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2016 総合案内

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2016総合案内

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メッセージ

急速に変貌する社会情勢、一層複雑さを増す国際環境と多様な文化や価値観が交錯するグローバル化に直面して、日本の大学は創造性豊かな優れた人材と、熟練した高度な技術といった知的資産をめぐって激しい競争の真っただ中にあります。こうした状況下にある大学に求められるのは、有意義な異分野融合を目指した複眼的視座を有するイノベーションの創出に他なりません。

立正大学は、<「モラリスト×エキスパート」を育む。>という教育目標を掲げ、「人間・社会・地球に関する総合大学」として、多様性を育む学修環境の充実と、創造的な研究活動の高度化を図っています。キャンパス構想はそうした付加価値を生み出す基盤であり、品川、熊谷の両キャンパスにおいて整備が進められています。それは同時に、本学がその名に冠する立正精神、そして建学の精神そのものである社会貢献の側面においても、これまで以上に地域社会の要請に応えていく取り組みでもあります。

そこでは「モラリスト×エキスパート」としての「高い倫理性に裏打ちされた柔軟な思考力と高度な専門性」の涵養を図っています。教員は、学修者の能動的な授業参加を促す教授法や効果的な学習法の実践に取り組み、グローバル化やデジタル化時代を力強く生き抜くための高次の思考力や価値創造力を養うとともに、深く広い教養、豊かな語学力と異文化対応力、社会的能力、教養、知識、経験を含めた基礎的・汎用的能力の育成にも力を入れています。

また、研究の分野でも、8学部7研究科を擁する総合大学としての強みと特色を活かし、研究活動の蓄積となる高次のデータ・インテリジェンスを構築して、人文科学・社会科学・自然科学といった学術分野において、先導的かつ独創的な観点から将来的に必要な知識や技術を効果的に活用しています。今後、その有用性を高めていくことで、地球的コンテクスト、あるいはホリスティックな概念の中に、新たな研究視座を打ち立て、先導性の高い優れた研究成果を国内外に迅速に発信し、さらに本学の教育にも敷衍してまいります。

第33代学長 齊藤 昇

メッセージ ································································社会的ミッション、建学の精神、教育目標 ··········立正大学NOW ··························································学部・学科、大学院研究科、研究所 ····················立正大学における教育改革の歩み ·························教育・研究施設 ························································研究推進・社会貢献 ·················································グローバル化への対応 ·············································学生生活支援 ····························································キャリア形成支援 ····················································立正大学校友会 ························································沿革 ············································································付属校・準付属校 ····················································教育・研究機構 ························································入試制度 ····································································施設・キャンパス ····················································

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立正大学は、平成27年度に公益財団法人大学基準協会による大学評価(認証評価)を受審し、「大学基準に適合している」と認定を受けました。

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教育目標「モラリスト×エキスパート」を育む。

立正精神、建学の精神の実践とともに、現在、8学部15学科、大学院7研究科、9研究所を置き、学生数1万人を擁する人間・社会・地球(環境)に関する総合大学へと発展を遂げた立正大学では、その特長を活かすべく、2004年より<「モラリスト×エキスパート」を育む。>を教育目標として掲げています。

教 育 と は 人 づ くり、 人 づ くりは 社 会 づ くりに 他 なりま せ ん。近年、紛争やテロ、環境破壊、汚職や不祥事、いじめや凶悪犯罪など、本 来あるべき「関係性」が崩壊、または希薄 化したことによる様々な問 題が 起きています。そこでは、一 定の責任ある立場にある人たちの「資質」が問われるとともに、人々や社会にとっての真の豊かさとは何か、物質文明至上主義に代わる、その再定義が模索されています。

大学が知識・技 能を教 授するだけの機関であれば、こうした課 題 には 応 えられ ま せ ん。 羅 針 盤 な き 混 沌 時 代 だ からこそ、使 命 感をもって社 会に積 極的にコミットし、人の喜びや悲しみを受け止め、問題のひだの部分にも思いをはせ、多様な個性や価値観を認め合い、それらをつなぎ、共創的に活かし活かされながら、社会の屋台骨を支える、ぶれない芯のある人材( 財 )を輩出することこそが、大 学に求められているといえ る の で は な い で し ょうか。 モ ラリスト の「 モ ラ ル 」と は、このように単なる道徳心や倫理観以上の、社会的に多面的な広がりが込められた概念なのです。

学 生 一人ひとりが「これだ」と探 究したくなる学問分 野を見つけ、先の資質(モラル)と相乗的に掛け合わせながら専門性を深め、正課の内外で実践し、その教訓や経験を日常の学修や人格形成にフィードバックさせていく― そんな本気の使 命 感、自律 性・能 動 性、持 続 性・循 環 性のある「モラリスト×エキスパート」の輩出こそが本学の使命です。

社会的ミッションと建学の精神

立 正 大 学 の 淵 源 は1580年 に 設 立 さ れ た 日 蓮 宗 の 教 育 機 関・飯高檀林にまで遡り、校名は日蓮聖人の『立正安国論』に由来 し て い ま す。 そ の 要 諦 は、「『 正 し き 』 を 立 て( = 立 正 )、国 や 社 会、 人 々 の 安 寧・和 平 の 実 現 の た め に 尽 す( = 安 国 )」ということにあります。これが本学の社会的ミッションであり、立正精神です。

大 学 と し て の 建 学 の 精 神 は、 第16代 学 長・ 石 橋 湛 山 の 時 代に次のとおり策定されました。

一、真実を求め至誠を捧げよう

一、正義を尊び邪悪を除こう

一、和平を願い人類に尽そう

「 真 実 」「 正 義 」「 和 平 」という三 つのキ ーワードは、上 述 の社会的ミッションを基底に据えて解釈すれば、教育研究活動上、客観的契機としての「真実」と主体的(人格的、社会的)要 素 と し て の「 正 義 」 を 探 究 し、 も っ て「 和 平 」 の 実 現 を図るという、手段(前二者=立正)と目的(後者=安国)の関係にあることが分かります。そして、何のための教育研究かという、目的に当たるという意味で最も重要な「和平」とは、単に戦争の反意語ではないはずです。より積極的に、人々や社会が暴力、格差、不正、環境破壊などから免れ、人間・生 物 の 多 様 な 個 性 や 価 値 を 尊 重 し、 地 球 市 民・ 生 態 系 の 一部として互いにつながり、支え合い、相乗的・共創的に活かし活かされながら、心豊かで持続可能な状態にあることを指すと言っていいでしょう。本学は最高学府として自らに課され た 公 共 的・社 会 的 な 役 目 を 以 上 の ように自 覚 し、 実 践 し ています。

社会的ミッション、建学の精神、教育目標

第16代立正大学学長時代(1952〜1968)の石橋湛山

石橋湛山は、立正精神を生涯貫いた人物です。戦中戦後の狂瀾怒濤の時代にあっても、リアルで実証的な視点・データをもって、軍国主義、帝国主義を批判し、自由主義、民主主義、平和主義を唱え続けた言論人として知られています。戦後、「日本のケインズ」と称され、大蔵大臣、通商産業大臣を歴任後、第55代内閣総理大臣にもなる湛山は、1952年からの16年間、83歳まで本学の学長を務めました。その実父・師僧とも身延山久遠寺の法主と立正大学学長であった湛山には、「立正」はあまりにも身近で、かつ宿命だったのかもしれません。立正大学での湛山は、大学の財政基盤を建て直し、総合大学への道を切り開きました。また、自らも教壇に立って金融論を講義しました。決して単なる理想論に陥ることなく、不撓不屈の精神で思想・理論の社会的な実践を行ってきた石橋湛山は、戦後、立正大学の礎を築いた、文字どおりの立正人です。

立正人・石橋湛山

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立正大学NOW 教育研究資源を活かし、「ならでは」の社会的機能を発揮するための5つのプロジェ クトを展開

日蓮聖人ゆかりの地・鎌倉には、現在も日蓮聖人を開山とする古刹や数多くの日蓮宗の寺院があります。この「立正精神の故郷」ともいえる鎌倉を拠点に本学の教育研究活動や社会貢献を行うプロジェクトです。2015年 度 は、 鎌 倉 駅 前 に 店 舗 ス ペ ー ス を 借 り、 経 営 学 部 の 吉 田 健 太 郎 ゼ ミ の 学 生た ち が 運 営 す る コ ミ ュ ニ テ ィ カ フ ェ「RUKcafe( ラ ク カ フ ェ)」 を オ ー プ ン。 地域 住 民 と の 交 流・ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の た め の 拠 点・ 機 能 を 提 供 し ま し た。 ま た、NHKの子ども向け工作番組『つくってあそぼ』の「わくわくさん」こと久保田雅人氏( 本 学 文 学 部OB) の ワ ー ク シ ョ ッ プ や、 本 学 ラ グ ビ ー 部 の 堀 越 正 己 監 督 の 講 演を実施し、好評を博しました。今後は、鎌倉市と包括協定を締結し、高大接続関連事業を含め、さまざまな事業を展開していく予定です。

1. 鎌倉プロジェクト

本 学とネパールとの関わりは古く、1967年より10年間、ネパール 政 府との協 定の下、釈迦が青年時代までを過ごしたといわれる「推定カピラ城遺跡(ティラウラ コット)」の調査を実施する一方、日本人として初めてネパール、チベットを旅した仏教学者・探検家「河口慧海」が請来した仏教経典や資料も収蔵しています。こうした経緯に加え、2016年が日本・ネパール国交樹立60周年、マナスル初登頂60周年に当たることから、ネパールを本学の世界展開力強化の重要国として位置づけ、本学をネパールに関する研究教育の拠点とする本プロジェクトをスタートさせました。2015年は 駐日ネパ ー ル 大 使 をお 招きし、「 立 正 大 学・ネパ ー ル 交 流 宣 言 」を 発 表。皇太子殿下もご臨席なされた、2016年5月の「ザ・マナスルデー(マナスル初登頂60周年記念フォーラム)」では本学客員教授でプロ登山家の竹内洋岳氏も講演しました。今後は、現地のサテライトオフィスを拠点に、日本語スピーチコンテストなどのイベントなどを通じて、文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業」採択も視野に入れた世界展開力強化も目指します。

