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11 第11次中期経営計画 せとしんの経営 【ビジョン】 「地域とともに」 ~持続可能な地域社会の実現のために~ 瀬戸信用金庫は ・地域社会の発展に貢献します ・取引先の繁栄に奉仕します ・健全で効率的な経営に徹します ・職員の幸福を増進します 健全で効率的な経営 三方 よし お取引先 取引先の繁栄に奉仕 地域 地域社会の発展に貢献 職員の幸福を増進 当金庫 (職員) テーマ 変革とチャレンジで、一歩前へ! 2 せとしん REPORT 2020

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第11次中期経営計画

第11次中期経営計画せ と し ん の 経 営

Ⅰ 【ビジョン】

「地域とともに」 ~持続可能な地域社会の実現のために~

瀬戸信用金庫は・地域社会の発展に貢献します ・取引先の繁栄に奉仕します・健全で効率的な経営に徹します ・職員の幸福を増進します

健全で効率的な経営

三方よし

お取引先 取引先の繁栄に奉仕

地域 地域社会の発展に貢献

職員の幸福を増進当金庫(職員)

テーマ 変革とチャレンジで、一歩前へ!

せとしんの経営

2 せとしん REPORT 2020

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 当金庫はお客さまとの密接な関係を活かし、地域経済社会の活性化や中小企業金融の円滑化、課題解決などに向けた様々な施策に取組んでまいりました。 今後も引き続き恒久的な取組みとして、さらに深化した地域密着型金融を目指します。 令和2年度から令和4年度の3か年は「『地域とともに』~持続可能な地域社会の実現のために~」のビジョンの下、右記の方針、項目について取組みます。

1.基本方針⑴ 当金庫は、地域経済の活性化や健全な発展のために、地域の中小企業等への

経営サポートをはじめとして、積極的に、地域密着型金融の推進を図ります。

⑵ 当金庫は、SDGs(持続可能な開発目標)への取組みを通じて、持続可能な地域社会の実現に貢献します。

2.具体的な取組項目⑴ お客さまへのコンサルティング機能の発揮⑵ 地域の面的再生への積極的な参画⑶ 地域やお客さまへの積極的な情報発信

3.計画期間3か年

4.計画の公表ホームページにて地域密着型金融推進計画の公表をいたします。

地域密着型金融推進計画(令和2年度~令和4年度)

