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看護堎⟯における確認䞍⟜を匕き起こす 芁因の認識に関する怜蚎 巊婉銚 *1 兵藀奜矎 *1 ✥䞭共⌊ *2 五犏明倫 *1 Consideration about recognition of factors causing lack of confirmation in the nursing scene Zuo Wanxin *1 , Yoshimi Hyodo *1 Tomoko Tanaka *2 and Akio Gofuku *1 Abstract - In the work process of nurses with high risk, it is very urgent to take countermeasures against the “lack of confirmation” of the main factors. Therefore, the purpose of this study is to clarify the details of the factors leading to the lack of confirmation, grasp the number of near misses, and to explore what kind of factors the individual characteristics of the nurse who acts as a stopper. We recruited 500 nurses on the Web and asked about the frequency of near misses due to lack of confirmation, the awareness of the causes of lack of confirmation, self-evaluation of stoppers, and the reasons why near misses did not lead to accidents. As a result, three factors were extracted regarding the recognition of the factors of lack of confirmation: "lack of consciousness", "inability to concentrate", and "lack of knowledge / experience". Three factors were extracted for self-evaluation of stopper characteristics: "awareness," "verification," and "cautiousness". In order to reduce the lack of confirmation, it is necessary to secure and allocate appropriate personnel and create an environment where treatment can be concentrated. Nurses should also raise knowledge and the awareness of the importance of confirmation. In addition, it is necessary to improve the clinical judgment of new nurses in order to prevent near misses. And it is thought that new nurses will become more confident by accumulating experience and affirming their abilities from their superiors, seniors and colleagues. Keywords : lack of confirmation, stoppers, nurse 1.はじめに 1999 幎 暪浜垂⌀病院の患者取り違え事故をきっかけに、✇本 でも医療事故に察する関⌌が⟌たり、安党な医療を求めるよう になった。厚✣劎働省は、 2001 幎に医療安党察策ネットワヌク 事業を開始し、 2004 幎には✇本医療機胜評䟡機構においお、医 療事故事䟋等の収集が開始された。 2019 幎に医療事故に関係した圓事者職皮( 重耇解答可) の報告 数が 5,673 件で、前幎床 (4,565 件 ) より増加しおいる 1 。その玄半 数である 2,673 件に、看護垫の関䞎が認められる。嶋森 (2004) は 看護垫の✎堎に぀いお、次のように述べおいる。看護垫は医垫ず 䞊んで患者に盎接医療を提䟛する圹割を担っおいる 2 。そしお看 護垫は患者の最もそばにいお、最も医療事故の圓事者になりや すい✎堎にある 2 。この意味で、看護垫は、医療事故に関䞎する リスクが最も⟌い職皮であるず⟔えよう。 看護垫は、⟌床な刀断を芁する頭脳劎働も⟁䜓劎働も担い、し かも耇数の業務を同時にこなさなければならない。治療のあら ゆる段階に関䞎する可胜性があり、患者ずの接觊時間が⻑く、⌌ 理的な負担も⌀きい。さらに近幎は、医療の⟌床化や圚院✇数の 短瞮化、医療に察するニヌズの倚様化が進んでいる。今埌、看護 業務がより耇雑化するこずが予枬される。こういった看護垫業 務䞊の特性や看護業界を取り巻く状況が、医療事故や医療堎⟯ でのヒダリハットに少なからず圱響しおいくものず考えられる。 ✇本医療機胜評䟡機構における医療事故情報収集等事業・平 成 28 幎幎報によるず、 2016 幎 1 ✉〜 12 ✉医療事故ずしお報告 *1:岡山倧孊倧孊院ヘルスシステム統合科孊研究科 *2:岡山倧孊倧孊院瀟䌚文化科孊研究科 *1: Graduate School of Interdisciplinary Science and Engineering in Health Systems , Okayama University *2: Graduate School of Humanities and Social Sciences, Okayama University 〈研究ノヌト〉 29

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看護堎⟯における確認䞍⟜を匕き起こす

芁因の認識に関する怜蚎 巊婉銚*1 兵藀奜矎*1 ✥䞭共⌊*2 五犏明倫*1

Consideration about recognition of factors causing lack of confirmation in the nursing scene

Zuo Wanxin *1, Yoshimi Hyodo*1 Tomoko Tanaka *2 and Akio Gofuku*1

Abstract - In the work process of nurses with high risk, it is very urgent to take countermeasures against

the “lack of confirmation” of the main factors. Therefore, the purpose of this study is to clarify the details

of the factors leading to the lack of confirmation, grasp the number of near misses, and to explore what kind

of factors the individual characteristics of the nurse who acts as a stopper. We recruited 500 nurses on the

Web and asked about the frequency of near misses due to lack of confirmation, the awareness of the causes

of lack of confirmation, self-evaluation of stoppers, and the reasons why near misses did not lead to

accidents. As a result, three factors were extracted regarding the recognition of the factors of lack of

confirmation: "lack of consciousness", "inability to concentrate", and "lack of knowledge / experience".

Three factors were extracted for self-evaluation of stopper characteristics: "awareness," "verification," and

"cautiousness". In order to reduce the lack of confirmation, it is necessary to secure and allocate appropriate

personnel and create an environment where treatment can be concentrated. Nurses should also raise

knowledge and the awareness of the importance of confirmation. In addition, it is necessary to improve the

clinical judgment of new nurses in order to prevent near misses. And it is thought that new nurses will

become more confident by accumulating experience and affirming their abilities from their superiors,

seniors and colleagues.

Keywords : lack of confirmation, stoppers, nurse

1.はじめに

1999幎 暪浜垂⌀病院の患者取り違え事故をきっかけに、✇本でも医療事故に察する関⌌が⟌たり、安党な医療を求めるようになった。厚✣劎働省は、2001 幎に医療安党察策ネットワヌク事業を開始し、2004 幎には✇本医療機胜評䟡機構においお、医療事故事䟋等の収集が開始された。

2019 幎に医療事故に関係した圓事者職皮(重耇解答可)の報告数が5,673件で、前幎床(4,565件)より増加しおいる 1。その玄半数である 2,673件に、看護垫の関䞎が認められる。嶋森(2004)は看護垫の✎堎に぀いお、次のように述べおいる。看護垫は医垫ず䞊んで患者に盎接医療を提䟛する圹割を担っおいる 2。そしお看

護垫は患者の最もそばにいお、最も医療事故の圓事者になりやすい✎堎にある 2。この意味で、看護垫は、医療事故に関䞎するリスクが最も⟌い職皮であるず⟔えよう。 看護垫は、⟌床な刀断を芁する頭脳劎働も⟁䜓劎働も担い、しかも耇数の業務を同時にこなさなければならない。治療のあらゆる段階に関䞎する可胜性があり、患者ずの接觊時間が⻑く、⌌理的な負担も⌀きい。さらに近幎は、医療の⟌床化や圚院✇数の短瞮化、医療に察するニヌズの倚様化が進んでいる。今埌、看護業務がより耇雑化するこずが予枬される。こういった看護垫業務䞊の特性や看護業界を取り巻く状況が、医療事故や医療堎⟯でのヒダリハットに少なからず圱響しおいくものず考えられる。 ✇本医療機胜評䟡機構における医療事故情報収集等事業・平成 28幎幎報によるず、2016幎 1✉〜12✉医療事故ずしお報告

*1:岡山倧孊倧孊院ヘルスシステム統合科孊研究科

*2:岡山倧孊倧孊院瀟䌚文化科孊研究科*1: Graduate School of Interdisciplinary Science and Engineering in

Health Systems , Okayama University *2: Graduate School of Humanities and Social Sciences, Okayama

University

〈研究ノヌト〉

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された 3,428件の発✣芁因件数(耇数回答)のうち、最も倚いのは「確認を怠った」(11.3%)3であったずいう。次いで「患者偎」(11.2%)、「芳察を怠った」(10.5%)の順 3ずある。なお藀井ら(2020)は、病院における「確認䞍⟜」ずいう芁因が、薬剀、治療凊眮、怜査、療逊䞊の䞖話など、むンシデント分類のすべおの項✬で⟌い割合を✰す 4こずを指摘しおいる。

珟圚、戊略的ヒュヌマン゚ラヌ察策においお、最も効果が⌀きいのは⌯孊的察策であり、最も期埅できない察策は⌈間の⌌理に察する察策である 5ず⟔われおいる。危険の排陀ずしお、第⌀に環境敎備を優先すべきであるこずに異論はないだろう。しかしながら、゚ラヌを最〈確率に留めるためには、もずよりリスクの⟌い看護垫の䜜業過皋においお、゚ラヌ発✣に⌀きな圹割を果たす「確認䞍⟜」ぞの察策を講じるこずが、喫緊の課題ずいえる。䞭村ら(2016)は、医療事故やむンシデントを未然に防ぐためには、その事䟋を確実か぀玠早く把握し、その背景にある゚ラヌが✣じた原因を分析し、適切に察凊するこずが有効である 6ず述べおいる。確認䞍⟜によるむンシデントの原因に぀いお、藀井ら(2020)は、倜勀などの亀替勀務を実斜しおいるこず、看護垫ずしおの経隓幎数や指✰の読み取りが䞍確実なこずが圱響する 4ず述べおいる。たた、⻄⌭ら(2016)は思い蟌みや、間違いであるはずがないず⟏動を進めるこずが確認䞍⟜に぀ながる 7ず指摘しおいる。さらに、枡郚ら(2010)は「思い蟌みや錯芚」、「単調な動䜜の繰り返しによる意識の䜎䞋」、「近道・省略本胜」、「䞭途業務が⌊ったり他業務を優先したりしおしたう」ずいった⟏動が、確認䞍⟜の芁因である 8ず報告しおいる。しかしながら、看護垫がどのような堎⟯においお確認䞍⟜に陥りやすいのか、包括的芖点における分析は⟒圓たらない。 ヒュヌマン゚ラヌを皆無にするこずは難しいが、゚ラヌの早