2. 立正大学・ネパール交流プロジェクト

1 ~ 2世紀の中央アジアにおける仏教文化の中心であったウズベキスタンにおける学術調査中心のプロジェクトです。2014年には、仏教学部と文学部の教員が中心となり「立正大学ウズベキスタン学術調査隊」を組織し、テルメズ西郊のカラ・テペ仏教遺跡の発掘と出土遺物の整理調査・保存修復を手掛けました。また、2015年は、テルメズ大学およびテルメズ考古博物館と連携。同博物館との間で取り交わされた「ズルマラ仏塔保存に関する合意」は本学の地道な活動が実り、10月の安倍首相のウズベキスタン訪問時、カリモフ大統領との 共 同 声 明 にも盛り込 まれ ました。さらに、11月に開 催 され た 第2回日本・ウズベキスタン学長会議にも参加。日本を代表する大学の1つとして学術交流による国際貢献を本格化させることとなりました。今後は8学部15学科の総合大学としての研究事業への展開や教育交流等の実施も目指します。

3. ウズベキスタン学術交流プロジェクト安倍首相・カリモフ大統領の共同声明で立正大学が

保存修復することが確認されたズルマラ仏塔

ネパールとの交流を確認し合ったキックオフ・イベント。ネパール交流アンバサダーとして本学客員教授の竹内洋岳氏(左から2人目)が紹介されました

オープンしたRUKcafeの企画・運営は、経営学部の吉田健太郎ゼミの学生たちが手掛けています

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立正大学では、これまで培ってきた歴史、教育や研究の成果、地域や国際社会とのつながりといった「立正大学ならでは」の資源を生かした5つの教育研究拠点化プロジェクトを展開しています。内容はさまざまですが、そこには共通して、立正精神、建学の精神を再認識し、社会の中で、また社会とともに、継承、発展させていこうという強い意志があります。立正大学は、教育研究活動においてこうした「立正大学らしさ」の追求と発信を不断に行い、未来に向けて、社会的存在としての役目を一層果たしていきます。

教育研究資源を活かし、「ならでは」の社会的機能を発揮するための5つのプロジェ クトを展開

第55代 内 閣 総 理 大 臣・ 石 橋 湛 山 が16年 に わ た っ て 学 長 を 務 め、 そ の 教 育 的 な 薫 陶を受けてきた本学が、そのアドバンテージを生かし、石橋湛山研究教育の拠点化、「湛山イムズ(石橋湛山の思想・哲学)」の継承に本格的に取り組むプロジェクトです。2015年10月には、本学の第100回記念公開講座として「石橋湛山 ― 21世紀に息づく不屈のスピリット」を開催したほか、湛山が社長を務めた東洋経済新報社とのコラボレーション企画(湛山をテーマに学長と関係著名人との対談)を展開。また、湛山研究の第一人者である増田弘氏(元・東洋英和女学院大学教授)を本学教授として招へいしました。今 後 は、 石 橋 湛 山 記 念 財 団 や 石 橋 湛 山 研 究 学 会 とも 連 携 し な が ら、「 石 橋 湛 山 研 究セ ン タ ー」 の 設 立、「 石 橋 湛 山 和 平 賞 」 の 創 設、 湛 山 書 の 出 版、 湛 山 関 連 科 目 の 開設などを目指します。

4. 石橋湛山プロジェクト

立正発/立正が初の全国的・世界的発信力をもった、自然栽培とその六次産業化に関する研究教育拠点化プロジェクトです。自然栽培は、単に農薬・除草剤・肥料を使わない農法だというだけでなく、すべてのものにポジティブな営みがあると捉え、自然(土壌、微生物、動植物)が本来持つ力を最大限引き出して、持続可能な共創社会を志向する点で、本学の理念、仏教精神、立正精神とも合致します。これまで、“ローマ法王に米を食べさせた”スーパー公務員・高野誠鮮客員教授(本学 仏 教 学 部OB) や『 奇 跡 の リ ン ゴ 』 で 知 ら れ る 木 村 秋 則 氏 の 抜 群 の 知 名 度 と ネ ットワークを生かしながら、子どもたちや地球の未来を守るため、世の中に向けて発信力をもった、本学ならではの教育研究・社会貢献活動を行っていきます。今後は、「自然栽培研究センター」の設置、「自然栽培とその六次産業化による地方創生ゼミ」の企画・実施、教育プログラム化(履修証明プログラムの開発、新専攻等の開設など)が求められます。

5. 自然栽培プロジェクト

より高度なアクティブ・ラーニングの実現を目指す “ラグビータウン熊谷”を盛り上げる採 択 率9.6%の 狭 き 門 を 突 破 し て、 文部 科 学 省 の 大 学 教 育 再 生 加 速 プ ロ グラ ム(AP) の「 ア ク テ ィ ブ・ ラ ー ニン グ 」 部 門 に 採 択 さ れ た の は2014年。 以 来、 品 川・ 熊 谷 両 キ ャ ン パ スで 学 生 の 能 動 的 な 学 修 を 促 す ラ ー ニン グ・ コ モ ン ズ を は じ め、 教 室 内 無線LAN環境、簡易動画作成ソフトウェア の 導 入 と い っ た 学 内 環 境 は 加 速 度的 に 整 備 さ れ、 同 時 に、 各 種 研 修 会の 実 施 や 参 加 な ど を 通 し て、 携 わ る教 職 員 の 意 識 共 有、 ス キ ル の 向 上 も図ってきました。2年 目 を 迎 え た2015年 度 は、 重 点 的に 予 習 用 動 画 の 数 を 増 や し て 反 転 授業 の 充 実 を 図 る 一 方、 教 育 効 果 の 振

2019年のラグビーワールドカップの開 催12都 市 の1つ に な っ て い る 熊 谷市。本学でも、地元熊谷からラグビーそのものを盛り上げようと、2015年度より小6 ~中3の男女を対象に「放課 後 ラ グ ビ ー プ ロ グ ラ ム 」 を 実 施 する と と も に、 近 隣 の 小 学 生 に は「 タグラグビー」を指導しています。一 方、 本 学 で は 女 子 ラ グ ビ ー に も 力を 注 い で い ま す。2009年 に7人 制 ラグビーが五輪の正式種目に決まると、五 輪 を 目 指 す 女 子 チ ー ム を 熊 谷 で つく ろ う と、 ラ グ ビ ー 部 の 堀 越 正 己 監督らが全国から選手を集め、女子チーム を 発 足。 こ れ が 発 展 し、 本 学 の 学生 やOG・ 地 元 社 会 人 等 で 構 成 す る

り 返 り や 効 果 測 定 に つ い て も 検 討 を進 め ま し た。 さ ら に、APの 全 学 的 推進 の た め、 全 学AP推 進 委 員 会 を 設 置し た ほ か、 ア ク テ ィ ブ・ ラ ー ニ ン グス タ ジ オ( 熊 谷 ) の 設 置 も 計 画 さ れています。

国 内 最 強 の ク ラ ブ チ ー ム「ARUKAS QUEEN KUMAGAYA」 が 誕 生 し ま した。2016年8月 の リ オ デ ジ ャ ネ イ ロオ リ ン ピ ッ ク に も 出 場 す る 日 本 代 表チ ー ム「 サ ク ラ セ ブ ン ズ 」 に も 本 学関 係 者 が 大 き な 戦 力 と し て 加 わ っ ています。

2015年10月の公開講座では各界よりお招きした石橋湛山に造詣の深い方々にさまざまなご提案を頂きました

2015年10月に行われた高野誠鮮氏と木村秋則氏によるトークショー。会場は大いに盛り上がりました

大学教育再生加速プログラム(AP) 活躍するラグビー部

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学部・学科、大学院研究科、研究所

1580年に開かれた日蓮宗の教育機関を淵源とする仏教学部は、本学の建学の精神を直接的に継承しています。2学科があり、仏教を切り口として人間・社会・歴史・思想・文化・芸術などを多角的に考察し、より良い自己形成と「智」の習得へ導くように、特色あるカリキュラムを設けています。宗学科は日蓮聖人の生涯と思想を主体的に学んで菩薩の慈悲行の実践を志向し、仏教学科はアジア各地に伝播した仏教が異文化との交流を通して発展・変容した経緯を客観的に学んで国際的視野を培い、ともに広く社会に貢献できる人材の育成を目指しています。

仏教学部宗学科 仏教学科

文学部の教育目標は「文化を支え理解し、新たに創造する力」を備えた個人を育成し、「文化」に関わるさまざまな分野のエキスパートとして社会に貢献しうる人材を世に送り出すことです。哲学・史学・社会学・文学(日本語日本文学専攻コース・英語英米文学専攻コース)の各学科・コースでは、専門的知識だけでなく幅広い教養をも身につけ、柔軟な思考力と応用力の育成を目指した教育をしています。必修科目である卒業論文の執筆を通じて、課題を設定して分析し、考察する能力も養われます。

仏教学・英米文学・社会学・史学・国文学・哲学の6専攻を擁する本研究科は、1951年創設という長い伝統を持ちながらも、時代の変化に対応した教育と研究を推進しています。いずれの専攻にも修士課程と博士後期課程があり、学部から一貫して専門領域を学び深めることができます。また、学生の教育と研究をバックアップするために、奨学金をはじめ、単位互換・長期履修・出版助成などの諸制度を整え、多様な経験や考え方を持ち、さらなる学びを求める人すべてに門戸を開いています。

1960年の創立以来、文学部の多様な研究を支援するとともに、研究者の分野を超えた共同研究の促進を目指しています。近年の共同研究の成果としては「歴史学についての断章」「テクストとしての〈社会叙述〉」「メディア情報空間を活用した体験授業プログラムの研究」

「前近代における琉球海域のヒトとモノの往来」等々が機関誌『立正大学人文科学研究所年報』に発表されています。

文学部哲学科 史学科 社会学科 文学科

文学研究科

人文科学研究所

日蓮聖人遺文集の編纂、遺文注釈書・解説書の編集、日蓮宗典籍類の翻刻、各種辞典類の編纂、日蓮宗寺院の霊宝・文化財の調査および報告など、これまで本研究所が取り組んできた数多くの事業は、国内外の研究者から注目されています。中でも日蓮聖人研究の基本文献とされる『昭和定本日蓮聖人遺文』の3回におよぶ改定増補は学界でも高い評価を得ています。

日蓮教学研究所

本研究所刊行の『梵文法華経写本集成シリーズ』Vol.I ~ Vol.XII、『法華経シリーズ』第1巻~第13巻、『法華文化研究』第1号~第41号などは、仏教の思想、歴史、文化に対する高度な研究成果としてこの分野をリードしてきました。現在は漢文法華経の写本・刊本諸テキストの画像データベースを構築する〈法華経総合研究〉を推進し、また本学によるシルクロード仏教遺跡の発掘調査を主体的に担っています。