■ 1.平成31年4月~令和2年3月までの 取組状況

●創業・新事業支援・地域のニーズや課題をビジネスにより解決する「地

域ビジネス」での創業を目指す方に必要となる知識や実務を学んでいただく、瀬戸市の創業支援事業

「せと・しごと塾」に、平成20 年より参画しています。・瀬戸市地域産業振興会議、瀬戸市、瀬戸商工会議所

との共催により開催した「起業セミナー」では、「せと・しごと塾」卒業生等による起業の実体験、創業支援施策を紹介しました。

・尾張旭市、尾張旭市商工会、日本政策金融公庫との共催により、「尾張旭市創業セミナー」を開催しました。

●成長支援・愛知県、公益財団法人あいち産業振興機構との共催

による「せとしん『知財活用ビジネスマッチング交流会』」を開催して知財マッチング活動に積極的な大企業の開放特許技術の紹介、個別面談を実施しました。

・株式会社エフアンドエムと業務提携し、地域の中小企業、小規模事業者の人事、総務、財務分野の支援強化を進めました。

・設備投資を検討している地域の事業者さまの支援の一環として、「ものづくり補助金活用セミナー」を開催しました。

●事業承継支援・事業承継期を迎えている地域の中小企業・小規模

事業者への支援の一環として、「事業承継・M&Aセミナー」を開催しました。

●地域活性化につながる多様なサービスの提供・公益財団法人瀬戸信用金庫地域振興協力基金は、

地域社会の活性化のため、平成5年より、瀬戸市、尾張旭市、長久手市、豊田市藤岡地区・小原地区、春日井市の地方公共団体等と連携し、助成事業を行っています。

・「瀬戸信用金庫アートギャラリー」をオープンし、文化・芸術への貢献を通じた地域活性化へ積極的に取組んでいます。

■ 2. 計画の達成状況に対する分析・評価及び 今後の課題

●計画は、ほぼスケジュール通りに進捗したと認識しております。

●令和2年度から新たな3か年計画(第11次中期経営計画)「『地域とともに』~持続可能な地域社会の実現のために~」をスタートさせ、「良質なサービスの提供」などを重点施策として掲げ、お客さまとの密接な関係を活かし、地域経済社会の活性化や中小企業金融の円滑化、課題解決などに向けた様々な施策を通じ、地域社会の発展に貢献してまいります。

地域密着型金融推進計画の取組状況(要約)

地域密着型金融

地域密着型金融せ と し ん の 経 営

せとしんの経営

3せとしん REPORT 2020

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■経営環境 信用金庫の経営環境につきましては、平成28年2月に導入されましたマイナス金利政策や他金融機関との競合により、預貸金利鞘は縮小し、余資運用利回りも低下するなど、利益の確保が一段と困難となっています。今後も、日本銀行は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、現在の金融緩和措置を継続することとしております。さらに、今般の新型コロナウイルス感染症の影響を注視し、必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じるとしていることから、マイナス金利政策がしばらく続くものと思われ、経営環境は厳しい状況が続くことが予想されます。

 このような環境下にあって、当金庫は平成28年6月から、従前の量的拡大重視の方針を転換し、資産規模をコントロールしつつ、より安定的な収益基盤の構築を目指し、足元のみならず5年、10年後も継続的に一定水準の収益を確保することが重要と考え、実践してまいりました。

■主要な経営指標の推移

(注) 単体自己資本比率は、自己資本比率の算出方法を定めた「信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14 条の2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18 年金融庁告示第21号)」に基づいて算出しております。なお、当金庫は国内基準を採用しております。

平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度

業 務 純 益 百万円 4,363 2,773 2,962 2,978 3,450

コ ア 業 務 純 益 百万円 2,151 1,151 2,413 2,894 2,928

経 常 収 益 百万円 27,041 23,715 23,629 23,634 23,772

経 常 利 益 百万円 5,075 3,164 3,078 2,564 2,719

当 期 純 利 益 百万円 3,535 1,716 1,912 2,251 1,840

出 資 総 額 百万円 1,196 1,198 1,199 1,195 1,200

出 資 総 口 数 千口 2,393 2,396 2,398 2,390 2,400

純 資 産 額 百万円 129,009 124,809 124,889 129,115 120,610

総 資 産 額 百万円 2,298,519 2,319,934 2,353,517 2,378,400 2,380,374

預 金 積 金 残 高 百万円 2,062,378 2,089,674 2,082,803 2,101,099 2,097,386

貸 出 金 残 高 百万円 906,606 933,765 960,096 976,676 1,005,989

有 価 証 券 残 高 百万円 719,249 739,073 786,935 817,756 750,622

単体自己資本比率 % 15.36 14.64 13.86 13.27 12.44

出資に対する配当金(出資1口当たり)

円 30 20 20 20 20

職 員 数 人 1,272 1,260 1,273 1,269 1,247

事業の概況

事業の概況せ と し ん の 経 営

せとしんの経営

4 せとしん REPORT 2020

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●自己資本額の推移 ●自己資本比率の推移(百万円)

115,000

110,000

105,000

0平成30年3月末 平成31年3月末

115,066

112,360

116,898

令和2年3月末 令和2年3月末平成31年3月末平成30年3月末

(%)

16.00

12.00

8.00

4.00

0.00

13.8613.27

12.44

(億円)

21,000

20,500

20,000

0

(億円)

