Extraction of Design Principal Pattern Related to Kansei Value

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Copyright © 2020 ຊײձɜAll Rights Reserved. àºŠ×²Õ±àžˆ ࢜Vol.20 No.1 pp.69-74 Ê¢2021Ê£ doi: 10.5057/jjske.TJSKE-D-20-00017 ಛʮୈ 22 ճେձʯ J-STAGE Advance Published Date: 2020.11.27 69 1. Ί ÍŽ àŠ«à¶…ÍŽÎ›×²Î”àœÒŒÍ±ÉŒÍ³Í²Í·Ø» à°€Í³à¬†à»˜ÍŽÕƒÉŒÖŽØà§ºÍ³Í²Í·×²à°€Í³à¬†à»˜Í·à¥àœ ΕΔɜɌωοτγϣοϐϯάͷَ͎Α ΓɌσΟεϓϚΠ͎өग़ΕΔใͷΈͰΛߪೖΔ ελΠϧҰൠԜΕΔͱΒɌಛ͎ɌσβΠ Ï¯ßªàŽ™à²ˆØ»Í·Ò°Í±Í·à¥àœÎ›Î”Í± ߟΒΕΔɜεϙʔπγϡʔζͷઃܭաఔ͎Ɍػఀଆ ໘ͷධՁఆࢊඪͷରԠΒౌݕΕΔͱଟɌ à¡àŸ‰à²›Í³Í²Í·Î³Ï¡Ê”Î¶Í·à²›Í±ÉŒà©œà¬®Î›ÍŽØ¬ γϡʔζͷධՁͱͷରԠΒઃࢊܭΒΕΔɜ ҰɌγϡʔζͷσβΠϯ͎Ɍࢎ๏͎ΑΓ֎؍ͷ Ò¹Í³Í²Í·à€“Øà¶°Õà¬Œà°†Í°Î”ÉŒà¶°Õà¬°Í±Í³Î”ÏƒÎ²Î  Ï¯à¬®Î›à¢Šà¶ªÔœÎ”à€–à¹Î•Î’ÉŒà€“ØÍ±à¬°Ô  ÏƒÎ²Î Ï¯àœà«‰Î›à®šà¥šÎ”Í±à ”Í°Î”ÉœÏ¢Ê”Î²Ê”Í·×² ÍŽà«ŒÎ”ÏƒÎ²Î Ï¯à¢ŠÎ›ÎŠÍŽÉŒÒ¹Í±à¬°Ô à€”Î• Î”Ü—Í°Í·ÏƒÎ²Î Ï¯àœà«‰Í·à°†Ôœà¶žàœÍ°Î”Í±ßŸÎ’Î•Î”Éœ Õšà¥²àœ§à¥›Ø»Öà€¶Í·àšàž²ÍŽÎ‘Î“ÉŒÕšÍ·à°†ÔœÍŽ Ê‘Í³à€–à¹à¹ƒà ‚Î•Î”ÉœÉŒ3 ίϯτϥετ SURF ͎Αசग़Ε՚ಛͱҹͱͷରԠΛౌݕ ڀݚʊ1ÉŒ 2ʧɌ Ï„ÏšÏ¯Ï…àŒ§à¬ŒÎ›à°€ÍŽÏ‘ÎÎ¿Î³Ï£Ï¯Õš Λ à€¶ÍŽÎ‘Ú€ÝšÍ³Í²ÚÎ’Î•Î”ÊŠ3ʧɜ à€–à¹ÉŒÕšÍ³Í²Í·Î»ÎµÎ«ÍŽà¶‡à§—ÍŽßŽà©žÍ·ÕŒÎ› ɌϐΫηϧ୯ҐͷͳͲͷہॎఀͳಛͱͳΔ Í±à¬ŸÎŠÉŒÏƒÎ²Î Ï¯à¢ŠÍŽÔ àŒ»Õ„Í³ÏƒÎ²Î Ï¯àœà«‰Í· சग़ͱߟΒΕΔɜ·ɌՊʑͷڀݚάϧʔϓɌҹ ÍŽà¿ˆÎ”ÏƒÎ²Î Ï¯àœà«‰Î›Õ„à¢¹ÔœÎ”ÎŠÉŒÎµÏ™Ê”Ï€Î³Ï¡Ê”Î¶Í· ՚ͷಛΛܗঢ়ʢγϡʔζߎͳͲʣ৭ʢΔͷ àžÛ‰ ͳͲʣͷ 60 ͎Ɍড়نσβΠϯͷҹΛ àŒ§à¬ŒÎ”ÏžÏƒÏ§Î›ßà®™ÊŠ4Ê§Éœà€–à¹Û©à¬®à°€Í³ÏƒÎ² Î Ï¯àªƒÍŽÜ­Ô àŒ»Í°Î”àµšàŒ»Î›àŒ—Î”Ò°Í°ÉŒà²›Í·àª¬à°† á‹žÒ™à°€Í°Î”ÎŠÉŒÒ¹ÍŽà¿ˆÎ”Î©Ê”Í±Í³Î”ÏƒÎ²Î Ï¯àœà«‰Î› แͰͳՄΔɜͳΘɌࡍͷσβΠϯ à¡žÛ€Î›à°†Î”Í°ÉŒàš“Í·Í°Õ²à€Í°Î”ÏƒÎ²Î Ï¯àœà«‰Î›Õš Î’à²›Í±à®šà¥šÎ”Í±àŒ—àŒ»Í°Î”Í±ßŸÎ’Î•Î”Éœ à¬Ÿàž¡Õ²à©³Í·Ò°Í°Î”à€“à©³à¬ŸÝ©Í·à¹ƒÎ›Ñ¹ Î”à±·Ü­à°€à€–à¹Í°Î”ÉŒÏÎ»Ê”Ï¯Í·ÍŽÚ€Ýšà²› à°†Í·Î§Ï‚Î°ÏŠÊ”Î’Í·à²›Î›à®šà¥šÎ”à€–à¹Í±×†àŒ»Î• Î”ÉœÉŒØ¥Í·Ú€ÝšÍ°àŠ°Í³Í²Í·Î› Ý¶Î•ÉŒØ¥ÕšÍ·àžœÕ„Í±Í³Î”à²›Î›à®šà¥šÍ°Î”Í± ใࠂΕΔʊ5ÉŒ 6Ê§ÉœÎ‡Î“ÉŒà€“à©³ÍŽÎ‘Î”ÕšÑ¹ ÍŽÎ‘Î“ÉŒÏƒÎ²Î Ï¯àœà«‰Î›à²›Í±à®šà¥šÍ°ÉŒÏƒÎ² Î Ï¯ÍŽà¬°àŒ—àŒ»Í³ÝŸà²˜Î’Î•Î”Í±ßŸÎ’Î•Î”Éœ ͰɌຊڀݚͰɌΞϯάϧେͳͲΛ౷ Î³Ï¡Ê”Î¶Î§Ï¥Ê”ÕšÍ·ÏƒÊ”Î»Î·Î¿Ï„ÍŽà€“à©³Î›à°ŠàŒ»Î” ͱͰɌγϡʔζσβΠϯΛߏΔΔ৭ͷύλʔϯ ͷசग़Λఀͱɜ۩ମఀ͎Ɍγϡʔζ՚ͷ֎؍Β ಘΒΕΔҹΛఆԜΔΊɌʑͳεϙʔπγϡʔζͷ ÕšÍŽà¬°Î”Ò¹à¶°ÕÍ·ÎžÏ¯Î­Ê”Ï„à¯Î›ßŠÉœàš“ØŸÍ· ߎγϡʔζࠃͱւ֎͎ҟͳΔͱଟΊɌ ಉҰͷσβΠϯ͎ରΔҹͷ͎ҬΓΔ ͱΛߟɌຊ͎ՃɌεϙʔπγϡʔζͷࢢن Received: 2020.05.07 / Accepted: 2020.09.17 Ýªà®¶àžˆ ×²ÕÍŽà¿ˆÏƒÎ²Î Ï¯à€“Í·à®šà¥š Æ ÎµÏ™Ê”Ï€Î³Ï¡Ê”Î¶ÍŽà¬°Î”Ò¹à¶°ÕÍ·àž–Í°Í·àµºÎ’Í· ౌݕÆ њ්ɹޛɌஎވɹ ࢀوגձΞγοΫε Extraction of Design Principal Pattern Related to Kansei Value – Comparison of Impression Evaluation for Sports Shoes between Japanese and American – Satoru ABE and Takashi INOMATA ASICS Corporation, 6-2-1 Takatsukadai, Nishi-ku, Kobe, Hyogo 651-2271, Japan Abstract : The purpose of this study was to extract visual design elements related to Kansei value by applying principal component analysis (PCA) to color images. A questionnaire survey on impression evaluations for images of various sports shoes was conducted for Japanese and Americans. The shoe images used in the survey were converted to the CIE Lab color system, and by applying PCA to value based on each axis (i.e., the luminance axis, the red-green axis, and the yellow-blue axis), the components of the shoe design could be visualized by the patterns of brightness and color. As a result of factor analysis applied to the rating data, factors with similar interpretation were extracted, while principal patterns of shoe design related to the impression factor were different between regions. This method using PCA is considered to lead to the realization of design direction that matches the user’s characteristics. Keywords : Visual design, Principal component analysis, Impression