期発⟒や゚ラヌが✣じそうな状態を改善するこずはできる。チヌズの✳を抜けお進⟏しおいく✮を✌めるもの、すなわちストッパヌずなる存圚があれば、事故ぞの進⟏過皋が✌められる。その機胜をよく発揮する看護垫を、ハむストッパヌナヌスず仮称した。 その⟃⌰評䟡が⟌い者は、確認䞍⟜のヒダリハットは少ないのか。確認䞍⟜芁因の認識ずストッパヌ特性ずの関係はあるのか。確認䞍⟜に陥る芁因に関しお、事故防✌胜⌒の⟌い⌈はどんな認識を持っおいるのかを知るこずは、事故防✌にずっお⌀事な偎⟯であるず考えた。 そこで本研究では、確認䞍⟜に⟄る芁因の詳现を明らかにするず共に、ストッパヌずなるナヌスの個⌈特性ずの関連に぀いおも探玢するこずを✬的ずする。

2.研究✅法

2.1 調査✅法ず察象者 クロス・マヌケティング瀟の有するパネルを利✀し、Web 䞊にお調査ぞの参加者を募り、回答サンプルを埗た。サンプルを収集するための回答画⟯の䜜成ず回答デヌタの収集に぀いおは、クロス・マヌケティング瀟に委蚗した。回答者の蚭定ずしお、回答時点においお看護垫ずしお珟職を有するこずを条件ずした。

2.2 調査期間 調査期間は2020幎3✉6✇〜3✉9✇であった。 2.3 調査内容 2.3.1 属性 属性ずしお、性別、幎霢、居䜏地域、勀務幎数、所属郚眲、職

䜍を尋ねた。 2.3.2 確認䞍⟜によるヒダリハットの頻床 察象者が、2019幎床(‘19幎 4✉〜’20幎 2✉)の間に確認䞍⟜によるヒダリハットを起こしたず⟃芚し、蚘憶しおいる回数の報告を求めた。

2.3.3 確認䞍⟜の芁因に関する認識 確認䞍⟜の芁因に関する認識を問う20項✬を蚭定した。これらは、医療機胜評䟡機構のホヌムペヌゞに掲茉された、2010 幎から2019幎3✉たでの間に、看護垫の確認䞍⟜により起きたずされる 128 件の医療事故の情報を参照し、その背景芁因ずされるものをもずに䜜成した。評定法は、 「1:党くあおはたらない」、「2:あたりにあおはたらない」、「3:どちらずも⟔えない」、「4:やや圓おはたる」、「5:⌀倉圓おはたる」の 5 件法ずした。

2.3.4 ストッパヌ特性に関する⟃⌰評䟡 ストッパヌずしお機胜する看護垫の個⌈特性に぀いお、⟃⌰評定を求める 20 項✬を蚭定した。これらは、✥䞭ら(2013)が報告した医療事故のハむストッパヌナヌスにみられる特性 9をもずに䜜成した。確認、理論性、発信、予枬、感性、俯瞰の芁玠を含む。「1:党くあおはたらない」、「2:あたりにあおはたらない」、「3:どちらずも⟔えない」、「4:やや圓おはたる」、「5:⌀倉圓おはたる」の 5 件法ずした。

2.4 分析✅法 察象者の属性は、蚘述的統蚈を✀いお敎理した。属性間における回答の差は、t怜定もしくは1芁因の分散分析によっお怜蚎し、有意✔準は䞡偎 5%ずした。 確認䞍⟜の芁因に関する認識 20 項✬に察しお、䞻因⌊法・

Promax回転による因⌊分析を⟏った。たた、属性による回答の差は t怜定もしくは1芁因の分散分析によっお怜蚎した。確認䞍⟜の芁因に関する認識の20項✬それぞれにおいお、平均倀を基準ずし、評䟡埗点が平均倀以䞊の看護垫を⟌矀、平均倀以䞋の看護垫を䜎矀に分け、ヒダリハット件数に差があるかどうか、t怜定を✀いお怜蚎した。 ストッパヌ特性に関する⟃⌰評䟡20項✬に察しおは、䞻因⌊

法・Promax回転による因⌊分析を⟏った。たた、ストッパヌ特性の因⌊ごずに、項✬ごずに、勀務幎数による差があるかどうかを 1 芁因の分散分析によっお怜蚎した。ストッパヌ特性の⟃⌰評䟡20項✬それぞれにおいお、平均倀を基準ずし、評䟡埗点が平均倀以䞊の看護垫を⟌矀、平均倀以䞋の看護垫を䜎矀に分け、ヒダリハット件数に差があるかどうか、t怜定を✀いお怜蚎した。

1芁因の分散分析を⟏った堎合、Levene怜定にお等分散を確認した埌分析を⟏い、Bonferroni法による倚重✐范を✀いた。

統蚈解析には、統蚈゜フト SPSS Statistics 25.0を䜿✀した。 2.5 倫理的配慮 本研究は岡⌭⌀孊⌀孊院保健孊研究科看護孊分野倫理審査委

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統合科孊 創刊号2021

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員䌚の承認(T19-04)を埗お実斜した。調査実斜にあたっおは、調査は無蚘名であるこず、⟃由意思による研究協⌒であるこず、プラむバシヌは保護されるこずを Web 画⟯䞊で説明し、回答をもっお同意したものずみなした。

3.研究結果

3.1 察象者の属性 回答か぀分析の察象ずした回答者 500 名の属性は、以䞋の通りであった。性別は⌥性88.4、男性11.6で、幎代は20代から60代に及ぶが、30代ず40代が半数を占めた。勀務幎数は0.9幎から50.1幎たでだったが、20幎以䞊が33.8%ず3割を超えおおり、平均16.0幎(SD±9.5)であった。所属郚眲は26の科に及ぶが、内科系が35.8%ず3割を超えおいた。職䜍に぀いおは、看護垫87.0、䞻任(副看護垫⻑)7.4、垫⻑1.8%、安党管理者1.0%、その他2.8であった(è¡š1)。

3.2 確認䞍⟜によるヒダリハット経隓の数 今回回答者ずなった看護垫 500名が、2019幎床に起こしたず認識するヒダリハットで、確認䞍⟜によるず考えおいるものの総数は4,390件であった。こうした確認䞍⟜のヒダリハットの⌀⌈あたりの経隓回数をみるず、分析察象者500名のうち、3回以䞊の者が267名(53.4%)ず最も倚く、次いで1〜2回の者が121名(24.2%)、0 回の者が 112 名(22.4%)であった。すなわち 388 名(77.6%)は確認䞍⟜のヒダリハットを経隓しおいた。回答者党䜓における平均経隓回数は8.8回(SD±14.8)であった(è¡š2)。

3.3 属性内蚳ごずにみた確認䞍⟜のヒダリハット経隓の数 属性間の差に぀いお怜蚎したずころ、性別、幎霢、勀務幎数、

勀務郚眲におけるヒダリハット件数には、有意な差は認められなかった(è¡š3)。

3.4 確認䞍⟜の芁因の認識に関する因⌊分析 確認䞍⟜の芁因に関する認識 20 項✬に察しお䞻因⌊法・

Promax 回転による因⌊分析を⟏った。固有倀の枛衰状況(10.670,1.713,1.003,0.819,
)ず因⌊の解釈可胜性から3因⌊を 抜出した(è¡š4)。

第1因⌊は泚意散挫、確認に関する認識䞍⟜、薬剀の類䌌性、確認✅法の䞍適切、思い蟌みずいった10項✬で構成されおいるこずから、「認識䞍⟜」因⌊ず呜名した。第2因⌊は倚忙、䞭断業務、慣れずいった7項✬で構成されおいるこずから、「集䞭䞍可」因⌊ず呜名した。第3因⌊は専⟚知識・経隓䞍⟜、確認に関するルヌルを知らなかったずいった 3 項✬で構成されおいるこずから、「知識経隓䞍⟜」因⌊ず呜名した。

信頌性の怜蚌に぀いおは20項✬党䜓の、Cronbachのα係数は0.95である。たた、 因⌊それぞれの Cronbachのα 係数に぀いおは、「認識䞍⟜」でα=.94、「集䞭䞍可」でα=.92、「知識経隓䞍⟜」α=.83ず⌗分な倀が埗られた(è¡š4)。

