第312回山崎町議会定例会会議録 - Shiso  · Web...

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第 1 4 回 宍 粟 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 3 号 )

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招 集 年 月 日   平 成 1 9 年 3 月 9 日 ( 金 曜 日 )

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招 集 の 場 所   宍 粟 市 役 所 議 場

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開       議   3 月 9 日   午 前 9 時 3 0 分 宣 告 ( 第 3 日 )

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議 事 日 程

  日 程 第   1   第 117 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 一 般 会 計 予 算

              第 118 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 国 民 健 康 保 険 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 119 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 国 民 健 康 保 険 診 療 所 特 別 会 計 予

              第 120 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 鷹 巣 診 療 所 特 別 会 計 予 算

              第 121 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 老 人 保 健 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 122 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 介 護 保 険 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 123 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 簡 易 水 道 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 124 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 下 水 道 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 125 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 農 業 集 落 排 水 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 126 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 水 道 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 127 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 病 院 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 128 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 農 業 共 済 事 業 特 別 会 計 予 算

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本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件

  日 程 第   1   第 117 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 一 般 会 計 予 算

              第 118 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 国 民 健 康 保 険 事 業 特 別 会 計 予 算

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              第 119 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 国 民 健 康 保 険 診 療 所 特 別 会 計 予

              第 120 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 鷹 巣 診 療 所 特 別 会 計 予 算

              第 121 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 老 人 保 健 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 122 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 介 護 保 険 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 123 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 簡 易 水 道 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 124 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 下 水 道 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 125 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 農 業 集 落 排 水 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 126 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 水 道 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 127 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 病 院 事 業 特 別 会 計 予 算

              第 128 号 議 案   平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 農 業 共 済 事 業 特 別 会 計 予 算

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応   招   議   員 ( 2 5 名 )

出   席   議   員 ( 2 5 名 )

        1 番   山   根       昇   議 員               2 番   田   渕   基   次   議 員

        3 番   大   倉   澄   子   議 員               4 番   岡   前   治   生   議 員

        5 番   秋   田   裕   三   議 員               6 番   木   藤   幹   雄   議 員

        7 番   内   海   利   為   議 員               8 番   岡     久   和   議 員﨑        9 番   岩   蕗   昭   美   議 員             1 0 番   高   山   政   信   議 員

      1 1 番   岡   田   初   雄   議 員             1 3 番   小   林   健   志   議 員

      1 4 番   船   曵   順   市   議 員             1 5 番   伊   藤   一   郎   議 員

      1 6 番   北   川   清   司   議 員             1 7 番   岸   本   義   明   議 員

      1 8 番   松   井       甫   議 員             1 9 番   藤   原   憲   男   議 員

      2 0 番   千   原   生   造   議 員             2 1 番   西   川   省   二   議 員

      2 2 番   大   上   正   司   議 員             2 3 番   田   中   鶴   雄   議 員

      2 4 番   山   下   由   美   議 員             2 5 番   小   林   愼   一   議 員

      2 6 番   東       豊   俊   議 員

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欠   席   議   員       な     し

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職 務 の た め に 議 場 に 出 席 し た 者 の 職 氏 名

    事 務 局 長   古   川   智   昭   君       書         記   花   本       孝  

                                          書         記   松   井   紀   子   君

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地 方 自 治 法 第 1 2 1 条 に よ り 説 明 の た め 出 席 し た 者 の 職 氏 名

    市 長   白   谷   敏   明   君       助 役   西   川   千   寿  

    収 入 役   清   水   隆   司   君       教 育 長   中   本   恒   夫   君

    山 崎 市 民 局 長   中   橋   徳 四 郎   君       一 宮 市 民 局 長   小   椋   重   幸   君

    波 賀 市 民 局 長   菅   谷   杢 太 郎   君       千 種 市 民 局 長   小   松   敬   明   君

    企 画 部 長   福   田   耕   二   君       総 務 部 長 兼 選 管 委 書 記 長   清   水

弘   和   君

    福 祉 部 長   岩   崎   良   樹   君       産 業 部 長   山   本       繁

    農 業 委 員 会 事 務 局 長   香   山   康   明   君       土 木 部 長   実   友    

勉   君

    水 道 局 長   中   村       勤   君       教 育 委 員 会 教 育 次 長   黒   田   一

博   君

    総 合 病 院 事 務 部 長   大 久 保   正   孝   君       消 防 本 部 消 防 長   北   川   元  

男   君

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          ( 午 前 9 時 3 0 分   開 議 )

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )   お は よ う ご ざ い ま す。

   連日 の審議 ご苦労さまです。

   これから本 日 の 会 議を開きま す。

    本 日 の 議 事 日 程 は、あらかじめ お手元 に配付 してお り ま すとお りであり ま す。

   それでは、日 程 に 入 り ま す。

          日 程 第 1   第 1 1 7 号 議 案~第 1 2 8 号 議 案

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )   日 程 第 1、第 1 1 7 号 議 案、平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 一 般 会 計 予

算から第 1 2 8 号 議 案、平 成 1 9 年 度 宍 粟 市 農 業 共 済 事 業 特 別 会 計 予 算 までの 1 2

議 案を一括議題とい た し ま す。

   当該1 2 議 案 につきま しては、去る3 月 2 日 の 本 会 議で提案 説 明が終わってお り

ま す。

   これから総括質疑を行い ま す。

   発言を許し ま す。

    9 番、岩 蕗 昭 美 議 員。

○ 9 番 ( 岩 蕗 昭 美 君 )  それでは、平 成 1 9 年 度 の施政 方針、市 長 の 方針並びに 予 算

案 の目指すところ、及びその推進のスタンス等につきま して、通告を中心に質疑を

い た し ま す。

   最初 に、プライマリーバランス、基礎的財政 収支についての 記述が全くな い当施

政 方針について、お尋ねをい た し ま す。

   行政当局 の皆さんに は、ごくありふれた用語でしょうけれども、私たちを含め た

住民としては、全くなじみの な いものであり ま す。しかし ながら、今やこの問題を

抜きに して市 政を語れな いとい う よ う な 事態に なっているわけでご ざ い ま す。ばさ

っとし た言葉で言い ま すと、今までの借金 の借金払い、これは し よ うがな いと。し

かし、この借金払い以外の いわゆる所帯の経費を新た に ま た借金 してくるとい う よ

う な 方 法 に頼らずに 所帯をやると、こう い う よ う なことに なろうかと思うんですけ

ども、一 般的に 定 説となってお り ま す の は、この 基礎的財政 収支とい う の は、財政

再建の過程 に お いて重要な 政策目標である。そして、財政再建、これを中 長期的に

改善していくに は、まずこのプラマリーバランスを黒字化することが適切だと、こ

う い う よ う に言われているわけでご ざ い ま す。

   そこで、1つ目の お尋ねでご ざ い ま すけれども、この施政 方針に 本 市が抱えてい

る過去の債務とい う の は 大変大きいわけでご ざ い ま す。これを改善していく、将来

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に 大きな負担を残さず、な おかつ住民 の求める福 祉増進に当たっていくとい うこと

に関し ま しては、大変難し いかじ取りが必要であるとい うことはだれしも思うとこ

ろでご ざ い ま す。この 大きな 中期の 本 市 の財政をどの よ う な 年 月、あるい はどの よ

う な 年 次 にどの よ う な改善を進めていくんだと。そして、最終的に は 黒字化に至っ

ていくと、施策を進めていく上 の いわゆる裁量余地 のあるゆとりを持た していくに

はどう していくんだとい うことが、非常に 平 成 1 9 年だけでなく、本 市 の今後を考

えていく上 に当然大 事 に なってくるの は当た り 前でご ざ い ま す。これがどう して目

標設定されてい な い のか。あるい はそのことに対する数値目標がなぜ示されな い の

か、そう い うことを抜きに して単年 度、1 9 年 度 のことだけを論じておっても、や

は り施政 方針としては 大きく欠けるのじゃな いかと、こう い う よ う に思い ま す。

    本 市が旧4町が合併して宍 粟 市 に なった、ならざるを得なかった 一 番 の 原因は、

とりもな おさず単独町で生き延びていくとい うことについては、やは りこの財政問

題とい うことが一 番 大きかったと。持続可能な 自 治体として生き残っていくた め に

は、これはとりもな おさず財政 の問題とい う の は避けて通れなかったわけでご ざ い

ま す。そして、さらにその後、私ども住民から申し ま しても大変腹に据えかねるこ

とでご ざ い ま すけれども、いろいろな 三位一体とか、税源移譲とか、いろんなこと

は言われま すけども、要するに 国が今までさじかげん、箸の 上げおろし まで関与し

てきたものを国が立ちいかな いとい う見通し の 中で、言葉は悪いですけども、地 方

の切り捨てとい う 政策に転換して、着々と各自 治体の 自 助努力とい う 名 のもとに、

そう いった支援の手を引いているとい う のが背景にあることは、これは論をま た な

い。しかし ながら、やは り 国 の 方針とか、指針とか、法律とか、そう いったものが

変わった以上、これは 国 民である以上、それは避けて通ることはできな いわけでご

ざ い ま す。その 中で、国が言ってま す の は、このプライマリーバランスの 黒字化を

2 0 1 1 年 に必達せよとい うことを非常に強く押し 出 し た。財源の少な いところに

とっては 大変厳し い、苦し いことであり ま すけれども、やは りそれを避けて当局 は

もちろん我々議 会 人としても国が勝手に言うておることやとい うことでは 済 ま な い。

ならば、どう い う形でいくかとい うことを示されて当然だった はずでご ざ い ま す。

この視点に立って当予 算 案がどう い う 基礎的財政 収支の 黒字化に向けたステップを

打ち出されているのか。あるい は ま たこの 予 算 案 の 中でどの よ う な 場 所 にどの よ う

な形でそれが配慮されているのかとい うことをまず聞きた いわけでご ざ い ま す。

    次 は、このこととも非常に絡んでくるわけですけれども、まず黒字化の目標設定

を示してい ただきた いと。あるい は示すべきだとい う視点からの質疑と、次 に、こ

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れもま た公表されま して、類似団体との比較等に お いて次々と出てくる。それを見

て皆が気にもんでいる問題とい う のが実質公債費比率の問題でご ざ い ま す。これは

過去の起債制限比率にかわり ま して、意識せざるを得な いとい うことに なんですが、

当年 度 の 予 算 案、単年 度で見たときに、この 実質公債費比率はどう い うことに なっ

たんだろうかなと。この比率に対して市 長 は、予 算編成 に当たられま して、どう い

う指揮指導をなされたかとい う点でご ざ い ま す。

   それから、3点目は、これも財政問題を考えるがゆえの非常に気に するところで

ご ざ い ま すが、新庁舎の建設を早期にやれば、こう い うところ、こう い うところ、

いろいろなところに経費の節減メリットが出てくるんだとい う 中で、非常にわかり

やす い問題に、公用車関係の節減が7 年間で約 4, 7 0 0万円ぐらい 出てくるんだと、

こう い うことを言われてい ま す。毎年 6 7 0万円の経費節減ができていくと。7 年

間で約 4, 7 0 0万円、こう い うことが出てい ま す。それを私どもが理解し、納得す

るた め に は、やは り比較に なるもととい うものがなければ比較の し よ うがな い。6

7 0万円余りがこの 7 年間出てくるんです よとい うことに なってくると、やっぱり

現在、その関係費が幾らな のか、それがこの よ う に減っていく。そして、 4, 7 0 0

万円が出るんだと。こうでなけりゃあ納得の し よ うとい うか、理解の し よ うがな い。

そう い うことで、当年 度 の 予 算 の 中 に お いては、車両関係費とい うもの は 総額でい

かほどであるんだろうかなと。まず、それを基礎的な資料として提出をこの 場でい

ただければ結構でご ざ い ま す し、仮にそれは急に は間に 合わな いとい うことで集 計

ができておらんとい うことでご ざ い ま し たら、後日ぜひともご提出をい ただきた い。

   そして、おっしゃった、あるい は提出されたものが効果がどの 程 度 出ているんだ

ろう、それをやは り 年々検証し いくとい うことが、やは り我々としては避けては通

れな い当然の仕事となってくるわけでご ざ い ま す ので、どうか、その 市 民 局と本庁、

そしてその車両関係とい う 中 にもいろいろな 部 分があり ま す。通告 書 にも書 いてま

す よ う なことで、これは皆さん方で後日見やすく、な おかつわかりやすく、検証の

しやす い形として継続してそれが使われるよ う な形でのことを是非ともお願い し た

いと。すぐに 予 算審議 に間に 合 う よ うでご ざ い ま し たら資料提出をお願い し た い。

   それから、昨日、波 賀町の 子 育て支援と旧千 種町でやってま し た 子宝・花嫁祝金

の 条 例がもう 本 年 1 年をもって廃止とい うことに な り ま し た。次 のこの 子 育て支援

は 市 長も言われま し た よ う に、過疎対策としても大 事 なんだと。少子化対策だけで

なくって、過疎対策も含め た 重要な 本 市 の施策であると。しかるがゆえに、助 役を

ヘッドに対策本 部を設けて、それを強力に進めると、この よ う に おっしゃってい た

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だいておるわけでご ざ い ま す。しかし ながら、私は非常にそれほど主要な施策であ

るがゆえに、どう い う よ う なこれを廃止をするとい う 政策決定をされるについては、

どの よ う な顔ぶれで、いつ、どの よ う な 会 議が行われ、どう い う討議が行われ、結

果としてこの 条 例を廃止すると、この施策をやめるんだとい う 重要な施策決定 は い

つ、どの よ う に行われた のかなあとい うことを大変今思うわけでご ざ い ま す。そう

い うことでご ざ い ま す ので、この最終的な 政策廃止とい う決定が至るプロセスが明

らかに なるものをひとつ我々議 員 の目にも明らかに して説 明をい ただければありが

た い。要するに、何事も政策決定 については 一つの 場があるわけでご ざ い ま す し、

レベル段階もあろうかと思うんですね。そう いったものをひとつ是非とも開示をい

ただきた い、こう い うことでご ざ い ま す。

   それから、そのほかにつけ加えてお り ま し た 合併協議 会 に おける子 育て、あるい

は祝金問題についての当局とのやりとりとい うもの につきま しては、議 事 録等は全

議 員さんに は お渡しできなかったかと思い ま すけれども、大 部 分 の 方 に は目に触れ

てい ただくよ う な形に私自身でい た し ま し た し、国勢調査に 基づく出 生率に関し ま

しては、昨日も資料配付をい た し ま し たんで、これの提供は結構でご ざ い ま す。

   それから、当然出てくるとは思うんですけれども、やは り今後の 本 市 の 本 年だけ

でなくて、本 市 の 予 算を考えていく上 に お いて、どう しても大きなウエートを占め

る職 員 の皆さん、あるい は私どもを含め た いわゆる歳出 に占める人 件費総額のウエ

ートとい うもの は、非常に 重要であり ま す し、住民 自身もその問題については非常

に関心を持っているの は、これは今さら言う までもな いところでご ざ い ま す。

   昨年、行われま し た 市 長 の行政懇談会、あるい は 市 の広報紙に おきま しても、一

般的に住民が漠然と受け取っている印象で申し ま すと、まず常勤 特 別 職 の 方 は 5%

から1 0%、一 般 の 職 員 の 方も5%の調整手当を切ったと。あっ落とし たんだなあ

と。そして、市 長 はそれに加えて4. 8%の 昇給抑制とい う よ う なことで、個々の 職

員 は痛みとして約1 0%、 9. 8%の給与ダウンをし たんです よとい う よ う な お話ぶ

りをされた。事 務 の 職 員 は給料を1 0%落ちたんだなあと、こう い う よ う にも受け

とっておるわけですね。ところが、この 予 算 書 の附属に 出てま す、これは公表せな

いかんとい うことで、予 算 書 の補足説 明 書 の よ う な形で出てるんですけどもね、こ

の いわゆる給与費の 明細書では 本当に給与が市 の 職 員、我々の給与が本当に 落ちた

のかどうかとい う の は、これでは見えな いんですね、これの資料では。なぜならば、

前 年 度比較が仮に 出ても、前 年 度 は何百人、5 4 0何人でし たか。当年 度 は 5 2 0

人 に なる予 定ですとい う よ う な比較で予 算をしても、実際、賃金 上がったか下がっ

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たかとい うことはわからな い。なぜならば、同じ人数であったとしても、定 年退職

等で給与の 高 い 人が減れば、当然給与費が減るんです。同じだけ若い 人が入ったっ

てその差額分 は減る。それは 自然にそう なるだけであって、意識的に、政策的に給

与を落とし たとい うこととは意味合 いが違う。じゃあどう し たら比較ができるんだ

といえば、簡単なことでご ざ い ま して、当年 度 の 予 算 の 例えば冒頭、平 成 1 9 年 4

月 1 日現在に いる職 員が前 年 度も、あるい は 前々年 度もおられると仮定 すれば、そ

の 人 の比較をすればわかり ま すね。例えば落とし ま し たとい う 前 年 の、当年 度 の 予

算 計 上されている人がその 年 度 に個人 の情報を出 してくれとい うわけに は いきませ

んからね。トータル的に言えば、この 人数の 人が当予 算ではこう なったと。昇給が

な いんですから、カットされているんですから、同じ比較をすれば、本当に 5%は

当然として9. 8%のダウンはぱっと見れば、ああなるほど言われているとお り 職 員

の 方 は お気の毒なことだけども当年 度 よ りも去年、一昨年 の 方がよかった の に、そ

れから比べてこれだけ落ちてるんだなとい うことが明らかに なれば、当然市 民 は な

るほどと受ける。そうでなければ、やは り なかなかまあほんとかい なとい う 程 度で

とってし ま う。せっかくそこまで落とされて、痛みを感じておられるの に、正直に

それが受けとられな いとい うことは 大変不幸 なことでと申し ま すか、よろしくな い

ことですから、是非そう い う比較はこの 予 算審議 の 場 に 出てくるよ う にひとつよろ

しくお願いをし た いと思い ま す。

   これも急に は資料が出せな いとい うことでご ざ い ま し たら、予 算審議 に間に 合 う

よ う にひとつ大急ぎでそれの ご用意をい ただきた い。あわせま して、これは当然、

今までも出てきま し たが、出るとは思うんですけれども、裁量余地 のある財源とし

ての割合がどれぐらいあるかとい うことでご ざ い ま す ので、経常収支比率は当予 算

で試算 し た 場 合 に幾らに なるんだろうかとい うことをひとつお尋ねをしておきま す。

   それから、余り私どもも気に してなかったんですけど、次 に、減債基 金とい うも

の の取り扱い、あるい は減債基 金 に対する当予 算 に おけるあり 方とい うもの は、ど

う い うことなんだろうかなと。大きな債務を負っていることはわかっているわけで、

それにあらかじめ充てるた め に減債基 金をどう い う努力な い し工夫をして、その借

金 の返済 の 原資を積み立てておられるのかと、このことについても施政 方針に は述

べられてお り ませんので、これをお尋ねをし たわけでご ざ い ま す。

    本来、市としていわゆるこれだけの債務、借金がある。それに対してあらかじめ

返済 の た め に何とか準備しておかな いかんなあと。いわゆる理論的に借金 に対して

あるべき減債、借金払い の 基 金とい う のが出るはずでご ざ い ま す。今まで慣例的に

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出ているはずなんです。あるい は僕は よく知り ませんけど、あるい は 法で定 められ

ているのかもわからん、基準は。そこのところは私どもは知り ませんけれども、一

般常識的に言って、私どもが年間に仮に 1 0 0万円借金返さな いかん期日が来るん

だと。あるい は 企 業でも一緒です よね、手形の割引いつ来るんだと。それに対して

あらかじめ全額用意するかどう するか、今日的に言えばですね、その期日 に向けて

あらかじめ心準備しているの は当然でご ざ い ま す。これも私は 実 務 に携わったこと

は ご ざ い ませんので、わかり ませんけども、いわゆる聞くところに よると、実質公

債費比率を算 出 する際に、いわゆるその減債基 金、あるい は減債の た め の 管理基 金

とい うものが理論上、あるべきものから少なかった 場 合、その不足額が実質公債費

比率にも反映されるんだとい う よ う な進めを県の資料をちょっと読んでみま すと、

その よ う な 記述がある。これは、一体どう い うことであるのかと。しかし、いずれ

に しても、返すべきもの は返さな いけな いんで、その た めあらかじめ心準備をする、

現実 にそこへ引き当てておくとい うことはあるべき当然の姿でご ざ い ま す ので、こ

この問題、理論上と言うんですか、それに対して実際5億 2, 0 0 0万円ほどですか

ね、減債基 金、当市 にあり ま すが。ここの間の考え方がこの施政 方針の 中 に は述べ

られてい ませんので、これはどう い う よ う な お考えをお持ちであろうかなと、こう

う い う よ う に思い ま す。

   それから、もう 1点、これは 明るい結構なことだなあとい う よ う に受け取った問

題に、平 成 1 9 年 度 の 地 方財政 計 画 の 中で、今まで政府としてはこんなことは恐ら

くなかったんだろうと思うんですけども、1 9 年から3 年間に 5兆円規模で、要す

るに 高 利で、当時 の 金 利としてはそれで当然だったんか知り ませんけど、今思うと

非常に 高 利 に なっている高 い 利率で借りて、それを繰上返済 し よ うと思ってもやっ

ぱりそれは なかなかうんと言ってもらえなかったとい う のが今日 までの状況だと思

うんですね。それに対して3 年間に限って、全国的に言えば地 方財政 計 画 の 中で5

兆円規模の繰上償還を認め ま す よとい うことであると。それに よって今の安い 金 利

の借りかえとい うことに よって、財政 の公債費の負担が軽くなっていくとい うこと

を打ち出されてま す。そう い うことに よって本 市 にも今日的な 利率から言うと非常

に 高 いものを抱えて、もう し よ うがな い なあとい うことで元 利償還が行われている

はずでご ざ い ま す ので、本 年 度 の 予 算 の いわゆる借金 の 中で、その 政策に従って恩

典が受けられるとい うんですか、それは 一体どれぐらいあるんだろう なあと。当予

算 の編成 上、メリットがこれくらい 出てきたとい うことがあろうかと思い ま すんで、

その点をお尋ねをい た し ま す。

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   それから、最後の質疑ですけども、私もこう い う よ う な、どこの 自 治体でもそう

なんですけども、大変言い 方 は悪いですけど、国 の都合で弱いところに 大 義 名 分を

つけながら実際は しわ寄せをしてぎゅうぎゅう締めつけるとい う よ う な、これは許

しがた いことなんですけども、しかし、それに逆らうとい う よ う なことができな い

とするならば、やっぱり 自営の策を先に向けて考えておくの は、これはもう当然の

ことでご ざ い ま す。そう いった 中で、なかなか表に は 出 な いんですけども、これか

ら恐らく行財政改革の 中で、もう触れざるを得な い、避けて通れな いとい うところ

に要するに 本 市で言えば、市 の 職 員 の皆さん方 の退職 金 の問題とい う の は非常に 大

きな問題に なると思うんですね。

   それに対して、退手組合で納付 金を立てて大丈夫だとい うことをおっしゃってい

ただいているんで大丈夫だと思うんです。そうでなけりゃ困るんですね。困るんで

す。しかし、労働債務ですから、言い 方悪いですけど、退職 金とい う の は働い た労

働対価の後払いだと。これは 一 般的な常識なんです。何も恩典でも何でもな いとい

う言い 方からすれば、当然市としても苦しくなっても最優先で、企 業でも一緒です

よ、賃金、退職 金とい う の は最優先で労働債券として認められなきゃならんとい う

ことに立てば立つほど、この問題とい う の は無関心では おれな い。企 業であればま

あまあそれをあらかじめ税法 上も認められる範囲の 中で、苦し い 中でも退職手当の

引き当て、積み立てとい う よ う な形であらかじめ用意している。ところが、市 の 場

合 に は積立方式でなくって、納付とい う形で退手組合 に納付 して、それの運用を任

しているとい うことで、ちょっとそこのところは 市 の当局も本当にこの退手組合 の

将来大丈夫かなあとい う よ う なことの検証をどこまでおやり に なっているのかわか

り ませんけども、我々としては最終的に は住民 にかかってくるものであり ま す。そ

れを条 例改正 してドーンと落としてって、そんな乱暴なことは急にできるもんじゃ

な いんです。そう い うことに なるとすれば、仮に 市が将来市 の 職 員 の ご苦労さんと

いった段階に支払っていく退職 金とい う の は、これは理論上、計 算 はずっとできる

わけで、これは 簡単にできるはずのものでご ざ い ま す ので、一体どれくらい なもの

をやは り 市として、市 民としては確保 しておかなきゃならんのかとい うことが非常

に関心が高 い。

   そこで、本 年 度 の 予 算 の 中 にもかな り の 金額の納付 金、そして勧奨退職とい うこ

とが生じたときに、特 別 の負担金としてさらに納付 していると、こう い うことでご

ざ い ま す ので、ここらのところがあらかじめ腹を決めて想定 していくべき分野では

な いかなと、こう い う よ う に思い ま す ので、そこらのところの即資料と言うてもこ

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れは難し いとは思い ま すけども、予 算審議 の 中で十分 に 生かされるよ う な形でのひ

とつ資料の提供をお願い し た いと、こう い うことでご ざ い ま す。

    1 回目の質疑として、これで終わり ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )   岩 蕗 議 員 の 総括質疑に対してお答えを申し 上げた いと思い ま

す。

    まず、施政 方針につきま しては、平 成 1 9 年 度 に おきま す 市 政運営に係る基 本的

な考え方を述べたものでご ざ い ま す。その 中でも本 市 の財政状況に触れているとこ

ろでご ざ い ま すが、地 方交付税の削減や借入 金がピークを迎えるなど、非常に厳し

い財政状況であると認識をい た してお り ま す。こう し た 中で、議 員 ご指摘の数値目

標でご ざ い ま すが、現時点に おきま しては、定 員適正化計 画であり ま すとか、行政

改革大綱推進計 画 など、可能な限り数値目標を掲げて取り組んでいることは ご 案 内

のとお りでご ざ い ま す。な お、財政運営にかかわる数値目標につきま しては、今後

できるだけ早い 時期に策定をし、公表し た 上で財政 の 健全化に努めてま い り た いと

考えてお り ま す ので、ご理解い ただきた いと思い ま す。

    次 に、プライマリーバランスに向けた 黒字化でご ざ い ま すが、宍 粟 市 に おきま し

ては、平 成 1 7 年 度普通会 計決算 に おきま しては 2 6億5, 0 0 0万円の 黒字となっ

てお り ま す。平 成 1 8 年 度 の 一 般 会 計現計 予 算 に おきま しては 1 9億7, 0 0 0万円、

1 9 年 度 の当初 予 算では 1 1億 7, 0 0 0万円の 黒字となってお り ま す。今後ともプ

ライマリーバランスの 黒字を堅持しつつ、財政運営を行ってま い り た いとい うふう

に考えてお り ま す。

    次 に、行財政改革初 年 度 の当予 算 に反映された歳入歳出両面の改善額の 総額、並

びに 内容についての ご質問でご ざ い ま すが、宍 粟 市行政改革大綱第 1 次 の 方針を踏

まえて、平 成 1 8 年 度行政改革実施計 画を策定 し、行政改革初 年 度としてよ り確実

な行政改革の推進を図るた め、それぞれの推進項目に着手、達成 に向け取り組んで

きたところでご ざ い ま す。

    ご存じの よ う に、行政改革は住民 の 方々のニーズを的確にとらえ、住民 福 祉 の向

上を目指すとともに、最少の経費で最大 の効果を上げる行政運営を目指すことを目

的とするものでご ざ い ま す。平 成 1 8 年 度 の行政改革の推進項目の取り組み結果に

よ り、平 成 1 9 年 度 予 算 に反映される改善、効果額の主な 内容とし ま しては、歳出

面では、イベントあるい は補助 金 の整理統合 など、事 務 事 業 の再編整理、廃止統合

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で約 3, 8 0 0万円、指定 管理者制度 の導入 など民間委託等の推進で約 2, 8 0 0万円、

定 員 管理の適正化で約1億 8, 0 0 0万円、合 計約3億 1, 0 0 0万円の効果額を反映

し た 予 算となってお り ま す。これらはあくまでも平 成 1 9 年 度 予 算 に反映された項

目でご ざ い ま して、現在平 成 1 8 年 度 の 実績を取り まとめ 中でご ざ い ま す。4 月 に

は広報、ホームページ等々で公表する計 画でご ざ い ま す。

    次 に、花嫁・子宝祝金、子 育て支援金 につきま しては、宍 粟 市少子化対策事 業 助

成 条 例 の附則に お いて、各支給条 例 の廃止とい た してお り ま す。いずれの 事 業も平

成 1 9 年 度で廃止としてお り ま すが、旧波 賀町で実施をしている子 育て支援金 につ

いては、小学校就学の始期に達し た児童の 保 護 者 に対して、3 月 中 に支給すること

となっているた め、この 3 月 議 会 に 条 例廃止を提案 し たものでご ざ い ま す。

    ま た、旧千 種町で実施をしてお り ま す 花嫁祝金、子宝誕生祝金支給事 業 につきま

しては 平 成 2 0 年 4 月以降廃止するものでご ざ い ま すが、全市的な少子化対策事 業

を充実 していくた め、この 2 事 業 についても経過措置で条 例施行期日を別 に 定 めて、

花嫁・子宝祝金及び子 育て支援金 の支給条 例とあわせて廃止をすべく提案 してきた

ものでご ざ い ま す。

    ご質問の制度廃止の経過についてでご ざ い ま すが、平 成 1 6 年 8 月 1 8 日 の 合併

協議 会 に お いて、いずれの 事 業 についても現行の ま ま新市 に引き継ぎ、新市発足後

に調整することで決定をい ただいてお り ま す。合併後、担当及び関係課等と調整協

議を重ね、これら3 事 業をそれぞれ全市的取り組みとして拡大 することは 大きな財

政負担となることなどから、これらの 事 業 にかわる少子化対策事 業を検討していく

こととし、平 成 1 8 年 度 宍 粟 市少子化対策本 部を設置し ま して、その 中で全市的な

少子化対策事 業を協議、検討してきたところであり ま す。その検討内容につきま し

ては、平 成 1 6 年 度各町に お いて実施をし た 次世代育 成支援行動計 画策定 時 のニー

ズ調査をもとに、子 育て支援の環境整備に取り組むこととし、平 成 1 8 年 1 1 月、

平 成 1 9 年 1 月 の 2 回 の 政策会 議 に お いて、重点的に取り組むべき事 業及び花嫁・

子宝祝金及び子 育て支援金 の各事 業 については、平 成 1 9 年 度をもって廃止するこ

とと決定をい た し ま し た。

   以上がその経過でご ざ い ま すが、このことにつきま しては、2 月 2 日 に 開催され

ま し た 民 生 生活常任委 員 会で福 祉 部 よ り現状報告として説 明もさせてい ただいてお

るところでご ざ い ま す。

    な お、議 員 の 方から国調に 基づきま す 出 生率の 一覧表の提示を求められま し たが、

もうわかったでよ いとい うことでご ざ い ま すが、昨日 の資料に は 2 0 0 5 年 分が出

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てお り ませんので、私の 方から2 0 0 5 年 について申し 上げま す。

    山 崎町は1. 6 3 人、一 宮町は1. 5 7 人、波 賀町は1. 3 2 人、千 種町は1. 6 7 人、

残念ながら2 0 0 0 年 度 は 千 種町に お いては2. 4 3 人であり ま し たが、5 年間で相

当減少し たと、こう い うことが言えま す。2 0 0 5 年 度 の 市全体の 出 生率は1. 6 4

人でご ざ い ま す。後の質問につきま しては、担当部 長 の 方からお答えを申し 上げた

いと思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    総 務 部 長。

○ 総 務 部 長 ( 清 水 弘 和 君 )  私の 方からは 金額でご ざ い ま すとか、いろんな率の関係

の ご質問がご ざ い ま し た ので、その関係を順 次 お答えを申し 上げた いと思い ま す。

    まず最初 に、実質公債比率の関係でご ざ い ま す。平 成 1 8 年 度、今年 度でご ざ い

ま すが、3 月補正後の 実質収支比率の見込みでご ざ い ま す。あくまでも単年 度 の数

値は 1 5. 6%とい うふう に見込んでお り ま す。ま た、いわゆるこの比率は 3 年間の

平均で申し ま す ので、1 6、1 7、1 8 の 3カ年 平均につきま しては 1 7. 0%に な

る見込みをい た してお り ま して、1 7 年 度 の 3カ年 平均の 1 7. 4%に対し ま して0.

