á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb...

28
≪参考資料≫ 21世紀兵庫長期ビジョンの推進状況 (平成24年度) 平成25年9月

Transcript of á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb...

Page 1: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

≪参考資料≫

21世紀兵庫長期ビジョンの推進状況

(平成24年度)

平成 25 年9月

兵 庫 県

Page 2: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

1

目 次

1 21 世紀兵庫長期ビジョン(全県ビジョン)が描く「めざすべき将来像」と

県民と取り組む「協働シナリオ」(概要)・・・・・・・・・・ 3

2 全県ビジョンの平成 24 年度の推進状況

創造的市民社会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

しごと活性社会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

環 境 優 先 社 会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

多彩な交流社会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

3 地域ビジョンの平成 24 年度の推進状況

神 戸 地 域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

阪神南地域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14

阪神北地域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

東播磨地域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16

北播磨地域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

中播磨地域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

西播磨地域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

但 馬 地 域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

丹 波 地 域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21

淡 路 地 域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22

4 参 考

平成 24 年度の県政の動き ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23

「全県ビジョン推進方策(前期)」について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24

「兵庫の豊かさ指標」県民意識調査結果一覧(平成 25 年度・地域別) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25

Page 3: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

2

《21 世紀兵庫長期ビジョンの概要》

兵庫県では、平成 13 年 2 月、県民主役・地域主導のもと、21 世紀初頭の兵庫県のめざすべき社会像とその実現

方向を明らかにした「21 世紀兵庫長期ビジョン」(以下、「ビジョン」という。)を策定しました。

「21世紀兵庫長期ビジョン」は、「地域ビジョン」と「全県ビジョン」からなります。

「地域ビジョン」は、歴史、風土、文化などを共有する広域的な圏域ごとに、地域住民が地域の将来像を描き、

その実現に向けて主体的に取り組む指針です。

「全県ビジョン」は、「地域ビジョン」の実現を支援するとともに、全県的な視点から見た基本課題やめざすべき

将来像とその実現方向を明らかにしたものです。

21 世紀兵庫長期ビジョン

の特徴①県民主役・地域主導 ②「計画」ではなく「ビジョン」 ③参画と協働 ④プロセス重視

《ビジョンの改訂》

策定から概ね 10 年を経て、人口減少社会の到来とともに、グローバル化、アジアの台頭、地球環境・エネルギ

ー問題など社会や経済が著しく変化し、新たな地域課題が顕在化していることを踏まえ、平成 23 年 12 月、全県

ビジョン・地域ビジョンとも、県民参加により改訂を行いました。

改訂ビジョンでは、2040 年にめざす兵庫の未来像として、「創造と共生の舞台・兵庫」を掲げ、全県ビジョン

の4つの社会像の実現したい姿が県民にとってより分かりやすくなるよう、新たに 12 の将来像を示しています。

また、将来像を実現するため、2020 年頃を想定した取組の方向として、12 の将来像に対応した協働シナリオを

提案しています。

共有

《全県ビジョン》

創造的市民社会

しごと活性社会

環境優先社会

多彩な交流社会

《地域ビジョン》

創造と共生の舞台・兵庫

〔展望年次(将来を考えるために見通しておく時期)〕2030 年頃→2040 年頃

〔想定年次(ビジョン実現のため取り組む時期)〕2010 年頃→2020 年頃

21 世紀兵庫長期ビジョン

「創造」・・・現在の閉塞感や不安感を打破し、新しい豊かさを生み出す

「共生」・・・東日本大震災で大切さが再認識された人と人との絆の大切さ

「舞台」・・・兵庫という県土空間を舞台に、主役として活動を展開するのは県民一人ひとり

個性を生かした地域像

《全県ビジョン推進方策の策定とビジョン実現に向けて》

ビジョンは、県民一人ひとりの夢や願いのもとにみんなで共有する将来像であり、この目標を共有し、県民一丸

となって活動することで、新しい兵庫がつくられます。

このため、県民、各種団体、企業・事業者、行政など多様な主体が取組を進めていく方向性を示す「全県ビジョ

ン推進方策(前期)」を平成 25 年 5 月に策定しました。

今後、県民一人ひとりのビジョン実現状況の実感に基づく「豊かさ

指標」や、県の実現に向けた取組状況を明らかにする「フォローアッ

プ指標」等を活用し、ビジョンの推進状況を見える化し、さらなる取

組の展開につなげていきます。

また、2040 年の兵庫を担う主役である若い世代をはじめ、できる

だけ多くの県民の皆さんに、新しいビジョンの理念を理解してもらい、

実現に向けた取組に参画していただくため、高校の授業や各種集会に

おける出前講座を実施するなど、ビジョンの普及啓発に努めていきま

す。高校出前講座(県立上郡高等学校)

Page 4: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

I

創造的市民社会

しごと活性社会

21 世紀兵庫長期ビジョン(全県ビジョン)が描く「めざすべき将来像」と

3

(つながりによる家族・地域の再生)・家族のつながりの再生と縁結び応援など新たなつながりの育み

・家庭、地域、学校、職場の連携による子育て応援

・ふれあい再生と多様な住まい方の創出による“地域まるごと家族づくり”

・支え合いによる安全安心コミュニティづくりと孤立を防ぐセーフ

ティネットの構築

・「共生の心」を培う人権意識の高揚と、誰でも利用しやすいモノ、

情報、サービスの普及や安全で快適に暮らせるまちづくりの推進

(生涯健康で生き生き活躍できるしくみと場づくり)

・心と体の健康づくり推進と多様なニーズに応える医療・福祉・介護

サービスの充実

・歴史や芸術文化での感動発見と多彩な学びを楽しめる潤いある生

活づくり

・農や自然を楽しむ新しいライフスタイルの促進

・誰もが主体的に地域や社会と関わりを持ち役割を実感できる社会づくり

(地域と世界で活躍する次代の人づくり)

・さまざまな主体の連携による、産み、育てやすい環境づくり

・いのち・ふるさと・支え合いの大切さ、生き抜く力を学ぶ特色ある

教育の展開

・次代の地域づくりを支える多様な人材の育成・活躍

・グローバルな共生力・協調性を身につけた人材の育成・活躍

<協働シナリオ>

1.人と人のつながりで自立と安心を育む・家族の絆の大切さと、結婚や出産、子育ての喜びを実感できる

・地域全体が家族のようにつながり、豊かさや安心を実感できる

“地域まるごと家族”が実現している

・つながりにより安全安心のコミュニティが実現し、いざというときに

孤立を防ぐセーフティネットが構築されている

・一人ひとりが大切にされ、ともに生きる意識が高まる中、誰にとっ

ても利用しやすいモノ、情報、サービスが普及するとともに、誰も

が安全で快適に暮らせるまちが実現している

2.兵庫らしい健康で充実した生涯を送れる社会を実現する

・誰もが適切なアドバイスと多様なサービスのもと健康で暮らすこと

ができる

・感動や潤いをもたらす歴史、文化、芸術、学びが生活に根づいている

・自然や農、食を楽しむ新しいライフスタイルが広がっている

・年齢、性別、障害の有無、国籍、文化の違いなどにかかわらず、誰もが

いつまでも主体的に地域や社会で活躍している

3.次代を支え挑戦する人を創る・さまざまな主体の連携により、産み、育てやすい環境が整い、子ど

もたちが生き生き育ち、遊び、学んでいる

・いのちやふるさとの大切さ、生きる力を学ぶ多様な教育が展開され

ている

・グローバルな共生力・協調性を身につけた人材が世界で活躍している

・兵庫発の次代の人づくりのしくみとネットワークが世界に広がっている

(国内外と一体で成長を生み出す産業づくり)・兵庫の技術と蓄積を生かした国際的な産学・産産連携の展開

・世界や地域の課題解決に貢献する成長企業などの集積

・「小さな世界企業」の各地域への立地・育成によるものづくり産業

の革新

・西日本・東日本それぞれが自立した、しなやかな産業ネットワーク

の充実

(地域を生かし共に持続する産業づくり)

・ものづくり技術の高度化、高付加価値化による地域ブランド力の強化

・隠れた地域資源の発掘と発信による地域のにぎわいづくり

・経営基盤の強度化とブランド化による力強い産業としての農林水

産業の振興

・高齢社会のニーズに対応した多様な生活産業の育成と地域商業の

再生

(一人ひとりが持ち味を発揮できるしごとづくり)

・「社会貢献型」のしごとの創出

・国内外の特色ある人材が集まるアジアの人材育成拠点づくり

・誰もがやりがいを持って働けるしくみづくり

・しごとと生活が調和した多様な働き方の拡大

<協働シナリオ>

4.未来を拓く産業の力を高める

・兵庫の技術と蓄積を生かした国際的な産学・産産連携が形成されている

・国内外の創造的な人材が集い企業などの立地が進んでいる

・兵庫に根づく多彩なオンリーワン企業が育ち、活躍している

・西日本・東日本が自立しながら補完し合う産業ネットワークの構築に

兵庫が大きな役割を果たしている

5.地域と共に持続する産業を育む・地域産業が固有の付加価値により発展し、地域の魅力を高めている

・多彩な地域資源をつなぐツーリズムで地域ににぎわいが生まれている

・高度な経済基盤により力強い産業としての農林水産業が再生し、食

の自立を支えている

・暮らしを豊かにする新たな生活産業が成長するとともに地域商業が再生

している

6.生きがいにあふれたしごとを創る・社会的起業などの社会貢献型のしごとが広がっている

・兵庫発の人材がビジネス、貢献などのさまざまな分野で国内外に飛

躍している

・誰もが生きがいを持って働ける環境が充実している

・しごとと生活が調和した複線型のライフスタイルが実現している

Page 5: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

II

(人と自然が共生した持続する地域づくり)

・地域間連携による自然環境の保全・再生・創造

・森林・農地の持つ多面的機能の維持・保全

・生物多様性確保をめざした野生動植物との共生

・地域における自然の恵みの有効活用

(低資源・省資源による自立した地域づくり)

・地域で再生可能なエネルギーを生かす自給持続の地域づくり

・暮らしから産業活動まで広がる環境負荷を低減するしくみづくり

・省エネ促進、ヒートアイランド現象緩和による低炭素都市づくり

・地域で持続的に資源を循環させるしくみづくり

(災害に強い安全安心な地域づくり)

・最新の知見や歴史の教訓を踏まえた自然災害に強い安全安心を支

える防災・減災体制づくり

・大規模事故や原子力災害、感染症などによるリスクへの備え

・防災・減災を支える「共助・公助」の安心体制づくり

・減災社会の基礎となる「自助」意識の醸成と状況判断の向上

<協働シナリオ>

多彩な交流社会10.地域の交流・持続を支える基盤を整える・コミュニティによる主体的・自律的な地域運営が活発になっている

・地域づくりの人材育成や企業と地域との協働の輪が広がっている

・地域団体、NPO などによる「新しい公」が地域を支えている

・多彩な交流・物流を支える社会基盤が充実している

・公民連携により多彩な手法での地域づくりが進み、より身近な県政となっている

11.個性を生かした地域の自立と地域間連携で元気を生み出す

・農山漁村では、空き空間が管理・活用され、豊かな個性を生かす村

づくりが進められている

・疎住化が進む多自然地域などの地方都市では、まちなかへの生活機

能の集約が進んでいる

・都市郊外のニュータウンは世代バランスがとれ、ゆとりあるにぎわ

いのある空間になっている

・瀬戸内臨海部の都市では、多選択・多参画型のまちづくりが進んでいる

・地域資源が保存・継承され、地域への愛着が育まれ、地域の魅力となっている

・行政界を越えた地域間連携が進み、広域的に地域づくりができるよ

うになっている

12.世界との交流を兵庫の未来へ結ぶ・兵庫がアジアにおける人材育成拠点を形成している

・貢献と交流の広がりにより、世界と兵庫が双方向に結ばれている

・国際市場の一体化・分業化の中で、兵庫の産業の存在感が高まっている

・兵庫の暮らしが世界に開かれ、多文化共生が実現している

・地域資源を生かしたツーリズムによる交流が広がっている

・アジアのハブ機能を担う交通・物流ネットワークが充実している

4

県民と取り組む「協働シナリオ」(概要)

