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-→ 能力障害 二二二T∴叩与 社会的不利 摂食・痍下に使われ 摂食・嘆下ができる 家庭に戻れない る器官の障害 といった能力の欠如 生活する環境に適応 できない ・食べ物を見ても反応しない ・絶え間なく食事を口に運ぶ ・ガツガツたべる ・口の中に食事を取り込めない ・口から食物をよくこぼしたり、流垂がある ・盛んにモグモグするが、口の中を開けて見ると食物がそのままの形で残っている。 ・盛んにモグモグするが、】向に飲み込まない ・モグモグしている最中にムセやすい ・上を向いて飲み込もうとする ・飲み込んだと思い、口を開けると食物残法が目立つ ・飲み込むとムせる ・疇下後しばら.くしてムセる ・嘆下後、灰のからんだような声になる ・固形食よりも水でムセやすい ・濃厚な薮がよく出る ・就寝してからムセる ・肺炎(熱発)を繰り返す ・飲んだ物が逆流し、嘔吐する時がある

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  • ∴ -→能力障害 二二二T∴叩与 社会的不利

    摂食・痍下に使われ  摂食・嘆下ができる   家庭に戻れない

    る器官の障害\

    といった能力の欠如   生活する環境に適応

    できない

    ・食べ物を見ても反応しない

    ・絶え間なく食事を口に運ぶ

    ・ガツガツたべる

    ・口の中に食事を取り込めない

    ・口から食物をよくこぼしたり、流垂がある

    ・盛んにモグモグするが、口の中を開けて見ると食物がそのままの形で残っている。

    ・盛んにモグモグするが、】向に飲み込まない

    ・モグモグしている最中にムセやすい

    ・上を向いて飲み込もうとする

    ・飲み込んだと思い、口を開けると食物残法が目立つ

    ・飲み込むとムせる

    ・疇下後しばら.くしてムセる

    ・嘆下後、灰のからんだような声になる

    ・固形食よりも水でムセやすい

    ・濃厚な薮がよく出る

    ・就寝してからムセる

    ・肺炎(熱発)を繰り返す

    ・飲んだ物が逆流し、嘔吐する時がある

  • 1.機能面へのアプローチ

    1)間接的訓練

    (1)先行期の問題への対応

    ・食間の歩行・散歩    ・口腔周囲の刺激(食べ物を口唇に触れさせてみる)

    ・食前の体漢

    ・食前のブラッシング

    ・声かけ

    -   〟〟卿剛叫一句≠

    (2)準備期の問題への対応

    ①筋ストレッチ運動  上唇、頬、舌のストレッチ

    ②筋刺激訓練  電動歯ブラシの撮動利用

    ③阻噂訓練(食塊形成の訓練と食塊を奥舌へ移送する訓廓)

    ④薪力増強  割箸、ボタン使用

    (3)口腔期の問題への対応

    ①樵音訓練

    口唇音 パ、舌尖音 タ、奥舌音 カ、通鼻音 マ、軟口蓋挙上音 ア

    ②舌の麓肉増強

    ③膝下反射の誘発と筋の再教育   スルメ噛み訓練

    (4)咽頭期の問題への対応

    ①咳をする訓練

    ②咽頭のアイスマッサージ

    ③PushingJeXerCise

    ④メンデルスゾーンの手技

    (5)食道期の問題への対応

    嘆下パターン訓練や空陳下実施 琴冷刺激法

    冷した綿棒

    iメンデルソーンの手技

    ま とこ め  患者が受入れやすいものから適材適所実施し、時期を考慮する

  • 2)直産的訓練

    (1)食物の認識について

    (2)姿勢  鹿低15分は保持できる姿勢をとる

    ①座位     90度座位が基本         30度仰臥位・頚部前屈位

    ②座位不可能   30度仰臥位・煮部前属位最も誤療少ない

    (3)峨下後の空購下と咳

    一度嘆下をしたらすやに食べ物を口に運ぶのではなく、もう-】度ないし二度嘆下

    をさせ残留物を完全に無くしてから次の食べ物をロにいれる事を心掛ける

    それでも噛頭部に残留感がある時は麻痺側に竃部を回旋させ、梨状陥凹に残留した

    食塊を出しその状態で塵下させる       ’‘

    (4)食物性状について

    ①段階的な試食

    Stepl ミキサーによる泥状、あるいはゼリー状

    Step2 ゼラチン状(プリン、ババロア、ムース)