3 ぀の因⌊に盞圓する項✬の平均倀を算出し、「認識䞍⟜」因⌊埗点(平均 3.84、SD 0.84)、「集䞭䞍可」因⌊埗点(平均 4.31、SD 0.70)、「知識経隓䞍⟜」因⌊埗点(平均 3.87、SD 0.83)ずした。

è¡š2 2019幎の確認䞍⟜によるず考えられるヒダリハット経隓回数別にみた経隓者の数 n=500

回数/人 人数(%)

0 回 112(22.4)

1〜2 回 121(24.2)

3 回以䞊 267(53.4)

合蚈 500(100.0)

(延べ4,390 件䞭)

è¡š1 回答か぀分析察象者の属性 n=500 属性 ⌈数 

性別 男性 58 11.6

⌥性 442 88.4

20 代 76 15.2

30 代 179 35.8

40 代 154 30.8

50 代以䞊 91 18.2

地域

北海道 41 8.2

東北 35 7.0

関東 133 26.6

䞭郚 69 13.8

近畿 75 15.0

䞭囜・四囜 60 12.0

九州 87 17.4

勀務幎数

0〜5 幎未満 56 11.2

5〜10 幎未満 103 20.6

10〜15 幎未満 99 19.8

15〜20 幎未満 73 14.6

20 幎以䞊 169 33.8

所属郚眲

内科系 179 35.8

倖科系 67 13.4

倖来 48 9.6

⌿術宀 21 4.2

集䞭治療宀 22 4.4

その他 163 32.6

職䜍

看護垫 435 87.0

䞻任(副垫⻑) 37 7.4

垫⻑ 9 1.8

医療安党管理者 5 1.0

その他 14 2.8

看護堎面における確認䞍足を匕き起こす芁因の認識に関する怜蚎

31 31 

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è¡š4 確認䞍⟜の芁因の認識に関する因⌊分析 (Promax回転埌の因⌊パタヌン) 項✬番号・内容 Mean(SD) I Ⅱ Ⅲ

13.圢や⟊が䌌おいた時 3.73(1.11) 0.91 -0.09 -0.05

14.間違いやすい配列だった時 3.79(1.06) 0.88 -0.03 -0.06

15.単調な動䜜の繰り返しで、意識が䜎䞋した時 3.83(1.08) 0.82 0.03 -0.08

17.他のこずに泚意が向いおいた。他のこずを考えおいた時 3.99(1.00) 0.74 0.20 -0.1

12.蚘憶だけに頌った時 3.79(1.03) 0.73 0.01 0.08

16.重芁性に関する認識が䞍⟜しおいた時 3.80(1.07) 0.71 -0.04 0.18

19.他の⌈がやっおくれたので、確認しなくおも⌀䞈倫だず思った時

3.87(1.11) 0.70 0.07 0.01

11.䜓調䞍良で泚意散挫だった時 3.69(1.08) 0.67 -0.04 0.12

18.確認するたでもなく確かだず思い蟌んだ時 4.02(1.01) 0.65 0.19 -0.02

8.声だし、指差し確認をしなかった時 3.89(1.02) 0.42 0.22 0.08

2.時間切迫で、急がされた時 4.39(0.87) -0.15 0.93 0.04

1.業務が重なり、倚忙だった時 4.45(0.87) -0.07 0.88 -0.05

9.焊っおいた時 4.35(0.88) 0.13 0.76 -0.05

10.思い蟌みをしおしたった時 4.44(0.77) 0.04 0.75 0.00

6.䞭途業務が⌊った時 4.20(0.90) 0.17 0.64 -0.03

5.い぀もやっおいるからずいう慣れがあった時 4.23(0.89) 0.09 0.55 0.14

7.泚意を払わずに、✬を通した時 4.11(0.94) 0.26 0.43 0.16

4.専⟚知識が䞍⟜しおいた時 3.70(1.12) -0.14 0.07 0.97

3.病院の確認に関するルヌルを知らなかった時 3.47(1.18) 0.19 -0.06 0.60

20.専⟚的な経隓が䞍⟜しおいた時 3.74(1.05) 0.44 -0.07 0.49

因⌊盞関⟏列 I Ⅱ Ⅲ

I − 0.69 0.69

Ⅱ − 0.55

Ⅲ −

è¡š3 属性内蚳ごずにみた確認䞍⟜ヒダリハット経隓の数 n=500

属性 ヒダリハット 件数 Mean(SD)

性別 男性 700 12.07(16.49)

⌥性 3690 8.35(14.50)

幎霢 20 代 639 8.41(12.02)

30 代 1520 8.49(14.90)

40 代 1299 8.44(13.06)

50 代以䞊 932 10.24(18.94)

勀務幎数 0〜5 幎未満 573 10.23(15.46)

5〜10 幎未満 1014 9.84(15.22)

10〜15 幎未満 519 5.24(8.11)

15〜20 幎未満 679 9.30(15.17)

20 幎以䞊 1605 9.50(16.84)

所属郚眲 内科系 1636 9.14(14.93)

倖科系 578 8.63(13.04)

倖来 230 4.79(13.37)

⌿術宀 165 7.86(12.02)

集䞭治療宀 262 11.91(10.70)

その他 1519 9.32(16.35)

32

統合科孊 創刊号2021

 32 

 0123456789

Page 5: 0123 456*7%82(9:3

è¡š5確認䞍⟜芁因の認識にみられる勀務郚眲の差

(項✬ごず

)

項✬

番号

・内

容

郚眲

等分

散

F倀

df (5,

494)

内

科系

倖

科系

倖

来

⌿術

宀

集侭

治療

宀

(n=1

79)

(n=6

7)

(n=4

8)

(n=2

1)

(n=2

2)

Mea

n(SD

) M

ean(

SD)

Mea

n(SD

) M

ean(

SD)

Mea

n(SD

)

1.業務

が重

なり

、倚

忙だ

った

時

4.46(

0.84)

4.3

3(1.0

5)

4.33(

1.04)

4.2

4(1.0

9)

4.36(

1.05)

0.4

3 0.4

8

2.時間

切迫

で、

急が

され

た時

4.4

0(0.8

5)

4.21(

1.05)

4.2

1(1.0

5)

4.24(

1.00)

4.3

6(1.0

0)

0.41

0.80

3.病院

の確

認に

関す

るル

ヌル

を知

らな

かっ

た時

3.5

0(1.1

3)

3.37(

1.25)

3.3

8(1.2

7)

3.48(

1.17)

3.6

4(1.2

6)

0.71

0.32

4.専⟚

知識

が䞍

⟜し

おい

た時

3.6

6(1.1

2)

3.55(

1.20)

3.8

5(1.1

9)

3.62(

1.20)

3.5

5(1.1

4)

0.85

0.55

5.い぀

もや

っお

いる

から

ずい

う慣

れが

あっ

た時

4.2

6(0.8

6)

3.91(

1.03)

4.2

9(0.9

2)

3.95(

0.92)

3.7

7(1.0

7)

0.73

3.19*

6.侭途

業務

が⌊

った

時

4.16(

0.95)

4.1

8(0.8

5)

4.10(

0.95)

3.8

6(1.1

1)

4.23(

0.81)

0.7

4 0.6

0

7.泚意

を払

わず

に、

✬を

通し

た時

4.1

1(0.9

7)

4.03(

0.95)

4.0

2(1.0

0)

4.00(

0.84)

3.9

1(0.9

2)

0.74

0.30

8.声だ

し、

指差

し確

認を

しな

かっ

た時

3.8

5(1.0

4)

3.91(

1.00)

3.9

2(1.0

1)

3.67(

1.20)

3.8

6(0.9

9)

0.50

0.26

9.焊っ

おい

た時

4.3

1(0.9

3)

4.15(

0.93)

4.3

5(0.8

4)

4.33(

1.02)

4.3

2(1.0

0)

0.80

0.49

10.思

い蟌

みを

しお

した

った

時

4.39(

0.83)

4.2

8(0.8

1)

4.52(

0.83)

4.4

3(0.8

7)

4.45(

0.80)

0.9

3 0.6

3

11.䜓

調䞍

良で

泚意

散挫

だっ

た時

3.7

3(1.0

8)

3.46(

1.01)

3.6

5(1.2

3)

3.43(

1.12)

3.3

6(1.1

4)

0.61

1.28

12.蚘

憶だ

けに

頌っ

た時

3.8

5(1.0

0)

3.46(

1.01)

3.7

7(1.1

0)

3.57(

1.17)

3.5

5(1.0

6)

0.59

2.05

13.圢

や⟊

が䌌

おい

た時

3.7

6(1.0

9)

3.66(

1.04)

3.7

3(1.2

0)

3.57(

0.98)

3.4

5(1.1

4)

0.87

0.52

14.間

違い

やす

い配

列だ

った

時

3.81(

1.05)

3.6

1(1.0

1)

3.90(

1.06)

3.7

6(1.0

0)

3.59(

0.96)

0.9

2 0.8

0

15.単

調な

動䜜

の繰

り返

しで

、意

識が

䜎䞋

した

時

3.86(

1.13)

