デスクトップ / Web / モバイル アプリケーションのGUI テストを自動化

TestComplete の主な特長• Windows デスクトップ アプリケーションのテスト

• Web アプリケーションのテスト

• モバイル アプリケーションのテスト

• テストの記録と再生

• テストシナリオの自動生成

• プログラミングレスのキーワード テスト

• 一つのテストを複数のブラウザーで利用できる クロス ブラウザー機能

• 複数のマシンを使用した分散テスト

• MS Excel ファイルや、RDB を用いたデータ駆動型テスト

• バッチ処理による夜間テストの実行

• スクリーンショットや、コントロールのプロパティ値の比較検証

• 詳細なテストログの出力

• サードパーティ製コントロールの拡張サポート

低価格な GUI テスト自動化ツールTestComplete は、デスクトップ、Web、モバイルおよびクライアント / サーバー アプリケーション向けの GUI テストの自動化ツールです。ユーザー操作を記録し、記録されたテストを自動的に実行することで、手動テストによるコストや工数の削減、また、テスト自体のミスを軽減できます。バッチ処理によるテストの実行も可能であるため、タスク マネージャーからバッチ処理でテストを実行し、夜間を利用してテストを行い、翌日結果を確認することも可能です。最新のテクノロジーや、サードパーティ製のコントロールのサポートにより、優れた再現性を実現します。

キーワード テストとスクリプト テストTestComplete は、ユーザー操作を記録し、自動的にテストシナリオを生成します。テスト シナリオの種類として、GUI でテスト シナリオを作成するキーワード テストと、スクリプト言語を用いてテスト シナリオを生成するスクリプト テストの 2 種類が用意されています。

テストログテストを実行後、ログが出力され、実行した内容、エラーの有無、エラーが発生した場合は、関連する詳細な情報を取得できます。ログにはスクリーンショットを含めることができ、また、ログと テスト シナリオは関連付けられているため、エラーが発生した操作箇所の特定を容易にします。ログは、HTML 形式で出力することが可能であるため、TestComplete のアプリケーションがインストールされていない環境でも、ブラウザーを使用してログを確認することが可能です。

• JavaScript• DelphiScript

• Python• JScript

• VBScript

TestComplete がサポートするスクリプト言語

自動取得されたスクリーンショット

TestComplete

キーワード テストスクリーンショットの自動取得テストの記録中および再生中に、イベントごとのスクリーンショットを自動保存し、結果を簡単に比較できます。また、スクリーンショットは、テスト シナリオに関連付けられているため、ストーリーボードとしても活用できます。

30日間の無料評価版を提供中！ www.xlsoft.com製品の詳細に関するお問い合わせ先：

SmartBear、TestComplete は SmartBear, Inc. の商標です。XLsoft のロゴ、XLsoft は XLsoft Corporation の商標です。その他の社名、製品名などは一般に各社の商標または登録商標です。※このカタログに記載されている内容・仕様は 2020 年 1 月 1 日現在のものです。予告無しに変更する場合がありますので、予めご了承ください。Copyright ©2020 XLsoft Corporation.

〒 108-0073 東京都港区三田 3-9-9 森伝ビル 6FTel: 03-5440-7875 Fax: 03-5440-7876 E-mail: xlsoftkk@xlsoft.com

VB6 から Windows ストア アプリケーションまで、幅広いデスクトップ アプリケーションに対応し、32bit 、64bit のアプリケーションのテストが可能です。

デスクトップ アプリMobile モジュールにより、Android と iOS のネイティブ アプリケーションのテストが可能です。さらに、モバイルアプリのテスト シナリオを作成し、複数のデバイス上でそのテストをひとつずつ実行できます。

モバイル アプリ

TestComplete は Web アプリケーションのテストもサポートしています。ブラウザーを介したユーザー操作を記録し、ASP.NET、Java、JavaScript など様々なテクノロジーに対応しています。また、クロス ブラウザー機能を使用することで、ひとつのブラウザーで記録したテスト シナリオを、別のブラウザーで再生することが可能です。これにより、ブラウザーごとにテストを作成する必要はありません。ブラウザーは、Internet Explorer、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edge をサポートしています。

