PPM026 Ver. 3 1 of 6 http://www.microbio.co.jp

マイクロバイオ株式会社

1. 特徴

この SCD 寒天培地は、検体中の好気的条件下で発育可能な中温性の細菌を迅速に発育させ定量的に測

定する事ができ、また画線塗抹時の耐寒天損傷性や長期培養時の耐乾燥性に優れた培地です。

2. 概要

SCD 寒天培地（ソイビーン･カゼイン･ダイジェスト寒天）は、主に医薬品･化粧品の微生物試験に用いられま

す。無菌試験や限度試験（総細菌数）の把握及び大腸菌群、サルモネラ、黄色ブドウ球菌、緑膿菌等を増殖す

る目的に使用する、栄養に富む培地です。

3.検査の手順（20℃以上の環境で、クリーンベンチ等の無菌操作をお勧めします。）

3-1 0.1ml 表面塗抹の場合

3-1-1 検体を培地表面に 0.1ml 添加し、スプレッダー等で全面に広げ 15～30 分程度静置させ、水分を培地に

染み込ませます。

3-1-2 培地は蓋を下にし、30～35℃で 3～7 日間培養します。MicroBio system で測定すれば全自動で速く

正確なコロニー数が計測できます。

PPM026 SCD 寒天培地

使 用 説 明 書

PPM026 Ver. 3 2 of 6 http://www.microbio.co.jp

3-2 画線塗抹の場合

3-2-1 検体または、菌床から白金耳でｻﾝﾌﾟﾙを取り出し、培地表面へ目的に合うような画線塗抹します。

3-2-2 培地は蓋を下にし、30～35℃で目的に応じた期間培養します。MicroBio system で測定すれば全自

動で速く正確に観察できます。

PPM026 Ver. 3 3 of 6 http://www.microbio.co.jp

4. MicroBio system 35℃での測定例

4-1 0.1ml 平板塗抹 標準菌株 Pseudomonas aeruginosa （NBRC13275）の PPM026 での発育

4-2 0.1ml 平板塗抹 標準菌株 Staphylococcus aureus （NBRC13276）の PPM026 での発育

PPM026 Ver. 3 4 of 6 http://www.microbio.co.jp

4-3 0.1ml 平板塗抹 標準菌株 Bacillus subtilis （NBRC3134）の PPM026 での発育

4-4 0.1ml 平板塗抹 標準菌株 Candida albicans （NBRC1594）の PPM026 での発育

PPM026 Ver. 3 5 of 6 http://www.microbio.co.jp

4-5 画線塗抹 標準菌株 Pseudomonas aeruginosa （NBRC13275）の PPM026 での発育

4-6 画線塗抹 標準菌株 Staphylococcus aureus （NBRC13276）の PPM026 での発育

PPM026 Ver. 3 6 of 6 http://www.microbio.co.jp

4-7 画線塗抹 標準菌株 Bacillus subtilis （NBRC3134）の PPM026 での発育

4-8 画線塗抹 標準菌株 Candida albicans （NBRC1594）の PPM026 での発育