ACD-MIS ユーザーズガイド...ACD-MIS ユーザーズガイド Aspire WX...

ACD-MIS ユーザーズガイド

Aspire WX 用アプリケーション

(IP8D-ACDMIS-1)

ご使用の前に、この取扱説明書をよくお読みになり、正しく

お取り扱いください。また、お読みになった後も必要なとき

にすぐに見られるよう大切に保管してください。

重要なお知らせ

i

重要なお知らせ

ご注意

1. 本書および本製品を使用する際は、必ず UNIVERGE Aspire WX の「取扱説明書」をお読みのうえお使いください。

2. 本書の内容の一部または全部を無断転載することは固くお断りいたします。

3. 本書の内容については、将来予告なしに変更することがあります。

4. 本書の内容については万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなど、お気づきの点が

ありましたらご連絡ください。

5. 運用した結果の影響については、4 項にかかわらず責任を負いかねますのでご了承ください。

6. 本製品（ソフトフェアを含む）は日本国内仕様であり、外国の規格等には準拠しておりません。本製品を日本国外で

使用された場合、当社は一切責任を負いかねます。また、当社は本製品に関し海外での保守サービスおよび技術

サポート等は行っておりません。本製品は、輸出貿易管理別表第 1 項に定める輸出規制品に該当する可能性が

あります。日本国外へ持ち出す際には日本国政府の輸出許可等必要な手続きをお取りください。許可手続き等に

あたり特別な資料等が必要な場合には、お買い上げの販売店または、お近くの当社営業拠点にご相談ください。

アフターサービスについて

1. 万一、故障の際は、弊社の保証規定にもとづき修理させていただきます。

2. 使用上の不明な点やプログラムの変更、あるいは故障が発生した場合は、お買い求めの販売店にお問い合わせく

ださい。

※ お買い求めの販売店にご依頼になれない場合には、下記にお問合せください。

NEC キーテレフォンインフォメーションセンター

E-mail： [email protected]

ソフトウェアに関する条件

本製品（ソフトフェアを含む）のご使用にあたっては、パソコンへインストール時に表示される使用許諾契約が適用される

ものとします。

登録商標について

Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。

UNIVERGE は、日本電気株式会社の登録商標です。Aspire は、NEC プラットフォームズ株式会社の登録商標です。

その他、記載されている会社、製品名は、各社の商標および登録商標です。

なお、本書では TM、©、®マークは明記しておりません。

© NEC Platforms, Ltd. 2018-2020

NEC プラットフォームズ株式会社の許可なく複製・改変などを行うことはできません。

はじめに

ii

はじめに

本システムは、Aspire WX（主装置）または Aspire UX（主装置）から受信したオペレータ管理コマンドをもとに、ACD 電話

機の状態をグループ別、オペレータ別にリアルタイム表示することや、データベースから時間別、日別、月別などで集計

して印刷/CSV 出力が可能な電話応対業務支援アプリケーションシステムです。

本書では、本システムの概要、機能、使用方法、注意事項などに関して説明しています。システムのご利用前に、また、

ご使用中に不明な点があるときにお読みいただき、本システムとともに末永くお役立てください。

使用上のご注意

注意

本製品の故障、誤動作、不具合、あるいは停電時の外部要因によって生じた損害等の純粋経済損失につきま

しては、当社は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

本製品はバージョンごとに対応する Aspire WX のメインソフトウェアバージョンが異なります。本製品をインスト

ールする前に、Aspire WX のバージョンをご確認ください。

ACD-MIS バージョン対応メインソフトウェアバージョン

Ver.2.00 Ver.3.10.00 以降

Ver.1.00 Ver.1.00.00～3.00.00

ACD-MIS は電話応対業務を行う上での支援ツールですので、集計、出力されたデータは電話応対業務用向け

のデータとなります。賃金計算等にはご使用できません。

ACD-MIS を 24 時間連続稼動する場合には、24 時間連続稼動を保証するパソコンを使用してください。また安

定稼動のためには定期的なパソコンリセットを推奨します。

パソコンのシステムスタンバイや休止設定などの省電力機能は設定しないでください。本システムの運用に支

障がでるおそれがあります。

停電等による電源断でシステムが正常に終了できなかった場合には、処理途中のデータは保存されません。停

電等の対策には UPS（無停電電源装置）をご利用ください。

ACD-MIS 動作中に、シャットダウン、再起動、サインアウト(ログオフ)を行うとデータが保存されません。ACD-

MIS を終了してから、シャットダウン、再起動、サインアウト(ログオフ)を行ってください。

ACD-MIS をご使用になるパソコンには、ACD-MIS 以外のアプリケーションをインストールしないでください。他

のアプリケーションをインストールされますと、正常な運用ができなくなるおそれがあります。

パソコンの時刻は、Aspire WX（主装置)または Aspire UX（主装置)に同期して自動的に設定されます。運用中に

は、パソコンの時刻を変更しないでください。また、サーバーに同期するなどして自動的にパソコンの時刻を更

新するような設定を行わないでください。（外線着信 1000 回ごとに主装置と時刻同期します。）

インストールおよび使用には、Windows の権限が必要です。

インストール：Administrator 権限が必要

使用：Administrator 権限が必要

本システムは Windows の文字サイズ設定が 100％（96 DPI）の場合に最適に表示されます。文字サイズを変更

している場合は、一部文字が表示されない場合があります。

ACD-MIS で管理できる 1 日あたりの呼数は、最大 30,000 呼です。

データの容量は 1GB に制限されています。データベースのファイルサイズが 800MB を超えた場合、「ディスク

容量が不足しています。データベースを整理してください。」の警告メッセージが表示されます。この場合、「デー

タの削除」で古いデータを削除してください。

主装置との通信が切断された場合、ACD-MIS は自動的に再接続を試みます。ただし、切断中のデータは破棄

されます。データが破棄された場合、モニタリング画面の表示、帳票のデータに不整合が発生する場合がありま

す。モニタリング画面の表示の不整合を解消するには、すべてのオペレータをログアウトし、再度ログインする

必要があります。

主装置の設定に関しては、お買い求めの販売店にご連絡ください。

ACD-MIS で印刷、CSV 出力可能な漢字コードは JIS 第一、第二水準です。これ以外の漢字コードが含まれる

場合は、印刷、CSV ファイルが文字化けします。

本製品をインストールした PC にプロキシサーバー設定がされている場合、Aspire WX への接続に失敗すること

があります。Internet Explorer や Windows のプロキシ設定にて「ローカルアドレスにはプロキシサーバーを使用

しない」にチェックを入れ、接続先の Aspire WX IP アドレスにはプロキシ設定を使用しないように設定してくださ

い。

はじめに

iii

本書の使いかた

本書をより活用していただくために、本書の使いかたをご紹介します。

本書の構成

はじめに

本システムの概要や、お使いになるために必要な環境など、基本的な情報を記載していますので本書をお使いになる前

に、必ずお読みください。

『はじめに』(⇒P.ii)を参照

セットアップ

アプリケーションをインストールする方法や起動／終了のしかたなどを記載しています。

以前のバージョンの ACD-MIS がすでにインストールされている場合は、アンインストールを行ってください。

『セットアップ』(⇒P.1-1)を参照

システム設定

本システムを使用するために必要な設定を記載しています。

またモニタリング画面で表示される各情報に関する設定のしかたを記載しています。これらは、システムを運用するため

に必要な準備なので、必ず行ってください。『システム設定』(⇒P.2-1)を参照

モニタリング

モニタリング画面における各部の見かたについて記載しています。『モニタリング』(⇒P.3-1)を参照

レポートの出力

出力条件の設定や出力の種類、具体的な出力を記載しています。

またデータ出力に関する条件の設定、出力方法の選択、レポートの出力例を記載しています。『レポートの出力』(⇒P.4-1)を参照

付録

項目の算出方法、用語集、困ったときにはなどを記載しています。『モニタリング画面の項目と算出方法』(⇒P.付-2)を参照

『用語集』(⇒P.付-5)を参照

『困ったときには』(⇒P.付-7)を参照

はじめに

iv

本書で使用するマークについて

本マニュアルの中で使用しているマークの意味について説明します。

マーク内容

注意

注意：気を付けていただきたいことが書かれています

この注意を守らないと、操作がうまくできなかったり、思うように進まないことがあります。

注意は必ず守ってください。

こんなときは

参考：ちょっと困ったときのアドバイスなどが書かれています

本書に書かれているとおりに操作しても、主装置の設定などによっては、書かれている

内容と違うことが起きる場合があります。このようなときに、迷わないためのアドバイス

が書かれています。

また、ちょっと違う使い方をするときのヒントなどが書かれています。

本書における表現について

「クリックする」、「ダブルクリックする」という記載は、マウスの左ボタンでクリック／ダブルクリックすることを意味します。

右ボタンでクリックする場合には「右クリックする」と記載しています。

目次

v

目次

ACD-MIS について ............................................................................................. 序-1

AIC ログインについて .................................................................................................... 序-2

動作環境 ............................................................................................................. 序-3

ACD-MIS を利用するために ............................................................................. 序-5

セットアップ ....................................................................................................... 1-1

インストールの準備 ......................................................................................................... 1-2

インストールのしかた ...................................................................................................... 1-3

アンインストールのしかた............................................................................................... 1-6

ACD-MIS の起動終了のしかたとモニタリング画面 ...................................................... 1-9

ACD-MIS の起動 ....................................................................................................................... 1-9

ACD-MIS の終了..................................................................................................................... 1-10

モニタリング画面の見かた ..................................................................................................... 1-12

通信設定の初期登録 ....................................................................................................... 1-15

通信エラーについて ....................................................................................................... 1-17

通信エラーの表示について ..................................................................................................... 1-17

再接続をする ........................................................................................................................... 1-17

システム設定 ....................................................................................................... 2-1

システム設定の流れ ......................................................................................................... 2-2

システム設定メニューについて ....................................................................................... 2-4

システム名称設定 ...................................................................................................................... 2-4

ACD グループ設定 ................................................................................................................... 2-5

オペレータ情報設定 .................................................................................................................. 2-6

即応呼設定 ................................................................................................................................ 2-7

通信設定 .................................................................................................................................... 2-8

ダイヤルイン番号設定 .............................................................................................................. 2-9

あふれ警報音源設定 ................................................................................................................ 2-11

発信元グループ設定 ................................................................................................................ 2-13

監督台の状態反映設定 ............................................................................................................ 2-16

自動終了設定 ........................................................................................................................... 2-17

集計ファイル自動出力設定 ..................................................................................................... 2-18

データベースの退避 ................................................................................................................ 2-18

データベースの復元 ................................................................................................................ 2-19

パソコンの交換 ....................................................................................................................... 2-20

データベースの容量 ................................................................................................................ 2-21

モニタリング ....................................................................................................... 3-1

各画面の見かた ................................................................................................................ 3-2

モニタリング画面の構成 ........................................................................................................... 3-2

ACD グループモニタリング画面 .............................................................................................. 3-3

オペレータモニタリング画面 .................................................................................................... 3-5

目次

vi

セル拡大機能 ............................................................................................................................. 3-9

状態変更の色設定 .................................................................................................................... 3-11

ハードコピー機能 .................................................................................................................... 3-12

AIC ログイン時の画面表示の見かた .............................................................................. 3-13

ログイン表示 ........................................................................................................................... 3-13

状態表示 .................................................................................................................................. 3-14

レポート出力の見かた ............................................................................................................ 3-15

レポートの出力 ................................................................................................... 4-1

レポート出力機能 ............................................................................................................. 4-2

発信・着信運用状況の場合 ....................................................................................................... 4-3

着信接続時間詳細の場合 ........................................................................................................... 4-4

オペレータ応対状況の場合 ....................................................................................................... 4-6

ダイヤルイン別運用状況の場合 ................................................................................................ 4-8

発信元別着信状況の場合 ......................................................................................................... 4-10

CSV 出力について .................................................................................................................. 4-11

レポートの出力例 .................................................................................................................... 4-12

付録..................................................................................................................... 付-1

モニタリング画面の項目と算出方法 ............................................................................... 付-2

ACD グループモニタリング画面 ............................................................................................ 付-2

オペレータモニタリング画面 .................................................................................................. 付-3

用語集 .............................................................................................................................. 付-5

困ったときには ............................................................................................................... 付-7