Web アプリ

製品名 ノードロック フローティング

TestComplete Platform ￥174,000 ￥435,000

Desktop モジュール ￥174,000 ￥348,000

Web モジュール ￥174,000 ￥348,000

Mobile モジュール ￥226,000 ￥453,000

TestExecute ￥124,000

※上記価格は税別単価です。

TestComplete Platform の購入は必須です。少なくとも 1つ以上のテスト モジュールと一緒に購入する必要があります。TestExecute は、TestComplete で作成されたテストを再生する機能だけを提供しています。

TestComplete 製品価格

TestComplete がサポートするWeb テクノロジー

• ASP.NET • HTML5 • Apache Flex • AJAX • JQuery • AngularJS • Flash

• Win32/64bit • Java • .NET • VC++ • WPF • Delphi • C++ Builder

TestComplete がサポートするデスクトップ アプリケーション

• ネイティブ Android および iOS サポート• オブジェクト認識• ジェスチャーの記録と再生• モバイル スクリーン ビジュアライザー• デバイス上で Web アプリをテストするための

SmartBear Browser

TestComplete Mobile モジュールで提供される機能

Jenkins 等の CI ツールもサポート

SmartBear Browser

株式会社 TOKAIコミュニケーションズ 様

ニアショア開発において、GUI テストにかかる工数を通常の 50% 以下に削減

製品検討の背景

TOKAI コミュニケーションズ様では、ある案件で効率的なクロス ブラウザー試験の方法を検討されていました。クロス ブラウザー試験は

Web ページの操作を自動化するという RPA の要素があると考え、当初は RPA 製品を検討されていましたが、社内の他部署では ERP の

データ エントリーの自動化として TestComplete の利用実績がありましたので、TestComplete の評価版を用いてクロス ブラウザー試験

を自動化する際の適合性を評価されました。

評価の結果、適用できることがわかり、他の RPA 製品と比較してサブスクリプション提供ではなく買い切りのライセンス形態であり、

ライセンス費用と年間保守料が安価であったこと、また、本案件だけでなく他の複数案件でも継続して利用できるライセンス形態であった

ことから本製品を選定されました。

TestComplete で自動化したシステムとその効果■ Web メールシステムパッケージ ソフトをカスタマイズして利用されており、そのパッケージ ソフトのバージョンアップに伴うアプリ改修を行った際の、 影響箇所を確認するためのマルチ ブラウザー試験を実施されました。

効果：• 約 1,500 件の画面操作を記録してシナリオを作成し、OS (Windows10) とブラウザー (IE、Edge、Chrome、FireFox) の組み合わせを自動実行。通常の手動試験の生産性が約 160 時間に対して、自動化試験により約 60 時間に減少。

■ データ交換システムメーカーと卸の間で受発注データ等、企業間の商取引情報のデータ交換をオンライン化したシステムで、基本設計工程から参画され、業務や仕様を理解して、結合試験項目書を作成し結合試験を実施されました。本案件では、マルチ ブラウザー試験とパスワード強化試験において、TestComplete を利用して自動化を実施されました。

効果：• 約 300 画面の操作を記録してシナリオを作成し、OS (Windows7、

10) とブラウザー (IE、Edge、Chrome) の組み合わせを自動実行。 通常の手動試験の生産性が約 200 時間に対して、自動化試験により約 90 時間に短縮

• 約 600 パターンのユーザー、パスワードを CSV ファイルに作成し、ユーザー認証やパスワード変更などを自動実行。 通常の手動試験の生産性が約 100 時間に対して、自動化試験により約 50 時間の実績。

SmartBear 社TestComplete導入事例

利用されている機能

• テストの記録/再生• チェックポイント (オブジェクトの値と期待値とのチェック)• キーワードテスト (テストの記録に対する追加変更)• クロス ブラウザー (IE、Edge、Chrome、Firefox にてテストの再生)• データドリブン (Excel ファイルにデータパターンを用意して繰り返し実行)• 分散テスト用の TestExecute (Windows7、10 の異なる OS での分散テスト)• テストログ (テストの開始時間～終了時間の処理時間を確認)