環境優先社会

(確かな地域経営を支える交流・持続基盤づくり)・地域づくりを支える地域力の充実と自律的な地域運営

・地域づくりの人材の育成や企業の地域づくりへの参画

・地域団体、NPOなどが連携した「新しい公」の成長、持続のしくみづくり

・多彩な交流・物流を支える社会基盤の充実

・民間の効率性やノウハウを生かした基盤づくりの展開

(個性を生かし自立する多彩で元気な地域づくり)・集落間の連携創造による広域村づくり

・放棄から利用への転換による集落空間の最適な管理

・集落外の主体が結節点となった交流による農村・都市双方の持続化

・住民ニーズに対応したコンパクトな地方都市づくり

・多世代共住、職住学近接などの実現による持続可能なニュータウンづくり

・瀬戸内臨海部における大都市の可能性を生かした多選択・多参画

型の地域づくり

・身近にある歴史・文化・遺産を活用した地域の魅力創出

・集落と地方都市、地方都市間をつなぐ交通ネットワークの構築

・地域・県域を越えた連携・交流による地域課題の解決

(アジア交流圏による世界に開かれた兵庫づくり)・国内外の特色ある人材が集まるアジアの人材育成拠点づくり

・兵庫の経験と蓄積を生かした双方向型の貢献と交流の拡大

・兵庫とアジアの経済・産業が一体で成長する「アジア交流圏」の形成

・世界に開かれ、住民参加で多文化共生が実現する兵庫の暮らしづくり

・兵庫・関西ならではの地域資源を活用したツーリズムの拡大

・アジアのハブ機能を担う空港・港湾などの基盤の活用

<協働シナリオ>

7.人と自然が共生する地域を創る

・地域間連携により自然環境の保全・再生・創造が進んでいる

・森林・農地のもつ多面的機能が良好に保たれている

・生物多様性が保全・再生・創造され、野生動植物との共生が図られている

・自然の恵みを無駄にしない社会構造となっている

8.低炭素で資源を生かす先進地を創る・再生可能エネルギーの活用により低炭素化が進み、地域での自給率

が向上している

・暮らしから産業活動まで環境負荷を低減するしくみが浸透している

・低炭素な都市構造に転換している

・地域で持続的に資源を循環させるしくみが整う

9.災害に強い安全安心な基盤を整える

・地震・津波、風水害など自然災害に強い安全安心を支える基盤が整っ

ている

・未曾有の災害に対して、いのちを守る、「逃げる」ことを重視した避

難対策が十分になされている

・大規模事故や感染症などへの危機管理に強い地域となっている

・災害に対する共助・公助の地域防災力が向上している

・一人ひとりが防災についての高い意識を持ち、自助・共助のしくみが

整っている

Page 6: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

5

創造的市民社会<平成24年度の推進状況>

◇人と人のつながりで自立と安心を育む

◇兵庫らしい健康で充実した生涯を送れる社会を実現する

◇次代を支え挑戦する人を創る

○人と人のつながりで自立と安心を育む〔家庭、地域、学校、職場の連携による子育て応援/安全安心コミュニティづくりとセーフティネットの構築 など〕

地域で家庭を支えるための支援として、「ひょうご家庭応援県民運動」を展開し、様々な子育てネットワークの拡大を図りました。

少子化の要因の一つである晩婚化・未婚化の進行に対しては、個別のお見合い紹介を行うひょうご縁結びプロジェクトなどの出会

い支援を行いました。

急速に進む高齢化の対応としては、高齢者の在宅生活の基盤の強化に努めるとともに、高齢者を地域で支える仕組みづくりを進め、

認知症対策として、認知症疾患医療センターの設置や認知症サポート医を養成するなど、予防に取り組みました。

自殺防止対策としては、電話による24 時間相談体制の充実や、働き盛り世代へのメンタルケア対策強化などに取り組みました。

また、消費生活の啓発・支援や、地域住民を中心とした自主的な地域安全まちづくり、「ストップ・ザ・交通事故」県民運動など、

地域での安全安心対策の取組を広めました。

さらに、ユニバーサル社会づくりの推進のため、「福祉のまちづくり条例」に基づき、バリアフリー施設の整備やみんなの声かけ活

動、「譲りあい感謝マーク」の普及、県主催行事への手話通訳及び要約筆記者を配置するなどの取組を行いました。

○兵庫らしい健康で充実した生涯を送れる社会を実現する

〔健康づくり推進と医療・福祉・介護サービスの充実/歴史、芸術文化や多彩な学びを楽しめる潤いある生活づくり など〕

地域の医師確保対策として、医学生への修学資金制度の運営や、ドクターバンク事業の実施等、様々な施策に取り組みました。

県立病院については、尼崎総合医療センター(仮称)、淡路病院(平成25 年5月1日に淡路医療センターとして開院)、光風病院の

児童思春期センター(愛称:ひかりの森、平成25 年3 月25 日に外来診療部門を開設)、県立こども病院等について、医療体制の一

層の充実に向けた整備を着実に推進しました。

「健康づくり推進条例」に基づく「兵庫県健康づくり推進プラン」により、生活習慣病予防、歯及び口腔の健康、こころの健康等、

健康確保対策のさらなる展開を図るとともに、「受動喫煙の防止等に関する条例」の円滑な施行に向けた普及啓発等を行いました。

芸術文化の創造・発信については、芸術文化センターなどの拠点で、国内外の優れた公演、展示、活動により多くの来場者を集め

るとともに、「わくわくオーケストラ教室」等により、青少年の豊かな感性を育むなどの取組を行いました。

また、県民の自発的な活動を地域づくり活動応援事業など多様な事業により支援することで、地域の個性を生かした様々な分野で

の地域づくり活動やボランティア活動が着実に広まっています。

さらに、男女共同参画の推進や、障害のある人の自立支援にも引き続き取り組みました。

○次代を支え挑戦する人を創る〔いのち、ふるさと、支え合いの大切さ、生きる力を学ぶ特色ある教育の展開 など〕

多様な保育制度を推進するとともに、放課後の子どもの居場所を確保する「ひょうご放課後プラン事業」、子育て3ひろば等の展開などにより、子どもを生み育てやすい環境整備を行いました。

増加する虐待相談に対応するため、こども家庭センターの相談機能を強化するとともに、県下6箇所に設置した児童家庭支援センターにおいて、地域での24 時間365 日のきめ細かな相談・指導を実施しました。

「兵庫型教科担任制」等による学力向上対策の充実や県立高校における地域連携、スペシャリストの育成など重点テーマに基づく魅力ある学校づくりを進めるとともに、「トライやる・ウィーク」など兵庫県独自の取組により、児童生徒の発達段階に応じた体系的な体験教育を推進しました。

また、社会貢献活動を就職活動等に生かせる「ひょうご青少年社会貢献活動認定制度」等、次代の人材育成に取り組むとともに、不登校、中途退学等で進路を見つけるのが困難な青少年の社会的自立支援やいじめ等、子どもたちの心の問題への対応に取り組みました。

