2010 報告書

2010.07.18 SUN 13:00 START/OPEN ＠渋谷 club asia

新型チャリティイベントとして 2009 年に開催された[ DANCE for the CURE ]がさらに大きな規模でかえってくる! その名も SOCiAL FUNK! 。テーマを毎回変え、社会問題や医療福祉について学びながらチャリティ活動に参加できるイベント。DJ やラ

イブの他に、テーマに沿った VJ・トーク・パネル展示などもあり、あらゆる方面から啓発活動を促進する。イベントに来れば来るほど

知識が広がるだけでなく、同時にその分野で活動する団体の支援もできる。初回のテーマは、「Know (≠no) more cancer」。がんに関す

る情報を、素晴らしいアーティスト達のエッセンスを加えて凝縮させ、スタイリッシュに表現する。

【主催】Ubdobe 【協力】NPO 法人キャンサーネットジャパン

Know (≠no) more cancer

初回のコンセプトは、「Know (≠no) more cancer 」。

がんの罹患者数は年々増加傾向。 日本人男性の 3 人に１人、日本人女性の 2 人に 1 人ががんになるといわれています。

あなたは、がんについてどんなことを知っていますか？

それは、正しい知識ですか？

がんは、がんと診断されてもすぐに死んでしまう病気ではありません。

「サバイバー」という言葉を聞いたことがありますか？ それは、がんと診断された人がその生涯を終えるまでを意味します。

もし、あなたががんになったらどうしますか？

もし、あなたの大切な人ががんになったらどうしますか？

必要なのは「no more」ではなく

「know more cancer」

How Do We Know About “CANCER”?

①パネル＆ブース

こんなところにも･･･！ トイレや アーティストの 楽屋にもパネル を展示して、 あらゆる場所で 情報を得ることが できるようにしました。

「がん」といっても様々な種類があります。その中でも今回は上位罹患率にある「乳がん」「子宮頸がん」「大腸がん」をピックアップ。 ３つの「がん」に関するパネル展示やそれぞれの啓発活動を行っている団体によるブース出展などで来場者へ情報を提供しました。ライブ転換中に

ご飯を食べながらだったり、DJの音楽に合わせて踊りながらパネルを見たりと、来場者それぞれのスタイルでがんの情報に触れることができました。

＊子宮頸がんゾーン

--ティール&ホワイトリボンプロジェクト

子宮頸がんゾーンでは、子宮頸がんアクセサリーの販売や

映像上映が行われました。

＊乳がんゾーン

-- NPO 法人キャンサーネットジャパン

乳房モデルを使った触診体験や、アクセサリーやストラップなどの販売も行われま

した。まるで本物のような乳房に来場者もドキッ！

-- STP プロジェクト：乳がんゾーン

写真家アラーキーによる乳房再建術にのぞんだ方々の写真集「いのちの乳房」メイ

キングフォトのパネルを展示しました。

How Do We Know About “CANCER”?

②トーク アーティストによるライブの合間には、MC Moffyとサバイバーやドクター達によるトークが行われました。

トークが始まると別フロアにいたお客さんも自然とメインフロアに集合。MC Moffyの呼びかけによりステージへ一歩ずつ近づくお客さんたち。

ライブ中はノリノリで踊っていた来場者のみなさんが、トーク中は真剣に話し手の言葉に耳を傾けていた姿が印象的でした。

■MC Moffy モヒカン頭がトレードマーク。 普段は下北沢のカフェバー

「Free Factory」の店長さん。 イベントでは MC を担当し、会

場を盛り上げてくれました。

■石川 楓子さん お母様が乳がんサバイバー。再発

の危険と戦う家族としての体験

や思いを話してくれました。現役

大学生で Ubdobe 京都支部のボ

ランティアスタッフとして活動

しています。

■Maiko さん

乳がんサバイバーであり、モデル

としても活躍中。なんと、高校生

の母親でもある。闘病中の写真を

交えながらサバイバーとしての

体験談を話して下さいました。

■山本精一郎先生

国立がん研究センターでがんの

研究をしている現役医師。クイズ

形式でわかりやすく、がんに関す

る知識を提供して頂きました。来

場者からは「へー！」といった驚

きの声も聞こえました。

■萩生田 真好さん（左）＆ 鈴木美穂さん（右） トークの最後を務めてくれたのは、若年性がん患者支援団体《STAND UP!》のメ

ンバーであり、サバイバーの 2人。来場者の多くは 20代。彼らと同世代の彼女

たちが、「サバイバー」としてステージ上で語ってくれたのは「がんは、決して

他人事ではないということ。」「がんになっても、そこで終わりではないという

こと。」「サバイバーになったからこそ、思い描く未来があるということ。」

How Do We Know About “CANCER”?