法華経文化研究所

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経済学部の教育目的は、自立的な思考力と主体的な行動力を持って課題を発見し、解決することのできる人材を育成することです。中でも少人数教育を重視しており、1年次はクラス制を設け、2年次から4年次までは専門ゼミナールにおいて物の見方・考え方を涵養します。正規の授業の他に、日本経済新聞を読みこなすための講座やビジネススキルを養成する講座など特色のある授業を用意しています。また、公務員試験など各種資格試験の受験対策にも力を注いでいます。

本研究科では、経済社会の諸問題を広い視野から研究するための「経済システム研究コース」に加え、環境保全やエネルギー資源の有効利用の観点から地域経済・国際経済の課題を研究するための「環境システム研究コース」を設けています。理論科目のみならず、統計情報を用いる実証分析の科目も充実しており、院生のさまざまな問題意識に応えることに努めています。1988年の創設以来、中国、バングラデシュ、台湾などの留学生を積極的に受け入れるとともに、社会人教育にも力を入れてきました。

主な活動として、研究助成、月例研究会や講演会の開催、研究叢書の発行などが挙げられます。中でも特筆できるのは、1969年から継続している『立正大学経済研究所叢書』の刊行によって、所員の研究成果を国内外に発信していることです。また、各方面の学会との連携も図っています。

経済学部経済学科

経営学部は「心豊かな産業人の育成」を理念とし、多くの産業人を輩出してきました。およそ50年にわたる伝統を誇りますが、常に先取の精神を持ち、教育システムの革新に努めています。カリキュラムでは、理論教育にとどまらず、実務家による実践的な授業を設けるとともに、ゼミナールにおいては地域連携・海外インターンシップ等を含む現代社会に対応した活動を展開し、組織人として必要な

「人間力」や「共創力」の養成を進めています。ノート型PCを全員に貸与し、実践的なスキル教育を行っているのも大きな特徴です。

多様化する研究ニーズに応え、本研究科では2つのコースを設けています。「アカデミック・コース」では経営学・マーケティング・会計学・情報システム学の講義科目と研究指導(税理士資格試験会計科目一部免除に向けた論文指導も含む)により、修士論文を作成します。また、社会人ニーズに対応した「ビジネス・ソリューションコース」では講義科目に加え、学内外の専門家と専任教員の複数体制による演習指導を通して、ビジネス現場で直面している課題の解決に向けた研究成果を実務指向的「研究成果報告書」にまとめます。

本研究所では毎年多くの先端的な研究プロジェクトを実施し、現代の産業社会・企業経営の問題に対応すべく、産業界との共同研究や海外研究者との共同研究等も積極的に進めてきました。研究成果は

『立正大学産業経営研究所年報』および『産業経営研究所叢書』を通じて発表し、高い評価を得ています。

経営学部経営学科

経済学研究科

経済研究所 産業経営研究所

経営学研究科

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法学部法学科

社会福祉学部社会福祉学科 子ども教育福祉学科

法学部は法の成り立ち、仕組み、あり方を探求することによって、法的素養を有する指導的職業人の育成を目指しています。将来の志望に合わせて「企業法」「公共政策」「現代社会」の3つのコースを設置。少人数制の教育を重視し、1年次はクラス制を設け、専門ゼミナールには2年次から卒業までの3年間参加することができます。また、資格試験や公務員試験などの受験対策指導にも力を注いでいます。一方、公開講座などの開催によって地域との交流を深めています。

社会福祉学部では高度な福祉社会を実現することに参加できる人材の育成を目指しています。社会福祉学科では社会福祉制度・歴史・思想をはじめ周辺分野の科目も開設し、現代社会の諸問題に多角的に取り組むことを目指しており、社会福祉士・精神保健福祉士(受験資格)、特別支援学校教諭の資格・免許の取得が可能です。子ども教育福祉学科では教育・福祉・心理を柱とした総合的な学習により、子どもの健やかな成長を助ける実践的な援助方法を身に付けることを目指しており、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の資格・免許の取得が可能です。

社会福祉学研究科では「理論と実践の総合化」の理念を具体化していくために、実践的な経験知識を含めた教育課程を編成しています。修士課程では学部教育を基礎にさらに高度な専門教育を行う「ゼミナール群」と「研究特論群(基礎共通・理論・実践の3領域群)」を、博士後期課程では「研究指導科目群」と「福祉特殊講義科目群」を配置しています。特に、社会福祉分野に従事する社会人学生に対しては、研究生活と職業生活を往還しながら学びを深めるリカレント教育に力を入れています。なお、すべてセメスター制で実施されます。

法学研究科は1994年4月に、昼夜開講制・夜間主コースの大学院として創設されました。本研究科の教育研究上の目的は、専門的職業人(税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士など)・公務員養成のための法学教育、および、専門的職業人・公務員等へのリカレントのための法学教育を行い、この教育プログラムを通じて身に付けることのできる法律専門知識ならびに法的推論能力をリーガル・マインドに基づき社会において適正に活用できる人材を養成すること、および、そのために必要な教育研究を行うことです。現在、社会人の進学者がかなりの比率を占めており、その基礎学力や専門分野もさまざまです。

社会福祉研究所では学部教員を中心に学内外の研究者による研究が行われており、プロジェクト研究の成果は公開講座や文化サロン、

『年報』を通じて内外に発信されています。

本研究所は諸外国およびわが国の法制文化の研究を通じて、学術と社会の進歩・発展ならびに国際理解の増進に寄与することを目的として設置されました。現在、構成メンバーの相互研鑽を目的としたスタッフセミナーを継続的に行っているだけでなく、年に一度、法学部とともに一般の方に向けて研究成果を公開するシンポジウムを共催しています。また、研究成果のもう1つの発表の場として『法制研究所研究年報』を発行しています。今後は地域の法律関係職の方々との交流活動をさらに進めていく予定です。

社会福祉学研究科法学研究科

法制研究所 社会福祉研究所

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地球環境科学部環境システム学科 地理学科

心理学部臨床心理学科 対人・社会心理学科

地球環境科学部には理学系である環境システム学科と長い伝統を誇る地理学科があります。ともに国内外のさまざまなフィールドに出掛けて、環境問題・地域問題を調査する実践的授業と、最新機器や豊富な地図を活用した少人数制授業を行っています。また、地理情報システム(GIS)やリモートセンシングなどコンピューターを用いる実習も特色の1つです。幅広い視野と高度な専門技術を身に付けた優秀な人材を輩出しています。

さまざまな規模の環境問題に適切に対応するには、広い視野と深い専門知識、そして確かな技能が必要です。地球環境科学研究科はそうした人材の養成を目指した、地理空間システム学専攻と環境システム学専攻からなる文理融合型大学院です。両専攻とも博士前期(修士)・後期課程を有し、横断的カリキュラム構成としている点が特色です。それぞれ4 ~ 5分野から構成され、「人間活動と地球環境」

「フィールドサイエンス」といったキーワードを共有し、地球社会への積極的な情報発信に努めています。

環境科学研究所は地球環境科学部と共に開設され、主に本学部教員が執筆する「地球環境研究」の年1回の編集・発行作業、学内外の招待講演者によるセミナーの開催、学外機関との共同研究の推進や学部教員が責任者となる学会等の開催支援を行っています。また、学内施設・装置を利用して行う分析依頼等の窓口も担っています。

わが国における心理学研究の中枢となることを目標に創設された、首都圏では最初の心理学部です。2002年に臨床心理学科単科により開設されました。臨床心理学科では現代社会における心理学的なニーズに応えるとともに、カウンセリング等の心理的な援助に関心のある学生が学び合う“場”を提供し、心の専門家を育成しています。また、2011年に開設された対人・社会心理学科は、社会で生活している人の心理や行動が周囲からどのような影響を受け、どのように影響を与えているのかを学び、研究する全国初の学科です。

修士課程の臨床心理学専攻と応用心理学専攻、対人・社会心理学専攻の3専攻および博士後期課程の心理学専攻から構成されています。臨床心理学専攻は公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会より

「臨床心理士」受験第1種指定校として認可されています。理論と実習を組み合わせた学習に力点を置いています。応用心理学専攻は認知・行動・教育などをカバーし、対人・社会心理学専攻は人と社会との関わりについての理論的・実証的研究に重点を置いています。博士後期課程では認知心理学、社会心理学、臨床心理学など最新の充実した専門的理論と実践的方法論が学習できるカリキュラム編成としています。

本研究所は心理学部の教員を中心メンバーとして、学部開設と同時に発足しました。人間の心に関わるさまざまな問題が生み出されている今日、それぞれの専門分野から心理学的にアプローチしている各所員の研究成果は、毎年『立正大学心理学研究所紀要』により広く公開されています。

学部・学科、大学院研究科、研究所

地球環境科学研究科 心理学研究科

環境科学研究所 心理学研究所

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立正大学における教育改革の歩み

教育組織・施設・設備・その他 教育プログラム・教育方法国の施策・中教審答申ほか

学校教育法の改正(平成27年)[ ガバナンス改革推進 ]

大学設置基準の改正(平成20年)[ FD→義務化 ]

「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について」(平成26年)

大学ポートレート運用開始(平成26年)

「大学改革実行プラン」(平成24年)

「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて」(平成24年)

「大学教育の分野別質保証の在り方について」(平成22年)

「新たな学士課程教育の構築に向けて」(平成20年)

「我が国の高等教育の将来像」(平成17年)

「高大接続改革実行プラン」(平成27年)

「新しい時代における教養教育の在り方について」(平成14年)

「グローバル化時代に求められる高等教育の在り方について」(平成12年)

大学設置基準の改正(平成11年)[ 「自己点検・評価」の実施・公表→義務化 ]

学校教育法の改正(平成16年)「認証評価」施行[ 7年毎の機関別認証評価の実施→義務化 ]

「21世紀の大学像と今後の改革方針について」(平成10年)

[ FD→努力義務/課題探求能力の育成 ]

◇教職教育センター設置◆ラーニングコモンズ(RiLLPort)の整備◆ベストクラス賞創設

◆ラーニングコモンズ(RiLLFore)の整備

◇研究推進・地域連携センター設置

・蘊奥賞(本賞・褒賞)創設

◇情報メディアセンター設置

◇国際交流センター設置

●地球環境科学部開設

●社会福祉学部開設

●心理学部開設◇心理臨床センター設置◇キャリアサポートセンター設置◇立正大学博物館設置

◆授業支援室設置◇熊谷キャンパス再開発竣工 ( アカデミックキューブ・スポーツキューブ・メディア

フォレスト設置)