3.6

4(1.0

3)

3.79(

1.13)

3.8

6(0.6

6)

3.32(

1.36)

0.0

2 1.4

9

16.重

芁性

に関

する

認識

が䞍

⟜し

おい

た時

3.7

7(1.0

8)

3.64(

1.06)

3.7

9(1.2

0)

3.95(

0.81)

3.3

6(1.2

9)

0.08

1.03

17.他

のこ

ずに

泚意

が向

いお

いた

。他

のこ

ずを

考え

おい

た時

3.9

9(1.0

4)

3.85(

0.93)

3.8

1(1.2

0)

3.95(

0.70)

3.8

2(1.1

4)

0.04

0.46

18.確

認す

るた

でも

なく

確か

だず

思い

蟌ん

だ時

4.0

4(1.0

1)

3.93(

0.98)

3.9

2(1.0

7)

3.71(

1.01)

3.6

4(1.2

9)

0.12

1.18

19.他

の⌈

がや

っお

くれ

たの

で、確

認し

なく

おも

⌀䞈

倫だ

ず思

った

時

3.92(

1.08)

3.7

9(1.1

4)

3.58(

1.30)

3.9

5(1.0

2)

3.68(

1.29)

0.0

5 1.0

3

20.専

⟚的

な経

隓が

䞍⟜

しお

いた

時

3.75(

1.02)

3.6

9(1.0

5)

3.63(

1.32)

3.8

6(1.0

6)

3.41(

1.22)

0.0

9 0.6

5

* p<

.05; *

*:p<.

01

看護堎面における確認䞍足を匕き起こす芁因の認識に関する怜蚎

33 33 

 0123456789

Page 6: 0123 456*7%82(9:3

è¡š6 確認䞍⟜芁因の認識にみられる確認䞍⟜のヒダリハット件数⟌䜎矀間の差

項✬番号・内容 ヒダリハット件数

Mean(SD) t倀 df(498)

認識䞍⟜

13.圢や⟊が䌌おいた時 埗点䜎矀 10.87(16.48)

2.14* 埗点⟌矀 7.71(13.73)

14.間違いやすい配列だった時 埗点䜎矀 9.11(15.53)

0.34 埗点⟌矀 8.63(14.45)

15.単調な動䜜の繰り返しで、意識が䜎䞋した時 埗点䜎矀 9.34(15.68)

0.56 埗点⟌矀 8.54(14.39)

17.他のこずに泚意が向いおいた。他のこずを考えおいた時

埗点䜎矀 8.46(14.88) 0.27

埗点⟌矀 8.88(14.77)

12.蚘憶だけに頌った時 埗点䜎矀 9.88(15.65)

1.11 埗点⟌矀 8.26(14.34)

16.重芁性に関する認識が䞍⟜しおいた時 埗点䜎矀 9.16(14.23)

0.40 埗点⟌矀 8.60(15.04)

19.他の⌈がやっおくれたので、確認しなくおも⌀䞈倫だず思った時

埗点䜎矀 8.78(15,45) 0.01

埗点⟌矀 8.78(14.52)

11.䜓調䞍良で泚意散挫だった時 埗点䜎矀 9.51(15.11)

0.82 埗点⟌矀 8.38(14.60)

18.確認するたでもなく確かだず思い蟌んだ時 埗点䜎矀 8.07(13.88)

1.42 埗点⟌矀 10.03(16.21)

8.声だし、指差し確認をしなかった時 埗点䜎矀 8.25(12.79)

0.50 埗点⟌矀 8.99(15.50)

集䞭䞍可

2.時間切迫で、急がされた時 埗点䜎矀 6.85(11.05)

2.70** 埗点⟌矀 10.25(16.95)

1.業務が重なり、倚忙だった時 埗点䜎矀 7.09(12.44)

2.06* 埗点⟌矀 9.86(16.02)

9.焊っおいた時 埗点䜎矀 6.72(11.42)

2.99** 埗点⟌矀 10.55(16.97)

10.思い蟌みをしおしたった時 埗点䜎矀 6.99(12.55)

2.44* 埗点⟌矀 10.11(16.13)

6.䞭途業務が⌊った時 埗点䜎矀 7.72(13.09)

1.81 埗点⟌矀 10.21(16.71)

5.い぀もやっおいるからずいう慣れがあった時 埗点䜎矀 7.65(12.36)

1.88 埗点⟌矀 10.26(17.36)

7.泚意を払わずに、✬を通した時 埗点䜎矀 8.01(13.69)

1.43 埗点⟌矀 10.03(16.34)

知識経隓䞍⟜

4.専⟚知識が䞍⟜しおいた時 埗点䜎矀 7.91(12.40)

0.93 埗点⟌矀 9.21(15.83)

3.病院の確認に関するルヌルを知らなかった時 埗点䜎矀 8.55(13.94)

0.31 埗点⟌矀 8.96(15.44)

20.専⟚的な経隓が䞍⟜しおいた時 埗点䜎矀 7.79(13.07)

1.11 埗点⟌矀 9.32(15.62)

*: p<.05; **: p<.01

34

統合科孊 創刊号2021

 34 

 0123456789

Page 7: 0123 456*7%82(9:3

è¡š7 ストッパヌ特性に関する因⌊分析(Promax回転埌の因⌊パタヌン) 項✬番号・内容 Mean(SD) I Ⅱ Ⅲ

18.䜕気ない䌚話からも、「情報」を拟うこずが埗意な✅である 3.30(0.96) 0.89 -0.07 -0.12

17.䜕か倉、い぀もず違うなど「现かい」こずに気づく✅である 3.35(0.91) 0.83 0.03 -0.05

19.芖界を広く持ち「たず党䜓」を「⌀通り点怜」するようにしおいる

3.30(0.94) 0.75 0.07 -0.01

15.ポむントを抌さえた「速い刀断」が埗意な✅である 3.06(1.02) 0.7 0.05 -0.17

20.これは〜だったはず、など蚘憶ずの違いに気づく✅である 3.35(0.87) 0.62 0.15 -0.04

16.「環境」が敎っおいないず嫌で、気になる 3.39(0.95) 0.34 0.16 0.24

7.他⌈が⟏ったこずを「信✀しない」✅である 3.14(0.98) 0.31 0.07 0.25

12.⟃分の疑問や状態を、「知らせる」ようにしおいる 3.52(0.88) -0.05 0.86 -0.14

10.わからないこずは、⟃分が理解できるたで「尋ねる」 3.57(0.89) -0.08 0.81 0.04

11.仕事で疑問に思ったこずは、「指摘する」ようにしおいる 3.43(0.91) 0.07 0.76 -0.17

9.垞に「なぜか」ず論理的に考えるようにしおいる 3.44(0.93) 0.19 0.57 0.09

8.予想ず違うこずがあれば、その「理由」を探しお玍埗する 3.43(0.88) 0.11 0.56 0.14

13.教科曞の知識や経隓したパタヌンから、倉化を予枬するようにしおいる

3.33(0.89) 0.28 0.48 0.05

14.頭の䞭で、危険の発✣を「シミュレヌション」するようにしおいる

3.44(0.95) 0.32 0.39 0.07

5.「⌌配」症である 3.44(1.07) 0.06 -0.06 0.8

3.「神経質」である 3.15(1.08) 0.2 -0.12 0.76

2.「気が〈さい」✅である 3.32(1.10) -0.26 0.01 0.75

6.䜕事においおも「⟃信がない」 3.18(1.07) -0.34 0.07 0.73

4.些现なこずも「気になる」✅である 3.33(1.03) 0.17 -0.03 0.71

1.「⟃分で」「䜕床も」「玍埗がいくたで」念⌊りに確認しないず気が枈たない

3.48(0.92) 0.3 0.17 0.35

因⌊盞関⟏列 I Ⅱ Ⅲ

I − 0.75 0.36

Ⅱ − 0.34

Ⅲ −

è¡š8 ストッパヌ特性の⟃⌰評䟡にみられる勀務幎数の差(䞋䜍尺床別)

䞋䜍尺床 勀務幎数

等分散 F倀 df(4,495)

倚重✐范 0〜5幎 (n=56)

5〜10幎 (n=103)

10〜15幎 (n=99)

15〜20幎 (n=73)

20幎以䞊 (n=169)

気づき 3.06(0.77) 3.13(0.73) 3.29(0.54) 3.34(0.78) 3.39(0.66) 0.01 4.00 ** 0〜5幎,5〜10幎<20幎以䞊 怜蚌 3.23(0.64) 3.33(0.67) 3.40(0.58) 3.58(0.61) 3.49(0.66) 0.81 3.54** 0〜5幎<15〜20幎 ✀⌌深さ 3.36(0.75) 3.32(0.77) 3.33(0.75) 3.40(0.75) 3.28(0.75) 1.00 0.41

*: p<.05; **: p<.01

看護堎面における確認䞍足を匕き起こす芁因の認識に関する怜蚎

35 35 

 0123456789

Page 8: 0123 456*7%82(9:3

è¡š9 ストッパヌ特性の自己評䟡にみられる勀務幎数の差(項

目ごず)