    Step3 粥状

    Step4 軟菜、刻み食

    ②廣下しにくい食べ物

    パサバサしていたり、表面が粘着性のある物、就維性で切断しにくい物、固い

    物→う→白飯、ナッツ、生野菜、とうもろこし、こんにゃくなど.

    ③水につ,いて  誤礁Lやすいが、疇下反射を誘発させやすく、かリに誤廣して

    も危険性少なく、訓麻上扱いやすい

    2.能力面へのアプローチ\

    機能的に十分な癒下ができない場合、亙れを代覚するために、半具や装置を使い、

    栄養や水分補給を行おうとするもの

    3.環境面へのアプローチ

    (1)食物性状と形態の工夫

    (2)家族、介護者

    (3)吸引審

    4.心理面へのアプローチ

    食事時の注意点

    ○一緒に食べている0

    ×

    食べさせられている。

  • 112006/1/202006/1/20

       介護予防における   介護予防における 口腔機能の向上について 口腔機能の向上について

            

             佐賀県歯科衛生士会         佐賀県歯科衛生士会

             会長  本村 ゆかり         会長  本村 ゆかり

  • 2006/1/202006/1/20 22

    介護予防における口腔機能の向上介護予防における口腔機能の向上

    ①、②及び③の全てに該当する者。①、②及び③の全てに該当する者。

     ①基本チェックリスト ①基本チェックリスト1313~15の全てに該当~15の全てに該当      13.13.半年前に比べて固いものがたべにくく     半年前に比べて固いものがたべにくく             

         なりましたか     なりましたか      14.14.お茶や汁物等でむせることがありますかお茶や汁物等でむせることがありますか

      15.15.口の渇きが気になりますか口の渇きが気になりますか ②視診により口腔内の衛生状態に問題を確認 ②視診により口腔内の衛生状態に問題を確認 ③反復唾液嚥下テストが3回未満 ③反復唾液嚥下テストが3回未満

  • 2006/1/202006/1/20 33

    口腔機能向上の為には何が必要か口腔機能向上の為には何が必要か          

     ①口腔内の清潔保持 ①口腔内の清潔保持

      ・機能的口腔ケアによる口腔環境の改善  ・機能的口腔ケアによる口腔環境の改善

      ・口腔内疾患及び誤嚥性肺炎の予防  ・口腔内疾患及び誤嚥性肺炎の予防

      ・食欲増進及び生活に対する意欲の増進  ・食欲増進及び生活に対する意欲の増進

     ②摂食嚥下障害の改善 ②摂食嚥下障害の改善

      ・摂食嚥下訓練により食べる楽しみを保持  ・摂食嚥下訓練により食べる楽しみを保持

      ・噛むことにより認知症を予防  ・噛むことにより認知症を予防

      ・口腔内の血行促進と唾液分泌促進  ・口腔内の血行促進と唾液分泌促進

  • 2006/1/202006/1/20 44

  • 2006/1/202006/1/20 55

  • 2006/1/202006/1/20 66

  • 2006/1/202006/1/20 77

  • 2006/1/202006/1/20 88

  • 2006/1/202006/1/20 99

    口腔ケアを行う前に口腔ケアを行う前に

         1.観察のポイント     1.観察のポイント      1】全身状態の把握      1】全身状態の把握       ①既往症       ①既往症       ②現病歴と加療状況       ②現病歴と加療状況       ③服薬状況       ③服薬状況       ④摂食と嚥下       ④摂食と嚥下       ⑤発 音       ⑤発 音       ⑥感覚機能の観察       ⑥感覚機能の観察       ⑦対話しながら、口唇や口輪筋の                  ⑦対話しながら、口唇や口輪筋の           