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Copyright © 2020 日本感性工孊䌚All Rights Reserved.

日本感性工孊䌚論文誌 Vol.20 No.1 pp.69-742021doi: 10.5057/jjske.TJSKE-D-20-00017

特集「第22回倧䌚」

J-STAGE Advance Published Date: 2020.11.27 69

1. は じ め に

消費者が商品に魅力を感じる芁因ずしお性胜などの機胜的な偎面に加え倖芳や䜿い心地などの感性的な偎面の重芁性が泚目されおいる近幎ネットショッピングの普及によりディスプレむに映し出される情報のみで商品を賌入するスタむルが䞀般化され぀぀あるこずから特に商品デザむンは賌買動機の䞀぀ずしおその重芁性を増しおきおいるず考えられるスポヌツシュヌズの蚭蚈過皋においお機胜的偎面の評䟡は定量指暙の察応関係から怜蚎されるこずが倚く材料特性などのシュヌズの特城量ず生䜓工孊を基にしたシュヌズの性胜評䟡ずの察応から蚭蚈指針が立おられる䞀方シュヌズのデザむンに぀いおは質問玙法により倖芳の印象などの䞻芳評䟡は枬定できるが評䟡察象ずなるデザむン自䜓を指暙化する手法は確立されおおらず䞻芳倀ず察応したデザむン芁玠を抜出するこずは困難であるナヌザヌの感性に蚎えるデザむン指針を瀺すためには印象倀ず察応が取れる圢でのデザむン芁玠の定量化が必芁であるず考えられる画像凊理技術や機械孊習の進歩により画像の定量化に぀いお様々な手法が報告されおいる䟋えば3点コントラストやSURFによっお抜出された画像特城量ず印象ずの察応を怜蚎した研究12やトレンド予枬を目的にファッション画像を深局孊習によっお分類した研究などが挙げられる3こうした手法は画像分類などのタスクには非垞に高粟床の結果を瀺すがピクセル単䜍の茝床差や募配などの局所的な特城量ずなるこずが倚いためデザむン指針に応甚可胜なデザむン芁玠の

抜出は難しいず考えられるたた我々の研究グルヌプは印象に関連するデザむン芁玠を可芖化するためスポヌツシュヌズの画像の特城量を圢状シュヌズ長さや高さなどや色明るさの平均や分散などの60項目に集玄し新芏デザむンの印象を予枬するモデルを構築した4こうした手法は具䜓的なデザむン蚭蚈に応甚できる汎甚性を有する䞀方で特城量の遞定が恣意的であるため印象に関連するキヌずなるデザむン芁玠を包含できおいない可胜性があるすなわち実際のデザむン䜜業を想定する䞊では人の目で解釈できるデザむン芁玠を画像から特城量ずしお抜出するこずが有甚であるず考えられる倚倉量解析の䞀぀である䞻成分分析は倚次元の情報を圧瞮する統蚈的手法であるがパタヌン認識の研究においおは特定のカテゎリヌからの特城を抜出する手法ずしお掻甚されおいる䟋えば顔認識の研究では照明や姿勢などの条件を制限すれば顔画像の識別が可胜ずなる特城を抜出できるこずが報告されおいる56぀たり䞻成分分析による画像圧瞮によりデザむン芁玠を特城量ずしお抜出でき補品デザむンに察しお有甚な知芋が埗られるず考えられるそこで本研究ではアングルや倧きさなどを統制したシュヌズカラヌ画像のデヌタセットに䞻成分分析を適甚するこずでシュヌズデザむンを構成する明るさや色のパタヌンの抜出を目的ずした具䜓的にはシュヌズ画像の倖芳から埗られる印象を定量化するため様々なスポヌツシュヌズの画像に察する印象評䟡のアンケヌト調査を行った人気の高いシュヌズは囜内ず海倖においお異なるこずが倚いため同䞀のデザむンに察する印象の抱き方に地域差がありうるこずを考慮し日本に加えスポヌツシュヌズの垂堎芏暡が

Received: 2020.05.07 / Accepted: 2020.09.17

原著論文

感性䟡倀に関連したデザむン䞻成分の抜出̶ スポヌツシュヌズに察する印象評䟡の日米での比范からの怜蚎 ̶

阿郚 悟猪股 貎志

株匏䌚瀟アシックス

Extraction of Design Principal Pattern Related to Kansei Value– Comparison of Impression Evaluation for Sports Shoes between Japanese and American –

Satoru ABE and Takashi INOMATA

ASICS Corporation, 6-2-1 Takatsukadai, Nishi-ku, Kobe, Hyogo 651-2271, Japan

Abstract : The purpose of this study was to extract visual design elements related to Kansei value by applying principal component analysis (PCA) to color images. A questionnaire survey on impression evaluations for images of various sports shoes was conducted for Japanese and Americans. The shoe images used in the survey were converted to the CIE Lab color system, and by applying PCA to value based on each axis (i.e., the luminance axis, the red-green axis, and the yellow-blue axis), the components of the shoe design could be visualized by the patterns of brightness and color. As a result of factor analysis applied to the rating data, factors with similar interpretation were extracted, while principal patterns of shoe design related to the impression factor were different between regions. This method using PCA is considered to lead to the realization of design direction that matches the user’s characteristics.

Keywords : Visual design, Principal component analysis, Impression

日本感性工孊䌚論文誌 Vol.20 No.1

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倧きいアメリカを調査察象囜ずした評定するシュヌズ画像は共通の画像を䜿甚し䞻成分分析による定量化の埌地域ごずに印象倀ずの察応関係のあるデザむン芁玠の抜出を行った

2. 方 法

2.1 アンケヌト察象者日本圚䜏の日本人ずアメリカ圚䜏のアメリカ人に察しおアンケヌト調査を行った察象者は週に1回以䞊ランニングをする習慣のある1060代の男女であり幎代ず性別が均等数になるように収集した有効回答人数は日本人が930名アメリカ人が1240名であった

2.2 シュヌズ画像印象評定甚の画像ずしお囜内倖ブランドから垂販されおいるランニングシュヌズの画像286枚を䜿甚した画像の遞定においおは初めに定量化が困難な質感やブランドむメヌゞの圱響を最小化するため盎近10幎皋床の間に発売されたシュヌズ画像3000枚以䞊を収集しその䞭からランダムに遞定を行うこずずしたこの際我々の研究グルヌプで定矩しおいるシュヌズの圢状や色などを衚す特城量60個を算出し4遞定された画像セットに色や圢状テクスチャの倧きな偏りがなくなるたでランダム遞定を繰り返したすべおの画像は倖偎面から撮圱された片足のシュヌズ画像ずした

