西中の修学旅行は当社におまかせ

この作品は 2001年に受講された、萩市立萩西中学校 月成庄造先生 (当時) の作品をベースに Intel® Teach プログラム事務局が一部改編し作成い

たしました。

単元情報

学習実践タイプ 総合的な学習型

単元タイトル 西中の修学旅行は当社におまかせ

教科 総合、社会 学習テーマ 企画提案

学年 中学校 2年 総時間 16 時間

単元概要

これまでの修学旅行の計画、実際の様子を見て、課題を見つける。

旅行業者の人の話を聞き、企画書の作成について学ぶ。

教師の模擬プレゼンテーションを見て、全体学習計画を知る。

グループ (仮想旅行代理店) に分かれ、今後の活動計画を練る。

企画書の作成をする。

プレゼンテーションの準備をする。

各社のプレゼンテーションの発表をする。

一番よい会社を選択し、その理由について話し合う｡

一番良いプランを旅行業者に提案する。

学習目標

修学旅行の企画を自分たちで考えることで、修学旅行の意義について考える。

行事等を実践する場合に必要な情報収集、企画立案の方法を学ぶ。

発表方法等を工夫し、自分達の思いを正しく相手に伝える。

クラスで協力してホームページを作成し、活動を評価してもらうと共にさらに研究を進める。

単元指針

プロジェクト型学習の視

点

従来の修学旅行の計画・様子などを見て課題を発見する。問題点を洗い出すことで、新たな修学旅行プランを企画

し、旅行代理店に提案する。

評価の観点

修学旅行の企画を自分たちで考えることで、修学旅行の意義について考えられた。

行事等を実践する場合に必要な情報収集、企画立案の方法を学べた。

発表方法等を工夫し、自分達の思いを正しく相手に伝えられた。

クラスで協力してホームページを作成し、活動を評価してもらうと共にさらに研究を進められた。

本質的質問 旅にはどのような意味があるのでしょう ?

単元質問 旅を楽しむには何が大切ですか ?

内容質問

修学旅行の目的は何ですか ?

どんな修学旅行が楽しい修学旅行ですか ?

人気のある企画 (旅行) にはどんな特徴がありますか ?

自分の考えを相手に伝えるにはどんな工夫が必要ですか ?

相手を説得するにはどんな要素が必要ですか ?

学習者のイメージ設定

クラスの人数

クラスの雰囲気

リテラシースキルレベル 既習スキル 新規学習スキル

学習成果物 評価

導入

課題設定

過去の修学旅行を確認することで、修学旅

行の課題を見つける。

旅行代理店の方から企画の立て方を教え

てもらう。

力能見発題課

調べ 修学旅行の企画に必要な情報の収集。 グループのメンバーが協力して企画・調査に参

加しているか。

まとめ

修学旅行企画をプレゼンテーションする準

備。

パワーポイントによるプレゼンテーションの

作成。

● 企画を提案するためのプ

レゼンテーション

発表のための工夫はされているか。

説得力のある資料は用意できているか。

発表・参加

・実践

各グループのプレゼンテーションと相互評価

(採点) 。

自分たちの考えを相手にうまく伝えられた

か。

きちんと振り返れたか。

評価 。るすを価評己自、り返り振を元単

学習支援情報ツール

ハードウェア

デジタルカメラ

コンピューター

プロジェクター

スクリーン

ソフトウェア

プレゼンテーションソフト

Web ページ作成ソフト

メーラー

学習活動の詳細

導入・課題設定 3 / 16 時間

評価項目 課題発見能力

児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材

修学旅行について考えてみよう

○ これまでの修学旅行の計画、実際を見て、課題を発見

する。

○ 修学旅行に対しての思いを語り合う。

教師のなげかけ

「旅を楽しむには何が大切ですか ? 」

「修学旅行の目的は何ですか ? 」

「どんな修学旅行が楽しい修学旅行ですか ? 」

○ これまでの修学旅行の計画、実際の写真等を準備し

ておき、紹介する。

○ 先輩の感想等を紹介し、問題を提起する。

過去の修学旅行の計画・

写真・コメント

学習課題をつかもう

○ 今回の単元学習全体の流れを教師のプレゼンや単元

ルーブリクを見て、確認する。

○ コンピューターの使用法について学ぶ。

○ (著作権の問題、ネチケットについて)

