受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10....

20
受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング 抗体作製 HDL機能測定 タンパク質生産 菌株カスタムソリューションズ オプティカルゲノムマッピング解析 細胞品質試験 NGS解析・細菌ゲノム解析 ペプチド合成・化合物調達 シングルセル単離・解析 抗体・ タンパク 作製 微生物培養・ 単一細胞  解析  遺伝子 解析

Transcript of 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10....

Page 1: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

受託サービスパンフレット2019 2020

vol.1

遺伝子発現解析

デジタル空間プロファイリング

抗体作製

HDL機能測定

タンパク質生産

菌株カスタムソリューションズ

オプティカルゲノムマッピング解析 細胞品質試験

NGS解析・細菌ゲノム解析 ペプチド合成・化合物調達シングルセル単離・解析

 抗体・タンパク作製

微生物培養・単一細胞 解析 

遺伝子解析

Page 2: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

nCounter®について

 米国NanoString社のnCounter®によるマルチプレックス遺伝子発現解析を行います。従来手法と異なり、逆転写・PCR増幅など各種の酵素反応を行わない※ため、FFPE組織由来の核酸など断片化が予想されるサンプルの解析にも有効です。

 プレデザインパネルには、主にヒトやマウスに対して、がん・免疫・神経系・代謝・各種パスウェイなどに関連するターゲットを網羅したものがあります。植物などその他の生物種やターゲットに関しては、カスタムパネルの作製が可能です。またmiRNA発現解析にも対応可能です。※ miRNA発現解析などでは、前処理に酵素反応を含みます。

 蛍光分子バーコードを持ったそれぞれのプローブは、標的分子1分子に対応しています。 プローブは標的核酸に直接ハイブリダイズし、プローブの持つカラーコードの配列パターンの数を読み取ることで、標的核酸の発現量を数値化します。

 約800遺伝子までの発現解析データを取得します。データ解析は、NanoString社が提供する無償解析ソフトnSolver™により、容易に行うことが可能です。

データ解析例(PathView解析)データ解析ソフト(nSolver™)を使用して行います。

nCounter® SPRINT Profiler

分⼦バーコードを⽤いて核酸をデジタル定量

グループ間の発現量の変化を簡単⽐較

800Targets最大800の標的を解析

NoRT/PCR酵素反応フリーの測定

FFPE病理切⽚でも⾼い再現性

over

2000Published2000本超の論⽂実績

遺伝子発現解析

2 [email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 3: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

受け⼊れサンプル※

※ 事前に打ち合わせが必要です。※ 基準に満たない場合でもお気軽にご相談ください。

項 目 内 容形態 Total RNA ・スピンカラム等を利用した市販のキットで抽出ください濃度、容量 ≧10 ng/μL(FFPE組織由来:≧30 ng/μL)、20 μL以上A260/A280 1.7 − 2.3A260/A230 1.8 − 2.3RNA分解度 200nt⻑以上のRNA の割合が全体の50%以上であることを推奨溶出バッファー Nuclease-free water

※ 12検体での参考価格となります。コントロールサンプルを含める場合もあります。※ トライアル価格もご用意しております。お問い合わせください。

参考価格・納期項 目 価格(税抜) 納 期

パネル 最新の試薬・消耗品価格表をご参照くださいカートリッジ SPRINT Cartridge : ¥ 60,500 約1ヶ⽉

(既製パネル製品の調達:約3週間、 測定:約1週間)作業費※

mRNA発現パネル使用時 : ¥300,000マイクロRNA発現パネル使用時 ¥350,000

基本メニュー項 目 内 容

パネルの選択プレデザインパネル、カスタムパネルの指定・mRNA発現解析・マイクロRNA発現解析 に対応したパネルにて解析

サンプルQC nCounter測定の前に、分光光度計およびFragment Analyzer™による電気泳動にてサンプルのQC実施

nCounter解析 nCounter® SPRINT Profilerを用いた測定データQC 付属解析ソフトnSolver™にて、データQC実施納品 生データ(RCCファイル)をCD-R等で送付

オプションメニュー

※ 使用するパネルにより可能な解析が異なります。内容についてはお問い合わせください。

項 目 内 容

有償データ解析 NanoString社におけるデータ解析例 : 360シリーズパネル※では、Signature解析などが可能

参考価格(税抜) ¥77,000/ 検体(RCCファイル)※360シリーズパネルの場合

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 4: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

 米国NanoString社が開発したデジタルスペイシャルプロファイラー(GeoMx™ Digital Spatial Profiler)を用いたマルチプレックス発現解析技術評価のための受託解析サービスです。 従来、バイオマーカー研究の多くは、主に破砕したサンプルを用いて行われていました。また、組織免疫学的な手法では、プレックス性やスループットに課題がありました。NanoString社のGeoMx™ DSPでは、検体中の位置情報とターゲットの発現量を紐付けた解析が可能です。

❶ FFPE組織スライドの準備▪4~6μm厚の切片をご用意ください。▪1検体につき、複数枚(〜5枚)の連続切片をお奨めします。

❷ ROI (Region Of Interest)の選定および抗体パネルの選択▪お手持ちのH&E染⾊画像が使用可能です。▪ 複数枚のスライドをご用意いただければ、H&E染⾊を別途行うことも可能です。

NanoStringタグ抗体と同時に、morphology marker(最⼤4⾊)による蛍光染⾊を行います。▪抗体パネルおよびmorphology marker用の抗体のリストについてはお問合せください。

Human IO Panel Mouse IO Panel Human Neuro Panel※上記既製パネルに、任意の抗体の追加も可能です(有償)。詳細はお問い合わせください。

❸ スライドの発送▪①でご用意いただいたFFPE組織スライドを、米国NanoString社へお送りください(送料のご負担をお願いします)。

❹ GeoMx™による解析▪解析に先⽴ち、プロジェクトの概要やROIの確認のため打ち合わせを行います。

❺ 解析データの納品・レポートの報告▪解析後、解析データを納品します。▪またNanoString社の技術者より、解析結果を報告します(Web会議など)。

GeoMx™ Digital Spatial Profiler

受託サービスの流れ

基本メニュー 仕様ターゲットタンパク数※ 40-80 plex

ターゲットRNA数※ >80 plex

選択可能エリア数 24ヵ所/スライド

最少ご注⽂スライド数 5枚〜

価格 お問合せください

納期 6〜12週間※タンパク質とRNAを1枚のスライドで同時にご依頼頂くことはできません。

17.140.1

9.5

SLIDELABEL

For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures 13

NanoString® nCounter® Digital Spatial Profiling

8.5. Heat map [optional]

8.6. DSP App, an interactive data visualization tool: Visualize data and images in web browser. Preprocess with custom options, explore data on ROIs and targets, and create figures with simple clicks.

10 For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures

NanoString® nCounter® Digital Spatial Profiling

8. Results 8.1. ROI selection 8.2. Size: 100-500um diameter circle, rectangle ROIs (for example 300x400um), custom ROI and

single cell auto-selection ROIs et.al. 8.3. Images: All images from 20 samples with ROI selected area will be provided

Human tonsil, DSP microscope scanned image. Stained with PanCK (green), Ki67 (red) and nuclear staining(blue) to visualize the section morphology

Human colon cancer, DSP microscope scanned image. Stained with PanCK (green), CD45 (red) and nuclear staining (blue) to visualize the section morphology

Ki67 PanCK

07

Human tonsil, DSP microscope scanned image. Custom ROI: PD-L1 high expression area.

Human tonsil, DSP microscope scanned image. ROI: 500um diameter. panCK (red), Ki67 (green) and nuclear staining(blue) to visualize the section morphology

For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures USDIHC_PM0011

Study Report nCounter® Digital Spatial Profiling Technology Access Program [Study Title]

Prepared for (Customer Institute Name)

[PTL-#]

NanoString, Inc.