・心理学部スカイプ利用英語授業導入・キャリアナビ導入・校友会開設・ポータルサイト導入

◆サイバーキャンパス整備事業採択・遠隔授業システム導入◇産学官連携推進センター設置

・RISPOT増設・経済学部クリッカー導入

◇古書資料館設置◆ラーニングコモンズ(RiLLCom)の整備

平成9年1997年

平成10年1998年

平成8年1996年

平成11年1999年

平成12年2000年

平成13年2001年

平成14年2002年

平成15年2003年

平成16年2004年

平成17年2005年

平成18年2006年

平成19年2007年

平成20年2008年

平成21年2009年

平成22年2010年

平成23年2011年

平成24年2012年

平成25年2013年

平成26年2014年

平成27年2015年

平成28年2016年

大学卒業者数が同世代の半数以上を占め、ユニバーサル・アクセス時代を迎えた日本の高等教育。大学のあり方をめぐる議論の深化とともに、近年、人材育成の場として大学が担うべき役割とその使命を自覚することが社会からも強く求められています。それら大学教育における改革潮流を踏まえつつ、立正大学はこれまでさまざまな教育改革に取り組んできました。ここでは本学の主な取り組みを過去20年間の歩みとしてまとめました。

教育目標の全学的策定All English Programスタート半期休学制度導入

「三つの方針」の全学整備

新入生対象「TOEIC Bridge®」開始

GPA導入

日本語プログラム(国際交流センター)開始

図書館司書課程の設置

「モラリスト×エキスパート」を宣言ティーチングアシスタント(TA)全学導入

「キャリア開発基礎講座(全学共通)」開設

授業改善アンケート開始

「学修の基礎」開設(全学共通)共通ガイドブック『START学修の基礎』刊行出席管理システム導入Web履修登録・Webシラバス9月卒業制度導入モラりす塾(人間力育成支援プログラム)開始大学教育学生支援推進事業採択

e-ポートフォリオ導入「INFOSS情報倫理」開始

大学教育再生加速プログラム(AP)採択スチューデントアシスタント(SA)導入学部間相互履修制度(社会科学系学部)開始

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教育・研究施設

立正大学図書館

品川と熊谷の両キャンパスに設置された図書館は、約96万冊の図書と1万タイトルを超える学術雑誌のほか、電子資料やデータベース、視聴覚資料などを所蔵しています。また、

「田中啓爾文庫」や「河口慧海文庫」など、特色ある貴重な資料も所蔵しています。蔵書検索OPACより一歩進んだ「ディスカバリーサービス」では、国内外の学術情報をまとめて検索することができます。加えて、本学の学術研究・教育成果を「立正大学学術機関リポジトリ」で広く公開しています。さらに、品川図書館では「古書資料館」を開設し、和古書を中心とした専門資料を提供しています。また、両キャンパスには学生・教員・職員の主体的な学び・交流・発信の場として、ラーニングコモンズを開設し、専門スタッフが駐在するサポートデスクや利用案内の実施など、学修・研究・教育支援の役割を担っています。

立正大学博物館

立正大学博物館は2002年の本学開校130周年を記念し、創立以来、学内の各所に分散所蔵されていた諸資(史)料を一括保管・一般公開することを目的に、総合博物館として熊谷キャンパス内に設置されました。

「史学の立正大学」の伝統を象徴する立正大学博物館では、歴史・宗教・芸術・民俗・産業・自然誌に関する学術的資料を収集・保管し、これらの調査研究を行って「博物館年報」「万吉だより」、展示図録などを刊行しています。また、館内では縄文時代の土器類をはじめ、日本のみならず海外も含めた遺跡からの発掘資料を体系的に展示し、博物館学芸員資格取得を目指す学生の実習施設として活用するほか、熊谷市や埼玉県北部地域の公的機関と連携した移動展示・講演会などの活動も行い、学内外の教育・研究に寄与しています。

教職教育センター

本学の教員養成の歴史は古く、日蓮宗大学が立正大学専門部と改称され、高等師範科が設けられた1925(大正14)年にまでさかのぼります。それ以来、教員免許を取得した卒業生は1万5,000人を超え、その多数が教員となって活躍し、今日に至っています。近年、採用枠自体の縮小も相まって、教職に就くことのできる学生が減少しています。また、国レベルでも教員養成と教員免許のあり方が大きく変わってきた中で、2015年4月、時代の要請に応え、かつ教員養成の実を上げるため、教職教育を総合的・機能的につかさどる「教職教育センター」を新設しました。全学共通教育の枠組みの一翼を担うべく開設された本センターは今後、中等教育に加えて初等教育や特別支援教育も視野に入れつつ、教育委員会とも連携を図りながら、本学ならではの養成すべき教員像の確立とプログラム開発を目指しています。

主な展示

田中啓爾文庫

長崎和蘭陀屋舗図(立正大学図書館所蔵)

地理学・地誌学の大家であるとともに、「立正の地理」の礎を築かれた田中啓爾先生(1885年−1975年)が本学図書館に寄贈されたもので、1973(昭和48)年に設立されました。江戸期の和装本、戦前の地理学関係図書、古地図や絵図など、約14,000点にも及ぶ貴重なコレクションが収められています。古地図や絵図には極めて貴重なものが多く、中でも「長崎和蘭陀屋舗図」、長崎出島のオランダ人の生活風俗を描いたパリ国立図書館蔵「蛮館図」の下絵と考えられている「長崎阿蘭陀船出島絵巻」、1900年ごろのベルリン市街図などは出色です。これらは地理学や地図学の分野はもちろん、美術史学においても高く評価されています。

■ ネパール・ティラウラコット遺跡出土資料  �立正大学インド・ネパール仏蹟調査団により発掘された資料。

■ 吉田格コレクション  ���縄文時代研究の著名な学者・吉田格(1941年本学卒)によって寄贈された

資料(縄文土器、骨角器、伊藤圭介蒐集石器など)。

■ 撫石庵コレクション  �眞鍋孝志氏(日本古鐘研究会会長)より寄贈されたアジア各地の梵音具(鐘・

鐸など)を中心とするコレクション。

■ 樺太出土資料  �久保常晴氏(元本学名誉教授)が樺太の地を調査した際に出土した資料。

■ 熊谷キャンパス内出土資料  ���施設新築に際し、文化財保護法に基づく発掘調査により出土した資料。特に、

縄文時代早期の土器群は貴重な資料として注目されている。

■ 古代窯業遺跡出土の須恵器と瓦  �本学考古学研究室が全国各地で実施した「古代窯業の考古学的研究」によっ

て発掘された資料。

古書資料館

2014年、品川キャンパスに開館した、貴重書、明治以前の和古書、特殊資料(巻子本・折本・函物等)を所蔵する専門図書館です。一般資料とは異なる利用上の取り決めがありますが、開架室のすべての古書を書棚から“自分で”取り出し、閲覧することができます。また、古書資料館専門員が古書の利用相談を受け付けています。

日蓮聖人御伝版画 小松原法難(立正大学図書館所蔵)

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立正大学では、科学研究費助成事業をはじめとする競争的資金の獲得および受託研究事業の受入、各研究・連携事業における外部と研究者との円滑な協力関係の維持、促進を目的に研究推進・地域連携センターを設置し、包括的な研究支援を行っています。

研究活動の活性化支援

本学では、独自の研究費助成制度「研究推進・地域連携センター研究支援費」を設置し、学部間連携・地域連携の推進、公的資金による研究活動の推進・奨励を目的とした研究費を助成して、新しい研究へ挑戦しようとする意欲的な研究者を支援しています。

産学官連携

企業・国・他大学等のさまざまなニーズに応えて連携事業、受託研究、共同研究を行っています。

展示事業「深海の宝箱-宝石サンゴ展」(平成28年2月26日~ 4月15日)

研究推進・社会貢献

■ ウズベキスタン、スルハンダリヤ周辺地域における前2~7世紀の宗教・都市遺跡に関する歴史考古学的調査          

■ 河口慧海による『法華経』翻訳の再評価

■ 「人間の脆さの自覚」に着目した領域横断的なケアロジーの構築  

■ 報酬・懲罰制度を統合したメタ・サンクションゲームによる社会的ジレンマの解決

■ 複合的な不利や困難を抱えた人々のライフコースの理解と総合的な支援システムに関する研究-若年ダブル・マイノリティの生活課題に焦点をあてて-

学部間連携による主な研究活動(平成27年度)

本学は水産庁の「小笠原諸島周辺海域宝石サンゴ緊急対策事業」に共同研究機関の一員として参加し、地球環境科学部岩崎望教授を中心に約1カ月にわたり、海上調査・分析を担いました。平成27年度は前年度の調査成果と、これまで蓄積してきた宝石サンゴに関する研究成果などを小笠原村の住民および観光客に向けて広く紹介しました。この事業は日本海洋学会に高く評価され、活動助成を受けることとなりました。

■ 圓眞寺諸尊像の修復研究  �圓眞寺に遺されている諸尊像には、さまざまな経緯の中で、奇跡的に貴

重な文化価値が残されています。それらの確認、検証のため、事前に調査、記録を行って由来や経歴を明らかにし、得られた知見を基に適切な修復手法を選択します。本研究においては、各像の[尊容]の維持、回復だけでなく、文化価値の維持、継承の在り方を探ります。

■ 国際産業連関分析の実証的研究                

■ 荒川扇状地から埼玉県全域にいたる水文環境三次元可視化に関する研究  

■ 日本版ICS下でのクラウド型GISの実装と平時の運用に関する研究 

■ 滑川町児童生徒の安心安全のための情報化推進について     

■ 革新的な三次元映像技術による超臨場感コミュニケーション技術の研究開発

■ メンタルヘルス総合対策事業に係る調査研究          

■ 高齢者の消費者リテラシー育成のための心理学的アプローチ体系の構築

  �人はなぜ、だまされるのでしょうか。消費に関わる詐欺やだましのニュースは毎日のように報道されていますが、同じような手口による被害は後を絶ちません。本研究では,高齢者の消費者問題に関する知見を総括し、人がだまされる仕組みを様々な心理学の分野から解説する講演会を開催、参加者の方々に、だまされない消費者になるために重要な点について学んでいただきました。

主な受託研究(平成27年度~平成28年度)

(株)日本アプライドリサーチ

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)

地方公務員災害補償基金

国立研究開発法人産業技術総合研究所

一般財団法人日本建設情報総合センター(JACIC)

文部科学省

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地域連携

本学では、教育と研究を中心とした伝統的な活動にとどまらず、地域社会への開放的・知的な貢献に応えることが大学の使命と考えることから、本学の知の資産である研究者を中心に地域連携を積極的に行っています。研究推進・地域連携センターをはじめ、学部、学科において、教育と研究の推進を図り、地域との連携を進めています。

