力してくれて、1ヶ月に9,800円のコンテンツ商品が200本以上売れたのです。

「アフィリエイター(紹介者)」から「販売者」 Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �48

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という立場にシフトしただけで、いきなり月収は数倍になりました。

このとき気が付いた原則は、

「仕組みを正しく利用すればレバレッジが利く」

ということでした。

「アフィリエイト」という販売の仕組みや、「インターネット」という情報伝達の仕組み、「メルマガ」や「ブログ」などのメディアの仕組み、「ソーシャルメディア」というコミュニケーションツールの仕組み、

1つ1つは誰でも知っているようなことですが、正しく理解して「利用する」という意識を持つことで、大きなレバレッジ効果(テコの原理)を生み出すことが出来たのです。

僕の場合は紹介する立場から、紹介される立場になったことで、集客や販売といった部分で、

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大きくレバレッジを利かせることが出きました。

もちろん「紹介してもらう」わけですから、その商品や企画自体に魅力がなければ誰も紹介してくれません。

2005年の時点ではまだまだ面白い企画が少なかったので、僕が販売した商品のユニークさが目立ち、脚光を浴びたのです。

そして、約3ヶ月間で600万円以上の売上と400万円以上の利益を稼ぎだすことに成功しました。

驚くほど順調に売上が上がって行く中で、僕が考えていたことは「稼いだお金を何に使おうか?」ということではありませんでした。

この頃にはもう、お金には大した興味がありませんでした。

また単純に、稼いだお金は全て親の会社の売上 Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �50

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にしていたので、会社の借金返済や家のローン返済などに当てていました。

高知県の田舎町に住んでいたら、どっちにしろ大金の使い道なんてありませんから、お金の使い道よりもマーケティングやビジネスそのものへの興味がどんどん強くなって行ったのです。

まるでゲームをクリアして行く感覚で、次々と新しい挑戦をして、自分が考えた攻略法を試すのが楽しくて仕方がありませんでした。

約3ヶ月間であらかたやりたいことや、セミナーや教材で学んだことを試し終えると、次の展開を考えるようになります。

次に何をしたのか?

それは「それまでの常識を覆す、本物のアフィリエイト教材を作ること」です。

まだまだアフィリエイトのノウハウや情報が体系 Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �51

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化されていなかった時代に、情報を体系化して、日本で1番優れた教材を作ろうと思ったのです。

その為にまずやったことは、そのとき販売されていたアフィリエイト関連の教材を全部買ってみることでした。

この時には既に、自分が培ってきた知識と経験はありましたし、それまでにない新しいアイディアもありました。

しかし、自分の狭い世界観だけでは本物の教材は作れないと思ったのです。

そのとき売れていた教材をチェックして、そのあまりの酷さに愕然としました。

1つ1つの知識を知る目的としてはいいのですが、情報が断片的で、まるで体系化されていなかったのです。

つまり、アフィリエイトを知らない初心者が取 Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �52

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り組もうと思っても、実際には何から始めたらいいか解らない、というものばかりでした。

そこで僕は、「小学生でも稼げるようになるぐらい、親切で丁寧な教材を作ろう」と、心に決めたのです。

そして次に実行したことは、新しい教材を作るにあたって、その教材をチェックしてくれる「モニター」を募集することでした。

当時、コンテンツビジネスの業界では、発売前の教材にモニターチェックを入れて完成度を高めるなんてことは誰もやっていませんでした。

しかし、実際に教材を手に取って実践するのはお客さんです。

知識レベルにばらつきがありますし、年代や性別もバラバラです。

実際に話を聞いてみないことには、解りやすく Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �53

Page 54: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

て実践的な教材なんて作れないと思ったのです。

そこで、最初に販売した商品の購入者とアフィリエイトしてくれた人達にモニターの募集をかけます。

条件は教材代は無料で、その代わりにしっかりと中身をチェックして、評価をして欲しいということでした。

約50人ほどが集まり、そこからは教材の作成と50人のモニターとのやり取りで、毎日多忙を極めました。

2005年5月頃には高校を休学していたので時間だけはありました(後にそのまま中退することになります)。

毎日4~5時間集中して教材を作り、2~3時間はモニターとやり取りをする日々です。

合計しても6~8時間程度なので、サラリーマン Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �54

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の仕事時間よりも短いと思うかもしれませんが、全神経を集中させて脳みそを働かせると6~8時間で疲労はピークに達します。

