ナイトズー報告書観光学部地域再生学科
27041102 山中美由紀
≪はじめに≫
1.ナイトズーについて
2.ナイトズーに向けての準備について
3.ナイトズー当日の流れ
4.科文ゼミ生の感想・反省
5.プロマネをして感じたこと
1.ナイトズーについて
開催場所:みさき公園
開催日:8 月 18 日(土)、8 月 19 日(日)(雨天時:8 月 25 日(土)、8 月 26 日(日)に振替)
開催時間:18:15~20:30
開催場所:みさき公園
開催日:8 月 18 日(土)、8 月 19 日(日)(雨天時:8 月 25 日(土)、8 月 26 日(日)に振替)
開催時間:18:15~20:30
今回科文ゼミがナイトズーに参加した目的
和歌山大学から近隣のレジャー施設であるみさき公園を、観光産業に関する「学びの
場」として提供していただき、集客力のあるコンテンツをプロデュースするため。
また、学生にとっては、プロジェクトを実地で体験することにより、プロジェクト
マネジメントを実践的に学ぶことができるため。
科文ゼミが行った内容
星空観測
…ココテラス前芝生広場にて望遠鏡での星空観測。
星空解説
…みさきキッチン前の広場にて星空の観察と星座の説明。
動物の星座看板製作
イルミネーション
…メモリアル資料館前の広場にて LED ライトを使用したイルミネーションの設置。
笹飾りの設置
…旧暦の七夕にちなんで、イルミネーション横に設置。
アンケート制作・回収・集計・分析
イルカショーでのMC
2.ナイトズーに向けての準備について
4 月 25 日 吉田さんからナイトズーの概要を教えていただく。
5 月 23 日 みさき公園に訪問。
一昨年のナイトズーのビデオを鑑賞し、ナイトズーについて説明を受
ける。
6 月 6 日 ナイトズーに向けて、やることをリストアップする。
6 月 13 日 星空班と装飾班に分け、やることリストのもと作業開始。
7 月 2 日 記者クラブにプレスリリース発表のため、県庁へ行く。
7 月 11 日 星座看板完成(星空班)
7 月 14 日 みさき公園に星座看板が設置される。
7 月 23 日 みさき公園下見①
読売新聞から取材を受ける。
7 月 30 日 星空観測勉強会(講師:吉住さん)
7 月末頃 アンケート完成、笹飾り完成
8 月 3 日 みさき公園下見②
8 月 6 日 みさき公園下見③
8 月 8 日 みさき公園にてナイトズーリハーサル
8 月 18 日 ナイトズー本番 1 日目
8 月 19 日 ナイトズー本番 2 日目
3.ナイトズー当日の流れ
◎1 日目(8 月 18 日土曜日)12:30~ P研に集合。LED の補強、最終確認等行う
14:30~ 車に荷物積み込み。みさき公園へ移動開始
15:30 みさき公園入口前集合
カルチャールームでミーティング
16:00~ イルミネーション・笹飾りの設置開始
18:00 イルミネーション設置完了
18:15~ ナイトズー開始
18:15~18:45 イルカショー(出田 MC) 18:30~ 星空班準備開始
各役割場所へ移動
19:00 星空班、曇りの日プランに決定。
19:30~ 星空解説(スライドショー) 20:30 ナイトズー終了
20:40~ 片付け開始
21:40 片付け終了、解散
◎2 日目(8 月 19 日日曜日) 15:30 みさき公園入口前集合
15:45~ イルミネーション・笹飾りの設置開始
17:30 イルミネーション設置完了
