広報誌 11 ご自由に vol....大津赤十字病院 ご自由に お持ちください...
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大津赤十字病院
ご自由に
お持ちください
大津赤十字病院広報誌
vol.112020.4
[協力医療機関のご紹介]
青地うえだクリニック ・ 桂田医院 ・ こうなみクリニック ・ たきもとクリニック
大津赤十字病院の総合周産期母子医療センター
母体と小さないのちを守る
総合周産期母子医療センター長・第一産婦人科部長
総合周産期母子医療センター副センター長兼新生児科部長
藤 田 浩 平
中 村 健 治
今回の特集医師
MFICU
NICU
総合周産期母子医療センター長産婦人科
総合周産期母子医療センター副センター長新生児科
母体胎児集中治療室母体胎児集中治療室
新生児集中治療室新生児集中治療室
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当院の総合周産期母子医療センターは2005
年に県内で初めて設置されたセンターです。県内の
総合周産期母子医療センターは当院と滋賀医科
大学附属病院の2施設であり、互いに協力しながら
滋賀県の周産期医療体制の中心的医療施設とし
て運営が行われています。当センターは県内の周産
期医療の充実を図るため、産科医と新生児科医が
密に連携を取りながら、出産前後の母体及び胎児
及びに新生児の一貫した管理を行うための医療を
提供すると共に、地域の周産期医療機関を機能的
にバックアップしています。他の周産期医療機関か
らの救急症例の受入を24時間体制で行っており、
満床などで当センターでの受入困難な場合は、当該
症例の症状に適した受入医療機関を手配しています。
院内の年間総分娩数は約500件前後ですが、
母体搬送の受け入れに妊娠週数の制限は設けて
おらず、その数は年間80~100件で滋賀県全体の
卒年 : 平成11年
【認定専門資格】 日本産婦人科学会産婦人科指導医 日本産婦人科学会産婦人科専門医 日本周産期・新生児医学会周産期専門医(母体・胎児) 日本抗加齢医学会専門医 臨床研修指導医講習会修了 母体保護法指定医 日本産科婦人科学会女性のヘルスアドバイザー
【専門分野】 産婦人科全般、周産期医療
総合周産期母子医療センター長・
第一産婦人科部長
藤田 浩平
母体と小さないのちを守る
特 集 約1/3に達しています。
この度、新調された当センターの新生児専用ド
クターカーで当院新生児科医同乗のもと、他院で
出生した入院加療を要する新生児・早産児の搬送
も行っております。新生児搬送もセンター開設以来、
県内一の搬送数(80~100件)があり県内のニー
ズに応えています。
センター(一般産婦人科病棟を含む)には産科
医師が8名、新生児科医師が7名、産婦人科病棟
看護スタッフが42名、NICU病棟看護スタッフが48
名の人員配置がなされております。産婦人科病棟
は 総計41床で、内訳は母体・胎児集中治療管理室
(MFICU)6床 、一般産科病床(後方病床)12床、
一般産婦人科病床 23床となっています。スタッフは
一丸となって母児にとって最も安全な分娩を提供で
きるように努めています。緊急帝王切開や産後出血
への対応も重視し手術室や他科との連携、支援も
十分に行なえる体制も整えております。
新生児病棟内には新生児集中治療管理室(NI
CU)9床と後方病床・回復期室(GCU)21床の計
30床を配置しています。センター管理の新生児には
24時間体制で集中治療が行われています。新生児
期に必要になる手術には当院小児外科で可能な限
り対応しております。毎週一度は産婦人科医、新生
児科医、小児外科医、病棟看護スタッフ、公認心理
師を交えて症例ごとにカンファレスを行って情報の
共有化を行うことで出産前後の母児の円滑な診療
が行えるように努めております。
今後、全国的にも少子化が進むことが予想され
ます。子は宝です。これからの滋賀のため、日本の
ためにも、当センターは小さな命、その母親の命を
県内の拠点として守ることを今後も続けていく所存
であります。
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NICU(新生児集中治療室)
当院のNICUは1990年に滋賀県の要請により開設され、本年度で30年を迎えま
す。また2005年には、滋賀県最初の総合周産期母子医療センターとして指定を受け
ました。現在保険認可NICU9床とGCU(回復期室)21床の計30床で運営していま
す。新生児専門の医師と看護師が24時間体制で集中治療を行っています。