約1ヶ月間の教材制作期間が過ぎ、ようやく自分の中で「これ以上の教材はない」と納得出来るものを完成させることが出きました。

モニターの意見やアイディアも積極的に取り入れて、何十回も修正を繰り返し、徹底的に作り上げた教材です。

そして2005年12月20日、満を持してその教材の先行販売が行われました。

その結果、3日間で約200万円ほどの利益を出すことに成功。

教材の名前は「ブログ解体新書」。

これが僕の1つ目の代表作となるわけですが、

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Page 56: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

先行販売期間を終え、12月24日のクリスマスの日から一般販売を開始します。

先行販売では既に僕と関係のある人達に向けて割引価格で販売を行い、一般販売では正式な価格でアフィリエイトも解禁しました。

もちろん、一般販売開始前には既に知り合っていたアフィリエイターやメルマガ発行者などに対して、新発売の事前情報を流しています。

そして、12月24日のクリスマスの日から奇跡が起こります。

それまでには無かった新しい斬新なコンセプトと、そのコンセプトに見合う充実した内容が評価され、一気にブログ解体新書の話題が広がり、次々にアフィリエイターが紹介しはじめたのです。

1月が終わる頃にはブログ解体新書の売上は1300万円を超え、たった3ヶ月の販売期間で3200万円以上の売上を上げることに成功し

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Page 57: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

たのです。

まさに奇跡のような出来事でした。

そして、この3ヶ月間でもう1つの原則に気が付くことが出きました。

それは、

「DRMほど強力なマーケティングはない」

ということです。

この時にはまだ「DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)」という言葉は知りませんでしたが、直感的にDRMを行っていました。

それまでは嫌っていた「メルマガ」をスタートさせて、メルマガ読者を増やし、信頼関係を築くことに意識を集中させたのです。

メルマガに登録してくれた読者にメルマガを送る Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �57

Page 58: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

ことで、ほとんど経費をかけることなく、継続的に読者と信頼関係を築くことが出来るようになり、さらに、新しい企画のお知らせやセールスなどを無制限にすることが出来るようになりました。

僕が書いたメルマガが一瞬にして数千人、数万人に届き、その内容が共感されたり心に響けば、それだけ商品の売上にも繋がります。

これほど強力なマーケティングツールはありません。

そして、「DRM」とはさらに奥が深く、集まった読者に対して継続的に関係を持つことで、その人達が欲しがっているものや興味があることが手に取るように解るようになるのです。

DRMは、マスマーケティングなどとは違い、直接お客さんと関係を作ることに特化した手法です。

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しかも「インターネット」を使えば、直接1人1人と関係を作るのではなく、「1対多数」という関係を作ることが出来ます。

テレビよりももっと近い距離で、現実よりも遥かに効率的に、お客さんとの信頼関係を構築出来るのです。

ブログ解体新書の販売によって、僕のメルマガの読者は6000人にまで膨れ上がっていました。

そして、次に僕が着手したことは「それまでにない全く新しいビジネス塾の設立」です。

それまでは「塾」とは名ばかりで、一方的な情報提供しか行わず、サポートを受けれるのは一部の人だけというものが当たり前でしたが、それでは意味がないと考え、

僕は新しく「少人数限定で、直接サポートをする塾」を企画しました(いま現在も塾とは名ばかりのものも多いので、ネットビジネス業界に

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ある「塾」と名のつくものには気をつけてください)。

しかも「6ヶ月以内に月収50万円を超えなければ参加費は返金します」という約束を付けて。

当時は誰も返金保証なんて付けていませんでしたが、僕はお金よりも新しいチャレンジに興味があったので、思いついたことは全部実践しました。

それが例え儲からないことでも、面白そうだと思えることなら全部取り組んだのです。

そんな姿勢に共感してくれたのか、僕の人生初の塾「スパルタ強化合宿」は、参加費30万円という高額だったにもかかわらず、たった1週間の募集で200人以上の申込が殺到しました。

