大阪府コア・サイエンス・ティーチャー - Osaka...
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大阪府コア・サイエンス・ティーチャー (CST)養成プログラム
大阪教育大学・大阪府教育委員会
説明担当 大阪教育大学 科学教育センター
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理数系教員(コア・サイエンス ・ティーチャー )養成拠点構築事業
● 小・中学校教員の理数教育における指導力向上を目的に、大学と教育委員会が連携して、地域の理数教育において、中核的な役割を担う教員を養成するものです。
● 事業実施は、大阪教育大学+大阪府教育委員会
● (独)科学技術振興機構 理数学習支援部(JST)が公募し、大阪府のプログラムは平成23~26年度の4年間に渡って資金支援が行われた。
● JST支援終了後は、大阪府の独自事業として継続中
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• プログラムの目的は、 教科指導力・知識の向上 授業実践力の向上 校内研修等の企画力の向上
• 講義、実験実習、現場実習等からなる • 大学の授業日を除き、原則2年間 • 受講対象:学部2回生以上、中学理科免許取得予定者 • 受講料は無料。(交通費や野外実習での宿泊費は必要) • レポート、試験(筆答、実地、口頭など)により評価します • 必修講座を修了し認定基準を満たせば、CST‐G1に認定されます
• 大阪府で教員として採用されるとCSTとして研修活動などを担うことが期待されます
CST-G1養成(学生向け)プログラム
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大阪教育大学の位置
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授業の種類と受講時間
必修科目(5講座)
選択必修科目(1講座)
CST理科教育法 2.5日 CST実験観察指導法 8日 CST教材開発(教材開発論) 1.5日 CSTインターンシップ 10日 野外体験実習 3日
CST 「理科」研修 3.5日
(1日の目安は6時間)
25日
修了に必要な受講日数 計 28.5日
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必修科目 内容
CST理科教育法 小中学校の理科教育の課題や指導法の解説、理科教員として共通の課題発見や課題解決方法を体験する。現職の小中学校教員から,理科指導の要点を実践的に学ぶ。
CST実験観察指導法 小中学校理科で扱う理科実験の実践的な指導方法について,安全面や実践的注意点を含めて学ぶ。また,それらの授業内容と現代科学の関連について理解する。
CST教材開発 ICT教材について学ぶとともに,自ら教材を企画し、披露する。
CSTインターンシップ 優れた理科教員のいる小中学校の教育現場で、実践的な指導力を身に付ける。
CST野外体験実習 生物と地学分野を中心に野外における理科指導法について事前学習と実地研修から学ぶ。
選択必修科目 内容
CST「理科」研修 大阪府下で行われている研究発表会や研究授業、研修会への参加を通して、実践的な理科の指導方法を学ぶ。受講後には、参加レポートを提出する。 7
授業の様子 CST実験観察指導法
CST野外体験実習
左:太陽の観察 右:顕微鏡観察
いえしまでの磯観察
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受講者アンケート H25受講者アンケートより抜粋 Q1:各授業は各観点で有効だったか?
8人(42%)
10人(53%)
1人(5%)
Q2:受講したことを今後の教育活動に生かせますか?
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大学名 学部・研究科 登録人数
大阪教育大学 教員養成・教養学科
小学校教員養成5年課程 98名
大阪大学 理学部・理学研究科 11名
大阪府立大学 理学部・理学研究科 3名
大阪市立大学 理学部・工学部 12名
神戸大学 理学部・発達科学部 3名
京都大学 理学研究科 1名
関西大学 システム理工学部・環境都市工学部
・化学生命工学部 13名
近畿大学 理工学部・農学部 12名
立命館大学 生命科学部 1名
平成23~26年度 受講登録者 計154名
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受講者の修了状況 CST-G1認定者、37名 CST-G2認定者、69名
H27.3.31@大阪府教育センター
H24年度、6名(大教大:3名、阪大2名、関大1名) H25年度、16名(大教大:14名、阪大1名、府大1名) H26年度、15名(大教大:13名、関大1名、神大1名)
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大阪府CST事業参加27市町村
大阪市教育委員会 堺市教育委員会 高槻市教育委員会 東大阪市教育委員会 豊中市教育委員会 吹田市教育委員会 茨木市教育委員会 枚方市立教育委員会 大東市教育委員会 八尾市立教育委員会 和泉市教育委員会 箕面市教育委員会 池田市教育委員会 寝屋川市教育委員会 四條畷市教育委員会 柏原市教育委員会 太子町教育委員会 守口市教育委員会 門真市教育委員会 松原市教育委員会 羽曳野市教育委員会
大阪狭山市教育委員会 千早赤坂村教育委員会 岸和田市教育委員会 貝塚市教育委員会 熊取町市教育委員会 泉大津市教育委員会 12
このプログラムに参加するとどういう メリットがあるのか?