総合周産期母子医療センターの役割は、
ハイリスクの妊婦・新生児を受け入れることで
す。在胎37週未満の早産児や体重2500g
未満の低出生体重児の場合、児はNICUで
適切な管理を受ける必要があります。特に28
週未満の出生は超早産と呼ばれ、人工呼吸
器や中心静脈、輸血などの集中治療が必要
になります。超早産児はかつて死亡率も高かったのですが、現在の当院での超早産
児の生存退院率(過去6年)は94%となっています。
院内だけではなく院外からも多くの新生児の入院を受け入れています。ご紹介の
多くは大津・湖南医療圏の産科施設からですが、県内全域から患者を受け入れてい
ます。呼吸障害など医師の同乗が必要な症例の場合は、当院の新生児専用救急車
(ドクターカー)により24時間体制で搬送を行っています。救急車内には人工呼吸器
なども整備され、重症児の搬送依頼にも対応しています。当院で受け入れが不可能
な場合には他院へ三角搬送を行うほか、状態が安定した児は症例に応じて紹介元に
後送搬送することもあります。
手術症例も多数受け入れており、年間に10~20例が小児外科や脳神経外科で
手術を施行されています。
生まれたての赤ちゃんが入院になった母親やご家族は、不安を抱えながら面会に
来てくださります。現在のNICUでは治療ばかりでなく家族への支援も大切であり、
新生児集中ケア認定看護師や総合周産期母子医療センター専属の臨床心理士が
中心となって、ファミリーケアや心理ケアに関わっています。
ひとりでも多くの新生児が元気に退院していくことができるように、今後もスタッフ
一同頑張っていきたいと思います。
■ご紹介元施設の内訳(2018-2019年198例) ■ドクターカー緊急出動回数
大津市72例
草津市41例
栗東市 12例
野洲市32例
湖南市15例
甲賀市5例
東近江市 3例 彦根市 3例県外 4例
近江八幡市 9例 高島市 2例
120
100
80
60
40
20
0 200520062007200820092010201120122013201420152016201720182019
■三角搬送 ■当院搬送
特 集
卒年 : 平成4年
【認定専門資格】 日本小児科学会小児科専門医
日本周産期・新生児医学会周産期(新生児)専門医
日本周産期・新生児医学会周産期(新生児)指導医
新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
【専門分野】 新生児疾患全般
総合周産期母子医療センター副センター長兼新生児科部長新生児科
中村 健治
KENJI NAKAMURA
新生児専用救急車(ドクターカー)
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MFICU NICU[母体胎児集中治療室] [新生児集中治療室]
母体胎児集中治療室(MFICU)は、妊娠高血圧症候群や切迫早産などハイリスク妊産婦が対象となります。入院する妊産婦さんの中には、長期入院を強いられ精神的にも身体的にも辛い思いをしている方もいますので、そのような妊産婦さんへ寄り添うことを大切にしています。
はじめまして、総合周産期母子医療センターのNICUです。赤ちゃんがお母さんのお腹にいるときから、産婦人科のMFICU(母体・胎児集中治療室)と密に連携 をとって、情報交換し、出産に備えて準備しています。NICUにも助産師が多数在籍し、産後のお母さん のケアも充実しています。赤ちゃんとご家族の安全・安心のために、医師、看護師、公認心理士など他職種でチーム一丸となって、日々周産期ケアに取り組んでいます。
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■ アピールポイント
前身の青地産婦人科より引き継ぎ7年となりました。現在は
産婦人科、外科、内科と幅広く胎児からご老人まで診療させ
て頂いております。何科に行っていいか悩んでいる患者様が
気楽に来ていただけるクリニックを目指しております。
■ 大津日赤との医療連携について
大津日赤病院は当院から徒歩5分圏内であり、医療連携
は欠かせない心強い存在です。
里帰り出産をはじめ、各種検査を中心に様々な分野でお
世話になっております。信頼される連携先/かかりつけ医とし
て思っていただけますように日々精進してまいります。
■ アピールポイント
高血圧、高脂血症、糖尿病などの内科系全般についての
診療を行っています。特に消化器内科は勤務経験を生かして
胃・大腸の内視鏡検査も行っています。できるだけ患者さんに
負担の少ない検査を心掛けております。スタッフと共に患者さ