TestComplete を利用した上での感想複数の案件に対して Web モジュールを利用して Web アプリケーション (クロス ブラウザー) 試験の自動化を進めてきました。Web アプリケーションの実装の問題やブラウザーの種類によって記録したテストを再生してもうまく動作しない事象もありましたが、製品の特長に慣れてくれば十分に活用することができました。テスト自動化にあたり、テスト コードをプログラミングで実装しなければいけない場合、過去の経験からテスト自動化を維持、継続することが困難であったが、本製品はコーディングを行わずに、GUI ベースでテスト シナリオの作成と編集、テストの再生をできるため、そこに最大の魅力を感じました。継続的なエンハンスを行う案件やシステムでは、特にリグレッションテスト (回帰テスト) において、テスト自動化の効果が見込めると考えていますので、今後は Web モジュールだけでなく、Desktop モジュールや、Mobile モジュールも利用して、当社の開発標準として確立させていきたいと考えています。

アプリケーション事業部 開発センター加藤 裕基 氏

SmartBear、TestComplete は SmartBear, Inc. の商標です。XLsoft のロゴ、XLsoft は XLsoft Corporation の商標です。その他の社名、製品名などは一般に各社の商標または登録商標です。会社名、製品名等は各社の商標または商標登録です。本文内に記載されている情報は、取材当時のものであり、配布されている時点では変更されている可能性がございます。この記事は、2020 年 7 月に作成されました。Copyright ©2020 XLsoft Corporation. 無断での引用、転載を禁じます。 2020年 7 月

株式会社 TOKAIコミュニケーションズ様 会社概要

会社名 :株式会社 TOKAIコミュニケーションズ設立年月日 : 1977年 3月 18日主な事業内容 : TOKAIグループの情報通信事業を担う企業として、今後の高度情報通信社会に対応した多様なサービスを提供します。「通信事業」 「データセンター事業」「システムインテグレーション事業」の 3つを柱に情報通信分野で幅広いサービスを展開し、法人、個人それぞれのお客様に最適なソリューションを実現します。URL: https://www.tokai-com.co.jp/index.php

ニアショア開発について

ニアショア開発とは、システム開発や運用保守などを国内の比較的距離の近い事業所に委託することを指します。海外に依頼するオフショアとは異なり、言語や文化の違いを考慮することなくプロジェクトを進行できるのがニアショア開発です。TOKAIコミュニケーションズ社では、自社で保有する要員や設備を活用してニアショア開発を提供しており、お客様のご要望に合わせ、請負型または委任・SES型のいずれでも対応が可能です。https://www.tokai-com.co.jp/corporation/nearshore-dev/

背景

同社では、富士ゼロックス社の提供する HAYST 法を用いて、少ない件数で高い網羅率となるテストケースを作成し、そのデータを元に自動テストツールを用いて自動打鍵を実施する方法で、GUI のテストの効率化に取り組まれていました。

主に B to B 向けの Web アプリケーションのシステム開発およびテストを実施していましたが、2014 年 9 月に損保ジャパン社と日本興亜損保社が合併した際に、B to C の Web アプリケーションの開発、テストも担当することになりました。

当時利用されていたテスト自動化ツールは Internet Explorer に対応していましたが、一般ユーザー向けのWeb アプリケーションのテストを実施するにあたり、Mozilla Firefox や Google Chrome などの別のブラウザー上での動作検証の必要性が生じたことから、マルチブラウザーに対応したテストツールを調査し、TestComplete の導入を検討されました。

2015 年 6 月より、「マイページ」(ht tp: / /www.sjnk.co.jp/mypage/) という保険の契約者様が契約内容の確認や、登録情報の変更をオンラインで行える ASP.NET のアプリケーションに対して検証を開始され、約 4ヶ月間で、調査および評価を経て、TestComplete の Floating ライセンスの導入を決定されました。利用フェーズは、単一システム内の組み合わせテストを中心に利用されています。