17:50~ 星空班準備開始
18:15~ ナイトズー開始
18:15~18:45 イルカショー(出田 MC) 18:30~ 各役割場所へ移動
19:30~ 星空観測・解説開始
20:30 ナイトズー終了
20:40~ 片付け開始
21:30 片付け終了、一部解散
22:00 大学到着、P 研に荷物置く
22:20 解散
4.科文ゼミ生の感想・反省
≪全体の感想・反省≫
初めてのイベントだったため、全体のイメージを掴みにくく、準備不足なことが多
かった。
お客さんから道を聞かれることが多く、困ってしまった。
→みさき公園の地図やナイトズーの例年の様子をもっと理解しておく必要があった。
また、現地でのリハーサルの回数をもう少し増やす必要があったのでは。
集合時間を守れていない人がいた。
→企業との合同企画イベントであるため、時間は絶対厳守。社会にでたら通用しない。
責任を持って行動を取るべき。
緊急時・事故発生時の対処手順や責任の所在が明確でなかった。
→今後のイベントを催すにあたっては、全体的なリスクマネジメントの強化が必要。
現地に持っていく荷物が多く、車が必要であったため、車の人に負担が多かった。
→車は最低台数に抑える。手持ちでも大丈夫なものは電車で持っていくなど、車の人
に対する配慮が必要である。
準備やリハーサル、当日も夜遅くまでかかるのは仕方ないが、体力的にきつかった。
→「今日のやることリスト」を作り、時間管理をしっかり行い、集中的に作業をする
ことで効率が高まり、時間短縮ができる。
全員揃って作業をするのは難しく、仕事の負担が人それぞれ違った。
→ある程度は仕方のないことだが、自分のできることを見つけて、積極的に作業に取
り組まないと間に合わない。リーダーの指示を待つのではなく、自らリーダーに声
をかけて仕事を割り振ってもらう姿勢が大切。また、毎回の作業にリーダーを決め
て行うとスムーズに作業が進む。
情報共有がうまくいかず、作業の進捗具合や引継ぎがうまくいかないことがあった。
→ML で作業報告をしても間に別件のメールが入ってしまうことがあるので、グルー
プ内での連絡手段を作る必要がある。
曇りの日の対応が準備不足だった。
→曇りや雨の場合のプランをもっと念入りに考えて、曇りの日用のリハーサルもして
おくべきだった。
イベントスタッフ(科文ゼミ生)なのかお客さんなのか分かりにくかったように感じ
る。
→ぱっと見て視覚的に分かると、みさき公園の方からもお客さんからも声をかけても
らいやすい。(やっぱり T シャツの案は有力。)
初めてのイベントで分からないことばかりで苦労したが、全体的には何とかうまく
いったと感じる。
準備に苦労した分、達成感が大きい!
夜に開催される屋外のイベントのため、天候に左右されたが、先生たちの専門知識、
先輩方のイベント経験から柔軟な対応ができた。
≪星空班の感想・反省≫
◎星空観測について
星が見られなかった場合の準備をもっと念入りにしておくべきだった。
→曇りになる可能性が低くても、どの程度のことをすれば良いのかみさき公園としっ
かり確認を取っておく必要があった。
1 日目はパソコンの準備に手間取ってしまった。
→借りられるものや PC の配線などを事前にチェックしておく必要がある。
尾久土先生にまかせっきりになってしまった。
受付終了後に来てくれたお客さんにお断りするのが残念だった。
→望遠鏡の受付時間をマップ等に案内しておくと分かりやすい。
思っていた以上に望遠鏡が好評で良かった!