2.3 質問玙シュヌズ画像から抱く印象を衚す評定項目を䜜成するため

4぀の芖点からシュヌズの印象を衚す単語を収集した1぀目は研究芖点の収集であり絵画や補品の印象評䟡に関する先行研究78を参考に䞀般的な評䟡に䜿甚される単語を抜出した䟋えば「奜き」や「新しい」など2぀目は顧客芖点で

あり垂民ランナヌを察象にシュヌズデザむンに関するグルヌプディスカッションを開催し評䟡に関する発蚀で䜿甚された単語を抜出した䟋えば「ファッション寄り」や「テンションが䞊がる」など3぀目はシュヌズの䜜り手偎の芖点でありシュヌズの開発者やデザむナヌにむンタビュヌを行いシュヌズ蚭蚈やデザむンの話題の際に甚いられる単語を抜出した䟋えば「速い」や「力匷い」など最埌は機胜的芖点であり我々の研究グルヌプがスポヌツシュヌズを蚭蚈する䞊で重芁ず考える機胜を衚す単語を抜出した䟋えば「安定」や「クッション」など以䞊4぀の芖点から集めた単語をもずに30項目の圢容詞察を䜜成し各圢容詞察に察しお7点尺床で回答を求める評定項目ずした䟋えば「奜き」の反察語の「嫌い」を察ずし1点を嫌い7点を奜き4点をどちらずも蚀えないずした衚1に30項目の圢容詞察ずアメリカでの調査で甚いるために英蚳した圢容詞察を瀺す

2.4 手続きアンケヌトは党おパヌ゜ナルコンピュヌタ䞊で行った被隓者の課題はディスプレむ䞊に映し出されるシュヌズ画像を芳察しその倖芳から抱く印象を30の評定項目に沿っお7件法で回答するこずであった画像の提瀺時間には制限を蚭けず回答が終わるたで画像を芳察するこずができた評定する画像は被隓者䞀人に぀き最倧で5枚であり286枚の画像からランダムに割り圓おられた

3. 結 果

3.1 印象評䟡各地域で収集した30項目の評定項目を甚いお因子分析を行った因子の抜出には最尀法を採甚しプロマックス回転を行った因子数は固有倀1以䞊の基準を蚭けお決定した

è¡š1 遞定した圢容詞察

日本語 英語

1 嫌い - 奜き Dislike - Like 2 ばらばらな - たずたった Scattered - Balanced 3 遅い ‐ 速い Slow - Fast 4 ファッション寄り - 競技寄り Fashionable - Competitive 5 ぀たらない - 面癜い Boring - Interesting 6 倪めな - 现めな Thick - Thin 7 颚通しが悪い -

颚通しが良い Bad ventilation -

Good ventilation

8 曲がらない - 曲がる Does not bend - Bend 9 地味な - 掟手な Plain - Flashy

10 装食的な - 機胜的な Decorative - Functional 11 安定感のない - 安定感のある Not stable - Stable 12 クッションが悪い -

クッションが良い Bad cushion -

Good cushion

13 肌觊りが悪い - 肌觊りが良い Rough to skin - Soft to skin 14 服ず合わせづらい -

服ず合わせやすい Hard to match with clothes -

Goes well with clothes

15 叀い - 新しい Old - New

日本語 英語

16 すぐ壊れる - 長持ちする Rips easily - Durable 17 萜ち着く - テンションが䞊がる Relaxing - Increases excitement 18 かわいくない - かわいい Not cute - Cute 19 滑る - 地面を぀かむ Slips - Grasp the ground 20 耇雑な - シンプルな Complex - Simple 21 重い - 軜い Heavy - Light 22 履き心地が悪い -

履き心地が良い Not comfortable -

Comfortable

23 硬い - 柔らかい Hard - Soft 24 足にフィットしない -

足にフィットする Do not fit nicely in feet -

Fit nicely in feet

25 賌入したくない - 賌入したい

Do not want to purchase - Want to purchase

26 女性的な - 男性的な Feminine - Manly 27 平面的な - 立䜓的な Flat - Solid 28 高䟡な - 安䟡な Expensive - Cheap 29 繊现な - 力匷い Delicate - Strong 30 滑る - 止たる Slips - Stop

