DAIWA ODAKYU CONSTRUCTION CSR REPORT 2015

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CSR REPORT 2015 DAIWA ODAKYU CONSTRUCTION

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CSR REPORT2015

DAIWA ODAKYUCONSTRUCTION

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01 CSR Report 2015

大和小田急建設の CSR の考え方

社 員憲章

大 和ハウスグループCSR指針

私たちは、「人・街・暮らしの価値共創グループ」の社員として一. 品質、技術、情報力の向上に努め、環境に配慮した安全で確かな商品、安らぎとくつろぎの空間を提供します。[企業の視点]一. 誠意をもってお客様と向き合い、感動と喜びを分かち合います。[お客様の視点]一. 社会規範に基づく公明正大な行動により、社会的評価を高め、企業価値の向上に努めます。[株主の視点]一. 感謝の気持ちを忘れず、公正であることに努め、取引先と共に成長・発展を図ります。[取引先の視点]一. 仕事を通じて自らの成長と幸せを追求します。[社員の視点]一. 「共創共生」を基本姿勢に、心豊かに生きる暮らしと社会の実現を目指します。[社会の視点]

大和ハウスグループの理念体系は、企業理念(社是)、経営ビジョン、社員憲章の3つで構成されています。その理念体系をもとにCSR指針を策定しています。

■ 大和ハウスグループ 理念体系

大和小田急建設は、大和ハウスグループの一員として理念体系およびCSR指針を共有しています。

社会性・環境性・経済性の3つの側面から、バランスのとれた事業活動を意識するとともに、ステークホルダー(利害関係者)と誠実に向き合い、企業市民として社会の要請に応え続ける。

1. 独自技術・ノウハウにより事業を通じて社会に貢献する。2. ステークホルダー(利害関係者)との関わりや対話を通じて当社に対する要請を理解し、企業市民としてそれに応えるよう努める。

る。

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こここここここここここのこのこのこのこののの「の「の「の「の「「「「共共共共共共共共創共創共創共創共創共創共創共創共共共共共共共共生生生生生生生生生生生生生生」生」生」ののの」の」の」の姿姿のののの姿姿姿姿姿姿勢姿勢姿勢姿勢姿勢勢を勢を勢を勢を勢を勢をををををを持持持持持持ち持ち持ち持ち持ちち続ち続ち続ち続ち続続続続続けけけ、け、けけけけけけけけけ、け、け、け、け、け、、、、、

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経 営ビジョン

心を、つなごう私たちは「人・街・暮らしの価値共創グループ」として、お客様と共に新たな価値を創り、活かし、高め、人が心豊かに生きる社会の実現を目指します。そして、お客様一人ひとりとの絆を大切にし、生涯にわたり喜びを分かち合えるパートナーとなって、永遠の信頼を育みます。

企 業理念(社是)

一. 事業を通じて人を育てること

一. 企業の前進は先づ従業員の生活環境の確立に直結すること

一. 近代化設備と良心的にして誠意にもとづく労仂の生んだ商品は社会全般に貢献すること

一. 我々の企業は我々役職員全員の一糸乱れざる団結とたゆまざる努力によってのみ発展すること

一. 我々は相互に信頼し協力すると共に常に深き反省と責任を重んじ積極的相互批判を通じて生々発展への大道を邁往すること

せい せい

だい どう まい おう

ろう どう

人がそし生涯永遠

反々い

企業理念(社是)グループの根幹を成す考え方であり、

将来にわたって私たちが共有すべきものです。

私たちが時代に必要とされる存在となるために打ち出したグループの方針であり、

各々の事業において実践すべきものです。

私たちの行動の指針であり、日々の活動において常に意識しているものです。

経営ビジョン

社員憲章

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2. ステ クホルダ (利害関係者)との関わり3. 企業倫理・コンプライアンスの確立に努める

たたたたたたたたちちたちたちたちたちたちちちちちちちちち大大大大大大大大大大大大大

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誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠実誠実誠実誠実

3. 企業倫理 コンプライアンス

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145年の伝統と実績

大和小田急建設株式会社代表取締役社長

トップコミットメント

歴史とともに未来へ進み、

お客様ファーストの精神で

更なる企業価値向上を創造してまいります。

■大和小田急建設のCSRの考え方■トップコミットメント■[特集]大和小田急建設で活躍する女性たち

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CSR経営社会性報告環境性報告■会社情報

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I N D E X

 当社は、明治2年10月に野村組として創業し、昭和46年11月に小田急グループへの参画、さらに平成20年4月には大和ハウスグループに参画して持続的に成長・発展できる企業を目指して取り組んでまいりました。 しかしながら、国内の建設業界を取り巻く環境は、東京オリンピック開催決定による建設投資の増加が期待される一方、労務不足や建設コストの上昇に拍車がかかる可能性もあるなど、不透明な経営環境が続くものと思われます。 このような中、大和ハウス工業と当社において、経営資源の最適化、経営の効率化を通じ、建設業界での成長力および競争力を一層強化させる必要があると認識をし、そのためには大和ハウス工業が当社を完全子会社とすることが最善との判断にいたりました。 今後も、当社の強みである分野・エリアを中心にソリューション営業を展開して、特命受注化を図り収益力を高めること、コアコンピタンスとなる技術・工法を確立し他社との差別化を図ること、さらには環境事業・再開発事業・土木リニューアル等への周辺事業領域に拡大を図り、各事業を強化することにより、持続的に成長・発展できる企業を目指して取り組んでまいります。

持続的成長を目指します

企業価値の向上を目指します

 当社の従業員には、①「徹底した顧客志向」と「原価や経費の圧縮に1%のこだわり」を持って改善を図り、業務に取り組むこと(意識改革)②スピードを持ってお客さまへの対応を可能とするよう取り組 むこと(組織改革)③あらゆる仕事の取り組みを抜本的に見直し、徹底的な業務 効率を図り筋肉質の体質の構築(業務改革)

を意識して取り組み、そのうえで、常に「会社・社員・株主さま・お客さま・社会・将来のためになるか」を意識して判断するようにと説いています。 そして、さらなる企業価値を向上すべく、原価低減および経費節減の取り組みを継続し、ITを活用して業務の効率化・平準化・迅速化を進め、生産性を向上させて間接部門のスリム化を図り、経営資源を事業部門へシフトするとともに、効率経営の徹底と収益性の改善を強力に推進してまいります。 また、大和ハウスグループとの共同調達等により、スケールメリットを活かした調達の原価の低減・圧縮を図るとともに、大和ハウスグループの一員として住宅部門の強みを積極的に取り入れ、その優位性を活かした高品質のサービスを提供してまいります。  併せて、内部統制システムの確実な運用、コンプライアンス体制のさらなる強化に努め、正確な情報と迅速な開示で経営の透明性を確保するとともにBCP体制をこれまで以上に充実させて事業継続の信頼性を高め、事業を通じて社会貢献できるよう尽力してまいります。 今後も、145年の伝統と実績とともに、より良い未来の構築をめざして変革を恐れず、新たな顧客価値を創造することを目指し、さらなる業務改革を進めてまいります。

 当「CSRレポート」は、当社のCSRに関する活動実績をまとめたものです。ご一読いただき、お気付きの点など、広くステークホルダーの皆さまからの忌憚のないご意見、ご指導を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

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03 CSR Report 2015

 集

■大和小田急建設で活躍する女性たち

璧にはできないと割り切ることで、精神的にもだいぶ楽になります。1人だけの力ではできないというのは、現場や建物をつくる仕事など、さまざまな状況で通じることだと思います。 私の夢は『100%女性で回す現場』です。設計、施工、営業、事務も、いつかは女性社員で動かす現場の所長をやってみたい。女性の後輩たちも増えてきているので、不可能ではないはず。ぜひ実現したいです。