530 Fairview Ave North Seattle, Washington 98109 USA

Telephone : 206.378.6266 888.358.6266

4

デジタル空間プロファイリング

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 5: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

GeoMx™ 受託サービスパネルについて

Coreパネルの抗体リスト

Morphology Markersの例

Human IO Mouse IO Human NeuroBeta-2-microglobulin CD-11b GFAP

CD11c CD-11c Map-2CD20 CD3e MBPCD3 CD4 NeuNCD4 CD45 Olig2CD45 CD8A S100BCD56 CTLA-4 Neurofilament (68 kD)CD68 F4-80 HLA-DRCD8 GZMB CD31

CTLA4 Ki-67 CD-11bGZMB PD-1 CD68Ki-67 PD-L1 Iba1PD-1 Pan-Cytokeratin CD45PD-L1 CD68 TMEM119

Pan-cytokeratin SMA CD40HLA-DR Fibronectin Ki-67

SMA TGF-B P2ry12Fibronectin CD19 CD163

TGFB1 CD335 CD39+ Controls MHCⅡ PSD-95

+ Controls + Controls

Human/Mouse IO: Solid Tumor TME Morphology KitPanCKCD45

Nuclear Stain (SYTO 13)

Human/Mouse IO: Melanoma TME Morphology KitS100B / PMEL

CD45Nuclear Stain (SYTO 13)

Human Neuro: Alzheimerʼs Morphology KitIba1

Pan-amyloid betaNuclear Stain (SYTO 13)

Human Neuro: Parkinsonʼs Morphology KitNeurofilament HCAlpha-synuclein

Nuclear Stain (SYTO 13)

※パネルの内容は、変更される場合があります。最新のリストに関してはお問い合わせください。

※他の組み合わせも可能です。パネルの内容は、変更される場合があります。最新のリストに関してはお問い合わせください。

Module

1

Module 2M

odule 3

Mod

ule

4

Module 5 Module 6Custom

Core

Human Neuro PanelMouse IO Panel Human IO Panel

 各パネルに、「Core」となる抗体セットがあり、「Module」を選択いただくことで、ターゲットの追加が可能です。各モジュールの抗体セットは、随時追加致します。内容についてはお問い合わせください。 カスタムで抗体を標識することも可能です。お気軽にご相談ください。

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 6: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

 米国Bionano Genomics社のSaphyr® Systemによるオプティカルゲノムマッピング解析を行います。 従来の技術では困難であった1 Mbレベルの⻑鎖DNAフラグメントの解析を実現しており、ゲノム中に存在する挿⼊・⽋失・転座・逆位・重複といった⼤きな構造変化を検出できます。 さらに次世代シーケンサー(NGS)データと組み合わせるHybrid Scaffoldingによるゲノムアッセンブリに対応し、NGSデータのアッセンブリを染⾊体レベルまで改善した例もあります。 オプティカルゲノムマッピングにより、配列レベルからゲノム構造・染⾊体レベルまでゲノム解析の幅が広がります。

※�オプティカルゲノム�マッピングとは…

従来の制限酵素マッピングに対して、蛍光標識を指標にした

ゲノムマッピング手法を指します。

Saphyr® System について

▪1 Mbを超える⻑鎖ゲノムDNA断片を増幅なしでダイレクトに解析▪ 解析検体のゲノム構造多型を含む⾼精度なゲノムマップを迅速に作成可能▪ Saphyr® Systemから得られるゲノムマップとNGSデータと組み合わせること

で、ミスアッセンブリの検出・修復が可能になり、より精度の⾼いアッセンブリが可能

▪ Saphyr® Systemは、培養細胞・⾎液・動物組織・植物・微生物等、多様なサンプルから抽出したゲノムDNAに対応します。抽出されたゲノムDNAは、配列特異的な標識技術によって蛍光標識されます。

▪ Saphyr® Systemにセットされた標識済みゲノムDNAは、Saphyr Chip® のナノチャネルアレイ内で⼀分子単位で直鎖化・展開され、電気泳動像の撮影が繰り返されます。

特 長

オプディカルゲノムマッピングのワークフロー

Bionano Genomics 社 Saphyr® System

Saphyr® System によるオプティカルゲノムマッピングのワークフロー

▪ 撮影されたゲノムDNA断片上の蛍光ラベルの正確な出現パターンや間隔が画像解析され、⼀分子ごとに画像として記録されます。

▪ 上記を繰り返して得られたシグナルパターンから、解析ソフトウェアBionano Access® によるアッセンブリを経てゲノムマップが作成され、レファレンスとの⽐較も可能となります。

6

オプティカルゲノムマッピング解析※

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 7: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

⻑鎖ゲノムDNAフラグメントを⼀分子単位で直接観察できる特⻑を活かしたユニークなアプリケーションに対応しています。お気軽にご相談ください。

▪ヒト   : 培養細胞、⾎液(感染がないもの)▪動物  : 培養細胞、組織(メラニン等を含むもの等、解析できない場合もあります)▪植物  : 幼若葉が望ましい(含まれる⼆次代謝産物によって解析できない場合があります)▪微生物 : ご相談ください※ 本サービスは基礎研究用途限定です。診断等にはご使用いただけません。※ 対象サンプルについては、予告なく変更する場合があります。※ ヒト生体試料を提供いただく場合は、下記事項をご確認ください。  (1) お客様の所属機関の倫理委員会等で承認された研究内容・サンプルに限定します。  (2) 研究サンプルは、インフォームド・コンセントが得られて、匿名化されたものを提供ください。

※1. ゲノムDNA抽出後の状態が解析に向かない場合でも、抽出までの実費が必要となります。※2. Bionano社の抽出・調製キットを使用します。抽出・調製サービスのみのご注⽂はお受けできません。

アプリケーション

解析サービス対象サンプル

参考価格・納期

❷ ゲノムアッセンブリ▪ Saphyr®で得たゲノムマップをNGSデータと統合させることに

より、Contigの⽅向やギャップ領域の正確な⻑さ情報を含んだscafforldingを行います。

▪ ゲノムマップデータを組み合わせることで、ミスアッセンブリの検出・修復を行います。

▪ アッセンブリの改善等につながった例や、Bionano社独⾃のDLS (Direct Label and Stain)技術により、染⾊体アーム⻑レベルのアッセンブリが実現した例も多数あります。

❶ ゲノム構造解析(Structural Variation解析)▪ 逆位・⽋失・転座・重複などの染⾊体上のダイナミックな構造変化

を正確かつ迅速に捉えます。▪ レファレンスと⽐較してゲノム構造解析(SV)をハプロイド別に検出

することも可能です。

項 目 価格(税抜) 納 期オプティカルゲノムマッピング解析※1(ゲノム抽出・調製※2、基本データ解析を含む) ¥600,000〜/�1検体(ヒトの場合) 約1ヶ⽉

ゲノム構造(SV)解析の例

ゲノムアッセンブリで使用されるHybrid Scaffoldingのワークフロー

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 8: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

次世代シーケエンサー(NGS)によるシーケンス解析をメインとした細菌のゲノム解析サービスです。

 細菌類はゲノムサイズが⼩さくても、詳細かつ正確に解析するには専⾨の経験と知識が必要です。本サービスでは、豊富な知識と経験のある技術者とインフォマティシャンが、DNA抽出からNGSによるシーケンス解析、インフォマティクス解析までの各種サービスを提供します。

 特定バクテリアのゲノムを詳細に調べたい、検体に含まれる細菌集団を調べたい、バクテリアのゲノム解析をアウトソーシングしたい、以前に採ったシークエンスデータ解析に困っている、という⽅に適しています。

NGS解析サービス

細菌ゲノム解析サービス

※ 本細菌ゲノムNGS解析サービスは基礎研究用途限定です。診断等には使用できません。※ 細菌全ゲノムシークエンスは、提供されたDNAの品質(コンタミ・断片化)やゲノム構造によってはコンプリートできない場合あります。※ DNA抽出サービス時のDNAの収量は、検体(糞便等)の量や状態による変動する場合や、PCR阻害物が完全に除去できない場合があります。また設備環

境・技術の点などから対応できないプロトコールもあります。※ ヒト生体試料を提供いただく場合は、インフォームド・コンセントが得られて匿名化されたものを提供ください。※ 感染性が疑われる検体、および稀少・貴重・微量な検体については解析をお断りする場合はあります。※ 検体提出と納品時期については事前にお打合せの上、相談させていただきます。

サービス名 解析概要 価格(税抜) 納 期

シンプルNGS解析 シーケンスのみを実施し、生データ(fastq)を提供します。ロングリード、ショートリードシーケンスに対応しています。

¥200,000〜(データ量により変動します) 1〜2ヶ⽉程度

バイオインフォマティクス

すでにお持ちのシーケンスデータを再解析します。全ゲノム・変異解析・RNAseq等のデータ解析など、お気軽にご相談ください。

(例:植物、ヒト、マウス、細菌、その他)

お問合せください お問合せください

サービス名 解析概要 価格(税抜) 納 期

細菌全ゲノム(de novo)シークエンス

バクテリアのコンプリートゲノムを⽬指します。ショートリードとロングリードの両解析の組み合わせと、徹底したエラー修正によって、⾼い塩基精度とコンプリート率を実現しています。薬剤耐性プラスミド、耐性遺伝子アイランドの解析にも利用できます。

¥300,000〜(1検体にあたり) 2〜3ヶ⽉程度

細菌叢解析(メタ16S解析)