4ポイント改善をするとい う見込みを持ってお り ま す。

   それと、昨年 お示しをい た してお り ま し た 実質公債比率の今後の見込みの関係で

ご ざ い ま すが、若干減少するよ う に なってお り ま す。その 内容につきま しては、主

に 下 水 道 事 業 会 計 の繰出 金でご ざ い ま すとか、宍 粟環境事 務組合 の負担金、こう い

ったものも実質公債比率の 中 に 入ってお り ま す ので、そう いった減が主なものとい

うふう にとらえてお り ま す。

    ま た、平 成 1 9 年 度 予 算、今年 度 予 算 の編成 時 に おきま す 1 7 年 度から1 9 年 度

の 3カ年 平均の見込みにつきま しては、16. 2%とい う よ う に見込んでお り ま して、

1 8 年 度 の 3カ年 平均に比べま して0. 8ポイント減少するよ う な、いわゆる改善す

るよ う な見込みを持っておるところでご ざ い ま す。

    次 に、庁舎建設関係の公用車関係の経費、効率化の経費でご ざ い ま すが、現在、

宍 粟 市が保有をい た してお り ま す公用車は全部で3 6 7台ご ざ い ま す。この 内訳に

つきま しては、本庁管理とい う 部 分が9 8台、山 崎 市 民 局 管 内 の 管理が6 7台、一

宮 市 民 局 管 内が7 3台、以下 波 賀 6 0台、千 種が4 2台、消 防 本 部が2 1台、病 院

が6台とい うことで合 計 3 6 7台に なってお り ま して、それぞれ各本庁でご ざ い ま

すとか、市 民 局 の 管轄部門で運行管理をい た しておるところでご ざ い ま す。

   その車両の 内訳につきま しては、職 員がいわゆる通常移動用に使ってお り ま す 一

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般車両がほとんどでご ざ い ま すが、事 業用の専用車両でご ざ い ま すとか、消 防車、

それから救急車、それからマイクロバス、いろんなこともご ざ い ま すんですけども、

この減額効率化を図れるの は 一 般車両に絞ってお話をさせてい ただきた いとい うふ

う に思い ま す。

   新庁舎を建設することに よ り ま して、まず集 合ができるんでは な いかなと予 定 し

てお り ま す の は、本庁部門の 6 7台と山 崎 市 民 局 の 2 3台、合 計で9 0台が該当す

るのでは な いかとい うふう に 予測をい た してお り ま す。これを新庁舎を建設するこ

とに よ り ま して、7 0台に し た いとい う目標を持って現在計 画をしているところで

ご ざ い ま す。具体的な影響の 金額とい た し ま しては、平 成 1 8 年 度 1 1 月 ごろに 自

動車の運行距離、それから運行の 度 合 い、そう いったものを再度調査をし、精査い

た し ま し た結果、1台当た り の 一 般車両に係る経費や車検代であり ま すとか、一 般

の修理費、そう いったことを含め ま して年間約1台当た り 1 9万円が要しておると

い うことでご ざ い ま す。あくまでも平均でご ざ い ま すが、約1 9万円。ま た、燃料

代につきま しては、年額約9万円とい うことで、1台当た り の維持管理経費は 年間

約2 8万円とい うふう な見込みをい た しておるところでご ざ い ま す。

    し たがい ま して、先ほど申し 上げま し た庁舎建設に よ り ま す効果額とい た し ま し

ては 7 6 0万円とかい う よ う な数値も以前 に はあったんですけども、再度 本当に 一

般車両だけに限定 し た 場 合、2 0台掛ける2 8万円とい うことで、現在のところ約

5 6 0万円程 度 は減額できるとい うふう に は思ってお り ま す。しかし ながら、庁舎

建設に当た り ま しては、さらに今の公用車の 業 務 実態の精査でご ざ い ま すとか、そ

れから今後その活用の 方 法等検討い た し ま して、それ以上 の削減ができるよ う に努

め た いとい うふう に は思ってお り ま す。

   それから、全体の 金額等の お話がご ざ い ま し たが、これはあくまでも台数の関係

でご ざ い ま して、総額で4, 0 0 0万円とかい う よ う な数字も持ってお り ま すが、こ

れについては、ま た示せれる範囲で予 算 委 員 会 のところで説 明をし た いとい うふう

に思い ま す。

    次 に、市 職 員 の給与の関係でご ざ い ま す。当初 予 算 にその関係が明確にわからな

いとい うことでご ざ い ま す。あくまでも予 算 上 の比較でご ざ い ま すが、平 成 1 7 年

度から1 9 年 度 までの 3カ年を比較して削減率を申し 上げま すと、削減額が約4億

8, 0 0 0万円、率に い た し ま して約8%となってお り ま す。大きなもの につきま し

ては調整手当、おっしゃい ま し た よ う に 市 長が1 0%と申されてお り ま す の は、調

整手当関係の 5%と、職 員 の給与改定 に よ り ま して平均4. 8%落ちま し た。足し た

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ま して将来的に は 1 0%とい うことで、給与減額の 分 の は減給保証がご ざ い ま すが、

手、目に見えるの は 5%相当分 しか見えませんが、将来的に は 1 0%とい う よ う な

表現をされたわけでご ざ い ま して、そう いったことをご理解を願う 中で、調整手当

そのもの の額については 1 7 年 度対1 8 年 度 の単年 度比で1億 8, 0 0 0万円、それ

と調整手当を含んで期末手当、勤 勉手当を積算 い た し ま す ので、それらも減額に な

った影響額が約 6, 0 0 0万円とい うことで、調整手当そのもの の影響は約2億4, 0

0 0万円減額に なったものでご ざ い ま す。期末手当の支給率につきま しては、別 に

0. 0 5 月アップに なっておる関係がご ざ い ま して、その関係の増額につきま しては、

約1, 5 0 0万円が増額に なったとい うことで、それらを相殺い た し ま すと、結果と

い た し ま して2億 2, 5 0 0万円程 度 の額が削減となったとい うふう に見込んでお り

ま す。

   それから、ちなみにですけども、平 成 1 7 年 度 の給与総額に対し ま す削減に なっ

た率とい うことについては、約 3. 7%に なったとい うふう に言えると思ってお り ま

す。

   それから、職 員数についてでご ざ い ま すが、職 員数は 1 7 年 度 の最初 に 8 6 2 名、

これは 病 院 の医師でご ざ い ま すとか、看護師さん、そう いった 職 員 の 方も含めてで

ご ざ い ま すが、ご ざ い ま し た。この 2 年間に 3 6 名 の現在のところの減員が見込め

るとい うことで率に い た し ま して約4%の 職 員数としては減員 に なるとい うふう に

見込んでお り ま す。

    次 に、予 算 総額に給与がどれぐらい占めるかとい う 内容でご ざ い ま すが、総 人 件

費、給料、それから議 員さん方 の報酬、そう いったもの すべて含め ま して約8 0億

2, 0 0 0万円でご ざ い ま す。歳出 総額に占める割合 に い た し ま すと1 9. 8%に なっ

ておるとい う のが実情でご ざ い ま す。

   それと、次々でご ざ い ま すが、経常収支比率の関係でご ざ い ま す。最終的な経常

収支比率につきま しては、決算が出てみな いと確定 は い た し ませんが、平 成 1 9 年

度 の当初 予 算 に おきま して推測をしている率につきま しては、概ね9 6%程 度 に な

るんでは な いかなとい うふう に思ってお り ま す。この率につきま しては、基準財政

収 入額、いわゆる標準財政規模が、それも若干変動し ま すんで、歳出が減ったとし

ても率としては微減にとどまるとい うふう に思ってお り ま す。

   それから、減債基 金 の お話が出 ま し た。あるべき減債基 金 はどう な のかとい う よ

う な お話だったと思い ま すが、減債基 金 につきま しては、お話があり ま し た よ う に

将来の起債債務を減らす た め に団体が貯金として確保 しておるとい う趣旨に は全く

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異存は ご ざ い ません。そのとお りでご ざ い ま す。ただ、その起債残高 の何%がある

べき率かとい うふう につきま しては、国 の 方でも示してお り ませんし、宍 粟 市 に お

きま しても設定 は い た してお り ません。ちなみに 宍 粟 市 に おきま す 平 成 1 8 年 度末

の 基 金残高 は約5億1, 0 0 0万円でご ざ い ま して、この うちに は過去に、いわゆる

旧町時代に財源対策債とい う よ う な 種類でもって償還は繰上償還はできません。た

だ、交付税算 入 については 一括算 入 い た し ま すとい う よ う なことで、そのもの は積

み立てた額、これが約1億 2, 0 0 0万円ご ざ い ま す。これは将来の償還がご ざ い ま

す ので、そのときに取り崩す額が約1億 2, 0 0 0万円。

   それと、合併の債に 総 合 病 院が安富町も一緒にあり ま し たんで、解散時 に安富町

さんが負担すべき額、これを一括負担しておきま しょうと。償還については償還の

都度取り崩してくださいとい う趣旨からい ただい た のが約1億 4, 6 0 0万円、これ

を含んで積み立ててお り ま す ので、今後それぞれの償還に充てるとい うことで、少

なくとも今申し 上げま し た約1億7, 0 0 0万円は将来債務 に係る償還に充てるべき

額とい うことで、この額は最低とい うふう に思ってお り ま す。し たがい ま して、約

5億 1, 0 0 0万円はそれ以上 の額とい うことで、まあまあ十分では ご ざ い ませんが、

今のところそれでいくとい うふう に思ってお り ま す。

   それから、基 金残高関係が実質公債費比率に影響があるんでは な いかなとい う よ

う な ご質問でご ざ い ま すが、実質公債費比率の 算 出 につきま しては、基 金を取り崩

して償還財源にとりあえず特 定財源を充てたとか、そう いったもの はある程 度影響

があり ま すが、残高が多い少な い は比率自体に は影響は ご ざ い ません。そう いった

ところをご理解を願い た いとい うふう に思い ま す。

   それと、次 に、1 9 年 度 の 地 方財政 計 画 の 中で、公債負担の軽減策が打ち出され

たとい うこともご指摘のとお りでご ざ い ま す。これにつきま しては、平 成 1 9 年 度

から2 1 年 度 までの臨時 特 例措置とい た し ま して、行政改革に取り組む団体を対象

に、これまで繰上償還は認めてお り ませんでし た 大蔵省でご ざ い ま すとか、郵政 省、

いわゆる財政融資資金とか簡 保資金、これらの 5%以上 の 高 い 利率の起債につきま

して、その団体の財政力でご ざ い ま すとか、先ほど申し 上げま し た 実質公債費比率、

そう いった財政状況に 応じま して繰上償還を認め ま しょうと。その際に は償還に伴

い ま す 保証金も免除い た し ま しょうとい うふう な制度が出てお り ま す。宍 粟 市 に お

きま しても、公債費負担の軽減対策として、これを活用し た いとい うふう に考えて

お り ま すが、現在のところ、繰上償還の具体的な財政 計 画 の様式でご ざ い ま すとか、

その項目、それから算 出 方 法、決定 の 時期及び額ですね、そう いったものが明確に

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まだ示されてお り ません。こう いった 明確にその 計 画 の 内容が示された 時点に おき

ま しては、それに努力をし た いとい うふう に思ってお り ま す。

   あくまでもこれは参考でご ざ い ま すが、宍 粟 市 のその対象となるべき最高 の額で

す。これは約2 6億程 度あると。5%以上 のもしも対象に なった 場 合 の最高 の額は

約2 6億あるとい うふう に見込んでお り ま す。これがすべて繰上償還が仮に認めら

れた 場 合 の効果額でご ざ い ま すが、約4億程 度 に なるとい うふう に は思ってお り ま

す。ただ、この額につきま しては先ほど申し 上げま し た よ う に、全く現在のところ

不確定でご ざ い ま す ので、仮に すべての額が対象に なって、すべての額が認められ

た 場 合とい うことでの想定でご理解をお願い し た いとい うふう に思い ま す。

   それから、次 に、特 別 職、一 般 職を通じま して団塊の世代云々の退職手当関係の

ご質問でご ざ い ま すが、この 件 につきま しては退職 金 は我々の よ う な 小さな団体で

それぞれ退職を賄うとい うことは非常に困難でご ざ い ま す。たくさんの 職 員が辞め

られたときに は退職 金 の確保が非常に困難に なるとい う よ う なことで、兵庫県の 市

町村 職 員退職手当組合 に加入 い た し ま して、組合で大きな組織で運営をしてい ただ

いておるところでご ざ い ま す。この関係につきま しては、昭 和 3 0 年から過去約5

0 年間程 度 1 0 0 0 分 の 8 5とい う よ う な掛金率で推移してきたんですが、ご指摘

の よ う に団塊の世代の退職であり ま すとか、そう いった たくさんの退職 金が要ると

い うことで近年見直しされてお り ま す。平 成 1 9 年 度 予 算 に おきま しては、順 次率

が上がり ま して1 0 0 0 分 の 1 7 0とい う負担率に なってお り ま す。この率につき

ま しては、退職手当組合 に おきま しても今後約1 0 年間の退職 の状況等を考慮され

ま して決まってお り ま す ので、一 応その負担金を今後掛けることに よ り ま して、現

在の 職 員 の 方々がもしも退職されたときに は、その率でカバーできるとい うふう に

思ってお り ま す。

    な お、今後いろんな諸事情がご ざ い ま して変動する場 合もご ざ い ま す。そう いっ

たときに は約1割程 度 に なると思い ま すが、上 下 することは当然あろうかなと思っ

てお り ま すが、一 応 はそう いったことで確保 してい ただけるとい うふう に理解をい

た してお り ま す。

   最後に、試算でご ざ い ま す。仮に 宍 粟 市 の全職 員が1 8 年 度末で退職をし たとい

う試算をい た し ま すと、退職 金 は 総額で約6 4億円必要でご ざ い ま す。もしも退職

し た 場 合 に は約6 4億円と。ただ、これに対し ま すこれまでの掛金もご ざ い ま して、

そのカバー率とい うことにつきま しては、金額で約7億円程 度 は退手組合 に残って

いるとい う理論上 の 計 算 に は な り ま す。あくまでも按分でご ざ い ま すが、7億程 度

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は残っておると。ただ、今後1 0 0 0 分 の 1 7 0 の率をずっと今後も掛けていきま

す ので、率が1 0%でご ざ い ま すが、そう い うことを加味い た し ま すと、決してと

んでもな い低い額では な いと。多いとは言い ませんが、とんでもな い低い額では な

いとい うふう に は思ってお り ま す。

   最後にですけども、ご要望があり ま し た資料の提出 につきま しては、提出できる

もの については、予 算 特 別 委 員 会 に提出 し た いとい うふう に思ってお り ま す ので、

ご理解をお願い い た し ま す。

   以上でご ざ い ま す。

○ 9 番 ( 岩 蕗 昭 美 君 )  確認だけ一つ。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  確認だけ許可し ま す。

○ 9 番 ( 岩 蕗 昭 美 君 )   一 番最初 の 市 長 のプライマリーバランス、数字に お いては 部

長 の口頭の 説 明があり ま し たけどね、僕はやっぱりこれは 一 番施政 方針にも出てま

せんけども、できるだけ早くとおっしゃい ま し たけどね、できれば予 算 委 員 会 にや

っぱり 出 してもらい た い。同時 に、市広報でもそこの 部 分 は 明らかに してもらい た

い。その よ う にできるだけ早くとい う の はそう い う意味だと思うんで、それで結構

ですか。その 件だけ確認をし た いと思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    総 務 部 長。

○ 総 務 部 長 ( 清 水 弘 和 君 )  プライマリーバランスについては 国 のことでご ざ い ま し

て、いわゆる通常の経費から国債、いわゆる借金とそれから歳出 につきま しては償

還金を引い た、いわゆる収支のバランスをとるた め にやっておるとい うことでご ざ

い ま す。宍 粟 市 の 場 合、市 長が申し 上げま し た よ う に既に 黒字でご ざ い ま す。黒字

とい い ま す の は、お 金が余っているとい う意味では ご ざ い ません。計 算 上そう い う

ことで、起債残高を減らすとい う目的での指標でご ざ い ま す ので、ご指摘のとお り

であるんですけども、数値につきま しては、さっき言った よ う に、国 に お いては決

まってお り ま すが、宍 粟 市 の 場 合、国県補助 金でご ざ い ま すとか、基 金 の取り崩し、

ま たその他の 収 入もあり ま して、明確に 国 の よ う に 国債以外税収 しかな いとい う よ

う な団体では ご ざ い ませんので、数字的に示す の はちょっと時間を要するかなとい

うふう に思ってお り ま す ので、理論上 は おっしゃるとお りでご ざ い ま す ので、今年

度 に おきま しても起債残高 は数字の 上で2億円、地域振興基 金 の積み立てを含め ま

すと実質7億円程 度 の減に してお り ま す ので、そう いった点も含め ま してご理解を

お願い い た し ま す。

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○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  これで岩 蕗 昭 美 議 員 の質疑を終わり ま す。

   続いて、2 3 番、田 中 鶴 雄 議 員。

○ 2 3 番 ( 田 中 鶴 雄 君 )  通告 に従い ま して質問をい た し ま す。

    まず、農 業 政策についてでご ざ い ま す。施政 方針の 中で6ページでご ざ い ま す。

非常に 農 業 政策につきま しては、5 年あるい は 3 年 ごとに対策がいろいろと出てま

いるとい う のが過去の 実情でご ざ い ま すが、今年 度新しく担い手の経営安定対策と

い うことで、品目横断的経営安定対策の導入、これが施政 方針の 中で示されてお り

ま す。今までに な い新し い対策かなと、こんなふう に思うてお り ま す。このことに

つきま しては、1 月 2 9 日 の 国 会 に お いて民主党の党首が質問をしてお り ま す。こ

れは言葉は表向きは 大変結構な話であるよ う に見えるわけですが、裏では 5反以下

の 農 業 者 の切り捨てが行われるとい うことが浮き彫り に なってご ざ い ま す。それか

ら、農家から税金を取り 上げるとい うことが裏側にあるとい うふう に伝えられてお

り ま す。これは個々それぞれの 小さい単位の 農 業 者 は いろんな機械を購入 し、それ

に よって税金が免れておるわけですが、法 人化することに よって税収を上げていく

と、こう いったことがこの 中 に含まれていると、こう言われておるわけでご ざ い ま

す。しかし、宍 粟 市 の 中 に おきま しては、ほとんど3反から5反のつくっている農

家が多い、こう いった 実態の 中で果た してこの担い手づくり の 法 人化をすることが、

我々住民が受け入れられるもの な のか、ま た、生きるか死ぬかとい う よ う な 大きな

問題に発展は し な いかと。

   それと、棚田対策に対し ま しても、5反以下 の 農家を切り捨てるとい うことに な

り ま し たら、大変棚田が増えてくるんじゃな いかとい う思いもあるわけなんで、こ

のことの導入が果た してい い のかどう な のか、全国統一的に するとい た し ま しても、

こう いった 中 山間僻地 に おきま しては、この対策は導入がいろいろと難し い面があ

るんじゃな いかとい う思いがあり ま す ので、産 業 部 長 にその辺の 中身について詳し

くご 説 明をしてい ただきた い。集 落営農をどんどん推進していこうとしているのか。

そして、零細農家はもう減反調整に協力し なくてもい い のかどうかのか。そう いっ

た面につきま してお尋ねをい た し ま す。

   この 農 業 者だけでなく、農 業機械を売っている機械の 小売業 の 方も非常にこのこ

とにつきま しては危機感を感じているよ うでご ざ い ま す。5反以下 の 農 業 者 につい

ては、切り捨てるとい うことは 農 業機械も要らなくなる。そして、このねらい は5,

8 0 0億円とも言われる補助 金、これが機械を製造 する大 会社とい い ま すか、そう

いった 大型機械を導入 し よ うとい う先端を切っていると、こんなふう なことが言わ

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れてお り ま す。農協等の 大きい 企 業 につきま しては、この5, 8 0 0億円のこの補助

金とい い ま すか、国から出 ま すそう いった対策費に対してがんとして飛びつきやす

いわけですが、小さな 農機具販売店につきま しては、これに対抗できな いとい う よ

う なことで非常に 地 方 に対してはメリットの な い対策であるとい う、こう いったこ

とが言われてお り ま す ので、この辺につきま しても、ある程 度わかっておる範囲で

お答えをしてい ただければ結構かと思い ま す。

    次 に、林 業再生でご ざ い ま す。施政 方針の 中では 3ページでご ざ い ま す。

   昨年以来、市 長 は常にもうかる林 業とい うことで、非常にわかりやす いことで説

明をそれぞれ市 民 の 方 にされてお り ま す。かつてな い対策であると、私はこんなふ

う な受け取り 方をい た してお り ま す。昭 和 3 0 年代、非常に 山 の材価も高騰してお

ったことから、非常に 山づくり、森づくり につきま しては全住民がこぞって勤 しん

だものでご ざ い ま すが、今は材価の低迷に加えて担い手が非常に少なくなったとい

うことで、ヒルが住む山 に変身しておるとい う のが実態でご ざ い ま す。しかし、市

長 はこのヒルの住む山を金 のもうかる山 に変えていこうとい う意気込み、今までに

なかった 政策であり、対策であるとい うふう に思って、私は非常に 高く評価をして

おる1 人でご ざ い ま すが、言われ始め ま してから目の 前 に見える形で今出てきてい

な い状況にあるとい うふう に思い ま すが、今後この対策につきま して目に見える形

でどう いった形で、このもうかる林 業 の施策が行われよ うとしておるのか、県産材

の 集積地としても非常に県の 方へ上申されて、獲得の た め に 日夜ご苦労をい ただい

ておるとい うことは いつもお聞きをい た しておるわけですが、来年 度からい よ い よ

そのことが実現されるとするならば、その対策費であり、見通しを聞きた い。非常

にこのことにつきま しては 中 山間地 に住む、そして今まで杉植えから枝打ち、間伐

をしてきた 者 につきま しては、期待をしてお待ちをしておるところでご ざ い ま す の

で、中身につきま して、きっちりとはっきりとお答えをお願い し た いと思い ま す。

   それから、少子化対策、最前も同僚議 員 の 方からいろいろと意見もご ざ い ま し た。

昨日も第 8 2 号 に よって残念ながら今までの援助とい い ま すか、そう いったものが

取り払われて雲の 中へ消えちゃったわけなんです。しかし、この少子 高齢化につき

ま しては、国 の 方 の対策とい た し ま しても、いろんな手が打たれ、あの手、この手

でこの減少しつつある人口をどう して元 に戻そうかとい うことで大変な ご苦労をし

てい ただいているところでご ざ い ま すが、少子 高齢化の急速な振興に対応 し た施策

の 中で7ページだと思い ま すが、支え合 いづくりとい い ま すか、非常に 時代にマッ

チし た、時代を映す言葉が引用されて、これが非常に 重要な課題であるとい うふう

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Page 21: 第312回山崎町議会定例会会議録 - Shiso  · Web view第14回宍粟市議会定例会会議録(第3号

に私は受け取ってお り ま す。

    特 に、少子化対策につきま しては、担当委 員 会でその取り組み状況の概要の報告

は受けておるところでご ざ い ま すが、新年 度 予 算 に お いて、取り組もうとしている

具体的事 業 について、明確に お示しを願い た い。ま た、少子化対策としての 中 長期

的な考え方と、その 方向性をお伺いをし た いと思い ま す。

    次 に、公共交通についてでご ざ い ま す。これは施策の 中 の 8ページでご ざ い ま す。

このことにつきま しては 合併当初非常に華々しく重要施策の 一つとして取り 上げら

れてお り ま し た。しかし、昨年 は施策の 中 に 一字一句も出てきませんでし た。とこ

ろが1 9 年 度 の施策、方針の 中 に は 5 0文字ほどで公共交通について示されてお り

ま す。一 番最初 の盛り 上がりとかけ離れて、途中で消えちゃったんかなと。ま た、

その施策の文章の 中 の文字まで消えていくとい う よ う な熱の な いあり 方 に、私は受

け取っておるところでご ざ い ま すが、事 件 は起きておるところでご ざ い ま す。昨年

の 1 1 月 に神姫バスが波 賀町の 原から奥については休止をい た し ま すとい う よ う な

申し 入れがあった よ う に聞いてお り ま す し、ま た、一 宮町の染河内 谷でもバスは休

止とい う強い姿勢が神姫バスから出されたと、こんなふう に聞いてお り ま す。その

後、この 1 月 9 日 に 波 賀町では 日ノ原以北約1 1 0世帯ぐらいあるかと思い ま すが、

そこの 自 治 会 長さんに 説 明が企 画 部からされてお り ま す。非常に いろんな意見も出

されたとい うふう に聞いてお り ま すが、その対策について直接お聞きし たことがご

ざ い ませんので、この関係につきま してお聞きをし た いと。

   同僚議 員 の 方から一 般質問でこのことにつきま しては、事細かくお聞きするとい

うことでご ざ い ま す ので、私の 方 は概略的な お聞きをしていきた いとい うふう に思

い ま すが、今の段階でのこの公共交通システムの構築はどう考えられておるのか、

お聞きをし た いと思い ま す。

   以上です。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )  それでは、お答えを申し 上げた いと思い ま す。

    まず、林 業 の再生とい うことにつきま して、宍 粟 市 の森林 の多くは先ほどもお話

があり ま し たとお り、先人が本当に多年 にわた り ま して、たゆみな い労力を費やし

て植林をし、あるい は 育 林をしてきたものでご ざ い ま す。今、利用可能な 林齢に 育

っているものもたくさんあるわけであり ま す。しかし ながら、木材市況の 長期低迷

に よ り ま す森林県営が非常に難し い状況でご ざ い ま す。ま た、手入れ不足に よ り ま

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す 林 地 の荒廃を招 いてお り ま す。結果として災害に弱い森林となっていることは 本

当に残念ながら承知をしているところでご ざ い ま す。

   こう し た現状を打破し、林 業を活性化するた め に は、地域材が本当に 利活用され

ることに よ り、収益性が向上 し、その 収益が森林 の整備であり ま すとか、保全に再

投資をされることに よって初 めてもうかる林 業、災害に強い森林 の 造 成が図れると

い うふう に考えてお り ま す。

   現在の 木材価格で収益を得られる経営をするに は、経費を低く抑える必要がご ざ

い ま す。原 木を低コストで安定的に供給する必要があるわけであり ま す。それに は

原 木 の安定供給に おきま しては森林 の整備と施業 の団地化を推進をし、林 道や作業

道を開設して、高性能機械の導入を図ることが必要であるとい うふう に考えてお り

ま す。この た め に県に おきま しても、平 成 1 8 年 度から低コストの経営団地整備事

業や緑税を活用して針広混交林整備事 業 などを事 業化しておるわけであり ま す。市

とし ま しても、この 事 業を積極的に取り組むこととし、生 産森林組合であり ま すと

か、自 治 会等の森林 所有者 に県、市 の取り組みについて、現在説 明を積極的に行っ

ておるところでご ざ い ま す。ま た、市 の公有林 につきま しても、こう し た 事 業を市

が率先して実践をしていく、このことが非常に 大 事だろうと、こう い うことでもう

かる林 業と災害に強い森づくりを推進するた め に、作業 道 の 開設を伴う 高性能機械

に よ り ま す 収 入間伐事 業を実施をしておるところであり ま す。そして、これらの取

り組みを平 成 1 9 年 度以降も継続をして実施をしてま い り た いと、こんなふう に考

えてお り ま す。

    次 に、公共交通についてでご ざ い ま すが、鉄道 の な い 宍 粟 市 にとり ま して、新た

な公共交通システムを構築をし、高齢者をはじめとする交通弱者 の移動手段を確保

することは、喫緊の課題であるとい うふう に認識をい た してお り ま す。この た め に、

平 成 1 7 年 度 の 市 の 職 員プロジェクトに よ り ま す検討に続きま して、現在まで担当

課を中心に検討を重ねているところであり ま す。

   この よ う な 中、昨年 1 1 月 6 日 付で神姫バスよ り 一 宮、波 賀 地域のバス路線を休

止し た い旨の文書での提出がご ざ い ま し た。市 の 内 部で代替システムを検討する中

で、1 月 に は対象地域の 自 治 会への報告、あるい はその 中でいろいろと地 元として

も協議をい ただいておるところでご ざ い ま す。今後は、宍 粟 市全域の公共交通シス

テムをどう整えていくのか、ま た、交通不便地、空白 地等々あるわけであり ま すが、

この 部 分をどう していくのかを検討をするた め に、国、県、市、公共交通事 業 者、

市 民 の代表者で構成 する地域公共交通会 議等を設置をして、地域と一体となって検

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討をする必要があると考えてお り ま すが、その 方向、内容を定 めることについては、

い ま しばらくの期間を要するものと考えてお り ま す。

    一 方、神姫バスからの休止申し 出 のあり ま し た 地域については、平 成 1 9 年 1 0

月を目途として、市、事 業 者、地域など関係者 の 役割を明確に していく中で、新た

な公共交通システムについて検討してま い り ま す ので、ご理解をお願い い た し た い

と思ってお り ま す。

    な お、申し 出 のあり ま し た 地域につきま しては、とりあえず4 月以降もバス路線

は存続をさせま す ので、その点ご報告を申し 上げておきた いと思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    産 業 部 長。

○ 産 業 部 長 ( 山 本   繁 君 )  それでは、農 業 の担い手、経営安定対策について、お答

えをい た し ま す。

    まず、新た な食料農 業 農 村 基 本 計 画 に おきま して、今後の 農 業経営に関する国 の

施策を認定 農 業 者と、あるい は 一 定 の要件を満た す 集 落営農組織に 集 中的あるい は

重点的に 実施するとい うことで、今回 の 農 業 の改革の 方針が出てお り ま す。その た

め に 1 9 年 度から導入を予 定 い た してお り ま す品目、横断的経営安定対策につきま

しても、認定 農 業 者やそれの 一 定 の要件を満た す 集 落営農組織をその対象とするこ

ととなってお り ま す。

   我が国 の 農 業 の担い手となるべきものを国としては全力で支援をしていくとい う、

これが強い意思のあらわれであろうと考えてお り ま す。従来やってきた 農 業施策の

中でそう いったことを踏まえた 中で農 業を維持していくた め に は、こう いった施策

を立てるとい う よ う なことで、この 方針が示されたものでご ざ い ま す。

   これから農 業を守っていくた め に、先ほど申し ま し た よ う に従来やってきた施策

で農 業が守れな いとい う現状、そこを十分認識し た 上でこれから5 年 な り、1 0 年

先を見た 農 業施策をどう していくのかとい うことで、あるい はこれはもうやる気の

ある認定 農 業 者であるとか、それから個々の 農 業ではちょっと維持が難し い、後継

者的に は難し い なといった観点から、農 業 生 産 法 人とかそう いった組合組織の 中で

農 業を維持していこうとい う のが今回 の制度 の 大きな趣旨でご ざ い ま す。そう いっ

た状況で、今回 の 農 業 の施策が展開されることに 1 9 年 度からなってお り ま す。

    ご質問にあり ま し たそう いった 方向で進むと、従来やってきておる零細農家とか、

そう いったことが切り捨てられるんじゃな いか、そう いった ご心配があるわけでご

ざ い ま すが、そう いった 部 分 につきま しては、農 業施策の転換の 方針は先ほど申し

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上げま し たが、今やってお り ま す我が国 の 農 業 の 基 本とい うもの は、もともと家族

経営が基 本 に なってお り ま す。経営の発展もそれがベースに なっておるわけですが、

多数の 小規模農家、兼 業 農家が参画 し た 集 落営農、こう いったものを担い手として

位置づけること、これが有効なケースであろうとい う よ う なことで、従来やってお

り ま し た施策の 中で決して零細な 農家を切り捨てると、そう いった意味の施策の展

開ではあり ません。そう いった 部 分を続けておるわけでご ざ い ま すが、もう少し 5

年、1 0 年先を見た 中で、こう いった 方向でやっていかなければ日 本 の 農 業 は維持

できな いであろうと。そう いった 中からこう い う施策が展開されてお り ま す ので、

宍 粟 市とい た し ま してもそう いった 部 分 については、国 の 方も個々のやってきた 部

分 については、それを全部切り捨てて制度を新た に全部やるとい うことでは ご ざ い

ません。産 地づくり の交付 金であるとか、それから従来やってお り ま し た 水 田 農 業

の構造改革の交付 金であるとか、こう いった 部 分 は継続して、ま た 1 9 年から2 1

年 まで3カ年継続してお り ま す ので、そう いった 中で対応 してお り ま す。緩やかに

そう いった 方向に向くとい うことは、そう い うスタンスの 中で農 業が行われていく

んだとい うことは変わり な いかと思い ま すが、そう い うふう な状況に なってお り ま

す ので、ひとつよろしくお願い い た し ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    福 祉 部 長。

○ 福 祉 部 長 ( 岩 崎 良 樹 君 )   お尋ねの少子化対策につきま して、所 管 の 方から具体の

事 業と、その 方向性等についてご答弁を申し 上げた いと思い ま す。

    ご質問い ただきま し た よ う に、施政 方針の 中で人々が安心して暮らすことができ

る新た な支え合 いづくりを実現するた め に、少子化対策、保 健・福 祉・医療 の 一体

的な促進、あるい は 高齢や福 祉 の向上とい うものを位置づけて、総 合的にこれらを

支え合 いづくりと位置づけておるところでご ざ い ま す。その 中で、特 に ご質問の少

子化対策の 事 業とその関係につきま してお答えを申し 上げた いと思い ま す。

    ご 案 内 のとお り、国 に おきま しては、新た な少子化対策の視点とい た し ま して、

1つは、社会全体の意識改革、ま た 子供と家族を大切に するとい う視点に立った施

策の拡充、最も重要とい た し ま して、平 成 1 8 年 の 6 月 に新し い少子化対策につい

て、少子化対策会 議、その 会 議 の 中で決定をい た してお り ま す。その 中で家族の 大

切さや地域の 子 育ての支援の充実 などが最も重要な施策として推進されることとし

てお り ま す。宍 粟 市 に おきま しても、従来の 保 育 事 業を中心とい た し ま し た少子化

対策から昨年 度策定 い た し ま し た 第 1 次 宍 粟 市少子化対策推進計 画 に 基づきま して、

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子 育て支援の充実、児童の 健全育 成、若者 の 定住促進など総 合的かつ横断的な施策

の展開が必要であるとい うふう に考えてお り ま して、本 年 度少子化対策推進本 部を

設置し、具体の 事 業 について協議、検討してきたところでご ざ い ま す。

   そこで、今、宍 粟 市 の取り組むべき基 本的方向につきま しては、子供を増やす、

若者を定住促進させる、あるい は 子供をどう 育てていくかとい うこの 3点が大きな

課題として対応 する必要があるだろうとい うふう に考えてお り ま す。そう いったこ

とを含め ま して、総 合的に 1 1 の 重点的な取り組みを柱として、それぞれ具体の 事

業を展開 する計 画とい た してお り ま す。

   そこで、平 成 1 9 年 度 に 実施い た し ま す新た な少子化対策事 業 の主なもの につき

ま しては、1つは、地域の 教 育力を高 めるまちづくり 事 業とい た し ま して2 0 0万

円、放課後子供教室推進事 業を展開 するた め に 5 6 5万6, 0 0 0円、児童医療費助

成 事 業とい た し ま して1, 3 0 4万 6, 0 0 0円、特 定不妊治 療費助 成 事 業とい た し ま

して2 0 1万 3, 0 0 0円、子 育て世代への宅地 分譲事 業とい た し ま して1 0 0万円、

それと、宍 粟 市 出 会 いサポート事 業とい た し ま して6 3 5万円を計 上 い た しておる

ところでご ざ い ま す。

   以上、ご 説 明 い た し ま し た よ う に、平 成 1 9 年 度 の少子化対策の新規事 業 につき

ま しては約3, 0 0 0万円となる予 定でご ざ い ま す。このほか継続中であり ま す学童

保 育等々の充実を加えま すと、1 9 年 度少子化対策の主要な 事 業とい た し ま しては

8, 2 0 0万円程 度 に なる。あるい は全庁的に見ま すと、このほか保 育 所関係等々入

れま すと約2 0億程 度 の少子化関連予 算 に なっているとい うふう に認識をい た して

おるところでご ざ い ま す。

    な お、こう いったことにつきま して、非常に多大 の財源を要する事 業 につきま し

ては、やは り今後の 方針な り、検証が非常に難し いわけでご ざ い ま す。例えば宍 粟

市 の現在の 出 生率が1. 6 4でご ざ い ま す。2. 0 8でな いと人口は減少すると言われ

てお り ま す。少なくとも1. 6 4を1ポイント上げて1. 7 4ぐらい に し た いとい う思

いもご ざ い ま す。そう し ま すと、平 成 2 2 年 に おきま してはこの今現在の 出 生率を

見ま すと、出 生数が約2 5 6 名ぐらい に なるだろうとい うふう に考えてお り ま す。

平 成 2 2 年 に1. 7 4 に するた め に は 3 7 7 人 の 子供が出 生 する必要がご ざ い ま す。

その差1 2 1 人 の 子供たちの 出 生を高 めることは容易 なことでは な いとい うふう に

認識をしておるところでご ざ い ま す。そう いった 中で、やは りこう いった 事 業 の推

進につきま しては、国、県の動向を見ながら、新し いメニューを積極的に展開をし

ながら、今考えてお り ま す の は、中 長期を1 0 年ととらえま して、5 年 ごとのスパ

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ンで今申し 上げま し た 出 生率、あるい は転出 入、あるい は若者 の就業率等を検証し

ながら、できま し たらアンケート等を実施して子 育て環境等の満足度調査も見てみ

た いとい うふう に考えておるところでご ざ い ま す。いずれに し ま しても、今後展開

する少子化対策事 業 につきま しては 議 会ともよく検証してい ただきま して、市 民 の

声を聞きながら推進を図り た いとい うふう に考えてお り ま す ので、よろしくお願い

い た し ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )   2 3 番、田 中 鶴 雄 議 員。

○ 2 3 番 ( 田 中 鶴 雄 君 )  それぞれお答えを賜ったところでご ざ い ま すが、この担い

手の 分 につきま して、いろいろと部 長、たくさんの いろんな 方向から対策が変わっ

てい ま す ので、ご苦労してい ただいておると思い ま すが、その 中でげた対策となら

し対策、わかっている範囲でご 説 明をい ただければと思うてお り ま す。

   それから、林 業再編でご ざ い ま すが、1つは最前申し 上げま し たが目に見えてこ

な いと。団地化をどの辺の 地域でやろうとしておられるのか、ま た、その団地化の

面積ですね、1団地どのぐらい な 程 度 のものを考えておられるのかとい うことと、

県産材の 集積地センターづくりでご ざ い ま すが、その誘致の目安がわかってお り ま

し たら、一言で結構でご ざ い ま すから、お伝えてをしてい ただきた いと思い ま す。

   それから、少子化対策につきま しては、これだけたくさんの費用を使い、中 長期

的にわたって大変な 計 画がされているなとい うことで、私は改めて高く評価をい た

し た いとい うふう に考えてお り ま す。大変な 事 業であると思い ま すが、議 会ともに

頑張って進め なければならな いとい うふう な思いでご ざ い ま す。

   それから、公共交通につきま しては、一 般論的な お答えでご ざ い ま し たんで、も

うちょっと踏み込んだとこを福 田 部 長、お願いできたら、もうちょっとニュースが

欲し い なあとい う思いがご ざ い ま す ので、よろしくお願い し ま す。

   以上です。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )  私の 方からは県産 木材の拠点の問題について、お答え申し 上

