5G NR RF TRx測定 - MWE 2020 Online Exhibition

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Leaflet 5G NR RF TRx測定 ラジオコミュニケーション テストステーション MT8000A 5Gの進化に追従 5G NRは現行のLTEと比べ、100倍を超える通信速度、通信容量の拡張を目標とした 新しい通信規格です。 そのため、通信帯域幅の大幅な拡張や、従来モバイル通信に使用されていなかった ミリ波帯の活用など、無線通信技術の進化が求められます。 5G NRの発展に伴う通信技術の進化に対応すべく、1台で5GのNon-signalling/ Signalling RF TRX測定および、プロトコル試験の両方に対応した新ソリュー ションであるMT8000Aをご紹介しますモジュラーアーキテクチャによるフレキシブルなプラットフォーム 共通のハードウェアプラットフォームでテストアプリケーションを切り替えることにより、Non-signalling/Signalling RF TRx測定およびプロトコル試験の両方に対応します。 高速大容量通信(eMBB;enhanced Mobile Broadband)を実現するMIMOの高次化(4×4 MIMO)や、キャリアアグリ ゲーション(8CA)に対応するほか、モジュラーアーキテクチャによる柔軟性と拡張性を備えた先進のデザインで、 新しい5G試験需要に対応予定。 将来にわたり幅広い用途でお使いいただけるフレキシブルな試験環境を提供します。 Sub-6 GHz帯とミリ波帯のRF測定とプロトコル試験を1台でサポート 5Gの擬似基地局の機能を有し、Sub-6 GHz帯(0.4 GHz~6.0 GHz)とミリ波帯(28 GHz/39GHz)の両方の帯域に1台で 対応します。RF Chamberと組み合わせることにより、呼接続によるミリ波帯のRF測定をサポートします。 リモート制御ツール MT8800Aは、イーサネットを使用したリモート制御による自動試験系の構築ができます。 また、3GPP RF試験規格に準拠した自動制御用のPCツールを提供しています。 自動制御用PCツールのRF試験項目のリストから必要に応じてテストケースを選択するだけの操作のため、 測定器に不慣れでも簡単に測定の自動化が行えます。 5G NR TDD測定ソフトウェア リモート制御ツール MT8000A for 5G NR 5G Sub-6端末 Sub-6GHz TRx試験系例* *:NSAのTRx試験では、MT8821CがLTE anchor用に別途必要です。 ラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000A *左側は、Multiband RF Converter MA80003A

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Leaflet

5G NR RF TRx測定

ラジオコミュニケーション テストステーション MT8000A

5Gの進化に追従

5G NRは現行のLTEと比べ、100倍を超える通信速度、通信容量の拡張を目標とした新しい通信規格です。

そのため、通信帯域幅の大幅な拡張や、従来モバイル通信に使用されていなかったミリ波帯の活用など、無線通信技術の進化が求められます。

5G NRの発展に伴う通信技術の進化に対応すべく、1台で5GのNon-signalling/Signalling RF TRX測定および、プロトコル試験の両方に対応した新ソリュー

ションであるMT8000Aをご紹介します。

モジュラーアーキテクチャによるフレキシブルなプラットフォーム

共通のハードウェアプラットフォームでテストアプリケーションを切り替えることにより、Non-signalling/Signalling RFTRx測定およびプロトコル試験の両方に対応します。高速大容量通信(eMBB;enhanced Mobile Broadband)を実現するMIMOの高次化(4×4 MIMO)や、キャリアアグリゲーション(8CA)に対応するほか、モジュラーアーキテクチャによる柔軟性と拡張性を備えた先進のデザインで、新しい5G試験需要に対応予定。将来にわたり幅広い用途でお使いいただけるフレキシブルな試験環境を提供します。

Sub-6GHz帯とミリ波帯のRF測定とプロトコル試験を1台でサポート

5Gの擬似基地局の機能を有し、Sub-6GHz帯(0.4GHz~6.0GHz)とミリ波帯(28GHz/39GHz)の両方の帯域に1台で対応します。RF Chamberと組み合わせることにより、呼接続によるミリ波帯のRF測定をサポートします。

リモート制御ツール

MT8800Aは、イーサネットを使用したリモート制御による自動試験系の構築ができます。また、3GPP RF試験規格に準拠した自動制御用のPCツールを提供しています。自動制御用PCツールのRF試験項目のリストから必要に応じてテストケースを選択するだけの操作のため、測定器に不慣れでも簡単に測定の自動化が行えます。

5G NR TDD測定ソフトウェア

リモート制御ツール

MT8000A for 5G NR

5G Sub-6端末Sub-6GHz TRx試験系例*

*:NSAのTRx試験では、MT8821CがLTE anchor用に別途必要です。

ラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000A*左側は、Multiband RF Converter MA80003A

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計測器営業本部 営業推進部TEL: 0120-133-099/FAX:046-296-1248E-Mail:[email protected]

RF TRX Measurement GUI:NR TDD Measurement Software MX800010A

OTA(Over The Air)試験

携帯端末の送受信能力は、端末の形状やアンテナ特性などの影響を受けるため、OTAでの評価も必要です。5G NRのOTA試験は大きく下記の2種類あります。• ミリ波帯のRF送受信試験• アンテナを含めた携帯端末の総合的な送受信性能評価

<ミリ波帯のRF送受信試験>5G NRでは、ミリ波帯の送受信にアレイアンテナを使用するため、RF送受信性能の評価は、LTEのようにRFケーブルをつないで行うことができず、OTAで実施されます。アンリツでは、RF Chamberを含む、ミリ波帯のRF送受信測定のトータルソリューションを提供します。

SAR(Specific Absorption Rate)試験

SAR試験は、携帯端末から放射される電磁波のエネルギーのうち、人体を模したファントムと呼ばれる治具に吸収される量を評価する試験です。この試験は、電磁波による健康への影響から携帯端末ユーザを守る目的で策定され、国や地域ごとの規格でエネルギー量の基準が定められています。MT8000Aは、5G NRでのSAR試験に対応しています。

<アンテナを含めた携帯端末の総合的な送受信性能評価>アンテナの試験方法としては、全放射電力(TRP:Total Radiated Power)や全放射感度(TRS:Total Radiated Sensitivity)などがあり、OTAベンダによってMT8000Aを使用したさまざまな試験系が提供されています。

電波暗室

SAR試験系例

ミリ波 RF送受信測定環境

リバブレーション チャンバ

No.WJP13-20-GP-007-001

IPでのスループット試験

IPデータ転送ソフトウェアオプションにより、MT8000Aに接続したサーバPCと5G NR端末に接続したクライアントPC間でのEND-to-ENDの5G NR IPスループット試験ができます。

サーバーPC for NRクライアントPC

RF(ケーブル接続)

MT8000A for5G NR

MT8821CFor LTE Anchor

携帯端末

IPスループット試験系例