感性䟡倀に関連したデザむン䞻成分の抜出

日本感性工孊䌚論文誌 Vol.20 No.1

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è¡š2 aは日本人を察象ずしたアンケヌトデヌタから埗られた因子パタヌンず因子間盞関を瀺す抜出された因子は5぀であった第1因子は「嫌い奜き」や「賌入したくない賌入したい」「かわいくないかわいい」などに察しお負荷量が高くシュヌズの党䜓的な評䟡を瀺す「䞀䜓感」に関する因子ずした第2因子は「履き心地が悪い履き心地良い」や「足にフィットしない足にフィットする」「硬い柔らかい」などに察しお負荷量が高くシュヌズの䜿甚感を瀺す「心地よさ感」に関する因子ずした第3因子は「繊现な力匷い」や「女性的な男性的な」「ファッション寄り競技寄り」などの負荷量が高くシュヌズの力動性を瀺す「頑匷感」に関する因子ずした第4因子は「地味な掟手な」や「萜ち着くテンションが䞊がる」「぀たらない面癜い」などの負荷量が高く倖芳の奇抜さを瀺す「新奇感」に関する因子ずした第5因子は「倪めな现めな」や「颚通しが悪い颚通しが良い」「遅い速い」などに負荷量が高く動きの印象を瀺す「スピヌド感」に関する因子ずしたたた各因子間には䞭皋床の盞関が芋られた衚2 bはアメリカ人を察象ずしたアンケヌトデヌタから埗られた因子パタヌンず因子間盞関を瀺す日本の結果ずの比范を容易にするため評定項目は察応する日本語の衚蚘ずした抜出された因子は4぀であった第1因子は「繊现な力匷い」や「平面的な立䜓的な」「女性的な男性的な」などに察しお負荷量が高く现郚は異なるものの日本人の結果の「頑匷感」に察応する因子ずした同様に各因子の負荷量の高い項目を考慮し第2因子は「新奇感」第3因子は「䞀䜓感」

第4因子は「履き心地感」に察応する因子ずした日本人の結果に芋られた「スピヌド感」因子は認められずそれらの評定項目は新奇感や履き心地感の因子に察しお負荷量が高かったたたすべおの因子間には匷い盞関が認められた

3.2 シュヌズ画像の定量化シュヌズ画像の定量化方法の抂芁を図1に瀺す画像のピクセルサむズは375×675でありRGB倀によっお定矩されおいた色に぀いおは人間の知芚ず察応するCIELab色空間を採甚しRGB倀をL*茝床軞a*赀緑軞b*黄青軞の倀に倉換した画玠の座暙に぀いおは1次元配列のベクトルずしお衚珟し 375×675ピクセルの画像パタヌンを253125次元のベクトルずしお定矩したシュヌズ画像は286

枚を甚いたため解析に䜿甚したデヌタは3぀の軞に察しお286行画像数×253125列画玠の座暙であった各デヌタに察しお䞻成分分析を適甚しお253125次元のベクトルの次元圧瞮を行い䞻成分埗点を算出した第1䞻成分の寄䞎率は茝床軞で21.5%赀緑軞で50.2%黄青軞で49.0%であり环積寄䞎率が80%を超えるのは茝床軞では第86䞻成分赀緑軞で第20䞻成分黄青軞で第21䞻成分であった図2に瀺すのは3぀の軞の各平均点を基にRGB倀に逆倉換しお䜜成した平均シュヌズ画像である足甲郚分を包むアッパヌ郚および地面に接するアりト゜ヌル郚ずそれらの間に䜍眮するミッド゜ヌル郚ずでは盞察的な茝床が異なり前者は䜎く埌者は高いずいう特城を有しおいるこの平均画像をベヌスに各軞の第1䞻成分から第5䞻成分たでの

è¡š2 印象評定の解析結果

a日本人デヌタ bアメリカ人デヌタ

評定項目 因子1䞀䜓感

因子2心地良さ感

因子3頑匷感

因子4新奇感

因子5スピヌド感

嫌い - 奜き 0.831 賌入したくない - 賌入したい 0.813 服ず合わせづらい - 服ず合わせやすい 0.789 かわいくない - かわいい 0.691 ばらばらな - たずたった 0.665 耇雑な - シンプルな 0.493 -0.312 履き心地が悪い - 履き心地が良い 0.836 足にフィットしない - 足にフィットする 0.820 硬い - 柔らかい 0.753 0.320 クッションが悪い - クッションが良い 0.653 重い - 軜い 0.613 0.432 肌觊りが悪い - 肌觊りが良い 0.565 安定感のない -安定感のある 0.525 すぐ壊れる - 長持ちする 0.339 0.308 繊现な - 力匷い 0.662 女性的な - 男性的な 0.640 ファッション寄り - 競技寄り 0.534 0.414 滑る - 止たる 0.496 高䟡な - 安䟡な 0.428 装食的な - 機胜的な 0.421 0.344 平面的な - 立䜓的な 0.397 0.357 滑る - 地面を぀かむ 0.310 0.329 地味な - 掟手な 0.786 萜ち着く - テンションがあがる 0.573 ぀たらない - 面癜い 0.526 叀い - 新しい 0.329 0.501 倪めな - 现めな 0.596 颚通しが悪い - 颚通しが良い 0.516 曲がらない - 曲がる 0.511 遅い - 速い 0.341

因子間盞関 因子1 因子2 因子3 因子4 因子5 因子1 1 因子2 0.686 1 因子3 0.480 0.635 1 因子4 0.493 0.616 0.433 1 因子5 0.521 0.560 0.296 0.320 1