ある程度の問答集を用意していたので、うまくいったと感じる。
◎星空解説について
星空解説の場所は暗めで、人通りも少なかったため、客集めが困難だった。
→「星空解説」と書いた看板を用意しておくことで、客集めが容易になる。
またみさき公園の方がメガホンで案内してくださり、多く人が集まった。
1 日目は曇りだったため、スライドに変更したりバタバタしてしまった。また、ス
ライドは製作者のはるさんしか話せず、迷惑をかけてしまった。
→最低限の台本や問答集は容易しておく必要がある。
星空解説用のマイクが足りなかったが、急遽吉田さんが用意してくださり、何とか
間に合った。
→事前に必要物品の確認をしておくことで防げる。
星空解説用の話し方などもう少し勉強しておくべきだった。
→知っていることを堂々と話すことで、興味を示してくれた。
2 日目、急遽スライドを望遠鏡側に移動させたため、アナウンスやマップに違いが生
じてしまった。そのため、イルカショーでの星空解説・観測の案内をする際ややこ
しくなってしまった。
→みさき公園に確認を取らず変更してしまったのは良くなかった。当日の大きな変更
はできるだけ避ける。
簡単な星座は親子で楽しむことができ、好評だった。
思っていた以上に星空解説が好評で嬉しかった。
≪装飾班≫
イルミネーションは初の試みで完成度や全体像が分からず苦労した。構想を立てて
もその通りにいくとは限らず、要領を掴むのに時間がかかった。
→先が見えなくても、早い段階で何か手をつけることが大切。また図で構成を表し、
メンバー間でデザインのイメージを共有することで作業が進みやすくなる。
設置に時間がかかった。リハーサルでもう少し本番を意識して詰めておけば良かっ
た。
イルミネーションは写真撮影スポットになるので、写真撮影の人員を配備すると良
いと感じた。
→実際にやってみると、かなり好評だった。またお客さんと会話もでき、楽しかった。
入口・出口の流れや立ち入り禁止ゾーンが分かりにくかった。
→分かりやすいように看板の設置が必要。
配線を隠しきれず、ベビーカーのお客さんや子供に危険だと感じた。
→もう少し余裕があるぐらいのマットの数が必要。
出入り口に設置したアーチの固定がかなり危険であった。
→危険を知らせるために出入り口に人員を配置したが、もしものことがあれば学生の
責任になってしまう。安全策を考慮して配置する必要がある。
正面の木が写真を撮影する際、少し邪魔であったと感じる。
旧暦の七夕についてお客さんに伝えられなかったのが残念だった。
→旧暦の七夕についてのお話コーナーや解説をした看板の設置やビラを配布すること
で、小さい子供にももっと興味を持ってもらえたのでは。
イルミネーション周辺の動物のオブジェに関心を持っている子供が多かった。
→イルミネーションに余裕があれば、オブジェにも装飾することでより人気が上が
る可能性がある。
準備にかなり苦労したが、当日お客さんから「めっちゃきれい!」「すごい!」な
どの声が聞けて嬉しかった!達成感があった!
思っていた以上に短冊コーナーが人気で良かった。
≪アンケート≫
アンケートの対象に小学生が入っていたが、実際小学生にとっては難しい内容で
あったと感じる。
→小学生は保護者の方と一緒に回答していた。子供用と大人用のアンケートを作る方
が良いかもしれない。
乳幼児連れや遠方からのお客さんはすぐに帰ってしまうため、あまりアンケートに
関心を持ってくれないように感じた。
アンケートの設置場所が売店の手前だったので、暑くて虫が多かった。そのため涼
しい売店にまっすぐ入っていく人が多かった。
→アンケートの設置場所を出口付近やチケット回収の横あたりに設置するとより回答
してくれる人が増えるのでは。
快くアンケートを書いてくれる人が多くて予想以上にアンケート回収ができた。
6.プロマネをしての感想・反省
今回のイベントは「何とか乗り切った!」というのが正直な感想です。柔軟な対応をし
てくださったみさき公園の方々、みさき公園と科文ゼミのパイプ役となってくださった
吉田さんの迅速な対応、専門知識を持った科文ゼミの先生方、イベント経験豊富な先輩方
プロマネにいつも気を遣ってくれた同期のおかげです。プロマネの力不足な点を多くの
方にカバーしていただきました。ご迷惑ばかりおかけしてすいません。本当にありがと
うございました。
今回初めてプロマネをして難しいと感じたのは、1.初めてのイベントで前例がないた
め、一から企画内容や計画を考えること 2.人的管理 3.情報伝達の三点です。
1に関しては、ナイトズーの内容事体はゼミで決めましたが、実際にやることのリス
トアップをしたり、締切期限から逆算して計画を立てるのは思っていた以上に大変でし