ACD-MIS について

序-1


本システムの構成をご紹介します。

ACD-MIS は、Aspire WX（主装置)または Aspire UX（主装置)とパソコンを接続して、主装置から送信される ACD 電話機

の状況をリアルタイムでパソコン画面に表示することや、その情報をデータベースで管理することで、集計、出力をするこ

とができます。

主装置には ACD-MIS をインストールしたパソコン（ライセンス必要）を最大 8 台接続することが可能です。

1 台の ACD-MIS で管理可能な ACD グループは最大 16 グループです。

また、1 つの ACD グループを複数のパソコンから管理することができます。

1 台の ACD-MIS で管理可能なオペレータ数は最大 500 人です。

また１つの ACD グループあたりの管理可能なオペレータ数は最大 100 人です。AIC ログインの場合も、ログインしている

各 ACD グループで最大 100 人となります。

ACD-MIS アプリケーションとは

グループごとやオペレータごとに、運用状況、

通話時間、即応率などの詳細通話情報を状況

に応じて集計、印刷/CSV 出力できます。

ACD-MIS データベースとは

オペレータ情報やシステム設定などのマスタ

データと通話情報などのトランザクションデー

タを格納できます。


序-2

AIC ログインについて

Aspire には、ACD ログインと AIC ログインがあります。

どちらを使用するかは、工事段階で設定します。設定については販売店にお問い合わせください。

ACD ログイン：

一般的なログイン方式です。

ACD オペレータが使用する電話機に、時間帯に合わせてログインする ACD グループをあらかじめ工事段階で設定しま

す。設定された ACD グループにのみログインできます。

AIC（Agent ID Code）ログイン：

AIC ログインする電話機は、あらかじめ工事段階で設定します。

ACD オペレータがログイン時に、AIC ログインコードを入力しログインします。

ログインする ACD グループは AIC ログインコードにて決まり、複数の ACD グループに同時にログインすることができ

ます。

AIC コードにて複数の ACD グループに同時ログインした場合の EMG コールは、AIC コードごとに設定された「デフォル

ト ACD グループ」の監督台に通知されます。

AIC ログイン設定された電話機では、ACD ログインできません。

動作環境

序-3

動作環境

ACD-MIS を利用するパソコンは、以下の条件を満たす環境が必要です。

また、ACD-MIS は日本語 OS のみ対応しております。

対応 OS：

Windows 8.1 (32 bit/64 bit)

Windows 8.1（無印）/ Pro / Enterprise

Windows 10 (32 bit/64 bit)

Home / Pro / Enterprise / Education

※Microsoft のサポートが終了している Windows バージョンについては、サポート対象外となります。

CPU： Windows の要件による

メモリ： Windows の要件による

HD 容量： 10GB 以上の空き容量

こんなときは

パソコンに Microsoft .Net Framework 4.5.2 がインストールされていない場合は、ACD-MIS のインストーラ

ーで Microsoft .Net Framework 4.5.2 がインストールされます。Microsoft .Net Framework 4.5.2 の必要空き

容量は 4.5GB です。

ディスプレイ： 1024×768 ピクセル、High Color（16 ビット）以上の解像度を推奨

LAN ポート： 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T

プリンター： A4 サイズの印刷が可能なプリンター

注意

ACD-MIS をご使用になるパソコンには、ACD-MIS および ACD-MIS グラフィックビューア以外のアプリケーション

をインストールしないでください。他のアプリケーションをインストールされますと、正常な運用ができなくなるおそ

れがあります。

停電等による電源断でシステムが正常に終了できなかった場合には、処理途中のデータは保存されません。停

電等の対策には UPS（無停電電源装置）をご利用ください。

パソコンの時刻は、Aspire WX（主装置)または Aspire UX（主装置)に同期して自動的に設定されます。運用中に

は、パソコンの時刻を変更しないでください。また、サーバーに同期するなどして自動的にパソコンの時刻を更新

するような設定を行わないでください。（外線着信 1000 回ごとに主装置と時刻同期します。）

インストールおよび使用には、Windows の権限が必要です。

インストール： Administrator 権限が必要

使用： Administrator 権限が必要

(次頁に続く)

動作環境

序-4

注意

(前頁からの続き)

本システムは Windows の文字サイズ設定が 100％（96 DPI）の場合に最適に表示されます。文字サイズを変更

している場合は、一部文字が表示されない場合があります。

文字サイズの変更方法（Windows 10 の場合の例）：

1. [スタート]メニューの[設定] をクリックします。

2. [システム] → [ディスプレイ]をクリックします。

3. 「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」のスライドバーを[100％(推奨)]と表示される位置に

移動します。

文字サイズの変更方法（Windows 8.1 の場合の例）：

1. デスクトップで右クリックし、“個人設定(R)”を選択します。

2. “ディスプレイ”をクリックします。

3. 「すべての項目のサイズを変更する」にて、“小-100％(既定)(S)”を選び、“適用(A)”をクリックします。

ACD-MIS をインストールした PC にプロキシサーバー設定がされている場合、Aspire WX への接続に失敗するこ

とがあります。Internet Explorer や Windows のプロキシ設定にて「ローカルアドレスにはプロキシサーバーを使

用しない」にチェックを入れ、接続先の Aspire WX IP アドレスにはプロキシ設定を使用しないように設定してくだ

さい。。

ACD-MIS を利用するために

序-5

ACD-MIS を利用するために

セットアップ

主装置と接続しているパソコンにアプリケーションをインストールしま

す。

『セットアップ』(⇒P.1-1)参照

システム設定

各種情報の設定をします。

『システム設定』(⇒P.2-1)参照

モニタリング

モニタリング画面に情報が表示されます。

『モニタリング』(⇒P.3-1)参照


情報を印刷／CSV 出力します。

『レポートの出力』(⇒P.4-1)参照

セットアップ

1-1

セットアップ

インストールの準備 ......................................................................................................... 1-2

インストールのしかた ...................................................................................................... 1-3

アンインストールのしかた............................................................................................... 1-6

ACD-MIS の起動終了のしかたとモニタリング画面 ...................................................... 1-9

通信設定の初期登録 ....................................................................................................... 1-15

通信エラーについて ....................................................................................................... 1-17

インストールの準備

1-2

インストールの準備

以前のバージョンの ACD-MIS がすでにインストールされている場合は、アンインストールを行ってください。

アンインストール手順は、インストール済みの ACD-MIS（以前のバージョン）のユーザーズガイドを参照してください。

こんなときは

ACD-MIS のインストール状況は、「コントロールパネル」 → 「プログラム」の「プログラムと機能」にて確認できま

す。

ACD-MIS のバージョンは、[ヘルプ（H）]の[バージョン情報（A）]にて確認できます。

注意

旧バージョンの ACD-MIS がすでにインストールされているパソコンに、ACD-MIS を上書きまたは追加インストー

ルを行った場合、正常に動作しない場合があります。

インストールのしかた

1-3


Windows 10 (64bit)を例に、説明します。

1. パソコンの電源を入れ、Windows を起動します。

Administrator 権限のあるユーザーでサインインしてください。

2. 他のアプリケーションを終了する。

3. CD-ROM の内容を表示します。

パソコンの CD ドライブに ACD-MIS の CD-ROM をセットします。

[エクスプローラー]の[PC]から CD ドライブを開いて、CD-ROM の内容を表示します。

4. [setup.exe]をダブルクリックします。

ACD-MIS セットアップウィザードが起動します。

インストール先のパソコンに ACD-MIS を使用するに必要なアイテムがインストールされていない場合は下記の画

面が開きます。ACD-MIS を使用するに必要なアイテムがインストールされている場合は、手順 6 へ進みます。

こんなときは

Microsoft .NET Framework 4.5.2 をインストールする場合、パソコンの再起動が必要になります。再起動後

にサインインすると自動的に ACD-MIS のインストールが再開されます。

5. [インストール]ボタンをクリックします。

表示されたアイテムのインストールが始まります。画面の指示に従いアイテムのインストールを完了してください。

6. アイテムのインストールが完了すると次の画面が表示されます。

注意

ACD-MIS Ver.2.00 は、Aspire WX Ver.3.10.00 以降にのみ接続できます。インストールする前に、Aspire WX のバ

ージョンをご確認ください。 ACD-MIS バージョン対応メインソフトウェアバージョン

Ver.2.00 Aspire WX Ver.3.10.00 以降

Ver.1.00 Aspire WX Ver.1.00.00～Ver.3.00.00


1-4

7. [次へ(N)>]ボタンをクリックします。

[キャンセル]ボタンをクリックするとセットアップを中止します。

【使用許諾契約】画面が表示されます。

8. 使用許諾契約を読んだ後、使用許諾契約の全条項に同意する場合は、[使用許諾契約の全条

項に同意します(A)]を選択し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。


[<戻る(B)]ボタンをクリックすると前の画面に戻ります。

【主装置機種選択】画面が表示されます。

9. 接続する主装置を選択して、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。



【インストール先の選択】画面が表示されます。


1-5

10. [次へ(N)>]ボタンをクリックします。

インストール先を変更する場合は、[変更]ボタンをクリックし、インストール先のフォルダーを指定します。



【インストール準備の完了】画面が表示されます。

11. [インストール]ボタンをクリックします。

インストールが始まります。



12. インストールが完了すると次の画面が表示されます。

13. [完了]ボタンをクリックします。

インストールを終了し、コンピューターを再起動します。

注意

コンピューターを再起動せずに ACD-MIS ソフトを動作させた場合、正常に動作しません。

これでインストールが完了しました。

アンインストールのしかた

1-6


Windows 10 (64bit)を例に、説明します。

1. Windows を起動し、「管理者」、もしくは Administrator 権限を持ったユーザーアカウン

トでサインインします。

2. [スタート]メニューから[設定] を選択します。

3. [アプリ]をクリックします。


1-7

4. インストールされているプログラムの中から、ACD-MIS を選択します。

5. [アンインストール] をクリックします。


7. [はい (Y)] をクリックします。

[いいえ（N）] ボタンをクリックすると、アンインストールを中止します。

8. アンインストールが始まります。

[キャンセル]ボタンをクリックすると、アンインストールを中止します。


1-8

9. [完了]ボタンをクリックします。

アンインストールが完了します。

注意

ACD-MIS のアンインストールを行っても、取得したデータおよび設定データ、ログ等のファイルは保持されていま

す。

ファイルを完全に削除する場合は、インストール先のフォルダーを削除してください。

（インストール時にインストール先のフォルダーを変更していない場合、C:\Program Files\NEC\ACD-MIS また

は、C:\Program Files (x86)\NEC\ACD-MIS)

設定を完全に削除することはできません。

こんなときは

Windows 8.1 をご使用の場合は、以下の手順でアンインストールしてください。

1. Windows を起動し、「管理者」、もしくは Administrator 権限を持ったユーザーアカウントでサインインしま

す。

2. [コントロールパネル] の内容を表示します。

3. [プログラム] → [プログラムと機能] をクリックします。

4. インストールされているプログラムの中から、ACD-MIS を選択します。


6. [はい (Y)] をクリックします。

ACD-MIS の起動終了のしかたとモニタリング画面

1-9


ACD-MIS の起動/ 終了のしかたとモニタリング画面の見かたを説明します。

ACD-MIS の起動

ACD-MIS を起動しモニタリング画面を表示します。『モニタリング画面の見かた』(⇒P.1-12)

注意

ACD-MIS をはじめて起動したときは、通信設定登録ウィンドウが表示されます。

『通信設定の初期登録』(⇒P.1-15)

ACD-MIS の起動時に通信エラーが発生することがあります。

『通信エラーについて』(⇒P.1-17)

アイコンから起動

1. デスクトップにある［ACD-MIS］のアイコンをダブルクリックします。

ACD-MIS が起動します。

こんなときは

Windows 8.1 でデスクトップに移動するには、スタート画面にある「デスクトップ」タイルをクリックするか、

Windows ロゴキーと“D”を同時に押します。


1-10

スタートメニューから起動

1. [スタート]メニューを表示します。

こんなときは

Windows 8.1 は、スタート画面の画面下の○↓ をクリックします。

2. NEC の「ACD-MIS」を選択します。

ACD-MIS が起動します。

こんなときは

ACD-MIS を起動する際に

本製品を起動する際に、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか？」というダイアログが

表示されることがあります。

ここでは「はい（Y）」をクリックしてください。

ACD-MIS の終了

手動で終了

1. [ファイル（F）]メニューから[終了（Q）]を選択します。

2. [はい（Y）]ボタンをクリックします。

終了の確認メッセージが表示されます。

[いいえ（N）]ボタンをクリックすると、ACD-MIS の終了を中止します。


1-11

3. メッセージが表示されて終了します。

下のメッセージが表示され、処理が完了するとアプリケーションが終了します。

注意

ACD-MIS は、終了時にデータベースに書きこみを行います。メッセージが表示されている間は他の操作をしない

でください。

ACD-MIS 動作中に、シャットダウン、再起動、サインアウト(ログオフ)を行うとデータが保存されません。本操作

にて ACD-MIS を終了してから、シャットダウン、再起動、サインアウト(ログオフ)を行ってください。

設定時刻で自動終了

設定時刻に自動で ACD-MIS を終了します。

毎日同じ時刻に ACD-MIS を自動で終了し、締め処理を行う場合に使用します。

『自動終了設定』(⇒P.2-17)