03 CSR Report 2015

 私が入社した当時は、社内に女性の施工管理技術者はほとんどいなかったため、異色の存在だったかもしれません。個人差もありますが、現場の中では言葉遣いなどから、年代の差や性別の差があることを実感しました。現場内のコミュニケーションに苦戦する中で、協力会社の若い女性スタッフとは話がスムーズに通じたことも覚えています。言葉遣いや価値観の違いで衝突することもありましたが、上司や職人の方と話す時には順序立てて話すように心がけ、今は仕事の話から雑談までできるようになりました。

 大和小田急建設は、大和ハウスグループが推進するダイバーシティに参加し、よりよい職場づくりのために、当社で活用できる取り組みがないか、情報交換を行っています。 2015年3月31日時点で、当社社員数792名のうち女性社員数は60名、その中で16名が技術系の職種に就き、それぞれの専門分野で活躍しています。また、子育てを支援する企業として厚生労働省が認定する「くるみん」(次世代育成支援認定マーク※)を取得するなど、今後さらに女性が活躍できる企業風土の醸成に取

り組んでいきます。

■女性社員技術職: 建築施工管理職5名、建築積算職1名、土木施工管理職1名、 設備施工管理職2名、設計職7名/計16名

 2014年11月、今後さらに女性技術者が活躍できる職場環境への改善を目的とし、7名の施工管理職の女性社員と役員が懇談会を行いました。「女性が働きやすい職場=男性にとっても働きやすい職場」を目指して、さまざまな意見交換が行われました。懇談会を主宰した技術本部長の加藤は、「1回だけでなく、テーマを設けて定期的に懇談会を行いたい」と締めくくりました。

現場所長誕生!P ick Up!P ick Up!

開発事業部開発工事部工事課 ● 建築施工管理職

2007年入社大河原 迪恵女性の立場で感じること、時には衝突もありました。

 建築施工管理職に携わる私は、これまで学校、高齢者福祉施設、マンション、戸建て住宅など、さまざまな工事を経験しました。書類や検査に追われると時に苦しくなることもありますが、経験が増えてくると仕事がだんだんと面白くなってきます。例えば当社ではあまり携わることのない木造の戸建て住宅は、通常のマンションとは足場の組み方1つをとっても全く違うため、それぞれの作業が興味深く、工程の確認もこまめに行うよう心掛けました。 現場所長となった今も、人にお願いしたり、頼ったりしなければできないことはたくさんあります。1人で完

いろんな現場を経験。そして夢は100%女性で回す現場。

 勤務地の配慮など、当社に子育て支援という制度があったおかげで、ここまでやってこられました。子育て支援は女性社員だけでなく、子どもを持つ男性社員にも必要な配慮かなと思います。夫婦で同業のわが家では、子どもが1歳半を過ぎてから、夫と私の両方が子どもの面倒を見られるようになりました。夫婦でお互いにワークライフバランスを調整しながら、家庭と仕事の両方を大事にしています。

ワークライフバランスは大事

女性初の所長として現場をつかさどりながら、育児中の母として家庭と仕事を両立する大河原さん。これまでの道のりや、その素顔に迫ります。

[工事経歴]▼神田女学園建替工事▼ D プロジェクト田園調布新築工事▼プレミスト一之江新築工事▼プレミスト東陽町新築工事ほか、現場支援業務(書類作成、積算用工程表作成、計画届など始まる現場支援)を経験し、産休・育休の後、S様邸新築工事の所長を務めた。

大和小田急建設で

大和小田急建設では、2014年、当社初の女性現場所長が誕生し、女性技術者や女性管理職も年々増加しています。能力のある多様な人材を確保、そして登用し、今後さらに女性が活躍できる企業を目指して、積極的な取り組みを行っていきます。

※詳しくは P11 に掲載

任せてください!

仕事も家庭もたからもの

ダイバーシできる取り

女性社員ぞれの専として厚生

 2014年11月、今後さらに女性技術者が活躍できる職場環境への改善を目的とし、7名の施工管理職の女性社員と役員が懇談会を行いました。「女性が働きやすい職場=男性にとっても働きやすい職場」を目指して、さまざまな意見交換が行われました。懇談会を主宰した技術本部長の加藤は、「1回だけでなく、テーマを設けて定期的に懇談会を行いたい」と締めくくりました。

性現場所長が誕生し、す。今後さらに女性が活躍っていきます。

働くママとして

女性技術者と役員懇談会女性がより活躍できる職場を目指して

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04CSR Report 2015

 分譲マンションの施工現場で、おもに躯体工事を

担当し、鉄筋の配筋チェックや写真撮影、コンクリー

ト打設の数量拾いや打設計画・手配・当日の打設

指示などを中心に行っています。工事中はたくさんの

協力会社の方々が作業されるため、搬入や作業場所

など調整しなければいけないことが多くて大変です

が、まっさらだった土地に少しずつ建物が造られ、完

成後に眺めた時は達成感がとてもあります。また、先

輩や上司との風通しが良く、現場を異動してからもい

ろいろな相談にのってもらえたり、困った時に助けて

もらえたりする雰囲気が当社の良さだと思います。

困った時も支えてくれる、風通しの良い職場です。

 当社のアットホームな雰囲気に惹かれ、自分らし

く働いていけると思い入社を志望しました。現在は

設備施工管理を担い、主に新築工事における設備

などの品質、工程、コストの管理を行っています。

現場での週1回の定例会議に出席し、より使いや

すい建物にするための検討や、建物躯体と設備の

納まり調整などを打ち合わせします。協力会社へ的

確な指示を出すことは、自分自身がきちんと内容を

理解していないとできないので大変ですが、それを

乗り越え、完成した建物を見たお客さまから感謝さ

れた時は本当にやりがいを感じます。

大和小田急建設なら、自分らしく働いていける。

 建築物の構造設計を担当しています。具体的に

は意匠設計者がお客さまから伺った要望をもと

に、設備設計者を含めて打ち合わせを行い、その内

容をもとに建築物の安全性を考慮し、柱や梁など

の構造計算や構造図を作成します。また、工事監

理業務として、構造図通りに工事が行われているか

も検査しています。構造設計の仕事は、建築関係

法令などを確認し、安全な設計を求められるところ

が大変なところでもあり、やりがいでもあります。自

分の提案が通り、設計に反映された時は、自分が

成長したと感じます。

建築物の安全に関わる仕事は大変ですが、やりがいも。

完成工事一覧Women ActivationP i c k U p !P i c k U p !