【主な取組例】

・まちの寺子屋プロジェクトの実施

・ひょうご出会いサポートセンター事業の実施

・高齢者見守り隊活動支援事業の実施

・「兵庫県いのちと心のサポートダイヤル」、「いのちの電

話」による24時間相談の実施

・県消費生活センターによる消費者力向上の

ための講座実施

・まちづくり防犯グループの活動促進

・みんなの声かけ運動推進員の普及・推進

【主な取組例】

・医師派遣緊急促進事業の実施

・小児救急医療電話相談の実施

・健康マイプランのプログラム提供の実施

・ひょうごの芸術文化育成・支援事業の実施

・地域づくり活動応援事業の実施

・事業所との男女共同参画社会づくり協定締結の推進

・在宅重症心身障害児(者)ショートステイサービスの

促進

【主な取組例】

・多子世帯における保育料の軽減

・こども家庭センターの相談・指導体制の強化

・魅力あるひょうごの高校づくり推進事業の実施

・ひょうごっ子いじめ相談24時間ホットラインの実施

Page 7: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

6

<トピックス>

横尾忠則現代美術館がオープン、県立博物館等でも多彩な周年記念事業を開催

また、4月1日には、生徒の興味・関心や多様な学習ニーズに応

じて主体的に学ぶことができる阪神昆陽高等学校(多部制単位制・

普通科)と、障害のある生徒の社会的・職業的自立を支援するため

の職業教育に重点をおく阪神昆陽特別支援学校(高等部単独設置・

職業科)の2校を同一敷地内に新たに開校しました。

両校は、同一敷地内の高等学校と特別支援学校の生徒同士の交流

及び共同学習を通じて、共に助け合って生きていくことを実践的に

学ぶ機会を設定し、ふれあいを通じた豊かな人間性を育むととも

に、社会におけるノーマライゼーションの理念を進展するための礎

となる学校をめざしています。

そのため、高等学校と特別支援学校が施設・設備を共同利用でき

るよう、両校の校舎の間に渡り廊下を設けて、特別教室や大講義室、

図書室、体育館、プール、グランド等を共同で活用するとともに、

両校の校舎の間には「交流広場」を設け、両校の生徒や教員のふれ

あいの場としています。

地域ぐるみで子育て家庭を支援~子育て3ひろばの推進

平成24 年11 月3 日の文化の日、本県出身の世界的なアーテ

ィストである横尾忠則氏から寄贈・寄託を受けた3,000 点にも及

ぶ作品・資料等を保管・展示する

「横尾忠則現代美術館」がオープ

ンしました。横尾作品を中心とす

る展覧会の開催や、公開制作など

様々な事業を行い、県立美術館と

連携し、ミュージアムロードの

拠点として人々が集い、楽しみ、

遊ぶなど参加・体験型のミュージ

アムとして展開していきます。

開館 20 周年を迎えた県立人と自然の博物館では、9 月 15 日

に「ひとはく記念フォーラム」を開催し、また、10 月13 日・14

日には「ひとはくアニバーサリー」として、13 日に秋篠宮殿下の

御臨席のもと、20 周年を総括する記念式典・シンポジウムを開催

し、博物館活動を通じて地域貢献

を果たす「新しい博物館のあり方」

「これからのひとはく」を広く発

信するとともに、14 日には、今

年度整備した移動博物館車「ゆめ

はく」及び「ひとはく多様性フロ

ア~魅せる収蔵庫トライアル~」

を披露し、関連イベント・セミナー

等を実施しました。

開館10 週年を迎えた人と防災未来センターでも、10 月11 日

に 10 周年記念国際減災フォーラムを開催するとともに、特別企

画等を実施しました。

県立美術館も同じく10 周年を迎え、12 月8 日に科学者と美術

家によるミュージアムの未来の姿を展望する記念フォーラム「あ

さっての美術館」や関連事業を実施しました。

県立考古博物館も5周年を迎え、9 月30 日に邪馬台国と同時代

の「大中遺跡」発見 50 周年に関連し、卑弥呼がいた激動の時代

に兵庫の果たした役割を読み解く記念シンポジウム「卑弥呼がい

た時代」や特別展を開催しました。

今後も県民の皆さんが芸術文化や地域の歴史・伝統に気軽し親

しみ、参加できる質の高い生活づくりを推進していきます。

県立こども発達支援センター、県立阪神昆陽特別支援学校を開設

発達障害児の早期発見、支援体制を強化するため、診断・診療

機能と療育機能を有する「兵庫県立こども発達支援センター」を

平成24 年7月1日から供用開始しました。

医師による診断・診療、心理

士によるアセスメント、作業療

法士・言語聴覚士による療育

(保険診療)、出張発達健康相

談、派遣発達支援の実施や・

市町の療育体制の核となる療育

機関づくりへの支援を行います。

地域ぐるみの子育てを推進するため、県内各地で身近な場所を活

用し、地域の人々の協力を得ながら、乳幼児から中高生まで子ども

の成長段階に合わせた居場所の提供・見守りを行うひろばづくりを

進めています。

平成25 年2 月12 日には「子育て3ひろば交流会2013」を開

催し、3ひろばの関係者が子育て支援活動への熱い思いを共有し、

地域ぐるみによる子育てをさらに推進していくことを確認しあいま

した。

・まちの子育てひろば

子育て中の親子が気軽に集い、

悩み相談や情報交換など仲間づ

くりができる場として、保育所

や公民館など約2,000 カ所で開

設。専門家による相談や、絵本

の読み聞かせも行われています。

・子どもの冒険ひろば

公園や空き地などで幼児や小

学生らが伸び伸びと遊べるプレ

ーパークとして、517 カ所(広域

拠点30 カ所)で実施されていま

す。自由な発想で楽しむ子ども

たちを、プレーリーダーや地域

の大人が見守ります。

・若者ゆうゆうひろば

中高生などの若者が学校帰り

に気軽に立ち寄り、自由に過ご

すことができる居場所。公民館

やショッピングセンターなど

45 カ所で開設され、サークル活

動やイベントなど多彩な取組が

展開されています。

県立人と自然の博物館

開館20周年記念式典

淡路冒険の森

そろばんワークショップかさい

横尾忠則現代美術館

まちの子育てひろば

こども発達支援センター

Page 8: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

7

しごと活性社会<平成24年度の推進状況>

◇未来を拓く産業の力を高める

◇地域と共に持続する産業を育む ◇生きがいにあふれたしごとを創る

○未来を拓く産業の力を高める〔兵庫の技術と蓄積を生かした産業の育成/産学官連携の推進によるオンリーワン技術の創出と海外展開 など〕

スーパーコンピュータ「京」やX線自由電子レーザー「SACLA」、大型放射光施設「SPring-8」等の世界最高水準の性

能をもつ研究基盤の集積を生かすため、高度計算科学研究支援センターや放射光ナノテク研究所を拠点に、高度なものづくりや新材

料の開発などへの産業利用を促進しました。

また、兵庫県COEプログラム推進事業により、産学官連携の研究開発の促進を図るとともに、兵庫ものづくり支援センターでの

技術開発支援、ひょうご新産業創造ファンドよるベンチャー企業の支援など、新事業・新産業の創出に取り組みました。

さらに、県内の産業用地の情報提供や、市町等との連携による産業集積条例や企業立地促進法の活用等による戦略的な企業誘致を

推進した結果、平成24 年の工場立地件数は前年比21.4%増加し、68 件となりました。

平成14 年以降、工場立地件数は全国4位以内に位置し続けており、本県の産業基盤は

高く評価されています。

○地域と共に持続する産業を育む

〔地域に根ざした生活充実産業の振興/観光・誘客の推進/力強い農林水産業の再生 など〕

地場産業を振興するため、県立工業技術センターなどによる技術の高度化支援やブランド力強化、海外展開などの支援の充実を図

るとともに、中小企業や創業をめざす人たちによる新たな技術、サービスの創出を促進するため、金融機関と連携した円滑な資金供

給を継続的に実施しました。

また、兵庫の魅力と元気を発信するため、「あいたい兵庫キャンペーン 2012」を実施し、地域の個性と魅力を生かした誘客を図

るとともに、農商工連携や地産地消型の物産開発の促進に取り組んだほか、商店街の現状や課題に応じて、ハード・ソフトの補助金

や融資制度により賑わい創出、空き店舗を活用した魅力ある店舗やコミュニティ施設の誘致、再生計画の策定等の取組を支援するな

ど、地域の賑わいづくりにも取り組みました。

農業については、「ひょうご農林水産ビジョン2020」のもと、認定農業者や集落営農組織が農業生産を牽引する力強い農業構造

への転換をめざすとともに、企業的感覚に富む農業経営体を養成するひょうご農業MBA塾や、企業の農業参入の推進等総合的な対

策を実施しました。また、ひょうご就農支援センター、地域就農支援センターでは、就農希望者からの相談に応じた円滑な就農を推

進し、幅広い人材育成に取り組むとともに、安全安心で高品質なブランド農水産物の産地づくりを進め

るため、ブランド指導相談室の設置や、6次産業化チャレンジ支援事業などの取組も展開しています。

○生きがいにあふれたしごとを創る〔就業支援、多様な働き方による高齢者、女性、若者、障害者の活躍促進など〕

急激な経済・雇用情勢の変化に対応するため、新規学卒者および障害者の積極的な採用を経済団体等に要請するとともに、引き続

き国の交付金を活用した「緊急雇用就業機会創出事業」及び「ふるさと雇用再生事業」を実施しました。

安定した雇用の推進に向けては、ひょうご・しごと情報広場でのきめ細かな就職支援をはじめ、新規学卒者や不安定就労が続く年

長フリーターへの企業説明会や職業訓練、団塊世代をはじめとする中高年齢者、意欲ある女性への就職支援、障害者の雇用促進など、

県民だれもが多様な働き方を実現できる社会づくりに向けた取組を進めました。

また、本県産業の礎となるものづくりへの関心を高めるとともに、職業としてのものづくりの魅力と奥深さを伝えるため、平成

25年1月にものづくり大学校「ものづくり体験館」をオープンし、本格的なものづくり体験の機会

と場を提供しています。

スーパーコンピューター「京」提供:理化学研究所

【主な取組例】

・スーパーコンピュータ「京」等の産業利用への支援

・兵庫県COEプログラム推進事業

・「関西イノベーション国際戦略総合特区」の推進

・ひょうご新産業創造ファンドによる支援

・産業集積条例に基づく企業立地の促進

・ひょうご海外事業展開支援プロジェクトの推進

・兵庫ものづくり支援センターによる技術支援

【主な取組例】

・地場産業ブランド力強化・海外展開支援事業の実施

・「あいたい兵庫キャンペーン2012」の実施

・商店街新規出店・開業等支援事業

・ふるさと人材確保応援事業・障害者就職拡大推進事業・多様な職業訓練の実施

【主な取組】・緊急雇用就業機会創出事業等・生きがいしごとサポートセンター事業・ひょうご仕事と生活センター事業

ものづくり体験館

新規就農駅前講座

・新規就農駅前講座

・ひょうご農業MBA塾開設事業

・ひょうご食品認証制度の推進

・ものづくり体験館における若者へのものづくり体験の実施

Page 9: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

8

<トピックス>

スーパーコンピュータ「京」とX線自由電子レーザー施設「SACLA」の本格稼働

「あいたい兵庫キャンペーン2012」で兵庫の魅力を発信

兵庫の魅力と元気を発信し、地域の個性と魅力を生かしてさら

なる誘客を促進していくため、「あいたい兵庫キャンペーン

2012」を実施しました。

特に、NHK大河ドラマ「平清盛」の放送をきっかけに、ゆか

りの地として「KOBE de 清盛 2012」 ドラマ館・歴史館

の設置をはじめ、「清盛茶屋」でのおもてなし、「輪タク清盛号」

など、多彩な取組を実施するとともに、県内各地においても関連

イベントを多数開催しました。

このほか、県内市町の「ゆるきゃら®」を獲得しながら観光ス

ポットを巡る携帯スタンプラリーや、ひょうごチャンネルを活用

した「キャンペーン見どころ紹介動画」の発信など、新たな取組

を加え、さらなる誘客促進を図りました。

神戸ビーフ・兵庫県産米の海外進出

本県には、国の第3期科学技術基本計画に盛り込まれた5つ

の国家基幹技術のうち2つが立地しています。

その1つであるスーパーコンピュータ「京」は、神戸ポート

アイランド第2期において、(独)理化学研究所により整備が進め

られ、平成24年9月 28 日に共用を開始。一般利用枠におけ

る利用研究課題62 件(うち産業利用25件)が選定され、「京」

を活用した大学や企業等の研究が本格的にスタートしました。

「京」では、画期的な新薬の開発につながる創薬応用シミュ

レーションや、地盤沈下や液状化現象等の影響を加味した詳細

な予測による、災害に強い街づくりやきめ細かな避難計画のシ

ミュレーションが可能になる等、様々な成果が期待されていま

す。

また、「京」と同じく「国家基幹技術」の一つとして選定され、

整備が行われてきた『X線自由電子レーザー「SACLA」』の利

用が本格化。利用課題は国内外から公募され、約 50 件が採択

されました。

「SACLA」の利用により、

燃料電池の燃料である水素を

安全に保管できる水素吸蔵材

料等の開発などグリーンイノ

ベーションの創出が可能とな

り、環境・エネルギー問題の

解決への貢献も期待されてい

ます。

地域の個性と魅力を活かす「五つ星ひょうご」プロモーション事業の実施

平成25 年2 月、ひょうご五国(摂津、播磨、丹波、但馬、

淡路)の特産品の中から、「地域らしさ」と「創意工夫」とを

兼ね備えた、食品46品、食品以外10 品の計56の商品が初

代「五つ星ひょうご」として選定されました。

これらの商品は、インターネットや催事での販売等を通じ

て、販路を拡大するとともに、商品を通してひょうごの魅力を

全国に向けて広く発信しました。

平成24 年2 月、神戸ビーフは初めて海外輸出され、現在は、

マカオ、香港、米国、タイ、シンガポールの5か国に拡大してい

ます。今後も海外プロモーションの展開などにより、ブランド価

値の高い神戸ビーフの流通、輸出を推進していきます。

また、12 月にはJA兵庫六甲産のコシヒカリ計34.6 トンが香

港に輸出され、日系の大手量販店で販売。兵庫県産米の海外初進

出が実現しました。その後、オーストラリア、ドイツでの輸出も

実現し、着実にその販路を拡大しています。

神戸ビーフ、兵庫県産米とも現地で高く評価されており、今後

ますます兵庫県産の農林水産物が世界の食卓を賑わすことが期

待されています。

現地百貨店における県産米店頭販売

香港高級スーパーでの神戸ビーフ販売

『X線自由電子レーザー「SACLA」』、SPring-8航空写真提供:理化学研究所

播州織扇子 丹波篠山黒豆煮

「清盛茶屋」でのおもてなし 観光キャラバンによるPR

Page 10: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

9

環境優先社会<平成 24年度の推進状況>

◇人と自然が共生する地域を創る

◇低炭素で資源を生かす先進地を創る

◇災害に強い安全安心な基盤を整える

○人と自然が共生する地域を創る〔自然環境の保全/自然と共生するライフスタイルの定着/生態系サービスの有効活用 など〕

コウノトリの野生復帰など、人と自然の共生をめざすこれまでの取組の成果を踏まえ、自然と共生するライフスタイ

ルの定着、生物多様性の保全などのさらなる促進や、生態系サービスを有効に活用できる自然との持続可能な関係の構

築を進めるとともに、幼児期から学齢期、成人期までライフステージに応じた環境学習・教育を展開してきました。

平成 14 年から進めてきた「新兵庫の森づくり」が平成 24 年からは「公的関与による森林管理の徹底」、「多様な担

い手による森づくり活動の推進」を基本方針とした第 2 期対策へと移行し、多様な森林づくりの担い手の育成が推進さ

れることで、県民総参加で森林を守るしくみが構築されつつあります。

また、拡大する獣害被害を軽減するために、野生動物の計画的な保護管理

を行うとともに、狩猟したシカ肉の需要拡大、加工施設の整備が進むなどシ

カ肉の有効活用に努めるなど、自然の恵みを無駄なく生かすしくみづくりが

進んでいます。

○低炭素で資源を生かす先進地を創る

〔再生可能エネルギー等の活用/低炭素で環境負荷の低い社会構造の確立 など〕

住民、事業者、行政など様々な主体が、省エネ、創エネや資源循環に積極的に取り組むことで、温室効果ガスの排出

量削減を推進しました。

昨今のエネルギー事情や平成 24 年7月に再生可能エネルギー固定価格買取制度が開始されたことにあわせて、公有

地でもメガソーラーの設置に向けた準備を進めるなど、太陽光発電の一層の導入が促進されました。あわせて、既築住

宅を対象とした補助制度、新築住宅及び既築住宅を対象とした低利な融資制度を実施し、住宅用の太陽光発電設備の導

入を促しました。その効果もあって、平成 24 年3月末時点での住宅用太陽光発電施設の累計設置状況は、44,152 件

(165,554kW)となるなど、県内各所で太陽光発電が拡がりつつあります。

また、一般廃棄物の焼却施設は計画的に更新されていますが、地球温暖

化防止や熱利用(サーマルリサイクル)の促進の観点から、高効率ごみ発

電施設の積極的な導入を促進していきます。平成 24 年3月末時点のごみ

発電能力は、94,375kw です。

○災害に強い安全安心な基盤を整える

〔安全安心を支える社会基盤の整備/地域ごとの防災システムの充実/防災意識の向上促進 など〕

自然と共存する防災・減災社会の構築をめざし、生活に密着した社会基盤の安全度の向上、県民の自助・共助意識や

状況判断力を高めるソフト対策の充実に努め、災害や危機に強い安全安心な地域づくりを進めました。

近い将来に起こるであろうとされる南海トラフ地震を踏まえ、防潮堤整備等の津波対策を実施するとともに、緊急輸

送道路への落石防護柵等の整備、橋梁や下水道、災害時の拠点となる施設(学校・病院など)の耐震強化を進めるなど、

地震対策を進めました。

また、頻発する集中豪雨に対し、平成 21 年台風第9号等の災害の教訓

を踏まえ、総合的な治水対策を推進しています。あわせて、的確な避難判

断や行動を促すための情報をわかりやすく発信するなど、減災のためのソ

フト対策を充実しました。

森林ボランティアリーダー養成講座(多可町)

【主な取組例】

・新ひょうごの森づくりの推進

・里地・里山・里海等の自然再生の推進

・環境学習・教育の総合的推進

・生物多様性ひょうご戦略の推進

・シカ被害対策の総合的推進

・外来生物対策の推進

・電力需給のひっ迫に伴う節電対策の実施

・廃棄物の排出抑制の推進

・再利用による物質循環の推進

【主な取組例】

・再生可能エネルギー等の導入促進

・温室効果ガスの排出抑制対策の実施

・省エネ型ライフスタイル等の促進

・東日本大震災への支援

・総合的な治水・治山対策の推進

【主な取組例】

・南海トラフ巨大地震・津波対策等の推進

・地域防災力の強化促進

・阪神・淡路大震災の経験・教訓の継承・発信

(完成予定図)

尼崎沖フェニックス事業用地のメガソーラー航空写真

洗戎川水門(西宮市)

Page 11: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

10

<トピックス>

コウノトリ野生復帰事業が新たな段階へ シカ被害対策の推進とシカ肉の需要拡大

平成 24 年度は平成 19 年度に野外で初めてコウノトリの

幼鳥が巣立って以来、過去最多となる 14 羽が巣立ってい

きました。これにより、現在では豊岡盆地を中心に 58 羽

(野生個体を除く)が生息しており、その数は着実に増え

てきています。

また、野外で巣立ち、人為給餌に依存していない個体ペ

アからも1羽の幼鳥が巣立ちました。これは、国内初の事

例であり、「コウノトリ野生復帰グランドデザイン」で掲げ

る「安定した繁殖個体群」の確立に向けて、また一歩進ん

だといえます。

コウノトリの野生化実現に向けての取組は、豊岡市周辺

のみならず、養父市・朝来市にも広がり、さらには県を越

えて福井県や東京都多摩動物公園でも行われるなど、広が

りを見せています。また、ロ

シア・ハバロフスク地方の協力

により増殖に成功した兵庫県

のコウノトリ4羽を同地方へ

寄贈するなど、海外との調

査・研究協力も広がりをみせ

ています。

被害が多発しているシカに対し、関係課室や県民局で構

成する「シカ被害対策連絡会議」を設置して、被害対策を

総合的に推進しました。シカ保護管理計画では、農業被害・

森林被害が軽微になる生息密度(目撃効率:1.00 以下)を

めざし、平成 22 年度から年間 30,000 頭を捕獲目標とし

ており、平成 24 年度は 31,835 頭を捕獲しました。また、

農作物被害を防止するために関係集落が連携して実施する

防護柵の設置や機能向上を図る取組についても支援し、農

家の負担軽減をはかりました。

さらには、狩猟したシカの肉を自然の恵みと考え、シカ肉の

兵庫県認証食品の認証取得を促進するとともに、宍粟市、朝

来市、佐用町に資源動物処理加工施設などシカ肉加工処理施

設を整備することで、食品と

しての有効利用を図りまし

た。また皮革関連業者や関係

団体、県、県皮革工業技術支

援センター等による「兵庫シ

カ革商品化研究会」を設置し、

新商品開発及び販路開拓にも

力を入れました。

県民あげての節電への取組と再生可能エネルギー等の導入促進

東日本大震災被災地への支援継続

東日本大震災の影響による電力需給のひっ迫への対応の

必要性に鑑み、関西広域連合において節電対策への取組が

推進されました。それを受けて兵庫県では、平成 24 年度に

「兵庫県節電対策推進本部」を設置し、電力需給対策の総

合的な調整・推進を図り、節電目標を達成し、計画停電を

回避することができました。(ピーク時電力約 11%減(平

成 22 年度比))