評定項目 因子1頑匷感

因子2新奇感

因子3䞀䜓感

因子4心地良さ感

繊现な - 力匷い 0.855 平面的な - 立䜓的な 0.757 滑る - 止たる 0.706 女性的な - 男性的な 0.686 すぐ壊れる - 長持ちする 0.597 滑る - 地面を぀かむ 0.555 高䟡な - 安䟡な 0.461 クッションが悪い - クッションが良い 0.391 萜ち着く - テンションがあがる 0.389 0.388 安定感のない - 安定感のある 0.341 装食的な - 機胜的な 地味な - 掟手な 0.866 ぀たらない - 面癜い 0.819 颚通しが悪い - 颚通しが良い 0.681 遅い - 速い 0.646 曲がらない - 曲がる 0.575 0.338 倪めな - 现めな 0.485 0.305 ファッション寄り - 競技寄り 0.456 叀い - 新しい 0.452 賌入したくない - 賌入したい 0.789 かわいくない - かわいい 0.758 服ず合わせづらい - 服ず合わせやすい 0.755 嫌い - 奜き 0.755 ばらばらな - たずたった 0.340 0.522 耇雑な - シンプルな 0.303 0.349 重い - 軜い 0.876 硬い - 柔らかい 0.809 履き心地が悪い - 履き心地が良い 0.618 足にフィットしない - 足にフィットする 0.458 肌觊りが悪い - 肌觊りが良い 0.367

因子間盞関 因子1 因子2 因子3 因子4 因子1 1 因子2 0.746 1 因子3 0.715 0.757 1 因子4 0.741 0.754 0.766 1

因子パタヌンは0.300以䞊の負荷量のみを衚蚘した

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重み倀を操䜜した画像を図3に瀺す茝床軞赀緑軞黄青軞の各軞における高䜎は各䞻成分倀の最高埗点最䜎埗点を基に䜜成した画像である各䞻成分はシュヌズデザむンを構成する明るさや色のパタヌンの違いを瀺しおおり䟋えば第1䞻成分では各軞共に䞻にアッパヌ党䜓の明るさ色が倉化しおおりミッド゜ヌルやアりト゜ヌルの倉化は乏しい䞀方で第2䞻成分では䞻にミッド゜ヌルの明るさ色の倉化が倧きいこずが認められるさらにそれ以降の䞻成分ではアッパヌやミッド゜ヌルの内郚でのデザむンの違いが衚珟されおおり䟋えば赀緑軞の第3䞻成分ではアッパヌ郚の前埌の色分けや゜ヌル郚の䞊䞋の色分けなどが認められる加えお特に茝床軞で顕著である

がシュヌズの圢状の違いも衚珟されおおり䟋えば第3䞻成分においおはシュヌズの高さ方向の違いが認められ䞻成分埗点が䜎い画像の方が党䜓的にスリムな圢状になっおいるシュヌズ画像に䞻成分分析を適甚するこずでシュヌズデザむンを構成する芁玠の可芖化ず定量化が可胜ずなった

3.3 デザむン芁玠ず䞻芳評䟡倀ずの察応シュヌズ画像から抜出したデザむン芁玠ず印象倀ずの関係を明らかにするため各シュヌズの平均因子埗点を算出し因子ごずに䞊䜍25%を印象高矀䞋䜍25%を印象䜎矀ずしおシュヌズ画像を分類した次に印象高矀ず印象䜎矀の間で各䞻成分の平均倀に有意な差が認められるか t怜定を行い印象倀の高䜎に圱響する䞻成分を抜出した衚3にその䞀䟋である第1䞻成分から第5䞻成分たでの結果を瀺す有意氎準5%で差が認められた項目に「日」もしくは「米」が瀺されおおりそれぞれ日本人察象ずアメリカ人察象の結果を瀺すたた赀文字は䞻成分埗点の高い画像に青文字は䜎い埗点の画像に印象を匷く感じるこずを瀺す䟋えば赀緑軞の第4䞻成分のデザむン芁玠に぀いおは日本人の心

図2 平均シュヌズ画像

図3 シュヌズ画像のデザむン䞻成分

図1 デザむン画像の定量化方法の抂芁

感性䟡倀に関連したデザむン䞻成分の抜出

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地良さ感ずスピヌド感に察しお圱響を及がしおおりアッパヌ郚の配色に着目するず前足郚から埌足郚にかけお緑成分から赀成分に倉化しおいく芁玠を含む画像の方がその逆のパタヌンより印象を感じやすいずいうこずを瀺す

日本ずアメリカの䞡方の地域においお党おの印象に関連するデザむン芁玠を抜出するこずができたただし圱響を及がすデザむン芁玠は地域間で異なる傟向が認められた日本の堎合明るさの違いによるデザむン芁玠が印象の倚くに圱響しさらに同䞀䞻成分における真逆のデザむン芁玠が異なる印象に圱響を及がしうるこずが瀺された぀たり茝床軞の第1䞻成分はアッパヌ党䜓の明るさを瀺すず考えられるが黒の芁玠が匷い堎合には頑匷感に癜の芁玠が匷い堎合には新奇感ずスピヌド感により圱響をもたらすこずが瀺された䞀方アメリカの堎合黄青成分のデザむン芁玠が印象の倚くに圱響するが印象間に匷い盞関があるこずからも瀺されるように同䞀䞻成分においおは耇数の印象に同䞀傟向のデザむン芁玠が圱響を及がした぀たり黄青軞の第1䞻成分はアッパヌ党䜓の黄味もしくは青味の配色を瀺すず考えられるが䞀䜓感や心地よさ感頑匷感の党おに察しお青の芁玠が匷いアッパヌずの関連が瀺された以䞊特定の印象に関連を持぀デザむン芁玠の可芖化を行い日本ずアメリカにおける印象に関連したデザむン芁玠の違いが明らかずなった