③映像 SOCiAL FUNK!開催前、スタッフが街に繰り出し、がんについての街頭インタビューを行いました。下北沢、渋谷、原宿で買い物中、デート中の方々、

約 40 名の方の声を聞くことができました。イベント当日はオープニングムービー・メッセージムービーとして、インタビュー映像を上映。

会場内にあるモニターでも随時映像を流しました。

？？インタビュー内容？？ 「あなたにとってがんとは？」 「がんになったらどうしますか？」 「大切な人が亡くなる時、なんと声をかけますか？」 あなたなら、どのように答えますか？

若年性がん患者支援団体「STAND UP!」の協力を得て 若年性がんのサバイバー２人のインタビューも行いました。

「自分はがんになるなんて全く思ってなかった。」

多くの人が、そう思っているのではないでしょうか。 でも

「ある日突然、気づいたらがんになって・・・」 「当たり前のことが当たり前にできなくなっちゃう」

それでも 彼女たちは、笑顔でインタビューに答えてくれました。

「今はみんなで克服していく時代に来ている」

この言葉から、あなたは何を考えますか？ わたしたちには、何ができるだろう？

How Do We Know About “CANCER”?

④デコレーション/出店ブース

■DECORATION --大島エレク総業 メインステージ両脇の大きなリボン

と DJ ブースを彩っていた装飾は、大

島エレク総業による完全手作り。ラ

イトアップされた時の迫力が素晴ら

しかったです！ ステージに飾られたリボンは「がん」

の啓発に限らず、色によって社会問

題などに対する支援や啓発など様々

な意味を持ちます。

■FOOD ---Red Elephant Cafe feed up dine---

（グリーンカレー） （豆乳ドーナッツ＆タコライス） イベントは 13 時開演、21 時終演という長丁場！そんな中、空腹を満たし

てくれたのはRed Elephant Cafe のグリーンカレーと feed up dineの豆

乳ドーナッツやタコライス。どちらの店舗にも「がん」を予防してくれる

食材の解説ポスターが貼ってあり、こだわりの食材を使用しているようす

が伺えました。 おいしいご飯だけでなく、パネルや映像とはまた違った角

度から、「がん」に関する知識を得ることができて一石二鳥！ Ubdobe スタッフも、思わずぱくり！

■RELAXATION --指音 疲れた体を癒してくれたのは、

Ubdobe のイベントには欠かせない

リラクセーションの指音。全身、足、

手などあらゆる疲れをほぐしてくれ

ます。この日も大盛況で、ライブ前

のアーティストさんも利用して下さ

ったようです。素敵な音楽の中で疲

れた体をほぐしてもらう。まさに至

福の時です。

LIVE & DJ

出演アーティスト

エレクトロニカ・ヒップホップ・アンビエントなど様々なジャンルのアーティスト９組に出演していただきました。会場が２階まであったため、

１階ではライブ、２階では DJによる選曲で会場内は常に音楽が流れていました。

■sotto / no.9 Ubdobe が開催する SOCiAL FUNK!では 毎回アーティストをピックアッ

プしてシングルを配信し、 最終的にはコンピレーションアルバムとして

発売しよう！という計画があります。 協力して頂くのは Victor Entertainment！ 記念すべき第 1 曲目は no.9 による楽曲「 sotto」。 2010 年７月 14 日より iTunes などから配信がスタートしています。 イベント当日は no.9 orchestra として参加。「 sotto」も披露して下さい

ました。その優しい楽曲に包まれ、会場はとっても素敵な空間となっていました。

■DJ CALM Kuni Lopez (7Hz) YOGURT (UPSETS) FUNNEL (VIBRANT RECORDINGS) ■LIVE no.9 orchestra (liquid note records) Ovall (origami PRODUCTIONS) PHEWWHOO Group ■VJ mitchel (nego)

SOCiAL FUNK!