げま す。

    前からもお話をしてお り ま すとお り、兵庫県が県下 1カ所 につくっていこうとし

てお り ま すもの は、県の 方も宍 粟 市 のあた りがい いでは な いかと、こう い う 方向性

までは今のところ出てま いってお り ま す。けれどもこの 4 月以降、県が公募をして

いく、こう い う状況の 中で今、私どもも森林組合をはじめ 林 業関係者 の皆さん方と

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どう いった受け皿で対応 していくかとい うことを協議をい た してお り ま して、その

公募に向けて準備を進めておると、こう い う状況でご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    企 画 部 長。

○ 企 画 部 長 ( 福 田 耕 二 君 )  それでは、私の 方からはこう公共交通に関連し ま す当面

の問題等についてお答え申し 上げた いとい うふう に思い ま す。

   先ほど市 長 の 方がお答えを申し 上げま し た よ う に、宍 粟 市としての公共交通につ

きま して全市的な取り組みについては、昨年来プロジェクトに よっていろいろ検討

してい ただいておるとい う状況でご ざ い ま す。そう い う 中で、大きく2つの面から

対策をしていかなければならな いとい うふう に思ってお り ま す。1つは、全市的な

中 長期的に考えた 中での 市 の公共交通、そしてま た 一 方では、直面しておる具体な

対策について対策を講じなければならな いとい うことでご ざ い ま す。先ほど市 長 の

方からも答弁があった 中で、宍 粟 市 に お いて2 地区が神姫バスの休止申し 出がある

とい う 中 なんですが、ここでお答え申し 上げた い 部 分 については、その うちの 1つ

の 波 賀 の 原以北 の 部 分 について、今現在の取り組みを申し 上げた いとい うふう に思

ってお り ま すが、先ほどの神姫バスからの休止の申し 出 につきま しては、1 9 年 度

から休止をし た いとい う申し 出があり ま し たんですが、いろいろ協議をする中で1

年間は運行を確保 するとい う約束をい ただいてま すんで、その 部 分ではこの 1 年間

の 中で十分 な検討を進めていかな いかんとい うことでご ざ い ま す。

   先ほど申し 上げた 波 賀 の 北 部 の交通につきま しては、そう い う意味から早急に検

討し なければならな いとい うことで、今年 正 月 明けに、私ども職 員がそれぞれ関係

地域の 自 治 会 長さんを中心に現状の報告をさせてい ただく中で、いろいろ議論をさ

せてい ただいてい ま す。そう いった 中で結果として地域は 地域で、いろいろな 地域

の 中での 実情を踏まえて検討していこうとい うふう なことも聞いてお り ま す。私ど

ももそう いった 中で宍 粟 市だけでな し に、バスを運行してい ただいている事 業 者、

ま た、この制度を補助で支えてい ただいておる国、県も含めて検討を一緒に してい

こうとい うことで既にそう いったメンバーの 会 は立ち上げて協議を始めてお り ま す。

    しかし ながら、現状とし ま しては非常に厳し い状況がご ざ い ま す。議 員先ほどお

っしゃい ま し たが、該当地域の世帯数であり ま し た り、人口を見てみま すと、非常

に限られた世帯数であった り、人口であった り するとい うことでご ざ い ま す。その

一 方で、実 は ご存じだろうと思い ま すが、神姫バスを含めて6つの住民 の皆さんの

足としてのスタイルが現存してお り ま す。そう いった 中で新た な仕組みをとってい

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くとい うことにつきま しては、地域の皆さんの十分 な理解、ま たそれへの 議論も深

めていくことが必要だろうとい うふう に思ってま すんで、その辺も踏まえて早急に

いろいろ具体な 議論していきた いとい う よ う に思ってお り ま す。

   以上です。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    産 業 部 長。

○ 産 業 部 長 ( 山 本   繁 君 )   まず、団地化の関係でご ざ い ま すけれども、今度 1 9 年

度 の 予 算 のときに詳しく説 明をさせてい ただきた いと思うんですが、団地化要件 は、

これは全部 宍 粟 市全域を私とこは考えてお り ま して、1 8 年 度 については約8 0ヘ

クタールぐらい の団地化をやり た いとい う よ う な 予 定を持ってお り ま す。今度、1

9 年 度、さらにそれを広げた 中で、これについては非常に多くの問題があり ま す。

市 の 方で独断で団地化ができませんので、こう いった 説 明 会を今ずっと各希望の 自

治 会とか、生 産森林組合、あるい は森林組合 まで含めてですが、各希望のあるとこ

ろに団地化の要件 な り、そう いったことで取り組む体制とい うものを今説 明 にずっ

と回ってお り ま す。そう いった 中で1 9 年 度 は 3 地区程 度 は団地化に向けて取り組

んでいこうとい う よ う なことで出てお り ま す。詳細な 説 明 については ま た資料な り、

予 算 のときに提出をさせてい ただきた い。

    1 9 年 度 予 算 の 方 にもそう いったことで団地化については、今3 地区程 度 の 予 算

を計 上 してお り ま す ので、予 算 説 明 のときに 説 明をさせてい ただきた い なと思い ま

す。

   それから、交付 金 のげた対策の関係でご ざ い ま すけれども、産 地づくり交付 金と

か、それから水 田 農 業 の補助 金であるとか、こう いったもの はその ま ま継続してお

り ま す。そう い う 中で、それぞれ水 田 農 業推進協議 会、そこらの 方 に直接配分され

る、そう いった使途についてはその 中で使われていくとい うことで、その使途につ

いてはこちらから限定 しておるものでは ご ざ い ませんし、産 地づくり の 方でげた対

策のことがもう 1点あろうかと思うんですが、そちらの 方 の質問かなとい う感じも

い た し ま すが、水と土との 保全環境対策の 中で、ある事 業 に取り組んでい ただくわ

けでご ざ い ま すけれども、その取り組みの 中で、いわゆる事 業メニューの 中で加え

て水環境、これは 地域と農 業とみんなで農 業を守っていくとい う対策でご ざ い ま す

が、その 中で取り組む内容に よって上乗せ部 分がある、こう いったことでご ざ い ま

す ので、それらについても、今、担い手育 成推進協議 会 い うものを市 の 方で立ち上

げてお り ま す。これについても今、1 8 年 度 に約1 5 回 程 度 地域の 方 に 説 明 に 回っ

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てお り ま す ので、その辺のあた りで取り組む手続、そう いった 部 分 の 説 明をしてお

り ま す し、支援もしていきた い なとこう い うふう に思ってお り ま す ので、よろしく

お願い い た し ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  これで田 中 鶴 雄 議 員 の質疑を終わり ま す。

    午 前 1 1 時 2 0 分 まで休憩い た し ま す。

          午 前 1 1 時 0 8 分休憩

       

          午 前 1 1 時 2 0 分再開

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  休憩を解き、会 議を再開 い た し ま す。

    総括質疑を続けま す。

    1 7 番、岸 本 義 明 議 員。

○ 1 7 番 ( 岸 本 義 明 君 )   まず最初 に、財政状況の見通し について、質疑をい た し ま

す。

    市 長 は、施政 方針の 中で市税の伸び悩みと予想以上 の 地 方交付税、補助 金 の削減

に加えて市債の償還がピークを迎えよ うとしておると。その財源は引き続き市債の

発行や基 金 の取り崩し に頼らざるを得んと、そう い う厳し い状況だとい うことを説

明 して、それを打開 するた め に思い切った改革の断行に よる中・長期的な持続可能

な行財政 基盤の確立と、効率的・機能的な組織の構築を目指すとい うふう に してお

り ま す。がしかし、ただ目指すと言うだけで、1 9 年 度 予 算が予 算 案を出 す今の 時

点で将来の財政見通し については 一言も触れてお り ません。今、市 民が最も心配し

ておることは、ご存じの よ う に最近のこの権威あるエコノミストとい う週刊経済誌

ですが、そこに近畿2府1県の 自 治体の財政的なゆとりランキング、経常収支比率

で堂々ワースト4 5位にランクされておるこの 宍 粟 市が第 2 の夕張市 に ならな い の

かとい う心配をしておるわけでご ざ い ま す。総 務 省では、そう い う住民 の関心に対

応 するべく、ま た、自 治体の破綻を未然に 防止するた め に、これまでの 実質収支比

率と実質公債費比率の 2つの手法 に加えて、年 度 ごとの資金 の流れを示すフローの

指標と、積み上がった債務 の多さを示すストックの指標、合わせて4つの指標を公

表の対象として義 務づける方針を打ち出 し たと聞いてお り ま す。そう し た 国 の 方針

だとか、指示などにつきま しては、ま た、一 般質問の機会 に譲るとい た し ま して、

ここでお聞きい た し た い の は、市 の将来の財政見通し はどう なんだとい う 市 民 の い

わば最大 の今の関心事、心配事 に対してこれまでいろんな機会 に 市 長 は 説 明をされ

てきたかとは思い ま すが、どう して今回 の施政 方針の 中で全く触れてい な い のかと

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い うことでご ざ い ま す。

    特 に、新年 度 予 算 案 に 市庁舎建設費の 一 部 6億円が計 上されてお り ま す。この 大

きな 事 業で、かつその建設開始の 年 度とい う にもかかわらず、そのことについては

余り何か触れてほしくな い なとい う よ う な感じで施政 方針の 中ではさらっと流して

あり ま すが、現実問題として厳し い財政状況を聞かされている今、市庁舎建設に資

金を投入 してどう なんだとい う 市 民 の 中 に は疑問や心配の声が上がっておるのも事

実でご ざ い ま す。それに対しては 一 日も早く市庁舎を建設することが行政運営の公

率化をよ り効果あらし め、財政改革にも寄与し ま す よと。行政改革大綱に 基づく改

革を進め ながら、市が策定 し た 総 合 計 画 に示し た 方向に向かっていけば、財政 は 健

全化されま す よと。だから心配要り ませんよとい う確信 に近いものが市 長 に は おあ

りだと私は思い ま す し、私はそう 信じてお り ま す。が、そうであればこそな おさら、

建設費を予 算 計 上 し た今、市 民 の心配を真摯に受けとめて、その目線に立って最終

的な建設の 市 民 の 合意、納得、安心を得る意味で、税収や交付税など不確定 の要素

がたくさんあるとい うことは 前提条 件つきでも結構ですが、市 長 の口から、市 長 の

言葉で庁舎建設費の償還も折り込んだ将来の財政見通しをきちんと示すべきでは な

いでしょうか。その点について、市 長 の見解をお聞きい た し ま す。

    2つ目、活力ある産 業が支える豊かな まちづくりとして、先ほどもちょっと同僚

議 員 の 方で質問が一 部あったんですが、市 長 は 事あるごとに 林 業 の再生 なくして宍

粟 市 の将来は な いといったことを言われてきま し た。その 地域、林 業 の再生 に向け

た取り組みとして、今回 の施政 方針に お いて県が構築し よ うとしてお り ま す 生 産か

ら販売までの 一貫し た流通体制を構築するた め の拠点、県産 木材供給センターの誘

致に積極的に取り組むとしてお り ま す。私はこの 件 に関して大 い に賛同してお り ま

して、後押しを微力ですが、し た いと思っておるわけですが、ただ、この誘致は 市

の将来を左右する大きな問題でご ざ い ま す。それだけに行政 の側に お いては当初か

らきちんとし た形で取り組む必要があるんでは な いかとい うふう に考えてお り ま す。

時間的に差し迫った問題でもあり ま す ので、心配に思うことを二、三 お聞きし た い

と思い ま す。

    1点目は、以前 にも申し 上げたと思い ま すが、何と言っても地 元 の受入体制と組

織づくりが最大 の課題であろうかと考えま すが、誘致を進めておる行政が、その作

業 にどう対応 しておるのか。現時点でどこまで整備できておるのかについてお聞き

い た し ま す。これは、いろんなものがからみ合った複雑な問題もご ざ い ま す ので、

微妙な問題でもあり ま す し、答弁可能な範囲で結構でご ざ い ま す。

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    2つ目がもしこのセンターが宍 粟 市 にできた 場 合、多くの 地 元 の関係業 者 に影響

が出るんでは な いかなとい うふう に 予想い た し ま す。その枠組みに 入らな いとい う

か、入れな い 業 者もひょっとして出てくるんでは な いかと。そう し た 業 者 にとって

は死活にかかわる事態も予想されま す。その点誘致を進めておる行政として、そう

い う点にどう い う配慮をしておるのか、どの よ う に お考えでしょうか、お聞きい た

し ま す。

    3点目、このセンターの運営主体は当然民間の組織に なると思い ま すが、行政と

してどこまでかかわっていくのか、その 役割の範囲と限界はどこな のかについて、

市 長 の お考えをお聞きい た し ま す。

   以上で質問を終わり ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )   まず、今後の財政 収支の見通し についてでご ざ い ま すが、1

9 年 度当初 予 算 に おきま しても、財政調整基 金をはじめ 基 金 の取り崩しを総額で1

4億 4, 0 0 0万円見込んでお り ま すことから、非常に厳し い財政状況と言わざるを

得ません。ご質問の今後の見込みにつきま しては、交付税の動向など、非常に不確

定 な状況であり ま すが、国 の 三位一体改革も一 定終了し、現状と大きく変わらな い

との 前提で将来を見通し ま すと、人 件費の削減をはじめとする行財政改革の 実行、

さらに は通常の起債に比べて財政的に有利 な 合併特 例債の有効活用などに よ り ま し

て、今後、3 年 程 度 の間に は現状よ りも財務体質の改善が図れると考えてお り ま す。

少なくとも夕張市 の よ う な状況に は ならな いと考えてお り ま す。

   その た め に は、強い意思のもとで全職 員 一丸となって、市 民 の皆さんの協力を得

る中でこの難局を乗り切ることを新年 の仕事始め に当たって訓示をし たところであ

り ま す。具体的な項目につきま してご 説 明申し 上げま すと、平 成 1 7 年 度 の普通会

計決算 に おける歳出 総額は約2 4 4億円となってお り ま す。これを市 民 1 人当た り

で見ま すと、5 6万4, 5 2 4円と県下 の 市では 7 番目の行政経費を住民 1 人当た り

に投入 し たこととな り ま す。この 原因は 合併直後とい うことで、投資的経費や公債

費、上 下 水 道 事 業への繰出 金 など、類似団体と比較しても肥大化しているた めと考

えてお り ま すが、将来的に は 2 0 0億円程 度 に する必要があると考えてお り ま す。

1 人当た り の 地 方債残高 は 8 0万5, 0 6 7円で兵庫県下 の 市では 9 番目でご ざ い ま

すが、新た な指標として導入された 実質公債費比率は 1 7. 4%で、県下 2 9 市 の 中

で1 5 番目となってお り ま す。地 方債の残高がその ま ま 実質公債費比率に反映する

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ものでは なく、過疎債や辺地債など、交付税算 入率の違い に よって大きく変わって

ま い り ま す。

   この よ う に県下 2 9 市 の 中 に おきま す各種指標に おきま しては最悪とい う よ う な

状況では決してあり ませんが、安定 し た 健全財政となるよ う努力をしてま い り た い

と考えてお り ま す。

    次 に、現時点から見た財政見通しを市 民 に公表すべきでは な いかとの ご指摘でご

ざ い ま すが、私もその必要性は十分感じているところでご ざ い ま して、昨年 8 月 に

議 員各位に は 一 定 条 件 のもとでの 予測としてお示しをし たところでご ざ い ま す。し

かし ながら、交付税制度 の改革や税源移譲など、まだまだ不透明感が拭えな い状況

であり ま して、加えて合併後の調整事項も山積をい た してお り ま す 中で、一 方的な

試算で公表することも問題を残す、そう い う思いから決算 に 基づく類似団体との比

較に よる財政状況等については積極的に公表し、市 民 の 方々の ご意見をお聞きし た

いと考えてお り ま すが、将来の 予測につきま しては現時点に おきま しては広く市 民

に公表することは誤解を招くことも懸念されま す ので、公表につきま しては慎重を

期し た いと思ってお り ま す ので、ご理解もい ただきた いとい うふう に思い ま す。

    な お、こう し た 中 にあって、財政 の 健全化の た め に は目標値を設定 し、市 民 の皆

さんに ご理解をい ただい た 上で種々の改革に望ま なければならな いと感じてお り ま

す。本 年 よ り新た に 高 利 の 地 方債の繰上償還制度 の活用等々、平 成 1 9 年 度 中 に は

財政 健全化計 画を策定 し、数値目標を掲げつつその 成果を検証していくよ う な財政

運営をし た いと考えてお り ま す ので、ご理解をい ただきた いと思い ま す。

    次 に、木材供給センターの問題でご ざ い ま すが、県産 木材の供給センターの誘致

場 所 につきま しては、旧一 宮町が工業誘致場 所として確保 してお り ま す安積山用地

を第 一候補地として検討を進めていきた いと考えてお り ま す。この た め に 平 成 1 9

年 度 に おきま して、基 本調査設計を実施をし、この 場 所で本当に十分対応できるの

かどうか、検討し た いと考えてお り ま す。

    ま た、県産 木材の供給センターの経営母体につきま しては、市 内 の 業 者を想定を

し、協議をお願いをい た しておるところでご ざ い ま す。県産 木材供給センターの経

営母体につきま しては、林 業関係者 に よ り ま す協同組合 方式が補助 事 業導入等に は

有利と考えてお り ま すが、組合設立につきま しては参加業 者 のみならず、不参加の

地 元関係業 者 の 利害関係も影響することが約束をされま す。そこで今後の 林 業再生

を目指す 中で、市とし ま してできる限り の調整も図ってま い り た いと考えてお り ま

すが、当然とし ま してもそこに参画をして、経営母体に 入ってい ただく皆さん方 に

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つきま しても、すべての 業 種 についてリスクは必ずあると、こんなふう に考えてお

り ま す。安定 し た 林 業経営を目指す た め に は、そのリスクをそれぞれ林 業関係者 の

皆さん方が乗り越えて、思いを一つに してい ただく必要があろうかと、こんなふう

にも考えてお り ま す。

    な お、行政 のかかわり、役割についてでご ざ い ま すが、当然現状の 中でこの拠点

施設が採算 に 簡単に 合 うとい う代物では決してあり ません。市としてのねらい は、

山 に お 金がどう返せるかとい うことにかかっておるわけであり ま すから、そう いっ

た意味では 市としてその施設をつくるとい う目的もさることながら、山 に お 金を返

せる仕組みづくりをつくると。こう い う意味から可能な限り の支援をしていく必要

があると、こんなふう にも考えてお り ま す。

   そう い う意味では、今から具体的な点について協議を重ねた いと思ってお り ま す

し、な お先ほども申し 上げま し たとお り、4 月から公募を県がされるわけであり ま

すから、その公募に勝ち抜いていかなければ決定 はできな いと。こう い う状況に ご

ざ い ま す。そのことに今、全力で取り組んでおると、こう い うふう に ご理解をい た

だきた いと思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )   1 7 番、岸 本 義 明 議 員。

○ 1 7 番 ( 岸 本 義 明 君 )  最初 の財政 の見通し について、再度 ご質問い た し ま す。

    いろんな数字を上げてい ただいて3 年後に はある程 度改善も進むとい う話でし た

が、将来の 予測については、いろんな不確定 な要素があって、公表することがかえ

って誤解を生むとい うことでし たが、今市 民が心配しておるの は、先ほど言い ま し

た よ う に、じゃあどう い う見通し のもとに建設をし よ うとしておるのかと。その多

額の 2 0数億ですか、い う 合併特 例債の使用もあり ま すが、そう い うもの に対して

非常に心配しておると。やっぱり将来の 予測とい う の はもう誤解を生みま すんで言

い ませんとい うことで、そやけども建設は し ま すと。それじゃああんたどう い う判

断に 基づいてそれをやるんですかとい うことに な り ま す ので、私は建設反対じゃな

い、かえって進め た いと思うんですが、ぜひともその 説 明、納得いくよ う な形での

予測についての見通しを言ってい ただきた い なあと、市 長 の口でと私は思い ま す。

    2点目は、センターの話ですが、その枠組みに 入る業 者も大きなリスクを負い ま

す。これは当然で、そこへ参加し た い なとい う 人も相当今お考えに なっておること

と思い ま すが、一 方で、入らな いとい うか、入れな い 業 者 にも多大 な影響が出てく

るんじゃな いかと、その辺について誘致を進めておる行政として、入れな い 業 者 に

対しての配慮とい うもの はどう い うものかをお聞きし た いと思い ま す。

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   それと、最後に、行政 のかかわりですが、一 宮町安積とい う候補地があるわけで

すが、そこに対して例えばそこまで具体的に まだ考えてな いとい うことでしょうが、

例えば市 の 出資の問題だとか、あるい は補助 金 の問題だとか、人的な協力をどう い

うふう に進めるのかとか、そう いったちょっと具体的な話に な り ま すが、わかる範

囲で、あるい は今の段階での答弁で結構です のでお願い し ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )   お答えを申し 上げま す。まず、財政全般 につきま しては、先

ほど申し 上げた よ う に、非常に積算とい い ま すか、見通しを立てるとい うことは い

ろんな状況がご ざ い ま す ので、非常に難し いと、こう い うふう に考えてお り ま す。

けれども1 9 年 度 中 に は見通しを立ててま い り た いと、こう い う思いであり ま す。

ただ、じゃあ庁舎について限って話させてい ただくならば、私どもはきちっと行政

改革の 大綱にもう たってお り ま す よ う に、人 の問題、あるい は先ほどもご質問があ

り ま し た公用車の問題、あるい は 4カ所 に 分散してお り ま す維持管理経費等々の問

題、そのことに よ り ま して、まず2 1 年 度から仮に新し い庁舎に 入ったとし ま すと、

2 7 年 までで大体財政的に は 1 1億円ぐらい の削減ができるとい うふう に考えてお

り ま す。そう い う状況はそれ以降も人 件費等々については継続をしていくわけであ

り ま す ので、当然特 例債等々の支払い に対し ま すもの に対しても十分それで賄い切

れる範囲内であるとい うふう に考えてお り ま す ので、私は 一 日も早く建設すること

が財政的にもきちっと見通しを立てる大きな礎に なると、こんなふう に考えてお り

ま す。

   それから、木材流通センターの 入らな い 業 者への配慮とい うことであり ま すが、

少なくとも私どもは 市として考えられることは いろいろあり ま す。ただ、問題は 例

えば宍 粟 市以外のところにそのことが完成をするとい うことが起こった 場 合、これ

はそのリスクは な おかつ大きなもの に なるとい うふう に考えてお り ま す。これは 宍

粟 市以外のところで拠点整備がされたとし たら、私どもの 宍 粟 の 林 業関係者 の打撃

とい うもの は 宍 粟でできることよ り以上 の打撃を受けるとい うことだけは間違いが

な い。そのことは何としても避けた いと。そう い う思いで市としては県一つの拠点

をどう しても宍 粟 市 に設置をしてい ただく、そして、そのことをリスクを乗り越え

ながら本気で林 業関係者 の皆さん方がお考えい ただく以外に乗り切っていく方 法 は

な いと、こんなふう に思ってお り ま す。

    特 に、国 産材、宍 粟材を製材しておられま す製材所 については、その影響はかな

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り 出てくるであろうと。あるい は素材業 者 につきま しては、逆に言えば山 の 木を今、

宍 粟で五、六万立米の伐出をしておるわけであり ま すが、私どもの思いからし ま す

と、少なくとも1 5万立米ぐらい将来は伐採をしていこうと、こう い う話であり ま

す ので、そう い うことは軌道 に な り ま すと、約3倍の 分 の労力とい い ま すか、ある

い は組織とい い ま すか、が必要に なってま い り ま す。そう い う意味では素材を扱っ

てい ただく皆さん方 は な お 一層のさま ざ ま な努力をしてい ただく必要があると思い

ま す し、ま た、森林組合 につきま してもリスクがな いわけではあり ません。けれど

も本当にそのことを完工していくならば、山 の手入れとい うものが必然的について

回るわけであり ま す。そう い う意味では 役割分担をきちっとしていく必要があるで

あろうと、こんなふう に考えておるところでご ざ い ま す。

    いずれに し ま しても、最大限の努力をい た し ながら、リスクはどう 回避できるか、

あるい はそのことをどう縮小できるかとい うことについて、今検討も進めておる状

況に ご ざ い ま す。まだ、具体的にこの 部 分でこう い うリスクが出てくるとい う の は

予測の 上であり ま す ので、実際に はそれぞれの 木材協同組合であり ま すとか、いろ

んな皆さん方とも協議をし ながら検討は し た いと、こんなふう に思ってお り ま す。

   それから、市 のかかわりであり ま すが、先ほど申し 上げま し た よ う に、施設をつ

くるとい う 中で、本来、私は経営母体としては確立をするとい う意味から言い ま す

と、株式会社の 方がい いかなとい う思い は持ってお り ま すが、補助率等々の問題か

ら考えま すと、協同組合が非常に率がい いと、こう い う問題もご ざ い ま す。そう い

う思い の 中で、今、宍 粟 市では協同組合を設立をすることに よって、受け皿づくり

をしてま い り た いと。そして、拠点の公募に対するさま ざ ま な 条 件整備とい い ま す

か、じゃあどう い うものが必要な のか。どれだけの面積が必要な のかとい うことに

ついても、それぞれの皆さん方で検討い ただいて、積み上げをし た 中で公募に対応

し た いとい うふう に考えてお り ま す。当然、そう いったことの 計 画であり ま すとか、

あるい は皆さん方との意見調整であり ま すとか、もちろんそのことは 市としてして

いかなきゃならんと考えてお り ま す し、あるい はその施設に対し ま す補助 について

も今後やっぱり運営してい ただく組合、あるい は 会社が本当に 重荷を背負ってスタ

ートをするとい うことについては、今の 木材市況の状況から見ま すと、非常に厳し

いわけであり ま すから、経営を安定をしてい ただくた め に、市として何ができるの

か、あるい は補助 な のか、あるい は用地 の 造 成 は 市で持つのか、さま ざ ま な立場か

ら検討は し た いと、そう い う意味ではその施設をつくるとい うことへの補助とい う

よ りも、そのことがきちっと運営されるとい うことに よって、山 に お 金がどう返る

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かとい う視点に立って、市としてはさま ざ ま なことを検討し た いとい うふう に考え

てお り ま す。ま た、ご相談を近々にさせてい ただくよ う に なればありがた いとい う

ふう に考えてお り ま す。コンペに勝ち残らなければどう にもならな いと、こう い う

状況でご ざ い ま す ので、ご理解をい ただきた いと思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  これで岸 本 義 明 議 員 の質疑を終わり ま す。

    な お、正 午を過ぎるかと思い ま すけども、そのときは ご了承をお願い し ま す。

   続いて、1 番、山 根   昇 議 員。

○ 1 番 ( 山 根   昇 君 )  それでは質疑を行い ま す。

    まず最初 に、庁舎建設についてでご ざ い ま す。

    簡単に 一言、合併協定 の建設時期と違う取り組みを今市 長 はされてお り ま す。合

併協定 は、合併をする4町が各旧町から協定 委 員を出されて協定をつくられたわけ

であり ま す。庁舎建設については 合併後8 年目からとい う 年 度が設定されてお り ま

す。この資料につきま しては 本新市 の 予 算 特 別 委 員 会でも提出されてお り ま す。合

併協定 自身の項目を守らなくてよ いと市 長 は考えておられるのかどうか、ご 説 明を

求め ま す。

   それから、2点目は、農 業施策についてであり ま す。

   品目的横断対策の対応 について、お尋ねをい た し ま す。新年 度から国 の施策で集

団化、法 人化が言われてお り ま す し、農家につきま しても2 0ヘクタール以上 の 農

家を対象にされてお り ま す。現在、宍 粟 市 についてはどの よ う な状況に なっている

のかどうか、お尋ねをい た し ま す。

   それからま た、特 に 農 業関係につきま して、農家数に よって地 方交付税が算 定を

されてお り ま す。合併前 の旧町に おきま す旧町ごとの 農家数に 応じた 地 方交付税は

どうだった のか。ま た、新市 に なって農家数と交付税はどう なっているのか、お尋

ねをい た し ま す。

    子供への医療費の完全無料化についてであり ま す。これについては完全無料化に

なってな いとい うふう な 説 明がご ざ い ま し たけども、県の施策と、それから市が独

自 に 4 年 生から6 年 生 まで新年 度 実施するとい うことでご ざ い ま す ので、具体的な

内容とその対象児童数、それから予 算額について再度 お尋ねをし ま す。

    ま た、所得制限等が設けられま す ので、この制度から外れる児童数はどれぐらい

に なるのか、あわせてお尋ねい た し ま す。

   続きま して、都市 計 画税の関係と区画整理事 業 についてでご ざ い ま す。

   これも旧町時代から区画整理事 業 にとい うことで網かけがなされてお り ま す。一

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番難し い仕事 に旧山 崎町の町長が取り組まれてい な いとい うことに非常に懸念を表

明 するものであり ま す。これまでどれぐらい の税が徴収された のか、区画整理事 業

について本当に新し い 白 谷 市 長が着手されるのかどうか、お尋ねをい た し ま す。特

に、この区画整理事 業 について、どう するかとい うことをもう決断をし な いと、や

は り 山 崎 の 中心部を抜ける道 に しても、周辺ばかり の着手に なってきてお り ま す。

ま た、山 崎 中心部ですけども、西 中学校区でも先日 の社会 福 祉 大 会で発表されてお

り ま し たけども、西 中校区でお 年寄り のひとり暮らし世帯が1割を超えているとい

う点では 北 部 3町以上 のひとり暮らし の世帯が増えておる状況でご ざ い ま す。です

から、この城下町であり ま す 山 崎 の 中心部 の まちづくり についても、この区画整理

事 業との関係で今後の展開が変わってくるんじゃな いかと思い ま す ので、その点お

尋ねをい た し ま す。

   続きま して、道路関係についてでご ざ い ま す。

   ですから、山 崎 中心部 の県道等につきま して、道 の整備が進んでお り ませんから、

周辺の 市 道庄能上牧谷線バイパスなども計 画がされてお り ま す し、ま た 農 業関係で

農 林漁業揮発油税財源を使った 農 道整備なども行われてお り ま す。この 事 業 につい

てお尋ねをい た し ま す。詳細に再度答弁を求めるものであり ま す。

    林 業施策について、県産材木材供給センターの誘致がう たわれてお り ま す。先ほ

ども答弁があり ま し たけども、やは り県の 事 業で補助 金 なども入れて、施設建設が

できたけども、市 内 業 者が協同組合 方式でいろいろ運営に当たっていくとい う 説 明

でご ざ い ま し たけども、実際、加工し たものを売るとい う点でどう な のかどうか。

そこまでよく調査研究をされているのかどうか。つくった は、市 内 業 者もいろいろ

努力し たけども途中でやめてしもう たとい う のが、これまで宍 粟郡でもそんな経験

を持ってお り ま す。ですからつくったものを売るとい う点で現在、母体に なる市 内

業 者 の間でいろんな研究がなされているのかどうか、お尋ねをい た し ま す。

   それから、に し は り まリサイクルセンターについてであり ま す。これにつきま し

ては、地球温暖化も叫ばれる中で、リサイクル、ごみの減量化とい うことが私は 中

心じゃな いかなと思い ま すけども、ごみの減量化や地球温暖化に逆行するよ う な過

大 な炉が建設されよ うとしていることを再三再四指摘し ま し たけども、しかし、こ

の建設予 定 地であり ま す 場 所 に、まだ未買収 地があるとい うことで、県の 企 業団自

身もま た買ってな いとい う よ う な状況が環境組合で報告されたそうであり ま す。そ

の未買収 地 の詳細と事 業 実施ができるのかどうか、今後の対応等についてお尋ねを

い た し ま す。

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   続きま して、部課係はどう検討されているのか。

   昨年、4 月 1 日 付で本庁へ職 員を集 めてくる、市 民 局縮小 の 大きな 人 事異動、課

の設置が行われま し た。この 4 月、新年 度 予 算では、職 員 の 定数は 部 長、課長、係

長、主事 などの 人数と配置は検討されているのかどうか、もう 事 前 に お尋ねをい た

しておきま す。昨年もびっくり し たんですけども、課設置条 例があり ませんので、

部設置条 例でし た ので、いろんな課が新設された り してお り ま す。特 に ま た、昨年

4 月を見ま すと、本当に課長がおって、下 に 職 員がい な い よ う な課も見受けられま

す ので、そう い う点では適正 な配置が検討されているのかどうか、お尋ねい た し ま

す。

    3 月末での 職 員 の退職と休職状況はどう なっているのか。これにつきま しては、

先日 の 総 務常任委 員 会でも報告されてお り ま すけども、再度答弁を求め ま す。

   それから、いじめ対策についてであり ま す。

   昨年末実施されたアンケートでご ざ い ま すけども、市 内 小・中学校全校でアンケ

ートがとられてお り ま す。私も地 元 の校区の 小学校、中学校のアンケート結果は い

ただいてお り ま すけども、実際アンケートの 特徴とか、これがどう 生かされている

のかどうか、お尋ねをい た し ま す。

   続きま して、国体の関係でご ざ い ま す。国体もいろいろ実行委 員 会も解散式が終

わり ま し たけども、いろんな反応が寄せられてお り ま す。波 賀 のカヌーの関係につ

きま しては、再度 お尋ねし ま すけども、波 賀 中学校のカヌー部 の状況、ま た 伊 和 高

校の状況等について、お尋ねをい た し ま す。

   それから、一 宮 の柔剣道でご ざ い ま すけども、河村先生ももう既に住んでおられ

る家を出られたとい う よ う な話も聞きま し たけども、どうされるのかなと。それか

ら山 崎、千 種 の 国体は今後どう 生かされていくのかなと。そのことについてお尋ね

をし ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  この後、答弁ですが、午後1 時 まで休憩い た し ま す。

          午 前 1 1 時 5 5 分休憩

       

          午後  1 時 0 0 分再開

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  休憩を解き、会 議を再開 い た し ま す。

   休憩前 の 山 根   昇 議 員 の質疑に対する答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )   まず、庁舎の建設についてでご ざ い ま すが、庁舎の建設時期

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と合併協定との関係でご ざ い ま すが、合併協定 の 内容を確認い た し ま し たところ、

建設時期については 合併特 例債の発行期間内 に建設するとい うことが協定 書 に う た

われてお り ま す。ま た、新市 まちづくり 計 画でも本 計 画 は まちづくり の 方向性とそ

の 実現を図るた め の施策実施の考え方を示すものであり、各事 業 の具体的な 内容に

ついては新市 に お いて策定 する総 合 計 画 にゆだねるとされておるわけであり ま す。

議 員 ご指摘の 合併協定 の建設時期と違うとい うことでご ざ い ま すが、このことにつ

きま しては、第 2 回 の 宍 粟 市 定 例 議 会 に おきま して、当時作成されま し た新市 まち

づくり 計 画 の財政 計 画 上 の数値の積算 根拠を求められま し た ので、その 計 画 年 度 に

ついてお答えをし たものであり ま す。合併協定 に 基づく建設時期をご 説 明 し たもの

では ご ざ い ません。そのことから、私とし ま しては 平 成 1 9 年 度からの新庁舎の建

設は 宍 粟 市 にとって効率的な行財政運営を行う 上で、何が必要であるかを検討し た

結果、できるだけ早期に建設することが最も望ま し いと判断し たものであり、決し

て合併協議 の約束事を無視し たものでは な いと考えてお り ま す。

    次 に、区画整理事 業 について、本当に着手されるのかと、こう い うことであり ま

すが、都市 計 画税につきま してまずお答えをし ま す。昭 和 3 2 年から平 成 1 7 年 度

末で約2 0億円の都市 計 画税をい ただいてお り ま す。都市 計 画決定以降3 5 年が経

過をして、遅々として進んでい な い現状でご ざ い ま すけれども、現在の進捗率は4.