                               動き、口角の状況         動き、口角の状況       ⑧日常生活の様子       ⑧日常生活の様子        

  • 2006/1/202006/1/20 1010

    口腔内の状態観察口腔内の状態観察

  • 112006/1/20

       2】口腔の観察ポイント

       ①口臭の有無

       ②舌の状態・・・・・・・・舌の動きと麻痺の状態

       ③口腔粘膜の状態・・発赤、白斑、潰瘍などの

                     有無   

       ④入れ歯の有無・・・・適合状態・清掃状態

       ⑤歯の状況・・・・・・・・残存歯の動揺度、根面う蝕、 

                     鉤歯の状態等

       ⑥歯周組織の状態・・歯肉炎症の有無、歯肉

                     出血、 排膿の有無  

       ⑦顎関節の動き・・・・口腔乾燥症、舌痛症                 

  • 122006/1/20

     3】口腔ケアの留意点

         ①患者の機能を生かす     ②口腔の状況に応じた用具の選択     ③安楽体位の工夫     ④むせない工夫     ⑤うがい水の温度     ⑥使い慣れた歯磨き剤を使用     ⑦口腔の奥の刺激に留意     ⑧ケア時の会話にサインを決める     ⑨ケアを受ける人の習慣を取り入れる     ⑩感染予防に留意     ⑪臥床状態で周囲を汚さぬよう留意

  • 132006/1/20

        摂食嚥下障害の改善     ~スクリーニング~

    認知期(食物が口腔に入る前の時期)の問題 1.食間の歩行・散歩 2.食前の体操(健口体操) 3.食前のブラッシング 4.声かけ 5.口腔周囲の刺激(冷たいスプーンを唇に当   てる) 6.時間をかけて食べる(部分的に本人の手を        

       休ませ介護者が与える)      

  • 142006/1/20

    準備期(食物を捕食し、咀嚼して嚥下運    動が行われるまでの時期)の問題 口の中に食事を取り込めない、口から食物を良くこぼしたり、流涎がある、盛んにもぐもぐするが口の中に食物がそのままの形で残っている等が見られる時

    1.まず指先で歯肉、頬、口唇、舌に触れていく。

      次にスポンジブラシ等軟らかいものから段々に普通のブラシで触れる

      (ブラッシングリハビリ)