しかし、電力需給は平成 25 年度以降も依然厳しいことが

想定されます。そこで県では、従来より行われていた住宅用

太陽光設備の設置促進の取組

に加え、県内各地でメガソー

ラー事業に着手し、新たな電

力確保やエネルギー自給率

の向上に努めました。さら

に、未利用の新たなエネルギ

ー源の導入拡大の一環とし

て、山陰沖のメタンハイドレ

ート賦存確認調査を実施し

ました。

兵庫県は発災当初より、関西広域連合で決定したカウンタ

ーパートの支援先である宮城県及び宮城県内市町に対し

て、阪神・淡路大震災の経験・教訓を踏まえ、復興ステー

ジに応じた支援を積極的に行っています。復興が本格化し

つつある平成 24 年度は、県職員やまちづくりコンサルチ

ームの継続派遣に加えて、被災地の真の復興を推進するた

め、被災者の元気や自立を引き出すきめ細かな支援が必要

と考え、①住民主体のまちづくり、コミュニティの再生へ

の支援、②被災者のこころのケアへの支援、③兵庫県内に

避難されている方々への支援、の3つを柱とした支援を実

施しました。

また、東日本で活動するボランティアへの支援として、ボ

ランタリープラザと大学等との協働によるボランティアバ

スの派遣や、「東日本大震災ボ

ランティア・インフォメーシ

ョンセンター・兵庫」を介し

ボランティア関連情報の提供

を行うなど、多様な主体によ

る被災地の復興を促すしくみ

づくりを進めました。

節電街頭キャンペーン(JR 三ノ宮駅)

シカ肉バーガー野生復帰が進むコウノトリ

東日本大震災被災地でのボランティア活動

Page 12: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

11

多彩な交流社会<平成24年度の推進状況>

◇地域の交流・持続を支える基盤を整える

◇個性を生かした地域の自立と地域間連携で元気を生み出す

◇世界との交流を兵庫の未来へ結ぶ

○地域の交流・持続を支える基盤を整える

〔交流・物流を支える社会基盤の充実/公共交通の利便性向上 など〕

「高速道六基幹軸」は、兵庫県の骨格を形成する基幹道路網です。この基幹軸を構成する

新名神高速道路、中国横断自動車道姫路鳥取線、北近畿豊岡自動車道などの高規格幹線道路

をはじめ、これらと一体的に機能する国道、県道などの整備や、生活に身近な道路の整備、

安全確保を進めています。

また、地域の移動手段として持続可能な公共交通を維持・活性化するために、特急列車「は

まかぜ」(大阪~浜坂)の乗車時間を短縮(12 分)するなどの利便性向上策や、生活交通バ

スへの支援などを実施しています。

神戸電鉄粟生線では、沿線市と連携して支援を行いながら、事業者、地域住民とともに、

利用促進・地域活性化に向けた創意工夫に取り組みました。

国際コンテナ戦略港湾に指定された「阪神港」では、特区制度の活用や内航フィーダー網の充

実を図ることで、西日本の産業と国際物流を支えるハブ機能の強化を推進しています。

【主な取組例】

・北近畿豊岡自動車道(和田山八鹿道路)の供用開始

・ひょうご公共交通10ヵ年計画(平成25~34年度)の策定・推進

・関西国際空港・大阪国際空港の一体的管理運営開始

○個性を生かした地域の自立と地域間連携で元気を生み出す 〔都市農村交流の拡大/地域資源の発掘・発信 など〕

人口減少・高齢化の進展により活力が失われつつある多自然地域を中心に、地域の主体的な取組によるにぎわい創造や農林漁業

の活性化、二地域居住・UIJターンなどを促進するため、「地域再生大作戦」などの多彩なメニューによる支援を実施しました。

また、「ひょうご地域再生塾」により、地域活動をリードする人材養成に取り組みました。

加えて、「農」や「食」をキーワードに、都市と集落、集落と集落など地域間の交流・

連携の拡大を通じて、地域に元気を生み出すため、市民農園の利用促進や都市における農

産物直売所の設置、「都市農村交流バス」への運行助成や多自然居住交流拠点の整備など、

都市農村交流の拡大に取り組みました。

【主な取組例】

・地域再生大作戦の総合的な展開

・地域直売所の整備推進

・県民交流バスの推進

○世界との交流を兵庫の未来へ結ぶ 〔友好・姉妹洲省等との交流/兵庫の経験・蓄積を生かした貢献 など〕

兵庫県と独シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州(15 周年)、仏セーヌ・エ・マルヌ県(20周年)との交流を記念して、友好代表団の

訪問、共同声明の調印などを行いました。両県州では、経済・観光交流を促進するため、企業関係者等を対象に兵庫県の企業立地

環境等を紹介する「ひょうごセミナー」も開催しました。

このほか、中国広東省との友好提携 30 周年を記念して、兵庫県代表団が広州を訪問

するなど、友好・姉妹州省を中心に、世界の各地域との交流が広がっています。

【主な取組例】

・独シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州友好交流15周年記念事業(8月)

・仏セーヌ・エ・マルヌ県友好交流20周年記念事業(8月)

・友好提携30周年を記念した中国広東省訪問(11月) 独シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州

での「ひょうごセミナー」

ひょうご地域再生塾

和田山八鹿道路開通記念式典

・ジャズシティ・KOBE、尼崎運河再生プロジェクト、北摂里山博

物館構想、東播磨の水辺名所づくり、北播磨の医療・福祉包括ケ

アシステム、銀の馬車道プロジェクト、自然満喫!西播磨暮らし、

大丹波の広域観光、淡路島古事記編纂 1300 年記念事業など、

地域プロジェクトの推進

神戸電鉄粟生線で運行した

「おやじジャズトレイン」

Page 13: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

12

<トピックス>

個性を生かして自立・交流する地域づくり 誰もが安心して暮らせる住まいづくり

特色ある地域ビジョンの実現や地域活性化に向けた主体的

な取組を支援する「地域の夢推進事業」などを活用して、個性

を生かした地域プロジェクトを推進しています。

平成22 年に世界ジオパークネットワークに加盟認定された

山陰海岸ジオパークでは、推進協議会(兵庫県、京都府、鳥取

県、3市3町、28 団体)が主体となり、貴重な地質資源の保

全と活用、新たなツーリズムの推進に取り組むとともに、県と

しても国際学術会議の開催やアクセス向上の基盤整備などの

支援を行っています。

また、「あわじ環境未来島構想」では、淡路島内3 市や住民、

企業等との協働により、淡路島の豊富な日照や大規模な未利用

地を活用した太陽光発電所の立地促進、吉備国際大学南あわじ

志知キャンパス地域創成農学

部の整備促進などの人材育成

拠点の充実、高齢者にも優し

い地域交通システムの構築

(超小型電動車両の実証等)

などに取り組んでいます。

“安らぎと豊かさ”“元気と活力”を生み出す住生活の実現をめ

ざす「兵庫県住生活基本計画」(平成 23~32 年度)に基づき、

家族や地域の基盤となる住まいづくりに取り組みました。

オールドニュータウンの再生モデ

ルとしてソフト・ハード両面の取組

を進めている「明舞団地再生展開事

業」では、県立大学等とのワークシ

ョップや農業体験・販売による住民

の交流活動を実施。団地内で自治会

活動を行う大学生への県営住宅の提

供、スペースを生かした明舞安心

ミニデイサービスセンター の 開 設 な

ど、安心して暮らせるミクストコミ

ュニティづくりを推進しました。

また、少子・高齢化が進み、高齢者などの住宅困窮者が増加し

ていることを踏まえ、行政・企業・団体等の連携による「ひょう

ごあんしん賃貸住宅制度」を創設。高齢者世帯、障害者世帯、外

国人世帯、子育て世帯の入居を受け入れるあんしん賃貸住宅の登

録や情報提供により、誰もが安心して生活できる居住環境づくり

に取り組みました。

歩行者・自転車、通学路などの交通安全対策の実施

関西広域連合のさらなる発展

環境問題に対する意識や健康志向の高まりなどから、日常生活

での自転車利用者が増える一方、自転車と歩行者が輻輳すること

による事故への安全対策が課題となっています。

県では、歩行者・自転車双方

が安全に通行できる空間を確

保するため、平成24 年度から

「歩行者・自転車分離大作戦」

を実施し、歩道や路肩をカラー

舗装化する視覚的分離対策や、

車線数を少なくして自転車道

を確保した物理的分離対策を

行っています。

また、登下校中の児童などが

巻き込まれる交通事故が発生

したことを踏まえ、警察・学校

等と連携して通学路の緊急合

同点検を行い、路肩カラー舗装

等の早期対応が可能な箇所に

ついて、交通安全対策の強化を

行っています。

関西広域連合は、府県域を越える広域的な課題に対応し、地方

分権の受け皿となるため、平成 22 年 12 月に2府5県が参加し

て設立されました。平成 24 年より4政令市(京都市、大阪市、

堺市、神戸市)も新たに加わり、関西全体の広域行政を担う責任

主体として広域課題に取り組んできましたが、現在広域計画(3

年間の中期計画、次期計画は平成 26 年度から)の見直しを進め

ています。

広域防災など既存7分野をはじ

め、文化振興や農林水産に係る取

組の充実を図るとともに、関西全

体の広域インフラ・エネルギー政

策のあり方や特区事業の展開、さ

らには生涯スポーツの世界規模の

大会「ワールドマスターズ国際大

会」の関西招致など、広域的な課

題に関する企画調整についても積極的に取り組んでいます。

出先機関をはじめとする国の事務・権限の移譲についても、引

き続きその実現に向けて取り組むとともに、国主導の中央集権的

な道州とならないよう、学識経験者を委員とする研究会を設置し、

道州制のあり方について調査・検討を行っています。

明舞団地内等で収穫された

野菜・花などを販売する「団地内産直市」

低炭素型地域交通システム導入実証事業

(淡路市生田・長沢地区での実証走行)

25年2月に愛称が決定した

関西広域連合管内のドクターヘリ

(こうのとり・もず・藍バード)

自転車道( 車道上の物理的分離対策)

路肩のカラー舗装( 歩行者の安全対策)

Page 14: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

13

神戸人々が集い、喜びと感動が共有できる

「楽しいまち・神戸」をめざして

<地域の概況とシンボルプロジェクト>自律した市民による、まちの魅力づくりが市内各地で進められています。特に、六甲山

や都市近郊農・漁業、多文化など、神戸の魅力を活かした多彩な交流活動が市民の参画と

協働のもとに、地域のシンボルプロジェクト「神戸夢交流」として展開されています。

「異国情緒あふれる文化的な蓄積」、「海と山の豊かな自然」、「震災の経験をふまえたボラ

ンティア活動等の高まり」…。こうした神戸で育まれてきた地域の魅力をさらに高め・

活かし、ビジョンが描く夢の実現をめざします。

◇安心・安全な神戸の暮らしづくり《概要》

災害・犯罪等から暮らしを守り、安

心・安全なまちづくりに向け、市民に

よる自発的かつ自律的な活動を市民

が地域で深めていく取組が進められ

ています。

・積極的に防災に取り組んでいる自治会を視察、勉強会を行い、地域のリーダーとして地域の防災力の向上を推進

◇次代を担う神戸の人づくり《概要》

子育て家庭が地域でいきいきと過ごせるよう、多世代交流を進

めたり、青少年の興味ある行事・催しを企画するなど、青少年が

地域との関わりのきっかけへとつながる機会づくりが進められ

ています。

・家族の絆を深めることをめざし「親子で六甲山を楽しもう」

バスツアーや、こどもたちが自分で創作しながら楽しめるイベ

ント「みんなでつくろう!ひなまつりキッズコスプレ」を開催

◇神戸の自然と融合した循環型の社会づくり<「農」と結びあえるまち-「農都・神戸」を築きましょう>

《概要》

農村部の生産者と都市部の住民が交流を深め、地産池消や楽

農生活の推進等に取り組む「農都・神戸」づくりが進められて

います。・地産地消の推進をめざして、神戸産黒豆を使用した「味噌づくり体験教室」や、不耕作地の農地を活用し、ジャガイモの植え付けを実施

<自然との共生と交流のシンボル・私たちの「六甲山」を活かしましょう>

《概要》

六甲山の保全・再生や環境と調和したライフスタイルづくり

に向けた取組が進められています。

・六甲山系の登山道整備や看板の状態、設置場所等などについての現状確認や、市民を対象としたガイドツアー実施に向けた現地調査を行った。・生ゴミ堆肥化の普及啓発活動を神戸市立森林植物園にて開催

◇神戸らしいグローカルな魅力づくり《概要》

外国人との交流を通じて互いの文化を理解するなど、多様な言

語や文化、生活習慣を受け入れることのできる多文化共生の社会

づくりが進められています。

・留学生と神戸の観光地めぐりや交流会を行うイベント「神戸留学生交流バスツアー」を実施し、外国人との交流を深めることを推進

◇神戸の強みを活かした地域経済の活力づくり《概要》

神戸に培われてきたイメージ(ブランド)と築きあげてきた

技術力、多彩な歴史・文化を活かし、地域経済の活性化をめざ

した取組が進められています。・元町商店街や乙仲通りの現地調査を行い、商店街の活性化のための提案の検討や、地域の歴史にまつわるおもしろテーマの発掘等の取組を実施

◇神戸らしいグローカルな魅力

づくり

◇神戸の強みを活かした地域経済

の活力づくり

◇安心・安全な神戸の暮らしづくり

◇次代を担う神戸の人づくり

◇神戸の自然と融合した循環型の

社会づくり

親子で六甲山を楽しもうバスツアー

神戸留学生交流バスツアー

生ゴミ堆肥化啓蒙活動

味噌作り体験教室の開催 元町商店街理事長と対談

H25,

62.5

%H18,

50.0

%

住んでいる地域の子どもは伸び伸びと育って

いると思う人の割合

(神戸)

H25,

70.2

%

H14,

52.1

%

地元や県内でとれた農産物を買っている人の割合

(神戸)

H14,

12.7

%

H25,

17.2

%

住んでいる地域は、新しい事業をおこすのに

魅力的だと思う人の割合

(神戸)

42.3%

31.5%兵庫県全県

神戸地域住んでいる地域は、国籍や文化が異なる人々にも住みやすいと思う人の割合(H25)

H25,

39.7

%H18,

26.6

%

(神戸)

家庭で災害に対する自主的な備えをしている人の割合

H25,

57.9

%

H18,

50.5

%

住んでいる地域の自然

環境は守られていると思う人の割合

(神戸)