項✬

番号

・内

容

勀務

幎数

等分

散

F倀

df(4

,495)

倚

重✐

范

0〜5幎

5〜

10幎

10

〜15

幎

15〜

20幎

20

幎以

侊

(n=5

6)

(n=1

03)

(n=9

9)

(n=7

3)

(n=1

69)

Mea

n(SD

) M

ean(

SD)

Mea

n(SD

) M

ean(

SD)

Mea

n(SD

)

1.「⟃

分で

」「䜕

床も

」「玍

埗が

いく

たで

」念

⌊り

に確

認し

ない

ず気

が枈

たな

い

3.36(

0.94)

3.3

1(0.9

6)

3.42(

0.88)

3.6

5(0.8

9)

3.59(

0.89)

0.9

3 2.6

0*

2.「気

が〈

さい

」✅

であ

る

3.36(

1.05)

3.3

8(1.0

6)

3.42(

1.12)

3.3

7(1.1

5)

3.18(

1.11)

0.7

3 1.0

3

3.「神

経質

」で

ある

3.0

0(1.1

6)

3.08(

1.09)

3.1

8(1.0

3)

3.25(

1.12)

3.1

8(1.0

5)

0.74

0.6

4.些现

なこ

ずも

「気

にな

る」

✅で

ある

3.3

4(1.0

1)

3.21(

1.04)

3.2

9(0.9

9)

3.45(

1.03)

3.3

6(1.0

5)

0.96

0.72

5.「⌌

配」

症で

ある

3.4

2(1.1

2)

3.50(

1.07)

3.5

1(1.0

6)

3.52(

1.07)

3.3

2(1.0

6)

0.98

0.81

6.䜕事

にお

いお

も「

⟃信

がな

い」

3.3

9(1.1

1)

3.38(

1.01)

3.2

1(1.0

3)

3.13(

1.14)

2.9

8(1.0

6)

0.72

3.10*

20

幎以

䞊

5〜10

幎

7.他⌈

が⟏

った

こず

を「

信✀

しな

い」

✅で

ある

3.0

3(1.1

3)

3.03(

1.01)

3.0

8(0.9

0)

3.28(

0.95)

3.2

3(0.9

5)

0.32

1.31

8.予想

ず違

うこ

ずが

あれ

ば、

その

「理

由」

を探

しお

玍埗

する

3.3

4(0.9

6)

3.34(

0.93)

3.3

8(0.7

9)

3.63(

0.85)

3.4

6(0.8

9)

0.42

1.52

9.垞に

「な

ぜか

」ず

論理

的に

考え

るよ

うに

しお

いる

3.2

2(1.0

7)

3.38(

0.87)

3.3

4(0.7

9)

3.60(

0.96)

3.5

5(0.9

7)

0.04

2.32

10.わ

から

ない

こず

は、

⟃分

が理

解で

きる

たで

「尋

ねる

」

3.46(

0.84)

3.4

5(0.8

7)

3.51(

0.87)

3.7

2(0.8

0)

3.66(

0.95)

0.5

3 1.7

4

11.仕

事で

疑問

に思

った

こず

は、

「指

摘す

る」

よう

にし

おい

る

3.10(

1.03)

3.3

3(0.9

3)

3.36(

0.80)

3.6

1(0.8

4)

3.58(

0.91)

0.3

6 4.3

6**

0〜5幎

15

〜20

幎,20

幎以

侊

12.⟃

分の

疑問

や状

態を

、「

知ら

せる

」よ

うに

しお

いる

3.3

1(1.0

0)

3.42(

0.89)

3.4

9(0.7

8)

3.67(

0.82)

3.6

3(0.8

8)

0.31

2.40*

13.教

科曞

の知

識や

経隓

した

パタ

ヌン

から

、倉

化を

予枬

する

よう

にし

おい

る

3.00(

0.93)

3.1

6(0.9

0)

3.32(

0.75)

3.5

1(0.8

6)

3.50(

0.93)

0.3

1 5.3

1**

0〜5幎

15

〜20

幎,20

幎以

䞊

5〜10

幎

20幎

以䞊

14.é ­

の䞭

で、

危険

の発

✣を

「シ

ミュ

レヌ

ショ

ン」

する

よう

にし

おい

る

3.19(

0.99)

3.2

6(0.9

5)

3.47(

0.81)

3.6

9(0.9

2)

3.51(

0.99)

0.4

3 3.6

5**

0〜5幎

,5〜10

幎

15〜

20幎

15.ポ

むン

トを

抌さ

えた

「速

い刀

断」

が埗

意な

✅で

ある

2.9

5(1.1

8)

3.01(

0.99)

3.0

4(0.8

8)

3.11(

1.15)

3.1

1(0.9

8)

0.00

0.4

16.「

環境

」が

敎っ

おい

ない

ず嫌

で、

気に

なる

3.2

5(0.9

4)

3.44(

0.94)

3.4

2(0.8

2)

3.40(

1.09)

3.4

0(0.9

7)

0.04

0.39

17.䜕

か倉

、い

぀も

ず違

うな

ど「

现か

い」

こず

に気

づく

✅で

ある

2.9

8(1.0

4)

3.09(

0.91)

3.3

5(0.7

5)

3.47(

0.95)

3.5

9(0.8

5)

0.08

8.22*

* 0〜

5幎

,5〜10

幎

15〜

20幎

,20幎

以䞊

18.䜕

気な

い䌚

話か

らも

、「

情報

」を

拟う

こず

が埗

意な

✅で

ある

3.0

5(1.0

2)

3.07(

0.97)

3.4

2(0.8

4)

3.36(

1.04)

3.4

4(0.9

2)

0.21

3.96*

* 5〜

10幎

20

幎以

侊

19.芖

界を

広く

持ち

「た

ず党

䜓」

を「

⌀通

り点

怜」

する

よう

にし

おい

る

3.00(

1.03)

3.1

1(0.9

5)

3.31(

0.77)

3.4

4(1.0

0)

3.48(

0.92)

0.1

2 4.6

7**

0〜5幎

,5〜10

幎

20幎

以䞊

20.こ

れは

〜だ

った

はず

、な

ど蚘

憶ず

の違

いに

気づ

く✅

であ

る

3.14(

1.04)

3.1

8(0.9

0)

3.44(

0.69)

3.3

1(0.8

5)

3.50(

0.87)

0.0

8 3.4

9**

5〜10

幎

20幎

以䞊

*: p<

.05; *

*: p<

.01

36

統合科孊 創刊号2021

 36 

 0123456789

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3.5 確認䞍⟜の芁因に関する認識にみられる属性の差 属性による確認䞍⟜の芁因認識の因⌊を怜蚎したずころ、幎霢、勀務幎数、郚眲に関しおは、1芁因の分散分析においお有意な差が⟒られなかった。 勀務郚眲による差異を詳しく分析する意図から、確認䞍⟜の芁因の項✬ごずに 1芁因の分散分析を⟏なった。その結果、「5.い぀もやっおいるからずいう慣れがあった時」においお、有意な差が⟒られたが、倚重✐范では有意差は認められなかった(è¡š5)。

3.6 確認䞍⟜芁因の認識の⟌䜎矀間における 確認䞍⟜のヒダリハット件数の差

確認䞍⟜の芁因に関する認識の20項✬それぞれにおいお、評䟡埗点を⟌䜎矀に分け、ヒダリハット件数に差があるかどうか、t怜定を✀いお怜蚎した。その結果、「1.業務が重なり、倚忙だった時」(t(498) =2.06, p<.05)、「2.時間切迫で、急がされた時」(t(498)=2.7, p<.01)、「9.焊っおいた時」(t(498) =2.99, p<.01)、「10.思い蟌みをしおしたった時」(t(498) =2.44, p<.05)で⟌矀のほうが䜎矀より、有意にヒダリハット件数が倚かった。しかし、「13.圢や⟊が䌌おいた時」(t(498) =2.14, p<.05)のみは、䜎矀のほうが有意に⟌かった(è¡š6)。

3.7 ストッパヌ特性に関する因⌊分析 ストッパヌ特性に関する⟃⌰評䟡20項✬に察しお䞻因⌊法・

Promax 回転による因⌊分析を⟏った。固有倀の枛衰状況(7.989,2.961,1.128,0.947,
)ず因⌊の解釈可胜性から3因⌊を抜出した。 第 1 因⌊は違うこずに気が぀く、情報を拟うこずが埗意であるずいった7項✬で構成されおいるこずから、「気づき」因⌊ず呜名した。第2因⌊は疑問に察する態床、事前予枬、シミュレヌションずいった7項✬で構成されおいるこずから、「怜蚌」因⌊ず呜名した。第3因⌊は「神経質」、「⌌配症」、⟃信がない、现かい点にたで気を配る、念⌊りに確認しないず枈たないずいった6項✬で構成されおいるこずから、「✀⌌深さ」因⌊ず呜名した。 信頌性の怜蚌に぀いおは、20項✬党䜓のCronbachのα係数は

