Aichi-Startup 戦略【概要】 · ②...

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愛知県主力の自動車産業は、CASEMaaS の広がりの中で、100 年に一度の 大変革期を迎え、また、AIIoT/5Gビッグデータといったデジタル技術の 加速度的な進展は、愛知県の産業構造 に大きな変革をもたらしていくことが 見込まれている。 企業、大学、経済団体、支援機関、金融機関 、行政など関係者が取組のベクトルを合わ せた形で、各主体が行うスタートアップ創出・育成・誘致等を支援する政策をパッケージ化 させた、地域総合戦略と位置付け スタートアップの創出、育成、発展の成長ステージや、県外スタートアップの愛知県内展 開のステージなど、成長段階に対応した切れ目のないバックアップメニューを地域の各主体 が連携を図りつつ提供 策定の背景 自動車産業大変革の中でデジタル技術の加速度的な進展に伴う産業構造転換への対応 CASE MaaS ・コネクテッド ・自動運転 ・シェアリング ・EV 化 ・モビリティ サービス 策定の目的 (人工知能) IoT/5G ビッグデータ スタートアップを起爆剤とする 新たなイノベーションの創出 スタートアップ創出・誘致を柱とする地域総合戦略の策定(各主体の政策のパーケージ提供) 「モノづくり融合型」の愛知県独自のスタートアップ・エコシステムの形成 モノづくり企業・最先端技術とスタートアップ企業・最先端ビジネスモデルとの融合 スタートアップ成功体験の地域内での共有化 戦略の方向性 産業経済の歴史的な転換期にあって、 愛知県経済の持続的な成長に向け、 新たなビジネスを生み出し続けていく。 愛知県の強みであるモノづくりの優れた技術とスタートアップの新たなアイデアを 融合させることで、イノベーションを次々と起こす。 それが更なるスタートアップを創出・誘引するインセンティブとなり、成長を拡大 させる好循環(エコシステム)を根付かせる。 目指す姿 新たなビジネスの種となるスタート アップを発掘し、集中的な支援を行う ことで、グローバル市場に挑戦する 企業へと大きく成長 国内外から優れたスタートアップ を呼び込み、県内のモノづくり企業 と有機的に融合させる、双方向型の オープンイノベーションを誘発 好循環 【定性目標】 エコシステム形成のための強固な地域基盤の構築 【定量目標】 ① 年間 10 件以上のスタートアップの本格的市場参入への道筋 ② 年間 10 件以上のスタートアップの海外への本格的事業展開 ③ 年間 10 件以上のスタートアップの県内への本格的事業展開 施策の内容 Aichi-Startup 戦略【概要】 目標年次(2020 年頃) AI (モノのインターネット) (分析的マーケティング) 資料1 自動車産業

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Page 1: Aichi-Startup 戦略【概要】 · ② 年間10件以上のスタートアップの海外への本格的事業展開 ③ 年間10件以上のスタートアップの県内への本格的事業展開

愛知県主力の自動車産業は、CASE、MaaSの広がりの中で、100年に一度の大変革期を迎え、また、AI、IoT/5G、ビッグデータといったデジタル技術の

加速度的な進展は、愛知県の産業構造

に大きな変革をもたらしていくことが

見込まれている。

企業、大学、経済団体、支援機関、金融機関 、行政など関係者が取組のベクトルを合わ

せた形で、各主体が行うスタートアップ創出・育成・誘致等を支援する政策をパッケージ化

させた、地域総合戦略と位置付け

スタートアップの創出、育成、発展の成長ステージや、県外スタートアップの愛知県内展

開のステージなど、成長段階に対応した切れ目のないバックアップメニューを地域の各主体

が連携を図りつつ提供

策定の背景

自動車産業の大変革の中でデジタル技術の加速度的な進展に伴う産業構造転換への対応

CASE + MaaS ・コネクテッド ・自動運転 ・シェアリング ・EV 化

・モビリティ

サービス

策定の目的

(人工知能)