1検体10万リードを⽬安にシーケンスし、Qiimeによる解析を行います。V3-V4, V4, V1-V2 領域、その他の領域にも対応します。DNA抽出、データ量、検体数、納期などご相談ください。

お問合せください お問合せください

糞便等※1からの細菌DNA抽出

(※1 糞便・唾液・プラーク・ その他試料)

糞便からの細菌DNA抽出を代行します。コンタミに細⼼の注意を払い、ビーズ破砕法で抽出します。酵素溶菌法にも対応可能です。抽出後の濃度測定や電気泳動、指定濃度への希釈も対応可能です(オプション)。

¥10,000〜(1検体あたり・プロトコールにより変動)

1〜2ヶ⽉程度

8

NGS解析・細菌ゲノム解析

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 9: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

⾃社内における環境菌は⽇常的に消毒剤や特殊な環境にさらされているため、薬剤耐性や特殊な環境条件下での増殖能⼒を取得している可能性があります。 また標準菌とは異なる能⼒を有している場合、通常の⽅法では検出されない可能性もあります。そこで、環境分離株を用いた培地や滅菌のバリデーション試験が、最も有用であると考えられています。⾃社内で分離した菌株を使用・維持する際、⻑期にわたる保存で菌株に変異が起こる可能性や、保管している冷凍庫等のバリデーションも必要となります。また使用する際の菌数調整や、新たなストックを確保するなどの作業も多く、手間・コストもかかります。 より良いバリデーション試験を手間なく簡単に行うために、カスタムソリューションズサービスを提案します。

1. 微生物のバックアップ(専⾨機関で保存維持されます)2. 微生物の同定サービス付き(16S rRNA解析)3. 試験成績書の発行4. 製品4箱分を含む(製品は選択可能)

【製品⼀例・仕様】・菌数調整済み(100CFU以下)x5キット/1箱・凍結乾燥ペレット(簡易操作)・冷蔵保存可能(2-8℃保管)

1. 環境分離株をMicrobiologics社へ送付2. 微生物の同定/保管/ペレット化3. 製品化(菌数調整)後、ご注⽂ごとにお届けします  ※ 製品化については、ご希望菌濃度に応じて各種ラインナップを

揃えています。お問い合わせください。

4. 価格(税抜) : 初回オーダー/¥700,000〜 2回⽬以降/お問い合わせください。

特 長

サービスの流れ

微⽣物名Acinetobacter lwoffi アシネトバクター属Bacillus cereus

バチルス属Bacillus lentisBacillus lichenformisBacillus pumilisBordetella pertussis 百⽇咳菌Burkholderia cepacia バークホルデリア属Cladosporidium species クラドスポリウム属Micrococcus luteus マイクロコッカス属Pseudomonas fluorescens シュードモナス属Ralstonia pickettii ラルストニア属Staphylococcus capitis

ブドウ球菌属Staphylococcus epidermidisStaphylococcus hominis

Microbiologics社とは凍結乾燥微生物のサプライヤーであり、ATCC®をはじめとした 微生物株保存機関由来の標準菌株を多数取り扱っています。同社の標準菌株は、微生物用培地の精度管理や各種規格に掲載されている試験法のスタンダードとして使用する際に、ATCC®のオリジナル菌株と同等の性能と規格を有することが保証されています。

9

菌株カスタムソリューションズ

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 10: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

治療に用いられる細胞の安全性を保証する試験に⽋かせない無菌試験・エンドトキシン試験・マイコプラズマ否定試験です。細胞調製の内容に合う形での試験⽅法をご提案の上、予備試験も含めて実施します。

🅰 無菌試験法

🅱 エンドトキシン試験法

🅲 マイコプラズマ否定試験法

試験項目 試験方法

A-1 無菌試験(直接法) 第17改正⽇本薬局⽅ 無菌試験法の直接法

A-2 無菌試験 培地性能試験(直接法) 第17改正⽇本薬局⽅ 無菌試験法の培地性能試験※1

A-3 無菌試験 手法の適合性試験(直接法) 第17改正⽇本薬局⽅ 無菌試験法の手法の適合性試験※2

A-4 無菌試験 輸送試験 標準菌を接種した試験サンプルを輸送し、その後、無菌試験(直接法)を実施いたします。

A-5 無菌試験(メンブレンフィルター法) 第17改正⽇本薬局⽅ 無菌試験法のメンブレンフィルター法

A-6 無菌試験 培地性能試験(メンブレンフィルター法) 第17改正⽇本薬局⽅ 無菌試験法の培地性能試験※1

A-7 無菌試験 手法の適合性試験(メンブレンフィルター法) 第17改正⽇本薬局⽅ 無菌試験法の手法の適合性試験※2

A-8 無菌試験 輸送試験 標準菌を接種した試験サンプルを輸送し、その後、無菌試験(メンブレンフィルター法)を実施いたします。

試験項目 試験方法

B-1 エンドトキシン試験(局⽅ ⽐濁法) 第17改正⽇本薬局⽅ エンドトキシン試験の⽐濁法

B-2 エンドトキシン試験(局⽅準用 ⽐濁法) ⽇本薬局⽅標準品の代用として、測定キットの標準品(コントロールスタンダード)を用います。

B-3 エンドトキシン試験(反応干渉因子/除去試験) 第17改正⽇本薬局⽅ エンドトキシン試験の反応干渉因子試験※3

B-4 エンドトキシン試験(局⽅ ⽐⾊法) 第17改正⽇本薬局⽅ エンドトキシン試験の⽐⾊法

B-5 エンドトキシン試験(局⽅準用 ⽐⾊法) ⽇本薬局⽅標準品の代用として、測定キットの標準品(コントロールスタンダード)を用います。

B-6 エンドトキシン試験(反応干渉因子/除去試験) ⽐⾊法 第17改正⽇本薬局⽅ エンドトキシン試験の反応干渉因子試験※3

試験項目 試験方法

C-1 マイコプラズマ否定試験 リアルタイムPCR法※4を用いて微量のマイコプラズマを検出します。

C-2 マイコプラズマ否定試験予備試験 被験試料にマイコプラズマDNAを添加してPCRを行い、PCRを阻害する因子の有無と検出感度を確認します。

※1 培 地 性 能 試 験 : 無菌試験に用いる培地に標準菌6種を接種し、培地の性能を評価します。 この培地性能試験は培地メーカーによるものとは別に試験を実施する弊社が改めて行うものです。

※2 手法の適合性試験 : 無菌試験に用いる培地に被験試料と標準菌6種を接種し、被験試料の抗菌活性の有無を確認します。 初めてのご依頼時の他、被験試料の種類または試験⽅法が変更された場合などに行います。

※ 弊社では1⽇でも早い菌の検出を希望されるお客様のために培地の振とう培養にも対応しています。(振とう培養を行う場合には、別途嫌気培養用培養液も用意します。)

※4 リアルタイムPCR法 : DNA抽出〔Maxwell 16 Cell DNA Purification Kit〕 PCR〔 MycoSEQ Mycoplasma Detection Kit〕

※3 反応干渉因子試験 : 被験試料について、試験反応を促進或いは阻害する因子の有無を確認し、反応に干渉する因子が存在する場合はその除去を試みます。 初めてのご依頼時の他、被験試料の種類または試験⽅法が変更された場合などに行います。

1測定あたり400μLのサンプルからDNAを抽出し、600μLに懸濁したものから10μLをPCRに供しています。 通常、サンプル中に10copies/μL 以下の濃度で存在するマイコプラズマ(DNA)を検出することができます。・ DNA抽出キット : Maxwell 16 Cell DNA Purification Kit(Promega)・ PCRキット : MycoSEQ Mycoplasma Detection Assay(Applied biosystems)

10

細胞品質試験

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 11: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

当社では初めて受託する材料の試験につきまして、材料中の試験対象物が適切に検出できるかどうかを予め確認する予備試験の実施を推奨しています。

フローサイトメトリーを活用した確認試験・純度試験のご相談を承っております。

予備試験について

必要サンプル量

納期

🅳 その他の試験について 🅴 受託実績

▪無菌試験の予備試験 ⽇本薬局⽅の「手法の適合性試験」を行います。

▪マイコプラズマ否定試験の予備試験 サンプルにマイコプラズマDNAを添加し、10copies/μL以下のマイコプラズマDNAが検出できることを確認します。

▪エンドトキシン試験の予備試験 ⽇本薬局⽅の「反応干渉因子試験」を行い、反応干渉が認められた場合にはその除去を試みます。

▪無菌試験 弊社受付後 3週間程度

▪マイコプラズマ否定試験 弊社受付後 2〜3⽇(PDF報告)