Page 15: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

14

阪神南市民主体の幅広い社会経済活動が

展開する阪神市民文化社会の創造

◇多様で個性的なライフスタイルを育むことができる社会をつくる

◇自律と協働による温かいコミュニティをつくる

◇自然と豊かに調和した安全・快適な都市環境を創造する

◇豊かさとにぎわいを創出する新たな阪神経済を展開する

<地域の概況とシンボルプロジェクト> 「阪神なぎさ回廊プロジェクト」

阪神南地域は、文化・産業・居住等において個性的な地域であり、

尼崎21 世紀の森づくりの推進やものづくり産業の活性化等に取り組

んでいます。

海(自然環境)と都市(人工的環境)が接する「なぎさ」を地域のシ

ンボルとして捉え、尼崎21世紀の森づくりや尼崎運河再生プロジェ

クトを地域と協働で実施し、自然と都市の再生を図る環境先進都市づ

くりを進めました。

◇多様で個性的なライフスタイルを育むことができる社会

をつくる

それぞれのライフステージに応じた幅広い選択肢のもとで、芸

術文化・スポーツ活動やボランティア活動などの地域づくり活動

が幅広く展開する社会づくりを進めています。

《概要》

地域のアマチュア画家などを対

象にした「阪神南ふれあい美術展」

を開催し、市民に新たな活動の場

を提供するとともに、伝統芸能の

演奏会、地域の歴史を再発見する

学習会などを実施しました。

◇自律と協働による温かいコミュニティをつくる

だれもが生き生きと活動できる環境づくりを進めるとともに、

市民の自律と協働による、人とひと、人と地域がふれあう温かい

コミュニティづくりを進めています。

《概要》

伝統行事・わらべ歌・民話などを地域の隠れた財産として次世

代に伝えていくための講座などを実施しました。

◇自然と豊かに調和した安全・快適な都市環境を創造する

だれもが安心して生活でき、安全で暮らしやすいまちづくりを

進めるとともに、尼崎21世紀の森づくりなど自然環境の創出に

よる環境共生型のまちづくりを進めています。

《概要》

阪神間の河川やなぎさで活動する市民団体とのネットワーク

を形成し自然環境づくりに取り組むとともに、街路樹のせん

定・清掃を通して地域コミュニティを再生するため、市民が提

供する公共サービスのあり方を検討しました。

◇豊かさとにぎわいを創出する新たな阪神経済を展開する

地域特性を生かした新産業の育成や市民のワークスタイルの

変化に応じた就業機会の創出など地域の活性化に取り組んでい

ます。

《概要》

障害者・中小企業・農業生産者

などものづくりに頑張っている団

体を後方支援するとともに、自然

・風景・建築物・街並みを巡るツ

アーを企画し、都市型観光のモデ

ルとして広く発信しました。

阪神南ふれあい美術展

障害者施設との協働販売

樹木と景観の観察会

街並みを巡るツアー

尼崎21世紀の森づくり

H25,

58.6

%H14,

23.5

%

住んでいる地域では、子育てがしやすいと思う人の割合

(阪神南)

地域の歴史を再発見する学習会

船渡御 神輿(西宮神社)

H18,

39.8

%H25,

50.3

%

住んでいる地域の自然環境は守られていると思う人の割合

(阪神南)

H25,

38.1

%H14,

27.7

%

住んでいる地域の駅前や商店街に、活気が感じられると

思う人の割合

(阪神南)

H14,

60.4

%

H25,

63.0

%

住んでいる地域に誇りや愛着を感じる人の割合

(阪神南)

H18,

23.1

%

H25,

19.4

%

ボランティアなどで社会のために活動している、又は

してみたい人の割合

(阪神南)

Page 16: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

15

阪神北市民主体の「阪神市民文化」を

継承し、活用し、創造する

◇多様で個性的なライフスタイルを育むことができる社会をつくる

◇自律と協働による温かいコミュニティをつくる

◇自然と豊かに調和した安全・快適な都市環境を創造する

◇豊かさとにぎわいを創出する新たな阪神経済を展開する

<地域の概況とシンボルプロジェクト>「かがやく阪神北!つながり広げささえあおう」

大都市圏のベッドタウンとして発展してきた阪神北地域は、しばしば県民の地域への愛着やふるさと

意識が低いと言われています。このため、自らが住む阪神北地域の魅力の再発見を通じて地域への愛着

を深めるとともに、地域課題に対応する活動の担い手を発掘することを目的として、ビジョン委員が自

ら企画し、地域団体を中心に日頃の活動を広く発表する地域見本市、「かがやく阪神北!つながり広げ

ささえあおう」を開催しました。多くの方に阪神北地域の魅力を再発見していただき、地域で元気に活

躍する地域団体を紹介することで、地域活動参加への働きかけを行いました。

◇多様で個性的なライフスタイルを育むことができる社会をつくる

様々な社会活動が展開する多様で個性的なライフスタイルを

育むことのできる社会をめざした取組を展開しています。

《概要》

多世代交流の「世話焼き」の育成と「昔の遊び」による交流

の場の提供を行うため、地域の祭りや大学の学園祭への参加を

行うとともに、大学生との意見交換を行いました。

◇自律と協働による温かいコミュニティをつくる

年齢等に関係なく活躍できる環境や、人と人、地域がふれあ

う温かいコミュニティをめざした取組を展開しています。

《概要》

自律と協働による温かいコミュ

ニティづくりを進めるため、地域

で活発に活動している団体等の活

動に参加し、催しの手伝いや、イ

ベント・演芸の提供を行いました。

また、まちづくりの参考となる

事例集を作成することをめざし

て、管内の先進事例の調査を行い

ました。

◇自然と豊かに調和した安全・快適な都市環境を創造する

都市近郊に広がる緑豊かな環境を保全しつつ、魅力ある生活空

間を持つ居住環境の維持に向けた取組を展開しています。

《概要》

身近な水資源を考察するため、独自の水質調査により水質マッ

プを作成し、エコバスツアーや環境講座を開催しました。

また、地域や世代を超えた協働方策を探りながら、阪神北地域

の「緑」を知り、育み、つなぐ活動を推進しました。

さらに、生ゴミや落ち葉など

からつくった堆肥を活用した環

境保全型農業体験の取組や、

里山をテーマにした環境フォー

ラムの開催を通じて、環境共生

型社会への道を探りました。

◇豊かさとにぎわいを創出する新たな阪神経済を展開する

地域資源の内外への発信や活力ある元気な街づくりの検討

等、地域経済の活性化をめざした取組を展開しています。

《概要》

阪神北地域において、地域で魅力的な活動をしている個人や団

体などの資源を発掘し、ホームページで紹介することにより、地

域の活性化を図りました。

また、阪神北地域の歴史文化などを訪ね歩き、そこで暮らす

人々との交流を通じて地域の活性化を図りました。

地域団体での活動(脳トレゲーム)

HPによる情報発信

環境保全型農業体験

昔の遊び紹介

地域見本市

エコバスツアーH25,

69.9

%

H18,

52.5

%

住んでいる地域の

子どもは、伸び伸びと育って

いると思う人の割合

(阪神北)

H25,

59.9

%H18,

48.8

%

住んでいる地域の自然

環境は守られていると

思う人の割合

(阪神北)

H25,

58.4

%

H14,

56.5

%

頼りになる知り合いが

近所にいる人の割合

(阪神北)

H25,

18.9

%H14,

12.6

%

(阪神北)

住んでいる地域は新しい事業

をおこすのに魅力的だと

思う人の割合

Page 17: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

16

東播磨

水辺・ものづくりのまちで生きる

◇安らぎとぬくもりを感じられる「心地いいまち」

◇自分らしさと生きがいを感じられる「楽しいまち」

◇自然と文化の豊かさを感じられる「美しいまち」

◇誇りと可能性を感じられる「力強いまち」

<地域の概況とシンボルプロジェクト>

豊かな水辺を守り、生かす東播磨づくり/人・もの・情報が交流し、にぎわう東播磨づくり

東播磨地域には、営みの源となる「水辺」、活力を生み出す「ものづくり」の特性が掲げられます。

一人ひとりが主役となって、生き生きと暮らし、育ち、学び、働き、輝けることを願い、豊かな水辺

地域とそのつながりを大切に守り、受け継ぎ、生かした魅力ある地域づくりと、そして、ものづくりを

はじめとする様々な分野で、人・もの・情報の交流により、新たな知恵と活力を生み出し、にぎわいの

ある持続可能な地域づくりをめざしています。

◇安らぎとぬくもりを感じられる「心地いいまち」

お互いに「顔が見える」地域で、安全安心を実感でき、自立し

て、明るく、健康に、ゆとりをもって暮らせる取組を展開してい

ます。

《概要》

今後予想される南海トラフ大地震などに備えるため、地域の未

来を担う中学生を対象とした防災講演会の開催などを通じて、地

域防災力の向上をめざしています。

◇自分らしさと生きがいを感じられる「楽しいまち」

若い力を育て、多様な考え方・生き方を尊重し、多彩な知恵と

アイデアが交わる中で楽しさを創造できる取組を展開していま

す。

《概要》

人と人、活動と活動をつなぐ「ボランティアの井戸端会議」を

開催し、活気あふれる東播磨づくりを推進しました。また、「職業

人と語ろう」を開催し、地域の子どもに職業疑似体験ができる機

会を設けました。さらに、ペットを通して命の大切さを学ぶ小学

校への訪問授業や、子どもの思いを聞き、子どもを理解するため

の中学生の弁論大会、将棋を通じてこころ豊かな青少年の健全育

成をめざす、少年少女将棋大会を開催しました。

◇自然と文化の豊かさを感じられる「美しいまち」

流域文化の素晴らしさを体感でき、人と自然が共生する循環型

地域のモデルをめざした取組を展開しています。

《概要》

地域と連携を図りながら、子どもを対象した環境体験学習やた

め池のかい掘りなどの活動に取り組みました。地域資産や課題を

共有し、「美しい水辺空間」を守り、生かし、次代へとつなごうと

しています。

◇誇りと可能性を感じられる「力強いまち」

人・もの・情報が交流する中で、魅力とにぎわいを生み出せる取

組を展開しています。

《概要》

有数のものづくり産業地帯の東播磨地域で、ものづくり企業を

調査し、工場見学を実施することで、ツーリズム資源の開拓を進

めました。

また、JR加古川線に「歌声列車」を走らせることにより、魅力

ある沿線のPRや、北播磨・丹波地域との交流促進に努めました。

さらに、地元で採れる食材を使った料理教室の開催や若者の農業

体験などを通じて、多くの人が農業と農村に関心をもつことをめ

ざしています。

「職業人と語ろう」で職業体験

海の学習で生物観察

JR加古川線沿線の活性化を図る

「歌声列車」

中学生を対象とした防災講演会

H25,

25.3

%

H14,

19.1

%

自分の個性を生かして活躍できる場がある人の割合

(東播磨)

H18,

36.2

%

H25,

46.0

%

住んでいる地域の自然環境は守られていると思う人の割合

(東播磨)

H25,

54.5

%H14,

49.1

%

住んでいる地域に誇りや愛着を感じる人の割合

(東播磨)

H25,

27.1

%

H18,

11.7

%

家庭で災害に対する自主的な備えをしている人の割合

(東播磨)

Page 18: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

17

北播磨ひょうごのハートランド

◇交流が拡がる ◇恵み豊かな環境が持続する

◇生活(くらし)の絆が深まる ◇元気な産業が興る

◇文化が花開く

<地域の概況とシンボルプロジェクト>

兵庫のほぼ中央に位置する北播磨は、豊かな自然、歴史・文化、伝統産業、多彩な農産物に恵

まれ、高速道路の結節点という交通の要衝を形成しています。こうした地域特性を生かし、「北播

磨地域ビジョン2020」のもと、人・モノ・情報が力強く交流し、人々の志が集う場所「ひょうご

のハートランド」をめざし、「元気な北播磨づくり」を進めています。

シンボルプロジェクトについては、命の大切さを考え、自ら行動できる人が一人でも北播磨に増

えるようにとの願いを込め、「命の教育」講演会及び心肺蘇生法・AED(自動体外式除細動器)実

技講習会を中学校を中心に推進し、平成24 年度末で累計30,631 名が受講しました。

◇交流が拡がる

「『まちむら交流』で活力を育む地域」をめざします。

《概要》

・交流の促進、地域の魅力の再発見や健康増進を図るため、

「北播磨親子ふれあいウォーキング」を開催しました。

・北播磨の魅力の地域内外への情報発信について、各市町の

ボランティアガイドが連携して取り組む機運を高めるた

め、「北播磨観光ボランティアガイド交流会」を開催しまし

た。

◇生活(くらし)の絆が深まる

「家族・地域・生活(くらし)の絆を深めるとともに、絆の力

で安全・安心を支える地域」をめざします。

《概要》

・「命の教育」講演会及び心肺蘇生法・AED(自動体外式除

細動器)実技講習会を年32 回開催し、2,853 名が受講しま

した。

・地域ビジョン委員会の若者が中心となり、子ども・若者育成

団体と協働しながら、田んぼでサッカーを行う「どろん子

サッカー大会」を開催しました。

◇文化が花開く

「芸術・文化を暮らしに活かす地域」をめざします。

《概要》

・小学生を対象に、地域の

歴史的文化遺産について

学ぶ「子ども歴史文化教

室」を開催しました。

◇恵み豊かな環境が持続する

「北播磨が持つ豊かな自然・生態系の調和した暮らしが持続

する地域」をめざします。

《概要》

・ゼロエミッションを推進するため、家庭用生ゴミを堆肥化

する「ダンボールコンポスト」の実用化に向けた調査・実

験に取り組みました。

・環境保全意識の醸成を図るため、定期的に「加古川の水質

調査」を行いました。

◇元気な産業が興る

「多様な産業が活性化し、だれもが生きがいを持って働ける

地域」をめざします。

《概要》

・「食べ物と健康」について、

毎月、地域ビジョン委員と

地域住民が意見交換を行う勉

強会を開催するとともに、セ

ミナーを開催しました。

どろん子サッカー大会

親子ふれあいウォーキング

心肺蘇生法・AED実技講習会

ダンボールコンポストの製作

H25,

76.6

%

H18,

64.0

%

住んでいる地域にこれからも住み続けたい人の割合

(北播磨)