来場者の様子

SOCiAL FUNK!では、総勢 196 名の方にご来場いただきました。

ライブやトークが始まるとメインフロアにたくさんの人が集まり、大盛況。 転換中には DJ に合わせて踊ったり、パネル展示を見たり、ご飯を食べたり･･･ 来場者それぞれの過ごし方でイベントを楽しんでいただけたようです。

アーティスト目的、「がん」情報目的、たまたま立ち寄ったなどご来場の理由は人それぞれですが 会場内にいた全ての人が必ず一度は「がん」という言葉を聞いたり、見たりすることができました。

今まで「がん」について考えた事も触れた事もない、という方たちにとって SOCiAL FUNK!が、少しでも「がん」という言葉や情報に近づくきっかけとなれればと思います。

■スタッフの様子 Ubdobe スタッフ、各出店者スタッフ、約９０名によってイベントは作られました。 大学生、社会人、カメラマン、主婦など様々な方がスタッフとして活躍してくれました。 また、イベント前にはスタッフ間でのトークセッションも行い、 一人一人真剣に「がん」と向き合い、考えて、イベントに臨みました。

スタッフは、今まで「がん」との関わりのなかった人がほとんど。 イベントにスタッフとして関わることで様々な形で「がん」と触れ合うことができ スタッフでありながら、来場者と同じように学ぶことができました。

＊年齢 ＊男女 ＊職業

--- アンケートのご協力、ありがとうございました！！---

SOCiAL FUNK!

スポンサー / メディア

SOCiAL FUNK! は、NPO 法人キャンサーネットジャパン様のご協力で、科学的根拠に基づいたあらゆる「がん」情報をご提供することができました。 また、企業様からのご協力もあり、イベントを開催することができました。心より御礼申し上げます。 ■協力：NPO 法人キャンサーネットジャパン ■協賛：万有製薬株式会社 / ネクスティア生命保険株式会社

■NEXT is… SOCiAL FUNK! は今後、回を重ねて少しでも多くの方に届くよう全国で開催していきます。 次回の SOCiAL FUNK! は･･･ 2010 年 10 月 31 日（日）、京都での開催が決定！ 詳細は決まり次第、公開致しますのでお楽しみに！

■MEDIA SHIBUYA FM / clubberia / Yahoo! ニュース / Yahoo! Music / MSN / livedoor ニュース / LISMO / コカコーラ / mixi ニュース / BARKS /

SPACE SHOWER TV / Fashion Press / シブヤチャンネル / greenz.jp / shrewlands.com / disc union / mFound / ウェル / 元気爽快 / Qetic / 子宮

頸がんを考える市民の会 / sooooos / hotexpress / maman:Qa / 週刊がん もっといい日 / 東京ギグガイド / 乳がんホームページ / CD Journal / musicpool / CINRA.NET / mysound / excite music / HMV Utaten /がん治療関連ニュース / fazoo / verita / and more…

SOCiAL FUNK!

イベント名 SOCiAL FUNK! 主催・企画 Ubdobe

日程 2010 年 7 月 18 日（日） 協力 NPO 法人 Cancer Net Japan

場所 渋谷 club asia

DJ CALM

FOOD Red Elephant Cafe

Kuni Lopez (7Hz)

feed up dine

YOGURT (UPSETS)

RELAXATION 指音

FUNNEL (VIBRANT RECORDINGS)

BOOTH NPO 法人 Cancer Net Japan

LIVE no.9 orchestra (liquid note records)

ティール＆ホワイトプロジェクト

Ovall (origami PRODUCTIONS)

STP プロジェクト

PHEWWHOO

リボンムーブメント

Group

STAND UP!

VJ mitchel (nego)

協賛 ネクスティア生命保険株式会社

MC Moffy（Free Factory）

万有製薬株式会社

TALK 石川楓子

Maiko

山本精一郎（国立がん研究センター）

鈴木美穂（STAND UP!）

萩生田真好（STAND UP!）