TDD Boot Camp

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TDD Boot Camp - Dec 12, 2009 at Oracle Aoyama Center

Transcript of TDD Boot Camp

TDD Boot Camp へようこそ和田 卓人 (a.k.a id:t-wada or @t_wada)

Dec 19, 2009 @日本オラクル青山センター

大事なことを最初に

感謝•参加していただいている皆様•Lasse さん•スポンサーの皆様•朝から手伝ってくれたスタッフの皆様

自己紹介

自己紹介名前: 和田 卓人 (わだ たくと)

ブログ: http://d.hatena.ne.jp/t-wada

メール: takuto.wada@towersquest.jp

Twitter: http://twitter.com/t_wada

タワーズ・クエスト株式会社 取締役社長

これまで書いたものWEB + DB PRESSvol.35 「実演! テスト駆動開発」vol.37 「実演! リファクタリング」vol.42 「REST特集」vol.49 「DRY特集」LifeHacks PRESSオープンソースマガジン(リレーコラム)他いろいろ

gihyo.jpの連載『[動画で解説]和田卓人の“テスト駆動開発”講座』http://gihyo.jp/dev/serial/01/tdd/全20回すべて動画付き解説ニコニコ動画でも見れます

WEB+DB過去記事の特設サイトと動画も

デベロッパーテスティング・ライブ - 自信を持ってコードを書くための心・技・体 -

【徹底討論】テストなんていらない?! -テストを、どこまでやるべきか?

パネルディスカッション:テストを行うこと、テストを続けること

デブサミ

よろしくおねがいします

TDD Boot Camp へようこそ!

優しい教官が君を待ってる

TDD の神秘の力を会得できます

TDDBC お品書き

•TDDとは何か(この講演)•Lasse さん講演•全員でペアプロ体験 & コードレビュー大会 × 2

コードを見せ合ってみよう

http://www.flickr.com/photos/snapperwolf/2607585548/

http://www.flickr.com/photos/snapperwolf/2607586846/

設計を議論しよう

http://www.flickr.com/photos/recompile_net/3298985098/

事実、ペアプロは楽しい。

改めて、TDD Boot Camp へようこそ

TDDとは?

動作する、きれいなコードへ

きれい

汚い

(すぐには)動かない 動作する

二つの道がある

TDDのサイクル1. テストを書き2. そのテストを実行して失敗させ(Red)3. 目的のコードを書き4. 1で書いたテストを成功させ(Green)5. テストが通るままでリファクタリングを行う(Refactor)

6. 1~5を繰り返す

テストの分類DeveloperTesting

開発者

開発促進

CustomerTesting

顧客(のロール)

進捗管理

QATesting

品質保証担当者(のロール)

品質保証

「テスト」

きれい

汚い

(すぐには)動かない 動作する

Red

Green

Refactoring

TDDと黄金の回転

TDDのこころ

一つずつ少しずつ

ひとりずつ対処する。

複数を相手にしない。

すばやくまわす

きれい

汚い

(すぐには)動かない 動作する

Red

Green

Refactoring

TDDと黄金の回転

自分が最初のユーザ

不安をテストに

祈るのではダメ

安心して飛び込む

TDDはテスト技法では なく設計技法

テストは目的ではなく手段

•即座にフィードバックを得るため•書いたコードに自信を持つため•これから書くコードに自信を持つため

Developer Testing, TDD にソフトウェア工学的なメリットはいろいろあるけれど、最大の理由は工学的なものではない。最大の理由は心理的なもの

TDDの真の目的

健康

変化に対応するのは健康体のコード

変化に対応するのは健康体のチーム

不安の克服健康の維持

デモ

FizzBuzz問題Write a program that prints the numbers from 1 to 100. But for multiples of three print “Fizz” instead of the number and for the multiples of five print “Buzz”. For numbers which are multiples of both three and five print “FizzBuzz”.

1から100までの数をプリントするプログラムを書け。ただし3の倍数のときは数の代わりに「Fizz」と、5の倍数のときは「Buzz」とプリントし、3と5両方の倍数の場合には「FizzBuzz」とプリントすること。

http://tickletux.wordpress.com/2007/01/24/using-fizzbuzz-to-find-developers-who-grok-coding/http://www.aoky.net/articles/jeff_atwood/why_cant_programmers_program.htm

ukaiさんのお題• 制限を加える(ループを使わないで書く、剰余を使わないで書く、…)

• printせず list にしてかえす• FizzBuzzをテストするプログラムを書く• 3とか5がパラメータ化されているとして、出力からそのパラメータを調べる

http://blogger.ukai.org/2007/09/itpro-challenge.html

TDDの基本テクニック• テストファースト• アサートファースト

• 仮実装(Fake it)• Fake it はテストのテスト

• 三角測量(Triangulation)• 明白な実装(Obvious Implementation)

間合いを測る• 対象を見定める• ゴールへの距離を感じる

• 不安は何か• 何なら不安でないか• 小さな一歩を考える

• 一度にひとつずつ

Design for Testability

• テストしやすいコードを書くためには?• テストから先に書く => テスト可能になる• テストを考える = 設計を考える

Refactoring

• 呼吸をするようにリファクタリングする• Rename (改名)• Extract (抽出)• Inline (インライン化)

おわりに

acts_as_professional

きれい

汚い

(すぐには)動かない 動作する

Red

Green

Refactoring

TDDと黄金の回転

TDDはスキルです• テストやTDDはスキルです。つまり…• 才能ではなく、習得可能です• 量は質に転化します• 写経!!

楽しみましょう!

ご清聴ありがとうございました

お題

お題 : LRU Cache

一定の数に達したら使われていない順に要素が削除されていく Map のような入れ物を作りたい。

このため、 Last Recently Used (LRU) Cache を今回作成する。

キャッシュの最大サイズに達したときに、最も使われていないデータから順に消される Map のような仕組みがほしい。

例 :サイズが 2 の LRU Cache の場合

# 一つも使われてない場合は最初に追加したものから消えるlru.put(“a”, “dataA”);lru.put(“b”, “dataB”);lru.put(“c”, “dataC”);lru.get(“a”); #=> null

# get されたら使われたとみなすlru.put(“a”, “dataA”);lru.put(“b”, “dataB”);lru.get(“a”); #=> “dataA”lru.put(“c”, “dataC”);lru.get(“b”); #=> null

仕様変更その1「いやー和田君、こないだの LRU Cache、だっけ?」「はい」「ステキなんだけど、もうちょっと便利にしたいなぁ」「はい (なんだろう…)」「キャッシュサイズをあとから変えたいんだ」「えっ」「キャッシュサイズ減らしてもちゃんと動いてほしい」「えっ」

仕様変更その2

「いやー和田君、こないだの LRU Cache、だっけ?」「はい」「ステキなんだけど、もっと意図を汲んで欲しいんだ」「はい (なんだろう…)」「一定時間経ったデータも消えて欲しいんだ」「えっ」

仕様変更その3

「いやー和田君、こないだの LRU Cache、好評だよ」「ありがとうございます」「ステキなんだけど、もっと意図を汲んで欲しいんだ」「はい (なんだろう…)」「同時アクセスが結構あるのでスレッドセーフがいいなぁ」「えっ」

ご参加ありがとうございました