10,000

9,500

9,000

0平成31年3月末

21,010

平成30年3月末

20,828

令和2年3月末

20,973

平成31年3月末

9,766

平成30年3月末

9,600

令和2年3月末

10,059

(億円)

21,000

20,500

20,000

0

(億円)

10,000

9,500

9,000

0平成31年3月末

21,010

平成30年3月末

20,828

令和2年3月末

20,973

平成31年3月末

9,766

平成30年3月末

9,600

令和2年3月末

10,059

 地域の皆さまからのご支持により手堅く推移し、令和2年3月末の預積金残高は、2兆973億円(前年度末比37億円、0.1%減少)となりました。

 平成28年に導入された日本銀行によるマイナス金利政策継続の影響が大きく、貸出金利回り並びに余資運用利回りが低下しました。 コア業務純益は、貸出金の増加や資金調達費用の減少、経費の削減に努めたこと等により前年度比1.15%増加の29 億 28百万円となりました。 経常利益は、3月以降の新型コロナウイルス感染症拡大懸念による株価等急落があったものの、不良債権処理費用の減少等から前年度比6.01%増加の27億19百万円となりました。 当期純 利益は、前年度に特別利益として固定資産売却益の計上があったこと等から18.26%減少の18億40百万円となりました。

●預積金の実績

●損益の状況

 地域のお客さまの資金需要にお応えして、令和2年3月末の貸出金残高は、1兆59億円(前年度末比293億円、3. 0%増加)となりました。

●貸出金の実績

■令和元年度の実績

コア業務純益   経常利益   当期純利益(百万円)

3,000

2,000

1,000

0平成30年度

2,894

2,564

2,251

平成29年度

2,413

3,078

1,912

2,928

令和元年度

2,719

1,840

●自己資本比率(単体) 自己資本比率は、財務体質の健全性を示す指標で、自己資本比率が高いほど経営が健全で堅実、安定しているとされています。令和2年3月末の当金庫の自己資本比率は12.44%で国内基準の4%を大きく上回る高い水準を維持し続けております。今後もさらに、当期純利益の確保により内部留保を積み増し、自己資本を充実させ強い体質づくりに努めてまいります。

事業の概況

せとしんの経営

5せとしん REPORT 2020

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せとしんと地域社会

せとしんと地域社会せ と し ん の 経 営

出資金

12億円

各種支援サービス

ご融資以外の運用

貸出金

10,059億円

瀬戸信用金庫役職員数 1,259名

店舗数 72 店舗 (令和2年3月末)

お客さま・会員さま会員数 60,872名

預金積金

21,042億円(譲渡性預金含む)

地元のお客さまからお預かりした大切な資金を地元中小企業の健全な発展と地域社会の繁栄のために活かすとの方針のもと、会員の皆さまをはじめ多くのお客さまとの取引に徹することが使命であると考えております。

貸出金に関する事項

お客さまからお預かりした資金の一部を有価証券等で運用しています。安全性等に留意し債券を中心に運用しております。

その他運用資産に関する事項

お客さまの資産づくりのニーズに合った新商品やサービスの開発に努めさせていただき、お預けいただいたご預金は地域のために役立たせていただいております。

預金に関する事項

●地域企業のライフサイクルに対応した支援企業の創業期・成長期・成熟期・承継期のそれぞれのステージに応じた経営に関する相談・支援業務を行っております。また、個別企業支援(「点」の活性化)だけではなく、市町村等との連携による地域の持続的成長を視野に入れた、「面」的活性化にも取組んでおります。

●事業再生に対する支援経営サポートグループを設置し、中小企業の再建を支援しており、令和元年度は、経営改善支援の対象先を95先選定、コンサルティング機能を発揮し、多くの企業について改善効果が見られ成果をあげております。