2%となってお り ま す。区画整理事 業 は減歩、換地手法 に よ り 道路、公園、水路等

の公共施設を同時 に整備する面整備事 業であることから、地権者 の理解がなかなか

得られずに進んでお り ませんが、市として合意形成を図り ながら推進に向けて努力

していきた いと考えてお り ま す。

    次 に、林 業施策についてであり ま すが、県産 木材供給センターの関係であり ま す

が、兵庫県が進めてお り ま す県産 木材供給センターについては、先ほども申し 上げ

ま し たが、平 成 1 9 年 度 にその経営母体とな り ま す参画 企 業体をコンペ方式で募集

するとい う のが県の 方針でご ざ い ま す。宍 粟 市としては、この施設を林 業再生 にと

って非常に 重要な施設と考えてお り ま して、県産 木材供給センターの誘致に向けた

各種 の取り組みを進めているところでご ざ い ま す。そして、当然のことながら、そ

の経営母体につきま しても市 内 の 業 者を想定 し、今、協議をお願いをい た しておる

ところであり ま す。特 に、その売る先とい い ま すか、製品の販売についての考えは

とい うことでご ざ い ま すが、現在の 木材は外材の非常に輸入とい うものが難し い状

況を迎えてお り ま して、まさにきちっとし た 集材ができれば販路は確立できると、

こう い うふう に考えてお り ま すが、ま たその 中でもそのことにつきま しては十分検

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討をい ただいてお り ま す。

    次 に、に し は り まリサイクルセンターについててご ざ い ま すが、ご質問の未買収

地 につきま しては、循環型社会拠点施設への進入 道路約1. 4キロメートルの 計 画 地

内 に 2筆ご ざ い ま す。全体的に 本 事 業 に係る敷地及び進入 道路用地 はテクノ第 2工

区であるた め に、周辺部を含めて兵庫県企 業庁が用地を取得してお り ま すが、進入

道路部 分 の 2筆が未買収 地として残ってお り ま す。その未買収 地 の うち進入 道路の

入 り口付近に 所在する土 地 につきま しては、テクノ第 2工区の用地として旧三 日 月

町が交渉を重ねてお り ま し たが難航してお り ま し た。その後も循環型社会拠点施設

の進入 道路に必要な た め に、生活環境影響調査の公告縦覧、施設計 画 の概要の 説 明

とあわせ交渉を続ける中で、前向きな状況が出 た た め 平 成 1 8 年 度 予 算 に 計 上をさ

れてお り ま し た。

    しかし、本 計 画施設の都市 計 画決定がされてい な い状況では、企 業庁から実施設

計等の現地立ち入 り の許可が出 な い た め、面積確定ができな いこと等々に よ り ま し

て用地交渉が進まず、売買契約に は至ってお り ませんが、平 成 1 9 年 度早期の用地

取得を目指してお り ま す。残り 1筆の進入 道路中央付近に 所在する土 地 については、

大阪在住の 方 の 所有に なってお り ま すが、居所不明であり、現在神戸地 方 法 務 局龍

野家庭裁判所 に不在者財産 管理人 の 選 定 の申し立てを行ってお り、早期の買収を目

指しているところであり ま す。

    次 に、国体がどう 生かされるかとい う質問でご ざ い ま すが、施政 方針でもお示し

をしてお り ま すとお り、この たびの 国体は 宍 粟 市 の融和と協調並びに 地域力の向上

に 大きな 前進をもたらし た 大 会となったと考えてお り ま す。少子 高齢化あるい は過

疎化が進む深刻な 集 落が多い当地域に お いて、支え合 いや連帯感ある地域づくり、

新た な都市住民との交流事 業、地域の活性化を図る事 業推進に 生かしていきた いと

考えているところであり ま す。

    特 に、カヌー競技は音水湖の湖面の 利活用で、県の支援を受けて全国でも数少な

い常設の1, 0 0 0メートルのカヌー公認コースを整備することとい た してお り ま す。

同じカヌー競技で地 元 伊 和 高校カヌー部が活躍をい ただいてお り ま す し、競技種目

の普及の 場として、ま た 一 般 のレジャーカヌー艇を使い、ツーリズム体験スポット

や自然体験教 育 の 場として観光交流の 場として地 元 の皆さんとともに、地域の活性

化を図り、全国 に誇れるカヌーのメッカに していきた いと、こんなふう に考えてお

り ま す。

   柔剣道競技につきま しては、武道全般 の競技者が減少し いる中で活動が非常に厳

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し い状況だと考えてお り ま すが、もともと宍 粟 市 は武道 の盛んな 地域でもあり ま す

ので、柔剣道 の 国体選手を送り 出 し た 地域として特色あるスポーツ活動の 1つとし

て宍 粟 市 の武道全般 の推進に結びつけていけたらと考えてお り ま す。ま た、地域が

一体となって取り組んだ民泊での経験を生かし、新た な 地域づくりを創造 していけ

たらと、こんなふう に考えてお り ま す。

    ま た、少年少女駅伝と親子ペアジョギングにづきま しては、いずれも国体のデモ

ンストレーションとしてスポーツ行事としてたくさんの 市 民、あるい はボランティ

アの皆さん方が参加をい ただきま し た。大きな喜びをともに感じたわけであり ま す

が、今後とも市 民 の皆さんと親しく親しんでい ただけるスポーツ行事として整備を

し、充実 に努めてま い り た いと考えてお り ま す。

   以上でご ざ い ま す。あとの質問につきま しては担当部 長等々からお答えを申し 上

げま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    助 役。

○ 助 役 ( 西 川 千 寿 君 )  私からは質問の 中で組織機構につきま しての答弁をさせてい

ただきた いと思い ま す。

   昨年 度組織につきま しては 大幅に見直し たとい うところで、今年 度 は見直しをす

る予 定 は ご ざ い ませんが、しかし ながら、平 成 1 9 年 3 月末で退職される方が2 6

人 いらっしゃい ま す。そう い う よ う なことで、職 員 の 大幅な減に よる市 民 のサービ

スが低下 することの な い よ う に、指定 管理制度 の導入あるい は効率的な組織づくり

をすることに よって部課長 の配置をしていきた いとい うふう に思ってお り ま す。

    ま た、休職状況につきま しては、現在休職 中 の 者 は 5 名 お り ま すが、その 中 に精

神的なもの の休職となっているものもお り ま す。職 員 のメンタルヘルス対策につい

ても、今後、産 業医や保 健師等の連絡を図り ながら進めていきた いとい うふう に思

ってお り ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    教 育 長。

○ 教 育 長 ( 中 本 恒 夫 君 )   山 根 議 員 の いじめ対策についての ご質問に お答えし た いと

思い ま す。

    いじめ の対応 の た め のアンケートを実施い た し ま し たが、このアンケート調査は

いじめ の 実態の把握とともに、生活意識調査として実施をい た し ま し た。この 内容

につきま しては、いじめ の認識といじめ の有無についての調査であり、小学校は 2

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2項目、中学校は 3 4項目で全小・中学校の児童生徒を対象に調査をい た し たとこ

ろであり ま す。

   そのアンケートの 内容をどう 生かすかとい うことについての お尋ねであり ま すけ

れども、アンケートの結果は まず各学校に お いて集 計をし、そしてそれを分析して

後に直ちに現在もいじめがあるとい う よ う なもの については、該当の児童生徒につ

いて指導をしていく。そしてま た、学級全体についての指導を適切に するよ う にと

い うことの指導を教 育 委 員 会としては行ったところであり ま す。

    ま た、校長 会 は各学校での 保 護 者への結果をどの よ う に公表するか、あるい は 子

供にどの よ う に指導するかとい うことについて、いろいろと協議をして、その協議

をもとに 教 育 委 員 会といろいろ調整を図り ま し た。子供の指導については、道 徳 の

時間とか、学級活動の 時間等を使っての全体指導、それから、いじめられたとか、

あるい は いじめをし たとかとい う個々のもの については、それぞれの よく事情を聞

き、そしてそれに 基づいてきめ細かな指導をい た し たところであり ま す。

   さらに、先月 の 2 月 2 1 日ですが、宍 粟 市 の全教 職 員を集 め た、これは幼稚園も

含めてですけども、教 育研究大 会を実施い た し ま し たが、その 中で今回 の いじめ問

題のアンケート結果を生かし た指導について、山 崎南中学校は 実践発表をしてくれ

ま し た。いじめへの取り組みについて教 職 員 に いろいろと共通理解をその 実践発表

を通して図ったところであり ま す。発表の 中で特 に早期発見、あるい は早期対応 の

大切さについて実践発表があり、改めてそう い う 重要性を確認し、発見の た め に は、

まず1つは、善悪のけじめをきっちりと指導することが日 ごろから大切であると。

あるい は ま た 人権感覚を研ぎ澄 ま し た 教師が子供に接する必要がある、教師の 人権

感覚が問われているとい う よ う なことの視点もあり ま す。

   もう 1つは、子供たちの表情や服装、言動、グループの動向等をクラスの雰囲気

に常に気配り の する教師集団とい う、こう いったことが山 崎南中学校の 実践発表の

中で大切なものとして発表があり、全職 員が確認を行ったところであり ま す。今後

もいじめ については、県から配布されてお り ま す いじめ発見対応マニュアルなどを

参考に し ながら、子供の 実態を十分 に見きわめ ながら、今回 の よ う なアンケートを

定期的に 実施をして指導に当たっていきた い、この よ う に考えておるところであり

ま す。

   以上でご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    総 務 部 長。

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○ 総 務 部 長 ( 清 水 弘 和 君 )  私の 方からは 農 業施策の うちの 合併前 の 農家数、それか

ら交付税の額、ま た 本 年 度 の 農家数と交付税の額をお答えを申し 上げま す。

    合併前 の交付税並びに 農家数でご ざ い ま す。交付税の 算 入額につきま しては、旧

山 崎町が2億4 7 0万 7, 0 0 0円、旧一 宮町が1億 4, 4 8 6万円、旧波 賀町が7, 6

4 1万8, 0 0 0円、旧千 種町が8, 5 7 5万 4, 0 0 0円、合 計で5億 1, 1 7 3万 9, 0

0 0円とい うふう に なってお り ま す。ちなみに交付税算 定 に用い ま す 農 業センサス

の 農家数は旧山 崎町が1, 9 8 2戸、旧一 宮町が1, 3 2 7戸、旧波 賀町が5 5 8戸、

旧千 種町が6 9 4戸でご ざ い ま す。

    ま た、本 年 度 の 農家数は 山 崎町が1, 7 5 2戸、一 宮町相当が1, 2 3 9戸、それか

ら旧波 賀町分が5 3 2戸、千 種町管 内が6 5 0戸とい うことで、その 総需要額につ

きま しては約5億 1, 0 0 0万円と見込んでお り ま して、合併前とほぼ同額でご ざ い

ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    福 祉 部 長。

○ 福 祉 部 長 ( 岩 崎 良 樹 君 )   子供への医療費とい うことにつきま してお答え申し 上げ

た いと思い ま す。

    いわゆる児童等の医療費の支援につきま しては、ご 案 内 のとお り県は 1 8 年 度現

在で義 務 教 育就学前 まで、いわゆるゼロ歳から幼稚園児対象までを個人負担の軽減

の意味から乳幼児医療費助 成制度 の対象を持っておるわけです。これを1 9 年 4 月

から小学校3 年 生 までに拡充することとしてお り ま す。これに随伴をい た し ま して、

宍 粟 市 に おきま しても県制度と同様の 内容で対象者を小学校3 年 生 まで拡充するこ

とと計 画 しておるところでご ざ い ま す。これにつきま しては、いずれも所得制限や

一 部負担につきま しては現行制度と同様で完全無料化に は なっておらな い状況でご

ざ い ま す。

    ご 案 内をい た してお り ま す よ う に、新た に 平 成 1 9 年 度から市独自 の施策とい た

し ま して、対象を小学4 年 生から6 年 生 まで拡充い た し ま して、一 部負担あるい は

所得制限などは現行の乳幼児医療費助 成制度と同様とい た し ま す児童医療費助 成制

度 事 業を少子化対策の新規事 業として計 上 い た しておるところでご ざ い ま す。

   それぞれの 事 業 内容につきま しては、まず、対象を小学3 年 生 まで拡充をし よ う

とい た してお り ま す乳幼児等医療費助 成制度 は対象者 は いわゆるゼロ歳から3 年 生

まででご ざ い ま すけれども、 3, 7 4 4 名で約事 業費は6, 7 0 0万円を見込んでお り

ま す。この うち拡充部 分とな り ま す新た な対象児童は、いわゆる1 年 生から3 年 生

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でご ざ い ま すけれども1, 3 2 4 名で、事 業費は約 1, 3 0 0万円となっておるところ

でご ざ い ま す。

    次 に、市 の独自 事 業であり ま す児童医療費助 成 事 業 の対象者 は、4 年 生から6 年

生 までで1, 3 5 2 名で事 業費は約 1, 3 0 0万円となってお り、これらの 事 業全体で

は対象者 は5, 0 9 6 名、事 業費は約 8, 0 0 0万円となっておるところでご ざ い ま す。

    な お、この 事 業から所得制限等で外れる人数の お聞き合わせがご ざ い ま し た。所

得が確定をい た してお り ませんけれども、今現在の推定数値とい た し ま しては対象

者から約1 3 0 名 程 度 の 方が対象外となると。い い ま す の は、該当の学年児全体か

ら1 3 0 名 程 度 の 方がこの制度 に乗らな いことに なるのでは な いかとい うふう に認

識をい た しておるところでご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    産 業 部 長。

○ 産 業 部 長 ( 山 本   繁 君 )  それでは、品目横断対策の関係についてですが、ご答弁

を申し 上げま す。

   品目横断的経営安定対策は、米や麦、あるい は 大豆など複数作物の組み合わせに

よって営農が行われている水 田作及び畑作について、これまで講じられてきま し た

品目別対策でなくして担い手の経営を全体に着目し、諸外国との 生 産 条 件 の格差か

ら生じる不利を補正 するた め の対策としてこう い う制度ができてお り ま す。

   経営に及ぼす影響も勘案 するた め の対策として、その担い手の経営の安定を図る

とい うものでご ざ い ま す。対象となるに は 一 定 の規模が必要に な り ま す。まず、認

定 農 業 者 の 場 合でご ざ い ま すが、原則4ヘクタール以上とい うことであり ま すけれ

ども、これは緩和措置がご ざ い ま して、宍 粟 市 の 場 合 に お いては3. 4ヘクタールと

い うことでご ざ い ま す。これにつきま しても2つの要件がご ざ い ま す。所得要件 の

方で見ま すと、認定 農 業 者 の 場 合 は 1 8 5万円とい うことに な り ま す。一 定 の要件

を満た す 集 落営農組織、この認定 農 業 者と集 落営農組織が対象に なるわけですが、

集 落営農組織につきま しては 原則2 0ヘクタールとい うことでご ざ い ま すが、宍 粟

市 に おきま しては 1 6. 8ヘクタール、これは物理的条 件で見ま すと16. 8ヘクター

ルとい うことでご ざ い ま す。それから、生 産調整の関係がご ざ い ま して、これの協

力、生 産調整をしっかりやっているところにつきま しては、5. 2ヘクタールとい う

ことで基準の緩和がご ざ い ま す。議 員さんが言われま し た面積等は 原則的な数字で

ご ざ い ま して、宍 粟 市 の 場 合 はこう いったことで緩和されてお り ま す。

   これらの要件を踏まえま して1 9 年 度からスタートをするわけでご ざ い ま すが、

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品目横断につきま しては、宍 粟 市 の 場 合 は米以外は対象品目が今のところご ざ い ま

せん。市 内 に お いて該当する認定 農 業 者 は制度 の推進を図っているところで、ま た

集 落営農 につきま しては個別状況や取り組み状況がそれぞれ異なってお り ま すが、

国が定 めてお り ま す経理の 一 元化やあるい は 法 人化を目指す要件を満た す に は、宍

粟 市 の 場 合、まだ時間を少し要るし、継続的な取り組みが必要であろうとい うふう

に考えてお り ま す。これからは、担い手に対して集 中的にこう い う施策が展開され

るとい うことに なってお り ま す ので、この体制に のっとって推進をしていきた い な

あとい うことを考えてお り ま す。それらに よ り ま して、食料自給率の向上であると

か、今後施策展開 に向けて政府とそれから国、集 落営農組織などを含め た担い手の

育 成とい うもの はどう してもやっていかなければならな いものだとい うふう に認識

をい た してお り ま す。

    宍 粟 市 の 場 合 の推進状況についてでご ざ い ま すけれども、前段で1つだけ認識を

してい ただきた いんですが、経営所得安定対策とい うこの対策なんですが、これは

3つあるとい うことだけは しっかり ご認識をい ただきた い なと思い ま す。その 中 に

1つとしては米の 生 産調整の支援策、これまでやってきたことの支援策の見直しと

い う のがまず1点です。それから、もう 1つが一 般 に言われておる品目横断的経営

安定対策、これです。それと、もう 1点が農 地・水環境保全対策とい う環境対策で

すが、この 3点合わせて経営安定対策と言ってお り ま す。往々に してこの品目横断

の 部 分が前 に 出てきま すけれども、この 3点が大きな 政策の 中身でご ざ い ま す。

    宍 粟 市 の取り組み状況でご ざ い ま すけれども、そう いった目的の 中で、推進体制

とい た し ま しては、龍野農 林 事 務 所、それから龍野の 土 地改良 事 務 所、山 崎 の 農 業

改良普及センター、それから宍 粟 市、それからJA西兵庫な り、JAは り ま、ここ

らで協力してこの推進をやってお り ま す。

    まず、これらを進めていく上で今言い ま し た推進団体構成 の 中で、そう い う 地域

の担い手の 育 成 総 合支援協議 会とい うものを立ち上げてお り ま す。こう い う支援協

議 会、説 明 に 回った り制度 の 内容説 明をするわけですが、そう いったことで平 成 1

8 年 3 月 に立ち上げま して、今、各それぞれについて集 落営農 については 説 明 会を

1 0 回やってお り ま す し、農 地・水環境につきま しては 1 5 回、各地域を説 明 に 回

ってお り ま す。現在のところ、認定 農 業 者、宍 粟 市 の 中 に 2 2 名今あるわけでご ざ

い ま すが、こう いった取り組みに取り組んでみよ うと言われるのが現在のところ3

名 ご ざ い ま す。それと、農 地・水環境保全対策につきま してですが、これの 部 分 に

つきま しては 宍 粟 市 の 場 合、1 3 7 集 落ほどあるわけでご ざ い ま すが、その うち当

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初 9 1 集 落ぐらい の希望がご ざ い ま し たが、説 明 会 な りをしていく中で今、7 9 集

落が実際に取り組むとい うことで希望をされてお り ま す。内訳で言い ま すと、今言

われてお り ま す の は 山 崎町の 方で2 9 集 落、それから一 宮町で3 1 集 落、千 種町の

方で8 集 落とい うことで7 9 集 落、面積に して1, 1 9 8ヘクタールほど取り組んで

みよ うとい うことで、今、そう い う状況でご ざ い ま す。

   これから先ずっとそう いった 説 明 に 回 り ま すが、当初非常に複雑な制度でご ざ い

ま す ので、農 会 長 会とか、代表農 会 長 会、各農 会 長 会 の 席 上での 説 明もさせてい た

だい た り、あるい は講演会等でも説 明をしてい ただきま し たが、非常に制度が複雑

でご ざ い ま す。取り組み状況がわからな いとい う よ う なことも多数ご ざ い ま して、

今個々に希望のある農家、集 落営農組織、そう いったところへの 説 明 に 入っている

状況でご ざ い ま す。

   もう 1 件、農 林漁業 の関係とトンネルの関係のことでご ざ い ま すが、事 業 の目的

につきま しては 議 員 ご承知のとお りでご ざ い ま す。農 業振興に おける基 幹 農 業施設

への 農 業 生 産物の搬入、それらの 時間短縮を図って施設の有効利用や効率的な物流

体系を確立して農 業経営の安定を図るた め に建設するものでご ざ い ま して、1 7 年

度 にそう いった 計 画を樹立して、国 の認可を受け、今取りかかっている状況でご ざ

い ま す。

   進行状況でご ざ い ま すけれども、県営事 業で着手い た し ま して、7 月 ごろから測

量調査あるい は 地質調査を実施し ながら設計を行い ま して、図面等が今既に完了を

してお り ま す。平 成 1 8 年 度 に用地 の測量も済みま して、工事 の用地 の買収 に 入っ

てお り ま す。地 元 の 説 明 会、1 8 年 1 2 月からでご ざ い ま すけれども、そう いった

ことで地 元 の 説 明 会を開き、ご理解をい ただきながら地権者との交渉を進めている

ところでご ざ い ま す。今現在とい た し ま しては立木補償、あるい は墓地 の移転も含

めて交渉を行ってお り ま して、1 9 年 度からは い よ い よ用地 の交渉な り、道路工、

本体工事ですが、そう いったもの に 入っていきた い。平 成 2 0 年 度から隧道 の工事

にかかる計 画で進めてお り ま して、平 成 2 2 年 度 に 事 業 の完了を目指してお り ま す。

   経済効果でご ざ い ま すけれども、農 業経営の向上効果、それから生活環境の整備

効果及び公共施設保全効果、こう いった効果があると認識してお り ま す。そう いっ

たことで、大体前 回 の質問でもお答えい た し ま し たが、効果費は約 9, 9 0 0万円ぐ

らいあるとい うふう に見込んでお り ま す。

   以上でご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

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    土 木 部 長。

○ 土 木 部 長 ( 実 友   勉 君 )  私の 方からは 市 道庄能上牧谷線バイパスについて、目的

と効果につきま してお答えをさせてい ただきた いとい うふう に思い ま す。

   庄能上牧谷線、す なわち都市 計 画 道路の庄能下町線でご ざ い ま すが、用途地域の

指定 に伴い、都市施設が不足する山 崎 地区の 北 部 に都市 計 画 道路を配置をい た し ま

して、スプロール化の 防止と良好な住宅地としての誘導を図ることを目的とい た し

ておるところでご ざ い ま す。当路線は、中心市街地 の交通負荷の軽減を図るた め、

一 般県道 内 海 山 崎線とともに 幹線道路として整備する計 画であり、沿道周辺は 第 2

種低層住宅専用地域、第 1 種 中 高層住居専用地域となってお り、この 道路の整備に

よ り ま して良好な 市街地 の進展が期待されるところでご ざ い ま す。

    中心市街地 北 部 の連結強化や市 中心部へのアクセスの向上、県道 内 海 山 崎線から

国 道 2 9 号へのバイパス機能の強化など、防災、それから緊急対応機能の向上等の

効果が見込まれるところでご ざ い ま す。

   以上でご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )   1 番、山 根   昇 議 員。

○ 1 番 ( 山 根   昇 君 )  それでは、再質疑を行い ま す。

    合併協定 の関係で市 長 は協定 書 に 書かれてな いとい う ご答弁でし たけども、実際

協定を作成された段階で合併特 例債の活用時期等についても財政 計 画が示されたわ

けですから、それからま た、宍 粟 市 の 合併協定 に携わった 方々の話を聞いてみても、

宍 粟モデルとい うことで4つの 市 民 局を中心に し た発展を新市 の まちづくりを当面

進め よ うでは な いかとい う思いだったんじゃな いかなとい う よ う に思い ま す。です

から、今、その思いが白 谷 市 長との思いが違うとい うことで、いろいろ市 民 の 方々

も問題点を投げかけておられま す。ですからやは り 市 民 の皆さんの思いを、市 長 の

思いでは なく、市 民 の思いをよく聞いてい ただいて将来に、財政的にも禍根を残さ

な い よ う な建設時期の見直しを再度求め ま す。

   続きま して、農 業 の関係で先ほど総 務 部 長が農家数を言われま し たけども、農家

数自身が減ってきているとい うことは 事 実では な いかなとい うふう に思い ま す ので、

農家数の減少に よってやは り交付税も削減される可能性があり ま す ので、先ほど言

われま し た よ う に3. 4ヘクタールとか、集 落営農で1 6. 8ヘクタール以上でな いと

だめだとい うふう な 農 業だけでは な し に、やっぱり 5反ぐらい の 農家についても一

定援助をし ながら農家数の減少に ならな い取り組みを求めるわけですけども、その

点お尋ねをい た し ま す。

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   それから、区画整理の関係で、先ほど庄能上牧谷バイパスの関係で部 長が触れら

れま し たけども、ちょっと調べてみま すと、庄能上牧谷バイパスの 事 業費が一 応 1

0億円、この うちの工事費が1 5%ですね、それから用地費が3 5%、補償費が4

5%とい うことで、8割が用地とか物件補償に なっているとい う点では 本当に工事

費が過大 に なってきているんじゃな いかなとい うふう に思い ま す。だから、そう い

う点ではもう少しやっぱり早く利用できる、効果のある工事完了がい いんでは な い

かなとい うふう に私は思い ま す。そう い う点では、特 にこの 山 崎 の 中心部 の区画整

理をどう するんか。中心部をどう するんかとい うことがもう先決に なってきておる

んじゃな いかなと。中心部 の区画整理を全く、今、 4.何%とい う数字を言われま し

たけども、ここをどう するかに よって周辺道路を考えていかな いと、周辺道路だけ

広げていってもまちづくり はできな いんじゃな いかなとい うふう に私は思い ま す の

で、その点本当にこの区画整理をされるんなら、庁舎などに 時間を割かずに 本当に

難事 業である区画整理に僕は着手されて、中心部 の 道路も含めて、それから中心部

もたくさん用地が買収されてマンションが建ってお り ま すけども、本当に新市 の住

民 の 方々がまちづくり の点でどう な のかなとい うふう に思い ま す ので、その点再度

答弁を求め ま す。

   それから、4 月以降の課と係についてはもう余り触らな いとい う よ う な ご答弁で

ご ざ い ま し たけども、国体の関係は 一 応どう なるのか、再度 お尋ねをい た し ま す。

   それから、一 宮 の柔剣道 については 宍 粟郡全般 の武道で対応 していくとい うこと

でご ざ い ま し た ので、柔剣道 はもう全くやらな いと。余りやらな いとい うふう に理

解してい い のかどうか。再度答弁を求めるものであり ま す。

   それから、に し は り ま の関係の未買収 地 について、面積等に再度 説 明をお願い い

た し ま す。

   それから、福 祉 部 長から答弁のあり ま し た 所得制限で漏れる児童生徒が1 3 0 人

と言われま し たんで、これは 小学校1 年 生から3 年 生 まで、それから4 年 生から6

年 生 までで、1 年 生から6 年 生 まで全体で1 3 0 人とい うふう に理解してい い のか、

再度答弁を求め ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )  私の 方からは まず合併協定 のことでご ざ い ま すが、私が先ほ

ど申し 上げま し た よ う に、合併協定そのもの に は先ほど申し 上げま し たとお り、記

載をい た しておるわけであり ま して、そう い う意味では思い の問題を言われま すと、

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私はこの 合併協定そのもの は尊重 し ま す。そして、必要であるならば変えざるを得

な いもの は変えていきま す。こう い うふう に申し 上げてきたところであり ま す。ま

た、市 民 の皆さん方 の声をよく聞いてとい うことでご ざ い ま すが、常に聞く耳は持

ってそのつもりでいろいろとお聞かせもい ただいてお り ま す し、私の考えも申し 上

げてま い り ま し た。な お、一層ご理解をい ただくよ う に努力はさせてい ただきた い

と思ってお り ま す。

   それから、区画整理の問題と中心部 の お話がご ざ い ま し た。区画整理は先ほど申

し 上げた よ う に、1 2 0ヘクタールの うちのジャスコのところの 部 分で約4%ほど

が実施をしておると、こう い う状況に ご ざ い ま して、なかなか難し いとい い ま すか、

地権者 の同意がまだなかなかできなかったとい うことで、3 5 年間あとの 地域につ

いては進んでおらな いと、こう い う状況でご ざ い ま すが、非常に先ほども申し 上げ

ま し たとお り、非常に 重要な施策でご ざ い ま す。今、その残り の 地域とい い ま すか、

区画整理区域について、下 水 道を先行させていこうとい うことで、下 水 道工事を進

めておる状況に ご ざ い ま す。そう いった 中で地域の皆さん方、地権者 の皆さん方と

も再度協議を重ねながら、前進をさせていきた いとこんなふう に考えてお り ま すが、

特 に 中心部とい うふう に限定をされま し たが、中心部とい う のが区画整理の区域の

をことを申されておるのか、今あり ま すこの 地域の 中心部 のことを申されておるの

か、少し判断に相違があると思い ま すけれども、この 中心部 の 中で本当に問題であ

り ま す の は、都市 計 画 道路であり ま す。都市 計 画 道路につきま しては ご承知の よ う

に 中央通り のところが1 6メートル道路で先ほどの ご質問にもあり ま し た。生 谷 の

方へつな いでいくとい う 計 画が入ってお り ま す。非常に 人家がすべてのところで連

担をい た してお り ま す し、非常に困難な 計 画では ご ざ い ま すけれども、その 計 画 道

路については なかなか進めるところまで至っておらな いとい う状況に ご ざ い ま すけ

れども、この 中心部と区画整理区域との連携につきま しては、当然区画整理の 実施

ができれば、それらの関連性としては当然考えていかなきゃならんとい うふう に考

えてお り ま すが、この 中心部 につきま しては、道路の状況、あるい は商店街の状況

非常に厳し い状況でご ざ い ま して、なかなかこの 市街地 開発とい うものが今すぐに

できるよ う な状況では な いとい うこともご理解をい ただきた いと思い ま す。

    な お、柔剣道 の問題につきま しては、私どもも柔剣道を部活としてやってい ただ

い た皆さん方がこれからどうされるかとい うことについては、それぞれの皆さん方

てご判断をい ただくしかな い。けれども柔剣道そのもの は非常に指導者 の問題であ

り ま すとか、いろんな問題で継続をしていくとい うこと非常に困難な問題でもある

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かなとい うふう に は考えてお り ま すが、本当にやっていこうとい うことに な り ま す

ならば、私どもとしてもせっかく国体で柔剣道とい うものを理解をしてきた状況に

あり ま す ので支援もし た いと思い ま すが、まずは 部活等々で続けていけるかどうか

とい うことについては、学校当局等々が本気で考えてい ただくしかな いかなと、こ

んなふう に考えてお り ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    助 役。

○ 助 役 ( 西 川 千 寿 君 )   国体につきま しては、この 3 月で先般も一 宮、波 賀、実行委

員 会も解散い た し ま し た。基 本的に は 国体推進室はこの 3 月末をもってなくな り ま

す。組織につきま しては常に効率的な組織を努めてま い り た いとい うふう に考えて

お り ま す ので、ご理解をよろしくお願い い た し ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    福 祉 部 長。

○ 福 祉 部 長 ( 岩 崎 良 樹 君 )  未買収 地 の 件でご ざ い ま すけども、今、申しわけご ざ い

ません。資料をもってお り ませんので、よろしければ一 般質問のところでも同様の

ご答弁をするよ う に なってお り ま す ので、そのときでお許し願えれば、そのときに

提出させてい ただきま す し、それ以前とい うことであれば、議 長 の許可を得ま して

事 務 局を通じて提出させてい ただきた いと思い ま す。

   それから、子供の乳幼児等の医療制度 の対象制限が外れる予想をされる人数でご

ざ い ま すけども、ゼロ歳児から幼稚園までで約3 5 名、1 年 生から3 年 生 までで3

5 名、4 年 生から6 年 生 まで6 0 名、合 計で1 3 0 名 程 度とい うことでご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    産 業 部 長。

○ 産 業 部 長 ( 山 本   繁 君 )  私の 方から2点お答えし た いと思い ま す。

    まず、こう いった 農 業施策を展開 していく中で、農家数が減ったら交付税の 方 に

影響するんじゃな いかとい うことでご ざ い ま すが、私どもの 方 につきま しては、当

然交付税の 算 定 に は 農家戸数も算 定要件 の 中 に 入っていることは認識い た してお り

ま す。ただ、一 方から見ま すと、農 業を守っていくとい う施策の私どもの 方 の観点

からい た し ま すと、今の状況で農 業を守っていくことは非常に 5 年先、1 0 年先は

見通しが暗いとい う 中での施策の展開をやってお り ま す。そう いった 中で当然その

交付税の 方 にも影響があろうかと思い ま すが、ただ、集 落営農組織な りを育 成 して

いく中で農家戸数が減るとい うことは認識は い た してお り ま すが、これは 利用権の

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Page 51: 第312回山崎町議会定例会会議録 - Shiso  · Web view第14回宍粟市議会定例会会議録(第3号

設定であるとか、そう いった状況に よって1カ所 に 集約して権利を放棄し た 場 合 は

農家戸数の 方も減額するとい うことも考えられま す。ただ、今言い ま し た よ う に、

そう いった 中で施策を展開 していく上では、交付税がどの 程 度減額に なるかとい う

ことは私の 方では 明確に はわかり ませんけれども、そう いった 部 分も含め た 中で農

業施策を展開 するとい う、そう い う認識は持ってお り ま す ので、若干のそこにデメ

リットの 部 分も出てくるかと思い ま すけれども、どちらがどうかとい うことを考え

ま すと、その辺はちょっと明確では ご ざ い ませんけれども、施策の展開としてはそ

う いったこともやむを得な いデメリット部 分も生じるとい うふう に認識をい た して

お り ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  これで山 根   昇 議 員 の質疑を終わり ま す。

   続いて、2 2 番、大 上 正 司 議 員。

○ 2 2 番 ( 大 上 正 司 君 )   2 2 番、大 上でご ざ い ま す。通告 に 基づきま して総括質疑

をさせてい ただきま すが、最初 にちょっとお断り しておきた いんですが、通告が5

番目とい うことに なった関係で、既に質疑をされたものを通告 している分が多々あ

り ま す。できるだけその 分 については 簡単に し た いと思い ま すが、お許し い ただき

た いと思い ま す。

    まず、施政 方針や主要施策の 中で1 7 年 度、ま た 1 8 年 度 に引き続き依然として

厳し い財政状況にあると言われ、特 に 宍 粟 市 の よ う な 小規模な 地 方公共団体を取り

巻く環境はさらに厳しさを増すことが予想され、思い切った決断で行政改革を断行

することに よって、中 長期的に持続可能な行財政 基盤の確立と効率的、機能的な組

織の構築を目指さなければならな い状況であると言われてお り ま す。

   そう いったことで1 7 年 度 は 合併初 年 度で計 画 の 年、1 8 年 度 は行政改革初 年 度

と位置づけられ、さらにこの 1 9 年 度 は昨年策定されま し た 宍 粟 市 総 合 計 画 に 基づ

きま して「人と自然が輝き、みんなでつくる夢の まち」の 実現に向けた 実行初 年 度

と位置づけられま して予 算編成をし たと、その よ う にあり ま す。

   そこで、お尋ねい た し ま すが、私、昨年 の 1 2 月 の 定 例 議 会 に おきま して一 般質

問をさせてい ただき、1 9 年 度 の 予 算をどの よ う な考え方で編成されよ うとしてお

られるのか、ま た、どの よ う に 市 政運営をされよ うとしておられるのか、お尋ねす

るとともに、特 に 次 の 4項目につきま してお尋ねい た し ま し た。

    まず、その 第 1点目とい た し ま して、新庁舎建設に係り ま す建設費は 予 算 計 上を

されよ うとしているのかどうかとい うことをお尋ねい た し ま し た。次 に、2点目と

い た し ま して、少子化対策の強化と具体的な支援は。さらに 3点目とい た し ま して、

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Page 52: 第312回山崎町議会定例会会議録 - Shiso  · Web view第14回宍粟市議会定例会会議録(第3号