通常の免許に関する授業だけでは身に付きにくい、小・中学校理科教員としての実践力や指導力を向上させることができます。
通常の授業にはない、自由研究の指導法や、サイエンスコミュニケーション、校内研修に関する授業があり、教員採用後に役立つ授業があります。
同じ教員志望者と仲間に成ることや情報交換ができ、教員への刺激を受けることが出来ます。
多様な年齢の優れた小学校、中学校、大学の現職理科教員と知り合いになり、彼らの指導や意見を得ることができます。
プログラム修了者(見込み含む)は、H26年度大阪府教員採用試験より設けられた「理科教育推進の選考」という受験枠での受験資格が得られます。 ・・・ 一次筆答試験(一般教養)免除
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注意点 • 本プログラムは、教員免許取得に関わる科目(授業)とは、異なります。本プログラムは、免許法外のプログラムです。
• H26年度より大阪府教員採用試験において「理科教
育推進の選考」という受験枠が新設され、本プログラム修了者に受験資格が与えられましたが、現時点において、大阪府内の他自治体(大阪市や堺市など)の採用試験に関する特典はありません。
• 今年度(H27)で、CST-G1プログラムの募集は区切り
となります。必修授業の受講チャンスは一回だけなので、授業スケジュールを確認の上、受講して下さい。
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プログラムへの参加方法 • メールで大阪教育大学・科学教育センター([email protected])まで申し込み
• 記入項目: ①氏名、②大学名、専攻等、学年(最終学年
の場合は進学予定も明記)、③大学の学籍番号、④携帯電話番号、日常的に使用するPCメールアドレス、
⑤郵便番号と住所 • メール表題に「CSTプログラム参加希望」と明記 • 受講希望メール受信後、数日中に確認メールを送ります • 27年度申込み期限:12月27日(日) • 希望者多数の場合は、修了見込みの高い上級生を優先 • 申込み締切後に受講者を決定して、年始に改めて連絡します 15
20151128CST説明会 資料
CST-G1養成プログラム H27年度受講開始 授業日程(20151127版)
日程はやむなく変更することもあります 1コマは0.5日分と換算 AM:9時30分-12時30分 PM:13時30分-16時30分
受講日2016/2/18PM天王寺
教室 天王寺西館第1実験室
担当者 任田 畦 石川 保高 廣瀬
受講日
教室 A-211 A-111 A-211 A-211 A-111 A-110 C2-202 A-110 A-110 A-110 A-110 A-110
担当者鈴木
(物理)中田
(物理)片桐
(化学)任田
(化学)生田
(生物)鵜澤
(生物)広谷
(地学)福江
(地学)越桐
(物理)深澤
(物理)神鳥
(化学)安積
(化学)松本
(地学)吉本
(地学)川村
(生物)岡崎
(生物)
受講日2016/3/25AM 天王寺
教室 西館3F第1実験室
担当者 垣本 川上/任田 川上・任田
受講日
担当者
受講日
行先
集合場所
担当者
受講日2016/2月13-17時
2016/2月13-17時
2016/2/23PM
2016/2/29PM
2016/3/24PM
2016/7月13-17時
2016/7月13-17時
2016/8月PM
2016/9月PM
2016/9月PM
2017/2月13-17時
2017/2月13-17時
2017/2月PM
2017/2月PM
2017/3月PM
場所府教育セン
ター府教育セン
ター大阪府
教育センター大阪府
教育センター大阪府
教育センター府教育セン
ター府教育セン
ター府教育セン
ター府教育セン
ター府教育セン
ター府教育セン
ター府教育セン
ター府教育セン
ター府教育セン
ター府教育セン
ター
内容理科研修企
画演習
サイエンスコミュニケーション演習
課題研究発表会
模擬CST研修
授業プラン発表会
理科研修企画演習
サイエンスコミュニケーション演習
課題研究発表会
模擬CST研修の受講
授業プラン発表会
理科研修企画演習
サイエンスコミュニケーション演習
課題研究発表会
模擬CST研修
授業プラン発表会
注1)赤字は調整中
1【必修】 CST理科教育法
受講日数:2.5日
2016/2/19AM・PM天王寺
2016/2/20AM・PM天王寺
天王寺西館第1講義室
天王寺西館第1実験室
2【必修】 CST実験観察指導法
受講日数:8日
2016/3/1AM・PM天王寺
2016/3/2AM・PM天王寺
2016/3/3AM・PM柏原
2016/3/7AM・PM柏原
2016/3/8AM・PM柏原
2016/3/9AM・PM柏原
2016/3/10AM・PM柏原
西館3F第1実験室 西館3F第1実験室
2016/3/4AM・PM柏原
3
【必修】 CST教材開発(教材開発論)
受講日数:1.5日
2016/3/14AM・PM柏原
A-111
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【必修】 CSTインターンシップ受講日数:10日程度
※各自が学校現場で実習
受講受付は4月に実施、実習日程は受講生毎に個別で、実習校と調整概ね、2学期中(9~11月)の実施になることが多い