0.91であった。各因⌊に぀いおは、「気づき」α=.86、「怜蚌」α=.89、「✀⌌深さ」α=.84ず⌗分な倀が埗られた(è¡š7)。

3 ぀の因⌊に盞圓する項✬の平均倀を算出し、「認識䞍⟜」因⌊埗点(平均 3.84、SD 0.84)、「集䞭䞍可」因⌊埗点(平均 3.45、SD 0.70)、「知識経隓䞍⟜」因⌊埗点(平均 3.31、SD 0.78)ずした。

3.8 勀務幎数によるストッパヌ特性の差 ストッパヌ特性の因⌊ごずに、勀務幎数による差があるかどうかを1芁因の分散分析によっお怜蚎した。その結果、「気づき」因⌊においお0~5幎未満、5~10幎未満より20幎以䞊のほうが顕著に⟌かった(F(4, 495) =4.00, p<0.01)。「怜蚌」因⌊においおは0~5幎未満ず✐しお、15~20幎未満のほうが顕著に⟌かった(F(4, 495) =4.56, p<0.01)。たた、「✀⌌深さ」因⌊では、勀務幎数の埗点差は有意ではなかった(F(4, 495) =0.22, n.s.)(è¡š8)。 ストッパヌ特性項✬ごずに、勀務幎数に関する 1 芁因の分散分析を⟏なった。その結果を衚9に✰した。

3.9 ストッパヌ特性の⟌䜎矀間における確認䞍⟜の ヒダリハット件数の差

ストッパヌ特性の⟃⌰評䟡20項✬それぞれにおいお、評䟡埗点を⟌䜎矀に分け、確認䞍⟜によるず本⌈が考えるヒダリハットの件数に差がみられるかを、t怜定を✀いお怜蚎した。その結果、「5.「⌌配」症である」で、⟌矀の✅が䜎矀より確認䞍⟜のヒダリハット件数が有意に倚かった(t(498) =2.25, p<.05)。

3.10 確認䞍⟜芁因の認識ずストッパヌ特性および ヒダリハット件数の関連

確認䞍⟜芁因の認識ずストッパヌ特性およびヒダリハット件数の関連に぀いお盞関分析を⟏った。その結果、確認䞍⟜芁因の認識の䞋䜍尺床意識䞍⟜、集䞭䞍可、知識経隓䞍⟜ずストッパヌ特性芁因の䞋䜍尺床気づき、怜蚌、✀⌌深さ間には、有意な匱い正の盞関が⟒られた衚10。しかしながら、確認䞍⟜芁因の認識、ストッパヌ特性のいずれも、ヒダリハット件数ずの間に有意な盞関は認められなかった。

4.考察

4.1 確認䞍⟜に⟄る芁因の認識における因⌊構造 看護堎⟯においお確認䞍⟜をもたらす芁因になりうる、ず察象者が認識する床合いを評定しおもらった 20 項✬からは、「認識䞍⟜」、「集䞭䞍可」、「知識経隓䞍⟜」ずいう3因⌊が抜出された。たず「認識䞍⟜」に぀いおは、以䞋のように考えられる。 半厎ら(2012)は、看護孊✣が䜓隓したヒダリハットを分析した結果、芁因の倚くは泚意⌒の✋萜や、孊✣だけで⟏える技術範囲の認識䞍⟜であった 10ず述べおいる。「過信ずは過⌀な信頌を抱くこずであり、適正な譊戒⌌を持っお事象や状況を⟒定める努⌒を怠るこず」11ずされる。すなわち安党だず過信しおいる堎合は、危険が存圚するこずを考えおおらず、安党確認の認識が薄いこずから確認䞍⟜に⟄り、ヒダリハットに぀ながるずいう流れが考えられる。 その察策ずしお、看護垫における確認の重芁性に関する認識を⟌めるこずが必芁になろう。そこで「確認䞍⟜」に関する有効な察策の⌀぀ずしお、鉄道や航空、補造や建蚭業などの産業においお⟏っおいる指差呌称による確認が考えられる。(財)鉄道総合

尺 床

䞋䜍尺床 意識䞍足 集䞭䞍可知識経隓䞍足 気づき 怜蚌 甚心深さ

意識䞍足 ― .724**

.738**

.189**

.255**

.304** 0.035

集䞭䞍可 ― .738**

.137*

.237**

.270** 0.070

知識経隓䞍足 ― .145**

.225**

.232** 0.020

気づき ― .764**

.369** -0.051

怜蚌 ― .582** 0.009

甚心深さ ― 0.021

ヒダリハット数 ―

è¡š10  確認䞍足の芁因認識ずストッパヌ特性ずの関連盞関

ヒダリハット数

** p<.01 , * p<.05

ストッパヌ特性の自己評䟡確認䞍足の芁因に関する認識

看護堎面における確認䞍足を匕き起こす芁因の認識に関する怜蚎

37 37 

 0123456789

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技術研究所(1996)が公衚した指差し呌称の効果の怜蚌実隓によるず、「指差し呌称」する堎合は「䜕もしない」堎合に✐べ、誀りの発✣率が 6分の 1以䞋になった 12。スタッフ間のダブルチェックで泚意を喚起しあう仕組みを持぀こずも、有効だろう。 「集䞭䞍可」に関しおは、以䞋のように考えられる。加賀⌭ら

(2016)は、⟃⟝でコントロヌルしおいる䜜業⌯皋の䞭に、他者からの芁因で䜜業䞭断や業務に集䞭できない状態が✣じた堎合、「むンシデントが発✣しやすい」ず⟃芚するこずが重芁である 13

ず述べおいる。すなわち、看護垫が治療に集䞭できる環境を敎えるこずの重芁性を、✰しおいるずいえよう。 「知識経隓䞍⟜」に関しおは、以䞋のように考えられる。仲䞋ら(2016)は、看護孊✣のむンシデントの発✣原因には「刀断誀り」が最も倚く、次いで「指導者ぞの報告・連絡・盞談の䞍⟜」、「知識䞍⟜」、「芳察䞍⟜」、「技術の未熟」などが関わったず報告しおいる 14。⌒量䞍⟜が危険であるこずは孊✣も珟職も同様であり、看護垫⟃⟝が知識、胜⌒を⟌めるこずは基本的に重芁ずいえる。研修を受講すれば知識の獲埗を促すこずが期埅できるずいう意味では、院内の研修䌚を定期に開催するこずなどが掚奚される。

4.2 確認䞍⟜の芁因認識における⟌䜎矀による ヒダリハット経隓の差異

確認䞍⟜をもたらしうる芁因ずしお各項✬をどの皋床認識しおいるか、その認識の⟌䜎矀間で、確認䞍⟜によるず本⌈が考えるヒダリハットの経隓回数の差が認められたものがある。「業務が重なり、倚忙だった時」、「時間切迫で、急がされた時」、「焊っおいた時」、「思い蟌みをしおしたった時」の4項✬においお、⟌矀のほうが䜎矀に✐べお有意に⟌い倀を✰した。 この結果を✀持する研究ずしお、以䞋がある。早⌄⌥ら(2011)は、忙しい堎⟯や焊っおいる堎⟯では、半数以䞊の看護垫が指差呌称を省略しおいたず報告しおいる 15。安達ら(2014)は、看護垫は✇垞的に倚重課題を求められるこずが倚いこず、時間的切迫や䜜業量過倚などの時間的圧⌒があるこず、呚囲からのプレッシャヌずいう瀟䌚的圧⌒もあるこずを指摘し、これらの環境芁因が違反を✣起させるずしお泚意を促しおいる 16。⻄⌭ら(2016)は、思い蟌みや気持ちの焊りが確認䞍⟜の背景にあるこずを、報告しおいる 7。 そこで実際にヒダリハットに぀ながった⟏動ずしおの倚忙、時間切迫に起因する確認䞍⟜による事故を起こしにくい環境を䜜るには、そのアプロヌチずしおたず倚忙な勀務状況の改善に向けお、適正な⌈員の確保ず配眮の⌯倫をするこずが考えられる。加えお時間切迫の緩和策には、業務量の削枛や、他の看護垫に応揎を䟝頌できる環境の敎備が求められる。 個⌈特性ずしおの思い蟌みに぀いお、嶋森(2004)は、⟏動をモニタヌするこずにより、思い蟌みによる゚ラヌの防✌に぀ながる 17ず指摘し、⟃分の⟏動を垞にチェックし、修正を⟏っお事故を防✌しおいるず考えられる。 倚忙さや焊りがヒダリハットをもたらすず認識しおいる⌈に、実際にヒダリハットの件数が倚かったこずは、経隓から埗た理解を反映したものず思われる。⌀✅で、⟊や圢の類䌌がヒダリハットに繋がるずの認識が䜎い者に、実際のヒダリハット件数が

倚かったずいう結果は、詳现にわたる泚意が䞍⟜しおいる堎合、ヒダリハットに繋がる⟯があるこずを✰唆する。

4.3 確認䞍⟜の芁因認識に反映された勀務郚眲の特性 「5.い぀もやっおいるからずいう慣れがあった時」ずいう確認䞍⟜芁因の認識に関する項✬においお、有意差が⟒られた。郚眲によっおこの項✬に関する意識が違った。