▪エンドトキシン試験 弊社受付後 3〜4⽇(PDF報告)

▪無菌試験無菌試験の必要サンプル量はご依頼主様が試験したいサンプル量によりますが弊社直接法では試験可能な1培地あたりのサンプル量は10mL以下となります。10mLを試験する場合、⽇本薬局⽅の培地は2種類ありますので、20mL以上必要となります。 振とう培養を希望される場合は30mL必要となります。(御要望により2種類の培地をそれぞれ振とう培養するほか、液状チオグリコール酸培地による静置嫌気培養を行います)メンブレンフィルター法では原理上、扱えるサンプル量に上限はありませんが、弊社設備上の限界がありますので事前にご相談ください。また、メンブレンフィルター法に適さないサンプルは直接法にての取扱いとさせていただきます。予備試験の手法の適合性試験では本試験の10倍以上のサンプルが必要となります。

▪DC表面マーカー測定試験▪WT1-CTL測定試験

▪ レーザー4カラー フローサイトメーター CytoFLEXを用いた試験

▪ 2レーザー4カラーFACSシステム(FACSCalibur)による細胞表面マーカー測定

▪ リアルタイムPCR (7500 Fast Real-Time PCR System)に よる遺伝子発現解析など

▪マイコプラズマ否定試験1mLご用意ください。予備試験では10mLをご用意ください。

▪エンドトキシン試験サンプル原液の測定を行う場合は1mLご用意ください。希釈が可能な場合は検体量を減じることが可能ですが、可能な希釈倍率は規格値次第となります。予備試験では5mL程度をご用意ください。

▪補足・ 無菌試験、エンドトキシン試験は試薬有効期限の都合上予約制にて試験を

承っております。 特に無菌試験の予備試験は時期によっては2〜3ヶ⽉お待ちいただく場合があります。納期については事前にお問い合わせください。

・ 現在GMPには対応していません。

2レーザー4カラーフローサイトメーターベックマンコールター CytoFLEX

7500 Fast Real-Time PCR System(Applied Biosystems)

培養細胞のフローサイトメーター解析例

上記以外の試験についてもお気軽にご相談ください。

FACSCalibur(BD)2レーザー4カラーFACSシステム

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 12: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

本サービスでは、AS ONE Cell Picking Systemを用いたシングルセル単離・解析サービスを提供します。

 ⼤規模な細胞群から全⾃動で⽬的細胞を1細胞ベースで検出し、迅速に回収します。生細胞を1細胞単位で様々な容器に回収できますので、回収後に培養したり、RNA-Seqなどの遺伝子解析も可能です。 基本的には蛍光標識された細胞を対象としますが、明視野画像で解析できますので、蛍光を発していない細胞の回収も可能です。(蛍光免疫染⾊が必要な場合はお問い合わせください。) マルチウェルプレートに回収する場合は、コンフルエントになるまで培養後、生細胞の状態で納品します。

AS ONE Cell Picking Systemとは

Target

雑多な細胞群

 数万〜数⼗万の微細ウェルを有するマイクロチャンバー上で細胞を単離し、蛍光強度や画像情報によって細胞を区分します。

 その後、ガラスキャピラリーを用いて1細胞ずつ丁寧に回収します。そのため⽬的細胞を取りこぼすことなく生存率を維持したまま回収でき、スクリーニング効率が⼤幅に向上します。

AS ONE Cell Picking System

(2 レア細胞の回収 3 遺伝⼦導⼊後細胞のクローニング)1 シングルセル単離・解析

① 極微量⽬的細胞(0.01%以下)の1細胞単離② 有用な細胞の1細胞単離

(発現量が⾼い、分泌能が⾼い、分化能が⾼い、等)③ 遺伝子導⼊後細胞のクローニング④ シングルセルRNA-Seqなどの遺伝子解析

解析例

納品形態▪細胞   ▪核酸▪樹⽴細胞 ▪抗体溶液ほか

12

シングルセル単離 ・解析

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 13: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

 専用のイムノチャンバーを用いて、抗体分泌細胞(B細胞、CHO細胞、ハイブリドーマなど)で分泌能が最も⾼い細胞を1細胞単位で採取します。 これにより、従来の限界希釈法では2ヶ⽉以上の期間を要していたクローン回収が2週間に短縮され、従来よりも正確かつ迅速に抗体⾼分泌細胞を得ることが可能です。

 本サービスでは、抗原で免疫済みのリンパ球や、既に抗体産生遺伝子が導⼊済みのCHO細胞、ハイブリドーマ細胞などをご提供いただいた後、抗体⾼分泌細胞を1細胞単位で回収します。

 回収後、リンパ球は遺伝子解析用lysis bufferに溶解・凍結して納品します。また、CHO細胞やハイブリドーマなどの細胞は96ウェルまたは384ウェルプレートに回収し、コンフルエントになるまで培養後、生細胞の状態で納品します。

 ⽬的の細胞を1細胞単位で採取した後、ライブラリを調製して次世代シーケンサーによるシークエンシングおよびデータ解析を行います。納品形態は解析データです。

 また、1細胞を採取後、ご希望のlysis bufferに溶解して凍結状態で納品、あるいは調整済みのライブラリでの納品なども可能です。

CytoRed+/FITC+のB細胞、CHO細胞、ハイブリドーマなどの⾼分泌細胞を、イムノチャンバー法を用いてシングルセルで回収した際の画像

解析結果例

イムノチャンバー法

ⓒ 2019 Illumina, Inc. All rights reserved.次世代シーケンサー

抗原ー抗体サンドイッチ(抗原コーティングウェル型)

抗体ー抗体サンドイッチ(抗体コーティングウェル型)

4 抗体⾼分泌細胞のスクリーニング

5 シングルセルStrand Specific mRNA-Seq解析

▪参考価格・納期

回収前

透過光

回収前

CytoRed

ウェルが光る

FITC-⼆次抗体

回収後

項 目 価格(税抜) 納 期1. シングルセル単離・解析 ¥100,000〜※1 約3⽇間

細胞回収

2.レア細胞の回収 ¥3,000/cell (1回に最低24個以上回収※2)

約1週間(遺伝子解析用)約1ヶ⽉(培養)

3.遺伝子導⼊後細胞のクローニング ¥3,000/cell (1回に最低24個以上回収※2)

約3週間(細胞増殖速度による)

4.抗体⾼分泌細胞のスクリーニング ¥50,000/cell(1回に最低3個以上回収※2)

約3週間(細胞増殖速度による)

5.シングルセルStrand Specific mRNA-Seq解析 ¥1,350,000〜(シークエンシング・解析含、8サンプルの場合) 約2.5ヶ⽉

※1. 解析後に細胞の回収まで行う場合は、回収する細胞数に応じた費用が別途必要です。※2. 回収後の生存率や培養中の細胞の状態によっては、回収後に増殖する細胞数が、ご希望の納品細胞数に満たない場合があります。

納品時の細胞数の保証はできませんので予めご了承ください。

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 14: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

ラビットモノクローナル抗体 AS ONE Cell Picking Systemを採用し、これまで作製が難しかったラビットモノクローナル抗体(組換え抗体)をお客様のアプリケーションに合わせ成功報酬制でご提供します。 遺伝子組換え技術を用いていますので、キメラ抗体やハイブリッド抗体など最新の抗体医薬品への応用も可能です。また他動物のモノクローナル・ポリクローナル抗体の作製についてもお問い合わせください。

特 長

技 術

❶ ラビットモノクローナル抗体▪ ラビットを用いたモノクロナール抗体作製では、ラットやマウスを

用いた場合よりも、より親和性の⾼いモノクローナル抗体を得ることができます。

❷ 成功報酬制▪ お客様が弊社作製抗体を試験され、その結果にご満⾜頂けた

場合に限り、ご請求となる製品保証システムです。     従来はELISA陽性確認時点で成功とするケースもありますが、本サービスではお客様の使用⽬的のアプリケーションにおいて期待通りのWorkを確認して成功とします。免疫作業のみ作業料⾦

(500,000円)が発⽣します。

❸ 専⾨的なヒアリング▪ 数百件以上の抗体作製経験を活かし、⽬的とする抗体取得に取り

組みます。

❹ ⼀切の権利の完全放棄▪ 作製抗体の権利は、納品と同時に完全譲渡し、⼀切の権利を完全

放棄します。製品化などにご活⽤ください。

ラビットへ複数回免疫

抗体遺伝子を取得

組み換えラビットモノクローナル抗体

動物細胞に抗体遺伝子を導⼊

リンパ球群

陽性リンパ球

⽬的抗体の選抜30〜100クローンのモノクローナル抗体から、お客様の⽬的に合わせて、選抜が可能です。 ご満⾜いただけた場合のみ納品

AS ONE Cell Picking System数⼗万個のリンパ球について

シングルセルレベルでELISA試験を行い、陽性リンパ球の選抜を行います。

納品物抗体遺伝子及び遺伝子配列

14

抗体作製

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 15: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