高齢者 福 祉対策と支援事 業 の強化。そして4点目に各種イベントに対する具体的な

考え方と助 成 についてお尋ねをし、それぞれ考え方をご答弁い ただきま し たが、予

算 書を見せてい ただきま すと、確かに新庁舎建設に係り ま す建設費等の 予 算 は答弁

どお り 計 上されてお り ま すが、他の 3項目につきま しては答弁い ただい たことが十

分反映されてい な い のでは な いかなと、私、この よ う に思ってお り ま す。

    特 に、私が要望い た し ま し た 市 民が温もりを感じる予 算となっているかどうか、

疑問に思っているところでご ざ い ま す。例えば、少子化対策では、子 育て支援と過

疎対策とい う 2つの 大きな課題の克服が必要で、子 育て支援では 1 1項目の柱を定

め、具体的な 事 業を検討している、この よ う に答弁されま し た。確かに経済的な支

援となる乳幼児、児童等の医療費助 成 事 業が小学6 年 生 までを対象とすることに引

き上げられていること、ま た 特 定不妊治 療費助 成 事 業、子 育て世帯への宅地 分譲事

業 などが条 例化され、対応 し よ うといることは 大変喜ばし いことであると一 定 の評

価をするものであり ま すが、本当に 子 育てを応援してい ただきた い、共働きでも安

心して子供を出 産できるよ う な支援策となる、十分どの よ う に言うてい いんかわか

り ませんが、ファミリーサポートセンター事 業とい うんでしょうか、こう いったも

のや預かり学童保 育 事 業等の 予 算を見せてい ただきま すと、昨年とはあんま り変わ

ってい な いんじゃな いかなと。強化されたとはちょっと私自身は見えな いわけでご

ざ い ま す。

   さらに、高齢者 福 祉対策では、高齢者 の 生きがい につながる福 祉 事 業 の支援を行

うと言われま し たが、敬 老祝金や敬 老 会 事 業 の 予 算 などを見せてい ただきま すと、

これも昨年と全く変わり なく、見直されてい な い のでは な いかなと思った り してお

り ま す。

   さらに、各種イベント事 業 につきま しても、市 長 は 原点に立ち返り類似イベント

のネットワーク化や経費の 実績を精査して地域の活性化につながる取り組みに は 助

成をしていくと答弁されま し た。助 成 金 の 予 算 は全体では少し増額されてい ま すが、

本当にネットワーク化やそれぞれのイベントの経費の 実績を精査され、それを反映

し た 予 算となっているのかどうか、私に は十分見えてま いらな いわけでご ざ い ま す。

   行政を取り巻く情勢はさらに厳しさを増す 中で、行政全体の改革を実行し ながら、

総 合 計 画 に 基づき「人と自然が輝き、みんなでつくる夢の まち」実現の た め、前 年

度 に対し 総額で0. 7%の増の緊縮型の 予 算としつつも、少子化対策や林 業再生をは

じめとする地域産 業 の振興策などを積極的に 予 算 計 上 し たとあり ま すが、これらも

予 算 書を見せてい ただいて、私に はそこらあた り のことがよく見えてま い り ません。

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1 8 年 度と余り 大きく政策的に変わってい な い のでは な いかなと思うわけでご ざ い

ま す。特 に、少子化対策についても本当に安心して子供を産み育てられる環境づく

り の た め の対策が強化されたとは感じてお り ません。先日来、県下 の各市町の新年

度 予 算や主要施策が新聞に報じられているのを拝見し ま すと、少子化対策を重点課

題とされているところがほとんどでご ざ い ま して、それぞれの 自 治体独自 の 政策を

掲げられてい ま すが、本 市では 1 1項目の柱を定 め、具体的な 事 業を検討している

と言われま し たが、昨日可決されま し た少子化対策事 業 助 成 条 例 にあるものが独自

の少子化対策として前 年 に比べて取り組まれた主なものでご ざ い ま しょうか。だと

すれば、私は余り 宍 粟 市独自 の支援策が強化されたとは言えな い のでは な いかと思

うわけでご ざ い ま す。

   児童医療費助 成 事 業や特 定不妊治 療費助 成 事 業 の 上乗せなどは、現在ではほとん

どの 市町が取り組まれていることでご ざ い ま して、決して目新し い他町に先駆けて

取り組んだ独自策とは私自身は思えな いわけでご ざ い ま す。前 にも行政懇談会でち

ょっと話が出 ま し たけども、どっかの新聞に 宍 粟 市がそう いった少子化に対する独

自策がな いとい うふう なことが掲載されておるとい う よ う なことを聞きま し たが、

既にその よ う なことが言われるよ う に遅かったんでは な いかなと思った りもしてお

り ま す。その 上、先ほど来同僚議 員 たちから出てい ま す よ う に、旧波 賀町の 子 育て

支援金支給条 例や旧千 種町の 花嫁祝金や子宝誕生祝金 条 例 の廃止に よ り、これらの

地域の 方々はこれまでの支援策よ り後退し たことにつながるんじゃな い なと、悪く

なったんでは な いかなと。その よ う に感じられるんじゃな いかなと思うところでご

ざ い ま す。これらの支援策を廃止するのでなく、全市 に拡大 することとし た 上で今

回 の少子化対策事 業 助 成 条 例を提案 し、さらに宅地 分譲事 業 の支援策につきま して

も、千 種町の 分譲地 のみに限定せず、これも赤穂市がやっておられま すが、住宅を

新築か購入 し た転入 者 に 2 0万円の 定住支援策を実施しておられま すが、これらを

参考に して今回 の少子化対策事 業 助 成 条 例を提案 してい ただきたかったと思い ま す。

そう い う理由で昨日私は修正 案 に対し ま して賛成をし たわけでご ざ い ま す。

   さらに、施政 方針の 中で、林 業 の再生 につきま して考え方を述べられてお り ま す

ので、少し お尋ねい た し ま すが、市 長 は 林 業 の再生 なくして宍 粟 市 の発展は な いと、

林 業 の再生 に 大変大きな意欲を示されていることに対し ま しては私は 敬意を表して

いるところでご ざ い ま すが、保全する林 業からもうかる林 業への転換を目指し、宍

粟材のブランド化や展示施設の整備、さらに は 原 木 の安定供給体制の整備としてモ

デル的な 山 林 の団地化を進めると昨年 の施政 方針でも述べられ、ま た 本 日もそう い

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った よ う なことを同僚議 員 に答弁されま し たが、そう いった 成果はどう なっている

んでしょうか。

   さらに、今年 度 は 木材の安定供給体制の拠点づくりとして、これも先ほど来同僚

議 員 よ り質問があり ま し た ので、深くは お尋ねい た し ませんが、兵庫県が構築し よ

うとしておられま す県産 木材供給センターの誘致について、積極的に取り組むと言

われま すが、本当にこれの誘致がい い のかどうか。将来宍 粟 市 に 大きな荷物となる

よ う なことは な い のかどうか。私、十分 勉強してお り ませんので、いろいろとは言

えんのですが、そう い う心配もし た り して、質問をし よ うと思っておったんですが、

先ほど来説 明がご ざ い ま し た ので、県産 木材供給センターの誘致が宍 粟 市 の 林 業再

生 に 大きく貢献するとのことが少し理解できま し た ので、これにつきま しては質問

を省略い た し ま すが、将来後悔し な い よ う慎重 に取り組んでい ただきた い なと思っ

た り するところでご ざ い ま す。

    次 に、宍 粟材の活用促進についてでご ざ い ま すが、最近、自然木を使用し な い修

正材の住宅が流行してお り ま すが、この住宅に比べま して自然木を使用すると少し

割高 に なるよ う なことを聞いてお り ま す。宍 粟材を使用して住宅建設をし た 場 合 は、

川戸の 市営団地 に限らず宍 粟 市 内 はもちろん全国的に までもいかなくても、せめて

県内ぐらい までは範囲を広げて宍 粟材を使用し た住宅建築に対しては幾らかの 助 成

をするとい う よ う な何か制度を考え、促進を図っていくべきでは な いかなと思った

り してお り ま す。

   兵庫県が県産材を6 0%以上使用して建築し た 場 合、低金 利で融資をすることと

されてお り ま すが、これらとタイアップして宍 粟材の活用促進を考えることもよ い

のでは な いかなと思った り するわけでご ざ い ま すが、ここらあた りどの よ う に お考

えに なるか。川戸の 市営団地 1 3区画ですか、これらは既に完売されたと聞きま す

し、そこを宍 粟材をどうでも使って建築し なければいけな いとい う よ う なことに は

なってい な いんじゃな いかとい うふう にも聞いてお り ま す ので、そう いったことが

宍 粟材利活用の促進に 大きく貢献する施策とはちょっと思えな いわけでご ざ い ま す。

   以上、1 9 年 度 の施政 方針並びに主要な施策に対し ま して、総括的に お尋ねい た

し ま して、質疑を終わり ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )   まず、平 成 1 9 年 度 の 予 算編成 に当た り ま して、非常に厳し

い財政状況の 中で、経常経費の削減をはじめ投資的経費につきま しても、一 定 の削

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減目標を掲げて、限られた財源の 重点的かつ効果的な配分 に努めてきたところであ

り ま す。

   この よ う な 中 に おきま して、ご質問の庁舎建設、少子化対策、高齢者 福 祉対策及

び各種イベントに対する施策について、協議調整を行い可能な限り 予 算 計 上 に努力

してきたところでご ざ い ま すが、決して満足してい ただけるものばかりでは な いと

い うふう に は理解をい た してお り ま す。具体的に は新庁舎の建設につきま しては、

その必要性や新庁舎を建設することに よる効果などを再三申し 上げてま い り ま し た。

そして庁舎建設に関する庁舎特 別 委 員 会や市 民代表に よ り ま す 市 民 委 員 会とも協議

を重ねてきたことを踏まえま して、庁舎建設に よる財政的な効果も検討する中で、

平 成 1 9 年 度 よ り建設工事 に着手する予 算を本 定 例 議 会 に提案 しているところであ

り ま す。その 内容は、平 成 1 9 年 度歳出 予 算 に 計 上 してお り ま す 6億円に加えま し

て債務負担行為として平 成 2 0 年 度 分 1 8億 5, 0 0 0万円の限度額を設定 している

ところであり ま す。

    次 に、宍 粟 市 の少子化対策の強化と具体的な支援策につきま しては、従来の 保 育

事 業を中心とし た少子化対策から第 1 次 宍 粟 市少子化対策推進総 合 計 画 に 基づく子

育て支援の充実、児童の 健全育 成、若者 の 定住促進など横断的な施策の展開が必要

であり ま して、平 成 1 8 年 度 よ り少子化対策推進本 部を設置をし ま して、少子化対

策が本 市 の最重要課題の 1つであるととらえま して協議検討を重ねてきたところで

あり ま す。具体的な支援策とし ま しては、1 9 年 度 に 実施する新た な少子化対策事

業 の主なもの は経済的な負担の減少として、市単独事 業として先ほどから申し 上げ

てお り ま す 小学校4 年 生から6 年 生 までの児童に係る医療費の 助 成、さらに 子 育て

支援サービスの充実、地域の 子供は 地域が育てる活動を積極的に進めていこうと、

こう い う思いで自 治 会等がその活動をするきっかけづくりとして助 成をする地域の

教 育力を高 めるまちづくり 事 業を計 上 してお り ま す。

    ま た、児童の 健全育 成対策とし ま しても、地域社会 の 中で心豊かな 健やかに 育 ま

れる環境づくりを推進するた め の 子供たちの安全安心の居場 所づくり等々放課後子

供教室推進事 業 にも計 上をい た し ま し た。ま た、宍 粟 市 の若者 の 出 会 い のサポート

事 業 にも計 上 い た してお り ま す。さらに、先ほどもお話があり ま し た 千 種町の住宅

の 分譲地 の 一 部を子 育て世代に 助 成をしていくと、こう い うことにも取り組んでま

い り ま し た。これはこれまでにやってま い り ま し た少子化対策の 上 に今後新た に取

り組んでいきた いとい う思い の 中で重ねてきたわけであり ま すが、今後も少子化対

策は非常に 大 事 な課題でご ざ い ま す ので、十分 にこれからも検討を重ねて具体策を

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積み重ねてま い り た いと、こんなふう に考えてお り ま す。

    次 に、高齢者 福 祉対策と支援事 業 の強化についてでご ざ い ま すが、社会 福 祉課の

所 管 事 業とし ま して、高齢者 の知識及び経験を生かし た 生きがいと健 康づくり等の

社会活動を促進するた め に引き続き老 人クラブ活動に よ り ま す補助 事 業を実施をす

ることとい た してお り ま す。この額が同額では な いかと。昨年その制度を決め たと

ころでご ざ い ま す ので、当然同額だとい うふう に ご理解をい ただきた いと思い ま す

が、ま た、さま ざ ま な 老 人 会 の皆さん方が地域の 福 祉 の充実であり ま すとか、さま

ざ ま なことに対して新しく1 8 年 度 に創設し ま し た補助制度も高齢者 に対する健 康

増進及び社会貢献事 業補助 金としても引き続き計 上をい た しておるところであり ま

す。

    ま た、団塊世代等々社会 の問題点でご ざ い ま す 高齢者 の就業機会 の増大 の思いを

持ちま して、生きがいと創造、その労力を生かしてい ただけるた め にシルバー人材

センターの運営費とし ま しても計 上をい た しておるところでご ざ い ま す。

    ま た、各種イベントにつきま しても、整合性を図るべきもの、あるい は 地域の よ

さをその ま ま継続していくもの等々ご ざ い ま すが、これは 基 本的に はイベントを実

施する中で、毎年削減予 算をしていくとい うことでは、実施ができな いそう い う問

題点があろうと思い ま す。そう い う意味では、一 定 の必要額とい うものから切り 下

げるとい う 方針はだめだと。こう い う思いで取り組みをしてま い り ま し た し、まさ

に今からネットワーク等々を図っていこうとい うそれぞれ協議を始めておると、こ

う い う状況に ご ざ い ま す ので、ご理解もい ただきた いと思ってお り ま す。

    ま た、これまで冬のイベントとして残念ながら今年 は雪がご ざ い ませんけれども、

いろんな意味でそれぞれ別個にやってお り ま し たものを一つの流れとして、東 山戸

倉スキー場、あるい は 千 種 高 原等々で雪まつり等々も実施をする予 定であったわけ

であり ま すが、こんな状況にもな り ま し た。そう いった意味では連携すべきもの、

あるい は 一緒に効果を上げていくもの等々は考えながら進めてま い り た いと考えて

お り ま す し、ま た 宍 粟 の観光協会、森林王国等々と協議をしつつ、ポスター等々に

ついても共同製作をし た り、あるい はメディアに対し ま す 共同告知等々も連携を図

っておるわけであり ま して、特 にイベントの広告等々につきま しても、よ り効果の

ある方 法を考えてま い り た いと思ってお り ま す し、宍 粟 市そのものをPRすること

にも力を入れてま い り た い、こんなふう にも考えておるところでご ざ い ま す。

    ま た、いろいろと本当にイベントにつきま しては異なっておる問題もたくさんご

ざ い ま す。それぞれのイベントをつくられて、あるい は継続してきた歴史であり ま

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すとか、さま ざ ま なものがあるわけであり ま すから、私は 特 に商工会 の青年 部 の皆

さん方が夏の祭り等々は 中心に なってやってい ただいてお り ま す。それぞれを守る

とい う 上 に是非宍 粟 市 の祭りとい うものも是非考えてい ただきた いとこう い う思い

でいろいろと協議も進めておるところであり ま す。

    ま た、木材の問題につきま して、先ほどからお答えも申し 上げま し た。まさに供

給拠点のセンターが宍 粟 市 にとって害のあるものであっては いけな いと。当た り 前

の話でご ざ い ま すが、そんなつもりで進め よ うとしておるわけではあり ません。決

してそう いった意味では まさにそのことが宍 粟 市でなく、近隣あるい は県内 のほか

に 地域で、もし建設をされたとするならば、宍 粟 市 の受ける打撃はここにつくるど

ころの話では な い。そう い う思いを持って何とか宍 粟 市 に誘致を図り た いと、こう

い う努力を重ねておると、こう い うふう にも重ねて申し 上げておきた いと思い ま す。

    ま た、宍 粟材の有効活用につきま しては、当然のこととして私どもが目指す の は

木材を使った家を多く建ててもらうことにあると。そのことは県産材を使った県が

あらゆる措置をして、融資等々の 方向性を出 してくれま し たことは、私どもにとり

ま しても非常にありがた いと思ってお り ま す。そう い う意味では県の施策等々を活

用し ながら、まさに 宍 粟材を建築用材として使ってい ただけるよ う な仕組みを、あ

るい は私どもも常に今度 2 4 日 にも実施をされま すが、私は常にその現場 にも出向

いていろんな お話をさせてい ただいてお り ま す。今度 2 4 日 にも西 宮あるい は県下

阪神間からこの 宍 粟 の 山 の 実態、伐採あるい は製材、そしてま た 宍 粟材を使った住

宅等々を見学に来てい ただく現地ツアーがご ざ い ま す。1 0 0 人を超える人 たちが

来てい ただきま す。私は何回もその 場 所 にも、現場 にも出かけて、私どもの 山を守

る大変さと、あるい はその森林 の 大 事さとい うものをPRをしてお り ま す。そして

少しでも宍 粟材あるい は 山 の 木材に よる建築に 一つでも進めていければとこう い う

思いでそう いった取り組みもい た しておるところでご ざ い ま す。

    な お、川戸地区の 分譲地を対象にその 宍 粟材を使ってい ただい たら助 成をしてい

こうとい うことをしてま い り ま し た。ま た、千 種 の 分譲地 につきま しても、拡大を

して図っておるところであり ま す。

    ただ、一 般 の 分譲地 について、私どもがそのことを申し 上げるとい うことは非常

に問題点もあるわけであり ま す。それは、その すべての 人がそう い う意味では私ど

もも兵庫県の融資制度とい う の は全国でも非常に先進的な 条 件でご ざ い ま す ので、

本当に家を建ててい ただく方 にとっては、有利 な融資条 件でご ざ い ま す。これを十

分活用してい ただくとい うことが私どもの 宍 粟材を家に使ってい ただくとい うこと

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にも大きく力に なってい ただけるのかなと、こんなふう に思ってお り ま す。

    おっしゃい ま す よ う に、私どもが市 の 分譲地以外のところで建てられる建築につ

いて、それぞれ支援をさせてい ただくとい うことにつきま しては、方向性としては

よくわかるんでご ざ い ま すけれども、財政 上 の問題、あるい はさま ざ ま な問題から

非常に難し い なとい うふう に今は思ってお り ま す。な お、そう い う意味では、県の

施策等々と本当に力を合わせてPRをし ながら進めてま い り た いとい うふう に思っ

てお り ま す。

    ま た、宍 粟材のPR館も三津に設置をい た してお り ま して、多い 日 に は、週3 日

間しかあけてお り ませんけれども、5 0 人ぐらい の 方が見学に来てい ただいておる

と、こう い う状況も聞いてお り ま す ので、ま た是非足もお運びい ただきた いと思い

ま す し、建築用材だけでなく、さま ざ ま な問題点についてもいろいろと努力は 重ね

てお り ま す。例えば先般も県知事 にもお願いを申し 上げま して、私ども小・中学校

の机の天板については、杉の圧縮材を使ったことで普及をしてお り ま す。これは県

の 高等学校についても是非そのことは取り 入れてほし いとい うことでお願いをい た

し ま し たところ、今年 1 9 年 度から県の 高等学校についても、一遍に すべてとは い

きませんけれども、取り 入れてやろうと、こう い うことで拡大も図ってい ただいて

お り ま す し、さま ざ ま な形で努力は 重ねておる状況に ご ざ い ま す。いろいろとご指

摘をい ただきま し た問題点、たくさんご ざ い ま すけれども、私ども本当に 宍 粟 市 に

住んでよかったと思ってい ただけるよ う に、健全財政を目指し ながら、中・長期的

な施策を展開 する中で、本当に よかったと感じてい ただけるもの に近づけた いと、

こう い う思いで努力を重ねてお り ま す ので、ご理解をい ただきた いと思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )   2 2 番、大 上 正 司 議 員。

○ 2 2 番 ( 大 上 正 司 君 )  再質問をさせてい ただきま す。

    まず最初 に、庁舎の建設に係る予 算 計 上 につきま してでご ざ い ま すけども、今後

予 算 特 別 委 員 会等でこれらのことについては審議されることでご ざ い ま す ので、私

の質問や私の思い は差し控えさせてい ただきま すが、ただ、残念に思ってい ま すこ

とは、新庁舎の建設がなぜ今必要な のかとい う、そう い うこと、何点かの理由があ

り ま すが、ま た、財源がどう なるのかとい う、そう いったことについての住民 説 明

が私は十分できてい な いんじゃな いかなと思った り しているところでご ざ い ま す。

住民 に しっかり伝わり理解ができてい な いとい うことについて、ちょっと残念に思

ってお り ま す。市 長 は行政懇談会やあらゆる会 議等でその庁舎の必要性等を十分 説

明され、市 民 に対してそう いったことの理解を求められているとい うことにつきま

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してはわかっておるんでご ざ い ま すが、職 員 の 方全員が市 長と一丸となって、同じ

思いで住民 に対してその必要性等を十分 説 明 し、理解を求める努力をされているか

どうかとい う よ う なことにちょっと疑問に思ってお り ま す。

   先日、ある市 民 の 方から、税の確定申告 に行った際に担当者 よ り 6 月 ごろから市

民税が高 う な り まっせとい うふう なことを聞い たと。いろいろ聞い たんやけども、

帰ってみてもうひとつよ うわからなんだんで尋ねるんやけどとい う よ う なことで電

話があり ま し た。庁舎を建設するから市 民税が高くなるんかいやとい うふう なこと

もおっしゃったわけでご ざ い ま すが、税源移譲に よってこう なるんやでとい う よ う

なことを十分詳しく認識は しておらんだんですけども説 明 はさせてい ただい たんで

すが、そう いった よ う な 市 民税が高くなることについてでも庁舎の建設とい うこと

がかかわってくるよ う に 市 民 の 人 たちは思っておられま す。こう いったことで、ち

ょっと残念だなと。もう少し十分 説 明 しておく必要があるんじゃな いかと思い ま し

た。

   それから、2点目の少子化対策につきま してですけども、いろいろと努力してい

ただいて、少しずつ前進していることは先ほどから答弁い ただいてわかっておるわ

けでご ざ い ま すが、おじいちゃんやおばあちゃんの い な い、本当に 夫婦2 人だけの

そう いった家庭で、しかも共働きし なければ住宅のローンなんか返していけな いと

い う よ う な家庭があり ま すが、そう いった家庭の環境の 中で子供を産み育てられる

ことの 大変さや心配とい うことを今一遍考えてみてい ただきた いと思うわけでご ざ

い ま す。

    出 産後1 年くらい は有給休暇等がとれて、十分 な給与の 保障は な いですけども、

休暇がとれま すが、その後は復帰しても保 育 所 に 子供を預けてとい うこともあり ま

すが、子供が熱を出 し た り 病気に なれば預かってい ただけな いと。ま た、学校の預

かり学童保 育 事 業 につきま しても、午後5 時 ごろに なると迎えに いかなければなら

な いと。そんな環境の 中で本当に安心して何人も子供を産み育てられるとい うこと

に なるんかなと思った り するわけでご ざ い ま す。最終的に は お母さんは仕事をやめ

て子 育てをし なければならな いとい うことに なっていくんじゃな いかなと、そう い

うことを考えると、安心して子供を産 めるよ う な状況に は ならんのじゃな いかなと

思うわけでご ざ い ま す。先ほど来、経済的な支援を強化し たとい うことで評価はさ

せてい ただきま し たが、こう いった 子 育てをサポートする施策がもう少し 大切では

な いかなと思うわけでご ざ い ま す。

   それから、3つ目に 高齢者 のことにつきま して答弁い ただきま し た。昨年、改正

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し たもの なんでとい う よ う な答弁がご ざ い ま し た。昨年改正 し たさかい今年改正で

きな いとい う よ う なことは な いんじゃな いかなと思った り するんですけども、そう

いったことにつきま して、敬 老 会とかい うことだけじゃな し に、全体的に 高齢者 福

祉 に対して私は お尋ねし た よ う に思うておるわけでご ざ い ま すが、例えば高齢者 の

温泉施設利用の優遇策につきま しても、たびたびこれまで質問させてい ただきま し

て、市 長から丁寧に答弁い ただきま し たことを高齢者 の 方々にその都度 説 明をさせ

てもらってきま し た。が、なかなか理解をしてい ただけません。なぜ旧町時代に対

応できよったもんが、なぜできな いんじゃ、波 賀町や千 種 にできても一 宮 はできん

のんかいやと。指定 管理者制度が採用されたといっても、施設は 市 のもんでは な い

んかいやと。管理委託契約するとき条 件つけられるであろう。高齢者 の医療費が大

きなウエートを占めて大変なんで、そう いったことに関して温泉を利用することに

よって医療費の節減を図るとい う よ う なこともできるんやな いんかいやとい うふう

な、いろいろと高齢者 の 方が言われるわけでご ざ い ま す。その都度答弁に困った り

してお り ま す。

   先日もテレビで長野県の 東御市とか言うんですか、そこで温泉を利用して1 0 年

間で1 人 1 0万円ぐらい の医療費が上がっていきよんを4万円ぐらい温泉を利用す

ることに よって抑えたとい うふう なことを報道されてお り ま し たが、そう いったこ

とで温泉とい うことももう 一遍見直し たら、優遇措置も見直してい ただい たらどう

かなと思った り するわけでご ざ い ま す。新庁舎建設とい う 大 事 業も必要でご ざ い ま

すけども、こんなときこそ並行して高齢者 に対する福 祉施策の充実 の た め、同じこ

とを言い ま すが、温泉施設の 利用優遇施策や結婚祝金やあるい は ま た 子宝祝金、そ

う いったソフト事 業 の展開 などが市 民 に温もりを感じてい ただく予 算、政策の展開

に なっていくんじゃな いかなと思うところでご ざ い ま す。

    ま た、イベントについてでご ざ い ま すけども、イベントについては今後ネットワ

ーク化等を検討していくとい うふう なことを聞きま し た ので、そう いったことでこ

れから取り組んでい ただけるのかなと思った り してお り ま す。

   それから、宍 粟材、林 業再生 のことにつきま してでご ざ い ま すが、これにつきま

しても市 長から今大変力強いとい うんですか、市 長 の熱い思いが十分伝わってくる

答弁をい ただきま し た。そう いったことで今後、この 林 業再生 につきま して、これ

まで以上 にひとつお力を入れてい ただくことをお願い し た いと思い ま す。

    い ま 一 度申し ま すけども、高齢者 の 市 内温泉施設利用の優遇策や少子化対策など

のことにつきま して、先日からいろいろやってお り ま す結婚祝金や子宝祝金、そう

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いったソフト事 業 の全市拡大 に向けて、今後条 例が可決されたからとい うことじゃ

な し に、時間をかけて再度検討してい ただきた いとい うことをお願い しておきま す。

そしてそう いったことが市 民が合併してよかったと、宍 粟 市 に住んでよかったと感

じられることにつながっていくんじゃな いかなと思い ま す。そう いったことで市 長

の再度 お考えを聞かせてい ただければありがた い なと思い ま す。

   以上でご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )   まず、庁舎の建設について、なぜ今必要な のか、あるい は財

源の引き当てる部 分がどう い う状況であるのか、あるい は庁舎を建設することに よ

って、将来の財政 計 画がどう なってくるのか、そう いったことの理解が十分深まっ

ておらな いでは な いかと、こう い うことでご ざ い ま すが、私もできる限り の 会 合 に

お いてはそのことはきっちり 説 明をさせてい ただいておるつもりでご ざ い ま す。た

だ、市 の広報にもシリーズでずっと載せてま い り ま し た。なかなか見てもらえな い

ところにつらさもあり ま すけれども、読んでい ただければその思いもわかってい た

だけるのかなと、こんなふう にも考えてお り ま す。

    な お、職 員が一丸となって庁舎のことについても、その思いを伝えてくれるとい

うことが非常に 大 事 な課題であることは 重々承知をい た してお り ま す し、そう い う

意味では私どももな お 一層のPRとい い ま すか、理解をい ただく努力をしていかな

きゃならんなとい うふう に思ってお り ま す。

    な お、本当に 三位一体改革の税源移譲の 中で、市 民税が相当、約倍額に なるのか

なと。あるい は 所得税とのバターでご ざ い ま すから総額は 一緒であるけれども、市

民税としては 上がってま い り ま す。そう い う 中で、特 に 6 月からそのことが始まる

わけであり ま すから、市 民税がま た 上がったとい うふう に お感じに なるの は当然だ

ろうと思い ま す。そのことについては、私どもももちろん国 の制度でご ざ い ま すけ

ども、きちっと市としても理解をい ただけるよ う なぴしっとし たPRとい い ま すか、

あるい は 内容をご承知い ただけるよ う なことについては最大限の努力をし た いと思

ってお り ま す。

    な お、先般も署名を持ってきてい ただい た 方 の代表者 の 方から、庁舎を建てたら

ま た 市 民税上げるんだろうと、こう い う お話がご ざ い ま し た。そんな状況で市 民税

が上がれるものでは決してあり ませんことは皆さんは ご承知の はずであり ま す。け

れどもそう い うふう に代表の 方がおっしゃった。まさに私は理解がそこまで行き届

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いておらな い なとい う思いも持ってお り ま す。そう い う意味では私どもももう少し

きっちり知ってい ただく施策とい うものを考えてま い り た いと、こう い うふう に思

ってお り ま す。

   少子化対策につきま しては、先ほども申し 上げま し た。私どもも今回提案 してお

り ま すもので、少子化対策は すべて終わりですと言っているわけではあり ません。

継続をしてな お検討を重ねておると、こう い うふう に申し 上げてお り ま す し、子 育

て環境の充実であり ま すとか、本当に安心できる環境づくり については、な お 一層

の努力を重ね、あるい は検討を深めてま い り た いとい うふう に思ってお り ま す。

    ま た、高齢者 の問題につきま しては、老 人クラブの活動助 成費等々につきま して

は、昨年、これまで各町でばらばらだったものを今年 度整理をさせてい ただいて、

その整理をし たことに よって、1 9 年 度 についてはその ま まそう い う 計 上をさせて

い ただいておると、こう い う意味であり ま すから、去年整理をし たものを今年 上げ

るとい う よ う なことに は制度 上もなかなかできな いとい うふう に思ってお り ま す。

ただ、昨年 健 康づくりであり ま すとか、地域貢献事 業等々につきま しては、別枠と

して予 算もつくったわけであり ま すから、そのことについても引き続いて計 上 い た

してお り ま す し、ま た 高齢者 の皆さん方が生きがいや、あるい は 本当に 地域での活

躍の 場をどう し たら広められるのかなとい う思いでも取り組みも進めてま い り た い

と思ってお り ま す。

    いろいろと申してい ただきま し たこと、私どももいろいろと考えながら対応 して

いけるもの については対応 し た いと思い ま すが、特 に 高齢者 の温泉の問題につきま

しては、私どもも大変議論をしてま い り ま し た。その 中で出 してま い り ま し た結論

は、今、波 賀町でやってい ただいてお り ま すもの については、暫時休止をしていく

とい う 方向性で検討もしてま い り ま し た。今そう い う 方向性の 中で、ご理解を賜っ

ておる状況に ご ざ い ま す ので、現段階に お いてまさに指定 管理者制度でそれぞれ非

常に厳し い 中、対応 い ただいてお り ま す し、ま た 入湯税につきま しても、市とし ま

しては、日帰り の 分 については取らな いとい うことで減免措置も講じたわけであり

ま すから、そう い う意味では指定 管理者がどう対応 してい ただけるかは 別とし ま し

て、ある意味値下げをできる環境もできた のかなと、こんなふう にも考えてお り ま

す。

    な お、波 賀町の 例でも、これまでわずかな 人がずっと来てい ただいておったとい

う状況も確認をしておるわけであり ま すから、そう い う意味ではできる限り多くの

方 に活用してい ただきた いとい う思いで、制度も変更して、今、当面継続をい た し

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てお り ま すけれども、これも本当に私どもとしては指定 管理者 の皆さん方 にもお願

いをして、年間2万円で、いつでも入ってい ただい たら結構です よとい う制度もつ

くり ま し た。そら2万円高 いじゃな いかと、半年 に してくれとい う ご意見もあり ま

して、半年 1万円で、いつでも何回でも入ってくださいとい う制度もつくってま い

り ま し た。これは 本当に 入浴料金からし ま すと、格安の 方 法であり ま す。そう い う

意味では、一 定 の ご理解もい ただいておるんでは な いかと、こんなふう にも考えて

お り ま す。

    特 に、市 民への思いやり の 予 算 につきま しては、おっしゃるとお りでご ざ い ま す

が、私は、今この財政が非常に厳し い 中で、一 番 市 民 の皆さん方 にきちっとしてい

かなきゃならんの は、財政をきちっとしていって、安心をしてい ただける財政状況

の 中で存続できる市とい うもの のあり 方とい うものを目指すと。そのことにかっち

りやるとい うことが一 番今は 大 事 な 市 民へのサービスでは な いかと、こんなふう に

も考えてお り ま す ので、ご理解もい ただきた いと思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  これで2 2 番、大 上 正 司 議 員 の質疑を終わり ま す。

    午後2 時 4 0 分 まで休憩い た し ま す。

          午後2 時 2 8 分休憩

       

          午後2 時 4 0 分再開

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  休憩を解き、会 議を再開 い た し ま す。

    総括質疑を続けま す。

    5 番、秋 田 裕 三 議 員。

○ 5 番 ( 秋 田 裕 三 君 )   5 番、秋 田 裕 三です。議 長 の許可を得ま し た ので、通告 書 に

沿って質疑を行い ま す。

   庁舎建設計 画 にかかわる中広瀬地区の環境整備の 方向性について、お尋ねをい た

し ま す。

    1つ目に、計 画推進の 中で、現時点での 4町の 民意として合意の認識はどの 程 度

だとお考えでしょうか。そのことを1つお尋ねい た し ま す。

    2つ目に、将来の庁舎に対し ま して、交通アセクスの 計 画 はどの よ う な 案を持っ

ておられるか、お尋ねい た し ま す。

    3つ目に、中広瀬地区の交通渋滞が予想されま すが、交通渋滞緩和策はどの よ う

な 計 画でしょうか、お尋ねをい た し ま す。

    4つ目に、あわせま して、中広瀬地区北側、中広瀬の 1隣保 に な り ま すが、これ

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は 宍 粟 橋 の 北側のことを言っておるんですが、あの周辺の整備計 画 はどの よ う なこ

とでご ざ い ま しょうか。

    5つ目に、施政 方針に 書かれておられま す よ う に、歳出削減を進め、行政 基盤の

確立をと言われま すが、一向に赤字が好転するだけの数字が私自身が勉強不足かも

わかり ませんが、好転の数字が見えてきません。そんな 中での新庁舎建設に お 金を

投入 することは財政 計 画が良化するとし た 説 明と時間的な 開きがあり過ぎま す。私

に は理解ができな い のであり ま す。い ま 一 度建設の投資とい うか、建設資金 の投資

額と財政が良化するとし た 説 明をわかりやすくお示し してい ただきた いと思い ま す。

   今日 はこの 5つの質疑を用意してお り ま すが、3 番、4 番、5 番 は私どもが住ん

でお り ま すところの 中広瀬地域で、るる話題に なっている内容でご ざ い ま す。地域

住民 の皆様よ り の多数の声を聞いてお り ま す ので、わかりやすく説 明をお願いをい

た し ま す。

   以上であり ま す。よろしくお願い し ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )   まず、庁舎建設に係る市 民 局 ごとの 市 民 の 方々の 合意やご意