4. 考 察

4.1 日本ずアメリカにおける印象評䟡の違いスポヌツシュヌズの印象評䟡に関しお本研究では地域差による印象の抱き方の違いを考慮し日本およびアメリカの調査デヌタを甚いお因子の抜出を行ったその結果因子を構成する評定項目は比范的類䌌した項目ずなり䞀般的な評䟡を反映する「䞀䜓感」因子や芋た目の奇抜さを衚す「新奇感」因子などほが共通の解釈ができる4぀の因子が認められた色パッチ9や幟䜕孊図圢10など単玔な図圢の印象に぀いおSD法により囜際比范を行った調査から抱く印象には地域間で類䌌性が認められるこずが瀺されおおり本実隓の結果はこうした知芋ずも䞀臎する䞀方で地域間における盞違点も明らかずなり抜出された因子数や因子間の盞関の匷さに違いが認められた特に興味深い点ずしおアメリカでは印象党䜓に察しお特定のデザむン芁玠が圱響を及がすのに

察し日本では印象によっおは真逆のデザむン芁玠ずの関連が認められたこずである地域間の盞違が生じる原因に぀いおはさらなる怜蚎が必芁であるがこうした知芋は地域性を考慮したデザむンを蚭蚈する際に非垞に有益であるず考えられる

4.2 䞻成分分析を甚いたカラヌ画像の定量化本研究ではシュヌズのカラヌ画像をLab衚色系に倉換し各軞に察しお䞻成分分析を適甚するこずでデザむン芁玠を明るさや色のたずたりのパタヌンによっお可芖化できるこずを瀺した珟圚垂販されおいるシュヌズ写真ず比范した堎合においおもアッパヌの配色やミッド゜ヌルの色分けの仕方などのデザむンの特城を十分に衚珟できおいるず蚀える䞀方で人の目で理解できる特城を衚珟できるのは寄䞎率の倧きな䞻成分のみでそれ以降の䞻成分になるず分散が小さくなり倉化が乏しくなる本実隓においおも説明率が80%

を超える䞻成分たで拡匵した堎合印象高矀ず印象䜎矀の間で差が認められるデザむン芁玠の数は倍近くたで増えるが寄䞎率の小さな䞻成分の重みを操䜜した逆倉換画像では明るさや色のたずたりの芏則性が刀断できなかったさらに各䞻成分による画像の説明率は非垞に䜎く第2䞻成分以降は数%たで䞋がるため特定の䞻成分のみを取り出した画像は元画像の特城を十分に反映しおいるずは蚀えない぀たり印象倀の察応においおは元画像が持぀现かなデザむン芁玠が取り陀かれ明暗差や色のコントラストずいった倧局的なデザむン特城ずの察応を怜蚎しおいるこずになるそれにもかかわらず䞻成分のいく぀かにおいお印象高矀ず䜎矀の間に有意な差が認められるこずは非垞に興味深い人が芖芚的なデザむンに抱く印象はデザむンの緻密性に加え察象の単玔化された特城にも少なからず圱響があるこずが瀺唆され感性䟡倀からデザむンの倧きな方向性を決定する䞊で䞻成分分析による画像解析が有効であるず考えられる

4.3 今埌の課題本研究のアンケヌト調査では日垞的にランニングを行う人を調査察象ずしたがこうしたランニングの習慣や䟡倀芳は印象の抱き方の違いをもたらす可胜性がある䟋えば車などの商品に察しおデザむンの印象評定を行った研究では色や圢の印象は商品の䟡倀芳によっお倉わるこずが瀺されおいる11こうした知芋はランニング習慣の有無によっお

è¡š3 印象ずデザむン䞻成分ずの察応

茝床軞(L*) èµ€-緑軞(a*) 黄-青(b*)

䞀䜓感

心地良さ感

頑匷感

新奇感

スピヌド感

䞀䜓感

心地良さ感

頑匷感

新奇感

スピヌド感

䞀䜓感

心地良さ感

頑匷感

新奇感

スピヌド感

第1䞻成分 ç±³ 日, ç±³ 日 日 日 日 ç±³ ç±³ ç±³ 日

第2䞻成分 日 ç±³ ç±³ ç±³ ç±³

第3䞻成分 日, ç±³ ç±³ 日 日 日 ç±³ ç±³ 日

第4䞻成分 日 日 日

第5䞻成分 日 日 日 ç±³ 日

日本感性工孊䌚論文誌 Vol.20 No.1

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印象に関連した色や圢のデザむン芁玠が異なる可胜性を瀺唆するしかし䞀方で色の䞀般的な印象効果を瀺す研究も報告されおおり䟋えば「匷さ」などを含む力動性因子ず明床には負の盞関があるこずが倚くの研究で瀺されおいる912本研究においおも頑匷感をより感じるのは茝床軞の第䞀䞻成分が高い画像぀たりアッパヌ郚の明床が䜎いシュヌズ画像でありこうした傟向は地域間においおは共通の効果であった以䞊から本研究で埗られた結果がどの皋床䞀般化できるかを明らかにするためにもアンケヌト察象者を統制したさらなる調査を行うこずが必芁であるず考えられるたた本調査ではデザむン芁玠の定量化を行う䞊でディスプレむ䞊に提瀺したシュヌズ画像を甚いたこうした状況はネットショッピングなどで商品を賌入する堎面ずは類䌌するが実物の商品が持぀光沢や透明感などの質感を完党に衚珟できおいるずは蚀えない本調査では様々な質感を持぀倧量のシュヌズ画像から評定に甚いる画像セットを䜜成するこずでこうした芁因の圱響を最小化し印象に関連するデザむン芁玠を明るさず色によるパタヌンずしお抜出した䞀方で質感そのものや色ずの盞互䜜甚が印象に倧きな圱響を及がすこずも十分に考えられ店舗での販売を想定したデザむン䜜業ぞず拡匵するためにも質感を考慮したデザむンの定量化手法が今埌の課題ず蚀える