ポリクローナル抗体

参考価格・納期

手 順

動物免疫に必要な抗原量をご提供ください。抗原は、粉末・液体など、どの様な形状でも可能です。ただしアッセイ用抗原はできるだけ⽔溶性の抗原にてお願いします。ご依頼内容を確認後、抗体作製計画書を送付します。内容をご確認の上、ご発注ください。

免疫予定の動物は⼊荷後約1週間以上の予備飼育を行います。正常⾎清(⾎清約1ml、マウス・ラットの場合は約50μl)を採⾎後、アジュバントと等量混合した抗原を⽪下、数ヶ所〜数⼗ヶ所に注射します。約2週間間隔で計4回の動物免疫を行います。

合計4回の免疫を行い、最後の免疫終了後7⽇⽬に試採⾎を行います。(マウス・ラットの場合約50μl)その後、ELISAにより抗体⼒価を測定し、データおよび免疫後⾎清、正常⾎清をお送りします。

ELISAの結果をお送りしますので、追加免疫の有無をご検討ください。最⼤2回まで追加免疫の対応が可能です。追加免疫の予定が無ければ全採⾎を行います。

最終免疫後、全採⾎を行います。その後、ELISAにより最終抗体⼒価を測定し、測定結果と全採⾎の⾎清を納品します。全採⾎

追加免疫

採⾎/ELISA

免疫開始

ご依頼

項 目 価格(税抜) 納 期ラビット抗体 ¥500,000(免疫費用)+¥4,500,000〜 約4ヶ⽉マウス抗体 ¥500,000(免疫費用)+¥1,500,000〜 約4ヶ⽉ラット抗体 ¥500,000(免疫費用)+¥1,500,000〜 約4ヶ⽉

▪モノクローナル抗体作製

項 目 価格(税抜) 納 期ラビット抗体 ¥100,000〜 約2.5ヶ⽉マウス抗体 ¥100,000〜 約2.5ヶ⽉ラット抗体 ¥100,000〜 約2.5ヶ⽉

▪ポリクローナル抗体作製

15

抗体作製

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 16: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

研究用全⾃動⾼感度免疫測定装置HI-1000用いて、HDL(⾼⽐重リポ蛋⽩)がコレステロールを回収・運搬する能⼒(コレステロール取り込み能=HDL機能)を受託測定します。本サービスは従来法に⽐べ、⾼精度なデータを迅速に提供します。

HI-1000によるHDL機能測定の流れ

従来法との⽐較 従来法とHI-1000を⽤いた 新規法の相関性

従来法(細胞報)

新規法(HI-1000)

再現性△

(細胞を使うため、細胞の状態や作業者の

熟練度に依存)

○(安定したデータ

取得が可能)

測定時間 ×(3⽇〜)

◎(1検体あたり30分)

価格(税別) 20検体まで⼀律¥200,000(以降、1検体あたり¥10,000)

必要検体量 ⾎清100μL納期 検体ご提出から1か⽉〜

R² = 0.9972

R² = 0.9965

0

1000000

2000000

3000000

4000000

5000000

6000000

0 500 1000 1500 2000 2500

0

1000000

2000000

3000000

4000000

0 5 10 15 200

1000000

2000000

3000000

4000000

0 20 40

実測定範囲(ng/ml ApoA-1)

200 - 2000

CV < 5%

CV < 10%

同時再現性

日差再現性

CI-HI-03-01

製造販売元

本 社 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-1 〒651-0073

www.sysmex.co.jpクリニカルイノベーション本部 神戸市西区高塚台4-4-4 〒651-2271 Tel 078-991-2367 Fax 078-992-3284(お問い合わせ先)

HI-1000 アプリケーションノートNo.1 HDL機能測定

これまでの研究成果の蓄積によって、HDL-C(高比重リポ蛋白コレステロール)濃度は心血管疾患の予防や管理において重要な指標の1つであることが知られています1) – 3)。一方、近年の臨床研究によると、CETP阻害剤などの治療によりHDL-Cが大幅に改善したにも関わらず、心血管イベントを低減できなかったという報告もあります4) – 7)。このような研究結果から、HDL-Cが善玉であるという従来の概念に疑問が呈され、HDLに含まれるコレステロール量ではなく質(機能)の評価が注目されてきました。HDLの重要な機能として、血管壁のマクロファージからコレステロールを引き抜き、肝臓に運搬するコレスレロール逆転送作用があります8)。また、近年の研究において、HDLがコレステロールを引き抜く能力(Cholesterol Efflux Capacity; CEC)が心血管疾患の発症においてHDL-Cより有用な予測因子になり得ることが示唆されています9)。しかしながら、このHDLのコレステロール引き抜き能を評価するためには、培養細胞や放射性同位体による標識など煩雑な工程を必要とし、臨床現場への応用は困難でした10)。当社は臨床現場に応用可能なHDL機能の測定法を確立するため、従来のHDLのコレステロール引き抜き能に代わってHDLがコレステロールを取り込む能力(Cholesterol Uptake Capacity; CUC)を自動で迅速かつ簡便に評価する方法を開発しました。当社が開発した測定法を用いてHDLのコレステロール取り込み能を評価したところ、心疾患の再発リスクを評価する指標として有用であることが示されました11)。また、血管内イメージングにより、HDLのコレステロール取り込み能はlipid index(脂質コア量)と逆相関することが見出されました12) 。

図1 HDLのコレステロール引き抜き能と取り込み能

図2 自動化法によるコレステロール引き抜き能の測定スキーム

図3 自動化法によるコレステロール引き抜き能の分析性能13)

図4 コレステロール取り込み能(新規法)とコレステロール引き抜き能(従来法)の比較13)

図5 コレステロール取り込み能と心疾患既往患者の残余リスクの関連性11)

自動で迅速かつ簡便に測定可能・測定時間は1サンプルあたり 約30分

臨床現場への応用が困難・培養細胞や放射性同位体が必要・用手法で3日程度かかる煩雑な工程

1) Am J Med. 1977 May;62(5):707-14. Gordon T et al 2) Circulation. 1989 Jan;79(1):8-15. Gordon DJ et al3) JAMA. 2001 Mar 28;285(12):1585-91. Robins SJ et al4) N Engl J Med. 2012 Nov 29;367(22):2089-99. AIM-HIGH Investigators5) N Engl J Med. 2014 Jul 17;371(3):203-12. HPS2-THRIVE Collaborative Group6) N Engl J Med. 2007 Nov 22;357(21):2109-22. ILLUMINATE Investigators7) N Engl J Med. 2012 Nov 29;367(22):2089-99. dal-OUTCOMES Investigators

8) J Lipid Res. 2009 Apr;50 Suppl:S189-94. Rader DJ et al9) N Engl J Med. 2011 Jan 13;364(2):127-35. Khera AV et al10) J Lipid Res. 1999 May;40(5):781-96. Rothblat GH et al11) J Appl Lab Med 2017 Sep 2 (2) 186-200 Harada A et al12) J Am Heart Assoc. 2019 May 7;8(9):e011975. Nagano Y et al13) 第51回日本動脈硬化学会総会・学術集会 ポスター発表 1-P-6-3. HDL機能 (コレステロール取り込み能)自動測定法の開発

ApoA-1濃度 (ng/mL)

CU

C (a

.u.)

自動測定法

CU

C (a

.u.)

CUC (a.u.) (用手法)

R=0.90 R=0.90

CEC (%) (従来法)

自動測定法

CU

C (a

.u.)