プロフェッショナルとして輝く女性たちの声

2014年度

▶〈仮称〉つくば研究学園C-43街区 戸建開発事業  造成工事(茨城県つくば市)  [造成工事] ● 2014年4月竣工

▶リーフィアレジデンス世田谷喜多見 (東京都世田谷区) [住宅] ● 2015年3月竣工

▶ADONIS-アドニス-(東京都文京区) [住宅] ● 2015年3月竣工

▶アマダ福島工場(福島県二本松市) [工場] ● 2014年10月竣工

▶館が森地区道路改良工事(岩手県宮古市) [復興道路] ● 2014年9月竣工

竣工後着工前

外観正面エントランス

南西面全景正面外観

外観北東面外観北面

榎本 よしの2012年入社建築事業部建築工事部●建築施工管理職

伊原 量子2011年入社建築事業部建築工事部設備課●設備施工管理職

藤本 千佳2007年入社技術本部設計推進部構造設計グループ●構造設計職

当社設計

当社設計

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CSR経営

05 CSR Report 2015

■コーポレート・ガバナンス

 内部統制システムは、会社業務の適法性、効率性を確保し、リスクを管理する重要なシステムであると位置づけ、会社を取り巻く環境の変化に応じて見直しを行い、その改善、整備を進めています。この考えに基づき、2011年4月に執行役員制度を導入したことおよび2013年6月に子会社(株)ケンキーを吸収合併したことに伴い、所要の改定を行いました。 また、改正会社法が2015年5月1日に施行されたことに伴い、「内部統制システム構築の基本方針」について、所要の改定を行う予定です。

 大和小田急建設は、コーポレート・ガバナンスを経営の最重要課題として認識し、経営の効率化、意思決定の迅速化を図るとともに、法令遵守および経営の透明性を確保することを基本方針としています。

 この基本方針に基づき、内部統制システムの整備、「大和ハウスグループ企業倫理綱領」および「コンプライアンスマニュアル」(どちらも次ページにて項目を掲載)によるリスクへの迅速な対応、コンプライアンス体制の強化や情報開示委員会の検証に基づく適正な情報開示による経営の透明性の確保に取り組んでいます。

 当社は、「大和ハウスグループ企業倫理綱領」および「コンプライアンスマニュアル」において、反社会的勢力との絶縁および毅然とした態度で組織的に対応することを明記し、その周知徹底を図っています。 また、総務部門では外部の専門機関による教育、研修に積極的に参加するなど、反社会的勢力に関する情報を収集し、社内に周知するほか、警察や外部の専門機関と緊密に連携し、速やかに対処できる体制としています。2012年度には、公益社団法人警視庁管内特殊暴力防止対策連合会の賛助会員となり反社データの活用のほか、反社会的勢力との決別を表明した「宣言文」を掲げ、反社会的勢力との関係遮断へ積極的な取り組みを実施しています。 さらに、各契約関係書類には暴力団排除条項を記載し、反社会的勢力との関係遮断を徹底しています。

コーポレート・ガバナンス大和小田急建設は、強固なコーポレート・ガバナンス体制を構築し、経営の透明化を進めるとともに、コンプライアンスの確保を行っています。大和小田急建設は、強固なコーポレート・ガバナンス体制を構築し、経営の透明化を進めるとともに、コンプライアンスの確保を行っています。

内部統制システムの基本的な考え方 反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方

コーポレート・ガバナンスの基本的な考え方

株主総会

選任 選任

連携

選定

提言・報告

報告

取締役・取締役会

[執行役員]本部・事業本部・事業部・支店 等

会計監査人

経営会議リスク管理委員会

コンプライアンス委員会

選任

連携報告

監査

監査

監査

監査役・監査役会

代表取締役 監査部

「宣言文」(本社にて掲示)

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06CSR Report 2015

CSR経営

■コンプライアンス

コンプライアンス

 当社は、大和ハウスグループの一員として、大和ハウスグループ企業倫理綱領および行動規範に基づき業務を遂行しています。さらに、この行動規範の考えをよく理解し、日々の業務において正しく実践できるよう、行動規範を具体的に解説した「大和ハウスグループCASE BOOK」および「大和小田急建設CASE BOOK」を全

役職員に配付、各部署において読み合わせをするなど、周知徹底することで、コンプライアンス意識の共有と向上を図っています。 また、業務を遂行するにあたり、さらに個人として行動するうえで遵守すべき基本的事項を定めた「コンプライアンスマニュアル」を全役職員に配付しています。

 当社は、派遣社員を含むすべての役職員が利用できる内部窓口を総務部に、また、外部窓口を社外の弁護士事務所に設置することで、社内外のいずれの窓口にも相談することができ、コンプライアンス上の問題や問い合わせに対して早期に対処する体制を整えています。 なお、相談・通報した人が不利益を被ることがないように、不当な取り扱いを禁止した「コンプライアンス・ホットライン規則」を制定し、相談・通報した人を保護する体制も整えています。 また、お取引先が利用できるコンプライアンス・ホットラインとして、2010年1月に「パートナーズ・ホットライン(お取引先向け通報

制度)」を開設しています。役職員が業務発注などの取り引きに際して、不当な行為をした場合、またはその疑いがある場合、専用の通報窓口へFAXまたは電子メールで当社にお知らせいただくことで、当社として自らそのような状態を正す仕組みになっております。●個人の生命、健康に危険を及ぼす行為、またはその恐れのある行為

●各種法令違反●大和ハウスグループ行動規範に反するような行為 このような行為をお取引先が見かけられた、耳にされた場合にご利用ください。

コンプライアンス・ホットライン/パートナーズ・ホットライン 

 当社は、不祥事の発生防止および発生時の被害・影響を抑止するため、毎年全社員を対象として、倫理的ジレンマへの対応および人権啓発をテーマとした社内研修を実施しています。 また、全役職員を対象に「インサイダー取引規制」「パワハラ・セクハラ対応」などを、宅建業従事者を対象に「適正な不動産取引」を、また作業所勤務者を対象に「適正な廃棄物処理」「安全衛生管理」など、多岐にわたるテーマを取り上げ、e-ラーニングによる研修を実施し、コンプライアンスに関する基本的知識の習得・実践を推進しています。 さらに、2012年から管理職を対象に、各部署におけるコンプライアンス体制を推進する責任者のスキルアップを図るため、コンプライアンスリーダー研修を実施しています。

 大和ハウスグループで働く全役職員が、日々の業務の中で「大和ハウスグループ企業倫理綱領」「行動指針」に即した判断・行動ができるように、当社ではケース事例を通してわかりやすく解説したグループ内テキスト「大和ハウスグループCASE BOOK」を活用し、原則として毎日読み合わせを職場単位で行っています。 読み合わせの際に、そのケースの登場人物はどうすべきだったのか、また普段の自分だったらどうするのかを考えることで、行動指針に基づいた判断・行動ができる倫理観を醸成しています。

啓蒙活動

ケースブックの読み合わせを毎日実施

1 お客さまと共に2 コンプライアンスと共に3 職場と共に4 ビジネスパートナーと共に

5 環境と共に6 社会と共に7 人権の尊重

コンプライアンスマニュアル私たちは、社会からの要請に応えるために、法令を遵守するとともに、社会通念に則った行動をします。

1 お客さまへの安全・快適な商品・サービスの提供 2 お客さまへの商品・サービスに関する適切な情報の提供 3 個人情報の適正な管理・活用 4 トラブル発生の未然防止 5 公平・公正な取引 6 反社会的勢力との絶縁 7 環境問題への積極的な取り組み 8 よき企業市民としての行動 9 働きやすい職場環境の整備10 適時・適切な情報の開示11 大和ハウスグループの一員としての適正な行動

大和ハウスグループ企業倫理綱領

トップの姿勢

行動規範

基本方針

行動基準

各社トップは、全役職員にこの企業倫理綱領を厳守させ、自らも率先垂範するとともに事業運営の透明性・公正さを確保する責務を負う。

コンプライアンス規範

Page 8: DAIWA ODAKYU CONSTRUCTION CSR REPORT 2015

07 CSR Report 2015

CSR経営

■リスクへの対応

 当社は、過去2度にわたり独占禁止法に違反する行為(入札談合)を行ったとして、公正取引委員会から排除措置命令および課徴金納付命令を受け、さらに国土交通省から営業停止処分を受けました。 この違反行為を反省し、今後決して入札談合に加担してはいけないという強い決意から、継続的に営業担当および管理部署