単純計算で売上は6000万円です。

しかし、流石に200人以上のサポートは物理 Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �60

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的に不可能なので、そこから約50名を厳選してスパルタ強化合宿はスタートしました。

そしてその後、スパルタ強化合宿に参加してくれた人と共同でブログ解体新書の続編である「真・ブログ解体新書」を販売して、1週間で3000万円以上の売上を上げることに成功しました

(真・ブログ解体新書は累計で5000万円ほど売れました)。

この時点で、僕の1年間の稼ぎは1億円を超えます。

2005年5月に高校を中退して、本格的にビジネスに取り組んでから約1年間の出来事でした。

僕がこの1年間で気が付いた原則は、

1.売っているものは商品だけではない 2.理想のキャラクターを演じることで信頼

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  される 3.上から目線ではなく、俺様目線で発言する   ことで存在価値が生まれる 4.仕組みを正しく利用すればレバレッジが   利く 5.DRMほど強力なマーケティングはない

という5つのことでした。

1つ1つはどこかで聞いたことがあるものだと思います。

しかし、ここまでお話ししてきたように、これらの原則を立体的に理解して、自分の行動に当てはめれば、当時の僕が出来たように「個人の力を最大化させること」が出来るのです。

そして、個人の力を最大化させることこそが、これからの時代を自由に生きていくためには最も重要なことだといえます。

2005年から僕の会社の収益は下がることは Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �62

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ありませんし、また、驚くかもしれませんが、僕の会社は母親と兄と僕の3人だけで経営しています。

母は経理担当、兄はカスタマーサポート担当、そして、売上を上げるのは僕1人です。

社員を大量に雇い、「社員とその家族を食わせなければならない」というプレッシャーに追われることもなく、「社員を教育して、業績を上げなければならない」という煩わしい作業にも無関係で、自分がやりたいことをビジネスにして、思いついたことを実行しています。

いまでは1日の平均労働時間は2~3時間程度ですし、まさに、経済的にも、時間的にも、精神的にも自由に生きることが出来ています。

自分が置かれている状況を把握し、出来ることと出来ないことを知り、自分の価値を見つけ出し、正しくインターネットを利用すれば、自由

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に、縦横無尽に生きていくことが可能になるのです。

ネットビジネスと出会う前は、僕の存在価値は0に等しく、将来に希望もなく、ただ漠然と時間が過ぎて行く毎日でした。

ネットビジネスと出会え、自分の価値を見つけられた僕は本当に運が良かったのだと思います。

僕はこの時代に救われました。

多くの人はこの時代の悪い部分ばかり見て、やれ政治が悪いだとか、やれ社会が悪いだとか、やれマスコミが悪いだとか、他人に責任を転嫁していますが、実は少し目を開いてみれば、目の前には無限に広がる可能性があるのです。

逆に、この可能性を見過ごして、流され続ける生き方をしていると自由はどんどん失われ、苦しい未来が待っているでしょう。

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「いま、ここ」を全部認めて、その上で可能性を知り、その可能性を生かすことが出来れば、「この時代に生まれてきてよかった」と心の底から思えるようになるはずです。

これが100年前だったら、僕はそもそも生きてはいなかったと思います(医療技術的にも、社会制度的にも)。

過去の僕から成長していなかったら、死んだほうがマシな存在だったでしょう。

仮に怪我をしていなくても、江戸時代に生まれたとしたら身分制度はガチガチで、生まれた状況で人生の大半が決定していたはずです。

武士の家系に生まれれば武士で、百姓の家系に生まれたら百姓で、天皇の家系に生まれたら天皇です。

また、例えこの時代に生まれたとしても、紛争地帯や政治不安の国に生まれていたとしたら、

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僕らがいま享受している自由や可能性はほとんどなかったでしょう。