1. 設定時刻の 1 分前からカウントダウンを表示します。

終了処理を中止するには[キャンセル]ボタンを押します。

2. メッセージが表示されて終了します。

設定時刻になると下のメッセージが表示され、処理が完了するとアプリケーションが終了します。

注意

カウントダウンが開始される時刻に、他の設定メニューを開くなどの操作が行われていた場合、自動終了動作は

キャンセルされます。この場合は、手動にて ACD-MIS の終了作業を行ってください。

ACD-MIS の起動は、手動で行ってください。


1-12

モニタリング画面の見かた

モニタリング画面について

本システムを起動したとき、最初に表示される画面をモニタリング画面と呼びます。モニタリング画面は ACD-MIS のメイ

ン画面となります。刻々と変化する ACD 電話機の状態をリアルタイムで表示します。

1. メニューバー

業務の終了、各種システム設定、集計など各メニューを選択できます。

『メニュー項目一覧』(⇒P.1-13)

2. ACD グループモニタリング画面（現状表示画面）

現在のグループごとの状態を表示します。

『現状表示画面の見かた』(⇒P.3-3)

3. ACD グループモニタリング画面（当日応答集計表示画面）

当日のグループごとの通話内容結果の内訳を表示します。

『当日応答集計表示画面の見かた』(⇒P.3-4)

4. オペレータモニタリング画面

現在のオペレータの状態と当日のオペレータの通話内容結果の内訳を表示します。

『オペレータモニタリング画面の見かた』(⇒P.3-5)

①

② ③

④


1-13

メニュー項目一覧

メニューバーの項目をクリックすると、下位のメニューが表示されます。それぞれの下位メニューをクリックすると、各種の

指示を実行します。

メニュー下位メニュー内容

ファイル（F）データベースの退避（B）集計データ、マスターDB のバックアッ

プを行います。

データベースの復元（R）集計データ、マスターDB のバックアッ

プを復元します。

データ削除データの削除を行います。

終了（Q） ACD-MIS を終了します。

モニタリング（M）セル拡大選択したセルを別ウィンドウ化します。

状態変更の色設定オペレータの状態の表示色を設定しま

す。

縞模様表示 ACD グループモニタリング画面、オペ

レータモニタリング画面で、行の色を交

互に変更して表示します。

ハードコピー（P）画面のハードコピーができます。

集計・出力（E）締め処理[前回日時： ] ACD-MIS 稼動中に締め処理を行いま

す。

発信・着信運用状況外線の発信、着信の状況に条件を設

定し、帳票出力/CSV 出力できます。

着信接続時間詳細外線着信に対して応答するまでの時間

に条件を設定し、帳票出力/CSV 出力

できます。

オペレータ応対状況オペレータ別の応対状況に条件を設定

し、帳票出力/CSV 出力できます。

ダイヤルイン別運用状況ダイヤルイン番号別の応対状況に条

件を設定し、帳票出力/CSV 出力でき

ます。

発信元別着信状況発信元別の応対状況に条件を設定し、

帳票出力/CSV 出力できます。

システム設定（S）システム名称設定システムに名称をつけることができま

す。

ACD グループ設定 ACD グループの設定を行います。

オペレータ情報設定オペレータ情報の設定を行います。

即応呼設定即応呼の設定を行います。

通信設定通信の設定を行います。

ダイヤルイン番号設定ダイヤルイン番号の設定を行います。

あふれ警報音源設定あふれ警報音源の設定を行います。

発信元グループ設定発信元グループの設定を行います。

監督台の状態反映設定監督台の設定を行います。


1-14

メニュー下位メニュー内容

自動終了設定 ACD-MIS の自動終了の設定を行いま

す。

集計ファイル自動出力設定締め処理時に CSV ファイルを出力す

る設定を行います。

ヘルプ（H）バージョン情報（A） ACD-MIS のバージョン情報を表示しま

す。

再接続通信エラーの際、主装置と再接続しま

す。

ヘルプ ON マウスカーソル位置でのヘルプ表示を

行います。

通信設定の初期登録

1-15


ACD-MIS を最初に起動したときに行う設定について説明します。

1. デスクトップのアイコンをダブルクリックして、ACD-MIS を起動します。

通信設定登録ウィンドウが表示されます。

こんなときは

[スタート]メニューから ACD-MIS を起動することも出来ます。

『ACD-MIS の起動』(⇒P.1-9)

2. 主装置 IP アドレスを入力します。

3. 主装置ポート番号を入力します。

注意

IP アドレスとポート番号、ポート番号（認証用）は、必ず主装置の設定に合わせてください。

こんなときは

ポート番号、ポート番号（認証用）は[▲]/[▼]ボタンを使って設定することもできます。

登録後は起動時に通信設定をする必要はありません。

4. 通信タイムアウト時間(0 ～ 255)を設定します。

注意

主装置からの下りデータが存在しない場合に、この通信タイムアウト間隔で ACD-MIS はパケット送出を行

い、主装置との接続確認を行います。0 秒を設定した場合は接続確認を行わないため、通信エラー発生時

の自動再接続ができない場合があります。


1-16

5. [登録]ボタンをクリックします。

入力された値が登録されます。

[キャンセル]ボタンをクリックすると、登録を中止してモニタリング画面が表示されます。

注意

設定を登録していない場合は正常に運用できません。また、次回の起動時に再度、通信設定登録ウィンドウが

表示されます。

こんなときは

[システム設定]メニューの[通信設定]で登録することもできます。

通信エラーについて

1-17


通信エラーへの対処について説明します。

通信エラーの表示について

ACD-MIS を起動したとき、または稼動中に通信エラーが発生する場合があります。

画面の右下の通信ステータスのメッセージ「通信エラー」に変化します。

ＬＡＮ配線や主装置のリセットなどの外部要因を確認後、再接続を行う必要があります。

再接続をする

1. [システム設定（S）]をクリックします。

下位メニューが表示されます。

2. [通信設定]をクリックします。

3. 主装置の IP アドレス、ポート番号を再度確認します。

注意

主装置の設定が分からないときは、お買い求めの販売店までお尋ねください。

4. [ヘルプ（H）]をクリックします。

下位メニューが表示されます。

5. [再接続]をクリックします。

こんなときは

[再接続]は、通常時選択できません。通信エラー発生時のみ選択することができます。

6. 画面右下の通信ステータスが「通信中」に戻れば再接続は成功です。


1-18

こんなときは

通信エラーが発生すると ACD-MIS は 30 秒間隔で 3 回の接続トライを行います。さらに通信エラーが継続する

場合に「通信エラー」の表示を行い、1 分間隔の接続トライを接続復旧まで実行します。

システム設定

2-1

システム設定

システム設定の流れ ......................................................................................................... 2-2

システム設定メニューについて ....................................................................................... 2-4