見の把握については、行政 内 部 に お いては庁舎の推進委 員 会、専門部 会で協議をし

た 内容を議 会 の 特 別 委 員 会 に協議、報告をし、審議をい ただいてお り ま す。ま た、

民意につきま しては 宍 粟 市 のホームページ、広報紙に掲載をし、ご意見等をい ただ

くこととしてお り ま すほか、市 内 1 7カ所で開催し ま し た行政懇談会 に おきま して

も、皆さん方 に ご意見、ご質問にもお答えをしてきたところでご ざ い ま す し、その

必要性についてもお話をさせてい ただきま し た。さらに、各界各層の 方々よ り推薦

をい ただきま し た 方々に お願いをし、庁舎建設にかかわる市 民 委 員 会を設定をい た

だきま して、庁舎建設にかかわる事項について、その都度協議をい ただいてま い り

ま し た し、ご意見もい ただいているところでご ざ い ま す。

   この よ う な 中で、ホームページや広報に対するご意見はほとんどなく、市 民 の皆

さん方 に は 一 定 の ご理解も得られているものだとい うふう に思ってお り ま す。ま た、

行政懇談会 の 会 場 に おきま しても、一 部 に 根 本的に反対の ご意見はあるもの の、疑

問に対する説 明もさせてい ただい た 中で、満足はされなくても納得は してい ただい

たんでは な いかと、こう い うふう に感じてお り ま す。

   さらに、市 民 委 員 会 に おきま しても、各種資料に よ り 説 明をする中で、中間的な

提言として、建設に当たっての留意点等を含めて理解してい ただいているとい うふ

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う に考えてお り ま す。し たがい ま して、合意民意の 程 度 につきま しては、詳細な 部

分 は 別とし ま して、建設の 方向性については 大 部 分で理解をしてい ただいていると

い うふう に考えてお り ま す。

   庁舎の建設周辺の交通アクセス等の考え方 につきま しては、庁舎の玄関は南側の

県道 田 井 中広瀬線を予 定をい た してお り ま す。最終的に は河川改修や都市 計 画 道路

及び国 道 の拡幅改良等の早期整備の要望を行い、スムーズな交通を可能に する努力

をい た し ま すが、それまでの間につきま しては庁舎の 内容を具体化するのと並行し

て、地 元との協議を行う 中で対応 し た いと考えてお り ま すが、現時点に おきま して

は 2 9 号線の 山 田交差点の渋滞を解消 するた め に、姫路や一 宮 方面へは河東 の県道

を今利用い ただいている方が当然多う ご ざ い ま す。この 田 井 中広瀬線の改修も早期

に 実現をさせてい ただく中で極力2 9 号線側に 出る車の台数も減少させる等々の周

知も行ってま い り た いとい うふう に思ってお り ま す。

    ま た、渋滞に よ り ま す 中広瀬地区内 の 生活道路を多くの車が通行することは非常

に危険でご ざ い ま す。進入 につきま しての制限周知等の対策も講じてま い り た いと

い うふう に考えてお り ま す。

   さらに、庁舎の敷地と揖保 川との間の 道路につきま しては、河川改修と一体的な

整備を行うこととい うことに な り ま すが、県道への取り 合 いであり ま すとか、幅員

等利活用の しやす い構造となるよ う に、今後国 土交通省と協議調整を行ってま い り

た いと思ってお り ま す。

    次 に、厳し い財政状況の 中で経費の節減は庁舎建設に当たっても当然整合をとる

必要を感じてお り ま す。具体的に は文書等の 保 管庫についても建設単価の 高 い 本庁

舎内では なく、車庫の 一 部を活用すること、内 部 の備品につきま しても現在使用し

ているものを極力使用する等々、全体の面積に おきま しても、当初 の 計 画 内容につ

いて建設時 の縮小 の 方向で検討を行ってお り ま す し、今後、細部 の 実施設計 に当た

っても材質、単価、性能等総 合的に判断をする中で最少の経費で最大 の効果が得ら

れるよ う努めてま い り た いと考えてお り ま す。

   以上でご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )   5 番、秋 田 裕 三 議 員。

○ 5 番 ( 秋 田 裕 三 君 )  今、回答をい ただきま し たが、まず1 番 に お聞きし た 4町合

意の認識とい うことにつきま しては、若干の温度差があるよ う に思い ま す。私自身

も1 年ほどの間ですけれども、随所 に足を運んでいろんな 人 に お聞きし ま し たけれ

ども、若干の温度差があると。それはそう思い ま す。それで、私自身の今の気持ち

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とし ま しては、この温度差のあった ま ま建設に踏み切るとい うことは、非常に 市全

体に しこりを残すんでは な いかなとい う、そう い う危惧を非常に心配をしてお り ま

す。そのことを思い ま す。

   それから、仮に建設をされるとしても、旧跡地 の 利用の問題であるとか、そう い

った 次 に 予想される問題の提起もな い ま ま 中広瀬への建設とい うことにつきま して、

非常にそう い う心配をしてお り ま す。この温度差をどう い うふう に はかるかとい う

ことにつきま しては、それぞれの立場でそれぞれのデータの 集 計 の仕方 に よ り ま す

から、数値でもって議論してもま た煮え詰まらな い数値であると、こう い うふう に

想像し ま す ので難し い面があり ま すけれども、本 席では温度差があるとい うことの

認識を持ってい ただきた いと、この よ う に 一つ思い ま す。

   それから、同僚議 員が午 前 中 に ご質問をされま し た ので、回答の 中では同じ部 分

が多少出てくるかと思い ま すけれども、先ほど大 上 議 員がおっしゃってい たところ

の 回答の 中 にも、きっちりとすることが市 民へのサービスだとい う ご発言、あるい

は 岸 本 議 員への ご 回答の 中で決算 書 に よる市 民 に公表すべきと思っていると。しか

し、誤解を招くおそれがあるので、よ り慎重 に し た いと、この よ う に ご発言があり

ま し たけれども、やは り経営的に は 市を運営していく中での経営とい う考え方から

すれば、やっぱり数値をもって明確に してい ただきた いと。

   私は、庁舎委 員 会 に 所属させてい ただいている関係もあり ま す ので、多少の資料

は い ただいてお り ま すけれども、その 時間差が非常にあるわけです。例えば何年後

にこう い うふう に好転するんだ、何年後に財政 の 部 分的な兆しが見えるんだとおっ

しゃるんですけれども、その 時間差の感覚が私自身が公務 員 の世界のこの 計 算式と

い うものをもうひとつ理解できな いところもあり ま す ので、私が間違っているのか

もしれな いんですけれども、この 時間差とい う のが非常に 長 いと。長 い間の 度数、

あるい は 金 利負担、あるい は責任者 の 所在に対する責任のとり 方、そう いったこと

を含め ま して、市 の当局 の 幹 部 の 方々が部 分的に転出された り、あるい は 年齢に よ

る退職された り、そう いった 中での責任の 所在を含め ま して、数値でもって追いか

けるとするならば、それぞれ個々の 方々の 席 に云々よ り はやは り数値で追いかけに

ゃいかんと、こう思うんです。その間の 時間差がちょっと長 いと思い ま す。やっぱ

り 1 年 1 年 は 日 本 中同じ1 年であり ま す ので、自 分 たちの 生活も1 年 1 年がそれぞ

れの家庭に お いても、会社に お いても決算とい うものがついて回るわけですから、

どう してもこのシビアな数値を多少追いかけにゃいかんと、こう思い ま す。そこで

よく市 長がきっちり するとか、あるい は よ り慎重 に するのがい いんだと言われま す

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Page 67: 第312回山崎町議会定例会会議録 - Shiso  · Web view第14回宍粟市議会定例会会議録(第3号

けれども、発表を慎重 に するんじゃな し に、やっぱり数値の 内容についての慎重さ

を期してい ただきた い。あるい は住民 の 合意に至る背景とい うものをよ り慎重 に 市

民 の 方 の声に耳傾けて、庁舎の建設に おきま しても慎重 なる対応を、ただ必要なん

だとい うんじゃな し に、その慎重さをもう 一 度 説 明 してい ただきた いと。そんなこ

とを含め ま して今後の改革に対するもう 一 度決心をお尋ねい た し ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )   市 民 の 合意につきま して、温度差があるぞと、こう い うこと

でご ざ い ま すが、私もそのことはそれぞれの 市 民 局 ごとと言う のがい い のかどうか

わかり ませんが、それぞれの 地域に よって温度差があるとい うことはわかり ま す。

そのとお りだと思ってお り ま す。な お、私どもも先ほど大 上 議 員 にもお話申し 上げ

ま し たとお り、な お、きちっと理解をい ただけるよ う な 方策とい うものを本気で考

えていかなきゃならんなとい うふう に考えてお り ま す。

   それから、旧跡地 の問題でもご ざ い ま すが、この問題につきま しては、前 にもお

話をい た してお り ま す。当然地域の皆さん方ともさま ざ ま な協議を重ねながら、そ

のことについても協議をする場をつくっていかなきゃならな いと、こう い うふう に

考えてお り ま す。

   それから、市 の経営とい うもの、まさに私は 市をどう経営していくかとい うこと

の責任があるわけであり ま して、そう い う意味では おっしゃるとお り、数値をきち

っと把握をするとい うことは非常に 大 事 な課題だと思ってお り ま す し、私自身もそ

のことは 一 番 重要課題だと思ってお り ま す。ただ、そのことが本当に不確定要素と

い うものが非常にあるわけであり ま して、このことが絶対に間違い な いとい う数字

をつかむとい うことに は非常に困難性があり ま す。そう い う意味で慎重を期してお

ると、こう い うふう に ご理解もい ただきた いと思い ま す し、決して数値を公表し な

いとい う思いでそのことを言っておるわけではあり ません。可能な限り していくべ

きだとい うふう に考えてお り ま す し、そう い う意味では私どもの考えてお り ま すこ

のくらい までの間にこう していこうとかい う、この 時間が非常に 長く感じておられ

るとい うことにつきま してもよく理解はできま す。私自身もこの 時期にこう、何年

にこうとい うことが明確に示せるとい うことが一 番 大 事 なことだとい うふう に考え

てお り ま す ので、そのことについては可能な限り努力をし た いと思ってお り ま す。

   以上でご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  これで秋 田 裕 三 議 員 の質疑を終わり ま す。

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Page 68: 第312回山崎町議会定例会会議録 - Shiso  · Web view第14回宍粟市議会定例会会議録(第3号

   続いて、4 番、岡 前 治 生 議 員。

○ 4 番 ( 岡 前 治 生 君 )   4 番です。大きく6点にわた り ま して総括質疑を行い た いと

思い ま す。

    まず、新庁舎についてであり ま すけれども、新庁舎建設市 民 委 員 会 の今年 1 月 2

9 日 に 開かれた 特 別 委 員 会 に提出された 会 議 録 に よ り ま すと、議 会全員がまだ庁舎

建設について否定的な気がするがとい う意見に対する市 の 回答として、議 会 につい

ては庁舎建設については全員 一致で理解してい ただきた い思いでいるとい うふう に

議 事 録 に掲載されてお り ま すけれども、これは 本当のことであり ま しょうか。

    次、2点目であり ま す。2 月 の 市広報で新庁舎建設市 民 委 員 会 の 中間報告が掲載

されてお り ま すが、その 中で代表意見が出されてお り ま す。この代表意見とい う の

は全部で1 2項目あり ま すけれども、中間報告 の提言の 一 番最初 に 書かれてお り ま

す新庁舎については 市 民が納得できるよ う十分 時間をかける必要があるとい うこと

であり ま すとか、ま た、8 番目の財源問題については 合併特 例債といえども3 分 の

1 は 一 般財源であることから、極力建設費を抑制すべきである、そしてま た 1 1 番

目の 防災センターや県庁舎など既存建物を有効活用し、極力新庁舎の規模を小さく

すべきである、これらの 3項目、いわゆる私から見れば当局 にとっては不利益な意

見が偶然にもこの 3項目ともが削除されて、あとの 1 2項目の うちの 9項目は すべ

て掲載されてお り ま し た。これでは私は 市 の広報に よる新庁舎建設ありきとい う世

論誘導では な いかと思うわけですけども、いかがですか、市 長 の考えをお聞きし た

いと思い ま す。

   それと、昨年 4 月 に 実施された 本庁へ集 中 する人 事異動に よって、北 部 3町の 市

民 局 はがらあきの状態に なってお り ま す。5階建ての 本庁舎の建設では なくて、少

なくとも合併協議 会 にあるよ う に調整機能を持つ総 務や企 画、そしても議 会 などの

最少必要限度 のもの にとどめる必要があるんじゃな いかと思うんですけれども、そ

の点は いかがでしょうか。そして、ま た、市 民 局を利用し た 分庁方式を採用し た 場

合、何か不都合 なことが生じるのか。その点、お聞かせください。

    ま た、合併協定 書では、市 民 局 は現地解決型とされてお り ま し たけれども、今現

在、現状で本当に現地解決型の 市 民 局と言える内容に なっているのかどうか。その

点お聞きし た いと思い ま す。

   そして、新庁舎については最後であり ま すけれども、新庁舎の建設財源を見ま す

と、基 金繰入 金とい うことで2億円のHBIに貸し 出 し してい た、今回買い取りと

なった資金が入ってお り ま す。これは旧山 崎町時代に行われたことであり ま すけれ

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Page 69: 第312回山崎町議会定例会会議録 - Shiso  · Web view第14回宍粟市議会定例会会議録(第3号

ども、産 業立地促進条 例、旧山 崎 条 例がその ま まほとんど同じ内容で新条 例、宍 粟

市 の 条 例 に なってお り ま すけれども、この規定 のどれをもとに 5 年間無償貸与とい

うふう な約束を取りつけられた のか、実施された のかお聞かせください。

    次 に、2点目であり ま す。実質公債費比率について、お聞きい た し ま す。

    市 の作成 し た 実質公債費比率の見通し は、1 0 年後に は 1 2%台に なる楽観的な

見通しが立てられてお り ま す。これは 一 般 会 計ベースが基 本 に なっていると思うわ

けであり ま すけれども、宍 粟環境事 務組合 の起債であり ま すとか、これから約1 0

0億程 度かかると言われてお り ま す に し は り ま環境事 務組合 の ごみ処理施設建設に

係る起債、これらは含んでいるのか。もし 入ってい な いとすれば、これらも含んだ

実質公債費比率の見通し はどう なるのか、お示し願い た い。これについて予 算 委 員

会 に提出 してい ただいても結構であり ま す。

    次、3点目であり ま す。神姫バスの休止について、お聞きし た いと思い ま す。

   神姫バスの休止が戸倉 山 崎線の 日ノ原戸倉間、そして戸倉 道 谷間、曲里才樫線の

東 市 場才樫間の休止が1 8 年 度 内 に行われるとい う申し 入れが実際にあってお り ま

す。しかし、先ほどあり ま し た よ う に、1 年間は延長されるとい うことであり ま す

けれども、しかし、担当常任委 員 会 に は戸倉 道 谷線と曲里才樫線の 2路線の報告が

あった のみで、ある意味一 番 市 民 に影響があると思われる戸倉 山 崎線の休止につい

ては担当の常任委 員 会 に は報告がなかった よ う に聞いてお り ま す。市 の情報公開 基

準とい う の はどう い うふう に なっているのか、お聞かせ願い た いと思い ま す。

    ま た、赤字路線をはじめ神姫バスの 利用促進対策も求められてお り ま す。ご存じ

の よ う に、市も赤字路線対策とい うことで総額2, 0 0 0万円以上を神姫バスに補助

しているのが現状であり ま す。そこで、高齢者への 敬 老パスを発行するなどして、

利用促進を図り、赤字路線の解消 に取り組むとい う 方 法も一つの 方 法では な いかと

思うわけであり ま すけれども、そう い うふう な考えは な い のかどうか、お聞きい た

し ま す。

    次、4点目であり ま す。職 員 の削減についてお聞きい た し ま す。

    市 長 は 合併協議 会 の決定として、この 1 0 年間で職 員を1 2 0 人削減し なければ

ならな いとい うことを事あるごとに述べておられま すけれども、合併協議 会では 職

員数については、新市 に お いて定 員適正化計 画を作成 し、定 員 管理の適正化を図る

とい うふう に 明確に 書かれてお り ま す。どこで1 2 0 人とい う数字が出てきた のか、

明確に お答えい ただければと思い ま す。

    次、5 番目であり ま す。上 水 道料金 について、お聞きい た し ま す。

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Page 70: 第312回山崎町議会定例会会議録 - Shiso  · Web view第14回宍粟市議会定例会会議録(第3号

   兵庫県市町村振興課編の 平 成 1 5 年 度 地 方公営企 業 の経営状況に よ り ま すと、山

崎町の 1 0トン当た り の 基 本料金 に当たる上 水 道料金 は、兵庫県下で3 番目に 高 い

ところにあり ま す。ま た、同資料の 中で料金と水 道 の使用量の資料があり ま して、

水 道料金が高 いほど使用水量が少な い相関関係が示されてお り ま す。その資料に よ

り ま すと、1 日 1 人当た り の使用量は、1 番目の青垣町に続いて兵庫県下では 4 番

目に 高 い 山南町など7 市町と同じ2 番目であり ま す。この資料は 水 道料金を引き下

げることで水 道使用量を増やす経営改革の可能性を示しているのでは な いかと思い

ま すが、このことについて市 長 はどの よ う な見解を持っておられるか、お聞きし た

いと思い ま す。

   そして、最後確定申告 について、お聞きい た し ま す。

    2 年 前から老 年 者控除が廃止に な り、多くの 年 金 者が大幅な増税が押しつけられ

てきたわけであり ま すけれども、老 年 者控除との併用ができなかった寡婦( 夫 )、

夫 の 方も含めてであり ま すけれども、寡婦( 夫 )控除の適用ができるよ う に なって

お り ま す。今回、この確定申告 の 時期に当たって、このことがきちんと確定申告 に

訪れた 人 に周知され、きちんと控除されているのかどうか。その点について町の税

収 にもかかわることであり ま す ので、お聞きし た いと思い ま す。

   以上です。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )   まず、新庁舎建設につきま しては、これまで新庁舎に関する

調査特 別 委 員 会をはじめ 議 員各位にその必要性や考え方 についてご 説 明をしてま い

り ま し た。新庁舎は私ども職 員 の た め に建設するものでは なく、合併協議でも検討

された 合併後の 宍 粟 市 に必要な主要施策として引き継いだものであり ま す。宍 粟 市

民が一体となって宍 粟 市をつくり 上げていく過程での 事 業であり ま す。し たがって、

すべての 市 民、ひいては 議 員 の皆さんの全面的な ご理解を得て庁舎建設を実施する

ことが理想であり ま す。今後も引き続きご理解を得られるに努力してま い り た いと

思ってお り ま す。

    次 に、新庁舎建設ありきとの世論誘導とはとい う意味であり ま すが、そう い う論

議 自体市 民感情としていかがなものかと考えま すが、旧町各代表の 方々に よ り ま す

合併協議 に お いても建設が必要とされた よ う に、合併後の新市行政運営を預かる者

としては新市 の財政運営の安定化を図り、足腰の強い 自 治体として生 まれ変わって

いく上でやは り新庁舎がいかに 重要なポイントとなる事 業であるか。建設を延ばす

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ことが財政状況の好転を招くことはあり得な いとい うことを真摯に訴えて、理解い

ただく努力をこれからも続けてま い り た いと思い ま す。

   広報につきま しては、8 月以降毎回庁舎情報を提供し、意見も求め、広報2 月 号

に お いては 市として襟を正 して拝聴すべき意見も掲載してお り ま して、ご指摘のこ

とは 特段の他意は なく、今後も理解を得つつ、推進していくことは当然のことと考

えてお り ま す。

    総 務、企 画 などだけが管理部門との ご認識があるとすれば、そうでは な い。すべ

ての 部門に 企 画 管理を行う 業 務があり ま す。そう い う 部 分 は 集 合させることで整理

統合 する余地が生 まれてま い り ま す。昨年 4 月 の 人 事異動は、合併直後の 業 務 分担

がよくわからな い 中で、本庁部門職 員 の 時間外勤 務 時間数が突出 し た状態から職 員

の 平準化を図ったもので、いわゆる管理部門に 業 務が集 中 し たものを是正 するた め

に行ったものでご ざ い ま す。このことをもって合併当初 の 市 民 局 の位置づけを放棄

し たものでは全くなく、日常生活に関する市 民サービスの提供と現地 に対応 し た 地

域振興を図るとい う現地解決型市 民 局 の考え方 は 市 はどう してくれるのかでは なく、

地域住民が一緒に なって、どの よ う に して地域振興を図っていくかの考えでいきま

しょうとい うことで、す なわち市 民 局 職 員 の多い少な い にイコールとなるものでは

決してあり ません。な お、市 民 局 の空きスペースにつきま しては、今後の まちづく

りをどの よ う に推進するかなど、地域協議 会や市 民 の皆さんの参画を得る中で、と

もに考えてま い り た いと思ってお り ま す。

   それから、市 民 局を利用し た 分庁方式に関する質問でご ざ い ま すが、本庁舎のス

ペースの関連から現状に お いて総 務 部と福 祉 部 の 一 部、土 木 部、教 育 委 員 会等が山

崎 市 民 局 内で業 務を行ってお り ま して、市 民 の皆さんからも非常にわかり にくい組

織機構であり、不便を感じると多くの苦情をお聞きしておることは以前から申し 上

げておるところでご ざ い ま す。ま た、部 局を分庁方式にてそれぞれの 市 民 局 に 分散

させることは受付相談窓口が分散するた め、住民 の混乱を招くおそれがあり ま す。

ま た組織としての 業 務 部門間の連携がとり にくく事 務効率が低下 するとともに、管

理上非効率に なることが明らかであり、現地で市 民 の皆さん方 の ご意見、ご要望等

に いち早く対処させていくた め にも本庁機能と市 民 局機能をはっきりさせることが

重要であるとい うふう に考えてお り ま す。

    次 に、市 民 局が現地解決型となっておるのかとい う ご質問でご ざ い ま すが、常々

申し 上げてお り ま すとお り、本庁で行う 業 務と市 民 局で行う 業 務とい う観点に立ち

整理を行い、住民サービスの向上を最優先に考え、昨年 4 月 に組織機構の見直しを

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行ったところであり ま す。この見直し に至る作業として事 務 分掌の精査、分類等々

の調整を行い、市 民 の皆さんに ご迷惑をかけな い た め に は、どの よ う に 事 務処理を

すればよ い のか、あるい は現地で解決するとい うことは、どの よ う なことかを十分

意識し ながら検討を行ってきたところであり、市 民 局担当職 員も総 合窓口としての

住民サービス向上 に向け、意識の改革等努力をい た しておるところであり ま す。今

後に お いても、組織のスリム化、効率化等々を図り、住民 の 方々へのサービスの向

上を推進する上で、不都合が生じる分野、部署に関し ま してはその都度見直しを行

う考えでご ざ い ま す し、市 民 の皆さんに ご理解い ただけるよ う、な お努力を重ねて

ま い り た いと思ってお り ま す。

    次 に、資金 の問題でご ざ い ま すが、今回 の庁舎建設財源の 一 部であり ま す公共施

設整備基 金 の うち、HBIに対する売却資金 につきま して、産 業立地促進条 例 の規

定との関連は 特 に ご ざ い ません。その 内容は、平 成 1 3 年 3 月 に森林 管理署から取

得する際は、当該用地 は 企 業誘致用地 に 特 定 し たものでは なく、広く山 崎町の活性

化事 業 に活用するた め に 土 地 開発基 金 に お いて先行取得をし たもので、その資金 に

ついては庁舎建設基 金、造 成 予 定資金を一 時的に 土 地 開発基 金 に繰り 出 すことに よ

り確保 し たものであり ま す。今回 の売却代金を庁舎建設資金 に充当することは取得

時 の趣旨に 合致しているものと判断をい た してお り ま す。

    次 に、職 員 の削減についてであり ま すが、合併に至る経過の 中で、住民アンケー

ト結果にもあり ま す よ う に、合併の 一 番メリットとして上げられた のが職 員数の削

減であったことは ご承知のとお りであり ま す。将来的に 健全な行政運営を行う た め

に、義 務的経費の うちでも大きなウエートを占める人 件費の削減は 合併の協議 の 中

でも避けて通れな いものであり ま して、合併後の財政シミュレーションに お いても、

合併後1 0 年間の間に 1 2 0 人 程 度 の 人 件費の削減を想定されておったわけであり

ま す。ま た、行政改革プランの行政体としての適正規模の追求及び職 員改革等で国

の示す指針は 5%を上 回る率での純減を一 定目標としてお り ま す。本 市 に おきま し

ても定 員適正化計 画を策定 し、平 成 1 8 年 度からの 5 年間で6 5 名 の削減を行う 計

画とい た してお り ま す。ま た、類似団体と比較しても、本 市 の 職 員数は非常に多い

状況から広範な面積等の 特殊要因を加味し たとしても、大幅な削減を行う必要があ

ることから、合併後1 0 年間の優遇措置がある間に 簡素効率化を図り、行政体とし

ての 一 定適正規模となるた め の目標値として申し 上げたものでご ざ い ま す。

   以上でご ざ い ま す。後の質問につきま しては、担当部 長等々からお答えを申し 上

げま す。

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○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    企 画 部 長。

○ 企 画 部 長 ( 福 田 耕 二 君 )  それでは、私の 方からは神姫バスの休止のことにつきま

して、お答えを申し 上げま す。

   それで、神姫バスからの休止の申し 出 につきま してですが、本 日 の質疑等でもお

答え申し 上げてお り ま すとお り、この対象地域は 2 地区でご ざ い ま す。波 賀町の 原

以北、それから一 宮町の染河内 地区の 2 地区でご ざ い ま す。

   バスの路線名を具体に申し 上げま すと、山 崎戸倉線の うちの 原戸倉間について、

それが1点であり ま す。それから戸倉 道 谷間であり ま す。それから、山 崎曲里才樫

線の うちの 東 市 場才樫間の以上 の 3路線でご ざ い ま す。

   この うち市 の単独補助 に よって路線を確保 してお り ま す の は、戸倉 道 谷線と山 崎

曲里才樫線の 2路線でご ざ い ま す。山 崎戸倉線につきま しては神姫バスの経営とし

て独自で運行されておるとい うところでご ざ い ま す。

   それで、この 3路線であることをまずご理解い ただきた いと思ってお り ま すが、

この 中で要するに 2路線と申し 上げま し た の は、市 の単独で路線維持確保をしてお

る戸倉 道 谷線と東 市 場才樫間の 2路線とい うことであり ま して、担当の常任委 員 会

ではこの 2路線のことを報告 し たとい うことでご理解をお願いを申し 上げま す。

    な お、先ほど申し 上げたとお り なんですが、山 崎戸倉線の うち山 崎 原間について

は休止の申し 出がな いとい うことでご理解をひとつよろしくお願い申し 上げま す。

   最近、実態では な い よ う な情報が市 内で一 部流れておる状況がご ざ い ま すけども、

この 4 月からのこの対象路線につきま してもバス事 業 者との調整の 中で1 年間は運

行を継続するとい う約束を取りつけてお り ま す ので、その点につきま してもご理解

をお願い申し 上げま す。そしてま た、この赤字路線等の解消 に向けては 市、ま たバ

ス事 業 者だけでなく、地域の 方々とも含め ま して、いろいろ議論をし ながら方向を

定 めていきた いとい うふう に考えてお り ま す。

   以上でご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    総 務 部 長。

○ 総 務 部 長 ( 清 水 弘 和 君 )  私の 方からは、2点目の 実質公債比率の関係と、6点目

の確定申告 の 件 についてご 説 明を申し 上げま す。

    まず最初 に、1点目の 実質公債費比率についてでご ざ い ま すが、この比率につき

ま しては、平 成 1 8 年 度から地 方債が従来許可制度であり ま し た のが、一 定 の要件

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に該当し ま すと、協議制に移していこうと、いわゆる地 方 分権の推進を図ろうとい

うことで導入されたものでご ざ い ま して、この比率につきま しては 一 般 会 計 の率で

は な いかなとい う ご質問でご ざ い ま すが、これまで公債比率でご ざ い ま すとか、起

債制限比率につきま しては、いわゆる一 般 会 計、普通会 計 の数字でご ざ い ま し た。

ただ、ご質問の よ う に、組合 の公債費の関係でご ざ い ま すとか、企 業 会 計 の公債費、

そう い う よ う なものが含んでい な い状況でご ざ い ま し た ので、実質その団体の公債

費では な いとい う よ う な問題点から、公債比率の全体を見る指標として実質公債費

比率とい うものが出てきたわけでご ざ い ま す。し たがい ま して、今お示しをしてお

り ま す数値につきま しては、組合 の関係の 分でご ざ い ま すとか、企 業組合 の関係の

公債費の 分を含んだ見通しでご ざ い ま して、現時点の状況に お いて試算をし た数字

でご ざ い ま す。

    次 に、確定申告 の 件 につきま しては、2 年 前から老 年 者控除が廃止に な り ま して、

寡婦( 夫 )控除は受けられるとい う よ う なことに なってお り ま す。ちなみに、数字

的に申し 上げま すと、1 7 年 度 時点の寡婦( 夫 )控除を受けられた数が1 5 4 名 の

方でご ざ い ま し た。それが先ほどの制度改正 に よ り ま して、老 年 者控除は受けられ

なくな り ま し たが、寡婦( 夫 )控除に移行し たどうかはわかり ませんが、結果の数

字としては 2 3 1 名とい うことで8 0 名 の 方が増えておられま す。こう いった観点

がら申告 に際し ま しては制度が変わってい ま す よ、受けられる状況に は しておるん

ですけども、ある面、プラバシーのことでそう い うことに対して気分を害される方

もおられるのも事 実でご ざ い ま す。そう いったことを考慮し ながら、できる限り対

象に なる方 については控除を受けてい ただくとい う指導も行ってお り ま す ので、ご

理解をお願い い た し ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    水 道 局 長。

○ 水 道 局 長 ( 中 村   勤 君 )  私の 方からは、5 番目の ご質問の 上 水 道料金 について、

お答えをさせてい ただきま す。

   兵庫県市町観振興課編集 の 平 成 1 5 年 度 地 方公共 企 業 の経営状況にある水 道料金

と使用水量の相関関係であり ま すが、料金設定 は各市町の 地理的、地形的要因から

水 道普及率、給水 人口密度、水 道 水源の確保状況、水源水質の安全確保、資本的資

金 の投入状況等の複数の要因とあわせ水 道 水 の需要見込みからなされてお り ま す。

各市町の 水 道料金と使用水量の相関関係は、各事 業体の料金設定 の 根拠的な数値資

料と同様な傾向であって、強い相関関係があるとは 分析をい た してお り ません。料

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金単価を下げることに よ り、絶対的に 水 道使用水量を増やすことや水 道料金 収 入を

増やすことができるとい う認識は ご ざ い ません。当然、使用水量が増え、料金 収 入

が増えれば料金単価等を下げることが可能でご ざ い ま す。現在、局とい た し ま して

は、料金 の低減化ができるよ う経営改善等に努力をい た しているところでご ざ い ま

す。

   以上でご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    企 画 部 長。

○ 企 画 部 長 ( 福 田 耕 二 君 )   ご提案をい ただいてい ま すバスの維持確保 の 中で、敬 老

パスなどを発行してはとい うふう な提言でご ざ い ま すが、この 件 につきま しては、

先ほど来申し 上げてお り ま す よ う に、今後の公共交通のあり 方 の 中で市 民 の皆さん

を交えながら、検討していくとい う形で考えてお り ま す ので、今、提案 い ただい た

ものをどうこうとい うふう な判断を今現在する余裕 は持ってお り ませんので、ご理

解い ただきた いと思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )   4 番、岡 前 治 生 議 員。

○ 4 番 ( 岡 前 治 生 君 )   4 番です。予 算 委 員 会 に 入 り ま す ので、市 長と議論、市 長が

答弁し た 部 分 についてのみ再質疑をし た いと思うんですけれども、私の考えとして

は、私は新庁舎の早期建設について、市 民的な意見は到底得られてな いと思ってお

り ま す。それに関して、先ほどもい い ま し た よ う に、いわゆる建設市 民 委 員 会 の 中

間報告 の 中で当局 について不利 に なる意見をすべて削除されているとい うことは、

市 長がどう言われよ うと、あくまでやっぱりもう新庁舎は建っても仕方 な いんだな

と、反対とか、慎重 に取り組んでもらい た いとい う意見は 市 民 委 員 会 に は な いんだ

なとい うことを市 民 に印象づけるものでしかな いと思い ま す。そう い う点で本当に

正 し い情報を市 長として、当局側として市広報を通じて本当に提供されておるのか

どうか、先ほども言い ま し た よ う に、私の言葉で言えば世論誘導、もう建設ありき

の世論誘導をされておるとい うふう に しか考えられませんので、再度答弁をい ただ

きた いと思い ま す。

   それと、もう 1点は、調整部門は 総 務、企 画 に はとどまらんのだとい うふう に お

っしゃったんですけども、合併協定 書 の 中ではあくまで本庁とい う の はそう い う 企

画調整に徹するとい うふう なことで、各市 民 局を現地解決型の 市 民 局として宍 粟 市

独自 のそう い う 方式をこの広大 な 宍 粟 市であり ま すから、地域の発展の た め にもや

っていこうとい うふう なことで合併協定 の 中ではそう い う 合意がなされておるわけ

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であり ま す。それで、先ほども市 長 は 合併協定 は 基 本的に は尊重 するけれども、変

えるところは変える、こんなことをおっしゃい ま し たけども、合併協定とい う の は

市 長がだれであろうが、合併協定とい う の は守らなければならな いものであって、

市 長が勝手に変えた りとか、勝手な解釈で運用できるものでは な いとい うことをは

っきり申し 上げておきた いと思い ま す。その点、新庁舎建設については、合併協定

に盛り込まれたことであり ま す し、その財政 計 画 の 中でも先ほどあり ま し た よ う に

1 0 年 度 の後半に建てるとい うことは 明らかに 書かれておったことであり ま す。そ

う い う点で合併協定違反であることは私は 明らかであると思い ま す。その点再度答

弁を求め た いと思い ま す。

   それと、新庁舎のHBIの 2億円の用地 について、結局、5 年間、購入価格は昨

日 出てお り ま し たけれども、約1億 7, 0 0 0万円程 度であり ま すけれども、1億 7,

0 0 0万円を5 年間、まあ言えば無償で貸与しておったと。その結果、5 年間貸し

たから5 年間分を2, 8 0 0万円程 度で利益をこの 前 計 上されてお り ま し た。とい う

ことは、いずれに しても5 年間はHBIに対して土 地を無償で貸すとい う 利益供与

を与えておったわけですから、それは 金銭的に関係なくしても、ある意味産 業立地

促進条 例 に 基づく、その 中 の項目の 中で便宜供与を与えなければ、それは 法律違反

に当たると私は解釈し ま す。今市 長、るる説 明されま し たけれども、あくまでHB

Iに対する便宜供与を与えたことは 明らかであり ま すから、その点再度 説 明をして

ください。

   それと職 員 の削減についてであり ま すけれども、市 長 は、合併協議 会 の 中で1 2

0 人削減が決まっていると、この間何度もおっしゃってい ま す。しかし、先ほど言

い ま し た よ う に、合併協定 の 中では新市発足を定 員適正化計 画を決めて決めるとい

うことで、その 1 2 0 人とい う数字を出された の は、当局側の はずですね。じゃな

ければ、先ほど言い ま し た よ う な 事 務サイドで1 2 0 人と勝手に決めておるだけじ

ゃな いかと、庁舎の財政 計 画 についてはそう い うふう に おっしゃられるわけですか

ら、そう い う意味での 根拠もな い、でも実際職 員が減らされる中て、この新年 度 の

予 算 書を見てみると、時間外手当だけが大幅に増えている、しかも交通費も増えて

いる、通勤手当も増えているとい うふう な 内容に なってい ま すわ。とい うことは、

結局、職 員を削減するとい う裏に は、結局 一 人 一 人 の 職 員 の仕事 は増えて、時間外

労働が増えておる実態があるんじゃな いかなと危惧をせざるを得ません。それで、

本当に何人規模が適正 な のか、今市 長が言われた よ う に 国から5%削減を押しつけ

られているから、頭から5%削減するんだと、そう い うことでは なくて、やっぱり

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宍 粟 市 の 本来のあり 方として市 民 局も充実 し、私は現地解決型と言われま すけれど

