BranchCache 機能紹介資料

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BranchCache機能紹介資料

ITライブラリーより (pdf 100冊)http://itlib1.sakura.ne.jp/

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ITライブラリー (pdf 100冊)http://itlib1.sakura.ne.jp/

目次番号 270番 Windows Server Enterprise 2008 R2

完全解説 (再入門 ) 全26冊

BranchCache™ 概要

分散型キャッシュ モード

ホスト型キャッシュ モード

システム要件

3

本社 (データセンター) ⇔ 拠点間の通信帯域が細いため、ファイルのダウンロードが遅い

高速のネットワーク環境を構築するためには大きな投資が必要

本社 (データセンター)拠点

4

アクセスしたファイルを拠点内のクライアントやサーバーにキャッシュとして保存

同じファイルに対する要求をキャッシュから高速に提供することが可能

拠点の大きさごとに最適な動作モードを選択可能分散キャッシュ モード

ホスト型キャッシュ モード

5

本社 (データセンター) 拠点

キャッシュ

一度アクセスしたファイルのキャッシュを拠点内で共有

拠点にキャッシュが存在しない場合① 本社のサーバーにファイルの要求を送信

② サーバーは要求されたファイルに対応したハッシュを作成し、クライアントに送信

③ クライアントはハッシュをブロードキャストし、要求したファイルのキャッシュが拠点内にあるかを確認

④ 応答がなければサーバーから直接ダウンロード/オープン

(ファイルのキャッシュをローカルに保存)

本社(データセンター) 拠点

② ①

6

拠点にキャッシュが存在する場合⑤ 本社のサーバーにファイルの要求を送信

⑥ サーバーは要求されたファイルに対応したハッシュを作成し、クライアントに送信

⑦ クライアントはハッシュをブロードキャストし、要求したファイルのキャッシュが拠点内にあるかを確認

⑧ 拠点内のキャッシュからファイルをダウンロード

本社(データセンター) 拠点

7

拠点にキャッシュが存在しない場合① 本社のサーバーにファイルの要求を送信

② サーバーは要求されたファイルに対応したハッシュを作成し、クライアントに送信

③ ハッシュを拠点にあるキャッシュ サーバーに送信し、ファイルのキャッシュがあるかを確認

④ キャッシュがなければサーバーから直接ダウンロード

⑤ キャッシュ サーバーにキャッシュを保存

② ①

④本社

(データセンター) 拠点

8

キャッシュサーバー

拠点にキャッシュが存在する場合⑥ 本社のサーバーにファイルの要求を送信

⑦ サーバーは要求されたファイルに対応したハッシュを作成し、クライアントに送信

⑧ ハッシュを拠点にあるキャッシュ サーバーに送信し、ファイルのキャッシュがあるかを確認

⑨ キャッシュ サーバーからファイルをダウンロード

本社(データセンター) 拠点

9

キャッシュサーバー

10

分散型キャッシュ モード ホスト型キャッシュ モード

小規模の拠点に推奨

ファイルのキャッシュをクライアントのローカルに保存

拠点に Windows 7 を導入するだけで利用可能

中規模以上の拠点に推奨

ファイルのキャッシュをキャッシュ サーバーに保存

大量のキャッシュの保存が可能

分散キャッシュ モード本社サーバー: Windows Server 2008 R2(エディションは Standard 以上、Server Core でも利用可)

拠点クライアント: Windows 7 Enterprise, Ultimate

ホスト型キャッシュ モード本社サーバー: Windows Server 2008 R2(エディションは Standard 以上、Server Core でも利用可)

拠点クライアント: Windows 7 Enterprise, Ultimate

キャッシュ サーバー: Windows Server 2008 R2(エディションは Enterprise 以上、Server Core でも利用可)