市民講座・公開講座

デリバリーカレッジ総合大学としての本学の特色を活かし、多岐にわたる分野の教員と名誉教授陣が直接各都市に赴いて、「知的刺激と感動を得られる生涯学習」の機会を提供しています。平成20年に4都市からスタートし、平成28年度は12都市で開催予定です。

デリバリーカレッジ開催都市(平成28年度開催予定)神奈川県座間市、茅ヶ崎市、福島県会津若松市、郡山市、岩手県釜石市、千葉県千葉市、群馬県高崎市、桐生市、茨城県筑西市、埼玉県三郷市、栃木県佐野市、新潟県新発田市

市民大学地域で行われる市民大学などに教員を講師として派遣し、地域の皆様の生涯学習に対するニーズに応えています。

立正大学が連携している市民大学「直実市民大学」埼玉県熊谷市「行田市民大学」行田市教育委員会「桶川市平成市民大学」埼玉県桶川市「彩の国いきがい大学熊谷学園」熊谷市「くましん立正大学ジョイントカルチャー教室」熊谷商工信用組合

公開講座社会に開かれた学びの場を積極的に提供するために、大学および学部主催の公開講座を品川、熊谷の両キャンパスにおいて開催しています。

■ オープンデータを活用した地域コミュニティーの醸成-品川・熊谷・杉戸における地域資源のマッピングと場所への愛着との関係性評価-                          

■ 路線バス事業者及び国営武蔵丘陵森林公園との連携によるバスマップの作成と評価                     

■ グローバル・インターンシップを通じたグローバル人材の育成~文系産学連携による教育~                   

■ コミュニティカフェを活用した地域活性化プロジェクト     

■ 道の駅を拠点とした潜在的地域資源発掘による地域づくり支援   

■ 関東平野北西部の自然環境を使ったフィールドワーク実習による環境リテラシーの醸成

地域との連携による主な教育・研究活動(平成27年度)

八潮市

鎌倉市

熊谷市

熊谷市

国際十王交通(株)

熊谷市役所

■ しながわ学びの杜  �平成26年度より、-品川を知る-をコンセプトに、品川に関する歴史

や文化、産業、自然など、さまざまな魅力について学ぶ「しながわ学」を品川区と共催で開講しています。また、品川キャンパスで実施する公開講座は「しながわ学びの杜」のパートナーシップ講座としてラインナップされています。

地域連携支援室文学部社会学科では、品川区子ども未来事業部と協定を結び、「すまいるスクール」(放課後児童教室)事業に協力するとともに、品川区商店街連合会とも協定を結び、商店街における地域事業に協力しています。これらの活動は学生自らが地域から学ばせていただくという目的を持っており、「コミュニティ・サービスラーニング」の授業を通して行っています。また、授業外でも「しながわ花海道」等の地域活動への参加や協働を奨励しています。地域連携支援室は、これら学生と地域の活動の橋渡しと支援をするために設置されています。

品川区/品川区民との連携

■ 熊谷市産学官連携まちづくりフォーラム  �立正大学、熊谷市、熊谷商工会議所、くまがや市商工会の四者が平成

19年に締結した「産学官連携に関する基本協定書」の意思に基づいて、地域社会の発展と人材育成を目指す「協働によるまちづくり」の一環として開催しています。

■ 子ども大学くまがや  �子どもの学ぶ力や生きる力の向上および大学やNPOなどの連携による

地域の教育力の向上を目的に開催されています。ものごとの原理やしくみを追求する「はてな学」、自分を見つめ、人生や将来について考える[生き方学]、地域を知り、郷土を愛する心を育てる「ふるさと学」の3つを目的に講義体験から学んでいきます。

■ 立正大学ラグビーフェスティバル  �熊谷市は、2019年のラグビーワールドカップの開催地にも決定してい

ます。市民へのラグビー普及を図ると同時に、参加者との交流やジュニアへの指導経験を通して、学生が社会に貢献し、人間的に成長する機会として、毎年開催しています。

■ ベアリスマラソン  �全国の市民ランナーを対象にした「ベアリス30km�in�熊谷・立正大」(主

催:ベアリスマラソン大会実行委員会)は、熊谷キャンパスを発着地点とし、1周5kmのコースを6周回する30kmのレースです。本学は共催協力しています。

ボランティア活動推進センター地域でのボランティア活動の収集と提供、ボランティア先とのコーディネートや講座開設など、学生の活動をサポートしています。学生スタッフが中心となって運営し、他大学との交流もさかんです。学生の地域参加を通して“福祉を身近に感じられるまちづくり”を推進しています。

熊谷・熊谷市民との連携

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年間約200名の外国人留学生の受入れと生活サポート留 学 生 の 在 留 管 理 や 手 続 き の サ ポ ー ト を 行 っ て い ま す。 ま た、 日本 語 や 日 本 文 化 を 学 び た い 留 学 生 の た め に「 日 本 語 プ ロ グ ラ ム 」を開講しています。

日本人学生の海外派遣とサポート・語学力向上サポート語 学 研 修、 海 外 個 人 研 修、 海 外 ボ ラ ン テ ィ ア、 ハ ワ イ お 寺 ス テ イプ ロ グ ラ ム、 海 外 イ ン タ ー ン シ ッ プ、 語 学 留 学、 交 換 留 学 の 制 度を 設 け、 毎 年 多 く の 学 生 を 海 外 に 派 遣 し て い ま す。 ま た、TOEFL ITP Ⓡ※テ ス ト お よ び 英 語 集 中 講 座 の 実 施、 語 学 能 力 向 上 者 奨 学 金の給付も行っています。

学内外での国際交流の促進日本人学生と外国人留学生の交流を活動目的とした学生団体RIEA

(立正大学学生国際交流会)の活動援助を行ったり、学生同士の交流 を 図 り な が ら、 外 国 人 留 学 生 に 日 本 の 文 化・ 伝 統 を 理 解 し て もら う た め の バ ス ハ イ ク を 実 施 し た り す る な ど、 さ ま ざ ま な 国 際 交流の機会を提供しています。

グローバル化への対応

語学研修(ニュージーランド・オタゴ大学)にて

RIEA(Rissho Student International Exchange Association)は、日本人学生と留学生の約130名で構成され、語学勉強会、文化交流会などを行っています。

※ TOEFL、TOEFL iBT、TOEFL ITPおよびETSはエデュケーショナル・テスティング・サービス(ETS)の登録商標です。この印刷物はETSの検討を受けまたはその承認を得たものではありません。

国際交流の推進(国際交流センター)立正大学では、海外での学びの機会の提供や語学力向上のためのプログラムの実施、外国人留学生の受入れや日本語・日本事情・日本文化を学ぶプログラムの実施などを通じて、国際感覚に優れた学生の養成を図っています。

アメリカ · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · ·University of Southern MaineLinfield CollegeHarvard Universityカナダ · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · ·University of CalgaryUniversity of Victoria イギリス · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · ·Oxford Brookes UniversityCanterbury Christ Church Universityオランダ · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · ·Leiden Universityスペイン · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · ·The University of Alcalaオーストラリア · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · ·Deakin UniversityCurtin University of Technologyニュージーランド · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · ·Southern Institute of TechnologyUniversity of Otago韓 国 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · ·東国大学校/威徳大学校/新羅大学校/翰林大学校/慶煕大学校/国民大学校中 国 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · ·北京師範大学/南京大学/新疆大学/天津師範大学台 湾 · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · ·法鼓文理学院/世新大学/輔仁大学ウズベキスタン · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · ·Academy of Sciences of the Republic of Uzbekistan・Fine Arts InstituteTermez State UniversityArchaeological Museum Termezタイ · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · ·Udon Thani Rajabhat UniversitySiam Universityカンボジア · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · ·Chamroeun University of Poly-technologyベトナム · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · ·Hanoi University / FPT University / Thang Long University

大学間協定大学(2016年4月現在)

教育・研究におけるアジア諸国との連携(研究推進・地域連携センター、国際交流センター他)

立 正 大 学 は、 平 成26年 度 に ウ ズ ベ キ ス タ ン 科 学 ア カ デ ミ ー、 平 成27年度にテルメズ大学、テルメズ国立博物館と学術協定を結び、「立正大学ウズベキスタン学術調査隊」がスルハンダリヤ州テルメズ市郊外カラ・テパ遺跡の発掘および紀元1~2世紀の仏塔の保存修復に取り組み、仏教系大学としての使命を果たしています。その他にも平成27年度は、ウズベキスタン共和国タシケントにおいて、2大学とカリキュラム等教育制度について意見交換を行ないました。平成28年度は、あわせてネパールでの研究支援も行っていく予定です。

ウズベキスタン共和国タシケントの教育大学にて

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課外活動団体

課外活動

立正大学では、課外活動を正課外教育として社会性・人間性を涵養する重要な活動と位置づけています。課外活動・サークル 団 体 は200近くあり、学 術、文 化、スポ ーツ、そして 大学祭や体育祭を運営する実行員会など、さまざまな団体が趣味や目的を共有する仲間と充実した学生生活を送っています。

課外活動の活性化学 生 に よ る、 さ ら な る 主 体 的 課 外 活 動 の 活 性 化 を 図 る た め、課外活動実績の評価・顕彰を行っています。課外活動顕彰▶課外活動で顕著な成績を収め、課外活動の振興・発展に貢献した団体・個人を表彰その他、校友会と連携し、校友会特別助成として経済的支援を実施しています。

奨学金制度

本学の学生が安心して修学できるように、奨学金制度をはじめとする種々のサービスを提供し、その充実に努めています。

在学生へのケア

快 適 な 学 生 生 活 を 送 る た め に、 学 生 生 活 課、 校 医、 保 健 室、学 生 カ ウ ン セ リ ン グ ル ー ム、 障 が い の あ る 学 生 支 援 ル ー ム

( 学 生 サ ポ ー ト ル ー ム )、 キ ャ リ ア サ ポ ー ト セ ン タ ー、 学 部が連携し、生活相談、心身の健康相談、キャンパス・ハラスメントの相談にあたっています。また、在学生の心と身体の健康問題に常時答えることができるように、外部の支援団体と連携し、電話による健康相談を実施しています。

障がいのある学生支援立正大学には、障がいを抱えながらも学問への取り組みを通じて、人 生を切り開いていこうとチャレンジを続ける学 生も在 籍しています。こうした学生への支 援の中核となる「学生サポートル ーム」を 平 成27年4月に開 設しました。永 年、養護学校や高校でコーディネーターを務めてきた専門員と職員を 配 置 し、 週 一 日、 精 神 科 医 が 待 機 す る 保 健 室、 熟 練 の カウンセラーが対応する学生カウンセリングルームとの連携によって、支援の領域と可能性を広げています。