○ 単元ルーブリクを使って、単元全体の流れと評価項目

について説明する。

○ 著作権等の問題について説明する。

プレゼンテーションサンプ

ル

単元ルーブリク

学習課題・学習計画を立てよう

○ 旅行代理店の人から旅行の企画の立て方について説

明をうける。

○ 話をまとめやすいようにプリントを準備する。 インターネット

学習活動の構想

調べ 5 / 16 時間

評価項目 グループのメンバーが協力して企画・調査に参加しているか。

児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材

企画書を作ろう

○ 企画書の作成 (各社ごとに) をする。

旅行のテーマ

場所

日程

見どころ

予算

この企画のポイント

教師のなげかけ

「人気のある企画にはどんな特徴や工夫がありますか ?

」

○ 企画書作成の支援をする。

○ 企画書に必要な項目を知らせる。

企画書プリント(サンプル紹

介)

インターネット･電子辞書

電子メール

書籍・ビデオ見どころ

各グループで協力して、旅行計画を作成する。その際、

役割を分担し、できるだけ多くの情報を集め、実現可能な

プランを作成する｡

プランナー

リサーチャー

コピーライター

デザイナー など

何より大切なのは、「テーマ」に沿った一貫性のあるもの

にすることである。

「旅行を計画するにはどんな役割分担がありますか ? 」

「どんな情報が必要ですか ? 」

まとめ 2 / 16 時間

評価項目 発表のための工夫はされているか。

説得力のある資料は用意できているか。

児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材

プレゼンテーションの準備をしよう

○ 自分達の企画書に基づいてプレゼンの準備をする。

どんな方法でプレゼンをするのか。

誰が何を担当するのか。

何を一番の売り物にして、他社(他グループ)に打ち勝

つのか。

○ グループごとにプレゼンを制作する。

○ プレゼンテーションサンプル・ルーブリクを参照させ

て、プレゼンについての約束事をしらせる。

時間 : 各社 5分以内

会場 : コンピューター教室

発表方法 : 自由

評価方法

各自が採点し、集計し、合計点で採択社を決定する。

プレゼンテーションソフト

プレゼンテーションサンプ

ル

プレゼンルーブリク

オーバーヘッド

○ プレゼンルーブリクに沿ってプレゼンの練習をする。

内容はわかりやすいか。

声の大きさは適切か。

資料は効果的に使われているか。

班員の役割分担、協力は適切になされているか。

発表の工夫は十分になされているか。

○ 6つのグループ(架空旅行会社)に分かれてこれからの

計画を立てる。

○ より詳しい情報が必要な場合は、メールを利用するこ

とができることを知らせる。

トンリプ方て立の書画企

電子メール

採点基準

内容はわかりやすいか。

声の大きさは適切か。

資料は効果的に使われているか。

班員の役割分担、協力は適切になされているか。

発表の工夫は十分になされているか。

○ 発表している会社以外の生徒は、発表を聞きながら採

点シートに評価と得点を書き込む。

採点シート (プレゼンルー

ブリク)

○ 一番よい会社を決め、その理由を話し合う。

○ 再度、修学旅行の意義について考える。

○ 一番よい企画を旅行業者の人に持ち帰ってもらい、修

学旅行で実現してもらうようお願いする。

○ 学習のまとめをする。

「なぜ、その企画が一番よかったのか ?」

「どんな工夫があったのか ?」

評価 1 / 16 時間

評価項目 きちんと振り返れたか。

児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材

単元の振り返り

○ 単元での学習を思い出し、自己評価シートに書き込

む。

教師のなげかけ

「旅を楽しむには何が大切ですか ? 」

となげかけ、単元を学ぶ中で気づいたことについて自由

に話し合う。

自己評価シート (ルーブリク

から項目を抜粋)

発表・参加・実践 2 / 16 時間

評価項目 自分たちの考えを相手にうまく伝えられたか。

児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材

最高の修学旅行を探そう

○ 各社ごとにプレゼンを行う。

○ 発表、評価方法について、確認する。

時間 : 各社 5分以内

会場 : コンピューター教室

発表方法 : 自由

評価方法

各自が採点し、集計し、合計点で採択社を決定する。

○ 各社のプレゼンの評価をし、助言をする。

○ 校長や旅行業者の方にも参加していただき、評価をお

願いする。

プレゼンテーションソフト

オーバーヘッド