の役職者を対象に「独占禁止法遵守研修」を行っています。 また、コンプライアンスマニュアルに「独占禁止法遵守のための行動規範」を盛り込むとともに、「独占禁止法遵守のための行動規範」をコンプライアンスマニュアルから分離した冊子を制作し、全役職員に配付するとともに、常時携帯させることで、決して入札談合に関与しない意識の醸成を図っています。

入札談合に対する取り組み

 大和小田急建設は、ステークホルダーからのさまざまなお申し出などに対して、適正かつ迅速な対応を行い、またそのお申し出などの内容を全社で共有することで、業務改善の提案につなげていくことを目的として、2008年10月に「リスク管理委員会」を設置し、毎月開催しています。 現在は、大和ハウスグループのリスク管理体制の一環として、グループでのリスク情報の共有、具体的な対策の決定から全社への水平展開、業務改善の検討、リスク事案の未然防止などに取り組んでいます。 建設事業のほか、兼業事業(不動産開発、市街地再開発、環境)に取り組むなど、事業の拡大に伴い、直面するリスクも、年々

多様化・複雑化していますが、今後も、この委員会を中核にして、リスク管理体制のさらなる強化・発展を図っていきます。 また、リスク管理委員会の下部組織として「コンプライアンス委員会」を組織しており、役職員のコンプライアンスに対する意識向上・改善を図るための諸施策の検討およびリスク管理委員会に対しコンプライアンス体制の確立に必要な事項について、その改善を提言しています。 さらに、当社は近年さまざまなトラブルの要因となっているSNSの利用について、大和ハウスグループが2014年4月に制定したガイドラインを全役職員に周知し、その留意事項の実施を徹底させることでトラブルの未然防止を図っています。

リスク管理体制の強化

事業継続計画(BCP)の策定と実績

リスクへの対応大和小田急建設は、リスク管理体制の強化・発展を図っていくとともに、大規模災害など緊急事態が生じた場合における事業継続への取り組みを進めています。大和小田急建設は、リスク管理体制の強化・発展を図っていくとともに、大規模災害など緊急事態が生じた場合における事業継続への取り組みを進めています。

 当社では、大規模災害やその他甚大な被害をもたらす危機が生じた場合、会社の被害を最小限に抑え、重要な業務が中断しない、または中断しても短い期間で再開できるように準備を行い、お客さまをはじめとするステークホルダーへの社会的責任を果たすため、従来の防災計画を見直し、事業活動を支える事業継続計画(BCP)を策定し、「災害に強い建設会社」として活動しています。

以下の基本方針のもと社会の早期復旧に資する建設活動の推進を積極的に取り組んでおります。

1 人命第一(全ての事項において人命を最優先とする。)

2 緊急対応・復旧(社会全体の早期復旧という社会的役割を 果たすため緊急対応を優先して行う。)

3 沿線価値の向上(小田急グループ全体の防災力向上に 貢献し、安全・安心な沿線価値の向上を目指す。)

4 計画の公表 (CSR活動の一環としてBCP活動計画の公表を推進する。)

BCP※基本方針

地 震風水害

感染症

事 故火 災

テ ロ

ステークホルダーへの社会的責任

企業価値の維持・向上中核となる事業を継続 早期復旧

大和小田急建設

※BCP=Business Continuity Plan

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08CSR Report 2015

CSR経営

■リスクへの対応

事業継続計画(BCP)

初動本部

インフラ復旧に関する協定締結先

小田急グループ

お客さま竣工済物件

災害対策本部

従業員やその家族

大和小田急建設BCM※ システム

支店作業所社有施設

大和ハウスグループ

近隣や地域社会

被災状況確認復旧支援

情報交換相互協力

安否確認状況報告

安否確認システム

招集連絡・業務連絡

インフラ復旧支援情報公開・相互扶助

安否・被災状況の確認人材・資機材などの

状況確認

災害時協定に基づく協力依頼・相互援助

被災地域物件対応・二次災害防止・復旧支援

復旧本部

協力会社

重要業務

大山ケーブルカー土砂崩れの復旧活動

 2007年度より、現状確認、事前対策、災害発生時の対応策などを検討して、電子版のBCPマニュアルを策定し、国土交通省からの認定を受けました。 その後、BCP推進委員会を立ち上げ、全社であらゆる視点から問題点を抽出し、2014年度は、全社BCP訓練に加え、都心南部直下地震を想定したBCPマニュアルの改訂、代替本部の変更、資材物資優先確保の協定締結、顧客マニュアルの改訂など、より一層のBCP体制の強化を図りました。

BCPの活動内容

 当社では、2014年11月に都心南部直下地震(内閣府)を想定災害とした防災訓練を実施。 一般業務停止宣言、帰宅方針および来客者対応を想定した災害対応訓練の実施とともに、2014年度に作成した「災害対応方針と行動計画」の再確認を行いました。

全社BCP訓練

鉄道事業本部BCP説明会

 大規模災害やその他甚大な被害をもたらす危機が生じた場合のお客さまや地域社会と大和小田急建設の関係、協力会社と当社の関係を下図のように位置づけています。 これらの災害や被害が生じた場合は、災害対策本部を中心にして被害の早期復旧に努めます。

災害発生時の体制

 2014年10月31日、鉄道事業本部にて、小田急グループを対象とした応急復旧業務における「協力会社合同説明会」を実施しました。小田急グループ各社および協力会社様約50社を招待し、応急対応の流れや連絡体制の確認、災害食料の試食会などを行いました。

 2014年8月16日、神奈川県伊勢原市にある大山ケーブルカー(大山観光電鉄㈱)の軌道内にて土砂崩れが起こり、運行停止となったケーブルカーの軌道復旧に向けて、当社の社員8名および協力会社のスタッフの方々が作業にあたりました。 軌道内に落ちた40~80㎝ほどの多数の岩を、約15mにわたり大ハンマーを使って手作業で粉砕し、搬出しました。翌日15時には無事終了し、ケーブルカーの運転が再開されました。

BCP訓練の様子(2014年11月)

関東地方整備局災害時の基礎的事業継続力認定証

※BCM=Business Continuity Management(事業継続管理)

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09 CSR Report 2015

■株主・投資家およびお取引先とのかかわり/安全衛生の取り組み

社会性報告

当社の労働安全衛生マネジメントシステムリスクアセスメントを核としたシステムの導入(2007/10/01~)

安全衛生計画実施状況等の確認リスクアセスメントの結果の反映

安全衛生計画の作成リスクアセスメントの実施

安全衛生計画実施状況等の確認リスクアセスメントの見直し[作業所安全衛生環境協議会]

安全衛生計画の実施リスクアセスメントによる対策の実施

計 画Plan

実 施Do

改 善Act

評 価Check

 2015年1月15日、大和小田急建設共栄会との共同開催による「新年賀詞交歓会」を、ハイアットリージェンシー東京にて開催しました。お取引先や協力会社の方々など約1,150名様にご来場いただき、関係者のみなさまとより一層のリレーション強化を図る場となりました。

新年賀詞交歓会の開催

 2014年11月2日、「海老名駅間地区基盤整備工事」作業所関係者約100名にご参加いただき、神奈川県片瀬西浜海岸にて地引網大会を開催しました。当日は天候にも恵まれ、お取引先や協力会社の方々、当社の社員と、それぞれのご家族が一体となって網を引き、懇親を図りました。 参加されたご家族の方からは「貴重な経験ができ、良い思い出となりました」と感謝の言葉をいただきました。

お取引先、協力会社のみなさまと地引網大会

 大和小田急建設は、会社法・金融商品取引法・その他の関連法令ならびに東京証券取引所が「有価証券上場規程」に定める「会社情報の適時開示等に関する規則」(以下、「適時開示規則」)に従い、迅速・正確・公平の観点から情報開示を行います。