システム設定の流れ

2-2


システム設定のメニューを呼び出します

各設定メニューをモニタリング画面から呼び出します。

『システム設定メニューについて』(⇒P.2-4)参照

システム名称の設定をします

タイトルバーに表示されるシステムの名称を登録します。

『システム名称設定』(⇒P.2-4)参照

ACD グループの設定をします

ACD グループの名称を登録します。

『ACD グループ設定』(⇒P.2-5)参照

オペレータ情報を設定します

画面表示、集計に必要なオペレータ情報を登録します。また、ログイ

ン ID の桁数は主装置に合わせる必要があります。

『オペレータ情報設定』(⇒P.2-6)参照

即応呼の設定をします

即応呼の時間を秒単位で設定します。

『即応呼設定』(⇒P.2-7)参照

通信の設定をします

主装置から情報を受信するための設定をします。

『通信設定』(⇒P.2-8)参照

ダイヤルイン番号を設定します

ダイヤルイン番号ごとに集計するための情報を設定します。

『ダイヤルイン番号設定』(⇒P.2-9)参照

あふれ警報音源の設定をします

あふれ警報音源を鳴らすための条件を設定します。

『あふれ警報音源設定』(⇒P.2-10)参照


2-3

発信元グループを設定します

発信元グループごとに集計するために、発信元グループの名称とグ

ループに所属する番号を登録します。

『発信元グループ設定』(⇒P.2-13)参照

監督台の設定をします

監督台の設定する内線番号を登録します。

『監督台の状態反映設定』(⇒P.2-16)参照

自動終了の設定をします

ACD-MIS の自動終了時刻を設定します。

『自動終了設定』(⇒P.2-17)参照

自動集計ファイル出力の設定をします

締め処理時に CSV ファイルを出力するかどうかを設定します。

『集計ファイル自動出力設定』(⇒P.2-17)参照

システム設定メニューについて

2-4


ACD-MIS を運用する上で必要な情報を設定します。

注意

モニタリング画面への表示、主装置からのデータ収集はシステム設定前では正常に行うことはできません。必ず

運用前に行ってください。

1. ACD グループモニタリング画面のメニューから[システム設定（S）]をクリックします。

2. 各設定メニューをクリックして設定画面を呼び出します。

システム名称設定


2. [システム名称設定]をクリックします。

3. システム名称を入力します。

システム名称：半角、全角ともに最大 20 文字まで入力することができます。

4. [設定]ボタンをクリックします。

入力されたシステム名称が設定されます。

[キャンセル]ボタンをクリックすると設定を中止します。

こんなときは

設定されたシステム名称は、ACD グループモニタリング画面およびオペレータモニタリング画面のタイトル

バーに表示されます。

ACD-MIS で印刷、CSV 出力可能な漢字コードは JIS 第一、第二水準です。システム名称に、これ以外の

漢字コードが含まれる場合は、印刷、CSV ファイルが文字化けします。


2-5

ACD グループ設定


2. [ACD グループ設定]をクリックします。

3. 表示する ACD グループの表示欄をクリックします。（最大 16 グループ）

選択した表示欄をもう一度クリックすると、選択が解除されます。

4. 選択した ACD グループの名称を入力します。

ACD グループ名：全角 10 文字（半角 20 文字）まで入力することができます。


入力された ACD グループの名が設定されます。


こんなときは

登録された ACD グループ名はオペレータモニタリング画面の ACD グループタブに表示されます。

ACD-MIS で印刷、CSV 出力可能な漢字コードは JIS 第一、第二水準です。ACD グループ名に、これ以

外の漢字コードが含まれる場合は、印刷、CSV ファイルが文字化けします。


2-6

オペレータ情報設定


2. [オペレータ情報設定]をクリックします。

3. オペレータ情報を設定します。

設定画面下部のリストボックスには現在登録されている情報が表示されます。

情報をクリックすることで選択し、情報の登録/ 更新/ 削除を行うことができます。

オペレータ ID：オペレータ ID を入力します。半角数字 10 桁まで入力可能です。

オペレータ名：オペレータ名を入力します。半角、全角ともに 10 文字まで入力可能です。

情報を新しく登録したい場合は、「情報を新規に登録する場合」に進んでください。

情報を更新したい場合は、「情報の更新を行う場合」に進んでください。

情報を削除したい場合は、「情報の削除を行う場合」に進んでください。

こんなときは

ログイン ID と一致したオペレータ ID が登録されている場合、モニタリング画面にオペレータ名称が表示されま

す。ACD-MIS ではオペレータ情報を ID で管理しています。

ACD-MIS で印刷、CSV 出力可能な漢字コードは JIS 第一、第二水準です。オペレータ名に、これ以外の漢字

コードが含まれる場合は、印刷、CSV ファイルが文字化けします。

情報を新規に登録する場合

1. オペレータ ID とオペレータ名を入力します。

こんなときは

オペレータ ID 桁数は、主装置で設定されている ID コード桁数（最大 10 桁）と合わせてください。

主装置側でログイン時に入力した ID コードが ACD-MIS 側に登録されていない場合、正しく表示されませ

ん。また、主装置側でログインしていない状態での発信、応答情報は集計されません。


入力された情報が登録され、リストボックスに表示されます。

[閉じる]ボタンをクリックすると入力した情報は設定されずに画面を閉じます。


2-7

情報の更新を行う場合

1. リストボックスに表示されている情報から更新したい情報をクリックします。

選択したリストボックスの情報が反転表示され、オペレータ ID とオペレータ名に選択した情報が表示されます。

こんなときは

選択された情報をもう一度クリックすると、選択が解除されます。

2. オペレータ名を変更します。

3. [更新]ボタンをクリックします。

選択した情報が更新されます。


こんなときは

オペレータ ID の更新はできません。

新しいオペレータ ID で新規に登録してください。

情報の削除を行う場合


選択したリストボックスの情報が反転表示され、オペレータ ID とオペレータ名に選択した情報が表示されます。

こんなときは


2. [削除]ボタンをクリックします。

選択した情報が削除されます。

[いいえ（N）]ボタンをクリックすると削除を中止します。



即応呼設定


2. [即応呼設定]をクリックします。


2-8

3. 即応呼の時間を入力します。

即応呼の時間は秒で設定します。初期値は 30 秒で、0 秒～ 999 秒まで設定することができます。


入力された即応呼が設定されます。


こんなときは

即応呼とは、電話機が鳴ってから「即応呼設定」で設定した時間内にオペレータが応答することができたと

きの呼（通話）のことです。

通信設定


2. [通信設定]をクリックします。

3. 主装置 IP アドレスを入力します。

4. 主装置ポート番号を入力します。

主装置 IP アドレス：主装置の IP アドレスを指定します。主装置と設定を合わせてください。

主装置ポート番号：主装置のポート番号を指定します。主装置と設定を合わせてください。

主装置ポート番号（認証用）：主装置の認証用ポート番号を指定します。主装置と設定を合わせてください。

こんなときは

主装置の設定に関しては、お買い求めの販売店までお問い合わせください。

起動時に設定していれば、もう一度設定する必要はありません。

ポート番号、ポート番号（認証用）は[▲]/[▼]ボタンを使って設定することもできます。

5. 通信タイムアウト時間を入力します。

通信エラー発生時に「通信タイムアウト時間」の間隔で主装置との接続確認を行います。


入力された値が設定されます。


2-9


注意

通信設定は主装置と合わせる必要があるので、設定後は主装置側の設定を変更しないでください。

ダイヤルイン番号設定


2. [ダイヤルイン番号設定]をクリックします。

3. ダイヤルイン番号情報を設定します。

設定画面下部のリストボックスには現在登録されている情報が表示されます。

情報をクリックすることで選択し、登録/ 更新/ 削除を行うことができます。

ダイヤルイン番号：

ダイヤルイン番号を入力します。半角数字で下 4 桁まで入力可能です。

ダイヤルイン名称：

ダイヤルイン名称を入力します。半角、全角ともに 20 文字まで入力可能です。主装置から通知されるダイヤル

イン番号の下 4 桁と、ACD-MIS での設定値と完全一致で検索されます。

情報を新しく登録したい場合は、「情報を新規に登録する場合」に進んでください。

情報を更新したい場合は、「情報の更新を行う場合」に進んでください。

情報を削除したい場合は、「情報の削除を行う場合」に進んでください。

こんなときは

ダイヤルイン番号の登録数は最大 1500 件までになります。

ACD-MIS で印刷、CSV 出力可能な漢字コードは JIS 第一、第二水準です。ダイヤルイン名称に、これ以

外の漢字コードが含まれる場合は、印刷、CSV ファイルが文字化けします。


2-10

情報を新規に登録する場合

1. ダイヤルイン番号とダイヤルイン名称を入力します。


入力された情報が登録され、リストボックスに表示されます。


情報の更新を行う場合


選択したリストボックスの情報が反転表示され、ダイヤルイン番号とダイヤルイン名称に選択した情報が表示され

ます。

こんなときは


2. ダイヤルイン名称を入力します。


選択した情報が更新されます。


情報の削除を行う場合

1. リストボックスに表示されている情報から削除したい情報をクリックします。

選択したリストボックスの情報が反転表示され、ダイヤルイン番号とダイヤルイン名称に選択した情報が表示され

ます。

こんなときは


2. [削除]ボタンをクリックします。

選択した情報が削除されます。

[閉じる] ボタンをクリックすると入力した情報は設定されずに画面を閉じます。

こんなときは

ダイヤルイン別運用状況集計ではここで登録されたダイヤルイン番号を元に集計を行うことができます。




2-11

あふれ警報音源設定

警報レベルの設定


2. [あふれ警報音源設定]をクリックします。

3. 対象グループのチェックボックスをクリックします。

あふれ呼が発生した場合に警報を鳴らすグループをチェックします。

チェックできるのは ACD グループ設定で設定したグループです。

選択したグループのチェックボックスをもう一度クリックすると選択が解除されます。

4. 対象期間を直接入力するか[▲]/[▼]ボタンを使って設定します。

あふれ警報送出の開始/ 終了時間を設定します。

こんなときは

終日運用の場合は 00 時 00 分から 24 時 00 分で設定します。初期設定値もこの設定です。

5. あふれ呼数を直接入力するか[▲]/[▼]ボタンを使って設定します。

あふれ呼数は、3 段階設定できます。

こんなときは

3 段階の設定を同じ数に設定することはできません。あふれ呼の数が上段＜中段＜下段になるように設

定してください。

6. あふれ呼回数ごとの警報音を選択します。

初期設定では以下のようになっています。

出力しない：警報音は鳴りません。

警報レベル 1：チャイム音 1 回＋無音 5 秒

警報レベル 2：チャイム音 2 回＋無音 2 秒

警報レベル 3：チャイム音連続

警報レベル 1（600Hz）：周波数 600Hz

警報レベル 2（1KHz）：周波数 1KHz

警報レベル 3（1.5KHz）：周波数 1.5KHz


2-12

『あふれ警報音の動作例』(⇒P.2-12)

こんなときは

連続で警報をならす場合は[繰り返す]のチェックボックスを ON にしてください。

[テスト]ボタンをクリックすると、選択されている警報音を再生することができます。

（中止をするには、[停止]ボタンをクリックします。）

警報の種類は用意されているものの他に自分で設定することもできます。

『あふれ警報音源ファイルの設定』(⇒P.2-13)

1 種類の警報音を連続で鳴らす場合は、3 段階すべてで同じ警報音を選択し、また[繰り返す]のチェックボ

ックスを ON にしてください。[出力しない]を選択すると、あふれ呼の数が設定された数に達すると警報音

が停止します。


入力された警報の設定が完了します。


注意

対象グループ選択以外の設定はシステム一括設定で、グループごとの個別設定はできません。

あふれ警報音の動作例

あふれ呼同時発生数の設定を行った場合のあふれ警報音の動作例です。

表中の「－」は動作せず、「○」は 1 回のみ動作、「◎」は繰り返し動作を表しています。

繰り返しなしの例

上段：あふれ呼が 1 以上のとき警報レベル 1（繰り返しなし）

中段：あふれ呼が 3 以上のとき警報レベル 2（繰り返しなし）

下段：あふれ呼が 5 以上のとき警報レベル 3（繰り返しなし）

警報レベル 1 警報レベル 2 警報レベル 3

あふれ呼発生数 0 - - -

1 ○ - -

2 - - -

3 - ○ -

4 - - -

5 - - ○

6 以上 - - -

注意

あふれ呼が減って再度そのレベルの数に達した場合には警報音は鳴りません。

繰り返しありの例

上段：あふれ呼が 1 以上のとき警報レベル 1（繰り返しあり）

中段：あふれ呼が 3 以上のとき警報レベル 2（繰り返しあり）

下段：あふれ呼が 5 以上のとき警報レベル 3（繰り返しあり）


あふれ呼発生数 0 - - -

1 ◎ - -


2-13


2 ◎ - -

3 - ◎ -

4 - ◎ -

5 - - ◎

6 以上 - - ◎

あふれ警報音源ファイルの設定


2. [あふれ警報音源設定]をクリックします。

3. あふれ呼回数設定の上段・中段・下段から、警報音源を参照したいレベルの[参照]ボタンを

クリックします。

音源ファイルを指定する画面が表示されます。


4. ファイルを選んでクリックします。

パスとファイル形式を選択し、使用したい音源ファイルを選択します。


音源ファイルが設定されます。


発信元グループ設定

注意

発信元別着信状況レポートを使用している場合、あらかじめ発信元グループ設定で発信者番号を登録する必要

があります。運用後に発信元グループ設定をした場合、発信者番号のデータは反映されません。


2-14


2. [発信元グループ設定]をクリックします。

3. [▼] ボタンをクリックして、発信元を選択します。

発信元：発信元グループ番号を「01 ～ 99」の中から選択します。

発信元グループを新規登録する場合は、「新規登録の場合」に進んでください。

発信元グループを削除する場合は、「発信元グループの削除を行う場合」に進んでください。

番号情報を追加する場合は、「番号情報の追加を行う場合」に進んでください。

番号情報を変更する場合は、「番号情報の変更を行う場合」に進んでください。

番号情報を削除する場合は、「番号情報の削除を行う場合」に進んでください。

新規登録の場合

1. 発信元グループ名称を登録します。

発信元グループ名称：発信元グループ名称を入力します。半角、全角ともに 20 文字まで入力可能です。

2. 番号内訳に登録する電話番号を入力します。

番号内訳：電話番号を最大で半角 11 文字まで入力できます。

こんなときは

1 つのグループに登録できる番号内訳は最大 50 までです。


2-15

こんなときは

番号内訳には「＊（ワイルドカード）」を使用することもできます。「＊」より前の部分が共有していれば対象と

なります。

例：「03 ＊」の場合

0345678901 も 0310387654 も同じ 03 で始まるので対象となります。

サービス提供不可（O）、非通知（P）、公衆電話発信（C）、サービス競合（S）を登録することもできます。

（O、P、C、S の登録は半角大文字のみです。）

ACD-MIS で印刷、CSV 出力可能な漢字コードは JIS 第一、第二水準です。発信元グループ名称に、これ

以外の漢字コードが含まれる場合は、印刷、CSV ファイルが文字化けします。

3. 番号が複数ある場合、番号内訳内の[登録]ボタンをクリックします。

こんなときは

必要に応じて、2～3 を繰り返します。



発信元グループの削除を行う場合

1. 右側の[削除]ボタンをクリックします。

[キャンセル]ボタンをクリックすると、削除を中止します。


[いいえ（N）]ボタンをクリックすると、削除を中止します。

番号情報の追加を行う場合

1. 番号内訳に登録する電話番号を入力します。

番号内訳：電話番号を最大で半角 11 文字まで入力できます。

こんなときは

1 つのグループに登録できる番号内訳は最大 50 までです。

2. 番号が複数ある場合、番号内訳内の[登録]ボタンをクリックします。

こんなときは

必要に応じて、1～2 を繰り返します。




2-16

番号情報の変更を行う場合

1. 変更したい番号をクリックします。

こんなときは

選択した番号を再度クリックすると、選択が解除されます。

2. [変更]ボタンをクリックします。



番号情報の削除を行う場合

1. 削除したい番号をクリックします。

こんなときは

選択した番号を再度クリックすると、選択が解除されます。

2. 左下部の[削除]ボタンをクリックします。


[いいえ（N）]ボタンをクリックすると、削除を中止します。


監督台の状態反映設定

監督台に設定された内線番号は、モニタリング画面において赤色で表示されるため区別して確認することができます。


2. [監督台の状態反映設定]をクリックします。

3. 監督台に設定したい内線番号を対象内線番号欄に直接入力します。

最大で半角 8 文字まで入力が可能です。

注意

主装置で設定した監督台の内線番号を設定します。


2-17

4. チェックボックスをクリックします。

チェックボックスにチェックが入ると監督台の状態が反映されます。

こんなときは

状態を反映させるとは、モニタリング画面下部（オペレータ別）のグループ内合計（平均待機時間、待機時

間、平均後処理時間、後処理時間、休憩時間）に監督台情報を反映させることです。


設定が完了します。

[キャンセル]ボタンをクリックすると、設定を中止します。

自動終了設定

毎日同じ時刻に ACD-MIS を自動で終了し、締め処理を行う場合に、自動終了設定で、ACD-MIS を終了する時刻を設

定します。

注意

カウントダウンが開始される時刻に、他の設定メニューを開くなどの操作が行われていた場合、自動終了動作は

キャンセルされます。この場合は、手動にて ACD-MIS の終了作業を行ってください。

設定された時刻から集計処理が開始されます。呼数やオペレータ数などの運用状況によって集計処理にかかる

時間は変わります。パソコン自体の自動シャットダウン等も設定される場合は、余裕を持った時刻を設定してくだ

さい。

ACD-MIS の起動は、手動で行ってください。

1. [システム設定（S）]メニューから[自動終了設定]をクリックします。

2. [自動終了を有効にする]にチェックを入れ、終了時刻を設定します。

分は[▲]/[▼]ボタンを使って設定することもできます。




2-18

集計ファイル自動出力設定

締め処理時に CSV ファイルを出力するかどうかを設定します。


2. [集計ファイル自動出力設定]をクリックします。

3. 自動出力する場合はチェックを入れます。


集計ファイル自動出力が設定されます。


自動出力される集計ファイル

集計ファイル自動出力設定画面で、自動出力にチェックを入れると、締め処理時に「発信・着信運用状況」と「オペレータ

応対状況」レポートの CSV ファイルが出力されます。

ファイルの内容は、「発信・着信運用状況」、「オペレータ応対状況」の出力条件設定画面で出力方法を CSV ファイルに

設定して下記条件で出力した場合と同じです。

対象グループ、対象オペレータ：すべて (選択合計を除く)