でも、僕らは「いま、ここ」の日本に生まれました。

希望と絶望の両方が混在する、ある意味「むき出しの世界」に生きているのです。

自分の選択と行動次第で、なろうと思ったら何にでもなることが出来る環境です。

誰もが自分の可能性を知り、可能性を生かし、人生の意味を見つけることが出来るわけですから、「知らない」とか、「関係ない」とか、「誰かがなんとかしてくれるだろう」なんてことを思って生きるのはもったいないし、甘いと思うのです。

だからこそ、僕はあなたにも「70億分の1の生き方」を知って欲しいと思います。

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いま、ここに、無限の可能性が広がっているのですから...

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2017年現在、僕らは何を考えて生きていくべきなのか?

「テトラポッドに札束を」の2章・3章はいかがでしたか?

これは2013年に出版した本の原稿なので、今読み直すと若干、恥ずかしい感じがしますが、内容としてはとてもわかりやすかったんじゃないかと思います。

インターネットでお金を稼ぐ方法は主に3つあります。

1.情報に付加価値を付けて売る 2.サービスに付加価値を付けて売る 3.物を横流しして利益を出す

ということです。

僕は「情報」に付加価値を付けて売ることを

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12年間続けてきました。

GoogleやFacebookなどは「サービス」の付加価値を高めて、利用者を増やすことで利益を上げています。

また、「せどり」や「物販」などと呼ばれるビジネスでは、安く仕入れた商品をインターネットで売ることで利益を上げています。

どれを選ぶにしても、重要なキーワードは

「付加価値」

です。

特にインターネットの世界では、「比較」ということが簡単にできるので、独自性がなければ選ばれることはありません。

ちょうど今の時期だと「格安SIM」などが、参入する会社が増え、競争が激化していますが、料

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金だけで差別化ができなくなってきて、かなり苦しい戦いをしています。

付加価値・独自性を如何に打ち出していくかが、インターネットにおいては非常に重要なのです。

僕の場合はいつでも

「お客さんの立場に立って、痒い所に手が届くこと」や「お客さんが感じている苛立ちや怒りを代弁すること」

を考えてきました。

これはつまり「まだ存在しないから不満がある」というものです。

だから、極論、これがハマれば「出せば売れる」わけです。

「そうだよ、こんなものを待ってたんだ」 「よく言ってくれた」

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Page 71: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

と、お客さんが感じるものを出せば、一定数は必ず売れるのです。

じゃあ、そーゆー「共感」を生むような付加価値をどうやって見つけたり、作るのかというと、それはものすごく単純で、

「自分自身がいつでも一番の消費者であること」

なんです。

例えば、ゲームを開発するなら、自分が一番のユーザーである必要があるわけで、間違っても「開発者側の都合」を優先してはいけないのです。

もちろん現実的には、開発側の事情もあるので、ユーザーの意見を全て取り入れることは不可能ですが、できる限りユーザーにとって理想的なものを作っていく必要があります。

とはいえ、なんでも意見を取り入れればいい、というわけでもありません。

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そこには「愛」が必要です。

例えばテレビがどんどん面白く無くなっていると言われていますが、それは「一部のクレーマー」の意見を採用してしまっているからです。

例えば、「罰ゲームは子供のいじめにつながるから放送するな」とか、「食べ物をバラエティで使うのはダメだ」とか、テレビを愛する人たちから見ればとんでもない馬鹿げた意見も、世間体を気にして採用してしまっている。

これではどんどん制限が増え、結果的にテレビが面白く無くなっていくのもしょうがないわけです。

制限や制約のないYoutubeが人気になり、最近ではAbema TVというサービスが始まりましたが、ちらっと見ただけですが、かなりの無法地帯でした(笑)

とても地上波では流せないようなことをやって Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �72

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いる(良い意味で)。

こんな風に、愛のある意見を採用すればいいわけですが(より面白くなるような)、愛があるかどうかを判断するのは自分なので、だからこそ、自分自身に一番愛がないといけないのです。