 また、適時開示規則に該当しない情報についても、株主・投資家のみなさまに重要あるいは有用であると判断した情報については積極的かつ公平に開示いたします。

ディスクロージャーポリシー

安全衛生方針

 人命尊重の理念に基づき、労働災害の防止に万全を期すため、関係法令を遵守し、労働安全衛生マネジメントシステムの定着を図り、組織的な災害防止対策を確立し、安全衛生水準の向上を目指します。

 2007年度より、リスクアセスメントを核としたマネジメントシステムを

導入しています。店社および作業所が協力して、

❶ 工事作業に伴うリスクを事前に洗い出し、❷ その重要度・頻度を検討して、❸ 重大なリスクに対する予防策を立て、

災害防止に取り組んでいます。また、作業所安全衛生環境協議会を中心に、日常的にシステムを運用することで、継続的な安全衛生活動の向上を図っています。

店社および作業所での取り組み

株主・投資家および取引先とのかかわり株主・投資家のみなさまとのコミュニケーションを大切にし、大和小田急建設への認知を広げていきます。そして、お取引先との公正な取引を通じて連携を図り、さまざまなことに取り組んでいます。株主・投資家のみなさまとのコミュニケーションを大切にし、大和小田急建設への認知を広げていきます。そして、お取引先との公正な取引を通じて連携を図り、さまざまなことに取り組んでいます。

安全衛生の取り組み

Page 11: DAIWA ODAKYU CONSTRUCTION CSR REPORT 2015

10

社会性報告

■安全衛生の取り組み

CSR Report 2015

 共栄会土木部会に加入している協力会社全36社のうち、27社が自主的に「土木活動部会」活動を行っています。 活動のひとつとして、作業所パトロールで良い所を発見し、他作業所や協力会社にも水平展開することを目的に「ヨイショ活動」を行っています。作業所を“ヨイショ”する、言わば“褒めて伸ばす”ことで創意工夫の発案を促し、労働災害防止や作業所環境改

共栄会土木部会「ヨイショ活動」

善、技術力向上を図るとともに、協力会社との絆を深めています。

 大和小田急建設共栄会安全環境部会では、作業所の安全・環境の向上を目指し、以下のような活動を行いました。①前年度の災害を分析し、類似災害の再発防止に役立てるための「災害防止ポスター」を作成し、すべての作業所に配布しました。②「労働災害防止活動の推進」と「安全意識向上」のため、「Safe Work Daiwa Odakyu」のステッカーを作成し、全作業所の社員、作業員に配布しました。③新宿消防署のご協力をいただき、「普通救命講習会」を開催し、社員と会員あわせて24名が参加しました。

 2014年8月、岩手県宮古市の「館が森地区道路改良工事」および「崎山地区改良工事」にて、事務系社員による安全パトロールを実施しました。専門知識のない事務系社員がパトロールを行うことにより、安全担当社員が行う通常のパトロールとは違った視点で、危険箇所の確認をすることを目的としています。

 年度の始めに作成する「労働安全衛生管理実施計画書」の周知・徹底を図るため、大和小田急建設共栄会との共催により、関東・東北・名古屋・大阪の各支部にて、協力会社向けの「事業者安全環境管理講習会」を開催しています。

事業者安全環境管理講習会

大和小田急建設共栄会 安全環境部会

事務系社員による安全パトロール

①災害防止ポスター

 墜落・転落や転倒災害、午前中の災害など、身体が作業に対応できていない場合に災害が多いことから、短時間で行える「ワンポイント災害予防体操」のポスターを大和小田急建設共栄会で作成し、全作業所に配布しました。体操は朝礼時などで行い、安全意識の向上を図りました。

独自の「ワンポイント災害予防体操」を発表

ポスター

③普通救命講習会

②Safe Work Daiwa Odakyuステッカー

ヨイショ活動オリジナルロゴマークバックホー後部にセンサーを追加装着、後方死角解消、よし!

埋戻し材など、置き場の仕切りによる整理整頓、よし!

Page 12: DAIWA ODAKYU CONSTRUCTION CSR REPORT 2015

11 CSR Report 2015

社会性報告

■社員とのかかわり

 入社前年の10月から入社後1年間にわたり、大和小田急建設独自の実践対応型カリキュラムを用意しています。 当社社員そして一社会人としても、はじめの一歩を踏み出すための幅広く綿密な内容を盛り込み、一般的な基礎知識や常識から、将来従事する仕事の実務まで、しっかりと身につけられるように配慮しています。その流れは次のとおりです。

 育児休業について、2015年5月現在、育児休業中の者が1名、育児休業が終了して復職した者が9名(うち2名が2回取得)就業中です。2度目の育児休業取得者も増え、当社の育児休業に対する取り組みが社員に浸透してきたものと考えています。さらに育児や介護など、やむを得ない理由により退職した社員を採用する「再雇用制度」を制定しました。男女を問わず誰もが働きやすい職場環境づくりを推進し、今後もワーク・ライフ・バランスの向上に取り組んでいきます。

社員とのかかわり限られた経営資源である「人材」が、一人でも多く、1年でも早く、会社にそして社会になくてはならない戦力となる「人財」に成長してもらいたい。そんな気持ちで取り組んでいます。限られた経営資源である「人材」が、一人でも多く、1年でも早く、会社にそして社会になくてはならない戦力となる「人財」に成長してもらいたい。そんな気持ちで取り組んでいます。

新入社員教育

育児休業の取得状況・再雇用制度

第1ステップ入社前教育

第3ステップ仮配属教育

第2ステップ集合教育

正社員(正配属)

5/ 1

フォロー集合教育

10月

4\

中旬

安全講座ビジネスマナー講座 現場見学

内定者集合教育(先輩社員座談会)

 当社は「次世代育成支援対策に取り組んでいる企業」として、2012年10月、厚生労働省が認定する「くるみん」(次世代育成支援認定マーク)を取得し、2013年2月には「平成24年度名古屋市子育て支援企業」に認定されています。今後、育児休業中の社員が職場復帰するまでのフォローの仕組みを確立し、働き甲斐のある職場環境を目指すとともに、地域社会の次世代育成にも積極的に取り組んでいきます。

子育て支援

名古屋市子育て支援企業認定マーク

くるみんマーク

 私は約1年間の産休・育児休業を取得して職場復帰をしました。出産前は

意匠設計担当でしたが、復帰後は技術本部設計推進部にてBIMの推進や標

準図の作成など、設計支援の業務をしていました。復帰後は子どもの病気な

どで急に欠勤をしてしまうこともありましたが、上司や同僚にフォローしていただき、何とか業務を形

にすることができました。そして2015年4月から再び意匠設計担当になりました。復帰直後から設

計をしたいという気持ちもありましたが、時短勤務という制約があるため難しさも感じていました。

その中で設計担当として配属してもらえたことに感謝しています。育児と仕事との両立に不安はあり

ますが、この経験を今後の設計に活かせたらと思います。

育児休業取得社員の声

入社前教育通信教育を受講しながら社会人としての基礎知識を習得。

第1 ステップ

仮配属教育将来従事する仕事の実務を学びます。

第3 ステップ

入社式

4 /1

10/1

入社後 4月中旬~5/1

入社後 4/1~4月中旬

入社前 10/1~4/1

集合教育主に会社の基礎知識と環境への適応。

第2 ステップ

鉄道事業本部設計部 中村 美香

Page 13: DAIWA ODAKYU CONSTRUCTION CSR REPORT 2015

12CSR Report 2015

社会性報告

■社員とのかかわり

資格取得社員(制度利用者)の声

 一級建築士の資格の重要性が高まる中、試験の難易度は年々増しています。合格するには専門学校に通うなどの手立てが必要です。そこで、当社では社員の費用負担を少しでも軽減するため、一級建築士製図試験の際に通う専門学校などの講座受講料を会社で支援しています。この制度は2010年3月より運用され、2015年3月末までに23名が利用し、支援を受けています。