集計期間：当日分 (0 時の締め処理の場合は前日分)

集計方法：時間別

出力先のフォルダー、出力ファイル名は以下のとおりとなります。

出力先のフォルダー： ACD-MIS インストール先の CSVRPT フォルダー

（インストール時にインストール先のフォルダーを変更していない場合、

C:\Program Files (x86)\NEC\ACD-MIS\CSVRPT)

出力ファイル名：発信・着信運用状況： RPT_HT_YYYYMMDD.csv

オペレータ応対状況： RPT_OP_YYYYMMDD.csv

データベースの退避

データベースを任意の場所にバックアップ（退避）します。

1. [ファイル（F）]をクリックします。

2. [データベースの退避（B）]をクリックします。


2-19

3. 退避するデータベースを選択します。

マスターデータベース：

[システム設定]のオペレータ情報設定、ダイヤルイン番号設定、発信元グループ設定の内容

こんなときは

システム設定の追加登録または更新を行うと、データベースに登録されます。最後にデータベースに登録

された内容をバックアップします。

レポートデータベース：

運用中のトランザクションデータ

こんなときは

前回の締め処理時にデータベースに登録されています。データベースのデータをバックアップします。

4. 退避先フォルダーを設定して[実行]ボタンをクリックします。

データベースのバックアップが完了します。

[キャンセル]ボタンをクリックすると、実行を中止します。

データベースの復元

現在のデータベースを破棄し、バックアップしたデータに置き換えます。


2. [データベースの復元（R）]をクリックします。

3. 復元するデータベース、復元元フォルダーを選択して、[実行]ボタンをクリックします。

データベースの退避でバックアップしたデータベースが ACD-MIS に復元されます。

[キャンセル]ボタンをクリックすると、実行を中止します。

注意

復元したデータベースは現状動作している最新データではありません。退避時のデータとなります。

現在のデータベースと復元元のデータベースを結合する処理ではありません。現在のデータベースを削除し、復

元元のデータベースに置き換えます。


2-20

注意

Aspire UX ACD-MIS Ver1.00～2.00 で退避を行ったデータベースを復元する場合は、以下の手順で行ってくださ

い。

①ACD-MIS を終了します。

②インストール先のフォルダーから AspacdMST.accdb、 AspacdCON.accdb、 AspacdRPT.accdb の 3 個のフ

ァイルを削除します。

(インストール時にインストール先のフォルダーを変更していない場合、C:\Program Files\NEC\ACD-MIS

または、C:\Program Files (x86)\NEC\ACD-MIS)

③退避先フォルダーから AspacdMST.mdb、 AspacdCON.mdb、 AspacdRPT.mdb の 3 個のファイルをインスト

ール先のフォルダーにコピーします。

④ACD-MIS を起動します。

パソコンの交換

ACD-MIS 稼動中のパソコンを交換する場合は、データベースごと移植することができます。

1. 稼働中のパソコンの ACD-MIS を終了します。

2. 稼働中のパソコンの ACD-MIS のインストール先のフォルダーからデータをバックアップし

ます。

(インストール時にインストール先のフォルダーを変更していない場合、

C:\Program Files\NEC\ACD-MIS または、C:\Program Files (x86)\NEC\ACD-MIS)

Aspire UX ACD-MIS Ver1.00～2.00 の場合：

AspacdMST. mdb、 AspacdCON.mdb、 AspacdRPT.mdb の 3 つのファイルをバックアップします。

Aspire WX ACD-MIS 、Aspire UX ACD-MIS Ver3.00 以降の場合：

AspacdMST.accdb、 AspacdCON.accdb、 AspacdRPT.accdb の 3 つのファイルをバックアップします。

3. 交換先パソコンに ACD-MIS をインストールします。

注意

手順 5 までは、交換先パソコンの ACD-MIS を起動しないでください。

4. 稼働中のパソコンでバックアップしたデータを、交換先パソコンの ACD-MIS のインストー

ル先のフォルダーへコピーします。

こんなときは

コピーする前に、ACD-MIS を起動してしまった場合、コピー先に AspacdMST.accdb、 AspacdCON.accdb、

AspacdRPT.accdb のデータファイルが作成されてしまいます。データファイルを削除してから、コピーしてく

ださい。

5. 交換先パソコンの ACD-MIS を起動します。

6. データファイルコピーで引き継がれない設定データを再設定します。

ファイルコピーでは、以下の設定データは引き継がれません。交換先パソコンにて再設定してください。

セル拡大

状態変更の色設定

縞模様表示

システム名称設定

ACD グループ設定


2-21

即応呼設定

通信設定

あふれ警報音源設定

監督台の状態反映設定

自動終了設定

集計ファイル自動出力設定

こんなときは

ファイルコピーにより、以下の設定データは引き継がれます。

オペレータ情報設定

ダイヤルイン番号設定

発信元グループ設定

下記データも引き継がれませんが、新たにデータベースの退避および締め処理を行うと自動的に記録され

ます。

退避先フォルダー、復元元フォルダー

締め処理前回日時

データベースの容量

データベースの容量は 1GB に制限されています。データベースのファイルサイズが 800MB を超えた場合、「ディスク容

量が不足しています。データベースを整理してください。」の警告メッセージが表示されます。この場合、「データの削除」

で古いデータを削除してください。

こんなときは

データは、オペレータごと、グループごとのデータを集計したものを蓄積するため、データベースのファイルサイズ

は、呼数ではなく、オペレータ数、グループ数に比例します。

以下の条件の場合、1 日あたり 500KB ほどになります。

オペレータ 100 人登録

ダイヤルイン番号：100 個登録

発信元グループ：20 グループ登録

データの削除

以前のデータを一括して削除します。


2. [データ削除]をクリックします。

3. 削除するデータの年月を入力します。

現在でもっとも古いデータがいつのものか表示されるので、それを参考に自分が削除したいデータの年月を入力し

ます。


2-22

注意

ACD-MIS では当月のデータの削除はできません。当月のデータのみしかデータベースに登録されていな

い場合には削除年月指定欄を使用できません。

4. [実行]ボタンをクリックします。

確認メッセージが表示されます。

[キャンセル]ボタンをクリックすると、データの削除を中止します。

5. 本当に削除してよいか確認し、問題がなければ[はい（Y）]ボタンをクリックします。

[いいえ（N）]ボタンをクリックすると、データの削除を中止します。

注意

一度削除したデータは元には戻りませんので、慎重に操作を行ってください。

6. [OK]ボタンをクリックします。

削除したレコードの合計数が表示されます。

モニタリング

3-1

モニタリング

各画面の見かた ................................................................................................................ 3-2

AIC ログイン時の画面表示の見かた .............................................................................. 3-13

各画面の見かた

3-2


システム設定を完了すると、モニタリング画面に正しい情報が表示され、ACD-MIS の運用を開始できます。

モニタリング画面の構成

モニタリング画面は表示される情報ごとに 4 つの部位に分かれています。

『モニタリング画面の見かた』(⇒P.1-12)

1. ACD グループモニタリング画面（現状表示画面）

『現状表示画面の見かた』(⇒P.3-3)

2. ACD グループモニタリング画面（当日応答集計表示画面）

『当日応答集計表示画面の見かた』(⇒P.3-4)

3. オペレータモニタリング画面

『オペレータモニタリング画面の見かた』(⇒P.3-5)