ビジネス=愛

このぐらいに考えていいと思います。

だから、本当に好きなことや、愛があることをビジネスにして欲しいわけですが、実は多くの人にとってはこれが難題で、

「自分が何を愛しているか理解していない人」

がほとんどです。

「やりたいことが見つからない」的なことを言っている人がまさにこれですね。

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Page 74: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

だからむしろ、

「あなたは何を愛していますか?」

と聞かれて、すぐに何かが思いつく人はラッキーなんです。

答えが例えば、

「私は音楽を愛しています」でも、 「私は子供を愛しています」でも、 「私は自分を愛しています」でも、

なんでもいいんです。

物でも、人でも、ことでも、何かを愛しているということは、誰かに共感ができ、何が不満で、何が望みかがわかるということですから。

「自分を愛している」というなら、「可愛いメイク術」とか、「おしゃれなファッション」とか、

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自分が得意にしていることがビジネスになるかもしれないし、あるいは、

「あまりイケてなかった頃の自分」

を想像して、「人から認められるにはどうすればいいか」「自分を好きになるにはどうすればいいか」などの悩みに答えてもビジネスになると思います。

つまり、

「さらにより良い理想に向かうビジネス」

も、

「不満状態から理想に近づくビジネス」

も、どちらもできるということです。

自分の理想に向かうエネルギーが、他人にとっ

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ても必要なエネルギーになって、インターネットではそれを自由に発信することができます。

愛がない人が、儲かるという理由だけで理想を語れば、それはただの詐欺になりますし、何よりバレますよね(苦笑)

やってて辛くなるだろうし。

だから、何かを愛する人は、ビジネスに向いているのです。

で。

一方で、まだ何かこれといって愛するものが見つかっていない人はどうすればいいのかというと、僕のオススメは、

「とにかく自分の世界を広げてみること」

です。

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Page 77: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

例えば新しい知識を学んだり、新しい人に出会ったり、新しい分野に飛び込んでみたり、新しい経験をしてみることで、

「成長することは素晴らしい」

ということに気がつくことができるはずです。

人間の学習能力というのは、「報酬」が設定されて初めて動き出すものです。

子供の頃はこの「報酬」が、知識ではなく体感なので、「気持ちいい」と感じることを繰り返すわけですが、人間には、

「気持ちいいことを繰り返す」

という性質があって、そして、繰り返すことによって強化学習が起こり、その行為が熟練していくのです。

例えば野球なら、バットでボールを打った感触 Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �77

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とか、グローブでボールをキャッチする感触とか、ボールを上手く投げられた感触が「報酬」として脳にインプットされて、その感触を追い求めて、反復練習するようになります。

反復練習すれば「コツ」が掴めてきて、どんどん野球が上手くなるわけ です。

これは大人でも同じなんです。

「成長することは素晴らしい(それ自体が)」

と気づけた人は、成長するための反復を始めて、段々とそれが上手になり、自己成長の達人になっていきます。

自己成長の達人になれば、結果として自分に自信も生まれるし、何かを愛するようになります(それが気持ちいいから)。

だから要するに、 Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.    �78

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「如何に早く、如何に多くの種類の快感に出会うか」

が、人間の成長の動機を決めるわけです。

成長の動機とは、つまり、生きる理由ですね。

まだそれが見つかっていない人は、これまでの人生で、あまり自分が気持ちがいいと思ってきたことを繰り返せなかったのかもしれません。

例えば、野球が好きだったけど、親にやめさせられたとか。

好きでもないことを続けさせられたとか。

こうなると何かを愛するもなにも、そもそも気持ちのいい生き方ができていないので、生きている意味を見失っていきます。

何を気持ちがいいと思うのかは人それぞれです。

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人によっては料理が気持ちいいと思い、人によってはスポーツが気持ちいいと思う。

料理は料理でも、イタリアンが好きだったり、みじん切りするのが好きだったり、新しい味にチャレンジするのが好きだったり、自分で食べるのが好きだったり、人に食べさせるのが好きだったり、人によって個性が生まれます。