 ブラザー・シスター制度とは、新入社員に対して年齢の近い先輩社員(ブラザー・シスター)を配置し、月に1回の面談を重ねることで、日頃の業務の悩みや不安に対しアドバイスする制度です。先輩社員もこの制度を通じて、後輩育成という観点からその成長が期待できます。

一級建築士資格取得支援制度

ブラザー・シスター制度 2014年度表彰

 当社では年に1回「社長表彰」として、会社に大きく貢献するなどして、他部署の模範となるような現場や、営業・施工・設計のプロジェクト、あるいは模範営業賞として個人を表彰しています。 各事業部・支店にて事業部長賞、支店長賞を決定後、その中から社長表彰決定機関である全社表彰委員会にて、最優秀賞、優秀賞、特別賞を決定しています。 2014年度は、建築事業部の「大和ハウス工業㈱竜ヶ崎工場建屋更新第一期工事」が最優秀賞を受賞しました。

社長表彰

 勤続10年、20年、30年、40年の節目となる社員に対し、10年ごとに表彰しています。

10年勤続者表彰 後輩の相談や疑問から自分を見直す良い機会になり、

いつまでも頼もしいブラザーであり続けたいと強く思う

ようになりました。

●「社長表彰」最優秀賞プロジェクト

大和ハウス工業㈱竜ヶ崎工場建屋更新第一期工事(茨城県龍ヶ崎市)

 一級建築士資格取得にあたり、製図試験については専門学

校の授業料補助制度を利用し、費用面の負担を大幅に軽減す

ることができました。学科試験の対策講座や模擬試験によっ

て、自分の実力や弱点を把握できたことが理解力の向上につ

ながり、合格へ近づいていけたと感じています。また、職場で

の資格取得への理解や業務分担などの支援により、集中して

資格取得に取り組むことができ、みなさんに感謝しています。

ブラザー・シスターの声

 相談するだけではなく、先輩の体験談を聞けたことが

非常に勉強になりました。また、仕事の話だけではなく、

プライベートの話までできるようになり、社内の交流の

輪もさらに広がりました。

新入社員の声

開発事業部企画営業部営業第二課 橋本 和也

建築事業部建築営業部営業第一課 宇野 翔太

横浜支店 松本 拓也

開発事新入社

事業部

ブラザー

Page 14: DAIWA ODAKYU CONSTRUCTION CSR REPORT 2015

13 CSR Report 2015

社会性報告

■地域社会とのかかわり

■本社周辺の道路・新宿中央公園清掃のボランティア活動 大和小田急建設は、2010年1月よりCSR活動の一環として、社内ボランティア活動サークルを設立し、本社屋周辺の道路ならびに新宿中央公園の清掃を実施しています。今後も清掃活動を通して地域社会に貢献をし、企業価値の向上に努めていきます。

地域社会とのかかわりボランティア活動を含め、各事業所や工事現場周辺などあらゆる場面で、環境美化や社会安全につながる社会貢献活動を積極的に展開。また、人命尊重の理念のもと、労働災害の防止、安全衛生水準の向上に努めています。ボランティア活動を含め、各事業所や工事現場周辺などあらゆる場面で、環境美化や社会安全につながる社会貢献活動を積極的に展開。また、人命尊重の理念のもと、労働災害の防止、安全衛生水準の向上に努めています。

ボランティア活動

 西新宿・新宿駅周辺・歌舞伎町の氏神様として600年にわたり新宿の街を見守ってきた新宿十二社熊野神社の例大祭が、2014年9月20、21日に行われました。 21日には神輿渡御が執り行われ、当社からは、西口睦、角一南部睦、歌舞伎町睦の3睦の神輿の担ぎ手15名のほか、家族を含め56名が参加し、神輿とともに新宿駅周辺を練り歩きました。

新宿熊野神社「例大祭」への神輿参加

土木遺産認定(成宗電車第一・第二トンネル)せい そう

 成宗電車は、千葉県初のナローゲージの電気鉄道。成田山参詣客を対象として1910年(明治43年)に開業し、1944年(昭和19年)に廃止された成田鉄道の通称です。当初、参道に軌道を敷設しようとした計画が別ルートへの変更を余儀なくされ、本トンネルが掘削されました。トンネルを含む成田駅~成田山門前の区間は軌道敷をそのまま道路に転用し、現在は「電車道」の愛称で親しまれています。

 トンネルは、建設当時の原型をとどめてそのまま利用されており、当時の光景が失われつつある中、その面影を色濃く残しています。形態的にほぼ同一な煉瓦造の2つのトンネルが連続している姿は趣があり、土木施設としても大変貴重という点から、土木遺産に認定されました。

■所 在 地 千葉県成田市上町 JR・京成「成田駅」より徒歩約10分 ■竣 工 年 1910年(明治43年) ■形式・構造 煉瓦造(イギリス積)アーチ環6枚巻

■名古屋支店のボランティア活動 名古屋支店では、月1回の支店周辺の清掃、2か月に1回の小川町の清掃、その他現場周辺の清掃活動を行っています。2014年度は、10月に東名幹線洗浄、7月と2月にリニモ長久手古戦場駅周辺で行いました。

認定証

 新宿区が「秋のごみゼロ運動」を実施する11月、当社および協力会社会員からなる大和小田急建設共栄会主催の「クリーン活動」を行いました。“考えるゴミ拾い”というテーマのもと、総勢70名で新宿の街のゴミを拾い、清掃活動後はどんなゴミを拾ったかをグループで話し合いました。

協力会社とクリーン活動

みこし とぎょ むつみ

むつみ むつみ

トンネルについて

トンネルの概要

 1910年に当社が施工した「成宗電車第一・第二トンネル」が、土木学会認定の土木遺産へ登録されました。これを受けて、2014年11月13日に認定記念式典が開催され、成田市より感謝状をいただきました。

土木遺産認定理由

Page 15: DAIWA ODAKYU CONSTRUCTION CSR REPORT 2015

14CSR Report 2015

■環境への取り組み

環境性報告

 当社は、品質と環境を統合した『品質環境マネジメントシステム』を運用するとともに、定期的な監査を行い、適正運用のチェックと見直しを実施しています。 ISO認証については、1998年から全社一括認証を受けておりましたが、2009年よりISO9001については土木工事を主体とする部門に変更し、ISO14001については全社で認証を取得しています。

品質環境マネジメントシステム 環境リスクマネジメント

環境方針

環境への取り組みエコロジー社会実現のため、太陽光発電や屋上緑化を取り入れた建物の設計、また、建設工事やオフィスにおいても環境に負荷のかからない事業活動に取り組んでいます。エコロジー社会実現のため、太陽光発電や屋上緑化を取り入れた建物の設計、また、建設工事やオフィスにおいても環境に負荷のかからない事業活動に取り組んでいます。

大和小田急建設は、グループ企業理念に基づき、地球環境保全に貢献するため、企業活動における環境活動に取り組みます。大和小田急建設は、グループ企業理念に基づき、地球環境保全に貢献するため、企業活動における環境活動に取り組みます。

この方針は、社内・外に公表する。この方針は、社内・外に公表する。 2014年4月1日大和小田急建設株式会社

代表取締役社長 金久保 篤司

2014年4月1日大和小田急建設株式会社

代表取締役社長 金久保 篤司

運用

 当社では、最新の環境法規制に基づいて作成した「環境法規制等チェックリスト」を用い、オフィス・作業所の環境法規制の順守状況を確認しています。2014年度は、重大な環境法令違反はありませんでした。