【独立団体】グリークラブ(混声)/吹奏楽部/学生放送会/布教会/応援指導部 【体育会】水泳部/柔道部/拳法部/籠球部/卓球部/ソフトテニス部/剣道部/排球部/弓道部/ゴルフ部/空手道部/陸上競技部/スキンダイビング部/準硬式野球部/合気部/射撃部/洋弓部/バドミントン部/少林寺拳法部/アメリカンフットボール部 【文化団体連合会】書道部/児童文化研究部/マリエ・ハワイアンズ/茶道部/ホース-ボーンズジャズオーケストラ/美術部/フォークソング部/ユースホステルクラブ/クラシックギターアンサンブル部/映画製作部/旅行研究部/現代写真研究部/軽音楽部/演劇部=劇団夢民=/ミュージック・クリエーション=ウイングス=/裏千家茶道部/ Music Laboratory Club 【研究会連合】古文書研究会/ボランティアサークル“こんぺいとう” /鉄道同好会=REX=/考古学研究会/歴史研究会 【文化学芸・学術研究団体】落語研究部/応用地理測量学研究会/日蓮宗青年会/中国語研究会/ RMC立正モデラーズクラブ/星の会/漫画研究会/臨床心理研究会/文藝同人会/管弦楽団/ A.E.T PRODUCE /手話サークル~わたぼうし~/ハンドベルクラブ「キンコンカン・バンド」/ GED ~Global Environment Defense ~/地球圏探究サークル=DISCOVERY= /地球にやさしい会 【スポーツ活動団体】自動車部/探検部/ホワイトラバーズスキー同好会/サッカー同好会 FC'76 /サイクリング同好会/フットボールクラブSPITZE /プライムテニス愛好会/RUSH/軟式野球愛好会=COSMOS=/女子軟式野球愛好 COSMOS 【特殊団体】学生保険委員会/学生会館運営委員会/卒業アルバム作成委員会/サークルボックス運営委員会/星霜祭実行委員会/橘花祭実行委貝会/立正学生国際交流会~ RIEA ~ 【強化クラブ】硬式野球部/ラグビー部/サッカー部 他

サッカー部ラグビー部(男子・女子)硬式野球部

大学独自の奨学金制度❶立正大学特別奨学生~ TOP150 ~〈給付〉❷立正大学橘奨学生(第一種)〈給付〉❸立正大学橘奨学生(第二種)〈給付〉❹立正大学学業継続支援奨学金〈給付〉❺立正大学校友会奨学金〈給付〉

その他の奨学金制度❶日本学生支援機構奨学金〈貸与〉その他にも公共団体や民間の育英団体等が実施する奨学金があります。

助成制度❶留学制度❷海外研修制度❸私費外国人留学生学習奨励費・授業料減免制度

学生生活支援

学生寮 ユニデンス

熊谷キャンパス内に建つ14階建て2棟全754室の完全個室の学生寮です。食堂をはじめ、自習室、パソコンルームなども設置されています。また、合宿やご家族の宿泊に利用できる、短期宿泊施設も併設しています。

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キャリア教育プログラム

立正大学では、教育活動全般を通じて卒業後の社会生活や職業生活を適切に送るための人生観や職業観を確立させ、職業に対する知識・技術を涵養し、自己の個性を理解した上で主体的に進路を選択できる能力の開発を入学当初から継続的に育成しています。両キャンパスに設置されたキャリアサポートセンターでは、独自教材による「キャリア開発基礎講座」をはじめ、職業観を養う「インターンシップ実習」、実践的な就職活動対策となる「キャリアアワー」などの多彩なプログラムに加え、キャリアカウンセラーによる学生一人一人へのサポートも充実させています。

インターンシップ

社会観・職業観を身につけ、業界・企業への理解を深めるとともに、知識・マナー等、より高度なものを身につけた社会人として巣立っていくことを目的として、平成15年度よりインターンシップを導入しています。平成18年度には経済産業省委託地域産業活性化人材育成事業「インターンシップにおける社会人基礎力の実践的活用に関する調査」の調査モデル校ともなりました。本学が受入先との窓口となる「大学推薦インターンシップ」

「公務員等インターンシップ」は、夏期休暇期間のうち1週間から2週間を実習期間とするもので、選考の結果、参加機会を与えられた学生には、事前授業・事後授業・実習報告会・実習日誌・レポートの提出を課し、それらを総合して単位(学部によって卒業単位に認定)を付与します。キャリア形成支援

「夢・目標を実現するためにどう学生時代を過ごすか」をテーマに、学年ごとに講座を設け、学生が自己理解を深め、社会、職業に対する考え方や知識と職業人しての就業力を身につけて、自信を持って社会に巣立つことができるよう、参加型のプログラムを実施しています。

■ キャリア開発基礎講座Ⅰ~Ⅲ■ インターンシップ

資格取得支援大学生としての基礎学力・専門知識に加え、社会において必要とされる情報処理スキル・ビジネススキル・語学スキルを身につけるため、資格取得のための講座を開設しています。

■ スキル開発 P検3級講座 簿記検定講座 秘書検定講座 TOEICR講座■ 資格対策講座 FP3級講座 MOS講座

就職活動支援目的に合わせた多彩なプログラムを提供して、社会人になることの本質的な理解を促し、悔いのない進路選択、就職活動をサポートしています。プログラムの多くには企業や行政、地域の皆様のご協力をいただき、学生は社会に求められる人材像を身をもって学んでいます。

■ ガイダンス  キャリアガイダンス 進路ガイダンス U・Iターン就職ガイダンス

外国人留学生向け就職ガイダンス■ セミナー・ワークショップ  自己分析ワーク 職業興味検査

履歴書・エントリーシートワーク グループディスカッション■ 対策ワーク 面接対策ワーク  情報収集術講座 新聞の読み方講座 メイクアップ講座

リクルートファッション講座■ 就職試験対策模試・講座 Webテスト対策講座 SPI3模擬試験/対策講座 一般常識■ 模擬試験/対策講座 公務員試験対策講座 教員採用試験対策講座■ イベント(企業、行政、地域の皆様のご協力により実施)  先輩取材プロジェクト 就職合宿セミナー 面接対策セミナー 就活模擬面接会

業界・企業研究フェア 学内合同企業説明会■ キャリアカウンセリング  個別キャリアカウンセリング 就活Cafe

就職相談コーナー(新卒応援ハローワークのジョブサポーターによる)

大学推薦インターンシップ大学が提携した実習先企業において行うインターンシップ。学内での選考に通った学生が実習に参加します。平成27年度は、応募者350名に対して書類・面談による選考を実施し、103の企業団体にて247名の学生が実習を行いました。

公務員等インターンシップ地方公共団体(公務員)や特殊団体などで行うインターンシップ。平成27年度は、24の団体にて27名の学生が実習を行いました。

卒業生業種別就職状況(平成27年度)

インターンシップ実施推移(過去3年)

年度 ガイダンス参加者

立正大学(公募制)インターンシップ

認定(一般応募性)インターンシップ 合計

応募者実施結果

受入先 実習生 受入先 実習生受入先 実習生

H25 1,647 332 124 246 23 24 147 270

H26 1,674 345 117 239 19 23 136 262

H27 1,976 350 103 247 24 27 127 274

キャリア形成支援

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学生支援事業平成27年度は、「校友会奨学生」 として47名の学生に対し、経済支援を目的とした奨学金を授与しました。また、在学生の課外活動の振興と健全な活動の維持・向上・奨励を目的とした特別助成制度を活用し、2団体の助成を行いました。さらに 「校友の集いホームカミングデー in橘花祭」 の会場において 「OB・OG先輩を囲む会」 や 「在職教員OBの先輩方と話そうプロジェクト」 を開催し、卒業生と現役学生との交流を図りました。

会員対象事業校友会ホームページ・校友会facebook、校友会報・学園新聞等による情報提供サービス、生涯メールサービスを活用して、会員相互の交流チャンネルを拡大しました。さらに、会員相互の親睦行事、同窓会、郵政会、橘会等の構成団体への支援協力も行っています。

立正大学校友会は、その会長を学長が務め、在校生、卒業生、保護者、現元教職員等を会員とし、同窓会、郵政会、橘会等をその構成団体としています。中核となる校友委員会の下で構成団体が協働連携して、学生支援事業、会員対象事業、大学・学園の様々な振興事業に賛助しています。

会  員学部一大学院在校生、学部・大学院卒業生、短期大学部・保育専門学校卒業生、在校生のご父母、現元教職員

役  員会長1名:立正大学長 副会長1名:立正大学副学長顧問1名:立正大学学園理事長 監事1名:立正大学学園監事

構成団体立正大学同窓会昭和35年創立。会員数約13万人。全国都道府県支部と8学部の同窓会で構成されています。

立正大学郵政会昭和34年創立。本学卒業生で、郵政事業に携わる現元関係者で構成されており、登録会員数は約5000人です。

立正大学橘会昭和39年創立。立正大学(大学院を含む)に在学する学生の父母もしくは保証人を会員とする団体です。会員数約1万人。名称は大学の校章が 「橘」 であることに由来しています。

高橋 美幸さん1986(昭和61)年 文学部国文科卒

脚本家・小説家

ああ、学園歌 意気高し 谷山ヶ丘の 立正ぞ 我らの誇……。立正大学の学園歌だ。橘花祭(学園祭)の実行委員だった私は、事あるごとに『校歌』と『学園歌』を歌っていたように記憶している。隣同士の人間と肩を組み、輪になって、体を揺すりながら歌うのだ。以前は学生新聞・新聞会の会長をしており『学園祭は本当に必要か?』などと、紙面で問題提起していた人間だとは、今もって自分自身信じ難いものがある。それが『学園祭を考える』というパネルディスカッションで、ミイラ取りがミイラになった。橘花祭は、私達の代が20周年ということもあり、委員長・繃委員長はじめ 「何か特別なことをやらねば」 と鼻息が荒かった。結局、秋の本番前、夏にもプレ橘花と称して、コンサートをやろうという提案が企画局から出された。いやいやいや、学生の分際で年に2回は無理でしょ。『やるべきだ』『無謀だ』。研修会は紛糾し、なかなか結論は出なかった。最後は積極派が押し切ったが、私達消極派は、全面的に納得したわけではなかった。実際、実現までの道のりは困難を極め、『とんでもないことを始めてしまった』と、愚痴も出た。その夜も 「ああでもない」 「こうでもない」 と五反田の居酒屋チェーン店で言い合った後、店の外に出ると、暗い夜空に粉雪が舞っていた。あれは、誰が言い出したのだろう。「学園歌」 を歌おうということになった。粉雪の舞う歩道で、私達は円陣を組み、「学園歌」 を歌った。道行く人が驚いた顔で通り過ぎて行った。