取引先への支援等

当金庫は地域社会の発展に貢献していきます。

 当金庫は瀬戸市、名古屋市を中心とする愛知県の尾張東部を主な営業地域として、地元の中小企業や住民の皆さまが会員となって、お互いに助け合い、発展していくことを共通の理念として運営されている協同組織の地域金融機関です。 地元の皆さまからお預かりした大切な資金は地元で資金を必要とするお客さまに融資を行い、事業や生活の繁栄のお手伝いをするとともに、地域社会の一員として地元の中小企業や住民の皆さまと強い絆とネットワークを形成し、さまざまな情報やサービスの提供により地域経済の持続的発展に努めております。また、金融機能の提供にとどまらず、文化、環境、教育といった幅広い分野で地域社会の活性化に積極的に取組んでおります。

せとしんの取組み

せとしんの経営

6 せとしん REPORT 2020

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SDGs

宣言

SDGs宣言せ と し ん の 経 営

せとしんSDGs宣言瀬戸信用金庫はSDGsへの取組みを通じて、持続可能な地域社会の実現に貢献いたします。

 当金庫はこれまで永きにわたり「地域社会への貢献」などを経営の基本方針に掲げ、さまざまな事業活動に取組んできましたが、それらの取組みが、国連が提唱するSDGsの理念や目指すゴールに合致しており、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けた取組みを推進するため、令和元年12月に「せとしんSDGs宣言」を表明しました。

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」です。

「誰も置き去りにしない」という基本理念のもと、2030年までに達成を目指す世界共通の目標として、17のゴールと169のターゲットが定められています。この目標達成に向けて、政府だけでなく、地方公共団体や企業等がそれぞれ協力・連携することが求められています。

◆ 資産運用セミナーを通じた資産形成支援◆ つみたてNISA推進による資産形成支援

◆バリアフリー設備の整備◆認知症サポーターの養成◆あいち認知症パートナー企業

◆ あいち・じもと農林漁業成長応援「食」と「農」の  大商談会を通じた6次産業化支援

◆ 地公体の地域見守り活動への協力◆ 地域行事への積極的な参加◆ 瀬戸市災害時協力事業所への認定◆ 瀬戸信用金庫アートギャラリーの開館◆(公財)瀬戸信用金庫地域振興協力基金による助成◆ 総合グラウンドの市民への開放◆ 役職員の就業時間中禁煙

◆ 金庫敷地内全面禁煙◆ 各営業店へのAED(自動体外式除細動器)設置

◆ お客さま向け各種セミナーの開催◆ すみれの苗の寄贈を通じた情操教育◆ せとしんすみれカップジュニアサッカー大会を  通じた青少年の健全な育成◆ 職場体験教室の実施◆ 大学との連携・協力

◆ 再生トナーの利用◆エコキャップ回収運動

◆ 多様な働き方に対応する人事制度の導入◆ あいち女性輝きカンパニーとしての認証

◆ クールビズの実施

◆ 堀川の水質浄化活動への協賛

◆プラスチックごみ削減への取組み (贈答品用レジ袋の廃止など)

◆ 環境配慮型店舗、環境車両の導入◆「グリーンボンド」への投資

◆ 緑の募金への協力◆ ペーパーレス化の推進◆ 生ごみから堆肥を作り地域へ無償提供

◆ AICHI WISH企業認定◆ 瀬戸市ライフ・ワーク・バランス推進宣言◆ 名古屋市ワーク・ライフ・バランス推進企業

◆ マネロン・テロ資金供与対策の高度化◆ 特殊詐欺撲滅に向けた取組みの強化◆コンプライアンスの徹底

◆ 創業塾の開講◆ 知財活用ビジネスマッチング交流会による新事業支援◆ 地域活性化サポートローンの取扱い◆ 事業承継、M&Aの各種支援◆ キャッシュレス決済導入支援

◆ 地公体との包括協定・連携による地域創生◆ 商工会議所等支援機関との連携による企業支援

(令和2年4月1日 現在)

SDGsとは

せとしんの経営

7せとしん REPORT 2020