環境法規制等の順守

 地球環境保全に貢献するために、環境目標・目的を設定し、活動などに変更があった場合には見直しを行い、監視することで、環境目標および品質環境マネジメントシステムの継続的改善を図っています。

監視と見直し

 2014年度は、42件でした。主なお問い合わせ内容は、施工現場からの騒音の発生、振動の発生、粉じん(埃)・建設資材の飛散等についてでした。

環境関連のご指摘・お問い合わせ件数の推移

年 度件 数

201442

201322

201236

201140

201067

 環境監査とは別に、各部門の安全環境担当部署にて施工現場での日常的な環境保全活動の支援・指導を実施しています。 2014年度の全社における環境パトロールは、対象作業所数191作業所に対して環境パトロール実施数が109回となり、実施率57%でした。

環境パトロール

年 度回 数

2014109

2013132

2012123

2011218

2010290

環境に関連する法令・条例・協定および当社が同意するその他の要求事項を明確にし、順守するとともに汚染の予防に努めます。

環境への影響を考慮し環境目的・目標を定め、継続的改善に努めます。

環境関連情報を発信するとともに、環境保全の重要性を伝え、環境教育・啓発活動に努めます。

環境保全活動への参画・支援に取り組み、地域との共生に努めます。

1

2

3

4

Page 16: DAIWA ODAKYU CONSTRUCTION CSR REPORT 2015

15 CSR Report 2015

環境性報告

■環境への取り組み

 事業活動の中で発生する環境負荷をしっかり把握し、可能な限り削減するための取り組みを進めています。

2014年度実績と自己評価・2015年度目標

事業活動と環境とのかかわり

区 分

1)施工部門

①混合廃棄物の発生抑制 建設廃棄物の分別率の向上 98%以上

再資源化率

・アスファルト・コンクリート塊 98%以上

・コンクリート塊 98%以上

・建設発生木材 95%以上

・建設汚泥 85%以上

・建設廃棄物全体 94%以上

再資源化・縮減率

CO2の排出量の削減量 1,500kg-CO2/億円

取組項目数 67項目/物件以上

電気使用量(本社ビル)

水道使用量(本社ビル)

ガス使用量(本社ビル)

電気・水道・ガス(各支店)

本社ビル リサイクル率環境比率

747,081kWh以下

3,167m3以下

40,888m3以下

前年使用量以下 

71%以上50%以上

99.6%

95.6%

98.9%

95.5%

95.0%

94.2%

1251.7kg-CO2/億円

71.8項目/物件

708,091kWh

3,210m3

37,299m3

東北支店一部未達

81.0%40.7%

※98.0%以上

98.0%以上

※98.0%以上

※95.0%以上

85.0%以上

94.0%以上

1,500kg-CO2/億円以上

取組項目数(新築) 71項目/件以上

前年度実績以上(日常管理)

83%以上50.0%以上

○△

②建設副産物再資源化率 再資源化・縮減率の向上

③地球温暖化防止の推進 CO2の排出量の削減環境配慮設計および施工方法の推進

①省エネ・省資源の推進

②リサイクルの推進

注)評価:○は目標達成、△は目標未達成 ※2015年度国の達成目標値

③グリーン購入の推進

2)設計・技術部門

3)オフィス活動

部門共通環境目標 環境目標 実績値(全社) 評価 2015年度目標

※1 オフィス活動の数値は、本社のみのデータです。※2 オフィス活動のCO2排出量は、本社ビルでの電力、ガス、水道水の使用によって排出された量です。

建築工事

事 業 活 動

● 電力● 都市ガス● 水道水● 紙類(OA紙)

: 708千kWh: 37.3千㎥: 3,210㎥: 15t

● CO2● 事業系一般廃棄物

リサイクル量 : 60.7tリサイクル率 : 83.0%

: 355.6t - CO2: 73.1t

施工活動

リサイクル量 コンクリート塊 アスファルト・コンクリート塊 建設発生木材 建設汚泥 その他

: 37,069t: 8,605t: 3,878t: 20,835t: 13,692t

: 33.2t

: 36,477t: 8,565t: 3,715t: 19,981t: 10,486t

施工活動

● 建設資材 ・ コンクリート ・ アスファルト ・ 鉄骨・鉄筋   ・ 型枠   ・ ガラス、タイルなど● 電力● 燃料(灯油、軽油、ガソリン等)● 水

完工高 : 48,167百万円・ マンション ・ 商業施設・ 工場 など

土木工事

完工高 : 13,527百万円・ 土地造成 ・ 橋梁、橋脚・ 鉄道工事 など

不 動 産 (兼業)

売上高 : 4,838百万円・ 不動産賃貸借 など

● 産業廃棄物 コンクリート塊 アスファルト・コンクリート塊   建設発生木材 建設汚泥 その他● 特別管理型産業廃棄物(廃石綿)● 周辺環境影響 騒音・振動・粉じん・水質汚濁 など

オフィス活動 ※1 オフィス活動 ※1

※2

環境への取り組み

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16CSR Report 2015

環境性報告

■環境への取り組み

環境配慮設計について

 今、地球環境負荷低減に寄与する建築を創り出すことが求められています。太陽光発電の採用や自然環境との調和を目指した設計、LED照明をほぼすべての物件で採用、効率的なエネルギー利用による建物の長寿命化など、当社の展開している環境配慮設計の建築物は多種多様です。当社はイニシャルコストとライフサイクルコストを常に比較検討しながら、お客さまのニーズと新しい環境配慮設計を追求します。

■ 2014年度環境配慮設計提案件数:19件■ 太陽光パネル導入件数:3件■ LED照明採用件数:19件

環境配慮設計が次世代建築のベーシック

 大和小田急建設は改修工事やリノベーション、耐震補強の技術提案で、スクラップアンドビルドよりも建物を長く使うという発想のもと、環境負荷低減にも努めています。また、環境対応を目的とした工事も増えています。

環境に配慮した工法

リノベーション施工例

▶▶設計事例:「レオーダ経堂」(2014年9月竣工)●LED照明

▶▶設計事例:「リージア経堂イーストプレイス」(2014年11月竣工)●太陽光発電 ●LED照明

▶▶設計事例:「アマダ福島工場」(2014年10月竣工)●太陽光発電 ●LED照明

▶▶東電広告 恵比寿社宅改修  (東京都渋谷区)

▶▶小田急座間社宅リノベーション  (神奈川県座間市)

▶▶東電広告 富ヶ谷社宅改修  (東京都北区)

 大和ハウス工業株式会社と共同で「大和式圧縮ブレース耐震補強工法」を開発し、2013年5月28日に一般財団法人 日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得しました。 この工法は、従来の工事よりも騒音や振動、粉じんを低減するもので、改修工事の際でも施工の負担を小さく、短期間で終えることができます。

本社屋の実大実験(施工完了)

改修後

改修前

新 技 術 大和式圧縮ブレース耐震補強工法

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17 CSR Report 2015

環境性報告

■環境への取り組み

工事現場における環境負荷低減の取り組み

 大和小田急建設の工事現場ではさまざまな工夫を凝らし、環境負荷低減の取り組みを実施しています。

電子マニフェストの導入

 当社は、産業廃棄物の適正処理、データの透明性、業務の効率化を図るため、電子マニフェストを2010年度4月より全社で導入しました。電子マニフェストの導入率は2014年度で75%です。