HI-1000 (シスメックス)

Sex

Age

Smoking

SBP

HbA1c

TG

LDL-C

HDL-C

CUC

Risk factor Odds ratio (95% CI) P value

1.90 (0.43-8.27)

1.29 (0.76-2.21)

1.21 (0.33-4.35)

1.16 (0.73-1.86)

1.12 (0.70-1.77)

1.14 (0.70-1.87)

0.91 (0.57-1.45)

0.63 (0.34-1.15)

0.48 (0.29-0.80)

0.3908

0.3378

0.7652

0.5190

0.6294

0.5902

0.7011

0.1367

0.0048

0.25 0.5 1 2 4 8

LDLコレステロールが100 mg/dL以下の143症例における評価結果

HDLマクロファージ

コレステロールABCA1トランスポーターABCG1トランスポーター

HDLのコレステロール取り込み能(Cholesterol Uptake Capacity; CUC)

測定

新規法

コレステロール引き抜き能(Cholesterol Efflux Capacity; CEC)

測定

従来法

ビオチン標識コレステロール HDL 捕捉用抗体 検出用抗体

コレステロール取り込み反応

磁性粒子上へのHDLの捕捉

コレステロールの酵素標識化

シグナル検出

磁性ビーズ 磁性ビーズ

約30分

R² = 0.9972

R² = 0.9965

0

1000000

2000000

3000000

4000000

5000000

6000000

0 500 1000 1500 2000 2500

0

1000000

2000000

3000000

4000000

0 5 10 15 200

1000000

2000000

3000000

4000000

0 20 40

実測定範囲(ng/ml ApoA-1)

200 - 2000

CV < 5%

CV < 10%

同時再現性

日差再現性

CI-HI-03-01

製造販売元

本 社 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-1 〒651-0073

www.sysmex.co.jpクリニカルイノベーション本部 神戸市西区高塚台4-4-4 〒651-2271 Tel 078-991-2367 Fax 078-992-3284(お問い合わせ先)

HI-1000 アプリケーションノートNo.1 HDL機能測定

これまでの研究成果の蓄積によって、HDL-C(高比重リポ蛋白コレステロール)濃度は心血管疾患の予防や管理において重要な指標の1つであることが知られています1) – 3)。一方、近年の臨床研究によると、CETP阻害剤などの治療によりHDL-Cが大幅に改善したにも関わらず、心血管イベントを低減できなかったという報告もあります4) – 7)。このような研究結果から、HDL-Cが善玉であるという従来の概念に疑問が呈され、HDLに含まれるコレステロール量ではなく質(機能)の評価が注目されてきました。HDLの重要な機能として、血管壁のマクロファージからコレステロールを引き抜き、肝臓に運搬するコレスレロール逆転送作用があります8)。また、近年の研究において、HDLがコレステロールを引き抜く能力(Cholesterol Efflux Capacity; CEC)が心血管疾患の発症においてHDL-Cより有用な予測因子になり得ることが示唆されています9)。しかしながら、このHDLのコレステロール引き抜き能を評価するためには、培養細胞や放射性同位体による標識など煩雑な工程を必要とし、臨床現場への応用は困難でした10)。当社は臨床現場に応用可能なHDL機能の測定法を確立するため、従来のHDLのコレステロール引き抜き能に代わってHDLがコレステロールを取り込む能力(Cholesterol Uptake Capacity; CUC)を自動で迅速かつ簡便に評価する方法を開発しました。当社が開発した測定法を用いてHDLのコレステロール取り込み能を評価したところ、心疾患の再発リスクを評価する指標として有用であることが示されました11)。また、血管内イメージングにより、HDLのコレステロール取り込み能はlipid index(脂質コア量)と逆相関することが見出されました12) 。

図1 HDLのコレステロール引き抜き能と取り込み能

図2 自動化法によるコレステロール引き抜き能の測定スキーム

図3 自動化法によるコレステロール引き抜き能の分析性能13)

図4 コレステロール取り込み能(新規法)とコレステロール引き抜き能(従来法)の比較13)

図5 コレステロール取り込み能と心疾患既往患者の残余リスクの関連性11)

自動で迅速かつ簡便に測定可能・測定時間は1サンプルあたり 約30分

臨床現場への応用が困難・培養細胞や放射性同位体が必要・用手法で3日程度かかる煩雑な工程

1) Am J Med. 1977 May;62(5):707-14. Gordon T et al 2) Circulation. 1989 Jan;79(1):8-15. Gordon DJ et al3) JAMA. 2001 Mar 28;285(12):1585-91. Robins SJ et al4) N Engl J Med. 2012 Nov 29;367(22):2089-99. AIM-HIGH Investigators5) N Engl J Med. 2014 Jul 17;371(3):203-12. HPS2-THRIVE Collaborative Group6) N Engl J Med. 2007 Nov 22;357(21):2109-22. ILLUMINATE Investigators7) N Engl J Med. 2012 Nov 29;367(22):2089-99. dal-OUTCOMES Investigators

8) J Lipid Res. 2009 Apr;50 Suppl:S189-94. Rader DJ et al9) N Engl J Med. 2011 Jan 13;364(2):127-35. Khera AV et al10) J Lipid Res. 1999 May;40(5):781-96. Rothblat GH et al11) J Appl Lab Med 2017 Sep 2 (2) 186-200 Harada A et al12) J Am Heart Assoc. 2019 May 7;8(9):e011975. Nagano Y et al13) 第51回日本動脈硬化学会総会・学術集会 ポスター発表 1-P-6-3. HDL機能 (コレステロール取り込み能)自動測定法の開発

ApoA-1濃度 (ng/mL)

CU

C (a

.u.)

自動測定法

CU

C (a

.u.)

CUC (a.u.) (用手法)

R=0.90 R=0.90

CEC (%) (従来法)

自動測定法

CU

C (a

.u.)

HI-1000 (シスメックス)

Sex

Age

Smoking

SBP

HbA1c

TG

LDL-C

HDL-C

CUC

Risk factor Odds ratio (95% CI) P value

1.90 (0.43-8.27)

1.29 (0.76-2.21)

1.21 (0.33-4.35)

1.16 (0.73-1.86)

1.12 (0.70-1.77)

1.14 (0.70-1.87)

0.91 (0.57-1.45)

0.63 (0.34-1.15)

0.48 (0.29-0.80)

0.3908

0.3378

0.7652

0.5190

0.6294

0.5902

0.7011

0.1367

0.0048

0.25 0.5 1 2 4 8

LDLコレステロールが100 mg/dL以下の143症例における評価結果

HDLマクロファージ

コレステロールABCA1トランスポーターABCG1トランスポーター

HDLのコレステロール取り込み能(Cholesterol Uptake Capacity; CUC)

測定

新規法

コレステロール引き抜き能(Cholesterol Efflux Capacity; CEC)

測定

従来法

ビオチン標識コレステロール HDL 捕捉用抗体 検出用抗体

コレステロール取り込み反応

磁性粒子上へのHDLの捕捉

コレステロールの酵素標識化

シグナル検出

磁性ビーズ 磁性ビーズ

約30分

16

HDL 機能測定(コレステロール取り込み能測定)

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

HI-1000 (シスメックス)

ビオチン標識コレステロール HDL 捕捉用抗体 検出用抗体

コレステロール取り込み反応

磁性粒子上へのHDLの捕捉

コレステロールの酵素標識化

シグナル検出

磁性ビーズ 磁性ビーズ

約30分

Page 17: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

様々な⾃己免疫疾患(バセドウ病、重症筋無⼒症、全身性エリテマトーデス、1型糖尿病等)と、⾎中のPD-1、PD-L1およびCTLA-4の可溶型フォーム(sPD-1、sPD-L1、sCTLA-4)が関連しているという報告があります。PD-1、PD-L1およびCTLA-4などの免疫チェックポイント分子の発現レベルは、個体の免疫状態を評価するのに非常に重要と考えられます。これら免疫チェックポイント分子の可溶型フォームを定量することによって個体の免疫状態を簡便に評価できます。従来の測定系では感度や再現性など技術的な課題がありましたが、これらの課題を解決する、免疫チェックポイント分子を⾃動で迅速かつ⾼感度に測定する測定系を開発しました。

がん細胞によるPD-1、PD-L1、 およびCTLA-4を介したT細胞の 不活性化経路

可溶型分⼦の検出下限、定量下限、CV値

健常人およびがん患者の 血しょうサンプルにおける 可溶型分⼦の濃度分布

価格(税別) 1項⽬あたり¥10,000必要検体量 1項⽬あたり⾎漿50μL

納期 検体ご提出から1か⽉〜

Hea

lthy

dono

r

NSC

LC

RCC

OV

C

Mel

anom

a

MM

AM

L

sPD

-1 (p

g/m

L)

****

**

**

0

500

1000

1500

**

sPD

-L1 (

pg/m

L)0

200

600

1000

1400**

**

*

sCTL

A-4

(pg/

mL)

0

5

10

15

*

**

**

**

TT

TT

HI-1000 アプリケーションノートNo.2 sPD-1/sPD-L1/sCTLA-4

CI-HI-03-03

製造販売元

本 社 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-1 〒651-0073

www.sysmex.co.jpクリニカルイノベーション本部 神戸市西区高塚台4-4-4 〒651-2271 Tel 078-991-2367 Fax 078-992-3284(お問い合わせ先)