4. 通信ステータス

主装置とパソコン間の通信状態をリアルタイムで表示します。

注意

運用中に“締め処理”を行った場合、画面上のデータがすべてクリアされます。

② ①

③

④


3-3

ACD グループモニタリング画面

現状表示画面の見かた

ACD グループごと（最大 16 グループ）の状況が表示されます。現在のオペレータのステータス・状態を確認できます。

1. ログイン

ログイン中のオペレータ数を表示します。

こんなときは

AIC ログインにて複数グループに同時ログインした場合は、ログイン中のすべてのグループにログイン表

示されます。ただし、システム全体には、ログイン中のオペレータ数が表示されます。

2. 待機中

待機中のオペレータ数を表示します。

こんなときは

内線保留中や EMG 呼出により、オペレータが抜けて外線相手と監督台の 2 者通話の場合は待機中とな

ります。

3. 応対中

電話応対中のオペレータ数を表示します。

こんなときは

内線保留中の場合や、後処理中に外線発信を行った場合、休憩中に外線発信を行った場合は応対中とな

ります。

4. 後処理中

後処理中のオペレータ数を表示します。

5. 休憩中

休憩中のオペレータ数を表示します。

6. 他 G 応対

AIC ログイン中でかつ、同時ログイン中の他の ACD グループへの着信に応対中のオペレータ数を表示します。

後処理中、休憩中は、デフォルト ACD グループを除く他の ACD グループ他グループ応対中表示となります。

7. あふれ呼

現在のあふれ呼数を表示します。

8. あふれ呼経過時間

あふれ呼が 1 つ以上となっている経過時間を表示します。

こんなときは

あふれ呼が 1 つでも発生することでこの値はカウントアップされ、あふれ呼が 1 つでも残っている場合には

その総時間を表示します。あふれ呼が 0 になるとリセットされます。

グループ 9～16 を表示させたいときはスクロールバーで画面をスクロールしてください。


3-4

当日応答集計表示画面の見かた

ACD グループごとの状況が表示されます。当日、グループがどのような通話内容であるかの累計を表示します。

1. 外線着信数

主装置に着信した、外線着信数を表示します。

2. 応答数

外線着信にオペレータが応答した数を表示します。（応答数＝外線着信－放棄呼）

注意

パーク保留したオペレータと異なるオペレータがパーク保留に応答した場合、応答したオペレータでも「応

答数」がカウントされます。

3. ダイレクト受付

外線着信に対して、あふれ呼とならずに応答できた数を表示します。

4. あふれ呼受付

あふれ呼への受付数を表示します。

5. 自グループ

発生したあふれ呼に対して、自グループで応答した数を表示します。（例：ACD グループ 1 への着信であふれ呼が

発生し、ACD グループ 1 のオペレータが離席解除等で、そのあふれ呼に応答できた場合。）

6. 他グループ

発生したあふれ呼に対して、他グループで応答した数を表示します。（例：ACD グループ 1 への着信であふれ呼が

発生し、ACD グループ 1 以外のオペレータがそのあふれ呼に応答した場合。）

7. 放棄呼

途中放棄数を表示します。（例：電話機の鳴動中、あふれ呼発生中、第一遅延アナウンス、第二遅延アナウンスに

接続中に相手が放棄（電話を切断）した数を表示します。）

※ 主装置側の設定にて、ボイスメールや着信グループに転送された場合も、放棄呼として集計されます。

8. 平均着信接続時間

外線着信に対する平均接続時間を表示します。（主装置に着信が入ってからオペレータが応答するまでの平均時

間です。）

9. 平均着信通話時間

外線着信に対する平均通話時間を表示します。（外線着信に応答してから終話するまでの平均時間です。）

10. あふれ呼発生数

あふれ呼発生回数を表示します。（ACD グループ 1 にてあふれ呼が発生し、オーバーフロー先である ACD グルー

プ 2 にて再度あふれ呼が発生した場合、ACD グループ 1 にあふれ呼はカウントされます。）

11. 外線発信数

外線発信数を表示します。

（オペレータが外線発信を行ったり、システムが外線転送した数を表示します。）

12. 発信接続数

外線発信に対して、相手が応答した数を表示します。

13. 平均発信通話時間

外線発信相手が応答してから終話するまでの平均時間を表示します。


3-5

オペレータモニタリング画面

オペレータモニタリング画面の見かた

ACD グループごとの各オペレータ状況が表示されます。現在のオペレータの状態と、当日のオペレータの通話内容に

関する累計を表示します。

1. グループタブ

クリックすることで表示させたい ACD グループに切り替わります。

2. スクロールバー

スクロールをすることで、移動画面が切り替わります。

（すべての項目を 1 画面では表示できないため、スクロールをすることで表示をします。）

3. 固定画面部

スクロールによる影響を受けません。常に表示されている画面です。

4. 移動画面部

スクロールをすることにより表示項目が切り替わります。

5. グループ合計画面部

グループの合計を表示します。

固定画面部の見かた

オペレータモニタリング画面のスクロールバーを移動させても、固定表示する項目です。

1. 内線

オペレータが使用している電話機の内線番号を表示します。

2. ID

オペレータがログインで使用している I D を表示します。

3. 名称

ID と一致するオペレータ名を表示します。

こんなときは

オペレータ名を表示するには、「システム設定」の「オペレータ情報設定」でオペレータ登録が必要になりま

す。


3-6

4. 状態

オペレータの現在の状態を表示します。

こんなときは

状態には、「待機中」「内線通話」「応対中」「後処理中」「休憩中」「保留中」「EMG」「発信中」「通話中」「他 G

応対」、「着信中」があります。

保留中は外線保留の場合です。内線保留は待機中表示のままとなります。

5. 経過時間

現在の状態の経過時間を表示します。

移動画面部の見かた

スクロールバーを移動することで表示が変わる項目です。画面をスクロールすることで、26 項目のオペレータ情報をモ

ニタすることができます。

1. 応答呼数

オペレータが応答した数を表示します。転送されてきた電話への応答も含みます。

2. 即応数

即応呼設定にて設定した時間内に応答できた数を表示します。あふれ呼にて、オーバーフロー先で設定時間内に

応答した場合、その数も含みます。

3. 即応率（％）

外線着信応答に対する即応率を表示します。

（即応数÷応答呼数）

4. 外線発信数

外線発信操作の回数を表示します。

5. 発信接続数

外線発信を行い、接続（相手応答）した数を表示します。

6. 平均通話時間

外線発信、外線着信における平均通話時間を表示します。

7. 平均着信通話時間

外線着信に応答してから終話するまでの平均時間を表示します。

8. 平均発信通話時間

外線発信して、相手が応答してから終話するまでの平均時間を表示します。

9. 平均待機時間

平均待機時間（待機時間/ 応答呼数）を表示します。

10. 平均後処理時間

オペレータが後処理を行っている時間の平均を表示します。


3-7

11. ログイン時間

ログインしてからログアウトするまでの経過時間を表示します。

12. 待機時間

待機時間の合計を表示します。

13. アクセス行動時間

外線発信時における発信操作から相手が応答するまでの時間の合計を表示します。

14. 外線通話時間

外線発信・外線着信における通話時間の合計を表示します。

15. 内線通話時間

内線発信・内線着信における通話時間の合計を表示します。

16. 後処理時間

オペレータが応答終了後に行う事務作業にかかる時間の合計を表示します。

17. 休憩時間

休憩時間の合計を表示します。

18. 外線保留時間

外線発信・外線着信における通話の保留時間の合計を表示します。

こんなときは

外線保留時間は、相手が保留されていた時間の合計です。オペレータが保留中に他の操作を行って、状

態が「保留中」以外の状態になっている時間も合計されます。ただしログアウトした後の時間は合計されま

せん。

保留時間として合計されるのは、保留したオペレータが保留に再応答したときまで、他のオペレータが保留

に応答したときまで、または転送が完了したときまでです。

保留中の保留(二重保留)はカウントしません。オペレータごとに同時に 1 個の保留の時間のみ合計しま

す。1 個目の保留が終了する前に、他の相手との通話をさらに保留した場合、その 2 個目の保留の時間は

合計されません。

19. 後処理回数

後処理を行った回数を表示します。

20. 休憩回数

休憩を行った回数を表示します。

21. 外線保留回数

外線発信・外線着信における通話を保留した回数を表示します。

こんなときは

保留中の保留(二重保留)はカウントしません。オペレータごとに同時に 1 個の保留をカウントします。たとえ

ば 1 個目の保留が終了する前に、他の相手との通話をさらに保留した場合は回数に合計されません。


3-8

22. EMG 回数

オペレータが監督台を緊急呼出した回数を表示します。

23. ログイン回数

ログインを行った回数を表示します。

24. 内線通話接続数

内線着信と内線発信を行った合計回数を表示します。

25. 内線通話着信数

内線着信に応答した合計回数を表示します。

26. 内線通話発信数

内線発信を行った合計回数を表示します。

オペレータの並び替え

固定画面部の列のタイトル(内線、ID、状態、経過時間)をクリックすると、オペレータの並び順がクリックした列の並び順

に切り替わります。クリックするごとに昇順、降順が交互に入れ替わります。

表示更新ごとに、クリックした列の内容にしたがってオペレータの並び替えが行われます。

ACD-MIS 起動直後のオペレータモニタリング画面は、内線の昇順で並んでいます。

ACD-MIS を終了すると並び順はリセットされ、次回 ACD-MIS 起動時には内線の昇順になります。

ID の列を昇順で並び替え ID の列を降順で並び替え

こんなときは

オペレータ名、状態でソートを行うとコード順(Unicode)で行われます。そのため、数字⇒アルファベット⇒ひらがな

⇒カタカナ⇒漢字の順になります。Unicode では漢字は、原則として部首画数順となっています。


3-9

セル拡大機能

ACD グループモニタリング画面のセルを選択して（最大 50 か所）別ウィンドウで表示することが可能です。

1. 別ウィンドウ化するセルをクリックして（選択されたセルはピンクで表示）選択します。

2. [モニタリング（M）]をクリックします。

3. [セル拡大]をクリックします。

選択したセルが下記のように表示されます。

こんなときは

ZOOM セルのタイトルバーをドラッグして移動したり、サイズを変更できます。

ZOOM セルのをクリックするとウィンドウを閉じます

ACD-MIS Ver3.01 以前の場合、拡大表示できるセルは最大 10 か所です。

ZOOM セルの表示色設定

表示の数値状態ごとに表示色を指定できます。

1. ZOOM セルのグレー部分（点線部内）をダブルクリックすると ZOOM セルの色設定画面

が表示されます。

2. 設定する数値を入力後に文字色、背景色の枠内をダブルクリックします。


3-10

3. 基本色の選択もしくは色を作成し、[OK]ボタンをクリックします。

4. [設定]をクリックします。

[キャンセル]をクリックすると設定を中止します。

設定例）

こんなときは

数値の指定は、上段＜中段＜下段の関係になります。

ZOOM セルのタイトル設定

ZOOM セルのタイトルを変更します。

1. ZOOM セルのタイトル部（点線部内）をダブルクリックします

2. タイトル部にテキストボックスが表示され、入力が可能となります。

タイトルは全角 10 文字（半角 20 文字）以下です。


3-11

3. タイトルを変更して“Enter キー”を押すとタイトルが変更されます。

こんなときは

タイトル部の文字高は ZOOM セルの高さの 20% となります。

文字数が多いと文字の大きさが小さくなります。

ZOOM 画面を立ち上げた状態で、ACD-MIS を終了した場合は、ZOOM 設定は保持されます。

注意

ZOOM セルを閉じると、色設定およびタイトルは、初期設定に戻ります。

状態変更の色設定

オペレータモニタリング画面の「状態列」を各状態別に色分けすることが可能です。


2. [状態変更の色指定]をクリックします。

3. 各状態の右側の枠内をダブルクリックします。

4. 基本色の選択もしくは色を作成し、[OK]ボタンをクリックします。



3-12



ハードコピー機能

現在表示中の画面を印刷します。


2. [ハードコピー（P）]をクリックします。

3. プリンター名を選択して、[OK]ボタンをクリックします。

印刷が開始されます。

[キャンセル]ボタンをクリックすると印刷を中止します。

こんなときは

ACD グループモニタリング画面（画面上部）が１枚と、オペレータモニタリング画面（画面下部）が 2 枚印刷され

ます。

オペレータモニタリング画面（画面下部）のオペレータ情報は、画面に表示されているオペレータのみ印刷しま

す。すべてのオペレータ情報を印刷する場合は、画面をスクロールしてそのつど印刷してください。

AIC ログイン時の画面表示の見かた

3-13


ログイン表示

内線 101 が ID001 にて、ACD グループ 1、2、3 に AIC ログインした場合の表示は次のようになります。


システム全体のログイン数は１ですが、ログイン中の各 ACD グループにログイン表示されます。


ログイン中のすべての ACD グループ（1、2、3）に内線 101、ID001 がログイン表示されます。

ACD グループ 1

ACD グループ 2

ACD グループ 3


3-14

状態表示

各 ACD グループに対する着信時、通話時、保留時の状態は、ACD グループ毎に表示されます。同時ログイン中の他

の ACD グループには「他 G 応対」と表示されます。

こんなときは

状態表示において「内線通話中」「後処理」「休憩中」「EMG」「発信中」「通話中」の表示に関しては、デフォルト

ACD グループに設定した ACD グループに対して表示されます。同時ログイン中の他の ACD グループには「他

G 応対」と表示されます。


（ACD グループ 2 へ着信応対中の状態表示）


（ACD グループ 2 へ着信応対中の状態表示）

ACD グループ 1

ACD グループ 2

ACD グループ 3


3-15

レポート出力の見かた

発信・着信運用状況レポート

ACD グループ毎の集計結果です。

着信については、該当の ACD グループへの全着信の結果がレポートされます。

発信については、該当 ACD グループへ所属しているオペレータが行った発信の集計結果がレポートされます。AIC ログ

インで複数の ACD グループにログインしているオペレータが行った発信については、デフォルト ACD グループに集計さ

れます。

着信接続時間詳細レポート

ACD グループ毎の集計結果です。

応答操作を行ったオペレータに関係なく、各 ACD グループに集計されます。

オペレータ応対状況レポート

オペレータ ID 毎に集計されます。

応対した ACD グループに関係なく合計が集計されます。

AIC ログインにて複数の ACD グループに同時ログインを行った場合、該当の ACD グループそれぞれにログインしたこ

とになります。このため、同時ログインを含めログインしたすべての ACD グループへの合計ログイン数が集計されます。

集計結果

ログイン時間外線保留

時間

ログイン回

数ログイン時

間

待機時間アクセス行

動時間

外線通話

時間

内線通話

時間

後処理時

間

休憩時間

08:00:00 02:25:00 00:30:00 03:20:00 00:15:00 00:30:00 01:00:00 00:00:30 3

集計前のオペレータモニタリング画面の表示

ACD グループ 1（デフォルト ACD グループ）


時間

ログイン回

数ログイン時

間


動時間

外線通話

時間

内線通話

時間

後処理時

間

休憩時間

08:00:00 03:45:00 00:30:00 02:00:00 00:15:00 00:30:00 01:00:00 00:00:15 1

ACD グループ 2


時間

ログイン回

数ログイン時

間


動時間

外線通話

時間

内線通話

時間

後処理時

間

休憩時間

08:00:00 07:00:00 00:00:00 01:00:00 00:00:00 00:00:00 00:00:00 00:00:10 1

ACD グループ 3


時間

ログイン回

数ログイン時

間


動時間

外線通話

時間

内線通話

時間

後処理時

間

休憩時間

08:00:00 07:40:00 00:00:00 00:20:00 00:00:00 00:00:00 00:00:00 00:00:05 1


3-16

注意

ACD グループ毎の「オペレータ応対状況レポート」の出力はできません。


4-1


レポート出力機能 ............................................................................................................. 4-2

レポート出力機能

4-2


収集したデータを集計して、印刷もしくは CSV ファイルとして出力することができます。

1. [集計・出力（E）]をクリックします。

2. 出力したい条件をメニューから選んでクリックします。

1. 発信・着信運用状況

外線の発信・着信の状況を ACD グループごとに集計します。

2. 発信接続時間詳細

外線着信に対して応答するまでの時間を集計します。

3. オペレータ応対状況

オペレータ別に応対状況を集計します。

4. ダイヤルイン別運用状況

ダイヤルイン番号別に応対状況を集計します。

5. 発信元別着信状況

発信元グループ別に応対状況を集計します。

以降の手順は各条件の指定によってかわってきます。指定したい条件の手順に進んでください。

注意

レポートは、“締め処理”を行った時点までの記録で出力されます。

パソコンの時刻で 0 時になると、自動的に“締め処理”が行われます。また、モニタリング画面では、各回数と時

間が 0 にリセットされます。各種集計出力では、ログイン回数は、前日と翌日でそれぞれ 1 回カウントされます

が、それ以外の回数は前日分としてカウントされます。集計時間は、0 時を境に前日分と翌日に分割されて集計

されます。

オペレータがログイン中に“締め処理”を行った場合には、次のデータおよびそれに付随するデータが正常に集

計されない場合があります。

オペレータが応対中に“締め処理”を行った場合、該当の応対中情報が ACD グループ毎の応対数、応対時間

のデータベースに記録されません。

オペレータが、ログイン、休憩、後処理中に“締め処理”を行った場合、該当の状態が締め処理前と締め処理後

に分かれて集計されるため、締め処理操作回数分多く記録されます。

後処理中に外線-外線転送を行った場合は、後処理時間が正しく集計されません。

ACD-MIS で印刷、CSV 出力可能な漢字コードは JIS 第一、第二水準です。設定した名称に、これ以外の漢字コ

ードが含まれる場合は、印刷、CSV ファイルが文字化けします。


4-3

発信・着信運用状況の場合


2. [発信・着信運用状況]をメニューから選んでクリックします。

出力条件設定画面が表示されます。

3. 集計したいグループのチェックボックスをクリックします。

こんなときは

選択したグループをもう一度クリックすると、選択が解除されます。

選択グループ合計のチェックボックスをクリックすると、選択したグループの合計用レポートが追加作成でき

ます。

4. 集計期間の開始日と終了日を直接入力するか、[▲]/[▼]ボタンで指定します。

こんなときは

集計期間は最高で 1 年です。初期値では前日が設定されています。

集計方法で月別を選択したときは、開始日に 29、30、31 日は選択できません。

5. 集計方法を時間別、日別、曜日別、月別の中から選択します。

6. 出力方法を印刷、CSV ファイルから選択します。


設定した条件で集計され、印刷または CSV で出力されます。

[キャンセル]ボタンをクリックすると、出力条件設定画面を終了します。

印刷の場合：手順 8 へ

CSV 出力の場合：手順 9 へ

8. 印刷の場合は、プリンター名を選択して、[OK]ボタンをクリックします。



9. CSV 出力の場合


4-4

『CSV 出力について』(⇒P.4-11)