H25,

67.7

%H18,

60.3

%

(北播磨)

住んでいる地域の子どもは伸び伸びと育っていると思う人の割合

H25,

61.1

%

H18,

50.4

%

(北播磨)

住んでいる地域の自然環境は守られていると思う人の割合

H25,

78.0

%H14,

53.9

%

(北播磨)

地元や県内でとれた農水産物を買っている人の割合

H25,

42.9

%

H18,

42.1

%

(北播磨)

住んでいる地域には、

自慢したい地域の「宝」があると思う人の割合

Page 19: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

18

中播磨人の輪と地域の輪がつながる元気な

中播磨をつくろう

◇希望が育つ中播磨 ~子どもが元気に育つ、つながりのある地域~

◇安全安心中播磨 ~みんなが安心して暮らせる地域~

◇自然豊かな中播磨 ~自然環境の営みを大切にする地域~

◇元気交流中播磨 ~にぎわいと交流の元気な地域~

<地域の概況とシンボルプロジェクト>

銀の馬車道を活用した連携と交流の地域づくり ~つなぐ つながる 銀の馬車道~

多彩な自然や歴史・文化など、豊かな地域資源に恵まれた中播磨地域では、明治初頭の最

先端技術により日本初の高速産業道路として整備された「銀の馬車道」を連携と交流のシンボ

ルとして掲げ、地域住民の参画や、住民と住民、住民と行政との協働により、人の輪と地域の

魅力をネットワーク化することで、地域ビジョンの実現をめざしています。

◇希望が育つ中播磨

~子どもが元気に育つ、つながりのある地域をつくろう~

《概要》

「子ども、親、若者の育ちを支援する」をテーマに、社会的弱

者や更生中の若者への支援を考えるため、障害児・者施設や民間

矯正施設等での勉強会を実施。社会的弱者の権利とそれを守り支

えるために必要な正しい知識を養い、公平な環境の必要性につい

て考察を深めました。

また、イベントで折り紙教室などを開催し、子どもから大人ま

で多世代が交流できる場づくりにも取り組みました。

◇安全安心中播磨

~みんなが安心して暮らせる地域をつくろう~

《概要》

高齢者がいきいき暮らせる地域づくりをめざし、老人クラブと

連携して体力測定会を開催。健康体操の指導とあわせ、「健康寿命

UP」に取り組みました。さらに心肺機能の向上に役立つニュー

スポーツ吹き矢の体験会も実施しました。

また、防災力を高める地域の連携について検討するため、防災

拠点施設や佐用町災害復興本部で研修会を実施しました。

◇自然豊かな中播磨

~自然環境の営みを大切にする地域をつくろう~

《概要》

生ゴミ処理機の開発を進めるとともに、間伐材を活用した

プランターや太陽光発電によるシャボン玉製造機を製作。展

示等を通して、自然エネルギーの活用とリサイクルの普及啓

発を図りました。

また、里山保全活動に関する研修会を実施したほか、朝市

や滞在型市民農園を視察調査し、住民が参加できる魅力ある

農業づくりについて検討しました。

◇元気交流中播磨

~にぎわいと交流の元気な地域をつくろう~

《概要》

「銀の馬車道」に関し、鉱山の輸送の歴史をテーマにした学

習会を開催したほか、地域の祭りや黒田官兵衛ゆかりの地を訪

れ、観光資源の発掘に取り組みました。

また、もちむぎ等地域のB級グルメを活用したり、地元漁

師の指導を受けたりする特色ある料理教室を開催。地域の食材

の魅力を発信するとともに、食を通じた交流を深めました。

ふれあいの祭典での折り紙教室 間伐材でプランターを製作

佐用町での防災研修会 地域の食材を活用した料理教室

H25,

62.3

%

H18,

60.8

%

住んでいる地域の子どもは伸び伸びと育っていると思う人の割合

(中播磨)

H18,

54.5

%

H25,

62.2

%

製品を購入する際に、環境に配慮したものを選んでいる人の割合

(中播磨)

H14,

51.0

%H25,

58.8

%

住んでいる地域に誇りや愛着を感じる人の割合

(中播磨)H25,

37.9

%H18,

16.7

%

家庭で災害に対する自主的な備えをしている人の割合

(中播磨)

Page 20: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

19

西播磨~光と水と緑でつなぐ-元気・西播磨~

◇人の輪社会 ~ふれあいを大切に、豊かな人間関係をつくろう~

◇安全安心社会 ~住みなれた地域で支え合ってともに生きよう~

◇環境王国 ~人と自然が共生する美しい西播磨をめざそう~

◇きらきら西播磨 ~にぎわいと交流の元気な地域をつくろう~

<地域の概況とシンボルプロジェクト>

光と水と緑でつなぐ-元気・西播磨&つながるひろがる「出る杭」西播磨元気プロジェクトの推進

光と水と緑があふれる自然豊かな西播磨では、農業・産業、先端科学技術、観光、生活など地域

の特徴をふまえ、行政と住民の参画と協働による地域づくりに取り組んでいます。

西播磨の地域づくり活動のシンボルである「出る杭大会」(H25:出場団体48 団体、来場者2 万

4 千人)の開催を中心に、参画と協働による地域づくり活動が着実に根付きつつあります。

◇人の輪社会 分科会

ふれあいを大切に、豊かな人間関係をつくろう

《概要》

地域活動団体の応援のため、「第

12 回出る杭大会」を開催しました。

また、子育て支援団体の取材等を

もとに作成した情報誌を発行(2.5 万

部)し、全小学校、幼稚園等に配布す

るとともに、論語の素読や、絵本の

読み聞かせなど子どもの健全育成支

援活動を行っています。

◇環境王国 分科会

人と自然が共生する美しい西播磨をめざそう

《概要》

自然環境保全の意識啓発のため、

小・中学生に対する環境学習講座「森

は活きている」の実施や環境保全団

体との交流を行いました。

また、地域の特産物や意欲的な生産

者を紹介するマップの作成に向け、調

査・検討を行いました。

◇安全安心社会 分科会住みなれた地域で支え合ってともに生きよう

《概要》

防災意識啓発のため、管内各市町へ

防災・防犯への取組についてのアンケ

ート調査、とりまとめを行い、各市町

や自主防災組織等に配布しました。

◇きわきら西播磨 分科会

にぎわいと交流の元気な地域をつくろう

《概要》

公共交通機関の利用促進を図る

ため、西播磨コミュティバス運行ル

ートマップの作成に向け、調査・検

討を行いました。

また、西播磨地域のイベントの周

知及び参加・協力を行い、地域のに

ぎわいづくりを進めました。

コミュニティバスの調査

子育て支援情報誌

「わっ!と西播磨」

第12 回出る杭大会

オータムフェスタへの出展

論語の素読

地域の特産品の収集上郡町の環境保全団体との交流

「生活安全に関するアンケート

のまとめ」冊子

H25,

64.3

%

H18,

61.1

%

(西播磨)

住んでいる地域の子どもは伸び伸びと育っていると

思う人の割合

H25,

53.3

%H18,

54.6

%

(西播磨)

住んでいる地域の自然環境は守られていると思う人の割合

H14,

12.8

%

H24,

25.5

%

(西播磨)

住んでいる地域に、

観光などの訪問客が増えていると思う人の割合

H14,

61.8

%

H25,

75.6

%

(西播磨)

災害時の避難所と避難方法を知っている人の割合

Page 21: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

20

但馬あしたのふるさと但馬

~コウノトリ翔る郷~

◇ 将 来 像 自立の郷 賑わいの郷 癒しの郷 慈しみの郷

◇ 行動目標

『人づく り』~但馬の人・暮らしを育む~ 『産業づくり』~但馬の産業・しごとを革新する~

『誇りづくり』~但馬の魅力・誇りを伸ばす~ 『安心づくり』~但馬の安全・安心を守る~

<地域の概況とシンボルプロジェクト>但馬地域では少子高齢化や地域経済の収縮等の課題に直面する一方で、コウノトリの野生復帰への取組や山陰海岸ジオパーク活動な

ど、今後の可能性を示す明るい兆しも芽生えています。そのような状況を踏まえ改訂されたビジョンが描く「あしたのふるさと但馬」

をめざして、地域住民と行政の参画と協働のもと、3つのシンボルプロジェクトを展開しています。

◆但馬・理想の都の祭典20周年事業

事業名称を「~出会い・感動~ 夢但馬 2014」とし、但馬・理想の都の祭典20周年にあたる26

年度を地域創生の契機として各種取組を展開していきます。

◆但馬力強化大作戦

但馬の持つ魅力や豊かさ、強みとして伸ばしていくべきところなど、但馬地域の総合力を「但馬

力」と定義し、指標化した「但馬力指標」を作成。指標向上に向けた様々な施策・活動を展開し

ていきます。

◆但馬夢シナリオプロジェクト

但馬に関わる様々な方の具体的な夢を募集し、地域で共有するとともに、その夢の実現に向けた道筋(=但馬夢シナリオ)を公民

が協働しながら支援していきます。

◇人づくり

《概要》

ビジョンで提案されたシンボルプロジェクトを展開していく

中で、地域の新しい魅力の創出、地域リーダーの育成や交流の

場づくりを進めています。

≪主な取組≫

◆夢但馬2014 キックオフ事業の展開

◆但馬夢シナリオの募集(第3期)

◆地域づくり活動応援事業の推進

◆但馬の若者「里帰り」大作戦の展開

◇産業づくり

《概要》

多彩な地域資源を活かした新た

なツーリズムの創出や但馬の特性

を活かした元気な農林水産業の展

開など、地域産業の育成・活性化を

推進しています。

≪主な取組≫

◆鉱石の道プロジェクトの推進

◆但馬地域産業活性化戦略会議を核に但馬産業大賞の表彰や但

馬取引商談会を開催

◆特色ある農産物等の地域資源を最大限に活用した6次産業化

や新商品の開発を支援し、「美味しい但馬ブランド」の構築

◇誇りづくり

《概要》

山陰海岸ジオパークやコウ

ノトリと共生する地域づくり

の推進など地域固有の魅力を

創出し、但馬の誇りを醸成す

る取組を展開しています。

≪主な取組≫

◆山陰海岸ジオパーク国際学術会議

「城崎会議」開催など山陰海岸ジ

オパークの基盤づくりの推進

◆コウノトリ野生復帰推進計画(2

期)の推進を図るとともに野生個

体群の但馬全域への拡大とその

情報の発信

◆ラムサール条約湿地の保全活動や海辺の漂着物調査など環境

学習事業の推進

◇安心づくり

《概要》

集落の衰退や高齢化が進むなか、地

域の再生や保健・医療・福祉の推進、

地域防災力の向上に努めています。

≪主な取組≫

◆健康百寿の秘訣を学び実践するプロジェクトの推進

◆但馬地域ひょうご防災リーダー講座の実施

◆但馬地域再生ステーションを運営し地域活動団体の取組を支

◆但馬地域の医療確保対策の推進

夢但馬2014ロゴマーク

地域づくり活動(植栽活動)

国際学術会議「城崎会議」

国際学術会議「城崎会議」

H25,

78.8

%H14,

66.0

%

(但馬)

地元や県内でとれた農林水産物

を買っている人の割合

H25,

61.8

%

H18,

59.9

%

住んでいる地域の自然環境は守られていると思う人の割合

(但馬)

H25,

77.2

%H14,

66.6

%

(但馬)

災害時の避難所と避難方法を知っている人の割合

H25,

61.3

%

H18,

62.6

%

(但馬)

住んでいる地域には、自慢したい地域の「宝」(風景や産物、文化など)があると思う人の割合

Page 22: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

21

丹波みんなで丹波の森

◇みんなで創る“自立のたんば”◇都会に近い田舎を楽しむ“交流のたんば”◇やりがいを実感できる“元気なたんば”◇多世代が支え合う“絆のたんば”◇ともに暮らす“安全安心なたんば”

<地域の概況とシンボルプロジェクト> たんばを楽しむ連携・交流プロジェクト

丹波地域では、美しい自然空間やいきいきとした人々の営みを「丹波の森」という言葉で象徴させ、

地域住民の主体的な活動により、人と自然と文化・産業の調和したふるさとづくりを進めています。

シンボルプロジェクトでは、田舎くらし体験・交流拠点施設の整備の支援や丹波地域への移住者が

集う交流会を開催。丹波の魅力、課題、ビジョンについて意見交換を行い、移住者のネットワークづ

くりを図りました。都会から近いという特性を生かし、交流から定住へつなげる取組を行っています。

◇みんなで創る“自立のたんば”

住民自らが地域の魅力に気づき、地域への愛着を深め、積極的

に地域づくりに取り組む社会をめざし活動を展開しています。

《概要》

地域で放置されたり価値がないと思われがちな資源、柿や竹、

マコモダケや廃鶏などを発掘し、有効活用を考えました。また、

「売れる魅力的な商品」をめざし、廃鶏を使った親子丼を試作

しました。

◇都会に近い田舎を楽しむ“交流のたんば”

多くの人々が、美しい自然や景観、田舎暮らしのライフスタイ

ルという丹波地域の魅力に引き寄せられ、観光や定住など様々な

形で人々が集まる地域をめざし活動を展開しています。

《概要》

里山の風習や山菜といった宝ものを探すことで地域と都市部

の人が交流する機会となる里山ハイキングを企画しました。

また、丹波地域への移住・定住を支援するため、「田舎暮らし体

験施設」において、都市住民と丹波住民の交流会を開催しました。

◇やりがいを実感できる“元気なたんば”

新たな担い手の創出によって農林業が盛んになり、産業をリー

ドする地域、特色ある地域資源を活かした仕事やまちづくりが活

発になり、地元で働く若者が増え、住民の活躍の場が広がる地域

をめざし活動を展開しています。

《概要》

丹波地域の農産物や食の安全への関心を高めるため、都市住

民等を対象とした有機野菜の栽培イベントを開催しました。

◇多世代が支え合う“絆のたんば”