免疫チェックポイント分子は免疫応答を制御し、免疫システムの恒常性を保つ重要な役割を果たす分子です1) – 3)。免疫チェックポイント分子の中でも、特にPD-1(Programmed cell death-1) とCTLA-4(T-lymphocyte-associated antigen 4)はT細胞を介した免疫反応を負に制御する。PD-1は主に活性化したリンパ球で発現が認められますが、PD-1のリガンドの1つであるPD-L1(Programmed cell death-1 ligand-1)は体内の様々な組織で発現しています4), 5)。PD-L1とPD-1が結合すると、シグナル伝達経路を介してT細胞の免疫活性が強く抑制されます。様々な自己免疫疾患(バセドウ病、重症筋無力症、全身性エリテマトーデス、1型糖尿病等)と、血中のPD-1、PD-L1およびCTLA-4の可溶型フォーム(sPD-1、sPD-L1、sCTLA-4)が関連しているという報告があります6) – 8)。PD-1、PD-L1およびCTLA-4などの免疫チェックポイント分子の発現レベルは、個体の免疫状態を評価するのに非常に重要と考えられ、これら免疫チェックポイント分子の可溶型フォームを定量することによって、個体の免疫状態を簡便に評価できますが、従来の測定系では感度や再現性など技術的な課題がありました。これらの課題を解決するため、当社は免疫チェックポイント分子を自動で迅速かつ高感度に測定する測定系を開発しました。この測定系を用いて複数のがん患者の血漿サンプルにおけるsPD-1、sPD-L1、sCTLA-4を測定したところ、様々ながんにおける多様な免疫状態を確認することができました9)。

表1 可溶型分子(sPD-1、sPD-L1、sCTLA-4)の検出下限、定量下限、CV値  *約1000 pg/ml測定時

1) Annu Rev Immunol. 2005;23:23-68. Watts TH2) Annu Rev Immunol. 2005;23:515-48. Greenwald RJ et al3) Nat Immunol. 2013 Dec;14(12):1212-8. Okazaki T et al4) Proc Natl Acad Sci U S A. 2001 Nov 20;98(24):13866-71. Okazaki T et al5) FEBS Lett. 2004 Sep 10;574(1-3):37-41. Sheppard KA et al

6) J Immunol. 2006 Dec 15;177(12):8844-50. Wan B et al7) J Immunol. 2000 May 15;164(10):5015-8. Oaks MK et al8) Cell Immunol. 2000 May 1;201(2):144-53. Oaks MK et al9) Sci Rep. 2019 Jul 12;9(1):10144. Goto et al

Healthy donor(健常人):50例NSCLC(非小細胞肺癌):35例RCC(腎細胞癌):33例OVC(卵巣癌):17例Melanoma(黒色腫):15例MM(多発性骨髄腫):18例AML(急性骨髄芽球性白血病):17例*p < 0.05**p < 0.01

図2 健常人およびがん患者の血しょうサンプルにおける可溶型分子  (sPD-1、sPD-L1、sCTLA-4)の濃度分布

図1 がん細胞によるPD-1、PD-L1およびCTLA-4を介したT細胞の不活性化経路

sPD-1最小検出感度

測定範囲

再現性(CV)*

2pg/mL

4-8000pg/mL

2.2%

sPD-L13pg/mL

8-18000pg/mL

1.8%

sCTLA-40.1pg/mL

0.3-1200.0pg/mL

2.6%

Antigen-presenting cell

CD28

B7.1/2

CTLA-4

MHC

MHC

B7.1/2

TCR

PD1 PDL1/PDL2

TCR

Peptide

Activation,Proliferation,Cytotoxicity

CD 8+T cell

Tumor cell

Hea

lthy

dono

r

NSC

LC

RCC

OV

C

Mel

anom

a

MM

AM

L

sPD

-1 (p

g/m

L)

****

**

**

0

500

1000

1500

**

sPD

-L1 (

pg/m

L)

0200

600

1000

1400**

**

*

sCTL

A-4

(pg/

mL)

0

5

10

15

*

**

**

**

TT

TT

HI-1000 アプリケーションノートNo.2 sPD-1/sPD-L1/sCTLA-4

CI-HI-03-03

製造販売元

本 社 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-1 〒651-0073

www.sysmex.co.jpクリニカルイノベーション本部 神戸市西区高塚台4-4-4 〒651-2271 Tel 078-991-2367 Fax 078-992-3284(お問い合わせ先)

免疫チェックポイント分子は免疫応答を制御し、免疫システムの恒常性を保つ重要な役割を果たす分子です1) – 3)。免疫チェックポイント分子の中でも、特にPD-1(Programmed cell death-1) とCTLA-4(T-lymphocyte-associated antigen 4)はT細胞を介した免疫反応を負に制御する。PD-1は主に活性化したリンパ球で発現が認められますが、PD-1のリガンドの1つであるPD-L1(Programmed cell death-1 ligand-1)は体内の様々な組織で発現しています4), 5)。PD-L1とPD-1が結合すると、シグナル伝達経路を介してT細胞の免疫活性が強く抑制されます。様々な自己免疫疾患(バセドウ病、重症筋無力症、全身性エリテマトーデス、1型糖尿病等)と、血中のPD-1、PD-L1およびCTLA-4の可溶型フォーム(sPD-1、sPD-L1、sCTLA-4)が関連しているという報告があります6) – 8)。PD-1、PD-L1およびCTLA-4などの免疫チェックポイント分子の発現レベルは、個体の免疫状態を評価するのに非常に重要と考えられ、これら免疫チェックポイント分子の可溶型フォームを定量することによって、個体の免疫状態を簡便に評価できますが、従来の測定系では感度や再現性など技術的な課題がありました。これらの課題を解決するため、当社は免疫チェックポイント分子を自動で迅速かつ高感度に測定する測定系を開発しました。この測定系を用いて複数のがん患者の血漿サンプルにおけるsPD-1、sPD-L1、sCTLA-4を測定したところ、様々ながんにおける多様な免疫状態を確認することができました9)。

表1 可溶型分子(sPD-1、sPD-L1、sCTLA-4)の検出下限、定量下限、CV値  *約1000 pg/ml測定時

1) Annu Rev Immunol. 2005;23:23-68. Watts TH2) Annu Rev Immunol. 2005;23:515-48. Greenwald RJ et al3) Nat Immunol. 2013 Dec;14(12):1212-8. Okazaki T et al4) Proc Natl Acad Sci U S A. 2001 Nov 20;98(24):13866-71. Okazaki T et al5) FEBS Lett. 2004 Sep 10;574(1-3):37-41. Sheppard KA et al

6) J Immunol. 2006 Dec 15;177(12):8844-50. Wan B et al7) J Immunol. 2000 May 15;164(10):5015-8. Oaks MK et al8) Cell Immunol. 2000 May 1;201(2):144-53. Oaks MK et al9) Sci Rep. 2019 Jul 12;9(1):10144. Goto et al

Healthy donor(健常人):50例NSCLC(非小細胞肺癌):35例RCC(腎細胞癌):33例OVC(卵巣癌):17例Melanoma(黒色腫):15例MM(多発性骨髄腫):18例AML(急性骨髄芽球性白血病):17例*p < 0.05**p < 0.01

図2 健常人およびがん患者の血しょうサンプルにおける可溶型分子  (sPD-1、sPD-L1、sCTLA-4)の濃度分布

図1 がん細胞によるPD-1、PD-L1およびCTLA-4を介したT細胞の不活性化経路

sPD-1最小検出感度

測定範囲

再現性(CV)*

2pg/mL

4-8000pg/mL

2.2%

sPD-L13pg/mL

8-18000pg/mL

1.8%

sCTLA-40.1pg/mL

0.3-1200.0pg/mL

2.6%

Antigen-presenting cell

CD28

B7.1/2

CTLA-4

MHC

MHC

B7.1/2

TCR

PD1 PDL1/PDL2

TCR

Peptide

Activation,Proliferation,Cytotoxicity

CD 8+T cell

Tumor cell

sPD-1 sPD-L1 sCTLA-4最⼩検出感度 2pg/mL 3pg/mL 0.1pg/mL測定範囲 4-8000pg/mL 8-18000pg/mL 0.3-1200.0pg/mL再現性(CV)※ <5% <5% <5%

※約1000 pg/ml測定時

17

可溶性免疫チェックポイント分子(sPD-1/sPD-L1/sCTLA-4)測定

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 18: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

 カイコ-バキュロウイルス発現系は、⼀般的な昆⾍培養細胞を用いたバキュロウイルス発現系と異なり、カイコ⾍体そのものを発現宿主としてタンパク質発現を行います。

 発現させたタンパク質は、⼀般的なバキュロウイルス発現系を用いた場合と⽐較して⾼い発現量を⽰す場合があります。

 世界的にも珍しいカイコ-バキュロウイルス発現系を用いたリコビナントタンパク質生産受託サービスで、研究・開発をサポートします。

 各種発現系で、同じ100種類のタンパク質を用いて発現結果を⽐較しました。その結果、カイコ-バキュロウイルス発現系では、他の発現系と⽐較して非常に⾼い97%のタンパク質の発現に成功しました。