こんなときは

印刷の場合の帳票は、選択した ACD グループごとに 1 枚ずつ出力されます。

時間別（1 時間単位での集計）

日別（1 日単位の集計）

曜日別（曜日（日曜～土曜）単位の集計）

月別（集計期間を 1 年とすれば 1 月～ 12 月までの 1 月単位の集計）

着信接続時間詳細の場合


2. [着信接続時間詳細]をメニューから選んでクリックします。


3. 集計したいグループのチェックボックスをクリックします。

こんなときは

選択したグループをもう一度クリックすると、選択が解除されます。

選択グループ合計のチェックボックスをクリックすると、選択したグループの合計用レポートが追加作成でき

ます。


こんなときは






設定した条件で集計され、印刷または CSV 出力されます。






4-5



こんなときは

プリンター名には、通常使うプリンターに設定されているプリンターが表示されます。



こんなときは

印刷の場合の帳票は、選択した ACD グループごとに 3 枚ずつ出力されます。






4-6

オペレータ応対状況の場合


2. [オペレータ応対状況]をメニューから選んでクリックします。


3. リスト内のオペレータをクリックして、対象オペレータを指定します。

こんなときは

対象は複数選択できます。現在選択している人数は選択人数ボックスに表示されます。

すべてのオペレータを選択する場合は、[全選択]ボタンをクリックします。

選択したオペレータをもう一度クリックすると、選択が解除されます。

すべての選択を解除する場合は、[クリア]ボタンをクリックします。

選択オペレータ合計のチェックボックスをクリックすると、選択したオペレータの合計用レポートが追加作成

できます。


こんなときは



集計方法でオペレータ一覧を選択すると、選択オペレータ合計は選択できません。

5. 集計方法を時間別、日別、月別、オペレータ一覧の中から選択します。


こんなときは

CSV ファイルを選択した場合は、外線保留時間、および外線保留回数を出力するか、しないかを[外線保

留]のチェックボックスで選択できます。チェックを入れると、外線保留時間、および外線保留回数が出力さ

れます。

[外線保留]のチェックボックスの選択状態は、[実行]ボタンをクリックすると保存されます。







4-7




こんなときは




こんなときは

印刷の場合の帳票は、集計方法が時間別、日別、月別のときは、選択したオペレータごとに 2 枚ずつ出力されます。

集計方法が内線一覧のときは、オペレータ情報設定に登録されたオペレータが約 30 人あたりで 2 枚が目安となりま

す。




オペレータ一覧（オペレータ別に集計）


4-8

ダイヤルイン別運用状況の場合


2. [ダイヤルイン別運用状況]をメニューから選んでクリックします。


3. リスト内のダイヤルイン番号情報をクリックして、対象ダイヤルイン番号情報を指定しま

す。

こんなときは

対象は複数選択できます。現在選択している番号は「対象ダイヤルイン番号選択」ボックスに表示されま

す。

すべてのダイヤルイン番号を選択する場合は、[全選択]ボタンをクリックします。

選択したダイヤルイン番号をもう一度クリックすると、選択が解除されます。



こんなときは











4-9




こんなときは




こんなときは

印刷の場合の帳票は、選択したダイヤルイン番号ごとに 1 枚ずつ出力されます。






4-10

発信元別着信状況の場合


2. [発信元別着信状況]をメニューから選んでクリックします。


3. リスト内の発信元グループをクリックして、対象発信元グループを指定します。

こんなときは

対象は複数選択できます。現在選択しているグループは「対象グループ選択」ボックスに表示されます。

すべての発信元グループを選択する場合は、[全選択]ボタンをクリックします。

選択した発信元グループをもう一度クリックすると、選択が解除されます。


選択グループ合計のチェックボックスをクリックすると、選択した発信元グループの合計用レポートが追加

作成できます。

4. 集計期間を直接入力するか、[▲]/[▼]ボタンで指定します。

こんなときは



5. 集計方法を時間別、日別、月別の中から選択します。








4-11




こんなときは




こんなときは

印刷の場合の帳票は、選択した発信元グループごとに 1 枚ずつ出力されます。




CSV 出力について

CSV ファイルを出力するには、出力方法の設定で CSV ファイルを選択して実行します。

1. ファイルの保存先を選択します。

2. 保存するファイル名を入力します。

3. [保存（S）]ボタンをクリックします。

ファイルの保存が実行されます。

[キャンセル]ボタンをクリックすると、CSV ファイル指定画面を終了します。


4-12

注意

該当データがない場合は以下のメッセージが表示されます。

レポートの出力例

出力されるレポートのサンプルです。

レポートの形式について

こんなときは

各種レポートは、レポート出力機能の対象グループで選択した ACD グループ、オペレータの情報をすべて出力

します。

選択した ACD グループ、オペレータにデータがない場合には、タイトル、出力時の年月日時分秒、および枠だけ

の帳票を出力します。

選択したすべての ACD グループ、オペレータにデータがない場合には、帳票は出力されません。

レポートによっては、選択した ACD グループ/ オペレータの情報が複数枚で構成されています。

出力ページ数一覧表

ACD グループ 1 つまたはオペレータ 1 人あたりの各種集計出力の構成枚数です。

集計出力集計方法集計方法構成枚数

発信・着信運用状況時間別 1 枚

日別 1 枚

曜日別 1 枚

月別 1 枚

選択グループ合計 (注 1) 1 枚

着信接続時間詳細時間別 3 枚

日別 (注 1) 3 枚

曜日別 (注 1) 3 枚

月別 (注 1) 3 枚


オペレータ応対状況時間別 2 枚

日別 (注 1) 2 枚

月別 (注 1) 2 枚

オペレータ一覧 2 枚 (注 2)

選択オペレータ合計 (注 1) 2 枚

ダイヤルイン別運用状況時間別 1 枚

日別 1 枚

曜日別 1 枚

月別 1 枚


4-13

集計出力集計方法集計方法構成枚数

発信元別着信状況 (注 3) 時間別 1 枚

日別 1 枚

月別 1 枚


注 1：レポート出力サンプルはありません。

注 2：内線情報設定に登録された内線が約 30 台あたりで 2 枚が目安となります。

注 3： A4 縦で印刷してください。

出力項目一覧表

機能項目

集計レポート・ファイル出力項目

時間別日別曜日別月別オペレータ

一覧

発信・着信運用状況

(グループ単位)

外線着信数 ○ ○ ○ ○

○

○

応答数 ○ ○ ○

ダイレクト受付 ○ ○ ○

あふれ呼受付 ○ ○ ○ ○

○ 自グループ ○ ○ ○

他グループ ○ ○ ○ ○

放棄呼 ○ ○ ○ ○

平均着信接続時間 ○ ○ ○ ○

平均着信通話時間 ○ ○ ○ ○

あふれ呼発生数 ○ ○ ○ ○

外線発信数 ○ ○ ○ ○

○ 発信接続数 ○ ○ ○

平均発信通話時間 ○ ○ ○ ○

レポート出力例）

時間別：『発信・着信運用状況レポート 1 時間別レポート』(⇒P.4-16)

日別：『発信・着信運用状況レポート 2 日別レポート』(⇒P.4-16)

曜日別：『発信・着信運用状況レポート 3 曜日別レポート』(⇒P.4-17)

月別：『発信・着信運用状況レポート 4 月別レポート』(⇒P.4-17)

機能項目



一覧

着信接続時間詳細

(グループ単位)

０～５秒以内 ○ ○ ○ ○

６～１０秒以内 ○ ○ ○ ○

１１～１５秒以内 ○ ○ ○ ○

○ ○ ○ ○

１７１～１７５秒以内 ○ ○ ○ ○

１７６秒以上 ○ ○ ○ ○


時間別：『着信接続時間詳細レポート時間別レポート』(⇒P.4-18)


4-14

機能項目



一覧

オペレータ応対状況

応答呼数 ○ ○

○

○ ○

即応数 ○ ○

○

○

即応率 ○ ○ ○

外線発信数 ○ ○

○

○ ○

発信接続数 ○ ○

○

○

平均通話時間 ○ ○

○

○

平均着信通話時間 ○ ○ ○

平均発信通話時間 ○ ○ ○

○

○

内線通話接続数 ○ ○

○

○

着信接続 ○ ○ ○

発信接続 ○ ○ ○

○

○

外線保留時間 ○ ○ ○

外線保留回数 ○ ○ ○ ○

ログイン時間 ○ ○

○

○ ○

待機時間 ○ ○ ○

アクセス行動時間 ○ ○ ○ ○

外線通話時間 ○ ○ ○ ○

内線通話時間 ○ ○ ○ ○

後処理時間 ○ ○ ○ ○

休憩時間 ○ ○ ○

○

○

平均待機時間 ○ ○ ○

平均後処理時間 ○ ○ ○ ○

後処理回数 ○ ○ ○ ○

休憩回数 ○ ○ ○ ○

ＥＭＧ回数 ○ ○ ○ ○

ログイン回数 ○ ○ ○ ○

時間別：『オペレータ応対状況レポート 1 時間別レポート 1』(⇒P.4-20)

『オペレータ応対状況レポート 1 時間別レポート 2』(⇒P.4-20)

オペレータ一覧：『オペレータ応対状況レポート 2 オペレータ一覧レポート 1』(⇒P.4-20)

『オペレータ応対状況レポート 2 オペレータ一覧レポート 2』(⇒P.4-21)

機能項目



一覧

ダイヤルイン別運用状況

着信数 ○ ○ ○ ○

応答数 ○ ○ ○ ○

放棄呼 ○ ○ ○ ○

平均着信接続時間 ○ ○ ○ ○

平均着信通話時間 ○ ○ ○ ○


時間別：『ダイヤルイン別運用状況レポート 1 時間別レポート』(⇒P.4-22)

日別：『ダイヤルイン別運用状況レポート 2 日別レポート』(⇒P.4-22)

曜日別：『ダイヤルイン別運用状況レポート 3 曜日別レポート』(⇒P.4-23)

月別：『ダイヤルイン別運用状況レポート 4 月別レポート』(⇒P.4-23)


4-15

機能項目



一覧

発信元別別運用状況着信数 ○ ○

○

応答数 ○ ○ ○


時間別：『発信元別着信状況 1 - 時間別レポート』(⇒P.4-24)

日別：『発信元別着信状況 2 - 日別レポート』(⇒P.4-25)

月別：『発信元別着信状況 3 - 月別レポート』(⇒P.4-25)


4-16

発信・着信運用状況レポート

発信・着信運用状況レポートのサンプルです。

発信・着信運用状況レポート 1 時間別レポート

発信・着信運用状況レポート 2 日別レポート


4-17

発信・着信運用状況レポート 3 曜日別レポート

発信・着信運用状況レポート 4 月別レポート


4-18

着信接続時間詳細レポート

着信接続時間詳細レポートのサンプルです。

着信接続時間詳細レポート時間別レポート（000 － 060）



4-19



4-20

オペレータ応対状況レポート

オペレータ応対状況レポートのサンプルです。

オペレータ応対状況レポート 1 時間別レポート 1

オペレータ応対状況レポート 1 時間別レポート 2

オペレータ応対状況レポート 2 オペレータ一覧レポート 1


4-21

オペレータ応対状況レポート 2 オペレータ一覧レポート 2


4-22

ダイヤルイン別運用状況レポート

ダイヤルイン別運用状況レポートのサンプルです。

ダイヤルイン別運用状況レポート 1 時間別レポート

ダイヤルイン別運用状況レポート 2 日別レポート


4-23

ダイヤルイン別運用状況レポート 3 曜日別レポート

ダイヤルイン別運用状況レポート 4 月別レポート


4-24

発信元別着信状況レポート

発信元別着信状況レポートのサンプルです。

発信元別運用状況レポート 1 時間別レポート


4-25

発信元別運用状況レポート 2 日別レポート

発信元別運用状況レポート 3 月別レポート

付録

付-1

付録

モニタリング画面の項目と算出方法 ............................................................................... 付-2