損害保険ジャパン日本興亜株式会社 様

わずか 1 年で回帰テストにかかるコストを約 1,600 万円削減

会社概要会社名 ： 損害保険ジャパン日本興亜株式会社本社住所 ： 〒160-8338 東京都新宿区西新宿 1-26-1創業 ： 1888年 (明治 21年)10月 従業員数 ： 26,380名業績概要 ： 2 兆 2,184 億円 (2015年度)

事業内容2014 年 9 月、損害保険ジャパンと日本興亜損害保険の合併により誕生した損害保険会社。 SOMPO ホールディングスのもとで、国内損害保険事業を展開。

SmartBear 社 TestComplete 導入事例

対象のアプリケーションの概要

「マイページ」の Web アプリケーションから適用を開始し、2016 年には、適用範囲を 5 つのアプリケーションまで拡大され、テスト自動化による工数の削減に取り組みました。

アプリケーション名 アプリケーションとテストの概要 利用者数 元の工数 削減後工数

WINSB to B の保険代理店様向けのアプリケーションで、約 300 画面で構成される Web アプリケーション。新ブラウザーと新 OS の組み合わせに対する回帰テストを実施。

約 5,000 人 4 人月 0.6 人月

マイページB to C の保険契約者様向けのアカウントページで、約 260 画面で構成されます。WINS と同様に新ブラウザーと新 OS の組み合わせに対する回帰テストを実施。

約 150 万人 8 人月 2.2 人月

eビジアプリ (J コール)

損保ジャパン日本興亜社のコールセンターで利用されるアプリケーションで、商品改定などのシステムの公開時に回帰テストを実施。

約 2,000 人 0.8 人月 0.2 人月

eビジ自動車 (eビジ)

一般のお客様がご自身で自動車保険を契約できるシステム。 こちらも新ブラウザーと新 OS の組み合わせに対する回帰テストを実施。

約 20 万人 6 人月 2.86 人月

Off!・HP海外旅行保険の発券システムで、B to C でお客様が PC やスマートフォンなどからご自身で登録が行えるシステム。年 2 回推奨のブラウザーの見直しを行う際にテストを実施。

約 50 万人 8.3 人月 3.6 人月

SmartBear、TestComplete はSmartBear, Inc. の商標です。XLsoft のロゴ、XLsoft は XLsoft Corporation の商標です。その他の社名、製品名などは一般に各社の商標または登録商標です。会社名、製品名等は各社の商標または商標登録です。本文内に記載されている情報は、取材当時のものであり、配布されている時点では変更されている可能性がございます。この記事は、2017 年 4 月に作成されました。Copyright ©2017 XLsoft Corporation. 無断での引用、転載を禁じます。 2017 年 4 月

導入の効果

WINS では、すべてを手動でテストしていた頃と比較すると、アプリケーションに大きな改定が生じた際の工数は 12 人月から、0.5 人月まで減少し、約 96% の工数を削減することができました。

その後、「新ブラウザーと新OS端末」の組み合わせの回帰テストにも適用した結果、こちらのテストでは前ページの表に示すように、テスト工数が 4 人月から 0.6 人月に削減できました。(約 85% の削減)

また、マイページでは 8 人月が 2.2人月に削減 (約 72.5% の削減) されるなど、大幅な工数削減の効果が報告されています。

その他の 3 つのアプリケーションでも工数削減の効果が得られたことにより、全体で当初の削減目標の 112% を達成することができました。

コスト面では、新ブラウザーと新 OS への回帰テストに利用範囲を拡大したことで、結果として定期的に実施が必要な回帰テストだけでも 1,600万円のコストの削減に繋がりました。

TestComplete を採用された理由自動打鍵の機能に加え、画像比較 (マスク機能を含む) や、計算結果の比較を行う際にオブジェクトの値を取り出して比較ができる点、マルチブラウザーに対応している点を製品の選定をする際に重要視し、これらの機能要件を満たした上で、手頃な価格で導入できる製品として TestComplete を採用しました。