環境への取り組み

01case 資源のリサイクル

 造成工事に伴い伐採した木材を現場内で破砕(チップ化)し、法面養生材として利用したことにより、廃棄物の削減(資源のリサイクル)、法面崩壊の防止、CO₂排出量の削減につながります。

●北摂三田第2テクノⅡ期造成主体(準備・防災・土工・共通仮設)工事

①伐採した木材のチップ化 ②チップの法面養生施工状況

03case 騒音の防止

 既存建物解体現場と隣家が接近しているため、建物を防音パネルで覆い、騒音の低減に努めました。

●箱根登山ベルジュ解体工事

●墨田区石原二丁目 本所四丁目付近再構築工事

05case 粉じん(埃)への対応

 ダンプ・トラックのタイヤについた泥などの汚れが周囲の道路を汚さないよう、タイヤ洗浄機を設置しました。

■発生抑制

●長久手中央造成工事その12

04case バイオトイレの使用

 公園の敷地内での工事では、バイオトイレを採用し、異臭が出ない配慮を行いました。

③法面養生完了状況

02case 水質・土壌汚染防止

 工事に伴って生じた汚泥水および余ったコンクリートを洗浄し、廃棄物として適正処理できる設備を現場に設置しました。

●大和ハウス工業株式会社 奈良工場 建屋更新第2期工事

 近隣住宅への粉じん飛散抑制のため、仮囲い上部に高さ2mの防塵ネットを設置。降雨により場内の土砂が道路に流出しないよう防止柵を設置しました。

■飛散防止

●旧新座小学校跡地 戸建住宅地造成工事

6,917 30% 11,053 39% 7,747 34% 5,872 25%

15,992 70% 17,326 61% 14,819 66% 17,808 75%

22,909 100% 28,379 100% 22,566 100% 23,680 100%

74期(2011年度)

紙マニフェスト

単位:件数

合 計

電子マニフェスト

比 率 75期(2012年度) 比 率 76期(2013年度) 比 率 77期(2014年度) 比 率

は さい

ぼう じん

■ 処理設備 概略図

排水溝1次槽 2次槽 3次槽

少量骨材・セメントペースト(産業廃棄物処理)

フレコンパック

サイフォン型塩ビパイプパイプ経由で3次桝へ 堰き板

堰き止め 敷地内下流桝へ

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会社情報

■会社概要・実績

11111111111881188111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111118888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888888CCC ppRepopppeport rtrtrtrt r 11RCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCSSSSSSSSSSCSCSSSSSCSCSCSSSSSCCCSCSSSCCSSSSSCSSCSSSSSCCSSSSSSSSSSSSSSSSCSCSSSSSCCSCSSSCSSSSSSSCSSSSSSRRRRRSRRRRRRRRRSRRRRRSRRRRRRSRRRSRRRRRRRSRRRRRRRSRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRSRRRSRRRRSRRRRRSRRRRRRR RRRRReRRRRRReReRReRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRReeeReReReReReReeeeeeReReReeReppepepppeppeepepeppppppppppepepepepppepppppooopooooopopoopoopopooooooopoopoooooooorrrrrrrrtrrrrrrrrrrooooorrrrrrtrrrrt rt rttrtrttrtrtrttrt t t rtrtttttrrttt ttrttrtrtttttttttt 222222222222222222222222222222222222222220010000100001000000100100002222000000010000000000001110111111010111011111111110101011111115555555555555555555555555555555555555555555 18CSR Report 2015

会社概要

業績の推移

大和ハウスグループと小田急グループの工事比率 完工高の種別比率

建築工事78.1%

土木工事21.9%

民間工事89.7%

官庁工事10.3%

(第77期・2015年3月期)

小田急グループ24.3%

大和ハウスグループ22.7%

(第77期・2015年3月期)

大和小田急建設株式会社(Daiwa Odakyu Construction Co.,Ltd.)

1869年10月1日

1939年1月26日

10億86百万円

商 号

創 業

会 社 設 立

資 本 金

代表取締役 金久保 篤司

792名(2015年3月31日現在)

建築事業、土木事業、鉄道関連事業、不動産事業

代 表 者

従 業 員 数

事 業 内 容

●売上高

25,000

50,000

75,000

100,000中間 通期

第77期2014年度

28,019

66,53366,533

第75期2012年度

27,447

63,395

第76期2013年度

22,765

59,592

0

(百万円)

●経常利益

4,000

3,000

2,000

1,000

-1,000

中間 通期 (百万円)

0

●当期純利益

1,000

2,000

3,000中間 通期

-1,000

(百万円)

0

●1株当たり当期純利益

50

100

150中間 通期

-50第77期2014年度

79.17

49.49

第75期2012年度

△9.13△29.26

第76期2013年度

52.21

△14.90

(円)

0

第77期2014年度

3,0273,027

1,6791,679

第76期2013年度

1,7591,759

△633

235235

△764△764第75期2012年度

第77期2014年度

1,074

1,718

第75期2012年度

△635△198

第76期2013年度

△323

1,133

Page 20: DAIWA ODAKYU CONSTRUCTION CSR REPORT 2015

 大和小田急建設は2010年より「CSRレポート」を発行しています。本レポートの作成にあたって、ステークホルダーのみなさまにわかりやすい情報開示ツールとなるよう心がけ、大和ハウスグループCSR方針、当社のコンプライアンス行動基準ならびに環境方針などに基づき取り組んだ活動などを併せてご報告しています。

http://www.daiwaodakyu.co.jp/csr/index.html

 本冊子は2014年4月~2015年3月に取り組んだ内容を、年次報告の位置づけをもとにまとめたものです。内容は特に重要な取り組みをダイジェストとして紹介しています。 また、Webサイトにおいては、冊子のPDFをダウンロードできます。

● 事業所所在地

東北支店 〒984-0051 仙台市若林区新寺 1-2-26 小田急仙台東口ビル 3F TEL:022-792-8005  FAX:022-792-8006

横浜支店 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい 3-6-1 みなとみらいセンタービル 14FTEL:045-650-5350  FAX:045-650-5355

名古屋支店 〒464-0855 名古屋市千種区千種通 6-26-1 ロイヤルシーズ 2F TEL:052-741-5688  FAX:052-733-7885

大阪支店 〒541-0051 大阪市中央区備後町 1-5-2 大和ハウス備後町ビル 4FTEL:06-6229-7250  FAX:06-6229-7258

岩手営業所 〒020-0851 岩手県盛岡市向中野 2-1-1TEL:019-635-0930  FAX:019-601-7820

福島営業所 〒960-8164 福島県福島市八木田字並柳 127-2TEL:024-573-0715  FAX:024-573-0716

静岡営業所 〒422-8042 静岡市駿河区石田 1-3-29 大和ハウス工業静岡支店 4FTEL:054-281-4832  FAX:054-281-4060

本社 〒160-8377 東京都新宿区西新宿 4-32-22建築事業部 TEL:03-3374-2431 FAX:03-3376-4239開発事業部 TEL:03-3376-3115 FAX:03-3376-4195土木事業部 TEL:03-3376-3120 FAX:03-3374-5256鉄道事業本部 TEL:03-3376-3140 FAX:03-3376-3141技 術 本 部 TEL:03-3374-2672 FAX:03-3376-3127経営管理本部 TEL:03-3376-3101(代表) FAX:03-3376-3100

大和ハウスグループの経営のシンボルである「エンドレスハート」は、日本およびその他の国における登録商標または商標です。

www.daiwaodakyu.co.jp

東京都新宿区西新宿 丁目 番 号 〒 (代表)  建設業許可番号・国土交通大臣許可(特- )第 号 宅地建物取引業者免許番号・国土交通大臣( )第 号

冊 子とWebサイトの関連性

編 集方針