O p / 2 6 ! N b z ! 3 1 1 92008年2 月29~3 月1 日に『第10回高山セミ...

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−− 20082 293 1 日 に『 第10回高山セミ ナー』と称して「高山研究会」・「衛星生態学創生 拠点」・「菅平サイト」の合同セミナーが開催され ました。高山セミナーは,研究交流および情報交 換を目的として,流域圏科学研究センター高山試 験地での物質循環研究に参加している研究者に よって毎年開催される研究集会です。今年度は, 高山サイトだけではなく,長野県菅平高原に位置 する筑波大学の「菅平サイト」での研究に関して の発表も行われました。また,今回は特に若手の 発表が優先して行われました。参加者の所属は, 岐阜大学,(独)産業技術総合研究所,(独)国立環 境研究所,筑波大学,茨城大学,玉川大学など多 岐に渡り,当日は約40名の参加者がありました。 発表はセミナー形式で行われ, 2 日間で計20の発表が行われました。発表内容は,生態プロセ スからモデルまで,多岐に渡っており,非常に活 発な議論が行われました。特に,学生の発表で は,シニア研究者から的確な質問や意見をいただ き,今後の研究の参考になったと思います。ま た,菅平サイトでの研究者の方と交流ができ,連 携を視野に入れた共同研究などの具体的な話し合 いを行うことができました。本セミナーでの講演 は以下の通りです。 三上 寛了(筑波大) 定点自動撮影画像を用いた落葉広葉樹林の LAI 季節 変化の推定 高山セミナー開催報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 日本生態学会第55回大会参加報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 衛星観測で得られた EVI と総生産量の対応関連を不明瞭にする原因は何か? ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 高山常緑針葉樹林サイト(TKC)における土壌水分解析 ・・・・・・・・・・・・・・ 4 新メンバー紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 事務局からのお知らせ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 編集後記 6 目次 高山セミナー開催報告

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2008 2 29 3 1 10

40

2 20

LAI

155 2

EVI 3TKC 4

5 6

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目次

高山セミナー開催報告

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LAI

CO2 CH4

CH4

9

CWD

SOC

CWD

CWD

MINCER Q50

VISIT

CO2

COE

【リモートセンシング研究グループ

石原 光則(流域圏科学研究センター COE 研究員)】

2008 3 14 1755

COE

Song Yowhan 61169 59

2000

COE

Matter Flow and Ecosystems

COE

2007 11

セミナー参加者

日本生態学会第55回大会参加報告

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JaLTER【生態プロセス研究グループ

野田 響(流域圏科学研究センター COE 研究員)】

EVIgross primary production:

GPPEVI

EVI GC1 C2 L

G, C1, C2, L EVI

Huete et al., 2002

EVI GPP

COE

TKY EVI GPP

Terra/MODISEVIEVI GPP

2005 2006 1Terra/MODIS EVI

605 6 EVI GPP

9 10 EVI GPP

Terra/MODIS EVI GPP16 2

EVIGPP a

EVI 0.0-0.5 GPP 4-12a EVI=0.4-0.8 GPP=0-8

EVI

5 8 6 8

EVIGPP

図 1  (a)Terra/MODIS 衛星で得られた EVI(白丸:衛星データに付属するクオリティフラグがベストなもの,黒丸:クオリティフラグがベストであり,衛星通過時刻の前後の天空状態が快晴であると確認されたもの),(b)林冠直上に設置した分光放射計で得られた EVI,(c)タワー観測に基づいた GPP の2005年から2006年の季節変動

衛星観測で得られた EVI(Enhanced Vegetation Index)と総生産量の対応関連を不明瞭にする原因は何か?

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21 COE

800mTKC 4

CO2

EVI GPP

EVI GPP

EVIGPP

【生態プロセス研究グループ

永井 信(流域圏科学研究センター COE 研究員)】

図 2  Terra/MODIS 衛星で得られた EVI と GPP の散布図及び近似関数(a:日値,b:16日値)。EVI と GPP の対応関係についての近似関数(線形と指数関数)をグレーの実線(衛星データに付属するクオリティフラグがベストな EVI(白丸))と黒の破線(クオリティフラグがベストであり,衛星通過時刻の前後の天空状態が快晴であると確認された EVI(黒丸))で示しました。また,展葉期(5月8日から6月8日)のデータを×印で示しました。

図 1  2007年 7 月 5 日の体積含水率 図 2  2006年の 5 月から10月の TKY サイトでの降水イベント毎の林外降水量と土壌水分の増加量

高山常緑針葉樹林サイト(TKC)における土壌水分解析

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2008 3 1

COE

4 10

COE

生態プロセス研究グループ

大 塚 俊 之

COE

1

40cm

22006 57

31

2 mm

9080

20

【モデリング解析・評価グループ

玉川 一郎(流域圏科学研究センター 准教授)】

2008 4 1 COE

N2O

生態プロセス研究グループ

八 代 裕一郎N2O

N2O

COE

新メンバー紹介

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■ 国際シンポジウムのご案内 ■

2nd International Symposium of 21st Century COE Program "Satellite Ecology"Integrating and scaling processes for plot to landscape ecosystem study

- toward the interdisciplinary understanding and networking -

16 21 COE

COE

2008 7 30 8 1http://www.green.gifu-u.ac.jp/sateco2008/

今年はとうとうスギ花粉症が発症しました。目のかゆみとくしゃみ,鼻水がひどく,4月中旬に行った現地観測は大変でした。以前よりヒノキ,イネ科の花粉症でもあったため,3月中旬~5月現在までほぼ途切れることなく花粉症の症状が出ています。今後は花粉防護メガネとマスク着用が高山での私のスタイルになりそうです。C50サイト(スギ林)での観測を開始してから4年目にしてスギ花粉症になりましたが,スギ林での作業量によって発症率は上がるのでしょうか?スギ林をターゲットにしている研究者の罹患率は一般人と比べて多いのでしょうか?しかし現COEメンバーで症状が出ているのは私だけのようなので,あまり関係ないのかもしれません。興味深いところです。(児島)

岐阜大学 流域圏科学研究センター COE 事務局〒 5 0 1−1 1 9 3 岐阜県岐阜市柳戸 1−1

TEL:0 5 8 - 2 9 3 - 2 0 6 1 FAX:0 5 8 - 2 9 3 - 2 0 6 2URL:http://www.green.gifu-u.ac.jp/sateco/

● 連 絡 先 ●

2008 4 COE

3 2008 3

リモートセンシング研究グループ

田 中 真 哉

事務局からのお知らせ