過去の実績より、多くの場合、カイコ1頭あたりの精製品収量は10μgから1mg程度であると考えられます。

カイコーバキュロウイルス発現系の特長

タンパク質の発現実績

これまでに発現・精製を⾏ったタンパク質の⼀例

▪他の発現系と⽐較して⾼い発現成功率  ▪研究の状況にあわせた⽣産スケールの増減が容易▪多種類のタンパク質を同時並⾏で⽣産  ▪スケールアップによる培養条件検討は不要▶短期間で効率的な条件検討とタンパク質のご提供が可能

カイコ-バキュロウイルス発現系 大腸菌発現系 大腸菌無細胞発現系 昆虫培養細胞発現系(Sf9)

3%

97%

■ 発現成功 ■ 発現なし

※精製品取得量は精製条件により変動する場合があります。※ ml 表記は体液を表します。

35%

65% 80% 80%

20% 20%

タンパク質名(蛹) 由来 局在性 分⼦量 精製品取得量ヒト由来膜タンパク質(8回膜貫通ドメイン) ヒト 膜 77kDa 0.03 mg/頭昆⾍由来酵素タンパク質 昆⾍ 細胞内 65kDa 1.3 mg/頭p38MAPK ヒト 細胞質 38kDa 0.8 mg/頭2'-5'OA合成酵素 ニワトリ 細胞内 50kDa 0.5 mg/頭ウイルス由来酵素タンパク質 ウイルス 細胞質 59kDa 0.1 mg/頭フォスファターゼ ヒト 細胞質 49kDa 0.5 mg/頭乳酸脱⽔素酵素 ヒト 細胞質 37kDa 0.5 mg/頭核タンパク質 ー 核内 36kDa 0.6 mg/頭

タンパク質名(幼虫) 由来 局在性 分⼦量 精製品取得量IFNβ マウス 分泌 18kDa 0.02 mg/mlIFNγ ウシ 分泌 20kDa 0.2 mg/mlインターロイキン-18 ブタ 分泌 22kDa 0.2 mg/mlインターロイキン-13受容体α細胞外ドメイン ヒト 分泌 60kDa 0.2 mg/mlFcレセプター細胞外ドメイン ヒト 分泌 44kDa(monomer)0.9 mg/mlキマーゼ ヒト 分泌 27kDa 0.03 mg/mlアディポネクチン ヒト 分泌 34kDa(monomer)0.02 mg/ml

400〜600kDa(oligomer)

微生物由来タンパク質 細菌 分泌 15kDa 0.2 mg/ml

18

タンパク質⽣産

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 19: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

お申込みから納品までのサービスの詳細、条件、納期、納品物およびオプションのお打合せが必要です。また、「再生医療」など最新の技術情報やアプリケーションノートは随時更新しております。

これまでに8,000種類以上のタンパク質発現を経験しています。そのうち膜タンパク質は3,000種類以上の発現実績があり、発現の確認ができたタンパク質のリストを公開しています。

ProCube™のタンパク質を⽤いたアプリケーション例

ProCube™サービスの流れ

発現したタンパク質のリストを公開中

▪活性評価・HTS(低分子阻害要因スクリーニング)・SPR分析などに用いるタンパク質間相互作用解析

▪抗原調製・管理・⽴体構造認識抗体を調製するための抗原・バイオ医薬品、臨床検査試薬の活性キャリブレータ

▪構造解析・遺伝子コンストラクトの検討・変異体の網羅的分析・結晶化・電子顕微鏡を用いた解析

条件検討フェーズ ⽣産フェーズ

1新規生産(発現確認)⽬的タンパク質の作製試験

⃝�発現状況の確認�(発現の有無、可溶性など)⃝1頭あたりの発現収量の概算⃝最適なコンストラクションの決定

新規生産サービス新たにご依頼遺伝子の組換えウイルスを作製

ProCube™-Tシリーズ

追加生産サービス既に作製した組換えウイルスを用いた再⽣産

ProCube™-Mシリーズ

2 3条件検討(詳細精製など)各種実験に適したサンプルの作製試験

本生産(スケールアップ)条件検討フェーズで最適化されたプロセスによる⽣産

⃝�精製品の最終回収量・純度などの確認⃝ご希望の精製プロセスの決定

⃝�①と②で最適化された⽣産・精製プロセスで⽬的タンパク質をご提供

[email protected]お問い合わせ先▶▶▶

Page 20: 受託サービスパンフレット vol.1 2019 2020 - アズワン株式会社 · 2019. 10. 30. · 受託サービスパンフレット 2019 2020 vol. 1 遺伝子発現解析 デジタル空間プロファイリング

ソリューション・デザイン部

ソリューションリサーチラボ

[email protected]://axel.as-1.co.jp/contents/bio/jutakuURL

▪CAS番号・MDL番号・構造式・化合物名やご希望の純度・容量などお知らせいただければ調査が可能です。▪またメーカー指定で見積依頼をいただいた場合でも、納期・価格などを調整して最適な商品のご提案も可能です。

殿町ソリューションリサーチラボ(技術)〒210-0821 神奈川県川崎市川崎区殿町3-25-22 ライフイノベーションセンター219TEL:044-577-7210 FAX:044-577-7211

本社(営業)〒550-8527 ⼤阪府⼤阪市⻄区江⼾堀2-1-27TEL:06-6447-8633 FAX:06-6447-8939

東京オフィス(営業)〒104-0032 東京都中央区⼋丁堀2-23-1 エンパイヤビル5階TEL:03-6222-0285 FAX:03-6222-0270

■ ご用命は信用ある代理店へ

■ 仕様・価格は予告なく変更されることがあります。ご了承ください。

累計実績20,000件超の国内協力先での合成サービスです。ペプチド合成・抗体作製をメインに、国内製造を基本とした受託サービスを⾏っています。配列のご相談から納品まで一貫して⾏っています。お気軽にお問合せください。

▪�N末端 アセチル化、ビオチン化、ミリスチン化、パルミトイル化、ステアロイル化、 TAMRA標識、FAM標識、ピログルタミル化、ダンシル化、メチル化

▪�C末端 アミド化、ビオチン化、pNA標識、MCA標識、βナフチルアミド化

▪�Lys側鎖アミノ基 アセチル化、ビオチン化、FAM標識、TAMRA標識、メチル化

▪�その他 Arg側鎖メチル化、SS結合、D体アミノ酸、非天然型アミノ酸

※その他の標識・装飾も多数取り扱っています。お問い合わせください。

各種標識・装飾

対応可能標識・装飾(一例)

対応可能標識・修飾 ⼀例受託項目 受託料⾦キャリアタンパク結合 ¥30,000N末アセチル化(〜10mg) ¥ 4,000C末アミド化(〜10mg) ¥ 9,000N末ビオチン化(〜10mg) ¥18,000 リン酸化(ps、pT、pY) ¥24,000〜

精製純度 合成量 合成料⾦/AA 精製料⾦

>95%

1mg ¥2,250 ¥24,0005mg ¥2,800 ¥32,00010mg ¥2,800 ¥40,00020mg ¥4,400 ¥48,000

>90%

1mg ¥2,250 ¥20,0005mg ¥2,800 ¥24,00010mg ¥2,800 ¥32,00020mg ¥4,400 ¥40,000

>80%5mg ¥2,400 ¥18,40010mg ¥2,400 ¥24,00020mg ¥3,200 ¥32,000

>70%5mg ¥2,250 ¥ 8,00010mg ¥2,250 ¥16,00020mg ¥2,800 ¥24,000

※上記価格は 8~30AA の⻑さの場合です。その他についてはお問い合わせください。※納期⽬安:約 2~4 週間 ※表記価格は税抜価格です。

合成段階で⽬的物が確認されず、協議の上、�合成を中断する際は費用は不要です。※配列によっては、事前にお断りさせて頂く場合もあります。

原料であるアミノ酸試薬・溶媒などは�信頼できるメーカー品のみ使用しています。

多くの合成実績のある協力先国内ラボで�合成作業を⾏っています。ご不明点などは、合成担当者と直接打合せ可能です。

納品時にMS、分析カラムによる�HPLCデータを添付します。

Point1

Point3

Point2

Point4

お問い合わせフォームはこちらをご覧ください。 https://axel.as-1.co.jp/contents/rbg/reagent_accession

ペプチド合成

化合物調達/カスタムサービス