5. た ず め

本研究の目的はカラヌのシュヌズ画像に䞻成分分析を適甚し印象に関連したデザむン芁玠を抜出するこずであったそこで様々なスポヌツシュヌズ写真を甚いお印象を評䟡するアンケヌト調査を日本およびアメリカで行い印象倀の定量化を行ったアンケヌト調査で䜿甚したシュヌズ画像はLab衚色系に倉換し茝床軞赀緑軞黄青軞の軞ごずに䞻成分分析を適甚するこずでシュヌズデザむンの構成芁玠を明るさず色のパタヌンによっお衚珟するこずができたたた印象倀の高䜎ずの察応関係から重芁ずなるデザむン芁玠の掚定を行い日本ずアメリカにおける違いを明らかにした補品デザむンに察しお抱く印象には個人差がありか぀その印象の因子ずなるデザむン芁玠を特定するこずは通垞困難であるそのため補品デザむンの評䟡は皮々雑倚なフィヌドバックずなりやすく実際のデザむン䜜業はデザむナヌの経隓やスキルに倧きく䟝存しおいるのが珟状である本研究で瀺したような印象ず関連したデザむン芁玠を可芖化できる手法の開発はナヌザヌの感性に蚎えるデザむンの持続的な実珟においお有甚であるず考えられる

参 考 文 献

1 倚田昌裕加藀俊䞀SVMを甚いた芖芚的印象の分析・孊習ず画像自動分類ぞの応甚電子情報通信孊䌚技術研究報告104573pp.45-502004

2 䞹矜志門青山祥貎数藀恭子谷口行信加藀俊䞀商品写真から受ける印象ず画像特城の関係のモデル化情報凊理孊䌚研究報告2013-HCI-15224pp.1-42013

3 Al-Halah, Z., Stiefelhagen, R., and Grauman, K.: Fashion

forward: Forecasting visual style in fashion. Proceedings of

the International Conference on Computer Vision, 2017.

4 猪股貎志阿郚悟入江瑞穂寺厎志織垂川将谷口憲圊スポヌツシュヌズ向け感性デザむン支揎システム開発のための基瀎研究第21回日本感性工孊䌚倧䌚2019

5 Turk, M., and Pentland, A.: Eigenfaces for recognition.

Journal of Cognitive Neuroscience, 3(1), pp.71-86, 1991.

6 Hancock, P. J. B., Burton, A. M., and Bruce, V.: Face pro-

cessing: Human perception and principal components

analysis. Memory and Cognition, 24(1), pp.26-40, 1996.

7 長朔容江原口雅浩絵画印象の研究における圢容詞察尺床構成の怜蚎久留米倧孊心理孊研究12pp.81-902013

8 宮川博恵パッケヌゞの印象評䟡に䞎える配色の圱響安田女子倧孊玀芁41pp.343-3522013

9 Gao, X., Xin, J., Sato, T., Hansuebsai, A., Scalzo, M.,

Kajiwara, K., Guan, S., Valldeperas, J., Lis, M., and Billger,

M.: Analysis of cross-cultural color emotion. Color

Research and Application, 32(3), pp.223-229, 2007.

10 倧山正奥山掋子纓坂英子鎌田晶子圢の象城性の文化間における普遍性ず差異日台韓米豪䌊独セルビア間比范日本心理孊䌚第66回倧䌚論文集p.6352002

11 猪股健倪郎藀井豪橋本翔片平建史長田兞子浅野隆河厎圭吟荷方邊倫自動車倖芳デザむンに察する印象ず遞奜の関係性に基づく個人の類型化日本感性工孊䌚論文誌

192pp.223-233202012 倧山正色・圢・運動・語音ず感性心理孊評論544

pp.456-4722011

阿郚 悟正䌚員

2008幎3月千葉倧孊倧孊院人文瀟䌚孊研究科修了専門は芖芚心理孊2011幎株匏䌚瀟アシックスに入瀟し珟圚スポヌツ工孊研究所に所属心理孊や感性工孊人工知胜の知芋を掻甚しランニングシュヌズの蚭蚈に

関する研究に埓事人工知胜孊䌚日本基瀎心理孊䌚などの䌚員

猪股 貎志正䌚員

2009幎3月新期倧孊倧孊院自然科孊研究科修了同幎4月株匏䌚瀟アシックスぞ入瀟スポヌツ工孊研究所においおシュヌズの構造蚭蚈やバむオメカニクスに基づいた機胜評䟡手法の確立に埓事近幎はデヌタサむ゚ンス

に基づくシュヌズのデザむン研究やデゞタル技術を掻甚したランニングサヌビスに関する研究に埓事囜際バむオメカニクス孊䌚システム制埡情報孊䌚などの䌚員