も、本当の意味での現地解決型に は なってい な いと思うんですね。地域振興策を担

当するとい うふう に 明確に 書 いてあるとい うことは、例えば市 民 の 方がこれこれの

イベントをし た いから、補助 金をい ただけな いかとか、ここの 道路が悪いからちょ

っと広げてもらえな いかとか、そう い うふう な要望を持ち込んだ場 合、市 民 局 長 の

独自 の判断で、は い、やり ま しょう、は い、いつやり まょう、は い、1 0万円補助

金つけま しょう、5万円補助 金つけま しょうと、こう い うことが現地解決型でしょ

う。今やられているの は、住民票を交付 し た りとか、日常的な いわゆるサービスを

提供するにとどまって、本当の意味での 職 員が旧町のそれぞれの 特性を生かし た 本

当にそれぞれの まちを発展させていこうとい う、そう い う 本来の 合併協議 会 に望ま

れておった現地解決型事 務処理に は私はほどほど遠いことに なってお り ま す し、ま

して昨年 4 月 の 人 事異動でその展望すら見えてこなくなって、多くの 方が今の 北 部

3町を含めて、ま た過疎に拍車がかかるんじゃな いかとい うふう なことを心配され

ておるわけであり ま す。そう い う点ででも人 件費の削減ともあわせて本当に 合併協

定 書 にそんなことが書かれておった のかどうかですね、きちっと明らかに し た 上で

やっぱり 議論を進めていきた いと思い ま す。

   それで、ほかのところについては 予 算 委 員 会 の 中で、ま た各担当部 長 に詳しくお

聞きし た いと思い ま す ので、市 長だけの答弁で結構です。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )   まず、市 民 の 合意が得られてい な いとい う認識をお示しをい

ただきま し た。私も先ほどから申してお り ま す よ う に、私の認識は いささか違い ま

す。少なくとも私のところに いろいろとご意見を言ってい ただく方、それは少し考

えた 方かい いぞとい う意見が全くな いわけではあり ません。ほとんどの 方 は早く建

てろとい うふう に おっしゃってい ただいていることも事 実でご ざ い ま す。そう い う

意味では、4つの 地域の皆さん方 の温度差とい うものがあることは私も承知をい た

してお り ま すから、そう い う意味では、な お 一層の必要性、あるい は財政 上 の問題

等々理解をい ただく努力は今後とも重ねてま い り た いとい うふう に思ってお り ま す。

   それから、町の広報に載せた 正 し い情報を出 しておらんのでは な いかと、世論の

誘導では な いかと、こう い うふう に おっしゃい ま すが、そう い う思い は全くご ざ い

ません。

    市 民 局 の現地解決型とい う のが本当に なされておるのかどうかと、こう い う話で

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ご ざ い ま す。私は少なくとも市 民 局 の 役割とい うもの は何なんだと。一体何と何と

何とが市 民 局で果たさなきゃならん役割なんだとい うことは、市 民 局ともあわせて

協議を重ねてきたつもりでご ざ い ま す し、その 中で効率的で、あるい は機動的で、

そしてスリムな全体の組織をつくり 上げていくとい うことが一 番 大 事 な課題では な

いかと、こう い うふう に考えてお り ま す。そう い う意味では、本当に申しわけあり

ませんけれども、市 民 局 の皆さん方も意識を改革して、本当にそう いった思いで仕

事をしてもらうとい うことがいかに 大 事かとい うことは何回も繰り返し お願いもし、

教 育 のことも大 事 に していきた いと、こんなふう に考えてお り ま す。

   それから、合併協定違反では な いかとい う お話でご ざ い ま すが、私は、合併協定

に違反をしているつもり は全くあり ません。合併協定 は まさに 合併協定 に 書 いてあ

るとお り、そのことについては私も尊重 してま い り た い、こう い うふう に考えてお

り ま す し、建設時期の問題等々につきま しては、合併協定 に は触れておられません。

ま た、そう いった意味で私が第 2 回 の 議 会でご答弁申し 上げま し たことは、財政 計

画 上 の 中身の話でご ざ い ま して、そのことは 合併協議 の 委 員さん方 に 一切提示もさ

れておらな い問題であり ま す。実際提示もされておらな い問題が合併協定 の 中 に 入

ってくるはずは な いと、私はそんなふう に考えてお り ま す。

   それで、職 員 の問題でご ざ い ま すが、私は、合併協議 の 中でいろいろと協議をさ

れた 中で、1 3 0 人ぐらい の削減をすることが必要では な いかと、そう い う 議論が

あったとい う話は お聞きをい た してお り ま す。これは 職 員 の 中での 議論であり ま す。

そう い う意味で、私な り に 職 員 の 定数化問題等々、あるい は財政状況等々を勘案 す

る中で、これは 1 2 0 人 程 度減らしていくことが基 本的な財政 計 画を立てていく上

での 欠かせな い 条 件であると、こんなふう に判断をしてお り ま す ので、ご理解をい

ただきた いと思い ま す。

    な お、HBIの 5 年間無償供与をし たとい うふう に おっしゃい ま し た。無償供与

は してお り ません。少なくとも山 崎町の 条 例 に照らして、きちっと計 算をし た額で

お貸しをし ま し た。それは 年間5 0 5万円の賃貸契約を結んでおるわけであり ま す

から、便宜供与をし た覚えは ご ざ い ません。

   以上です。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  これで岡 前 治 生 議 員 の質疑を終わり ま す。

   続いて、2 4 番、山 下 由 美 議 員。

○ 2 4 番 ( 山 下 由 美 君 )   2 4 番 の 山 下です。総括質疑をい た し ま す。

   施政 方針の 中 に 市 民 の参画と協働に よる計 画 の策定やまちづくりとい う言葉が頻

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繁 に 出てきてお り ま すが、市 民 の参画と協働に よるまちづくりが本当に行われてい

ると言えるのか、その 実態はどう なっているのか、どの よ う に 市 民が市 政 に参画 し、

協働していると言えるのか、具体的にわかりやすくご 説 明ください。

   続きま して、2 番目に、旧山 崎町の外出支援サービス事 業をもとに 4町の外出支

援サービスが統一されて、宍 粟 市外出支援サービス事 業となってお り ま すが、予 算

額か1 9 0万円しか増えてお り ません。これは なぜな のか、明確に お答えください。

   以上です。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )  施政 方針の 中で市 民 の参画と協働に よる計 画 の策定やまちづ

くりとい う言葉が出てくるが実態を伴っておるのかと、こう い う ご質問でご ざ い ま

す。これらの 地 方 分権社会 に おきま して、まちづくりを推進していく上で、市 民 の

参画と行政との協働よるまちづくりが非常に 重要であると考えてお り ま す。

   具体的に は、市 民 の参画と協働では、市 民と市 民 の 共有利益の 実現と市 民と市行

政 の協力関係に よる市行政 の推進に 分けられると思い ま す。この 2つの参画と協働

が相互に連携し ながら、まちづくりを展開 していくことが大切であると考えてお り

ま す。市 民と市 民 の相互協力では、市 民 の皆さんが力を合わせて住みやす い 地域づ

くり に取り組まれている地域づくり活動、子 育てや高齢者支援活動、緑化活動、交

流活動等々の展開でもご ざ い ま す。ま た、市 民と市行政 の協力関係に よるものとし

ては、市 政情報の 共有はもちろん、政策の 企 画立案、実施評価、検証の各段階に お

いて、市 民 の皆さんと参画と協働を得ながら、さま ざ ま な施策の推進を目指してい

くところであり ま す。

   現在、宍 粟 市 に おきま しては、市 民 の主体的な取り組みであり ま す 地域づくり活

動を支援するた め、あるい は まちづくり支援事 業、子 育てや高齢者支援事 業 など、

ま た 自 治 会、地域活動、防犯グループの活動、自主防災活動、交流行事、NPOや

ボランティア活動、文化活動、緑化活動等々多くの 地域特性を生かし た活動に支援

を行っておる状況に ご ざ い ま す し、参加もしてい ただいておるわけであり ま す。

   さらに、市 民と市行政 の協力関係に おきま しては、市 民からの意見や提言を受け、

市 政 に反映させる取り組みとして宍 粟 市 総 合 計 画策定 に当た り ま しても、市 民 委 員

会での参画 に よる協働で策定もしてま い り ま し た。行政 大綱の策定では、行政改革

懇談会への参画もお願いを申し 上げてきま し た。ま た、情報の提供や協働で実施す

る事 業 につきま しても、行政懇談会や生涯学習推進事 業等々を展開 してきておる状

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況に ご ざ い ま す。今後の 宍 粟 市 の まちづくり につきま しても、総 合 計 画 の 基 本 方針

に 基づいて取り組んでま い り た いと考えてお り ま す。

   以上てご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    福 祉 部 長。

○ 福 祉 部 長 ( 岩 崎 良 樹 君 )  外出支援サービスの関連について、ご答弁申し 上げた い

と思い ま す。

    ご 案 内 い ただいてお り ま す よ う に、外出支援サービス事 業 につきま しては、よ り

生活弱者とい い ま すか、高齢者等の外出を支援するシステムでご ざ い ま して、合併

時から懸案 事項として早期の統一を図るべき事 業であるとい うふう に認識をい た し

てお り ま す。この たび事 業 内容をそう いった背景に よ り ま して統一 し たものでご ざ

い ま す。

    お尋ねの 予 算額の増加額につきま しては、1 8 年 度当初 予 算と1 9 年 度当初 予 算

を比較し ま すと、なるほど1 9 0万円の増となってお り ま す。これは 市 の社会 福 祉

協議 会への 委託方 法を利用回数1 回当た り単価から車両1台当た り の 月額単価での

委託に変更し たことに よるものでご ざ い ま す。ま た、これまでサービス提供の なか

った社会 福 祉協議 会 の 千 種支部 に よ り ま しても新た に 委託し たことも加えたことで

ご ざ い ま す。ま た、さらにこれに加えま して、これまで利用料につきま しては 市 の

収 入として受けてお り ま し たけれども、1 9 年 度からはこれを委託事 業 者 の 収 入と

して変更してお り ま す。その額が約4 6 0万円でご ざ い ま す ので、1 9 0万円と4

6 0万円の 合 計 実質6 5 0万円の増額に なっておるところでご ざ い ま す。

    な お、市社協にも同種 の移送サービスがご ざ い ま して、市が持ってお り ま す外出

支援サービスとともに連携してバックアップ効果も高 めて、よ り充実 し た支援サー

ビスとい た し た いとい うふう に考えておるところでご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )   2 4 番、山 下 由 美 議 員。

○ 2 4 番 ( 山 下 由 美 君 )  それでは、まず最初 に質問い た し ま し た 市 民 の参画と協働

の 実態とい うことについて、再質問をし た いと思い ま す。

    実 は、先日、非常に驚くこの よ う なことがあり ま し た。障害者や高齢者 の送迎を

行っている外出支援サービス事 業 の 4町の統一 案が当局 よ り 民 生 生活常任委 員 会 に

出されま し た。この 内容は、旧山 崎町で行われてい た外出支援サービスを大幅に後

退させるものであり ま し た。そしてま た、その 内容に は、当局が決めてし まったも

のであって、市 民 の意見とい うものが全く入ってお り ませんでし た。私は当局 にそ

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のことを質し ま し た。すると、市 民 の代表を加えた 福 祉有償移送運営協議 会 にこの

案を提出 して決定 するとい うことであり ま し た。ところが、福 祉有償移送運営協議

会が開かれる前 に、山 崎 市 民 局 福 祉課福 祉係の課長と係長 の 名で「外出支援サービ

ス事 業 の 一 部改正点の お知らせ」とい う文書が発行されて、この文書を外出支援サ

ービス車の車内 に張っておくよ う にと指示してお り ま す。それとい う のがこの よ う

に、これはB4ですが、A4 のファイルに黄色い紙で、この 中 に お知らせとい うこ

とで利用対象者 の範囲が狭くなることとか、利用料金が高くなることなどが示して

あり ま す。これを当局が5つ用意して、篠陽の外出支援サービス車2台に 1つずつ

の 2つ、それから社協の外出支援サービス車に、これを3つ持っていって3台に張

ってお いて市 民 に知らせるよ う にとい うことでし た。私は まだ市 民 の 委 員 会が開か

れる前 に、この よ う な既成 事 実をつくって、それを市 民 に押しつけているとい うこ

とに非常に疑問を感じ、福 祉 部 長 に尋ねま すと、福 祉 部 長が指示し たとい うことで

し た。4 月からスームズに 事 業が行えるよ う に指示し たとい うことでし た。全く市

民を無視しているとい うふう に は思われませんか。このことについては 市 民 の 中で

かな り の不信感が渦巻いてお り ま す。市 長、この よ う なことが行われてお り ま すが、

これで市 民が市 政 に参加し、協働していると言われるのか、この具体的な 事 例 につ

いてどの よ う に お考えに なるのか、お答えください。これが第 1点目。

    次、外出支援の 1 9 0万円についてもう 一 度質問し ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  暫時休憩し ま す。

          午後3 時 4 4 分休憩

       

          午後3 時 4 5 分再開

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  休憩を解き、会 議を再開 い た し ま す。

   答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )  外出支援につきま しては、先ほど部 長がお答えし たことでご

ざ い ま すが、実際に私どももそのことについては 政策会 議でいろいろと審議をし、

決定をしてま い り ま し た。そして、宍 粟 市 の 福 祉有償運送運営協議 会で金額等々に

ついても協議をい ただくと、こう い うことでご提案を申し 上げて協議をい ただくこ

とに し ま して、結果としては い ただいておるわけであり ま すが、その影響を受ける

であろうと思われる方々に少しでも早くお知らせをし た いと、こう い う思いで一 日

早くそのことを表示をし たとい うことに なった よ うでご ざ い ま して、そのことにつ

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いては私も申しわけな いと、こんなふう に考えてお り ま す。今後につきま しては、

そう いったことの な い よ う に心がけてま い り た いと思ってお り ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )   2 4 番、山 下 由 美 議 員。

○ 2 4 番 ( 山 下 由 美 君 )   市 民 のやっぱり思いやいろいろな気持ちを受けとめる細や

かな感性をもっと当局 に は持ってい ただきた い。それだけではあり ませんけど、そ

してそれを政策に映してもらい た い、その よ う に思い ま す。市 民 は非常に怒ってお

り ま す し、不信感を持ってお り ま す。

   それから、もう 1つですけども、1 9 0万円しか増加してい な いとい うことは、

まず実質的に は非常に 山 崎町の外出支援サービスの 内容を縮小 しているとい うこと

にあると思い ま す。

   ある障害のある人が、これだけ縮小 して全市 に広げたとしても喜ぶ人 は少な いだ

ろう なとい うふう に言われておられま し た。ちょっと私は非常に不信 に思っている

この施政 方針のP7 なんですけども、高齢者 福 祉 については、高齢者が住みなれた

地域で自立し た 生活がおくれるよ う外出支援サービス事 業 などの社会参加支援施策

を実施し、高齢者 の 福 祉サービスの向上 に努め ま すとい うふう に 書 いてあるんです

けれども、しかし、実質的に は今回この外出支援サービスを宍 粟 市全部 に広げると

い う 内容は、8 0歳以上 の 高齢者が削除されてお り ま す。当局 よ り 出された外出支

援サービスの資料に よ り ま すと、8 0歳以上 の 高齢者が登録 者 の 3割を占め ま す。

平 成 1 8 年 1 1 月 実績に よ り ま すと、8 0歳以上 の 高齢者 の登録 者 は 1 1 8 人、そ

して利用者が5 7 名、利用回数が3 0 1 回、この よ う な 実際たくさんの 人が喜んで

利用されているものを4 月から打ち切るとい うことなんですけれども、そう し ま す

と、この 7ページに 書かれてある文章は うそっぱちとい うことに なるんですが、こ

れはどう い うことな のかお答えください。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    福 祉 部 長。

○ 福 祉 部 長 ( 岩 崎 良 樹 君 )   政策立案 中 の 事 務 上 のことでご ざ い ま す ので、ご 説 明を

まずし た いと思い ま す。

   旧来、旧山 崎町で外出支援サービスを行ってお り ま し た。非常に広範囲にわたっ

てしておったものでご ざ い ま す。そもそも外出支援サービスとい い ま す の は、介 護

予 防支援事 業 の 国 に おける事 業メニューから出てきたものであるとい うふう に我々

は思ってお り ま す。とい い ま す の は、やは り 介 護状態を支援するた め のサービスと

してそもそも出 たものでご ざ い ま す。それを旧山 崎町に おきま しては公共交通的な

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ものも含めてそう いった 事 業 に立ち上げておるとい うふう に考えてお り ま す。

    合併以来、市 に おきま しても外出支援以外の公共交通についてもいろいろ議論が

なされてお り ま す し、検討もされてお り ま す。そう い う 中で、やは り 一 番弱い 部 分

に該当し ま す、申し 上げま し た よ う に外出支援サービスをまず立ち上げた いとい う

ことで、それぞれ市 民 局間の調整をし たところでご ざ い ま す。特 に、旧山 崎町で行

われてお り ま し た 8 0歳以上 の 方 の 選 定が非常に現実的にあい ま いでご ざ い ま し た。

要するに 年齢制限だけで単純に許可をするとい う よ う な形にもな りつつあり ま し た

ので、その辺も一考を要すべきとい うふう に考えてお り ま して、この たびに 介 護状

態あるい は障害手帳をお持ちの 方とい うふう に限定をさせてい ただい たものでご ざ

い ま す。このサービスが若干変わることに よ り ま して、そのカバーとい た し ま して

は、先ほど申し 上げま し た よ う に社会 福 祉協議 会が同種 の移送サービスを持ってお

り ま す ので、その辺のところで市とタイアップをして、なるべくそう いった 方が漏

れ落ちな い よ う な支援策を講ずるとい うことで協議を進めておるところでご ざ い ま

す ので、ご理解をちょうだい い た し た いと思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  これで山 下 由 美 議 員 の質疑を終わり ま す。

    午後4 時 5 分 まで休憩い た し ま す。

          午後3 時 5 0 分休憩

       

          午後4 時 0 5 分再開

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  休憩を解き、会 議を再開 い た し ま す。

    総括質疑を続けま す。

    8 番、岡 久 和 議 員。﨑○ 8 番 ( 岡 久 和 君 )  それでは 総括質疑を行い ま す。﨑   私、わかりやすくてい いと思い ま して主要事 業 説 明 書 の 方から4点と、それから

施政 方針から1点、質疑し た いと思い ま す。

    まず1 番目に、『広報しそう』作成 業 務とい うことがあるわけなんですけど、こ

れ『広報しそう』、ありとあらゆるところへ配布されているし、それから民間企 業

にもその 自 治 会とかに よっては配布されているところがあり ま すけど、その配布基

準とい い ま すか、そう い うふう な の はどう い うふう に なっているかとい うことをお

聞きし た いと思い ま す。

   それから、5ページの 防犯対策事 業で自 治 会 の 防犯灯の設置を促進しとあり ま す

が、自 治 会間の 一 宮 なんかやったら、のあい言うんですか、そう い うとこが広くて、

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そう い うとこに なかなか設置されてい な いんです。そう い うことに よって、中学生

とか高校生が夕方帰るときに 大変不安を感じてい ま す。そして、それが設置されて

い な いところは、私がどうもいろいろと聞きま すと、一 番問題な の は維持管理、要

するに電気代をずっと払っていかなあかんとい う、そう い うことで設置に至ってな

い 部 分がたくさんあり ま す。そう い うことで今後市としてどの よ う にそう い う箇所

に対して取り組んでいかれるのかと。要するに安全安心の まちづくり の観点からも

そう い うことをどの よ う に考えられるのかとい うことです。

   それから、9ページの森林王国 事 業 の負担金、補助 金 の 中で第 2ステージ負担金

2 0 0万円とあり ま す。どの 事 業で、この 第 2ステージとなってま すけど、今後、

第 3、第 4とか、そう い う 事 業があるのかどうかとい うことをお聞きし た いと思い

ま す。

   それから、2 3ページのシルバー人材センターの運営費補助 事 業ですけど、これ

1 8 年 度も1 9 年 度も9 7 6万円補助 金を出 す よ う に しておられま す。この 基 本的

な考え方、そして、民間事 業 者とのバランス、私は 特 に最近、多くの 人からこの若

者、要するに既存の 業 者 の 方との間でシルバー人材センターとの仕事 の取り 合 い い

うんですか、そう い うことが起こっているとい うことをお聞きしてい ま す。そう い

うことを今後、バランスも考えてどの よ う に考えておられるか。私もシルバー人材

センター、一 宮町が一 番遅かったわけなんです、設置が。そのとき本当に早く設置

して6 0歳以上 の 人が少しでも仕事 にありつけるよ う にとい うんか、そう い うこと

を質問、提案 し たことも覚えているんですけど、今ごろに なって、今言い ま し た よ

う に、ちょっと。例えばその 造園業 者 の 人が講習会をやって、そこへシルバーの 人

が講習受けて、そしてある程 度 なれてきたら、自 分らの仕事 に なってしもうとると

い う、そう い う境目のところがどうもう まくいってな いとい うことが、例えば姫路

とか、神戸なんかやったら、たくさんある意味では仕事があり ま す。こう い う 宍 粟

市 内 に お いて本当に仕事 の取り 合 い に よって、まだ生活に 本当に困っている人が仕

事がなくなっている。どな い してくれんねんとい う よ う な意見があり ま す。市とし

ては補助 事 業でやってま すから、その点も考えて、バランスをどな い していくんか

とい うことをお尋ねし た いと思い ま す。

   最後に、施政 方針で先ほども外出支援サービスのことも出 たんですけど、私も高

齢者 福 祉 については、高齢者が住みなれた 地域で自立し た 生活がおくれるよ う、介

護 予 防、重症化予 防 事 業や外出支援サービス事 業 などの社会参加支援施策を実施し、

高齢者 の 福 祉サービスの向上 に努めるとあり ま す。

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   今までそう い う 事 業をいろいろとやってきておられると思うんです。ま た、先ほ

ども同僚議 員と話しておったんですけど、次々とこの 福 祉 に関して少子化だけでな

し に、高齢化に対しての取り組みも国、県の 方からもいろんな提案があり ま す。そ

んな 中で要するに 実施されているもの。ま た、今から実施される事 業 に当たって、

要するにPDCAがう まく回っているのかなあと。例えばここにも書 いてあり ま し

た よ う に、予 防 介 護 なんかに対して取り組み出 してから、まだ実際効果が上がって

い な いとは思うんですけど、その効果の把握をどの よ う にされているのか。ま た、

されるのか。そこらのことをお聞きし た いと思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )  私の 方からは、シルバー人材センターの運営についての お答

えを申し 上げた いと思い ま す。

   シルバー人材センターの運営補助 に対する基 本的な考え方 につきま しては、高齢

者 の就業機会 の増大を促進し、生きがい創造とその能力を生かし た活力ある地域社

会づくりを図ることを目的に補助 金を交付をい た しておるわけであり ま す。ま た、

その補助 金 は、活動拠点の運営費や、あるい は安全適正就業推進等に充てられるお

るわけであり ま す。若者、既存業 者との仕事がなくなるとい う ご質問でご ざ い ま す

が、一 般 事 業 者と競合をしている業 務もな いことはあり ません。行っている業 務 の

多くは短時間であった り、あるい は短期間であった り、あるい は単発的な軽作業が

多いわけであり ま して、それだけでは採算が合わず、一 般 事 業 者が請け負うことが

少なくて、若者向けの就労でな い 分野の作業 については、分野を広げておるとい う

ふう に は考えてお り ま すが、本当に 民間事 業 者とのバランスの問題につきま しては、

今おっしゃい ま し た よ う に、非常に問題点も今お聞きし た よ う なことが現実 に はあ

ろうかとい うふう に思い ま す。けれどもシルバー人材センターの請け負う全事 業 に

占め ま す公共団体からの 事 業 の比率は 平 成 1 8 年 度では、1 2 月現在で20. 4%あ

り ま す。残り の 8 0%弱が個人、民間からの請け負いをしておると、こう い う状況

でご ざ い ま して、民間事 業 者と比較をする資料は持ち合わせてお り ませんけれども、

先ほどおっしゃい ま し た よ う な、事 例がな いとは言えな いと、そんなふう に考えま

すけれども、先ほども申し 上げま し た よ う に、業 務 のほとんどは短期間、短時間、

単発的な軽作業であるた め に、特段民間業 者 の参入を阻害しておるとは考えて、こ

れまでは お り ませんでし た。けれども、そう い う面については、やは り いろいろと

検討を重ねながら、バランスを保っていくことが非常に 大 事かなと、こんなふう に

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Page 86: 第312回山崎町議会定例会会議録 - Shiso  · Web view第14回宍粟市議会定例会会議録(第3号

思い ま す。

    ただ、人材センターも登録 者 に よ り ま して、本当に仕事が充足しておるとい う状

況では決してご ざ い ません。そう い う意味からは 業 務 の拡大とい うことを一 生懸命

やっておるわけであり ま して、ある意味では、そう いったことがこれからも起こり

得る可能性とい うものもご ざ い ま す。けれどもやっぱりシルバー人材センターの設

立の意義から申し 上げま すと、そのことはやっぱり努力をして、獲得をしていかざ

るを得な いとい う 部 分もあり ま す ので、非常に難し い問題とは思い ま すけれども、

可能な限りバランスのとれた運営ができるよ う に指導もできる限り し た いと、こん

なふう に思い ま すが、非常に難し い問題かなとい うふう に思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    企 画 部 長。

○ 企 画 部 長 ( 福 田 耕 二 君 )  それでは、私の 方 は担当とし ま してお答えを申し 上げた

いと思い ま す。

    まず1点目は、広報紙の配布の状況でご ざ い ま すけども、ただい ま質問い ただき

ま し た 民間企 業、ま た 事 業 所等への配布につきま して、お答えを申し 上げた いとい

うふう に思い ま す。

   この広報の配布につきま しては、原則的に は 市 の連合 自 治 会 の皆さん方 に お願い

をし、承諾を得る中でそれぞれ市 民 の 方々に配布を基 本的に はやっておるとい う状

況でご ざ い ま す。ただ実態とし ま しては、それぞれの 自 治 会 に よって、その配布の

内容は まちまちに なっているのが実態でご ざ い ま す。とい い ま す の は、配布部数に

つきま しては、それぞれ自 治 会 長さんからの申し 出 に よる配布申し 出数を受けま し

て、それをそれぞれの 市 民 局を通じて自 治 会へ配布しておるとい うことで、ただい

ま申し 上げま し た よ う に、民間企 業、事 業 所等への配布も既にされておる自 治 会も

あれば、そうでな い 自 治 会もあるとい うことが現状としてご ざ い ま す。

   こう い うことがある中で、一 方で、私どもとし ま しては なるべく多くの皆さん方

に情報を提供せな いかんとい う形の 中で、市 の関係機関等に はそれぞれ広報紙を置

いておきま して、自 由 に持ち帰りができるとい うふう な体制をとってお り ま す。今、

そう い う意味では、一 部課題も残っておろうかなとい うふう に思い ま す ので、今後

こう いったことにつきま しては、連合 自 治 会とも協議をし ながら検討していきた い

とい うふう に思ってお り ま す。

   それから、2点目の 防犯灯の設置につきま してですが、今申されてま し た よ う に

防犯灯の設置につきま しては、そう い う よ う な 実態があることは十分承知をい た し

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てお り ま す。合併前 の旧4町につきま しても防犯灯についての補助制度があった 自

治体、ま た全くなかった 自 治体、それぞれまちまちであったものを合併時 に 宍 粟 市

防犯灯設置促進事 業補助 金交付要綱を制定 し ま して、対応をこの 2 年間してきたと

ころであり ま す。そう い う 中で、自 治 会 の 集 落間等でな いところについてはどな い

するんやとい う話でご ざ い ま すけども、そう い うところにつきま しては、道路管理

者が道路照明として設置をしてい ただく分 につきま しては、道路管理者 の 方で設置

してい ただくとい うことに してお り ま すが、防犯灯とは ま た性格が異なってお り ま

す ので、そう い う意味からそう い う 場 所 につきま して、もし要望等があれば、関係

自 治 会とも協議をし ながら、調整も図ってま い り いとい うふう に思ってお り ま すが、

基 本的に はこの先ほど申し 上げた補助 金 の交付要綱を生かしていきた いとい うふう

な思いで現在のところは思ってお り ま す ので、その点ご理解をい ただきた いとい う

ふう に思ってお り ま す。

   それから、3点目の森林王国 事 業 の 第 2ステージについての 事 業 内容でご ざ い ま

すが、ご 案 内 のとお り、宍 粟郡5町に よ り ま して、平 成 元 年 に しそう森林王国を形

成をし たとい うことは ご 案 内 のとお りでご ざ い ま すけども、その後平 成 4 年 に は、

県と森林王国、ま た旧5町の間で県民オアシスの協定を結ぶ中で、それぞれ事 業展

開をしてきたとい う 実態でご ざ い ま す。この間の 事 業とし ま しては、王国 のグラン

ドデザインを策定 する中で、それぞれ事 業を実施してま いってお り ま すが、ある一

定 の 事 業を進め た段階で第 2ステージへ移行してきた のが平 成 1 5 年でご ざ い ま す。

平 成 1 5 年 に 第 2ステージに移行し たとい うことでご ざ い ま す。

    事 業とし ま しては、どう いった よ う なことをし たんかとい うことですが、居住名

木 の検討であり ま すとか、森のコンテストであり ま すとか、宍 粟 の逸話の 本 の作成

とか、そう いった よ う なことをこれまでやってきてお り ま すが、1 9 年 度 の 事 業 計

画 につきま しては、1 8 年 度 の推進目標と同じ自然づくりであり ま し た り、環境づ

くり、交流づくり、人づくりとい うふう な柱の 中で推進をしていきた いとい うふう

に考えてお り ま して、具体に は王国 のマップであり ま すとか、案 内標柱の作成であ

り ま すとか、今まだ検討段階であり ま すが、間伐材のアートであり ま すとか、案 内

人 の要請であり ま すとか、そう いった よ う なことを県に負担を求め ながら、事 業を

実施してま い り た いとい うふう に考えてお り ま す。

   以上でご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    福 祉 部 長。

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Page 88: 第312回山崎町議会定例会会議録 - Shiso  · Web view第14回宍粟市議会定例会会議録(第3号

○ 福 祉 部 長 ( 岩 崎 良 樹 君 )   高齢者 の 自立支援施策につきま して、ご 回答い た し た い

と思い ま す。

    介 護 保 険制度が平 成 1 2 年 にできま してから、いろいろやは り運営上 の問題も起

こっておるなとい うふう に我々も考えてお り ま す。ただ単に家庭の 介 護を施設にゆ

だねるとい う状態から、やは り最近に おきま しては 介 護状態に ならな い手だてのや

り 方、あるい は軽度 な 介 護状態に なっても地域で自立をしていくよ う なシステムづ

くりが推進されよ うとしてお り ま す。宍 粟 市 に おきま してもそう いったことを受け

ま して、地域の施設や関係者が連携をもって高齢者 の 自立を支え支援していく仕組

みとい た し ま して、地域包括ケアシステムづくりを1 8 年 度から始めておるところ

でご ざ い ま す。それの任に直接当たってお り ま す のが地域包括支援センターとい う

セクションでご ざ い ま す。

   その主な 事 業 につきま しては、元気な 高齢者を対象とし た 事 業としては、地域で

の拠点で実施している、いわゆるお達者クラブや公民館で行ってお り ま す 健 康 教室、

あるい は体操教室などがあるわけでご ざ い ま す。ま た、虚弱な 方、高齢者 の 中で虚

弱な 方を把握するた め に は、町ぐるみ健 診と同時 に、介 護 予 防 健 診とい うものを実

施い た し ま して、そう いったもの の把握をしてお り ま す。参考までにその数値を申

し 上げま すと、1 9 年 度 宍 粟 市 内で約6 5歳以上 1万 1, 3 3 2 人とつかんでお り ま

す。その うち3, 9 9 9、細かい数字で申しわけご ざ い ませんけれども、 3, 9 9 9 名

の 方が受診をしてお り ま す。これはパーセントに い た し ま すと35. 3%でご ざ い ま

す。国が示しておる暫定 の速報値とい た し ま しては、国 平均2 2. 8%でご ざ い ま す

ので、宍 粟 市としては受診率が高 い、PR、啓発が行き届いておるのかなあとい う

ふう に考えておるところでご ざ い ま す。

    ま た、その うち高齢の 方で虚弱者 につきま しては、特 定 高齢者と呼んでお り ま す

けれども、そう い うふう に 特 定 高齢者と決定 し た 方が同じく1万1, 3 3 2 人 の うち

2 5 2 名でご ざ い ま す ので、これはパーセントに直し ま すと2. 2%、国 は当初目的

5%程 度とい うふう に 予 定をい た してお り ま し たけれども、現在では0. 4 5%の暫

定数値となって大きく国 のもくろみとは外れておるところでご ざ い ま す。そう いっ

たことは、やは り 宍 粟 市としてのPR、包括センターの 職 務が行き渡っているのか

なとい うふう に考えておる状況でご ざ い ま す。

   さらに、1 9 年 度 に おきま しても、介 護 予 防検診 の受診機会を町ぐるみ検診以外

にも計 画 してお り ま す。特 定 高齢者を的確に把握し、保 健師等が検診 の後も訪問等

を行い、介 護 予 防 教室に参加い ただき、介 護状態に ならな い た め の機会を増やす よ

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う に 計 画をしておるところでご ざ い ま す。

    ま た、ご指摘の 介 護 予 防 事 業効果等の把握につきま しては、平 成 1 8 年 の 4 月 に

介 護 保 険 法が改正された際に、国が数値目標を示してお り ま す ので、その数値目標

の達成 に向けて取り組むこととしてお り ま す。それらの目標達成 に向けた よ り現在

細かな評価指標項目について、順 次 記 録等の整理を進めてお り、事 業が終わったも

のから、評価をしてま い り た いとい うふう に考えておるところでご ざ い ま す。

    いずれに し ま しても、いずれの施策事 業 につきま しても、ご 案 内 のとお りPDC

Aが必要であり ま す ので、本 事 業 に お いても国が示す数値、そう いった数値を参考

に検証し ながら、適切に対応 してま い り た いとい うふう に考えておるところでご ざ

い ま す。よろしくお願い い た し ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )   8 番、岡 久 和 議 員。﨑○ 8 番 ( 岡 久 和 君 )  広報紙のことなんですけど、私も自 治 会を通じて配布されて﨑