また、B to C の Web アプリケーションでは最新バージョンのブラウザーのテストも欠かせないため、頻繁に更新されるブラウザーの新バージョンへの追従の早さも、製品を採用する上で重要なポイントとなりました。

主に利用されている機能

データドリブン、チェックポイント (リージョン、プロパティ)、クロスブラウザーなど

利用頻度

アプリケーションの改定、ブラウザーのバージョンアップなどのタイミングで利用するため、年間を通して、頻繁に利用しています。

TestComplete の延べ利用者数30 - 40 名

TestComplete を採用した感想「既存のアプリケーションに変更が入った際の回帰テストにはすごく威力を発揮します。なぜなら、既にあるテスト シナリオを使用し、テスト結果は以前の物と比較ができるため、テストにかける工数を最小限に抑えられます。また、OS のバージョンアップなど、環境が変わった際の回帰テストにも有用です。TestComplete による自動打鍵のテストでは、かなりの効果を得られているため、今後も継続して利用していきたい。」と、e マーケティング グループ統括担当部長の渡辺氏は語りました。

今後はモバイル アプリケーション (Android, iOS のネイティブ) に対しても、TestComplete を用いたテストの自動化を適用していく予定です。

お問い合わせ先エクセルソフト株式会社

〒108-0073 東京都港区三田3-9-9 森伝ビル 6FTel: 03-5440-7875 Fax: 03-5440-7876 E-mail: xlsof tkk@xlsof t.com

ユーザー情報

SOMPOシステムズ株式会社

グループ戦略システム本部 副本部長 兼 e マーケティング グループ統括担当部長

渡辺 英司 氏(SOMPOシステムズ様では、SOMPOホールディングスグループの戦略的 IT 企業として、SOMPOホールディングスが展開する 4 つの事業分野 (国内損保事業、国内生保事業、介護・ヘルスケア事業、海外保険事業)において、ICT 技術でグループ企業を支援しています。)

導入製品

- TestComplete Platform フローティング ライセンス- TestComplete Web モジュール フローティング ライセンス- TestComplete Mobile モジュール フローティング ライセンス

5 つのアプリケーションに対する 2016年のテスト自動化の効果

■ 工数 ： 17.64 人月を削減 (年間) ■ コスト ： 約1,600 万円を削減 (年間)

背景

坂口氏が所属する開発本部 品質統括部 第5品質保証グループ（札幌オフィス）では、Dr.Sum EA の UI テストにおいて、テストの工数に問題を抱えていました。

当時、Dr.Sum EA は Adobe Flex の Web アプリケーションとして提供しており、UI テストの工数を削減するために、Adobe Flex をサポートするテスト自動化ツールとして、SmartBear 社の TestComplete を選択しました。

導入の可否を判断するため、まずは評価版を用いて約 5 ヶ月間評価を行い、”テストが自動化できない部分” を中心に調査しました。

調査の結果、TestComplete を利用することで、期待する効果が得られることが確認できたため、TestComplete Enterprise の導入を決定し、約 2、3 ヶ月程でテストの自動化を実現しました。

その後、Dr.Sum EA は、2013 年に Adobe Flex の Web アプリケーションから、Delphi XE8 のデスクトップアプリケーションにプラットフォームを移行しましたが、その際に、再度テストにおける問題に直面します。

課題

Delphi のアプリケーションについては、手動で UI テストを実施されていましたが、毎回同じテストを繰り返し実施する工数と、デグレーションが問題となりました。

この問題を解決するために、坂口氏のグループが保有していた TestComplete を使用して Delphi のアプリケーションのテスト自動化を試みたところ、ほとんどのコントロールを認識することができ、比較的容易に自動化が行えたことから、Delphi のアプリケーションにおいても、一部の機能テストにおいて、TestComplete を利用することを決定しました。

ウイングアーク １ｓｔ 株式会社 様

アプリケーションの回帰テストで大幅な工数削減を実現

会社概要会社名 ： ウイングアーク１ｓｔ株式会社本社住所 ： 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町 20-1 渋谷インフォスタワー創業 ： 2004年 3月 従業員数 ： 連結 485 人 / 単体 392 人（2015年 3月 1日現在）業績概要 ： 連結売上高 134 億 5 ,100 万円 （うち単体売上高 : 113 億 2 ,900 万円）