んの心配や思いを傾聴し、親切丁寧に対応することを大切に
考えています。
■ 大津日赤との医療連携について
当院は大津日赤から歩いて10分以内の距離にあり、近隣
の患者さんも多くの方が大津日赤への紹介を希望されます。
各科の先生方に専門的な診察と治療を受けられることで、患
者さんとの信頼関係も確かなものになっています。常に快く受
け入れていただき感謝しております。
■ アピールポイント
大津駅前で開業させていただいて7年目になります。主に
生活習慣病を中心とした、一般内科診療を行なっていますが、
健康診断や訪問診療も積極的に取り組んでおります。身体の
ことで気になることがあれば、地域住民だけでなく、近隣で働く
方もお気軽にご相談いただきたいと思います。
■ 大津日赤との医療連携について
当院から大津日赤まで近いので、急を要する方が来院されて
も、速やかに受診していただけるので助かっています。特に専
門の循環器疾患の精査依頼は、大津日赤に一番多く依頼し、
適切な対応をしていただいて感謝しています。今後も大津赤十
字病院との連携を通じて、地域の皆様に貢献出来ればと考え
ています。
■ アピールポイント
当院では、泌尿器科疾患全般と皮膚疾患の診療を行ってい
ます。尿失禁や尿が出にくいなど、高齢者のおしっこのトラブル
は生活の質を低下させますので、病態についての丁寧な説明と
負担のかからない治療を心がけています。
また、基幹病院との連携を活用して、病気を早期に診断して
適切な治療を受けていただけるように努力しています。
■ 大津日赤との医療連携について
以前より前立腺癌の病診連携でお世話になっていました
が、泌尿器癌や皮膚腫瘍の切除依頼等、数多くの症例を
紹介させて頂いています。時間外に緊急を要する患者さんを
お願いすることも多々ありますが、常に万全な診療体制で快く
受け入れて頂き大変感謝しています。慢性疾患の逆紹介も、
開業医として大変助かっています。
住 所 大津市中央1丁目1-6
T E L 077-522-3940
診療科目 産婦人科、外科、内科
休 診 日 【産婦人科、外科】火曜日午後、木曜日午後、第2・4土曜日、日曜日、祝日
【内科】木曜日午後、土曜日、日曜日、祝日
住 所 大津市春日町2番1号 COCOLAS大津204
T E L 077-510-1015
診療科目 内科、循環器科
休 診 日 木曜日午後、土曜日午後、日曜日、祝日
住 所 大津市比叡辻2-7-10
T E L 077-579-8211
診療科目 泌尿器科、皮ふ科、外科
休 診 日 水曜日、土曜日午後、日曜日、祝日
住 所 大津市長等3丁目1-33
T E L 077-522-2298
診療科目 内科、胃腸科
休 診 日 火曜日午後、木曜日午後、土曜日午後、日曜日、祝日
青 地うえだクリニック たきもとクリニックこうなみクリニック桂 田 医 院
協力医療機関のご紹介
( 左 )[ 院 長 ]上 田 創 平 ・ ( 右 )[ 副 院 長 ]上 田 夏 貴 [ 院 長 ] 滝 本 善 仁[ 医 師 ] 神 波 照 夫[ 院 長 ] 桂 田 哲
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クリームチーズ 200g
グラニュー糖 70g
卵黄 1個
全卵 2個
生クリーム 115ml
薄力粉 5g
① ケーキ型薄くサラダ油を塗り、無造作にクッキングペーパーを引く。
② ボールにクリームチーズを入れ常温で1時間程おいておく。
③ 軟らかくなったらグラニュー糖を入れ、少し白くなるまで練る。
④ 卵黄を入れ混ぜる。その後溶いておいた全卵を3回くらいに分けて入れて混ぜる。
⑤ 生クリームを入れ、完全に混ざったらふるった薄力粉を入れてさっくり混ぜる。
⑥ 型に流し入れ220℃に予熱したオーブンで20~25分、しっかりと焼き色が付くまで焼く。
⑦ 粗熱が取れたら型ごと冷蔵庫で1日置く。
季 節 のレシピ
材料(ケーキ型18㎝) 作り方
バスクバスク風風チチーーズケズケーーキキ
栄 養 に つ い て
チーズケーキは原料にチーズや卵、乳製品を使うため他のケーキに比べて良質のたんぱく質が多めです。
〒520-8511 滋賀県大津市長等1丁目1-35TEL.077-522-4131FAX.077-525-8018https://www.otsu.jrc.or.jp
QRコードからホームページがご覧いただけます
スペインのバスク地方が発祥で、表面の焦げにより、香ばしい風味が感じられるチーズケーキです。一晩冷蔵庫に寝かせるとチーズの味が濃厚になり美味しく召し上がれます。
褐色に焼けた表面が特徴