  • 152006/1/20

    2.筋のストレッチ運動

    ・上下唇の左側、中央、右側と3分割し、それぞれの部分を術者の人差し指、親指とでストレッチを行う

    ・頬(口腔内外とも)を指の腹全体を使ってストレッチ

    ・頬を10秒間膨らまし、数回繰り返す

    ・舌を上下、左右、前方に突出させる(出来ない時は、術者がガーゼで舌を把持し行う

  • 162006/1/20

    3 筋刺激訓練

    ・電動歯ブラシで各器官に振動を与える

    ・氷を包んだものを顎下部から耳下にかけ

     皮膚が赤くなるくらいまでこすり、流涎の

     減少を図る

    ・頚部から肩にかけて行い、筋のリラクゼーションをはかる

  • 172006/1/20

    口腔期(口腔から咽頭へ食塊を      送る時期)の問題 盛んにもぐもぐするが一向に飲み込まず、もぐもぐし

    ている最中にむせやすい 上を向いて飲み込もうとしたり、食物残渣が 目立つ等が見られたとき

    1.構音訓練 パンダノタカラモノ2.舌の筋肉増強  指、スプーンなどで舌を押え、それに抵抗するように

    舌を運動させる3.嚥下反射の誘発と筋の再教育  唾液の分泌を促すするめなどを噛み、唾液が分泌

    してきたら、唇を閉じ、咬合させた状態で舌の挙上を意識させ、そのまま唾液を飲ませる

  • 182006/1/20

    咽頭期(食塊を咽頭から食道へ移送する段階)     の問題

    飲み込むとむせる、嚥下後しばらくしてむせる 嚥下後    

    痰の絡んだような声になる 固形食より水でむせ易い

    濃厚な痰がよく出る等が見られたとき

    1.咳をする訓練腹部に手をおいて患者の呼気に合わせて腹筋を圧

    し、勢いよく咳をさせる

    2.アイスマッサージ

     嚥下反射や誘発部位(前口蓋弓、舌根部、咽頭後壁) に氷水に浸した綿棒等をなすりつけ、その後空嚥下

     を意識的に行わせる これを20回~30回行う

  • 192006/1/20

    3.Pushing exercise机等を押しながら強く「えい」とか「A:」と発音させる

    4.メンデルスゾーンの手技

      嚥下時に、甲状軟骨の下部を指で押え、数秒間  その状態を保たせる 嚥下時に咽頭をしっかりと

      挙上させ、食道入り口部を開かせるのが目的

    5.Think swallow嚥下の際に、しっかりと口唇を閉鎖し、臼歯が咬合

      した状態であることを意識させ、咬合したと同時に

      頚部を前屈して嚥下することを習慣化させる

      

  • 202006/1/20

    食道期(食道から胃への蠕動運動の     時期)の問題

    1.背臥位で頚部を屈曲させて腹筋の強化を

      はかる

    2.嚥下パターンの訓練や空嚥下をする 

     (棒状の氷をなめさせると、その冷たい刺激

      が嚥下反射を誘発させる)

    以上5つの時期の訓練は、それぞれ関連し

    あっている 患者が受け入れやすい時期から

    適材適所施行していくとよい

  • 2006/1/20 21

    6】口腔ケアとリハビリテーション  口腔機能の改善・・・人間性の回復

    【1】口腔ケアによるリハビリテーションの考え方

     ①相手の全身状態に合わせる

     ②わかりやすく簡単に出来る

     ③楽しみながら出来る

     ④心地よさが感じられる

     ⑤周囲の人が負担を感じない

     ⑥家族もいっしょに参加できる

  • 2006/1/20 22

    【2】リハビリテーション指導の注意点

    ①必ず術者も一緒に行う

    ②体全体を使い、楽しそうに表現する

    ③相手に解り易く大きなリアクション伝える

    ④「楽しみと」「がんばり」を取り入れた方法で行う

    ⑤たえず相手と話し合いながら行う

    ⑥相手の集中力に合わせ気分転換をしながら行う

    ⑦家族の協力が得られる方法を用いる

  • 2006/1/20 23

    摂食嚥下訓練 (実習)

    1.認知期の訓練 健口体操(むすんでひらいて)

    2.準備期の訓練 

      ・筋のストレッチ運動(ブラッシングリハビリ)

      ・筋力増強(ボタン引き訓練)

    3.口腔期の訓練

      ・構音訓練(パンダノタカラモノ)

    4.咽頭期の訓練

      ・咳をする訓練

      ・Pushing exercise・Think swallow

  • 2006/1/20 24

    筋のストレッチ運動(つまみ運動)

  • 2006/1/20 25

     ブラッシングリハビリテーション

       介護予防における� 口腔機能の向上について介護予防における口腔機能の向上口腔機能向上の為には何が必要か口腔ケアを行う前に口腔内の状態観察   2】口腔の観察ポイント 3】口腔ケアの留意点    摂食嚥下障害の改善�     ~スクリーニング~準備期(食物を捕食し、咀嚼して嚥下運    動が行われるまでの時期)の問題2.筋のストレッチ運動3 筋刺激訓練口腔期(口腔から咽頭へ食塊を�      送る時期)の問題咽頭期(食塊を咽頭から食道へ移送する段階)�     の問題3.Pushing exercise� 机等を押しながら強く「えい」とか「A:」と発音させる食道期(食道から胃への蠕動運動の�     時期)の問題6】口腔ケアとリハビリテーション�  口腔機能の改善・・・人間性の回復【2】リハビリテーション指導の注意点摂食嚥下訓練 (実習)筋のストレッチ運動(つまみ運動) ブラッシングリハビリテーション