その他の要件ドメイン環境に依存しない

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利用者アプリケーションのレスポンスの改善

ファイル転送の待ち時間の削減

管理者WAN の維持コストの削減

セキュリティとユーザー利便性の確保

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本社 (データセンター) 拠点

BranchCache™ 技術概要

対応プロトコル

アーキテクチャ

設定方法

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対応プロトコルとアプリケーション

プロトコルサーバー

(Windows Server 2008 R2)クライアント

(Windows 7)

HTTP(HTTPS)

• IISWindows SharePoint ServicesMicrosoft Office SharePoint ServerMicrosoft Application Virtualizationなど

• Internet ExplorerSilverlightMacromedia Flash

• Windows Media Player

SMB • ファイル サービス• Windows Explorer

Robocopy, Xcopy

14

15

IIS

BranchCache

wininet

IE

BranchCache

http.sys

① URL を開く② データ要求

③ データ要求 ④ データ

⑤ データ

⑥ データからハッシュを作成

⑦ ハッシュ⑧ ハッシュ

本社サーバー 拠点クライアント

⑨ ハッシュ

⑩ キャッシュが拠点内にあるかを確認

⑪ データ

⑫ データ

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本社サーバー 拠点クライアント

アプリケーション

CSCDriver

SMB Hash Generation

Service

データの① リードを

検知

SMB ServerDriver

② ハッシュ要求

⑫ データ

⑪ データ

⑨ キャッシュが拠点内にあるかを確認

④ ハッシュ要求

BranchCache

CSCService

SMB ClientDriver

⑧ ハッシュ⑩ データ

③ ハッシュ要求

⑦ ハッシュ

⑥ ハッシュ

ハッシュデータ

CSC*

データ

⑤ ハッシュ要求

ハッシュ作成要求ハッシュの

保存

CSC*: Client Side Cache (オフライン ファイル)

本社サーバーにハッシュがなかった場合SMB Client Driver にハッシュ要求のエラーを送信

CSC Driver がアプリケーションのロックを解除しSMB Client Driver を通じてファイルに直接アクセス

サーバー側では SMB Hash Generation Service にキャッシュ作成の要求を送信

拠点内にキャッシュがなかった場合CSC Service にキャッシュ要求のエラーを送信

CSC Driver がアプリケーションのロックを解除しSMB Client Driver を通じてファイルに直接アクセス

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同じユーザーが更新されていない同じファイルに再度アクセスした場合

BranchCache を利用することなく、CSC キャッシュから直接データを検索することが可能

拠点クライアント

アプリケーション

CSCDriver

CSC キャッシュ

18

PeerDistStorage.pds ファイル最大キャッシュ サイズのファイルが作成される

分散キャッシュ/ホスト型キャッシュともにC:¥Windows¥ServiceProfiles¥NetworkService¥AppData¥Local¥PeerDistaRepub 以下に保存

19

キャッシュ サーバー (ホスト型キャッシュ利用の場合)サービス BranchCache の有効化

キャッシュ サーバーの有効化

キャッシュ サイズを指定

SSL 証明書の設定

クライアントサービス BranchCache の有効化

モードの指定 (分散キャッシュ/ホスト型キャッシュ)

分散キャッシュ → キャッシュ サイズを指定

ホスト型キャッシュ → キャッシュ サーバーを指定

本社サーバーサービス BranchCache の有効化

SMB の BranchCache を利用する場合は、「ネットワーク ファイル用 BranchCache」を有効化

20

Web サーバー (IIS) の設定OS の役割「Web サーバー (IIS)」を追加

OS の機能「BranchCache」を追加

この機能をインストールするとサービスに「BranchCache」が追加される

21

ファイル サーバーの設定OS の機能「BranchCache」を追加

OS の役割「ファイル サービス」ー「ネットワーク ファイル用 BranchCache」を追加

この機能をインストールするとサービスに「SMB Hash Generation Service」が追加される

22

共有フォルダの指定管理ツール「共有と記憶域の管理」からBranchCache を有効化する共有フォルダを指定

有効にした共有フォルダのファイルのみBranchCache 用のハッシュを作成する

23

クライアントの設定項目サービス「BranchCache」の状態を「開始」に指定

分散キャッシュ モードの指定

ファイアウォールのポートの設定

キャッシュ サイズの指定(既定ではクライアントの全ディスク領域の 5%)