4.4 ストッパヌ特性の因⌊構造 ストッパヌ特性の⟃⌰評䟡20項✬に関する因⌊分析では、「気づき」、「怜蚌」、「✀⌌深さ」ずいう3因⌊が抜出された。事故の起こし易さの研究に終始するのではなく、ポゞティブ⌌理孊の着想を応✀しお、事故ぞの流れを✌めるこずに優れた看護垫がいるず想定するのが、ストッパヌナヌスの発想であった。その⌈達はこれらの特性を発揮しお、いわば䜕枚も䞊んだスむスチヌズの✳あき壁の隙間に遮断板を挿⌊するようにしお、✮が通り抜けおいくのを✌める。気づきや怜蚌や✀⌌深さが、事故ぞの流れを劚げる⟏為ずなっお、ストッパヌ機胜を発揮しおいく。 安藀ら(2007)は、医療安党には、リスクに気づき衚珟するこずやその気づきを揎助に✣かす胜⌒を育むこずが重芁である 18ず述べおいる。そしおヒダリハット報告を教材ずしお掻✀するこず、看護垫のリスクに察する感性を育お、看護技術教育にもなる18ずしおいる。これは「気づき」の重芁性を指摘しおいる点で、今回の結果を✀持する知⟒ずいえる。 ✀⌌深く点怜する姿勢が事故を防ぐずいう研究報告 19も、今回の結果を✀持する。今回の⟒✅を逆✅向から✀持する知⟒ずしおは、迫✥ら(2007)が、疑問に思っおいおも黙っお指✰に埓っおしたう態床が匷い看護垫は、ヒダリハットの報告が倚い 20こずを報告しおいる。぀たり気になるこずを攟眮すればヒダリハットを招くこずになるが、今回の因⌊に⟒られた、疑問を持぀「怜蚌」や䜕床も確認する「✀⌌深さ」を意味する⟏為が実⟏されれば、むンシデントの抑✌が期埅できるこずになる。看護垫が✬の前の珟象に぀いお䜕故なのかを垞に考える知的奜奇⌌を持ち、分からなければ聞く勇気を持぀よう⌌がけるこずで、怜蚌や✀⌌深さの発揮に結び぀くこずが期埅される。

4.5 ストッパヌ特性ず確認䞍⟜のヒダリハット経隓 ストッパヌ特性の項✬ごずに⟃⌰評定の倀の⟌䜎矀を蚭定し、確認䞍⟜のヒダリハットの経隓件数の差をみた。「5.「⌌配」症である」ずいう特性の⟃⌰評䟡埗点が⟌いほうが、経隓数は有意に⟌かった。「⌌配」症を⟃認する⌈は、䜕床も確認をしないず萜ち着かないずいう⌌理があるものず掚枬されるが、本研究においおはそのような⌈はより倚くの確認䞍⟜によるヒダリハットを䜓隓しおいた。倚くのヒダリハット事態を匕き起こしおしたうずいう意味なのか、倚く気づくこずができるずいう意味なのかは、さらなる怜蚎を芁する。

4.6 ストッパヌ特性ず属性 ストッパヌ特性の「気づき」因⌊ず「怜蚌」因⌊には、勀務幎数による有意差がみられた。経隓幎数が浅い看護垫より、勀務幎数が⻑い看護垫のほうが、ストッパヌ特性が⟌い倀を✰した。すなわちストッパヌずなる胜⌒が経隓によっお⟌たる胜⌒である可胜性、たたはこれらの胜⌒に優れた者が勀務を⻑幎継続した

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統合科孊 創刊号2021

 38 

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可胜性が考えられよう。 臚床刀断胜⌒ずはさたざたなデヌタの分析ず統合によっお患者情報や看護堎⟯を解釈し、珟圚の状態や起こりうる危険性を蚺断し、看護掻動を決定する刀断するための極めお重芁な胜⌒である 21。ストッパヌ特性の項✬においお、「教科曞の知識や経隓したパタヌンから、倉化を予枬するようにしおいる」「頭の䞭で、危険の発✣を「シミュレヌション」するようにしおいる」、「芖界を広く持ち「たず党䜓」を「⌀通り点怜」するようにしおいる」もその胜⌒を衚珟できる。次の研究には、経隓が臚床刀断を磚くずの⟒✅が✰されおいる。

飯塚ら(2011)は、臚床刀断には、それをいかに⟏うのかずいう看護垫の技ずもいえる偎⟯が含たれおおり、看護垫の業務遂⟏においおはこの点が重芁だず指摘したうえで、このような知識は看護垫個⌈の経隓によるずころが⌀きい 22ず述べおいる。新⌈看護垫は勀務幎数が短く、ただ経隓知も浅い。⌀局の研鑜が求められおはいるが、珟実には個⌈の努⌒任せにするだけでは県前の危険を回避できないため、先茩や職堎からの✀揎が䞍可✋ず考えられる。 「6.䜕事においおも「⟃信がない」」ずいう評定項✬では、勀続幎数が0〜5幎の看護垫の埗点が20幎以䞊より有意に⟌かった。新⌈看護垫は看護⌒の未熟さのため医療事故を匕き起こすリスクが⟌いずいう思いや経隓䞍⟜の認識で⟃信がないず考えられる。⌭厎ら(2008)は、✇々の看護実践の積み重ねが、看護垫ずしおの実践胜⌒ぞの⟃信をもたらし、職業継続を✀えおいるず述べおいる 23。新⌈看護垫は⟃分の経隓を増やし、䞊叞、先茩や同僚から胜⌒を認められる経隓が加わるこずで、⟃分に⟃信を向䞊させるず考えられる。それによっお、疑問を抱いた堎合に指摘するようになったり、⟃分で危険予枬できるようなったり、ストッパヌ特性を発揮できるようになる。

先⟏研究においおは、䞭堅看護垫が成⻑ぞの期埅をも぀⌀✅で⟃信が䜎く、⌌理的に䞍安定な状態にあるため、䞭堅看護垫に察しお、その努⌒を認めおいるこずが䌝わるように、劎いや励たしずいった声かけをするこずが重芁である、ずの指摘がなされおいる 24。

4.7 確認䞍⟜芁因の認識ずストッパヌ特性および ヒダリハット件数の関連

確認䞍⟜芁因の認識ずストッパヌ特性の関連に関する分析においお、確認䞍⟜芁因の䞋䜍尺床ずストッパヌ特性の䞋䜍尺床の間には、有意な匱い正の盞関が⟒られたこずから、互いの芁因間には䜕らかの関連があるず掚察される。 ただ、確認䞍⟜芁因の認識の⟌い⌈達はストッパヌ特性の倀が⟌いのか、ストッパヌ特性の倀が⟌い⌈達は確認䞍⟜芁因の認識が⟌いのか、珟時点では、その✅向性すなわち因果関係たで特定するこずはできない。今埌さらに分析を進め、この点を明らかにする必芁がある。 たた、確認䞍⟜芁因の認識にしおもストッパヌ特性にしおも、ヒダリハット件数ずの間に有意な盞関が⟒出されおおらず、この぀の芁因はヒダリハット件数の増枛にあたり関連を持たない可胜性が考えられる。その理由がどこにあるのか、さらに探究

が必芁ず思われる。

5.たずめ

確認䞍⟜芁因の認識に぀いお「意識䞍⟜」、「集䞭䞍可」、「知識・経隓䞍⟜」ずいう 3 因⌊、ストッパヌ特性に぀いお「気づき」、「怜蚌」、「✀⌌深さ」ずいう3因⌊が抜出された。 確認䞍⟜をもたらしうる芁因ずしお、「業務が重なり、倚忙だった時」、「時間切迫で、急がされた時」、「焊っおいた時」、「思い蟌みをしおしたった時」の 4 項✬においお、評䟡埗点高矀の方が、ヒダリハット件数に関し有意に高い倀を瀺した。確認䞍⟜を枛らすためには、倚忙な勀務状況の改善、適正な⌈員の確保ず配眮、および治療に集䞭できる環境づくりが求められおいるずいえる。 ストッパヌ特性の「気づき」因⌊ず「怜蚌」因⌊においおは、経隓幎数が浅い看護垫より、勀務幎数が⻑い看護垫のほうが、ストッパヌ特性が有意に⟌かった。新⌈看護垫は個⌈の努⌒および先茩や職堎からの✀揎で⟃分の胜⌒を䌞ばし、ストッパヌ特性を持぀看護垫に育っおいくこずが✰唆される。 確認䞍⟜芁因の䞋䜍尺床ずストッパヌ特性芁因の䞋䜍尺床の間には、有意な匱い正の盞関が⟒られたこずから、互いの芁因間には䜕らかの関連があるずみお、さらなる探求が課題である。

6.今埌の課題

本研究では、確認䞍⟜の芁因認識の尺床ずしおの劥圓性はただ⌗分ずは⟔えず改善の䜙地がある。今埌は質問項✬を⌀局掗緎させ、確認䞍⟜に぀いおの有✀な枬定ツヌル開発を進めおいきたい。

参考✂献

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看護堎面における確認䞍足を匕き起こす芁因の認識に関する怜蚎

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[19] ✥⌝浩⌊, 枅✔真由⌊, 浅✥早玀, 狩野理恵, 笠原光⌊, 富所順⌊, 神✥⌀茔, 吉氞茝倫, ⻄✥保⌆. 茞液における思い蟌みミスを無くすための取り組み. 医療の質・安党孊䌚誌. 2007, vol. 2, no. 1, p. 101-105.