用語集 .............................................................................................................................. 付-5

困ったときには ............................................................................................................... 付-7

モニタリング画面の項目と算出方法

付-2


モニタリング画面の各項目の概要と、データ算出の計算式を記載します。


画面

区分項目名算出方法・概要説明

ログイン現在ログインしているオペレータの数

待機中ログイン－（応対中＋後処理中＋休憩中）

応対中外線着信通話中＋外線発信通話中＋内線発信通話中＋内線着信通話中

＋外線発信中＋ＥＭＧコール中＋保留中(※)

後処理中後処理中のオペレータ数（後処理中処理の数は含まれません）

休憩中休憩中のオペレータ数（休憩中処理の数は含まれません）

他Ｇ応対ＡＩＣログイン中でかつ、同時ログイン中の他のＡＣＤグループへの着信に

応対中のオペレータ数

あふれ呼あふれ呼が発生しているＡＣＤグループの該当外線数

あふれ呼経過時間あふれ呼が１つ発生してからあふれ呼が０になるまでの総時間

外線着信数主装置に外線着信が入った数

応答数外線着信数－放棄呼

ダイレクト受付応答数－あふれ呼受付

あふれ呼受付自グループ＋他グループ

自グループ外線着信に該当したＡＣＤグループであふれ呼発生後、そのグループで

離席解除等にて応答したあふれ呼受付数

他グループ外線着信に該当したＡＣＤグループであふれ呼発生後、オーバーフローにて

他のグループが応答したあふれ呼受付数

放棄呼外線着信に該当したＡＣＤグループの電話機が鳴動中またはあふれ呼が

発生中に相手が放棄した数

平均着信接続時間主装置に外線着信が入ってからオペレータが応答するまでの時間の平均

平均着信通話時間外線着信に応答してから終話するまでの時間の平均

あふれ呼発生数外線着信に該当したＡＣＤグループで発生したあふれ呼（オーバーフロー先で

再度あふれ呼が発生し、遅延アナウンスが変わる場合も含む）

外線発信数外線発信操作（発信ボタン押下）した数

発信接続数外線発信して、相手が応答した数

平均発信通話時間外線発信して、相手が応答してから終話するまでの時間の平均

※ オペレータの「状態」が「保留中」と表示されている時間。（「外線保留時間」とは異なります。）

現状

当日応答数計

ＡＣＤグループモニタリング画面項目


付-3


画面


内線ログインしているオペレータの電話機の内線番号

ＩＤログインしているオペレータのＩＤ番号

名称ログインしているオペレータの名称（システム設定のオペレータ情報設定で

登録されている名前）

状態オペレータの現在の状態（待機中、応対中、休憩中、後処理中、ＥＭＧ、保留中、

内線通話、着信中、発信中、通話中、他Ｇ応対）

経過時間オペレータの状態の経過時間

応答呼数外線着信により鳴動している電話機にオペレータが応答した数

即応数外線着信により鳴動している電話機に即応時間内に応答した数（あふれ呼に

即応時間内に応答した数も含む）

即応率即応数／応答呼数（単位は％）

外線発信数オペレータが外線発信操作（発信ボタン押下）を行った数

発信接続数オペレータが外線発信して、相手が応答した数

平均通話時間外線着信通話と外線発信通話の時間の平均

平均着信通話時間外線着信に応答してから終話するまでの時間の平均

平均発信通話時間外線発信して、相手が応答してから終話するまでの時間の平均

平均待機時間待機時間／応答呼数

平均後処理時間後処理時間／後処理回数

ログイン時間オペレータがログインしてからログアウトするまでの合計時間

待機時間（ログイン時間－（アクセス行動時間＋外線通話時間＋後処理時間

＋休憩時間））の合計

アクセス行動時間外線発信時における発信操作から相手が応答するまでの合計時間

外線通話時間外線着信応答から終話までの時間＋外線発信して相手応答から終話までの

時間の合計

内線通話時間内線着信応答から内線終話までの時間＋内線発信して相手応答から

内線終話までの時間の合計

後処理時間後処理を行っている間の時間の合計

休憩時間離席等で休憩している間の時間の合計

外線保留時間

外線通話の相手を保留して待たせている時間の合計（保留中にオペレータが

他の操作を行い、「保留中」以外の状態になっている時間も含む）

（保留中の保留（二重保留）の時間は含まれない）

後処理回数オペレータが後処理を行った数の合計

オペレータモニタリング画面項目


付-4

画面


休憩回数オペレータが休憩を行った数の合計

外線保留回数オペレータが外線通話を保留した数の合計

（保留中の保留（二重保留）の回数は含まれない）

ＥＭＧ回数オペレータがＥＭＧコールを行った数の合計

ログイン回数オペレータがログインした数の合計

内線通話接続数（着信＋発信）の合計

内線通話着信数内線着信に応答した数（保留再応答した数も含む）の合計

内線通話発信数内線発信して相手応答した数（保留再応答した数も含む）の合計

「状態」表示の各状態の詳細：

待機中：

ログイン後、作業待ちの状態。内線通話中から、「保留」、「パーク保留」した場合も、「待機中」と表示される。

内線通話中：

内線で通話している時

着信中：

外線 ACD 着信中の時

応対中：

外線 ACD 着信の通話中

後処理中：

後処理モードになった時

休憩中：

離席モードになった時

保留中：

外線通話中に、「保留」、「パーク保留」した時（外線発信・外線着信共通）

EMG：

外線通話中に、「EMG」ボタンを押下した時（外線発信・外線着信共通）

発信中：

外線発信呼び出し中

通話中：

外線発信通話中

他 G 応対：

AIC ログイン中に、「内線通話中」「応対中」「後処理中」「休憩中」「保留中」「EMG」「発信中」「通話中」の状態にな

った時、同時ログイン中のほかのグループには「他 G 応対」と表示される。

用語集

付-5

用語集

ACD-MIS で使われている語句の解説をします。

あ行用語説明

ACD 一番待機時間の長い内線電話機へ、着信を分配する機能のことです。

ACD グループオペレータが所属している着信応答の電話グループのことです。

EMG 通話応答中にオペレータが、監督台電話機を緊急呼出している状態のことです。

あふれ警報音源あふれ呼が発生した時に流れる警報音源のことです。

あふれ呼外線着信に対して該当する ACD グループ内のすべての電話機が応対中や離席等で応答出

来ない場合、オペレータの接続待ち、アナウンス設定されている場合には、アナウンスをお聞

きいただいている間の呼のことです。

オペレータ電話応対業務を行う人のことです。

オペレータ ID 電話応対業務を行う人が電話機でログインする為の ID のことです。

応対中電話応対中（外線発信操作や通話している）状態のことです。

後処理応答終了後、オペレータが行うメモや事務処理のことです。

後処理中応答終了後、後処理の為に一時着信を中止している状態のことです。

か行用語説明

外線着信外線から入った着信のことです。

監督台 ACD グループを管理する管理者の電話機のことです。

監督台モニタオペレータからの EMG 呼出に対し、着信している［EMG］ボタンを一回押すと、外線相手と

EMG 呼出したオペレータとの会話をモニタすることができます。

監督台ワリコミ監督台モニタ状態から、再度［EMG］ボタンを押すことで、外線相手、オペレータと 3 者通話を

行うことができます。

休憩中離席のため一時着信を中止したり、着信に応答出来ずに他の電話機に着信が流れた場合に

電話機の離席ボタンが赤点灯している状態のことです。

た行用語説明

タイムスケジュール Aspire WX 主装置の機能で、時間帯や曜日別に応対する ACD グループを切り替えることがで

きます。

ダイヤルイン直接外線から着信先の電話番号を通知することのできるサービスのことです。

待機中 ACD 電話機でログインし、外線着信に応対できる状態のことです。

第一遅延アナウンスあふれ呼が発生した場合に、あらかじめ録音した音声ガイダンスを流すことができます。

この機能をご使用する場合、ボイスメール装置が必要になります。

第二遅延アナウンスあふれ呼が発生し、第一遅延アナウンス終了後に別の音声ガイダンスを流すことができます。

ガイダンスは、あらかじめ録音した音声ガイダンスです。

この機能をご使用になる場合、ボイスメール装置が必要になります。

な行用語説明

内線通話内線通話を行っている状態のことです。

内線電話機 Aspire WX 主装置に収容されている電話機のことです。

用語集

付-6

は行用語説明

保留 ACD 電話機の［保留］ボタンを押して、相手を待たせていることです。

保留中保留している状態のことです。

ま行用語説明

モニタリング各 ACD グループ、各オペレータの業務状態をパソコンから監視することです。

や行用語説明

夜間アナウンス電話応対業務終了後に入ってきた外線着信に対し、あらかじめ録音した音声ガイダンスを流

すことができます。

この機能をご使用になる場合には、ボイスメール装置が必要になります。

ら行用語説明

ログアウト ACD 電話機を ACD モードから解除することです。

ログイン ACD 電話機を ACD モードに設定することです。

離席休憩等により、ACD 電話機を離れることです。

困ったときには

付-7

困ったときには

本システム運用時によくあるご質問とその回答を記載しています。

ご質問回答

応答数（モニタリング画面上部）より応答呼数（モニタ

リング画面下部）の方が多くなってしまう。

転送操作をすると、オペレータの応答呼数とグループの着信

数にズレがでてしまうためです。

（例）グループ 1 のオペレータ A が着信を受け、グループ 1 の

オペレータ B に転送した場合

画面下部に表示されるオペレータごとの応答呼数は、A・

B にそれぞれ１ずつカウントされ合計は 2 になります。し

かし、画面上部に表示されるグループ 1 の応答数は 1 し

かカウントされません。

またモニタリング画面上部と下部では、カウントするタイミング

が異なります。（画面上部の応答数は、通話が終了した時点

でカウント、画面下部は着信に応答した時点でカウントしま

す。）そのために生まれるタイムラグが原因と考えられます。

帳票において、応答呼数（オペレータ応対状況）より

応答数（発信・着信運用状況）の方が多くなってしま

う。

オペレータ情報設定に未登録のオペレータのデータは出力さ

れませんが、応答数としてはカウントされているためです。

帳票において、応答数（ダイヤルイン別運用状況）よ

り応答数（発信・着信運用状況）の方が多くなってしま

う。

ダイヤルイン番号設定に未登録のダイヤルインのデータは出

力されませんが、応答数としてはカウントされているためで

す。

帳票において、ダイヤルイン別運用状況と発信元別

着信状況の着信数と応答数が、発信・着信運用状況

の着信数と応答数より多くなってしまう。

ACD グループ代表番号への転送を行うと、転送により着信し

たときに着信数がカウントされ、その着信に応答すると応答数

がカウントされるためです。

発信数がモニタリング画面上部と下部で異なる。モニタリング画面上部と下部では、カウントするタイミングが異

なります。（画面上部の発信数は、通話が終了した時点でカウ

ント、画面下部は外線をつないだ時点でカウントします。）その

ために生まれるタイムラグが原因と考えられます。

待機時間（画面下部）が突然減った。

休憩中なのに、休憩時間がカウントされない。

休憩時間が突然増えた。

後処理なのに休憩時間がカウントされない。

後処理が突然増えた。

アクセス行動時間が突然増えた。

外線保留時間が突然増えた。

待機時間はログオンしてからの時間で計算しています。それ

以外のイベントは、イベント終了の時点で計算します。

時間が増えたり、減ったりするのは、イベントが終わって計算

しているためです。

オペレータの着信する順番が入れ替わる。以下のような状態が原因として考えられます。

ログアウトしたとき

離席（スキップ）したとき

後処理したとき

外線発信したとき

外線着信応答したとき

（転送による転送先応答は含まれません。）

内線呼出したとき

内線呼出されたとき

MEMO

MEMO

Aspire WX 用アプリケーション (IP8D-ACDMIS-1)

ACD-MIS ユーザーズガイド

GVT-061789-001-00

2020 年 4 月 2 版

NEC プラットフォームズ株式会社

© NEC Platforms, Ltd. 2018-2020

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