個性とは、自分が気持ちがいいと思うポイントによって決まるんです。

そしてこの「気持ちがいいポイント」は、大きな共感を生む武器になります。

ビジネスでその共感をお金に変えることができれば、まさに「好きなことで生きていく」ということが可能になるわけです。

2017年現在、僕らが一番重要視すべきことは、

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「自分の気持ちいいことを追求すること(愛を深めること)」

だと言えます。

何でこんなことが言えるのかというと、ここ数年で「人工知能」の分野が急激に進歩していて、ディープラーニングという技術が確立されました。

これは人工知能が自己学習をしていくプログラムですが、このプログラムを使うと、例えばインベーダーやマリオなどのゲームを人工知能が繰り返し失敗しながら上達して、最終的には人間よりもハイスコアを叩き出すことができるようになります。

そしてこのディープラーニングで重要なことが、先ほどから言っている「報酬」という概念なのです。

ゲームを学習させる場合は「得点」が人工知能にとっての「報酬」になります。

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最初は何もわからないので、0得点でゲームオーバーしますが、繰り返していくと「得点を得る方法」を発見して、「より多くの得点が取れる動作」を繰り返すようになっていきます。

これが人工知能における学習のプロセスですが、これは人間の脳を模倣したものなので、全く人間と同じです。

僕も子供の頃、兄とストリートファイターをやっていましたが、最初は正直、自分が操作しているキャラクターがどっちかもわからず、適当にボタンを連打していました。

でもやっているうちにどのボタンを押せば、どう動くのかがわかってきて、少しずつ「技」も出せるようになっていきます。

失敗を繰り返して、より高い報酬が得られる方法を見つけ出していくわけですから、ディープラーニングと人間の学習は同じですよね?

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Page 83: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

このディープラーニングが進むと、将来的には、今現状、人間ができることの全ては人工知能が代わりにできるようになっていきます。

だからあと20年もすれば今ある仕事の50%は消えると言われていますが、人工知能にもできないことが1つだけあります。

それは、

「報酬を自分で決めること」

です。

例えばさっきのゲームの例で言えば「得点が高いことが良いことだ」と、人工知能に教える必要があります。

人間の場合は必ずしも誰かに教えてもらったことが報酬になっているわけではなくて、自分で報酬を生み出すことができます。

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泥だんごを作った経験があると思いますが、より丸い団子とか、より固い団子とか、よりツルツルな団子とか、人それぞれ追求した形が違うと思います。

「より丸い団子が作れた人が勝ち」などのルールを教えられたわけではなく、自分の感覚で、より気持ちがいい形を作っていたはずです。

この

「自分の感覚で自分だけの報酬を生み出せる」

というのが、今の所、人工知能にはできない、人間だけが持つ特質なのです。

あと10年もすれば人工知能と人間の競争が激化します。

20年後には50%以上が人工知能に負けていて、30年後にはもっと多くの人が職を失うことになるでしょう。

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「職を失うこと」が、すでにこの時代では悪いことではなくなっている可能性もありますが、何もやることがないというのは結構辛いことだと思います。

生きてる意味がないってことですから。

だから、今の内から自分の「愛」を育てていく必要があると思うんです。

つまり「自分が気持ちいいと思うことをさらに追求すること」ですね。

これが個性になって、付加価値になる。

こうやって自分の付加価値を高めていくのが、ビジネス的にも、生き方的にも、非常に時代にマッチした形だと思うんです。

「これをやれば儲かる」よりも、もっと自分自身の満足度を高めるようなことから始めた方が、結果的にビジネスも上手く行くのです。

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Page 86: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

愛のないことは一切やらない方が身のため、世のためです。

「まだ自分の愛がどこにあるかよくわからない」という人はぜひ、もっと新しいことに目を向けていきましょう。

新しい経験自体がきっと、素晴らしいと感じるようになるはずです。

そしてその素晴らしい経験から、さらに興味が惹かれたものに、思う存分溺れていきましょう(笑)

極論、パリピでもいいんですよ(笑)

そこに心が惹かれたなら。

日本一、世界一のパリピになればいい。

ゲーマーでもいいし、カラオケが上手い人でもいいんです。

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インターネットではその「個性」が際立つわけですから。

ユーチューバーなどが最たるものですよね?