た。ほとんど 0 からのスタートで要領も完成度も分からず、プロマネの仕事が始まって
からナイトズー本番まで不安でいっぱいでした。「先を見据えて行動、計画するのがプ
ロマネの仕事」とゼミで教わりましたが、不安だらけで先が見えず、そのためゼミの皆
さんに連絡が遅くなってしまい、迷惑をかけてしまったなと反省しています。「手探り
ながらも、何か進めないといけない。」先生方や吉田さんからアドバイスをいただくこ
とで、少しずつナイトズーの構想が見えてきました。また、作業を始めると、各班の
リーダーとなってくださった芳賀さん、大嶋さんのしっかりとした指示のもと、作業が
進んだので安心しました。私は人に仕事を振るのが苦手な性格なので、先輩方の仕事の振
り方や人の動かし方は学ぶことが多かったです。プロマネ以上にしっかりとした先輩方
がリーダーであったため、かなり先輩にまかせっきりになってしまい迷惑をかけた点も
多々あると思います。しかし、先輩方が作業の指揮を執ってくださったおかげで私はナ
イトズー全体を見られるようになりました。プロマネは全体の計画を立てたら、早い段
階で仕事を振り、さらに先を見据えて計画を立てるのが大事であると学べました。
2 に関しては、ゼミ生が 20人近くいるので、人的管理はかなり大変でした。遅刻者が
いたり、ML で出席を取るにも返事が来ない人がいたり、欠席者が続出したり…。今回の
イベントは企業と一緒に行うイベントのため、ゼミ生一人の遅れがゼミ全体、そしてイ
ベント全体に響くこともあります。無報酬なため、モチベーションに左右するのかもし
れませんが、学生の視点ではなく、社会の視点で行動しなければならないと思います。
また、人数が多い分、仕事が捗ると思っていたのですが、逆に人数が多いと「誰かが
やってくれる」というような雰囲気にもなってしまうと感じました。そうならないため
に、一人一人に仕事を割り振り、責任感を持って作業をすることが大切だと改めて実感し
ました。また、プロマネやリーダーの指示があってから行動するのではなく、「○○の
作業やろうか?」「次何したらいい?」など声をかけてくれる人がいてすごく嬉しかっ
たです。進んで作業をしてくださる人が多く、私が管理しきれていないところを多くの
メンバーが気づいてくれてカバーしてくださり、すごく助かりました。
3 に関しては、重要なことは ML よりもゼミの時間や作業の際に口頭で伝えるのが一番
手っ取り早く、確実に伝わりました。ML は作業の情報共有に役立ちますが、重要な情報
が別件のメールで埋もれてしまうので、MLばかりに頼るのはよくないと思いました。
ML で流した情報がうまく伝わっていなかったことが多々ありました。また、メールはど
うしても流し読みになってしまうため、文面だと印象に残りにくそうなものは視覚的に
分かるように、レジュメや報告書を作り、配布するように心がけました。
今回ナイトズーのイベントをして、「プロマネって何?」と日々考えることが多かっ
たです。仕事を割り振る、計画を立てる、全体の作業や人的管理をする…。プロジェクト
の先に立って指示するのがプロマネだと思っていましたが、実際の私は周りからアドバ
イスを受けて指示をしたり、周りが気づいてくれて作業が進んだりと、私以上にしっか
りしたメンバーが多く、ナイトズーのイベントがうまくいきました。プロマネは先に
立って行動するのが大事だと思っていましたが、「周りに支えられて成り立つもの」だ
と実感しました。また、プロマネを経験したことで、自分の欠点をかなり見つけること
ができました。私は人を頼り、仕事を割り振るのが下手で、一人でやってしまおうとば
かり考えてしまう傾向があると気づきました。「人は頼られてこそ動く。」プロマネは
自分の抱えている問題点に早くに気づき、それを解決するために人を頼り、人を動かす
ことが大切であると学びました。
ナイトズーのイベントはみさき公園と科文ゼミの協働参画で、初めてのイベント、初
めてのプロマネとかなり不安だらけでしたが、記者クラブへ行ったり、取材を受けたり
と貴重な経験ができて本当に良かったです。また自ら興味があった「イベントの運営」
について学べました。楽しいイベントの裏には、そのイベントを行うスタッフの多くの
苦労、努力があると実感しました。プロマネは押しつぶされそうな責任感、不安があり
ましたが、イベントに対する思いもやりがいもあり、達成感が大きかったです。今回の
プロマネ経験を今後の学生生活に活かし、人を動かすマネジメント力をつけ、自ら動い
て積極的に行動できる人になりたいです。
≪ナイトズーの様子≫
≪イルミネーション設置図≫
≪プレスリリース関係資料、新聞掲載≫
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