設定方法グループ ポリシー

netsh コマンド

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クライアントの設定項目サービス「BranchCache」の状態を「開始」に指定

ホスト型キャッシュ モードの指定

ファイアウォールのポートの設定

キャッシュ サーバーの指定

設定方法グループ ポリシー

netsh コマンド

25

キャッシュ サーバーの設定項目OS の機能「BranchCache」を追加

キャッシュ サーバー機能の有効化netsh branchcache set service mode=hostedserver

キャッシュ サイズの指定netsh branchcache set cachesize size=数値percent={TRUE|FALSE}

ハード ディスクの割合を指定する場合: TRUE

バイト数を直接指定する場合: FALSE

SSL 証明書の設定クライアント コンピュータの信頼されたルート ストア内の証明書をインストール

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設定項目グループポリシー

netshコマンド

BranchCache の有効化 ○ ○

分散キャッシュ モードの指定 ○ ○

ホスト型キャッシュ モードの指定 ○ ○

ファイル共有 (SMB) でのBranchCache 発動までの待ち時間

○ ー

キャッシュ サイズの指定 (パーセント) ○ ○

キャッシュ サイズの指定 (バイト数) ー ○

キャッシュ サーバー機能の有効化 ー ○

PeerDistStorage.pds ファイルの保存先の指定 ー ○

バッテリー使用時のキャッシュ提供の可否(分散キャッシュ モードのみの設定)

ー ○

キャッシュのリセット ー ○

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ポート番号 使用用途

TCP 80• 分散キャッシュ/ホスト型キャッシュ• HTTP を使用したデータ転送

UDP 3702• 分散キャッシュ• ブロードキャストされたハッシュの受信

TCP 443• ホスト型キャッシュ• クライアントとキャッシュ サーバー間の通新

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netsh コマンドで動作モードを指定した場合、ファイアウォールの設定も含めて一括で設定可能

NETSH コマンドを使って分散キャッシュ モードを指定netsh BranchCache set service mode=DISTRIBUTED

29

ホスト型キャッシュ モードを利用する場合、拠点間のモバイル PC 移動を考慮する必要がある

サイト単位で BranchCache の設定を適応(AD のサイトに対する GPO 設定を利用する)

拠点 A

移動

拠点 A のキャッシュ サーバー

本社(データセンター)

拠点 B

他拠点のキャッシュ サーバーにアクセスしてしまう危険がある

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アクセスしたファイルのキャッシュを拠点内で共有し、同じファイルに対する要求をキャッシュから高速に提供することが可能

キャッシュは、Windows 7 のローカルまたは Windows Server 2008 R2 で構築したキャッシュ サーバーに保存

本社 (データセンター) 拠点

キャッシュ

一度アクセスしたファイルのキャッシュを拠点内で共有

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Windows Server 2008 R2 製品サイト (日本語)http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/R2/

Windows Server 2008 R2 レビューワーズガイド(日本語)http://download.microsoft.com/download/D/D/1/DD187274-7AF3-45FA-BA2D-C7033F097C66/Windows_Server_2008_R2_Reviewers_Guide_(BETA).zip

Microsoft TechNet – BranchCache (英語)http://technet.microsoft.com/en-us/network/dd425028.aspx

BranchCache Executive Overview (英語)http://www.microsoft.com/DownLoads/details.aspx?familyid=A69EEA64-0FB2-4496-966F-2DF64C56D315&displaylang=en

BranchCache Early Adopter's Guide (英語)http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=A9A1ED8A-71AB-468E-A7E0-470FD46E46B3&displaylang=en

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