5
【必修】 CST野外体験実習受講日数:3日※要宿泊費
2016/4/20・21(水・木:18-21時), 4/23-24(土・日:1泊2日)事前講習6h+1泊2日(受講日数:3日分)
加太&白浜
天王寺キャンパス
出野・廣木
第68回大阪市中学校生徒理科研究発表会
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【選択必修】CST「理科」研修計3.5日 参加
(半日の企画は0.5日で換算)
2016/8月前半2016/8月後半
事前学習:3h,模擬授業実施:6h2016/9月中旬
AM・PM
大阪市立自然史博物館 西館3F第2実験室大阪市立咲くやこの花中
学校
教員のための博物館の日模擬授業担当:秋吉
参加できない場合は、 一般の同様の企画に自主参加して代替すること(3日分)
今回の 開講のみ
20151128CST説明会 資料
授 業 名 内 容(シラバス概要)必要な
受講日数授 業 名
必要な受講日数
内 容(シラバス概要)
CST教材研究(指導
論)
小学校理科で扱う理科実験の実践的な指導方法につ
いて,安全面や実践的注意点を含めて学ぶ。4日 CST理科教育法 2.5日
現在の小中学校の理科教育における課題や指導法の解説、および、理科教員として共通の課題の発見や,共同しながらの課題解決方法を体験する。現職の小中学校教員から,それぞれの教育現場での理科指導の要点について実践的に学ぶ。
CST理科教育法Ⅰ
(理科内容論)小・中学校の理科カリキュラム体系を学ぶとともに,それらの授業内容と現代科学の関連について理解する。
5日 CST実験観察指導法 8日小中学校理科で扱う理科実験の実践的な指導方法について,安全面や実践的注意点を含めて学ぶとともに,それらの授業内容と現代科学の関連について理解する。
CST理科教育法Ⅱ教員として共通の課題の発見や,共同しながらの課題解決方法を体験する。現職の小中学校教員から,それぞれの教育現場での理科指導の要点について実践的に学ぶ。
1.5日 CST教材開発 1.5日最新のICT教材について学ぶとともに,科学の先端的トピックスを学び,
自ら教材を企画し、実際に作成し、披露する。
CST教材開発最新のICT教材について学ぶとともに,科学の先端的
トピックスを学び,自ら教材を企画する。1.5日 CSTインターンシップ 10日
優れた理科教員が勤務する小・中学校等の教育現場でインターン
シップを行い,授業準備や理科室の管理などを含めた実践的な指
導力を身に付ける。
模擬授業模擬授業を実施し,教員および参加学生からの評価
を受け,CSTとしての授業力向上を図る。1.5日 CST野外体験実習 3日
生物分野と地学分野を中心に野外における理科指導法について学ぶ。CSTプログラム外の野外実習プログラムへの参加でも、当該日数を満たし、レポートを提出することで修了単位として認定する。
CST教育実習Ⅱ
優れた理科教員が勤務する小・中学校等の教育現場
でインターンシップを行い,授業準備や理科室の管
理などを含めた実践的な指導力を身に付ける。
10日
野外体験実習様々な時期と場所での野外における理科指導法につ
いて学ぶ。5日
CST教育実習Ⅰ大阪府内で行われている研究授業や研究発表会への参加を通して,実践的な理科の指導方法を学ぶ。
2.5日修了に必要な
受講日数28.5日
小中学校「理科」研
修
科学館や博物館を利用した小・中学校理科教育の方
法について学ぶ
講義(1日)+現場実習(3
日)
理科研修企画演習ニーズに応じた理科研修の企画,運営方法について
学ぶ。0.5日
サイエンスコミュニ
ケーション演習
理科教育に関連する現代的な話題を取り上げなが
ら,CSTとして必要なサイエンスコミュニケーション
能力を高めるための演習を行う。
0.5日
必修 28.5日
選択 7.5日
選
択
科
目
表1.H23-26年度受講生向け CST-G1プログラムの授業内容 表2.H27年度新規受講生向け CST-G1プログラムの授業内容
必
修
科
目
必
修
科
目
選
択
必
修
CST「理科」研修 3.5日旧プログラムの模擬授業および選択科目(CST教育実習Ⅰ,小中学校「理科」研修),理科研修企画演習,サイエンスコミュニケーション)を一括りにし、その中から2.5日以上の受講を必修とする
20151128CST説明会 資料
H27(1年目) H28(2年目)
4月 CSTインターンシップ(受付)
CST野外体験実習(加太・白浜)
5月
6月 CSTインターンシップ(挨拶)
7月
「理科」研修(研修企画・サイエンスコミュニケーション)
8月 「理科」研修(自然史博物館)
「理科」研修(教育センター行事)
9月 「理科」研修(教育センター行事)
CSTインターンシップ(個人)
10月
11月
「理科」研修(授業見学)
新規受講者募集説明会
12月
受講希望受付締切
1月 受講者決定
「理科」研修(授業見学)
2月 「理科」研修(教育センター行事)「理科」研修(研修企画・サイエン
スコミュニケーション)
入校式 CSTインターンシップ(個人)
CST理科教育法
3月 CST実験観察指導法 「理科」研修(教育センター行事)
CST教材開発 「理科」研修(教育センター行事)
「理科」研修(教育センター行事) 修了式
表3.H27年度募集CST-G1受講生用授業スケジュール