「肩を組んで『学園歌』を歌うと、なんか丸く納まる」。当時、私が得た教訓だ。が、実際に陰で必死に事を納めていたのは、顧問の加藤正年先生その人であった。プレ橘花も橘花祭も無事成功した。実に懐の深い大学である。

畑中 聖さんエンジニアリングソリューション事業部ES営業1部3課&製品企画推進部2000(平成12)年 経営学部経営学科卒

株式会社 電通国際情報サービス

人と関わる力 人を動かす力入社して15年間、日本の様々な製造業の顧客の課題に対して固有技術の提供・業務コンサルティングーシステム構築など幅広いソリューション提案を行う営業を担当しております。昨今、顧客のIT化も一般化・高度化してきており、課題解決のためには今まで以上に高付加価値なサービスを提供必須となっており、顧客の抱える課題・問題に対してのツール(道具)の提供ではなく、ソリューション(解決策)の提案が必要不可欠となっております。在学中にサークル活動やオリエンテーションキャンプ実行委員会などの活動を積極的に参画することで、複数の人間が関わるプロジェクトに対する推進する力(プランニング)、一人を動かす力(マネジメント)をはじめ、営業として必要なコアスキルである問題解決力・コミュニケーション力・ネイチャースキルを経験することができたと考えており、これらの貴重な経験は顧客課題を多面的に的確にとらえ、ソリューション(解決策)を企画・立案する現在の日々の業務に大いに活かされております。今後も在学中に培ったこれらのスキルを伸ばし、日本の製造業の更なる発展に寄与できるよう活動していきたいと思います。

卒業生からのメッセージ 社会で活躍している卒業生に、立正大学での学びについて伺いました。

立正大学校友会

校友会の構成

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15801872

1904

1907

19201924

1925

1947

19481949

19501951

19521967

198119881992199419961997199820002002

2004

2009

2010

201120122013

201420152016

天正 8年明治 5年

明治37年

明治40年

大正 9年大正13年

大正14年

昭和22年

昭和23年昭和24年

昭和25年昭和26年

昭和27年昭和42年

昭和56年昭和63年平成 4年平成 6年平成 8年平成 9年平成10年平成12年平成14年

平成16年

平成21年

平成22年

平成23年平成24年平成25年

平成26年平成27年平成28年

日蓮宗の教育機関として下総飯高檀林(千葉県匝瑳市)を創立檀林を廃し、二本榎(東京都港区)に小教院を設立

(「立正大学」開校の起点)大崎キャンパス設置専門学校による日蓮宗大学林中等科(5年制)を開設日蓮宗大学林を日蓮宗大学に改称日蓮宗大学林中等科を日蓮宗大学中等科に改称日蓮宗大学中等科を日蓮宗大学中等部に改称大学令により、立正大学設立文学部・予科・研究科設置日蓮宗大学中等部を立正大学中等部に改称日蓮宗大学を立正大学専門部に改称立正大学中等部を立正中学に改称一般子弟の教育機関として開放文学部に地理学科設置学校教育法の実施により、新制「立正中学校」に改編学校教育法の実施により、新制「立正高等学校」に改編学校教育法により、新制大学となる仏教学部・文学部設置経済学部、短期大学部設置私立学校法により、財団法人立正大学から学校法人立正大学学園となる大学院文学研究科設置石橋湛山 第16代学長に就任熊谷キャンパス開設経営学部設置法学部設置大学院経済学研究科設置開校120周年記念事業 大崎キャンパス再開発工事竣工大学院法学研究科設置社会福祉学部設置熊谷キャンパス 新ユニデンス竣工地球環境科学部、大学院経営学研究科設置大学院社会福祉学研究科、大学院地球環境科学研究科設置開校130周年心理学部(臨床心理学科)設置大学院心理学研究科設置大崎キャンパス総合学術情報センター竣工立正中学校・立正高等学校創立100周年熊谷キャンパス再開発工事A竣工アカデミックキューブ・スポーツキューブ熊谷キャンパス再開発工事B竣工ゲートプラザ他心理学部に対人・社会心理学科設置開校140周年立正中学校・立正高等学校が大田区西馬込に移転馬込キャンパスを開設大崎キャンパスから品川キャンパスに名称変更教職教育センター設置大学院社会福祉学研究科に教育福祉学専攻設置

明治37(1904)年辰野金吾設計の講堂(学林時代)

明治37(1904)年ごろ日蓮宗大学林設立当初の教職員前列中央は初代学長 小林日董

大正13(1924)年ごろ1924年竣工の校舎大学令により、立正大学に昇格

大正13(1924)年ごろ立正大学初期の大学全景

昭和12(1937)年立正中学・立正商業学校校舎

大 正 末 期 〜 戦 前(1924 〜 1945)年ごろ授業風景

昭和42(1967)年ごろ熊谷キャンパス全景

昭和45(1970)年ごろ大崎キャンパス学生会館

平成21(2009)年東都大学野球秋季リーグ1部優勝第40回記念明治神宮野球大会優勝

平成24(2012)年開校140周年記念シンポジウム

沿革

立正大学史料編纂室本学の長い歴史と伝統を記した史資料を管理・保存するとともに、それらを活用しながら、本学に関係する方々、そして本学にご興味をお持ちいただいている方々に対して、立正大学をより深くご理解いただき、さらには立正大学の良さをお伝えすることを目的に、2014年4月に開設されました。2022年に迎える開校150周年に向けて、『立正大学150年史』(仮称)の編纂を予定しています。

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立正大学付属立正中学校・立正高等学校

立正大学付属立正中学校・高等学校は1904年に日蓮宗大学林中等科として、現品川区大崎の地に誕生し、その後幾度かの改称、改編を経て現在の形となりました。1994年にはそれまでの男子校から男女共学校となり、2013年には100年を超える長きにわたって慣れ親しんだ大崎の地を離れ、大田区西馬込の地で新たなスタートを切りました。

「馬込文士村」と呼ばれた、歴史的・文化的に貴重な環境の中、23区では有数の広大な敷地に充実した施設を有し、1300人余りの中高生が学校生活を送っています。学習指導のみならず、建学の精神や進路教育に基づいたさまざまな行事、キャリア教育などを通し、社会に出て活躍し得る人間の育成に力を入れています。とりわけ大学の付属校である利点を活かし、高大連携として、大学講義聴講制度や出張授業、教授・職員によるガイダンスなどを行うことにより、生徒は大学を身近に感じ、その存在意義や必要性を理解することができます。そのため、卒業生の約9割が4年制の大学に進学しており、特に付属校入試を介し、多くが立正大学に進学しています。

付属校・準付属校

付属校

‌〒143-8557‌東京都大田区西馬込1-5-1TE L:03-6303-7683URL:http://www.rissho-hs.ac.jp/

〒690-8517‌島根県松江市大庭町1794-2TEL:0852-21-9634URL:http://www.shonangakuen-h.ed.jp

学校法人淞南学園 立正大学淞南高等学校

2001年より立正大学の凖付属校となった立正大学淞南高等学校は、日本の伝統を大切にし、「敬神崇祖」の心を養い、第一流の人物になることを目指して生徒の育成に取り組んでいます。「徳育」「知育」「体育」の3つの教育を掲げ、それぞれがバランス良く一人一人の取り組みに活かされ、成長が結果として現れる教育を創立以来続けています。「徳育」ではあいさつ、言葉遣いなどの徳目を実践し、思いやりのある人づくりを行います。「知育」では進路目標の実現に向けて自主学習の定着に努めます。「体育」では部活動を奨励し、全国レベルの活動により、高い水準で人としての研鑚を積むことを目指します。

 準付属校 

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教育・研究機構

教員・職員数

学部・大学院教員数 職員数

専任教員 非常勤講師 合計 合計276 696 972 234

仏教学部 17 38 55文学部 56 186 242経済学部 34 84 118経営学部 28 43 71法学部 31 76 107社会福祉学部 36 98 134地球環境科学部 38 45 83心理学部 36 126 162その他 0

※心理学部には心理臨床センター教員2名を含む ※非常勤講師数は延べ人数

立正大学付属 立正中学校・高等学校 生徒数・教員数・職員数

付属中校・高等学校生徒数 教員数 職員数合計 教諭 講師 合計 合計1,399 63 48 111 12

立正高等学校(全日制普通科) 1,100 44 43 87立正中学校 299 19 5 24

大学院学生数

大学院 修士課程 博士後期課程 学生数140 57 197

文学研究科 46 24 70経済学研究科 16 17 33法学研究科 19 - 19経営学研究科 7 - 7社会福祉学研究科 7 7 14地球環境科学研究科 16 7 23心理学研究科 29 2 31

学部学生数

学部学部・学生数

男子 女子 合計6,307 4,016 10,323

仏教学部 345 71 416文学部 1,133 1,109 2,242経済学部 1,219 383 1,602経営学部 835 510 1,345法学部 1,050 337 1,387社会福祉学部 546 650 1,196地球環境科学部 799 183 982心理学部 380 773 1,153

立正大学

学部

仏教学部 宗学科 仏教学科

文学部 哲学科 史学科 社会学科 文学科

経済学部 経済学科

経営学部 経営学科

法学部 法学科

社会福祉学部 社会福祉学科 子ども教育福祉学科

地球環境科学部 環境システム学科 地理学科

心理学部 臨床心理学科 対人・社会心理学科

大学院

文学研究科

仏教学専攻 修士課程 博士後期課程

英米文学専攻 修士課程 博士後期課程

社会学専攻 修士課程 博士後期課程

史学専攻 修士課程 博士後期課程

国文学専攻 修士課程 博士後期課程

学校法人

立正大学学園

哲学専攻 修士課程 博士後期課程

経済学研究科 経済学専攻 修士課程 博士後期課程

法学研究科 法学専攻 修士課程

経営学研究科 経営学専攻 修士課程

社会福祉学研究科社会福祉学専攻 修士課程 博士後期課程

教育福祉学専攻 修士課程

地球環境科学研究科環境システム学専攻 修士課程 博士後期課程

地球空間システム学専攻 修士課程 博士後期課程

心理学研究科

臨床心理学専攻 修士課程

応用心理学専攻 修士課程

対人・社会心理学専攻 修士課程

心理学専攻 博士後期課程

研究所

日蓮教学研究所法華経文化研究所人文科学研究所経済研究所産業経営研究所法制研究所社会福祉研究所環境科学研究所心理学研究所

センター等

情報環境基盤センター図書館博物館国際交流センター心理臨床センター入試センターキャリアサポートセンター研究推進・地域連携センター大学史料編纂室教職教育センター

立正大学付属立正中学校立正大学付属立正高等学校

出身都道府県別在学学生数(学部生)