別に何かのプロってわけではない。

自分が愛してることをみんなと共有しているだけです。

もちろん、ライバルが多い場合はビジネス的な戦略が必要になってきますが、とりあえず、ビジネスの原点になるものは「愛」なんです。

来る人工知能時代に向けて、自分だけの付加価値を育てていきましょう。

これから僕が目指すこと

さて、僕のこれからの計画について少しだけお

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話ししたいと思います。

先ほどの話を前提として僕がこれからやろうとしていることは、

「自分自身と自分に関わる人たちの可能性を広げる活動」

です。

これまでの12年間は僕が経験してきたことだったり、学んできたことをベースにして、その情報を付加価値として販売してきました。

これによって多くの人がビジネス的な成功を手に入れてくれたわけですが、これからはその範囲をもっと広げて、

「僕が面白いと思う人たちや、僕の情報を受け取ってくれている人たちにとって有益だと思う人たちのプロデュース」

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Page 89: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

に力を入れていくつもりです。

例えば僕は体が動かないので無縁なことですが、体のパフォーマンスを上げるためには、筋トレはとても有効です。

体のパフォーマンスが上がれば単純に生産性も上がり、エネルギーも高まるので、それを新しいチャレンジに使うことができます。

だから「想像以上の人生を生きたい」と思う人にとっては筋トレの情報はとても有益なわけですが、世の中にはその手の情報があふれているので、なかなか本物に出会うことができないかもしれません。

だから僕が本物だと思う人を紹介する、ということです。

他にも「投資に関する知識」「哲学に関する知識」最近のトレンドでは「人工知能に関する知識」などを、僕が本物を探してきて、みんなに

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Page 90: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

伝えられればと考えています。

結局、人生は「教養」で決まります。

「教養がある」とは、「気持ちがいいことをたくさん知っている」ということです。

例えば、天文学に関して無知な人は、天文学の気持ち良さを知らないわけです。

小説を読まない人は、小説の気持ち良さを知らない。

「教養」というのは別に崇高なものではありません。

難しいことを勉強しろとか、考えろってことではない。

哲学者や数学者は、ただ「それの気持ちよさ」を知っているだけで、だからそこに集中することができているだけです。

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Page 91: Copyright © 2017 Daisuke Wasa. All rights reserved.吸器を付けなければ呼吸すら出来なくなります。僕が損傷した4番、5番の場合は、丁度胸から 下の感覚が麻痺する症状が出ます。

本質的には、漫画好きとか、アニメ好きと同じで、人間は気持ちがいいことしか続けられないし、深められないのです。

だから、できる限り多くの知識を取り入れて、教養を身につけたほうが、圧倒的に人生は豊かになっていきます。

僕がやりたいことはつまり、

「気持ち良さを知らない人に、気持ち良さを教えること」

なのです。

言葉面だけ見ると変態チックですが(笑)

これは大真面目なことです。

そして僕は「気持ち良さを知ってもらうこと」こそが、「教育」だと思っています。

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「教育」こそがこれからのビジネスの主流になるとも考えています。

新しい世界を知った後、続けたり、深めるかどうかは別問題ですよ。

正解なんてないですから、誰が何を愛そうが勝手です。

でも「知らない」というのは大問題です。

もったいなすぎる。

全ては「知る」ということから始まるわけですから。

これから僕のメルマガで、様々な情報をお届けしていきます。

最初はビジネスに関する情報を重点的にお届けしていきますが、その後はもっと幅広い情報をお届けしていきたいと思っています。

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具体的なことはその時にならないとわかりませんが、僕はあなた自身の可能性をもっと広げた いと思っているのです。

だから是非、僕からのメールを楽しみに待っていてください。

お楽しみに。

ありがとうございました。

和佐大輔

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