サンプリングトレース チャートシステム

機能概要

システム更新イメージ

用途

三菱電機のMELSECを使用したシステム開発／試験時やシステム立上げ時におけるプログラム検証、

トラブル発生時におけるデータ解析時に役立てます。

MELSECのサンプリングトレース機能を利用して収集保存したサンプリングトレースファイルを

本チャートシステムで読込む事で、簡単にデータの見える化を実現します。

特長 ① MELSEC Qシリーズ※1CPUを使用していれば、基板追加する必要が無く

現状システムのままで※2 御使用になれます。

② ワード信号、ビット信号をレジスタ名から自動的に判断。チャート表示するまで、ユーザの

手間を取らせません。

③ 開発マシンが簡易データロガー装置として活用できるため、コスト削減を実現可能。

④ 拡大／縮小、移動等、柔軟なグラフ操作性。

⑤ 複数データを同時に表示させ、比較表示する事が出来ます。

※1 シリアルNo.07032以前はメモリカード(RAM)が必要です。※2 GX-Developer または、GX-Worksを使用して下さい。

サンプリング データ

サンプリング トレース機能

MELSEC

開発機

USB、Ethernet等

CSVﾌｧｲﾙ

三菱電機 GX Developer GX Works等

解析用PC

解析用PCで表示／解析

チャートシステム

【基本構成例】

データロギング機能

データロガーPC

CSVﾌｧｲﾙ

※オプション

プリンタ

チャートシステム

【MELSEC-NET】

オンライン監視機能

＜リアルタイム／オフライン表示＞ 帳票

ｱﾗｰﾑ情報

帳票出力

警報出力

閲覧

端末PC

【システム応用例】

※ データーロガー通信方法(開発予定) ① MELSECNET ② CC-Link IE ③ Ethernet ④ CPU直結

USB等媒体

開発機にチャートシステムを インストールしている場合 同じパソコンで表示／解析

チャートシステム

サンプリングトレース結果

◆実行完了後、「トレース結果」を実施します。

◆「CSVファイル作成」を選択し結果を保存します。

◆保存先、ファイル名を指定します。

◆格納方法を選択し「実行」を選択します。

サンプリングトレース実行 サンプリングトレース設定

◆デバイス設定 ◆設定完了後、「トレース実行」を実施します。

◆トレース開始を選択、「実行」を選択して開始します。

サンプリングトレース設定

◆サンプリングトレース設定にて以下を 実施します。

①トレースデータ格納先（保存対象メモリ選択）

②トレース実行方法 （設定ファイル選択）

③トレース回数 ※詳細は下記参照

④トレース付加情報 （時間,ｽﾃｯﾌﾟNo,ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ名）

⑤トレースポイント (ｽｷｬﾝ毎、時間毎、詳細設定)

⑥トリガポイント

⑦デバイス設定 ※下図参照

819s 100ms 8192回(注) 0点 8点

測長時間 ﾄﾚｰｽﾎﾟｲﾝﾄ

(時間毎)

ﾄﾚｰｽ回数 ﾜｰﾄﾞ ﾋﾞｯﾄ

【トレース回数詳細】

・ﾄﾚｰｽ回数計算式

回数=60000/(ﾜｰﾄﾞﾃﾞﾊﾞｲｽ点数×2 + ﾋﾞｯﾄﾃﾞﾊﾞｲｽ点数×1/8)

・ﾄﾚｰｽ回数設定最大値 8192回

(注) 計算式によるﾄﾚｰｽ回数は60000回ですが、設定最大値が

8192回のため、ﾄﾚｰｽ回数は8192回に制限されます。

＜設定例＞

サンプリングトレース

◆GX Developerのサンプリングトレースウィンドウにて

「設定」、「実行」、「結果」を実施します。

サンプリングトレース機能とは ＊三菱電機㈱MELSEC取扱説明書より抜粋

主要機能

◆チャート表示したい信号をユーザが任意に決定 ◆比較表示する信号のみを抽出可能のため、解析を楽に ◆チャートは一括表示、分割表示のいずれかを選択 ◆解析の用途に合わせて自由に指定可能 ◆信号振幅が少ないグラフでも、スケールを自動的に調整 ◆ユーザがグラフの上下限値を指定しなくても自動で決定 ◆任意の２点を選択可能 ◆選択したポイントの「現在地」及び、２点間における「最大値」「最小値」「平均値」を表示

表示選択

表示解析したい信号のみ選択

一括／分割表示

簡易解析

チェックボックスで表示有無選択

オートスケール

＜一括表示＞ ＜分割表示＞

＜オートスケール前＞ ＜オートスケール後＞

＜情報表示欄＞

任意のポイントを選択

＜情報表示欄＞

解析結果を表示

表示幅に合わせて見やすく

振幅が小さく 解りづらい

お問い合わせ

https://www.tex.nipponsteel.com

日鉄テックスエンジ株式会社 電計事業本部 ■営業部

〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル TEL：03-6860-6630

■エンジニアリング事業部 電計エンジ５部

〒050-0087 北海道室蘭市仲町12番地 TEL : 0143-47-2577

ローコスト

機能一覧

機能項目 詳細

ファイル 複数サンプリングトレースファイルの追加、削除(ファイル数制限無し)

ハードコピー 表示中画面のハードコピー（色反転コピーも可）

グラフ設定 グラフ背景色、グリッド線色、グリッド線太さ、選択グラフ背景色、グラフ表示周期の設定

グラフ表示順位変更 グラフの表示順の変更（上下移動）

信号設定 収集デバイスに対する、コメント、生値最大／最小、工学値最大／最小、単位、

グラフ最大／最小、グラフ線色の設定

一括／分割表示 グラフ表示を一括表示、分割表示切替て表示

拡大／縮小機能 2/5/10/20/50/100/200/500/1000/2000/5000/10000/20000/50000点まで

順に拡大／縮小、選択した任意の２点間の拡大

オートスケール 一括オートスケール：全表示中グラフのオートスケールを実施

個別オートスケール：選択中グラフのオートスケールを実施

簡易解析機能 グラフ上で選択したポイントの、選択値、最大値、最小値、平均値を表示

工学値表示(※1) 工学値範囲を設定することで、工学値変換した値を表示

帳票出力(※1) 表示中のチャートに対し、任意にコメント情報等を追加して帳票出力

リアルタイム表示機能(※1)

データ収集中のデータとリンクし、リアルタイムでグラフ更新

動作環境

OS Windows 7 / Windows Server 2008 / Windows Server 2010

スペック 上記OSが動作する環境

必須ソフトウェア Microsoft .Net Framework 4.0 以上(Microsoftホームページよりダウンロード)

HDD空き容量 500KB程度(.Net Framework分含まず)

その他 キーボード、マウス

※本表に掲載されている他社製品につきましては、各メーカにお問い合わせください。

※MELSEC，MELSEC-NET、GX Developer、GX Worksは三菱電機㈱の登録商標です。