平成28年5月1日現在

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■ 平成28年度入試結果【研究科】

修士課程 博士後期課程

志願者数 合格者数 志願者数 合格者数

文学研究科 21 17 1 1

経済学研究科 11 8 6 6

経営学研究科 7 6

法学研究科 13 11

社会福祉学研究科 4 3 1 1

地球環境科学研究科 6 6 4 4

心理学研究科 57 18 1 0

合計 119 69 13 12

立正大学では、さまざまな受験生の状況に対応するために、一般入学試験、大学入試センター試験利用入学試験、AO入学試験、推薦入学試験(公募制推薦、指定校推薦)、専門高校(学科)総合学科生徒入学試験、スポーツ推薦入学試験、帰国生徒入学試験、特別入学試験(社会人・留学生・編入学)などの多様な試験区分を設定しています。また、横浜、さいたま、水戸、高崎、札幌、仙台、新潟、静岡、福岡など

に、地区会場を設けて、地方の受験生の負担軽減を図っています。さらに、品川キャンパスで年間7回、熊谷キャンパスで年間5回開催しているオープンキャンパスでは、各学部がブース展示に工夫を凝らし、在学生説明員を多数配置するほか、模擬授業の回数を充実させて、受験生が立正大学での学びをリアルに体感できる機会を提供しています。

入試制度

■ 平成28年度入試結果【学部】

学部・学科・コース一般入試

( センター利用含 ) 公募制推薦入試 AO入試特別試験

社会人試験 海外帰国生徒 専門高校(学科)総合学科 外国人留学生

志願者 合格者 志願者 合格者 志願者 合格者 志願者 合格者 志願者 合格者 志願者 合格者 志願者 合格者

心理

臨床心理 1215 231 75 38

募集なし

5 2 1 0

募集なし

2 1

対人 ・社会心理 1010 197 43 21 0 -- 0 -- 3 1

学 部 計 2225 428 118 59 5 2 1 0 5 2

法法

企業法・公共政策 989 151 35 12 75 50 0 -- 0 --

募集なし

0 --

現代社会 579 81 3 1 6 4 0 -- 0 -- 0 --

学 部 計 1568 232 38 13 81 54 0 0 0 0 0 0

経営 経営 1610 538 18 13 73 20 1 1 0 -- 募集なし 1 1

経済 経済 1481 538 24 19 37 24 0 -- 1 1 5 5 26 17

哲 413 202 6 6 9 9 0 -- 0 -- 0 -- 0 --

史 1138 286 40 21 34 10 0 -- 0 -- 1 0 1 0

社会 855 268 25 15 19 9 0 -- 0 -- 4 3 2 1

文日本語日本文学専攻 561 159 26 14 26 7 1 1 0 -- 1 0 1 0

英語英米文学専攻 405 171 12 8 14 6 0 -- 0 -- 0 -- 0 --

学 部 計 3372 1086 109 64 102 41 1 1 0 0 6 3 4 1

仏教

仏教思想・歴史 140 119 0 -- 10 10 1 1 0 -- 0 -- 0 --

文化・芸術 90 69 3 3 2 1 0 -- 0 -- 0 -- 0 --

宗法華仏教 63 51 2 2 26 26 2 2 1 1 0 -- 0 --

日本仏教 54 47 0 -- 5 5 0 -- 0 -- 0 -- 0 --

学 部 計 347 286 5 5 43 42 3 3 1 1 0 0 0 0

地球環境科学

環境システム生物・地球 390 192 5 5 12 11 0 -- 0 -- 1 1 1 1

気象・水文 278 140 1 1 2 2 0 -- 0 -- 0 -- 0 --

地理 463 328 6 4 29 25 0 -- 0 -- 0 -- 0 --

学 部 計 1131 660 12 10 43 38 0 0 0 0 1 1 1 1

社会福祉

社会福祉 448 423 6 6 19 16 0 -- 0 --

募集なし

1 0

子ども教育福祉 308 249 12 12 18 15 0 -- 0 -- 0 --

学 部 計 756 672 18 18 37 31 0 0 0 0 1 0

合計 12490 4440 342 201 416 250 10 7 3 2 12 9 38 22

<「モラリスト×エキスパート」を育む。>を具現化した人材を育成する

キャリア育成奨学金制度の新設(平成29年度入試より)

学内業務経験を通して企画立案能力を養い、社会で活躍できる人材を育成する目的で新設される制度です。出願時に提出される小論文と一般入学試験(2月3日)の結果を合わせて対象候補者を選定します。面接を経て奨学生となった学生は、最大4年間(入学金を含む)授業料が全額免除され、学内業務の実施に応じて報酬も得られる制度です。

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品川キャンパス

心理臨床センターは、大学の教育・研究機関としての役割と、学外から訪れる方々の相談を行う地域に開かれた相談機関としての役割を担っています。地域の関係機関との連携も広がり、臨床心理士の資格をもった相談員が幅広く対応しています。また、東日本大震災によって被災された多くの方々の 「こころのケア」 にも取り組んでいます。

場  所  立正大学品川キャンパス4号館地下1階 電  話  03-5487-3385   FAX 03-5487-3144相談日時  月曜~土曜日(10時~ 17時まで受付) 料  金  初回面接3,000円、継続面接2,000円、心理検査3,000円

立正大学 品川キャンパス〒141-8602 東京都品川区大崎4-2-16

■大崎駅、五反田駅から徒歩5分 ・大崎駅(JR山手線、湘南新宿ライン、埼京線、りんかい線) ・五反田駅(JR山手線、都営地下鉄浅草線)■大崎広小路駅から徒歩1分 ・大崎広小路駅(東急池上線)

第16代 学 長 で、 第55代 内 閣 総理大臣も務めた石橋湛山の名を冠した600名収容の多目的ホール。大学行事、講演会や公開講座など、地域社会における知の拠点として活用されています。

石橋湛山記念講堂

品川キャンパスは、歴史や文化、交通、国際、ビジネスの交差点として多様な可能性を有する品川区にあり、最寄り駅のある大崎・五反田エリアは東京都が構想・指定した副都心の1つとして位置づけられています。そうした立地特性を活かし、人文科学・社会科学分野を中心に総合大学としての教育研究機能を備えています。山手通に面した11号館には、図書館と情報環境基盤センターが置かれ、古書を収蔵する8号館の古書資料館とともに、不断の情報収集と整備によって教 育 研 究 を 支 えて います。ラ ー ニング・コモン ズ 「RiLLCom (り る こ む)」

「RiLLPort(りるぽーと)」には、学生の主体的・活発な学びを促す工夫が凝らされています。石橋湛山記念講堂は、学内行事はもとより、学会や市民向け公開講座が頻繁に行われるなど、都市型キャンパスとしての社会的還元の象徴的な施設でもあります。

施設・キャンパス

心理臨床センター

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熊谷キャンパス

立正大学 熊谷キャンパス〒360-0194 埼玉県熊谷市万吉1700

■熊谷駅よりバス10分 ・熊谷駅(JR高崎線、湘南新宿ライン、新幹線、秩父鉄道)南口より  バス立正大学行または森林公園駅行、立正大学下車■森林公園駅よりバス12分 ・森林公園駅(東武東上線)北口よりバス  立正大学行または熊谷駅行、立正大学下車

立正大学社会福祉学部子育て支援センター(通称:ベアリス)は、親子の交流をはじめ、子育てに関する相談や情報提供などを通して地域の子育て家庭を支援する役割を担っています。本学教員も関わり、社会福祉学部がもつさまざまな専門的知見を支援に活かしています。開設以来利用者も多く、今後ますます充実した活動を推進していきます。

場    所  立正大学熊谷キャンパス6号館1階 電 話 & F A X  048-539-1535利 用 時 間  9時10分~ 14時10分 ( 週5日:ホームページでご確認ください) ホームページ  http://www.ris-fuku.com/bearris/

体 育 館・ 多 目 的 ス ペ ー ス・ ト レ ーニングルームなど、多様なアクティビティに利用されています。

スポーツキューブ

最新のICT設備、教育機器、明るく開放的なインターネットカフェ、個 室 学 習 ス ペ ー ス な ど 充 実 し た 設備 と 快 適 な 空 間 で 学 生 の 主 体 的 な学修を支えます。

アカデミックキューブ

武蔵丘陵森林公園近くに位置する熊谷キャンパスは、東京ドーム8個分に相当する広大で緑豊かな校地で、公益財団法人都市緑化機構(SEGES)による認定を受けてエコキャンパスを推進しています。2010年に完成した再開発では、人と自然と建築の融合が高く評価され、(財)日本産業デザイン振興会主催 「2011年度グッドデザイン賞」 を受賞しました。キャンパス内には最新のICT設備や“見る・見られる学び”を体現するアカデミックキューブ、充実した実験実習施設設備やスポーツ・課外活動施設があります。熊谷市をはじめ周辺地域との連携も盛んで、駐車スペースは多くの市民の来校を可能にしています。高層学生寮ユニデンスには食堂や学修空間はもとより一般の宿泊機能も備わっています。このような社会的実践型の熊谷キャンパスは、北陸新幹線開通も相まって、埼玉県北部・北関東・上信越における知(地)の拠点としての特性を一層発揮します。

子育て支援センター ベアリス

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立正大学は、東京都品川区と埼玉県熊谷市に2つのキャンパスを持ち、8学部15学科7研究科に1万人が学ぶ総合大学です。2017年、熊谷キャンパスが開設50周年を迎えます。また、熊谷キャンパスに設置されている社会福祉学部が2016年に、地球環境科学部が2018年に、それぞれ創設20周年を迎えます。熊谷キャンパスは、熊谷市民の皆様をはじめ、地域の皆様との協力連携の上に成り立っています。大学での学びや研究、学生たちの成長は、地域の皆様に支えていただいています。また、本学自身も教育・学術研究・スポーツ・ボランティア活動や課外活動、そして、有為な人材の輩出といった、様々なかたちで地域社会に還元してまいりました。このアニバーサリーロゴを通して、こうした活動を続けてこられたことを地域社会の皆様に『感謝』の気持ちを込めてご報告するとともに、これからさらに、社会的存在としての立正大学であり続けることをお約束します。

<熊谷キャンパス開設50周年記念ロゴ>

2016.6.13000