いることは知っているわけなんですけど、中 にこう い う意見があるんですね。要す

るに 自 治 会 のメンバーであるから、配布はされるねんけど、事 業 所 にもあったら昼

の 時間とか、ま た経営者だけじゃな し に昼休みにみんなが見れると。さっき企 画 部

長言われた よ う に広く情報を伝達するとい う意味では、そう い うことも考えられた

らい いんじゃな いかと。だから、その 人 いわくですね、そう い う要望を出 し たら、

税金払うとるんやから、そう い うサービスもしてもらい た いとい う話があるんです。

そう い うことです。

   それから、防犯対策事 業で、私もこれ町議 会 のときからずっと関心があり ま して、

よく要望も受けた り して当局 にもご相談に行くわけなんですけど、さっきも言われ

た よ う に、防犯灯を建てるの に 2万 3, 0 0 0円要って、電柱につけるやつね。1万

円は補助 するとい う話で、これはみんなもう、自 治 会 長さんなんかは行かれておっ

てわかるわけなんですけど、ずっと問題なるの は電気代のことなんですね。どこが

払うんだとい う話に な り ま す。ある自 治 会へ行ったら、手前 の 自 治 会 に言うてくれ

とい う よ う なことを言われま してですね、今言う よ う に 自 治体間のところで電気が

ある。1 人や2 人通学い う たらま た親も要するに迎えに行った り するわけなんです

けど、そこはもう 自転車でたくさんの 人が通るとい う のか、村 の 人も通るし、中学

生も高校生も通るとい うとこなんです。そう い うとこが電気代が誰が払うんかとい

うことに なって、設置されてな い 分があるんです。そう い うことでそう い う認識を

してい ただいて、何かそこらのところを考えてい ただきた いと思い ま す。

   それから、シルバー人材センターのことで、私もこのことは 本当に難し い問題で、

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団塊の世代の 人が退職されて、私の いとこなんかもいるわけなんですけど、ちょっ

と6 5歳まで何とか月並みの仕事をし た いと。まだ若いからいろんなことができる

んだとい うこともあるんですけど、私の周囲を見てみたら、3 人も4 人も自 治 会 の

中でも大工さんの仕事がなくなってい た り、それから公共交通、言う までもなく代

行されている若い 人が岡 さんどな い してくれるんやとい う意見があるわけなんで﨑す。それで今日あえて総括質問させてもろう たわけなんですけど、そう い うことも

あり ま す。

   それから、今、福 祉 部 長 にずっといろんな 高齢者 に対する取り組みを聞かせい た

だきま し た。国 に対しての目標値に対してクリアできているとかい う話だったんで

すけど、今から先、高齢化が進んで本当に 大変な状況にあり ま す。ここ1 0 年もし

たら本当にもっとひどい状態が来るんじゃな いかと思い ま す。だから国、県の施策

をきちっと整理して、そして有効な 介 護 予 防 の取り組みに頑張ってい ただきた いと

思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )  広報紙の 件 につきま しても先ほど部 長が申し 上げま し た よ う

に、地域に よってまちまちであり ま す。私どもの 地域はこの 事 業 所 にも配り ま す よ

と。もちろん地域の 自 治 会 の協議費のかかわり 合 いもあるのかもわからんと、こう

い うふう に思ってお り ま すが、可能な限り 事 業 所 にもどう し たら配布できるかとい

うことについては、できるだけ検討を進め た いと思い ま す し、できれば自 治 会 の ご

協力がい ただければ一 番 い い のかなと、こんなふう に思い ま す。

   それから、防犯灯につきま しては、当初私どもの 合併前 の 山 崎町でもさま ざ ま な

問題があり ま し た。それぞれの町でそう い う箇所 はあちこちにあるのかなとい うふ

う に は思い ま す。ただ、問題はどれだけ通行量があるのか、あるい はどのくらい の

距離があるのか、あるい はそこに電柱があるのかな い のか、さま ざ ま な 条 件が違う

わけであり ま して、そう い う 中でできれば両方から半分ずつ持とうやいとい うこと

が一 番ありがた い なと思うんですが、なかなか、わしとこは手前へ出るんが多いん

やで、奥へはひどう行けへんのやで、奥の 人が手前 のやつは持ってくれやと、こう

い う話も実際いろいろとあり ま す。そんな 中で、可能な限り 防犯灯で対応やなくし

て、道路照明で対応できる箇所 については、施設管理者等々に お願いもしてま い り

ま し た。そう い う意味では、今後、可能な限りやっぱり すべてのところをじゃあ電

気代を市で対応できるかどうかと言い ま すと、これも非常に難し い問題もあり ま す。

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そう い う意味ではできる限り 地域の安全安心の た め にそれぞれの 地域でもご努力も

い ただきた い なと、こんなふう に思い ま すが、な お検討は 重ねてみた いと思い ま す。

   シルバー人材センターについては、先ほどお答え申し 上げま し た よ う に、正直申

し 上げて非常に難し い課題だと思い ま す。シルバー人材センターも何とか大勢の 方

が登録されればされるほど何とか仕事を確保 して、たとえ月 に 1遍でも2遍でも仕

事をしてもらい た いと、こう い う思いを持っておるの は当た り 前 の話でご ざ い ま し

て、ま して私どもも高齢者 の 生きがいであり ま すとか、あるい は社会参加等々から

考えま すと、そのことは是非奨励をし、あるい は進めていかなきゃならん大きな 事

業 の 1つだろうと、こう思い ま す。

   その 中で、民間の皆さん方、現在まで仕事をされておる方 の仕事を圧迫するとい

う問題が確かにあろうと思い ま す。あろうと思い ま すけれども、じゃあそれをし た

らいかんとい うことが言えるのかどうか、非常に難し い問題があり ま す ので、私ど

もとしてもどの 程 度 の影響がありそう な のかについても一遍ま たシルバー人材セン

ターの 方で把握しておれば、お聞きをしてみた いとこう い うふう に思い ま す。

    介 護 保 険 につきま しては、部 長が申し 上げたとお りであり ま すが、いずれに し ま

しても、本当に 介 護 の 度 合 いを進め な い、そう い う意味では要介 護 に ならな い 予 防

とい うものが非常に今から大 事であろうと思い ま す し、そう いった意味では可能な

限りPDCAをし ながら、検証し ながら取り組んでま い り た いと、こんなふう に思

い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  これで岡 久 和 議 員 の質疑を終わり ま す。﨑   続いて、2 1 番、西 川 省 二 議 員。

○ 2 1 番 ( 西 川 省 二 君 )   3点ほど質疑をさせてい ただきた いと思い ま す。

    職 員数の削減について、職 員適正化計 画 に お いて退職数の 3 分 の 1を採用すると

い うふう に 方針が出ておるよ うであり ま すけれども、早期退職 者と大量退職 のとき

の対応 についての考え方をお伺い し た いと思い ま す。

   それから、林 業再生と治 山 治 水 の要望ですけれども、このことについては 林 業再

生を地域産 業振興の柱と位置づけて取り組んでおるわけであり ま すけれども、平 成

1 6 年 度 の雨台風に よ り甚大 な風倒木 の被害や山腹被害を受けま し た。このことに

よ り災害復旧に莫大 な労力と財政負担を要してお り ま す。その 中で公益的機能を発

揮する災害に強い森づくり に取り組むとともに、将来に向けて木材の安定供給を図

っていくた め に、間伐、枝打ち事 業 の拡大 に力を入れる必要があると考えてお り ま

す。間伐、枝打ち事 業 の 予 算を1 8 年 度と比較して、1 9 年 度 は余り増えてい な い

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よ う に思い ま す。災害復旧や森林 の 基盤整備の た め に多額の財政措置を要するた め、

間伐事 業を増強することは 大変に厳し いとは思い ま すけれども、国県への 助 成増額

の要望や市 の 助 成措置の増強を図るべきと考えま す。特 に材価が国際需給の関係か

ら少し 上向いておると、これから日 本 の 国 内 産が見直されていく時代を迎えるので

は な いかと。さらに供給センター等のこともあり ま す ので、宍 粟 は森林再生でこの

特質を生かしていくとい う 市 長 の 方針からすれば、この間伐、枝打ち、これにもっ

と力を入れていく必要があるんでは な いかとい うふう に考えま す。

   それから、緑税の活用事 業 についてであり ま すけれども、緑税の趣旨と活用につ

いては、治 山 治 水 の面から森林を守っていくことにあると思ってお り ま す。平 成 1

9 年 度、緑税活用事 業 は混交林整備事 業と緊急防災林整備事 業 に なってお り、約1

億2, 0 0 0万円の 予 算措置となってお り ま す。杉、ヒノキの 人工林 の間伐、手入れ

不足に よ り、密植林とな り、人工林がですね。林 地 の 下が下草とか雑木等が絶えて

し まって林 地が露出をしてお り ま す。こう いった関係から治 山 治 水 に係る災害が起

こりやす い状況を考えるときに、災害の 予 防的措置の視点から緑税の活用の 一 定割

合を間伐事 業 に取り 入れるよ う有効活用を図るべきでは な いかとい うふう に考えま

す。

   県の 事 業であり、施策に 基づいて実施されていることは承知してお り ま すが、緑

税の趣旨と市 の森林状況を考えるときに、特 に異常気象に よる集 中豪雨時 の河川氾

濫等の 予 防的見地が木材の安定供給にもつながるわけであり ま す ので、市としても

県に 事 業 内容の検討をお願い していく必要があるのでは な いか。この辺の 事 業 の 内

容からいくと、地域の森林を守っていくとい う た め に県で取り組んでい ただいてい

る事 業であり ま す ので、地域の思いとか、地域の 方向性も取り 入れて、実質的に 治

山 治 水がよ り進んでいくよ う に、そして森を守っていくとい う 方向で今後は 市とし

て主体的に考えて、この要望を県にも申し 上げて取り組んでいく必要があるのでは

な いかと、その辺の考え方をお伺い し た いと思い ま す。

   以上です。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )   まず、私の 方からは 林 業 の問題について、お答えをし た いと

思い ま すが、林 業再生と治 山 治 水 予 防 について、国県への 助 成、あるい は増強の要

望をきちっとしていく必要があると。ま た、市 の 助 成措置も増強を図るべきでは な

いかと、こう い う ご質問でご ざ い ま すが、平 成 1 6 年 に おきま し た風倒木 の被害に

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つきま しては、現在もな お まだ復旧に全力で取り組んでおると、こう い う状況に ご

ざ い ま す し、ごらんの よ う に 本当にひどい状況に な り ま し た。その後の 本当に 治 山

とい う問題は 大きな課題であるわけであり ま すが、本当にそう い う意味からも林 業

を再生 するとい うことは、まさに私は何遍も言ってお り ま す よ う に、もうかる林 業

を確立させた いと、こう い う思いであり ま す し、その 利益を森林整備に再投資する

ことが大 事であり ま す。そのことができな いと、山 の安全とい い ま すか、あるい は

治 山 治 水 の機能が回復できな いとい うことにもな り ま す し、逆に災害に強い森の 造

成が図れな い、こう い うことにもなると思い ま す ので、林 業 の再生とい うことがそ

のことも克服していく大きな課題では な いかと思ってお り ま す。

   現在のところ、もうかる林 業を実践していくた め に、市費もあわせて国県の補助

事 業を取り 入れながら実施し なければならな い状況でご ざ い ま す。当然ながら、国

県への 助 成増額要望は 重要であると考えてお り ま す し、ま た、国県の補助 事 業も1

0 0%の補助率ではあり ません。当然市とし ま しても、現在実施をい た してお り ま

すさま ざ ま な問題、そして宍 粟 市 の森整備事 業 などの 国県補助 金 の 上乗せ補助 事 業

とい うもの は引き続いて市としても取り組んでま い り た いとい うふう に思ってお り

ま す。

    ま た、予 防策とし ま して、間伐を中心とし た 計 画的な森林整備、あるい は新しく

皆伐をし た後、あるい は倒木 し た後の植栽事 業等々を含めて広葉樹 林化等も推進化

を図っているところでご ざ い ま す。山 林 の有する公益的な機能回復と森林 保全の観

点からも国県の補助 事 業を取り 入れながら、中・長期的な視野に立った取り組みと

い うものが山全体を見渡す 中で取り組んでいく必要がある、こんなふう に思ってお

り ま す。

    次 に、緑税の活用事 業でご ざ い ま すが、現在、市で事 業 実施してお り ま す 事 業 は

緊急防災林整備事 業と針葉樹 林と広葉樹 林 の混交林 の整備事 業でご ざ い ま す。どち

らの 事 業でも森林 の公益的機能の発揮と災害に強い森づくり 事 業として実施をい た

してお り ま す。放置人工林 などの 治 山 治 水能力向上 に寄与しているところでご ざ い

ま す。今後も積極的に取り組んでま い り た いと考えてお り ま す。

   そして、そのことに よって優良 木材の 生 産 につきま しても、森林を集約し、ある

い は団地化を推進することに よ り、生 産性も高 め、あるい は 成熟し た森林 の間伐、

あるい は 収 入間伐もこれからも実 地をしていくことが寛容であろうと思ってお り ま

す。引き続き農 林振興事 務 所、森林組合をはじめ関係機関と連携をして取り組んで

ま い り た いと考えてお り ま す し、今ご指摘い ただきま し た よ う な緑税の 事 業 内容の

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拡大 についても要望を続けてま い り た いとこんなふう に思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    助 役。

○ 助 役 ( 西 川 千 寿 君 )  私からは、職 員数の削減についての ご質問について、お答え

をし た いと思い ま す。

   昨年 度、定 員適正化計 画を立てま し た。いわゆる前期5カ年 計 画とい た し ま して

6 5 人削減をし よ うとい う思い の 中で、いわゆる基 本的に は退職 者 の 3 分 の 1を原

則的に新規雇用をしていこうとい う 中で達成をしていきた いとい うふう に思ってお

り ま すが、ただ、しかし ながら、私どもの行政需要が減っておるとい うわけでは ご

ざ い ません。どう い うふう に減らしていくかとい うことが実 は 大きな課題でご ざ い

ま して、その手法とい た し ま しては、いわゆる行政改革大綱にもう たってお り ま す

よ う に、民間に 委託できるもの は 民間に 委託していこうと。1点は組織機構の見直

しを図り ながら、効率的な行政運営をやっていこうと。簡素で省力化を検討してい

こうとい う 中で、将来的な いわゆる職 員 の 年齢構成も考えていかなあかんだろうと

い う 中で、いわゆる基 本的に は 3 分 の 1とい う雇用の仕方をしていきた いとい うふ

う に思ってい ま す。

    しかし ながら、先ほども申し 上げま し た よ う に、行政需要にどう対応 していくか

とい うことが大きな課題でご ざ い ま して、いわゆるそのことに よって住民サービス

の低下を招かな い よ う にどう していくかとい うことも考えていく必要があろうと。

その た め に は臨時 職 員、あるい は非常勤 職 員等の雇用も含んだ計 画もしていかなけ

ればならな いだろうとい うふう な 計 画で行っていきた いとい うふう に思ってお り ま

す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  これで西 川 省 二 議 員 の質疑を終わり ま す。

   続いて、1 6 番、北 川 清 司 議 員。

○ 1 6 番 ( 北 川 清 司 君 )   総括質疑、施政 方針の 中で重点施策、少子化対策の推進と

い うことで、種々議論がなされてお り ま す。その 中で子供たちが安全で安心して健

やかに 育つた め の 子供集団の適正規模を維持していくことが急務、私も同感でご ざ

い ま す。かねがねこの関係については関心を寄せている中でご ざ い ま すが、その 中

で認定こども園の 事 業 などを幼保 一 元化のあり 方 の検討を進めているとい うところ

であり ま す。書類を見てみま すと、認定こども園、法律が昨年 1 0 月 に制定されて

お り ま す。ま た、その 中で県条 例が1 8 年 1 2 月 に制定され、本 年 1 月 よ り施行と

い う運びの よ うであり ま す。

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   そこで、この項目の 中で1 9 年 度 の 予 算措置等は少し ながめてみま し たが、ちょ

っと見当たらな いんですが、この施策の考え方 な り見通し、そう い うことについて

1点お尋ねし た いと思い ま す。

   それから、放課後こども園の 教室とい うことで、5 0 0万円程 度 の 予 算 計 上がさ

れてお り、1 9 年 度スタートとい うことで、施策のあり 方 は 5 小学校を対象として

おるよ うであり ま す。この概要はどう い う状況な のかとい うことです。

    地域の 方々の協力を得るとい うことであるよ うですが、ここの 場 合 の 時間帯、も

ちろん時間帯とい う の は帰宅の 時間帯等はどの よ う な考え方で普及をして推進をし

ていこうとされておるのか、その点についてもお尋ねし た いと思い ま す。

   そう い う 中で預かり 保 育園、学童保 育 につきま しては、かねがね私も学童保 育 の

提案をし た経緯もご ざ い ま すが、1 0カ所とい うことなんですが、現在私が認識不

足であるのかとも思い ま すが、何カ所 程 度今現に 実施をしておるのかなあと。さっ

きの同僚議 員 の質問の 中で予 算的に余り変わってな いとい う話があって、私も前 年

度 の確認をしてお り ませんが、そう い う 中身、3, 8 0 0万円余り の 予 算であり ま す。

   それから、もう 1点、不登校対策事 業、これは 予 算的な問題よ りも2 名で対応 す

るとい う 説 明が出てお り ま す。このことは非常に社会的にも学校運営の 中でも大き

な課題と申し ま すか、避けて通れな い 時勢に なってお り ま す。2 名で対応がスムー

ズに全市やっておるのかどうか、その点についてもお尋ねをし た いと。

   それから、これは 1 7 年 1 2 月 に お尋ねをし た幼保 一 元化の検討とい うことで教

育 長からもご答弁をい ただいてお り ま す。学校園のあり 方 についての検討、この 中

では 小学校の適正規模化の推進など、検討委 員 会を設けて1 8 年 度 に はその 方針を

見定 めていきた い。しかし ながら、国 な り県の施策を見ながらやっていくと、方向

性を示す 中で、県な り 国 の 政策を示される中で、1 8 年 度 に検討委 員 会をやってい

て、その 中で十分協議をしてい ただくとい う よ う に ご答弁い ただいてお り ま して、

私もちょうど1 8 年 度 の末とい うことで、どの よ う な検討をしてい ただい た のか、

ま たメンバーは、組織体は、ま た住民意識等の関係についてもPTA等にも呼びか

けをしてい ただい た のか、その辺についてお尋ねをし た いとい うことであり ま す。

   それから、そのことにつきま しては、学校園のあり 方、少子化の振興に伴い学校

園のあり 方、人口減少と少子化とい うことで、当然避けて通れな いわけであり ま す

ので、この関係についての お尋ねと、1点申し遅れてお り ま し たが、不登校対策事

業 の 2 名 の対応 の 中で、補正 予 算で出て参ってお り ま す 子供と親の相談員 委託金で

すか、そう い うもので県の施策を市 教 育 委 員 会が委託を受けた よ うであり ま すが、

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そのことについては緊急配置事 業だとい うことで、各小学校に 1 名 の 委 員を選んで、

そして4 時間かけて8 日間、それが学校間の問題として適正かどうかは非常に疑問

もあるわけなんですが、どう い う よ う な働きをしてい ただい た のか。そして、な お

かつ不登校対策事 業 の 本 年 度とのつながりが残っておるのかどうか。私はそれを期

待するわけなんですが、予 算 書ではちょっとよ う見つけてお り ません。そう い う問

題。

   それから、そう い う問題であるわけなんですが、健 康と福 祉を育てる安心の まち

づくり、これは非常に 市 長そのものも、ま た 議 会としても避けて通れな い 総 合 病 院

の整形外科医の問題であり ま すが、今後、新聞報道等もされておるよ う に、非常に

イメージダウンの報道がなされてお り ま す。市 民 の不安、安全、そう い うものが脅

かされるわけであり ま す。その 中で整形外科の 4 月以降の 診 療体制とい うもの はこ

こでただして答えがい いとか悪いとかでな し に、宍 粟 市としては我々の 病 院が誇り

では ご ざ い ませんが、安心安全のバロメーターでまずまず姫路まで行かんと大筋の

病気は対処してい ただけるとい う期待感を持って非常に立派な 病 院ができておるわ

けです。病床数も2 0 0床を超えておるよ う な 病 院で、我々としても安心とい い ま

すか、本当に住民としても福 祉施設とあわせて切り離せな い施策であるわけなんで

すが、その体制のあり 方、それから市医師会との連携に よ り 一 次救急医療体制の確

立を図るとい うことで、宍 粟 市 の 病 院 の先生 方 の ご協力をい ただくとい うことは当

然なんですが、現在もい ただいておるわけなんですが、病 院 の概要を見てみま すと、

内科が1 2 診 療 所とか医院とい うことです。外科が4、整形外科が5と。これは専

門的なそう い う よ う な 病 院、医院等が申請されておると思うんですが、そう い う体

制の 中で、整形外科だけの問題では な いと思い ま すが、整形外科についての 第 一 次

救急医療体制の確立、それから今ささやかれてお り ま す よ う に非常勤医師の来てい

ただく内容で対処してい ただけるとい う よ う に思うんですが、あわせて私から申し

上げれば、一 次救急が大変厳し い 中で、二 次救急とい い ま すか、夜間の救急は非常

に、な おさら困るんじゃなかろうかなと、こう い うふう に思ってお り ま す ので、そ

の辺お尋ねし た いと思い ま す。

   以上です。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )   まず私の 方からは、整形外科の常勤医師不足の対応 について、

お答えを申し 上げま す。

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Page 97: 第312回山崎町議会定例会会議録 - Shiso  · Web view第14回宍粟市議会定例会会議録(第3号

   全国的な 勤 務医不足の 中で、各地で地域医療 に非常に 大きな支障が生じておるこ

とは ご承知のとお りでご ざ い ま す。総 合 病 院 に おきま しても、この よ う な状況の 中

で、何とか診 療体制を維持してま いったところでご ざ い ま すが、昨年 1 1 月 に医師

を派遣い ただいてお り ま す神戸大学整形外科教室よ り撤退の通知があり ま し た。そ

のことは お知らせをしてお り ま すとお りでご ざ い ま す。このことが地域の医療、ま

た、総 合 病 院 の運営に非常に深刻な問題となっていることは、深く痛感していると

ころでご ざ い ま して、私どもも引き上げの通知が行われた後、大学病 院をはじめ県

及び関係機関に何とか存続について、再三 にわた り強く要望、ま た は交渉を重ねて

きた 次 第でご ざ い ま す。その結果、4 月 よ り非常勤医師に よ り ま して月 曜 日と水 曜

日 の週2 日 の外来診 療を存続できるよ う何とか配慮い ただいている状況に ご ざ い ま

す。決して満足できる状況だとは思ってお り ませんけれども、非常に困難な問題で

もご ざ い ま す。今後とも引き続き大学病 院への積極的な要請と、一 般公募等々を通

じて医師の確保 に努めてま い り た いと考えてお り ま す。ま た、近隣の 病 院との連携

についても既に協議をい た しておる状況に ご ざ い ま す。ま た、議 員各位に おかれま

しても、医師確保 に対し ま して格別 の ご支援、ご協力を賜り た いとお願いを申し 上

げま す。

    次 に、宍 粟 市 の 第 一 次救急医療体制は、日 曜 日、祝日及び年末年始の医師休診 日

に おける初期救急患者 の救急医療体制について、市 の医師会 に 委託をし、在宅当番

医制に よって対応 い ただいてお り ま す。二 次救急医療 は 総 合 病 院が対応 することに

なってい ま すが、現在は夜間に おける救急医療体制は 総 合 病 院 の当直医の 診 療科目

と救急患者 の症状が合えば対応できま すが、医師不足に よ り対応できな いときは、

揖龍休日夜間急病センターとか、姫路市 の休日夜間急病センターで受診されている

のが現状でご ざ い ま す。現在、総 合 病 院、市医師会等々休日夜間救急医療 のあり 方

について、多くの課題を整理し ながら何とか検討をして実現を図ってま い り た いと

考えてお り ま す。

    次 に、少子化の進行に伴い課題となってお り ま す学校園のあり 方 についての検討

につきま して、お答えを申し 上げま す。

   昨年 4 月 1 4 日 付で宍 粟 市 教 育 委 員 会 委 員 長 よ り、市 長 に提出をされま し た「宍

粟 市 小学校の適正規模についての具申書」に対し ま して、宍 粟 市 に おける市立保 育

所、幼稚園、小学校、中学校の適正規模についての検討を行う た め、助 役を委 員 長

とし た 宍 粟 市学校園所 のあり 方検討会 議を設置をい た し ま し た。当会 議 に おきま し

ては、学校の統廃合あり気では なく、学校教 育 の観点と地域づくり の観点の 2つの

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視点で検討を進めることとしてお り、子供たちにとってどの よ う な 教 育環境が望ま

し いか、宍 粟 の 教 育 に示された 5つの学校教 育 の柱の 中で、特 に関連が深いと思わ

れる特色ある学校教 育 の推進、地域に 開かれた学校づくり の現実、安全対策等々に

ついて、地域の 実情及び将来のあるべき姿を踏まえて、学校園の適正規模化に向け

て検討を行っている状況に ご ざ い ま す。

   以上でご ざ い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  間もなく午後5 時 に な り ま すが、この ま ま 会 議を続けま す。

   答弁を求め ま す。

    助 役。

○ 助 役 ( 西 川 千 寿 君 )  私の 方からは ご質問のあり ま し た幼保 一 元化のあり 方 につい

てとい うことでお答えをさせてい ただきた いと思い ま す。

    議 員 ご 案 内 の よ う に、昨年 6 月 に いわゆる法律が整備されま して、認定こども園

がスタートをい た し ま し た。昨年 の 1 2 月 に兵庫県が条 例で認可基準を定 め ま し た。

この認可基準につきま しては、4つのモデルを設定をい た してお り ま して、基 本的

に は幼稚園型、保 育 所型、幼保連携型、いわゆる地 方裁量型、4つの 分類にされて

おるわけでご ざ い ま す。この制度 は、本来都市 部 に おきま して、親の就労に よ り 保

育 所待機児童が増えていることと、幼稚園就園児が年々減少しているた め に、幼稚

園に 保 育 所機能を持たせて待機児童の解消を図る考え方と、地 方 に お いては 子供の

数が減ってきてお り、保 育 所、幼稚園別々では 子供集団が小規模化とな り、施設運

営にも非効率であるとい う課題解消が大きな制度創設の背景としてあり ま す。

    宍 粟 市 に おきま しても年々子供は減少している中で、1 7幼稚園と6つの公立保

育 所、9つの認可私立保 育園が既存施設としてあり ま すが、子供集団が小規模化し

ている地域もあり、幼保 一 元化のあり 方 について、具体の検討が必要に なってきて

おるとい う のが現状でご ざ い ま して、現在検討段階でご ざ い ま すが、まずは今現在

抱えてお り ま す まず保 育 所 長さん方、そして幼稚園長さん方、そして民間の 保 育 所

長さん方、それぞれの幼稚園と保 育 所 の 保 護 者並びにPTAの 方々、別々で今懇談

を持ってきてお り ま す。まず、基 本的に はこの認定こども園の制度 の 説 明、そして

今、それぞれの園所で抱えておられま す現状と課題、そして今後の 方 法等々、ご意

見を今伺ったところでご ざ い ま す。今後、これらの意見を参考に、さらに調査研究

を進めていきた いと。そして、地域のさま ざ ま な状況を考慮し ながら、公立保 育 所

の 民営化の課題や認定こども園など、就学前 の 教 育と保 育 のあり 方 について、関係

者と協議をして方向性を出 してま い り た いとい うふう に考えてお り ま す。

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   先ほど質問の 中で1 8 年 度 中とい うことのあれがあり ま し たが、いわゆる法律の

整備された 中で、県の 基準が遅れたとい うこともあり ま して、その 基準を待ってお

ったとい う のが現状でご ざ い ま す。

   それから、学童保 育 についての ご質問があり ま し た。基 本的に少子化対策の 中で、

今年 については箇所数に は増やしてお り ません。1 0カ所でご ざ い ま すが、これは

今、県の 方でも今現在私どもがやってお り ま す放課後児童とか、今度、県が子供の

居場 所づくりとか、そして今度私ども市独自でやる近所 の おじちゃん、おばちゃん

大作戦、それをどう い うふう にミックスしていくか、いわゆるそう い うことも考え

ながら、今年 度 は十分検討してま い り た いとい う 基 本的な考え方で、今年 は 方向性

を出 していきた いとい うふう に思ってお り ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    教 育 長。

○ 教 育 長 ( 中 本 恒 夫 君 )  私の 方からは 子供と親の相談員 の 議 員 ご 案 内 のとお り の施

策についてお答えし た いと思い ま す。

    本 年 3 月、小学校2 0校に 1 名その相談員を配置い た し ま し た。一 日 4 時間で8

日間、3 2 時間とい う 時間の 3 月 中 にこれを実施するとい うことで、現在この 事 業

を進めているわけであり ま すが、この相談員 の 方 に よっていろいろ出てきた課題に

つきま しては、例えば一 宮 の不登校生 の た め のふれあい学級、あるい は 山 崎 のさつ

きランド等の 職 員とも連携をとり ながら、不登校問題に取り組んでいるところであ

り ま す。

    いずれに し ま しても、この 3 月、1カ月限り の 事 業であり ま す ので、短期間であ

り ま すけど、この取り組みが今後1 9学年 度 の学校と親の相談、あるい はかかわり

が深まるきっかけに なればとい う よ う な思いで積極的に今進めているところであり

ま す。

   以上であり ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )   1 6 番、北 川 清 司 議 員。

○ 1 6 番 ( 北 川 清 司 君 )  救急病 院 の体制につきま しては、なかなか難し いとい うこ

とは私も十分理解してお り ま す。研修医の研修体制のあり 方とい うことで、行革の

中で法律が変わって、非常に医師の先生 方 の 選択権が広がったとい うこともご ざ い

ま す。

   そこで、私は、今1 7 年 度 の 病 院 の決算をちょっと見てみま すと、大体整形外科

は 年間1万人ほどの 方が受診をされておるよ うであり ま す。そう い う 中で入 院 な り

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外来を含め ま してトータル的に は 1 4万人余り 診察を受けておるわけなんですが、

その 中で、特 に 1 8 年 度が入 院が6万7, 0 0 0 人余り、それで1 9 年 度 は 5万2, 0

0 0 人余りとい うことで、外来は 1 8 年 度が1 4万7, 0 0 0 人、本 年 度、1 9 年 度

に向けては 1 2万 2, 0 0 0 人とい うことで、病 院経営そのものも3 7億程 度 の 1 8

年 度 の 収益事 業が、1 9 年 度では 3 1億とい うことで非常に減少してお り ま す。

   そう い う 中で、整形外科の持つ割合が大変高 いわけなんです。それで、私はここ

で患者と医師は 信頼関係で病気を治 してい ただくわけなんですね。そう い う 中で、

医師が非常勤 の 方が月 曜と水 曜、それ以外はどう い う対応をして病 院 内 部を運営し

て管理をしてい ただくのかとい う思い、患者と医師の 信頼関係とい うことは、同じ

先生 の顔を毎日見るとい うことは、今までの我々の気持ちの 中であったわけなんで

すが、そう い う 中身である場 合、非常に 総 合 病 院 の経営そのものも脅かされるとい

う よ う に思い ま す。

    ま た、そう い う 中で、今市 長がおっしゃった よ う に、第 一 次 は在宅の医師の先生

方 に ご協力い ただくとい うことで、専門以外はどこか揖龍等に行ってい ただくとい

うことですが、やは りそう い う 事態が生じま すと、それに伴うところの家族の負担

も、病気を受けた 本 人以外にも非常に負担が大きくなって、せっかくの 総 合 病 院と

しての 役割が薄らいでくる、そう い う思い の 中で何とか非常勤 の医師の先生、せめ

て週3 日ぐらい は お世話に ならんと、患者も安心して入 院できんのじゃな いかなと

い う心配をするんですが、その辺について市 長 の見通し は非常に暗い よ うですが、

いかがなものかとい う よ う に思い ま す。ちょっとお尋ねをし た いと思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  答弁を求め ま す。

    市 長。

○ 市 長 ( 白 谷 敏 明 君 )  先ほど申し 上げま し た よ う に、私どもにとり ま しても、この

宍 粟 総 合 病 院 の医師を確保 するとい うことは非常に 大 事 な課題だとい うことは 重々

承知をい た してお り ま す し、私どもで考えられる手だて、すべて打ってきたとい う

ふう に思ってお り ま す。けれども残念ながら大学病 院 の医局でさえどう にもならな

い、医局 にさえ医師がおらな いと、こう い う状況も起こっておるわけであり ま して、

私どもとしてもそう いった 中で大学医局との連携を崩すわけに は いかな い。な お、

これからもよ り 一層の連携を図っていきた いと。その 中で何とか2 日間の非常勤 の

医師が派遣をしてい ただけるとい うところまでこぎつけたとい う のが実情でご ざ い

ま す。な お、おっしゃるよ う に 2 日を3 日 に してほし い、4 日 に してほし いとい う

思い は持ち続けてお り ま す し、そう いった お願いも続けてお り ま す。

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    な お、先ほども申し 上げま し たが、一 般公募であり ま すとか、いろんな手だてで

お医者さんについて確保 に努力を重ねてお り ま すが、なかなか明るい見通しがある

状況では決してあり ません。けれども、整形外科だけではあり ません。内科につき

しても非常に過酷な 勤 務状況に なっておることだけは 事 実でご ざ い ま して、そう い

う意味で、せめて第 一 次救急については医師会 の先生 方で何とか対応 してい ただけ

な いかと、こう い う お願いも込め ま して、今協議を進めておると、こう い う状況で

ご ざ い ま す ので、ご理解をい ただきた いと思い ま す。

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )  以上で北 川 清 司 議 員 の質疑を終わり ま す。

   以上で通告 に 基づく総括質疑は終わり ま し た。

    お諮り し ま す。

    ただい ま 議題となってお り ま す 第 1 1 7 号 議 案から第 1 2 8 号 議 案 までの 1 2 議

案 は、委 員 会 条 例 第 6 条 第 1項及び第 2項の規定 に よ り 1 1 人 の 委 員で構成 する予

算 特 別 委 員 会を設置し、これに審査を付託し た いと思い ま す。ご異議あり ませんか。

          (「異議 な し」の声あり )

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )   ご異議 な しと認め ま す。

    よって、さよ う決し ま す。

   続いて、ただい ま設置されま し た 予 算 特 別 委 員 会 の 委 員 の 選任を行い ま す。

    委 員 会 条 例 第 8 条 第 1項の規定 に よ り、議 長 よ り指名 い た し ま す。

    予 算 特 別 委 員 会 委 員 に、2 番   田 渕 基 次 議 員、4 番   岡 前 治 生 議 員、6 番   木 藤

幹 雄 議 員、8 番、岡 久 和 議 員、1 0 番   高 山 政 信 議 員、1 4 番   船 曵 順 市 議 員、﨑1 6 番   北 川 清 司 議 員、1 8 番   松 井   甫 議 員、2 0 番   千 原 生 造 議 員、2 2 番

大 上 正 司 議 員、2 4 番   山 下 由 美 議 員、以上 1 1 名を指名 し た いと思い ま す。ご異

議あり ませんか。

          (「異議 な し」の声あり )

○ 議 長 ( 東   豊 俊 君 )   ご異議 な しと認め ま す。

    ただい ま指名 い た し ま し た 1 1 名を予 算 特 別 委 員 会 委 員 に 選任することに決し ま

し た。

    委 員 会審査、よろしくお願い し ま す。

   以上で本 日 の 日 程 は全部終了い た し ま し た。

    次 の 本 会 議 は、3 月 1 2 日 午 前 9 時 3 0 分から開 会 い た し ま す。

    本 日 はこれで散会 い た し ま す。

    ご苦労さまでし た。

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          ( 午後5 時 1 2 分  散会 )

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