子ども達が元気で心豊かに育ち、高齢者も生きがい、やりがい

を持って生涯現役で活躍するなど、各世代がともに地域の暮らし

を支える社会をめざし活動を展開しています。

《概要》

高齢者の地域参加と健康増進を目的とし、「いきいき健康講演

会」を開催しました。また、ひきこもり等の当事者や家族を支え

るネットワークづくりをめざし、こども・若者の居場所を開設し

ました。

◇ともに暮らす“安全安心なたんば”

だれもが助け合いながら自分の能力を発揮し、いきいきと暮ら

す社会、災害や医療・福祉に対する不安も解消し、安全・安心な

生活を送ることができる社会をめざし活動を展開しています。

《概要》

男女の役割を考える紙芝居を自治会等で上演しました。また、

防災の心構えを啓発するための実演などを行いました。

いきいき健康講演会

丹波の里塾

紙芝居の上演

親子丼の試作

発火現象の実演

里山ハイクの下見 都市住民との交流会

田舎くらし体験施設

H14,

69.2

%

H25,

62.7

%

住んでいる地域に誇りや愛着を感じる人の割合

(丹波)

H25,

78.9

%H14,

64.3

%

(丹波)

地元や県内でとれた農林水産物を買っている人の割合

H25,

71.4

%

H18,

67.4

%

(丹波)

住んでいる地域のこどもは、伸び伸びと育っていると

思う人の割合

Page 23: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

22

淡路環境立島あわじ ~人と自然の豊かな関係

をきずく“公園島”へ~

1.誰もが役割を持ち、地域の宝

が生きる島づくり

2.個性と活力にあふれ、新たな

価値を生み出す島づくり

3.自然とのつき合い方を再考し、

その恵みに支えられた島づくり

4.経済、社会、環境が調和し、

命をつなぐ島づくり

<地域の概況とシンボルプロジェクト> あわじ環境未来島構想

淡路島の豊富な日照量、高い食糧自給率など豊かな地域資源を活かして、「エネルギーの持続」「農と食の持

続」「暮らしの持続」を3つの柱に「生命つながる“持続する環境の島”」を目指す「あわじ環境未来島構想」

に、官民協働で取り組んでいます。

平成 23 年に国の地域活性化総合特区(あわじ環境未来島特区)の指定を受け、国の支援制度も活用しなが

ら、太陽光などの再生可能エネルギーの推進、農の後継者育成などエネルギーと農を基盤に、暮らしが持続す

る島をめざします。

1 誰もが役割を持ち、地域の宝が生きる島づくり

≪概要≫

地域における「参画と協働」を進め、淡路島の未来を担う人

材を育てます。

それぞれが持つ「知恵」「技術」などを活かし、すべての人々

に役割や居場所があり、「自助」「共助」「公助」のバランスがと

れた島をめざします。

・地域づくり団体の連携交流の推進

(ラウンドテーブルの開催)

コミュニティビジネスや地域の活

性化について議論。

・住民主体の地域づくりを考える

(いきいき百歳体操の普及)

冊子『淡路島のいきいき百歳体

操』を作成。

2 個性と活力にあふれ、新たな価値を生み出す島づくり

≪概要≫

淡路島の地域資源を活かし、地域内外との連携をとりながら、

新たな価値観と豊かな発想で付加価値の高い産業を生み出しま

す。

若者の就労機会を増やし、起業にかかる主体的行動を支援し

ます。また、地域経済を活性化し、自立をめざします。

・観光資源をはじめとする地域資源の発掘及び活用

モデルツアーを実施し、島内の地域資源について参加者目線で

の検討を行った。

3 自然とのつき合い方を再考し、その恵みに支えられた島づくり

≪概要≫

災害の教訓を深く記憶にとど

め、今後の生き方、暮らし方に生

かしていきます。

また、淡路島のもつ豊かな自然

を社会的、経済的、スピリチュア

ルな視点から評価したうえで、人

と自然の新たな共生空間の形成をめざします。

・防災意識の普及啓発

全島一斉防災訓練への関わりや小学生を対象とした防災マッ

プづくり。

・放置竹林の整備・有効活用

先進取組地や島内の現状を視察し、森林ボランティアと連携

した取組を実施。

4 経済、社会、環境が調和し、命をつなぐ島づくり

≪概要≫

経済、社会、環境の調和が取れた真の幸せ(豊かさ)が実感で

きる淡路島らしい暮らしを実現するための「仕組み」をつくり

ます。

ビジョンの実践過程とその成果を島内外に広く発信し、外部

からの意見を取り入れ、次のステップに生かしていきます。

・地域ビジョンの進捗状況の評価・検証

「幸せ指標」のあり方について検討するとともに、夢会議に

おいて、「地域資源=淡路島の魅力」を発掘する作業を実施。

グループワーク いきいき百歳体操 現地調査 防災マップづくり

「地域資源の発掘」モデルツアー

H25,

70.1

%

H18,

60.2

%

(淡路)

住んでいる地域で、異なる世代の人とつきあいが

ある人の割合

H25,

31.7

%H14,

19.4

%

(淡路)

住んでいる地域に、観光などの訪問客が増えていると

思う人の割合

H14,

50.0

%

H25,

54.6

%

(淡路)

住んでいる地域に誇りや愛着を感じる人の割合

H18,

59.9

%

H25,

61.8

%

(淡路)

住んでいる地域の

自然環境は守られていると思う人の割合

Page 24: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

23

平成24年度の県政の動き

《4月》

《6月》

《7月》

《8月》

《9月》

《10 月》

《11 月》

《12 月》

《1月》

《2月》

《3月》

○県立フラワーセンターのリニューアルオープン○避難勧告等の判断・伝達マニュアル作成ガイドライン(水害・土砂災害編)の策定○県立美術館開館 10 周年記念事業の実施○県立考古博物館5周年記念事業の実施○県立阪神昆陽高等学校・阪神昆陽特別支援学校の開校

○兵庫県節電対策推進本部の設置と節電対策の推進○第 10 回地域 SNS 全国フォーラム in 姫路の開催

○県立こども発達支援センターの供用開始

○セーヌ・エ・マルヌ県(フランス)交流 20 周年記念事業の実施○シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州(ドイツ)交流 15 周年記念事業の実施

○あいたい兵庫キャンペーン 2012 の実施○人と自然の博物館 20 周年記念事業の実施

○近畿府県合同防災訓練の実施○人と防災未来センター開設 10 周年記念国際減災フォーラムの実施○新兵庫県バイオマス総合利用計画の策定○兵庫県立工業技術センター技術交流館の供用開始

○北近畿豊岡自動車道(和田山八鹿道路)の供用開始○兵庫県スポーツ推進計画の策定○香港経済交流事務所の開設○第 2 回 神戸マラソンの開催○横尾忠則現代美術館の開館○広東省(中国)友好提携 30 周年記念事業の実施

○「五つ星ひょうご」の選定・発表

○ひょうご安全の日のつどいの実施○ものづくり大学校ものづくり体験館の供用開始

○まちづくり基本方針の改定○津波防災インフラ整備 5 箇年計画(暫定版)の策定

○兵庫県障害者雇用・就労対策本部の設置○県外災害ひょうご緊急支援隊の創設○兵庫県廃棄物処理計画、ひょうご公共交通10 カ年計画の改定

Page 25: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

24

ビジョンの点検・評価のしくみ

21世紀兵庫長期ビジョン(全県ビジョン)の実現状況を測る指標群

○ビジョン実現に向けて「全県ビジョン推進方策」に描かれた取組が、多くの県民の皆さんの参画と協働のもとで広がっていくためには、実現状況の評価をできるだけ多くの皆さんの間で共有し、さらなる推進に向けて、どのようなアクションが必要なのかを議論することが重要です。

○兵庫県がビジョン実現に向けて全体としてどの程度進んでいるのか、また、そのためには何が強みであり、課題であるかを把握するため、平成25年度から新たな指標「兵庫の豊かさ指標」と、「全県ビジョンフォローアップ指標」よる評価を行います。

○「兵庫の豊かさ指標」は、ビジョンの実現状況を、県民の「豊かさ」の実感という主観的な面から捉え、点数として示すことで、議論のツールとして活用するものです。

○「全県ビジョンフォローアップ指標」は、従来活用してきた「美しい兵庫指標」の蓄積も生かしながら、推進方策の 5 つの行動目標のもとでめざすべき数値目標を設定することで、ビジョンの実現状況を客観的に評価します。県施策の進捗状況を網羅的に把握するとともに、地域づくりに取り組む団体などが、地域課題の確認や、今後の活動内容について議論するための基本データとして活用します。

2.いきいき暮らす

3.資源を生かし躍進する

4.リスクに備える

5.環境・エネルギーを支える

~一人ひとりの健康・生きがいづくりを応援し、誰もがいきいき暮らせる社会をつくる~

~様々な自然災害に対し、充実した社会基盤と地域ぐるみの自助・共助・公助で備える~

~暮らしから産業まで資源循環のしくみを創り、豊かな自然、エネルギーの安心を支える~

1.「ふるさと」をつくる

~生まれ育つ人はもとより、学ぶ人、働く人、訪れる人も夢と愛着の持てる

「ふるさと」をつくる~

~多彩な人材や高度な科学技術、多様な地域資源を生かし、内外で躍進する兵庫経済をつくる~

将来像8 低炭素で資源を生かす先進地を創る

将来像7 人と自然が共生する地域を創る

将来像10 地域の交流・持続を支える基盤を整える

将来像9 災害に強い安全安心な基盤を整える

将来像12 世界との交流を兵庫の未来へ結ぶ

将来像5 地域と共に持続する産業を育む

将来像4 未来を拓く産業の力を高める

将来像3 次代を支え挑戦する人を創る

将来像1 人と人のつながりで自立と安心を育む

将来像3 次代を支え挑戦する人を創る

将来像10 地域の交流・持続を支える基盤を整える

将来像11 個性を生かした地域の自立と地域間連携で元気を生み出す

将来像1 人と人のつながりで自立と安心を育む

将来像2 兵庫らしい健康で充実した生涯を送れる社会を実現する

将来像6 生きがいにあふれたしごとを創る

全県ビジョン指標 ■行政(県)、住民、団体など様々な主体の取り組みの点検・評価

兵庫の豊かさ指標■県民意識調査の結果から、県民一人ひとりの「豊かさ感」を捉える指標■総合点を算出し、県民の総体的な「豊かさ感」を把握

全県ビジョンフォローアップ指標■行政、住民、団体など様々な主体による取り組みの成果を定量的に測る指標■5つの行動目標のもと前期5年においてめざす数値目標を設定

「21 世紀兵庫長期ビジョン」「全県ビジョン推進方策」具体化(プログラム化)

分析・補完

「全県ビジョン推進方策(前期)」について

「21 世紀兵庫長期ビジョン」のもと、行政、県民、各種団体、企業など多様な主体が共有し、平成25~29 年の 5 年間に重点的に取り組む行動指針として、全県ビジョンで示す「協働シナリオ」を重点化、具体化した「全県ビジョン推進方策(前期)」を平成 25 年 5 月に策定しました。

この推進方策は、県が主体となる部分については中期的な県政の指針として、推進方策の5つの柱に沿った施策展開を進めるとともに、多くの主体の参画を得ながら、ビジョンの実現に向けた取組を推進していきます。

Page 26: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

25

「兵庫の豊かさ指標」県民意識調査結果一覧(平成 25 年度・地域別)

将来像 番号 指 標 名

1 家族とのコミュニケーションがとれている人の割合(電話などを含み、家族との同居・別居を問わない)

2 頼りになる知り合いが近所にいる人の割合

3 住んでいる地域で、異なる世代の人とつきあいがある人の割合

4 住んでいる地域は、治安が良く、安心して暮らせると思う人の割合

5 住んでいる地域では、住民による登下校時の見守り、夜間パトロールや街灯整備などの安全安心を守る取り組みが行われていると思う人の割合

6 住んでいる地域は、高齢者にも暮らしやすいと思う人の割合

7 住んでいる地域は、障害のある人にも暮らしやすいと思う人の割合

[将来像1]

人と人の

つながりで

自立と安心

を育む

8 不当な差別がない社会だと思う人の割合

9 心身ともに健康であると感じる人の割合

10 かかりつけの医者がいる人の割合

11 目的をもって学んでいるものがある人の割合

12 住んでいる地域で、芸術文化に接する機会がある人の割合

13 ボランティアなどで社会のために活動している、又はしてみたい人の割合

[将来像2]

兵庫らしい

健康で充実した

生涯を送れる

社会を実現する

14 自分の個性を生かして活躍できる場がある人の割合

15 若者が希望を持てる社会だと思う人の割合

16 住んでいる地域では、子育てがしやすいと思う人の割合

17 住んでいる地域の子どもは、伸び伸びと育っていると思う人の割合

[将来像3]

次代を支え

挑戦する

人を創る18 住んでいる地域では、心の豊かさを育む教育が行われていると思う人の割合

19 住んでいる地域は、新しい事業をおこすのに魅力的だと思う人の割合

20 住んでいる地域には、世界に誇れる産業があると思う人の割合

[将来像4]

未来を拓く産業

の力を高める 21 住んでいる地域の企業に、活気が感じられると思う人の割合

22 住んでいる地域に、観光などの訪問客が増えていると思う人の割合

23 住んでいる地域の農林水産業に、活気が感じられると思う人の割合

24 住んでいる地域では、生活の不便さを補うサービス産業が増えていると思う人の割合

[将来像5]

地域と共に

持続する

産業を育む25 住んでいる地域の駅前や商店街に、活気が感じられると思う人の割合

26 自分のしごとにやりがいを感じる人の割合

27 自分にあった職業への就職や転職がしやすい社会だと思う人の割合

28 年齢や性別を問わず、働きやすい環境が整っていると思う人の割合

[将来像6]