事業内容情報資産を活用するためのソフトウェアおよびソリューションの提供。帳票システムである SVF（Super Visual Formade）、SVF Cloudや、企業内外に蓄積されたデータを活用するための BI ツールで あ る Dr.Sum EA、MotionBoard や、MotionBoard Cloud の開発・販売および、コンサルティング業務。

SmartBear 社 TestComplete 導入事例

SmartBear、TestComplete はSmartBear, Inc. の商標です。XLsoft のロゴ、XLsoft は XLsoft Corporation の商標です。その他の社名、製品名などは一般に各社の商標または登録商標です。会社名、製品名等は各社の商標または商標登録です。本文内に記載されている情報は、取材当時のものであり、配布されている時点では変更されている可能性がございます。この記事は、2015年 10月に作成されました。Copyright ©2015 XLsoft Corporation. 無断での引用、転載を禁じます。 2015 年 10月

TestComplete によるテスト自動化の効果Delphi のアプリケーションに移行した当初は、一部の機能で多くの不具合が発見され、手動のテストでは、約 3 人月を必要とされていました。社内でも「回帰テストのたびに、同じ操作を繰り返し行うのであれば自動化したい」との声があり、TestComplete を使用したところ、初回のテストシナリオの作成で、約 1.5 人月、2 回目以降のテストでは、小さな修整は行うものの、概ね既存のシナリオを実行するだけで済むため、テストに掛ける工数を大幅に削減することができました。

Delphi のアプリケーションのテスト自動化の際は、以前に TestComplete の利用経験があったので、数日で動作検証が済み、すぐに導入を決定しました。

主に使用されている機能および利用頻度

NameMapping 機能、スクリプト（JScript を使用）を主に使用しており、一部チェックポイントの機能も使用しています。

「特にオブジェクト（操作対象のコントロール）の認識の精度が優れており、プロパティの情報が多く取得できる点が TestComplete を重宝している理由」と坂口氏は語りました。

利用頻度は不定期ですが、約 2ヶ月に一度、同製品のパッチをリリースしており、TestComplete を用いてテストされている機能が変更された場合に、TestComplete で夜間に回帰テストを自動実行しています。

TestComplete を利用した感想「テスト実行時の操作ミスが少ないため信頼性が高い点、それから、英語であるもののドキュメントが充実しており、Web サイトに公開されているため、必要な機能を調べる際の利便性が良い点が役に立っています。

我々は自動化に取り組むにあたり、言語はさほど重要ではなく、優れた機能に加え、豊富な情報が提供されている点や、必要な情報の探し易さなどが、ツールを使用した自動化に取り組む上で重要であると考えています。

コードエディターの動作速度など、開発元に改善を期待したい点は多少あるものの、導入の効果には満足しています。」と坂口氏は、感想を述べていました。

導入製品

TestComplete Platform フローティング ライセンスTestComplete Desktop、Web、および Mobile モジュールを利用するための基盤であり、アプリケーションの内部オブジェクト、メソッド、およびプロパティへのアクセスを提供します。

TestComplete Desktop モジュール フローティング ライセンスTestComplete Desktop モジュールは、様々な開発ツールと言語で作成された Windows デスクトップ アプリケーションのための機能を提供します。

TestComplete Enterprise フローティング ライセンス ※旧製品体系（2011年に導入されたライセンス）現行の TestComplete Platform、Desktop モジュール、Web モジュールなどを含んだ製品

お問い合わせ先エクセルソフト株式会社

〒108-0073 東京都港区三田3-9-9 森伝ビル 6FTel: 03-5440-7875 Fax: 03-5440-7876 E-mai: xlsoftkk@xlsoft.com

ユーザー情報ウイングアーク１ｓｔ株式会社

開発本部 品質統括部 第 5品質保証グループ テストエンジニア

坂口 祐樹 氏