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[21] 岩✥幞枝, 國枅恭⌊, 千明政奜, 星野悊⌊, 鶎✥晎矎, 荒井真玀⌊,霋藀やよい. 異垞を刀断した ICU 看護垫の思考パタヌンの分析. 矀⟺⌀孊医孊郚保健孊科矀⟺保健孊玀芁. 2005, vol.26, p.11-18.

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Supplement

看護堎面における確認䞍足に関する調査

1、これたで䜓隓した確認䞍足によるヒダリハットの事䟋ずしお、最も印象に残るものを䞀぀、思い出しおくださ

い。

1) 簡朔な題をお願いしたす。

2) その事䟋に぀いお、い぀、どこでなどの詳现を、䞋蚘に具䜓的にお曞きください。

い぀(時間垯)

䟋:18:00頃

どこで

䟋:病宀で

誰が

䟋:看護垫の自分が

䜕を

䟋:患者の薬を

どのように、どうした

䟋:普段自宅で飲んでいた薬の回収結果を確認せず、病院が凊方した降圧薬を䞎薬した。

どうなった

䟋:結果的に過剰䞎薬ずなり、いっずき気分䞍良ずなったが、たもなく回埩した。

3) 䞊蚘の事䟋で、確認䞍足に至った芁因ずしお、䜕が考えられるでしょうか。

䜕が圱響しおいたか、どういうこずが誘因になったか、広く考えおください。自分や他の人のこず、職堎環

境など、盎接的な原因や背景の状況を含めお、なるべく倚く挙げおみおください。

4) 䞊蚘の事䟋で、倧きな事故に぀ながらずにすんだ理由ずしお、䜕が考えられるでしょうか。

事故ぞの流れを止めたものは䜕か、䜕が間違いの発芋や回埩策をし易くしおいたのか、圹に立ったず思うこ

ずを、なるべく倚く挙げおみおください。

5) ほかに「確認䞍足に陥りやすいずき」ずしお思い぀くこずがあれば、自由にお曞きください。

2. ご自分の経隓から、どんな時に確認䞍足に陥りやすいず思われたすか。以䞋の内容に関し、

看護堎面における確認䞍足を匕き起こす芁因の認識に関する怜蚎

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圓おはたるず思う皋床をお答えください。「党く圓おはたらない」から「倧倉圓おはたる」の

うち、該圓するものを䞀぀だけ遞んでください。(それぞれひず぀ず぀)

① 業務が重なり、倚忙だった時 1 2 3 4 5

② 時間切迫で、急がされた時 1 2 3 4 5

③ 病院の確認に関するルヌルを知らなかった時 1 2 3 4 5

④ 専門知識が䞍足しおいた時 1 2 3 4 5

â‘€ い぀もやっおいるからずいう慣れがあった時 1 2 3 4 5

⑥ 䞭途業務が入っおしたった 1 2 3 4 5

⑩ 泚意を払わずに、目を通した時 1 2 3 4 5

⑧ 声だし、指差し確認をしなかった時 1 2 3 4 5

⑹ 焊っおいた時 1 2 3 4 5

⑩ 思い蟌みをしおしたった時 1 2 3 4 5

⑪ 䜓調䞍良で泚意散挫だった時 1 2 3 4 5

⑫ 蚘憶だけに頌った時 1 2 3 4 5

⑬ 圢や色が䌌おいた時 1 2 3 4 5

⑭ 間違いやすい配列だった時 1 2 3 4 5

⑮ 単調な動䜜の繰り返しで、意識が䜎䞋した時 1 2 3 4 5

⑯ 重芁性に関する認識が䞍足しおいた時 1 2 3 4 5

⑰ 他のこずに泚意が向いおいた。他のこずを考えおいた時 1 2 3 4 5

⑱ 確認するたでもなく確かだず思い蟌んだ時 1 2 3 4 5

⑲ 他の人がやっおくれたので、確認しなくおも倧䞈倫 1 2 3 4 5

だず思った時

⑳ 専門的な経隓が䞍足しおいた時 1 2 3 4 5

倧倉あおはたる

やや圓おはたる

どちらずもいえない

あたり圓おはたらない

党く圓おはたらない

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3. 仕事をしおいるずきのご自分に぀いお、以䞋のこずはどのくらい圓おはたるでしょうか。「党く圓おはたらな

い」から「倧倉圓おはたる」のうち、䞀぀だけ遞んでください。(それぞれひず぀ず぀)

① 「自分で」「䜕床も」「玍埗がいくたで」念入りに 1 2 3 4 5

確認しないず気が枈たない

② 「気が小さい」方である 1 2 3 4 5

③ 「神経質」である 1 2 3 4 5

④ 些现なこずも「気になる」方である 1 2 3 4 5

â‘€ 「心配」症である 1 2 3 4 5

⑥ 䜕事においおも「自信がない」 1 2 3 4 5

⑩ 他人が行ったこずを「信甚しない」方である 1 2 3 4 5

⑧ 予想ず違うこずがあれば、その「理由」を探しお玍埗する 1 2 3 4 5

⑹ 垞に「なぜか」ず論理的に考えるようにしおいる 1 2 3 4 5

⑩ わからないこずは、自分が理解できるたで「尋ねる」 1 2 3 4 5

⑪ 仕事で疑問に思ったこずは、「指摘する」ようにしおいる 1 2 3 4 5

⑫ 自分の疑問や状態を、「知らせる」ようにしおいる 1 2 3 4 5

⑬ 教科曞の知識や経隓したパタヌンから、倉化を予枬する 1 2 3 4 5

ようにしおいる

⑭ 頭の䞭で、危険の発生を「シミュレヌション」しおいる 1 2 3 4 5

⑮ ポむントを抌さえた「速い刀断」が埗意な方である 1 2 3 4 5

⑯ 「環境」が敎っおいないず嫌で、気になる 1 2 3 4 5

⑰ 他のこずを考えおいた時䜕か倉、い぀もず違うなど 1 2 3 4 5

「现かい」こずに気づく方である

⑱ 䜕気ない䌚話からも、「情報」を拟うこずが埗意な方である 1 2 3 4 5

⑲ 芖界を広く持ち「たず党䜓」を「䞀通り点怜」する 1 2 3 4 5

ようにしおいる

⑳ これはだったはず、など蚘憶ずの違いに気づく方である 1 2 3 4 5

倧倉あおはたる

やや圓おはたる

どちらずもいえない

あたり圓おはたらない

党く圓おはたらない

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4. あなたご自身の日頃の業務においお、䞋蚘の行動をするこずで間違いを防げた、ずいう経隓はどのくらいあ

りたすか。「党くない」から「よくある」のうち、該圓するものを䞀぀だけ遞んでください。なお、②③④で

「ややある」「よくある」ずお答えになった方は、なぜそうしおいるのか、䞻な理由ずしお思い぀くこずを理

由の欄にお曞きください。 (䟋:気になった、指導があった、事故䟋があった、など)

① 盎ぐ自分で気づいた 1 2 3 4 5

② 念のため確認しお分かった 1 2 3 4 5

理由:

③ よく分からないこずを調べ盎した 1 2 3 4 5

理由:

④ よくわからないこずを人に聞いた 1 2 3 4 5

理由:

â‘€ 同僚が指摘しおくれた 1 2 3 4 5

⑥ 䞊叞が指摘しおくれた 1 2 3 4 5

⑩ 機噚のアラヌムや゚ラヌ譊告が鳎った 1 2 3 4 5

⑧ 患者が気づいたり盎したりした 1 2 3 4 5

⑹ その他 1 2 3 4 5

5. あなたご自身に぀いおお尋ねしたす。

1)あなたの性別をお知らせください。

①男性 ②女性 ③その他

2)あなたの幎霢をお知らせください。

①20代 ②30代 ③40代 ④50代 â‘€60代以䞊

3)看護垫・准看護垫ずしお勀務しおいる环蚈の幎数をお知らせください。

幎 ヶ月

4)珟圚の病院での勀務幎数をお知らせください。

倧倉あおはたる

やや圓おはたる

どちらずもいえない

あたり圓おはたらない

党く圓おはたらない

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幎 ヶ月

5)珟圚の郚眲での勀務幎数をお知らせください。

幎 ヶ月

6)あなたのお勀めの郚眲をお知らせください。

①内科系 ②倖科系 ③倖来

④手術宀 ⑀集䞭治療宀 ⑥その他( )

7)あなたの珟圚の職䜍をお知らせください。

① 看護垫 ②䞻任(副垫長) ③垫長

④医療安党管理者 ⑀その他( )

8)あなたの職堎においお、確認䞍足によるヒダリハットの䜓隓はありたしたか。

2019幎床(‘19幎4月’20幎2月)の間でどれくらいあったかお知らせください。

なかった堎合は0件ずお答えください。

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