生きがいに

あふれた

しごとを創る29 しごとと自分の生活の両立ができている人の割合

30 住んでいる地域の自然環境は守られていると思う人の割合

31 住んでいる地域では、自然の生き物(動物・植物)とふれあう機会があると思う人の割合

32 山林や川、海などの自然環境を守るための取り組みに参加している人の割合

33 地元や県内でとれた農林水産物を買っている人の割合

[将来像7]

人と自然が

共生する

地域を創る

34 地元や県内でとれた農林水産物は安心だと思う人の割合

35 太陽光などの「再生可能エネルギー」を広げるために協力したい人の割合

36 ごみの分別やリサイクルに取り組んでいる人の割合

37 日頃から節電に取り組んでいる人の割合

38 製品を購入する際に、環境に配慮したものを選んでいる人の割合

[将来像8]

低炭素で

資源を生かす

先進地を創る

39 徒歩、自転車や公共交通機関など、できるだけ環境への負担が少ない移動方法を選んでいる人の割合

40 住んでいる地域の、災害に対する備えは、以前より確かなものになっていると思う人の割合

41 住んでいる地域で、災害に備えた話し合いや訓練に参加している人の割合

42 災害時の避難所と避難方法を知っている人の割合

[将来像9]

災害に強い

安全安心な

基盤を整える43 家庭で災害に対する自主的な備えをしている人の割合

44 住んでいる地域のことに関心がある人の割合

45 住んでいる地域をより良くしたり、盛り上げたりする活動に参加している人の割合

46 住んでいる地域は、買い物や通院に便利だと思う人の割合

47 住んでいる地域のまち並みはきれいだと思う人の割合

48 住んでいる地域の公共交通は便利だと思う人の割合

49 住んでいる地域は、県内のどこへでも便利に移動できると思う人の割合

[将来像 10]

地域の

交流・持続を

支える

基盤を整える

50 行政サービスに住民の声がきちんと反映されていると思う人の割合

51 住んでいる地域には、自慢したい地域の「宝」(風景や産物、文化など)があると思う人の割合

52 住んでいる地域で、持ち主がいなくなった空き家や空き地などの「空き空間」がきちんと管理されたり、再利用されたりしていると思う人の割合

53 住んでいる地域に誇りや愛着を感じる人の割合

[将来像 11]

個性を生かした

地域の自立と

地域間連携で

元気を生み出す 54 住んでいる地域では、県内外にある他の地域との交流が進んでいると思う人の割合

55 住んでいる地域では、外国人との交流の機会があると思う人の割合

56 住んでいる地域は、国籍や文化が異なる人々にも住みやすいと思う人の割合

[将来像 12]

世界との交流を

兵庫の未来へ結ぶ 57 海外に出かけたり、海外での生活を経験したりしてみたい人の割合

58 全体として、今の生活に満足している人の割合

59 全体として、将来の生活に不安を感じる人の割合

全体評価

60 住んでいる地域にこれからも住み続けたい人の割合

質問数:60 項目

標本数回収数回収率

Page 27: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

26

神 戸 阪神南 阪神北 東播磨 北播磨 中播磨 西播磨 但 馬 丹 波 淡 路 全 県 番号

89.6% 89.0% 87.6% 83.4% 86.9% 87.6% 87.9% 89.2% 89.4% 87.9% 88.0% 1

59.4% 54.9% 58.4% 58.1% 66.8% 67.3% 66.5% 74.2% 71.5% 67.0% 60.7% 2

40.4% 41.7% 45.2% 47.1% 57.1% 55.6% 62.3% 70.1% 67.7% 55.1% 47.5% 3

84.5% 78.8% 86.4% 76.4% 86.9% 80.4% 83.0% 87.5% 88.9% 83.9% 82.4% 4

68.6% 74.5% 69.9% 77.2% 77.0% 82.6% 73.0% 78.4% 75.3% 46.3% 72.9% 5

60.6% 65.8% 59.1% 50.8% 50.8% 57.4% 48.7% 54.8% 47.5% 43.2% 57.8% 6

33.3% 37.7% 29.9% 24.1% 31.8% 29.2% 27.1% 27.9% 26.6% 27.3% 31.2% 7

38.5% 46.2% 46.0% 40.0% 43.9% 34.6% 41.7% 51.1% 49.7% 43.8% 41.9% 8

65.8% 67.1% 68.9% 66.7% 67.5% 68.3% 71.2% 66.7% 71.1% 61.9% 67.2% 9

71.5% 72.6% 66.1% 64.4% 68.0% 75.3% 72.5% 75.3% 74.0% 72.7% 70.6% 10

45.1% 37.5% 44.1% 34.6% 39.6% 39.6% 39.7% 38.7% 44.3% 37.5% 40.7% 11

27.8% 27.8% 30.5% 25.3% 36.5% 31.6% 33.2% 36.8% 37.8% 26.9% 29.4% 12

14.1% 19.4% 17.5% 18.6% 28.6% 26.6% 28.8% 35.1% 32.7% 25.3% 20.2% 13

33.3% 32.9% 35.4% 25.3% 30.6% 29.6% 29.4% 23.9% 35.8% 27.4% 31.4% 14

8.2% 12.4% 16.4% 8.3% 11.6% 6.3% 10.0% 7.6% 11.3% 11.9% 10.3% 15

53.1% 58.6% 62.7% 56.5% 55.4% 49.1% 58.5% 48.1% 52.7% 47.7% 55.5% 16

62.5% 55.9% 69.9% 61.1% 67.7% 62.3% 64.3% 64.7% 71.4% 64.8% 62.7% 17

17.9% 23.1% 28.2% 24.3% 31.1% 28.4% 28.9% 36.4% 39.3% 20.7% 24.4% 18

17.2% 9.7% 18.9% 12.7% 13.8% 9.5% 15.0% 12.0% 14.9% 16.0% 14.1% 19

20.3% 18.1% 21.1% 13.8% 28.4% 24.8% 19.0% 20.0% 16.8% 14.3% 19.7% 20

13.8% 17.4% 16.4% 18.3% 8.9% 15.9% 14.8% 12.2% 17.8% 5.9% 15.2% 21

14.4% 6.3% 14.7% 5.4% 6.8% 27.4% 15.5% 31.7% 33.0% 19.4% 13.9% 22

7.6% 2.1% 14.5% 14.8% 8.9% 7.7% 13.8% 11.1% 16.6% 17.6% 9.3% 23

24.7% 29.5% 27.4% 21.8% 18.8% 19.5% 14.7% 21.7% 21.2% 14.5% 23.8% 24

32.3% 38.1% 16.7% 9.5% 3.1% 24.4% 4.6% 5.1% 8.6% 2.3% 22.7% 25

55.2% 53.4% 59.1% 50.0% 49.5% 58.2% 58.4% 51.2% 57.2% 49.7% 54.7% 26

4.5% 9.6% 6.8% 3.5% 2.1% 4.8% 3.8% 3.5% 7.0% 5.0% 5.5% 27

7.0% 8.6% 6.6% 7.6% 8.5% 5.3% 7.3% 7.9% 9.4% 7.7% 7.3% 28

51.1% 49.3% 52.3% 51.6% 55.6% 62.0% 52.9% 58.2% 60.8% 48.4% 52.8% 29

57.9% 50.3% 59.9% 46.0% 61.1% 44.8% 53.3% 61.8% 67.7% 49.1% 53.9% 30

45.2% 36.7% 56.9% 36.3% 52.1% 39.2% 47.7% 61.0% 58.0% 45.0% 44.6% 31

9.5% 4.8% 8.7% 7.5% 17.3% 13.5% 14.7% 26.1% 24.4% 18.8% 10.4% 32

70.2% 57.1% 59.2% 74.1% 78.0% 77.7% 77.2% 78.8% 78.9% 91.8% 69.4% 33

81.2% 78.9% 81.7% 85.0% 80.6% 86.0% 86.2% 87.2% 82.7% 88.2% 82.4% 34

60.2% 47.9% 50.3% 49.2% 52.4% 49.7% 48.0% 50.6% 61.4% 48.5% 52.6% 35

92.1% 91.2% 91.4% 88.9% 91.1% 92.4% 95.4% 93.2% 94.5% 89.5% 91.6% 36

81.2% 81.6% 79.9% 82.6% 84.4% 81.4% 76.6% 80.9% 84.4% 80.2% 81.3% 37

64.0% 61.9% 61.3% 61.0% 67.2% 62.2% 59.4% 59.0% 65.3% 62.9% 62.5% 38

62.3% 64.4% 65.1% 51.1% 33.0% 46.5% 32.7% 25.0% 32.8% 35.3% 54.6% 39

31.7% 34.2% 27.9% 22.9% 37.0% 29.7% 30.6% 47.7% 31.7% 28.1% 31.0% 40

14.6% 16.4% 18.9% 18.0% 30.5% 28.6% 38.8% 51.7% 34.0% 25.1% 21.2% 41

61.9% 53.7% 64.8% 58.7% 56.6% 65.2% 75.6% 77.2% 54.2% 59.2% 61.4% 42

39.7% 30.1% 34.1% 27.1% 26.8% 37.9% 29.9% 35.9% 31.2% 34.9% 33.9% 43

59.3% 60.3% 65.5% 59.2% 63.6% 62.7% 70.1% 73.5% 67.3% 71.4% 62.3% 44

16.4% 15.1% 20.5% 20.1% 32.8% 30.2% 33.8% 45.3% 43.5% 30.9% 22.1% 45

73.8% 80.7% 62.5% 68.8% 42.1% 67.1% 49.0% 35.4% 38.5% 39.1% 66.6% 46

74.3% 67.1% 69.3% 44.4% 50.5% 48.8% 53.3% 50.8% 55.3% 41.6% 61.7% 47

72.8% 76.7% 64.4% 54.5% 19.8% 44.7% 20.0% 17.7% 17.5% 13.3% 57.5% 48

66.8% 82.9% 59.4% 61.1% 34.0% 55.9% 37.4% 29.3% 35.2% 29.9% 61.1% 49

13.8% 19.4% 18.5% 10.7% 15.4% 11.4% 13.6% 12.8% 18.6% 14.4% 14.9% 50

44.7% 41.0% 52.8% 44.4% 42.9% 62.1% 51.8% 61.3% 50.8% 37.0% 47.5% 51

30.9% 39.6% 28.5% 22.3% 17.9% 22.4% 13.0% 15.2% 21.0% 8.2% 27.4% 52

67.5% 63.0% 65.7% 54.5% 58.4% 58.8% 57.0% 64.3% 62.7% 54.6% 62.4% 53

8.6% 13.5% 13.7% 9.1% 13.4% 12.2% 8.6% 18.8% 19.2% 7.1% 11.3% 54

13.8% 10.3% 10.5% 5.3% 13.3% 7.6% 7.5% 9.9% 12.6% 4.6% 10.3% 55

42.3% 37.7% 38.4% 18.6% 19.8% 20.9% 18.6% 18.3% 18.6% 16.8% 31.5% 56

43.5% 43.4% 44.0% 34.2% 34.3% 34.8% 30.5% 29.3% 31.1% 30.6% 39.3% 57

73.1% 70.5% 70.6% 68.8% 62.9% 69.8% 65.0% 65.0% 66.0% 57.1% 69.7% 58

66.7% 69.0% 63.3% 68.2% 74.1% 74.7% 73.5% 73.2% 70.4% 74.1% 68.9% 59

73.6% 80.1% 83.0% 72.2% 76.6% 75.5% 74.4% 73.8% 72.0% 66.9% 76.0% 60

神 戸 阪神南 阪神北 東播磨 北播磨 中播磨 西播磨 但 馬 丹 波 淡 路 全 県

500 500 500 500 500 500 500 500 500 500 5,000

194 147 178 194 198 163 201 187 206 177 1,845

38.8% 29.4% 35.6% 38.8% 39.6% 32.6% 40.2% 37.4% 41.2% 35.4% 36.9%

Page 28: á Q l ¿ â Q P ¢ I º É · ú r W Ì i ó µ i ½ ¬ Q S N x j · I Á ò â Ëb * '; J t Ëb ² ± ð GÌ K ±½ % ? G ±½ & ë" T),L ì < ; 3 %7= ]>[^ ¿ Áe AS & E Æ

兵庫県 企画県民部 ビジョン課

〒650-8567 神戸市中央区下山手通 5-10-1 TEL:078-341-7711(代表) FAX:078-362-3950

E-mail:[email protected] ホームページ:http://web.pref.hyogo.lg.jp/kk07/index_vision2040.html

21世紀兵庫長期ビジョンの特徴

○「計画」ではなく「ビジョン」

行政が実施する事業の量を示すための「計画」ではなく、県民、事業者、団体、NPO、

行政等の多様な主体が、目標として共有できる望ましい社会の姿を示す、みんなの「ビジ

ョン」です。

○「プロセス」重視-成長し続けるビジョン

「つくって終わり」ではなく、多様な主体がそれぞれ実現に向けてできることに取り組

んでいく「プロセス」を大切にする「成長し続けるビジョン」です。

○対話と学習のツール(道具)としての役割

地域づくりに関わる多様な主体間のコミュニケーション(対話)の素材になるとともに、

地域について考え、学ぶきっかけとなる素材としての「ビジョン」です。

○県民主役・地域主導

県民自らが地域の「夢」であるビジョンを描き、その実現に取り組むとともに、地域を

構成する多様な主体が連携して地域づくりのリーダーシップを発揮することを期待してい

ます。

○参画と協働

地域を構成する多様な主体が、知恵と力を出し合いながら、自らの責任のもとに主体的

に「参画」し、対等なパートナーシップのもとに、ともに将来に向かって「協働」してい

きます。

○社会基盤・地域資源の活用

これまでに蓄積されてきたハード・ソフトの社会基盤や地域社会が有するさまざまな地

域資源を、県民みんなの知恵と工夫で最大限に活用することにより、ビジョンの実現をめ

ざします。