IoT/5G ビッグデータ

スタートアップを起爆剤とする新たなイノベーションの創出

スタートアップ創出・誘致を柱とする地域総合戦略の策定(各主体の政策のパーケージ提供)

「モノづくり融合型」の愛知県独自のスタートアップ・エコシステムの形成

モノづくり企業・最先端技術とスタートアップ企業・最先端ビジネスモデルとの融合

スタートアップ成功体験の地域内での共有化

戦略の方向性

産業経済の歴史的な転換期にあって、

愛知県経済の持続的な成長に向け、

新たなビジネスを生み出し続けていく。

愛知県の強みであるモノづくりの優れた技術とスタートアップの新たなアイデアを融合させることで、イノベーションを次々と起こす。

それが更なるスタートアップを創出・誘引するインセンティブとなり、成長を拡大させる好循環(エコシステム)を根付かせる。

目指す姿

新たなビジネスの種となるスタートアップを発掘し、集中的な支援を行うことで、グローバル市場に挑戦する企業へと大きく成長

国内外から優れたスタートアップを呼び込み、県内のモノづくり企業と有機的に融合させる、双方向型のオープンイノベーションを誘発

好循環

【定性目標】 エコシステム形成のための強固な地域基盤の構築

【定量目標】 ① 年間 10 件以上のスタートアップの本格的市場参入への道筋② 年間 10 件以上のスタートアップの海外への本格的事業展開③ 年間 10 件以上のスタートアップの県内への本格的事業展開

施策の内容

Aichi-Startup 戦略【概要】

目標年次(2020 年頃)

AI

(モノのインターネット) (分析的マーケティング)

資料1

自動車産業

Page 2: Aichi-Startup 戦略【概要】 · ② 年間10件以上のスタートアップの海外への本格的事業展開 ③ 年間10件以上のスタートアップの県内への本格的事業展開

常に3年後を目標年次に置いた、毎年度策定のローリングプランとすることで、Aichi-Startup推進ネットワーク会議(企業、大学、経済団体、支援機関、金融機関、行政等で構成)の各メンバーの

取組を連携・機能分担、事業のベクトルの方向性確保を図り、戦略を進化させていく。

スタートアップ支援の更なる進展に

向けた拠点性の強化と連携の拡大

プラットフォームの構築 2018年

プロモーション強化

Aichi-Startup 戦略の推進体制

戦 略 策 定

様々なスタートアップ支援 プロジェクトの創出・展開 戦略の推進

2020年

(110機関等)

Aichi-Startup 推進ネットワーク会議メンバー

※ コア会議とは、Aichi-Startup 戦略の原案策定に携わった中心メンバー(右メンバー表※のとおり)

ステーションAiプロジェクト

Aichi-Startup 戦略に掲げる支援施策パッケージの実効性を高め、速やかな展開のために不可欠な、中核支援拠点「ステーションAi」とサテライト支援拠点整備による県内全域で支援ネットワークを構築。 [主な事業内容] ・ 早期拠点の開設(2020.1)・ ステーションAiの整備(2021年度中)・ サテライト支援拠点の調査の実施(2019.11~)

海外ネットワークとのネットワーク化

海外スタートアップ支援拠点、大学とのMOU締結を通じた連携事業の展開

[主な事業内容] ・ ビジネス展開、起業家プログラム・ 支援ノウハウ共有・ 学生、スタートアップ企業参入

施策のブラッシュアップ

重点施策

Aichi-Startupコア会議※

Aichi-Startup

推進ネットワーク会議

あいち地域連携ネットワーク

・ あいち自動運転推進コンソーシアム

・ あいちロボット産業クラスター推進協議会・ 愛知県IoT推進ラボ・ 愛知ブランド企業ネットワーク総会・ あいち事業承継ネットワーク・ 商工会・商工会議所 など

スタートアップ企業の創出

あいちスタートアップ・エコシステムの具体化を推進する会議(母体)